JPH06253570A - 開閉制御装置 - Google Patents

開閉制御装置

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JPH06253570A
JPH06253570A JP5063098A JP6309893A JPH06253570A JP H06253570 A JPH06253570 A JP H06253570A JP 5063098 A JP5063098 A JP 5063098A JP 6309893 A JP6309893 A JP 6309893A JP H06253570 A JPH06253570 A JP H06253570A
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Yoshihiro Ueda
佳弘 上田
Hiroshi Ueno
弘 植野
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体の挟まりを防止し、かつ開閉物体に人体
が触れたときに痛くないようにし、しかも低コストな開
閉制御装置を提供する。 【構成】 モータ電流、モータ速度などから外乱トルク
を外乱トルク検出部34によって推定し、これから異物
の挟まりを検出し、挟まり力に応じてインピーダンス設
定部35にてモータのインピーダンス特性を設定し、こ
のインピーダンス特性に対応するモータ駆動指令値を通
常開閉動作時のパターンによるモータ駆動指令値に加え
てモータを駆動制御する。これにより、力やトルクを検
出するセンサを不要にし、かつ挟み込みを少なくして、
結果的に人体の挟まりを有効に防止する。また、挟ま力
を小さくし、人体が触れたときに痛くないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉制御装置に係わ
り、詳しくは開閉物体(例えば、車両の窓・扉等)をモ
ータによって開閉する開閉制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両にはパワーウインドウと称さ
れる開閉制御装置が設けられている。従来のこの種の開
閉制御装置では、モータを利用して車両の窓や扉を開閉
している。また、開閉中に異物が挟まると、これを検出
し、モータの駆動を停止することも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
窓・扉の開閉制御装置にあっては、窓や扉の開閉動作中
において手や物などの異物が挟まると、これを検出する
ためにモータの速度の低下や電流の増加を検知し、その
結果に基づいて異物の挟まりを判定していたため、これ
らの方法では次のような問題点があった。
【0004】1)挟まったときのモータトルクが大き
く、人体が挟まると極めて痛いという問題点がある。 2)上記モータトルクが大きくならないうちに検出する
には、挟まりを判定する精度を上げる必要があるが、基
本的には検出装置の精度の向上が必要となり、コストが
高いという問題点がある。 3)挟まりを検出するため、トルクセンサや力センサを
用いる場合も、上記(2)と同様の欠点がある。
【0005】そこで本発明は、人体の挟まりを防止し、
かつ開閉物体に人体が触れたときに痛くないようにし、
しかも低コストで実現できる開閉制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明による開閉制御装置は、窓・扉
等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機構を駆動す
るモータと、モータを駆動するモータ駆動部と、を備え
た開閉制御装置において、前記モータの電流あるいは電
圧のうち少なくとも1つを検出するモータ電流検出手段
と、前記モータの速度あるいは加速度のうち少なくとも
1つを検出するモータ速度検出手段と、モータ電流検出
手段およびモータ速度検出手段の出力に基づいてモータ
に加わる外乱トルクを演算する外乱トルク演算手段と、
外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクに基
づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じたモー
タのインピーダンスを設定するインピーダンス設定手段
と、開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ
駆動指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づ
いてモータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出
力するモータ駆動指令値作成手段と、を設けたことを特
徴とする。
【0007】請求項2記載の発明による開閉制御装置
は、窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機
構を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動部
と、を備えた開閉制御装置において、前記モータの電流
あるいは電圧のうち少なくとも1つを検出するモータ電
流検出手段と、前記モータの速度あるいは加速度のうち
少なくとも1つを検出するモータ速度検出手段と、前記
モータの回転位置を検出するモータ位置検出手段と、モ
ータ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に基
づいてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トルク
演算手段と、外乱トルク演算手段によって演算された外
乱トルクに基づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力
に応じたモータのインピーダンスを設定するインピーダ
ンス設定手段と、開閉物体の通常開閉動作時のパターン
によるモータ駆動指令値およびインピーダンス設定手段
の出力に基づいてモータ駆動指令値を作成し、前記モー
タ駆動部に出力するモータ駆動指令値作成手段とを設
け、前記モータ駆動部は、モータ駆動指令値作成手段か
らのモータ駆動指令値をモータ位置検出手段の出力に基
づき補正してモータを駆動することを特徴とする。
【0008】請求項3記載の発明による開閉制御装置
は、窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機
構を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動部
と、を備えた開閉制御装置において、前記モータの電流
あるいは電圧のうち少なくとも1つを検出するモータ電
流検出手段と、前記モータの速度あるいは加速度のうち
少なくとも1つを検出するモータ速度検出手段と、モー
タ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に基づ
いてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トルク演
算手段と、外乱トルク演算手段によって演算された外乱
トルクおよびモータ駆動部の摩擦力に基づいて挟まりト
ルクを検出する挟まりトルク検出手段と、外乱トルク演
算手段によって演算された外乱トルクおよび挟まりトル
ク検出手段によって検出された挟まりトルクに基づい
て、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じたモータの
インピーダンスを設定するインピーダンス設定手段と、
開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動
指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づいて
モータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出力す
るモータ駆動指令値作成手段と、を設けたことを特徴と
する。
【0009】請求項4記載の発明による開閉制御装置
は、窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機
構を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動部
と、を備えた開閉制御装置において、前記モータの電流
あるいは電圧のうち少なくとも1つを検出するモータ電
流検出手段と、前記モータの速度あるいは加速度のうち
少なくとも1つを検出するモータ速度検出手段と、モー
タ速度検出手段で検出したモータ速度と、モータ電流と
モータ電圧から算出したモータ推定速度とに基づいてモ
ータトルク定数を演算するトルク定数演算手段と、モー
タ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に基づ
いてモータに加わる外乱トルクを演算するとともに、こ
の演算値をトルク定数演算手段の出力に基づいて修正す
る外乱トルク演算手段と、外乱トルク演算手段によって
演算された外乱トルクに基づいて、前記開閉物体への異
物の挟まり力に応じたモータのインピーダンスを設定す
るインピーダンス設定手段と、開閉物体の通常開閉動作
時のパターンによるモータ駆動指令値およびインピーダ
ンス設定手段の出力に基づいてモータ駆動指令値を作成
し、前記モータ駆動部に出力するモータ駆動指令値作成
手段と、を設けたことを特徴とする。
【0010】請求項5記載の発明による開閉制御装置
は、窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機
構を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動部
と、を備えた開閉制御装置において、前記モータの電流
あるいは電圧のうち少なくとも1つを検出するモータ電
流検出手段と、前記モータの速度あるいは加速度のうち
少なくとも1つを検出するモータ速度検出手段と、モー
タ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に基づ
いてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トルク演
算手段と、外乱トルク演算手段によって演算された外乱
トルクに基づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に
応じたモータのインピーダンスを設定するインピーダン
ス設定手段と、開閉物体の通常開閉動作時のパターンに
よるモータ駆動指令値およびインピーダンス設定手段の
出力に基づいてモータ駆動指令値を作成し、前記モータ
駆動部に出力するとともに、該モータ駆動指令値を外乱
トルク演算手段によって演算された外乱トルクに応じて
モータ速度又はモータトルクが小さくなるように補正す
るモータ駆動指令値作成手段と、を設けたことを特徴と
する。
【0011】請求項6記載の発明による開閉制御装置
は、窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機
構を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動部
と、を備えた開閉制御装置において、前記モータの電流
あるいは電圧のうち少なくとも1つを検出するモータ電
流検出手段と、前記モータの速度あるいは加速度のうち
少なくとも1つを検出するモータ速度検出手段と、モー
タ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に基づ
いてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トルク演
算手段と、外乱トルク演算手段によって演算された外乱
トルクに基づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に
応じたモータのインピーダンスを設定するインピーダン
ス設定手段と、開閉物体の通常開閉動作時のパターンに
よるモータ駆動指令値およびインピーダンス設定手段の
出力に基づいてモータ駆動指令値を作成し、前記モータ
駆動部に出力するとともに、外乱トルク演算手段によっ
て演算された外乱トルクが所定のしきい値を超えるか、
あるいは該しきい値を超えてある一定時間継続すると、
モータ駆動指令値を開動作するように補正するモータ駆
動指令値作成手段と、を設けたことを特徴とする。
【0012】請求項7記載の発明による開閉制御装置
は、窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機
構を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動部
と、を備えた開閉制御装置において、前記モータ駆動部
の制御偏差を検出する制御偏差検出手段と、制御偏差検
出手段によって検出された制御偏差が所定のしきい値を
超えるか、あるいは該しきい値を超えてある一定時間継
続したか否かを判定する判定手段と、モータを駆動する
指令値を作成して前記モータ駆動部に出力するととも
に、判定手段によって検出された制御偏差が所定のしき
い値を超えるか、あるいは該しきい値を超えてある一定
時間継続すると、該制御偏差に応じてモータ駆動指令値
を減少させるモータ駆動指令値作成手段と、を設けたこ
とを特徴とする。
【0013】請求項8記載の発明による開閉制御装置
は、窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構と、開閉機
構を駆動するモータと、モータを駆動するモータ駆動部
と、を備えた開閉制御装置において、前記モータ駆動部
の制御偏差を検出する制御偏差検出手段と、制御偏差検
出手段によって検出された制御偏差が所定のしきい値を
超えるか、あるいは該しきい値を超えてある一定時間継
続したか否かを判定する判定手段と、モータを駆動する
指令値を作成して前記モータ駆動部に出力するととも
に、判定手段によって検出された制御偏差が所定のしき
い値を超えるか、あるいは該しきい値を超えてある一定
時間継続すると、該制御偏差に応じてモータ駆動指令値
を減少させ、さらに制御偏差が増大して第2のしきい値
を超えると、モータ駆動指令値を開動作させるように補
正するモータ駆動指令値作成手段と、を設けたことを特
徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、通常は開閉物体の通常開閉動作時
のパターンによってモータ駆動指令値が作成されてモー
タが作動する。このとき、異物の挟み込みはない。一
方、モータ電流、モータ速度などから外乱トルクが推定
によって演算され、これから異物が挟まったことおよび
その挟まり力が検出される。そして、挟まり力に応じて
モータのインピーダンス特性が設定され、このモータの
インピーダンス特性に対応するモータ駆動指令値が通常
開閉動作時のパターンによるモータ駆動指令値に加えら
れてモータが駆動制御される。また、必要に応じてモー
タ位置、外乱トルク、モータトルク定数、制御偏差が検
出され、これらの1つ以上に基づいてモータ駆動指令値
が補正される。
【0015】したがって、力やトルクを検出するセンサ
が不要で低コストになるとともに、外乱トルクを推定し
て異物の挟み込みに応じたモータ駆動制御が行われの
で、挟み込みが少なくして、結果的に人体の挟まりを有
効に防止できる。また、挟ま力を小さくすることがで
き、人体が触れたときに痛くないようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図4は本発明に係る開閉制御装置を車両の窓(ウイ
ンドウ)に適用した場合の第1実施例を示す図である。
図1は車両に適用した窓の開閉制御装置の機構を示す図
である。図1において、1は窓枠、2は窓ガラス、3は
ドア、4は窓ガラスを上下に開閉する支持アーム、5は
支持アーム4を駆動する減速機、6は減速機5に動力を
伝えるモータ、7はモータ6を制御するコントローラで
ある。
【0017】図2は開閉制御装置のハード構成を示す図
であり、特にコントローラ7に関連する部分を示してい
る。図2において、11は操作スイッチで、アップ側お
よびダウン側の接点を有している。操作スイッチ11か
らの信号はワンチップのマイクロコンピュータ12に入
力されている。モータ6は、4個のスイッチング素子1
3〜16を含むHブリッジ駆動法に従うPWM(Pulse
Width Modulation)パルスを用いたチョッパ動作によっ
て駆動制御されており、例えば電流フィードバック制御
が行われる。モータ6の速度は速度センサ17によって
検出され、マイクロコンピュータ12に入力される。ま
た、モータ電流は電流検出回路18によって検出されて
同じくマイクロコンピュータ12に入力される。電流検
出回路18はオペアンプ21、抵抗22〜25により構
成される。
【0018】マイクロコンピュータ12によって実現さ
れる機能は図3のように示される。図3において、31
は開閉機構で、図1に示した減速機5以降の動力伝達部
分に相当する。32は電流検出部(又は電圧検出部でも
よい)であり、モータ6の電流を検出する。33は速度
検出部(又は加速度検出部でもよい)であり、モータ6
の速度を検出する。なお、電流検出部(モータ電流検出
手段)32は図2に示す電流検出回路18によって実現
される。また、速度検出部(モータ速度検出手段)33
は図2に示す速度センサ17によって実現される。
【0019】34は外乱トルク検出部であり、電流検出
部32および速度検出部33からの信号が入力されてい
る。外乱トルク検出部34はモータ電流およびモータ速
度に基づいてモータ6に加わる外乱トルクTを演算し、
インピーダンス設定部(インピーダンス設定手段)35
に出力する。なお、以下の説明において、図面上は通常
通りに、外乱トルクの推定値Tの上側に山型(ハット)
の記号を付加して表すことにする。一方、明細書本文で
は推定値の上側に山型の記号を付加して表すことが困難
であるため、この表示は行わず、単に外乱トルクT(す
なわち、ハットT)と記述する。
【0020】インピーダンス設定部35は外乱トルク演
算部34によって演算された外乱トルクTに基づいて、
開閉物体(窓ガラス2)への異物(例えば、人体)の挟
まり力に応じてモータ6のインピーダンスを設定し、イ
ンピーダンス動作指令値ドットxIをモータ駆動指令値
作成部(モータ駆動指令値作成手段)36に出力する。
この場合の外乱トルクT(ハットT)は異物の挟まり力
に相当する。なお、以下の説明において、図面上は通常
通りに、xIの上側にドット記号を付加して表すことに
するが、明細書本文ではドット記号を付加して表すこと
が困難であるため、この表示は行わず、ドットxI記述
する。
【0021】モータ駆動指令値作成部36は通常開閉動
作時のモータ駆動指令値xoを作成するとともに、異物
の挟み込み時には、インピーダンス設定部35からのイ
ンピーダンス動作指令値ドットxIに基づいてモータ6
を駆動する指令値ドットxrefを作成し、モータ駆動部
37に出力する。したがって、最終的にモータ駆動指令
値ドットxrefは、通常開閉動作時モータ駆動指令値xo
と異物の挟み込み時のインピーダンス動作指令値ドット
Iとを加えたものになる。モータ駆動部37はモータ
駆動指令値ドットxrefに基づいてモータ6を駆動制御
する。例えば、前述したPWMパルスを用いたチョッパ
動作によってモータ6を駆動制御し、このとき電流フィ
ードバック制御を行う。
【0022】モータ駆動部37の制御系統は図4のよう
に示される。モータ駆動指令値ドットxrefとモータ6
の速度ドットxとの偏差は偏差演算部41により演算さ
れてPI制御部42に入力される。PI制御部42は目
標電流指令値irefを作成し、電流偏差演算部43に出
力する。電流偏差演算部43では与えられた目標電流指
令値irefと検出電流iaとの偏差が演算される。この
偏差の絶対値に応じて定数vが電流制御部44で得ら
れ、この定数vに基づきデューティ生成部45でPWM
パルスのデューティ比uが決定され、モータ6に出力さ
れる。
【0023】以上の構成において、インピーダンス設定
部35は次の数式1で示す演算を実行してインピーダン
スFを設定する。
【0024】
【数1】
【0025】数式1において、JIはモータ6のロータ
・イナーシャ、DIはモータ軸等の粘性抵抗係数、KI
バネ定数、sは伝達関数である。また、インピーダンス
設定部35ではインピーダンスFに基づいてインピーダ
ンス動作指令値ドットxIを次の数式2のように演算す
る。
【0026】
【数2】
【0027】次いで、モータ駆動指令値作成部36では
モータ6を駆動する指令値ドットx refを次の数式3の
ように演算する。
【0028】
【数3】
【0029】なお、数式3のドットxoは窓ガラス2が
通常に閉動作するときの速度パターンである。また、ド
ットxIは窓ガラス2に異物(例えば、人体)が挟まっ
たときにおける閉動作の速度パターンである。したがっ
て、異物が挟まっていなければ、ドットxI=0とな
る。一方、外乱トルク検出部34ではモータ6の外乱ト
ルクTが次の数式4のように演算される。なお、数式4
において、iはモータ電流、ωは速度、αは加速度であ
る。
【0030】
【数4】
【0031】このように、本実施例ではモータ電流およ
びモータ速度からモータ6に加わる外乱トルクTが推定
値として演算され、この外乱トルクTは窓ガラス2への
異物(例えば、人体)の挟まり力に対応している。
【0032】一方、インピーダンス設定部35ではイン
ピーダンスFを設定するとともに、インピーダンスFに
基づいて外乱トルクT(異物の挟まり力)に対応するモ
ータ6のインピーダンス動作指令値ドットxIが演算さ
れてモータ駆動指令値作成部36に出力されるととも
に、モータ駆動指令値作成部36では異物の挟み込みが
なければ、通常開閉動作時のモータ駆動指令値xoのみ
で、モータ駆動指令値ドットxrefを作成する。
【0033】一方、異物の挟み込み時には、インピーダ
ンス設定部35からのインピーダンス動作指令値ドット
Iを加える形で、モータ6を駆動する指令値ドットx
refが作成されてモータ駆動部37に出力され、最終的
にモータ駆動部37によりモータ駆動指令値ドットx
refに基づいてモータ6が駆動制御される。この場合、
異物の挟まりがなければ外乱トルクTは0になり、通常
の開閉動作パターンで窓ガラス2の開閉が行われる。ま
た、異物の挟まりがあると、その挟まり力Tに応じてイ
ンピーダンス動作指令値ドットxIが変化し、最終的に
モータ6の駆動が制御される。
【0034】なお、モータ駆動指令値作成部36におけ
る通常開閉動作時のモータ駆動指令値は、速度指令又は
電流指令であり、モータ駆動部37は各々に応じて速度
制御又は電流制御を行い、インピーダンス設定部35で
作成されるインピーダンス動作指令値ドットxIは速度
指令又は電流指令である。
【0035】したがって、モータ電流およびモータ速度
から挟まり力に対応する外乱トルクTを推定しているの
で、力やトルクを検出するセンサが不要で低コストにす
ることができる。インピーダンス設定部35における数
式1で示すインピーダンスFの演算では、各項JI
I、KIを独立して設定でき、しかもこれらの値を適切
に選定することにより、異物挟み込み時におけるモータ
6の駆動を自由に制御することができる。したがって、
例えば挟まり力や人体が接触したり挟まりかけたときの
開動作(反転動作)速度、加速度、開く幅を自由に調整
することができる。したがって、窓ガラス2の閉動作時
に人体が挟まることを有効に防止することができる。
【0036】さらに、窓ガラス2の閉動作時に人体が接
触したり挟まりかけたときに、窓ガラス2に柔らかいバ
ネが付いたような動作をするので、人体が窓ガラス2か
ら受ける力を小さくすることができ、仮に挟まっても痛
くないという効果がある。また、人体が挟まったときに
押し下げて、挟まりを外すことができる。
【0037】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図5は第2実施例の機能ブロック図である。図5に
おいて、51は位置検出部(モータ位置検出手段)であ
り、モータ6の回転位置θを検出する。一方、インピー
ダンス設定部35は外乱トルク演算部34によって演算
された外乱トルクTに基づいて、窓ガラス2への異物の
挟まり力に応じたモータ6のインピーダンスを設定し、
インピーダンス動作指令値xIをモータ駆動指令値作成
部(モータ駆動指令値作成手段)52に出力する。な
お、インピーダンス設定部35では次式で示す演算を実
行してインピーダンスTを設定する。 T=J・(d2θ/dt2)+D・(dθ/dt)+K・θ この場合のTは前述した数式1で示すFの一般式であ
り、結果的に両者は同じものである。
【0038】モータ駆動指令値作成部52は通常開閉動
作時のモータ駆動指令値xoを作成するとともに、異物
の挟み込み時には、インピーダンス設定部35からのイ
ンピーダンス動作指令値xIに基づいてモータ6を駆動
する指令値xrefを作成し、モータ駆動部53に出力す
る。なお、モータ駆動指令値作成部52における通常開
閉動作時のモータ駆動指令値は、位置指令であり、モー
タ駆動部53は位置指令に応じてモータ6の位置制御を
行い、インピーダンス設定部35で作成されるインピー
ダンス動作指令値x Iは位置指令である。モータ駆動部
53はモータ駆動指令値xrefに基づいてモータ6を駆
動制御するとともに、このモータ駆動指令値xrefを位
置検出部51によって検出されたモータ6の回転位置θ
に基づき補正してモータを駆動する。
【0039】モータ駆動部53の制御系統は図6のよう
に示される。偏差演算部54はモータ駆動指令値xref
とモータ6の位置x(つまりθ)との偏差を演算して位
置制御部55に入力し、位置制御部55は該偏差に基づ
いてモータ駆動指令値ドットxrefを演算し、PI制御
部42に出力する。PI制御部42は目標電流指令値i
refを作成し、電流偏差演算部43に出力する。電流偏
差演算部43では与えられた目標電流指令値irefと検
出電流iaとの偏差が演算される。この偏差の絶対値に
応じて定数vが電流制御部44で得られ、この定数vに
基づきデューティ生成部45でPWMパルスのデューテ
ィ比uが決定され、モータ6に出力される。
【0040】以上の構成において、インピーダンス設定
部35は次の数式5に基づいてインピーダンス動作指令
値xIを演算する。
【0041】
【数5】
【0042】また、モータ駆動指令値作成部52ではモ
ータ6を駆動する指令値xrefを次式に従って演算す
る。 xref=xI+xo 一方、外乱トルク検出部34ではモータ6の外乱トルク
Tが前述した数式4のように演算される。
【0043】このように、本実施例では制御の形態が第
1実施例のようにモータ6の電流制御又は速度制御では
なく、位置制御であるが、同様の制御内容により、前記
第1実施例と同様の効果を得ることができる。
【0044】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図7は第3実施例の機能ブロック図である。図7に
おいて、61は摩擦力検出・記憶部であり、モータ駆動
機構の摩擦力を検出して記憶するものである。摩擦力検
出・記憶部61の出力は挟まりトルク検出部62に入力
されている。挟まりトルク検出部62は摩擦力検出・記
憶部61の出力と外乱トルク演算部34の出力とに基づ
いて挟まりトルクを検出し、インピーダンス設定部63
に出力する。
【0045】インピーダンス設定部63は挟まりトルク
検出部62によって検出された挟まりトルクに基づい
て、窓ガラス2への異物の挟まり力に応じたモータ6の
インピーダンスを設定し、インピーダンス動作指令値ド
ットxIをモータ駆動指令値作成部(モータ駆動指令値
作成手段)64に出力する。
【0046】モータ駆動指令値作成部64は通常開閉動
作時のモータ駆動指令値xoを作成するとともに、異物
の挟み込み時には、インピーダンス設定部63からのイ
ンピーダンス動作指令値ドットxIに基づいてモータ6
を駆動する指令値ドットxrefを作成し、モータ駆動部
65に出力する。モータ駆動部65はモータ駆動指令値
ドットxrefに基づいてモータ6を駆動制御する。
【0047】ここで、摩擦力検出・記憶部61の詳細な
構成は図8のように示される。図8において、摩擦力検
出・記憶部61は摩擦力検出回路61aと記憶回路61
bとで構成される。摩擦力検出回路61aはモータ電流
iの入力されるローパスフィルタ71と、モータ速度ド
ットxの入力される判定部72と、摩擦力設定部73と
を有している。判定部72はモータ速度ドットxが一定
の範囲(例えば、モータ加速度αがほぼ0の領域)内に
あるか否かを判別し、判別結果を摩擦力設定部73に出
力する。摩擦力設定部73はモータ6の加速度が一定の
範囲(例えば、ほぼ0)で、異物の挟まりのない通常の
開閉動作時には、 外乱トルクT(ハットT)=KTi=F摩擦力 なる式からモータ駆機構の摩擦力(F摩擦力)を検出す
る。
【0048】記憶回路61bは積分回路74と摩擦力記
憶部75とからなる。積分回路74はモータ速度を積分
して摩擦力記憶部75に出力し、摩擦力記憶部75はモ
ータ6の加速度が一定の範囲(例えば、ほぼ0)で、異
物の挟まりのない通常の開閉動作時にのみ、検出された
F摩擦力をモータ駆機構の摩擦力として記憶する。した
がって、モータ位置に対応してF摩擦力が記憶されるこ
とになる。
【0049】以上の構成において、外乱トルク検出部3
4ではモータ6の外乱トルクTが次の数式6のように演
算される。
【0050】
【数6】
【0051】挟まりトルク検出部62では次の数式7に
従って挟まりトルクF(挟まり力)が検出される。
【0052】
【数7】
【0053】インピーダンス設定部63では次の数式8
に基づいてインピーダンス動作指令値ドットxIを演算
する。
【0054】
【数8】
【0055】このように、本実施例ではモータ電流に基
づいてモータ駆動機構の摩擦力を検出、記憶し、外部ト
ルクから挟まり力のみを検出する構成であるため、モー
タ駆動機構の摩擦力を簡単に検出することができ、結
局、外部トルクに基づく挟まり力を正確に検出すること
ができる。したがって、本実施例では前記実施例の効果
に加えて、摩擦力の経年変化や温度による変化にかかわ
らず、確実に挟まり防止や挟まったときの力を弱めるこ
とができるという利点がある。
【0056】また、モータ6が駆動する開閉機構31の
イテーシャを用いて、開閉機構31の加速力を考慮して
挟まり力を検出しているので、開閉機構31の動作開始
時にモータ6がある程度の一定速度に達するまでの過渡
的な状態においてはも、挟まり力を確実に検出すること
ができ、挟まり力検出の精度を向上させることができ
る。
【0057】次に、本発明の第4実施例について説明す
る。図9は第4実施例の機能ブロック図である。図9に
おいて、81はモータ速度推定部である。また、本実施
例では電流検出部22はモータ電流iおよびモータ電圧
vを検出している。モータ速度推定部81は電流検出部
22の出力に基づいてモータ6の速度を推定し、トルク
定数算出部82に出力する。
【0058】ここで、モータ速度推定部81の詳細な構
成は図10のように示される。図10において、モータ
速度推定部81はモータ電流iおよびモータ電圧vがそ
れぞれ入力されるローパスフィルタ91、92と、各ロ
ーパスフィルタ91、92の出力に基づいてモータ速度
を推定する演算回路93とからなり、次の数式9に基づ
いてモータ推定速度ハットωを演算する。
【0059】
【数9】
【0060】トルク定数算出部82はモータ推定速度ハ
ットωおよびモータモデルのパラメータを種々に変化さ
せながら、次の数式10に基づいてモータ6のトルク定
数を演算する。
【0061】
【数10】
【0062】なお、トルク定数の演算ではファジー推論
を用いてもよく、例えば(ω−ハットω)とモータ電流
iとの比例度、あるいは(ω−ハットω)と(V−バー
Ri)との比例度によって、バーRを増減したり、バー
Keを増減したりする。そして、数式10と上記ファジ
ー推論の結果が一致し、かつ変更前と変更後の値の差が
許容値以下なら、モータ速度推定部81のバーKeを変
更してバーKe=バーKTとする。
【0063】外乱トルク検出部(外乱トルク検出手段)
83はモータ電流およびモータ速度に基づいてモータ6
に加わる外乱トルクTを演算するとともに、この演算値
をトルク定数算出部82の出力に基づいて修正し、イン
ピーダンス設定部84に出力する。
【0064】インピーダンス設定部84は外乱トルク検
出部83の出力に基づいて、窓ガラス2への異物の挟ま
り力に応じたモータ6のインピーダンスを設定し、イン
ピーダンス動作指令値ドットxIをモータ駆動指令値作
成部36に出力する。その他は第1実施例と同様であ
る。
【0065】以上のように、本実施例では演算した外乱
トルクTをトルク定数算出部82の出力に基づいて修正
しているので、外乱トルクの推定精度が向上して、正確
に検出することができる。したがって、モータ6の固体
差、あるいは機種差によるモータトルク定数の変化にか
かわらずに挟まり力を検出することができ、確実に挟ま
りを防止することができるととにも、挟まったときの力
を弱めることができるという利点がある。
【0066】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図11は第5実施例の機能ブロック図である。図1
1において、91はモータ駆動指令値作成部である。モ
ータ駆動指令値作成部91は通常開閉動作時のモータ駆
動指令値xoを作成するとともに、異物の挟み込み時に
は、インピーダンス設定部35からのインピーダンス動
作指令値ドットxIに基づいてモータ6を駆動する指令
値ドットxrefを作成してxoに加えるとともに、さらに
外乱トルク検出部34で検出された外乱トルクT(ハッ
トT)に応じてモータ駆動指令値ドットxrefを、次の
数式11に従ってモータ6の速度又はトルクを小さくす
るように補正し、モータ駆動部37に出力する。その他
は、第1実施例と同様である。
【0067】
【数11】
【0068】以上のように、本実施例では外乱トルク検
出部34で検出した外乱トルクT(ハットT)に応じて
モータ駆動指令値ドットxrefをモータ6の速度又はト
ルクが小さくなるように補正しているので、特に挟まり
力を素速く柔らかくすることができる。また、異物の挟
まりの防止を確実に行うことができ、安全性を向上させ
ることができる。
【0069】次に、本発明の第6実施例について説明す
る。図12は第6実施例の機能ブロック図である。図1
2において、101は外乱トルクしきい値判定部(又は
外乱トルク印加時間判定部でもよい)である。外乱トル
クしきい値判定部101は外乱トルク検出部34で検出
された外乱トルクTが設定された所定のしきい値を超え
るか(例えば、ハットT≧ハットTth:定数の関係が成
立)、あるいは設定されたしきい値を超えてある一定時
間継続すると(例えば、ハットTK、ハットTK+1、ハッ
トTK+2、ハットTK+3、・・・・・・ハットTK+n
n:nは自然数の関係が成立)、モータ駆動指令値を
開動作するように補正する指令信号をモータ駆動指令値
作成部102に出力する。
【0070】モータ駆動指令値作成部102は通常開閉
動作時のモータ駆動指令値ドットx oを作成するととも
に、異物の挟み込み時には、インピーダンス設定部35
からのインピーダンス動作指令値ドットxIに基づいて
モータ6を駆動する指令値ドットxrefを作成してドッ
トxoに加えるとともに、さらに外乱トルクTが設定さ
れたしきい値を超えるか、あるいは設定されたしきい値
を超えてある一定時間継続すると、ドットxoを補正し
てドットxo’とし、このドットxo’をモータ駆動指令
値としてモータ駆動部37に出力する。
【0071】ここで、ドットxo’は外乱しきい値判定
又は外乱トルク印加時間判定結果が真のとき、ドットx
o’=ドットxsとなり、偽りのときドットxo’=ドッ
トxoとなる。なお、ドットxsは開動作の速度パターン
で、ドットxoは通常の閉動作の速度パターンである。
その他は、第1実施例と同様である。
【0072】以上のように、本実施例では外乱トルクT
が設定されたしきい値を超えるか、、あるいは設定され
たしきい値を超えてある一定時間継続した場合、モータ
駆動指令値を開動作するように補正しているので、異物
が挟まったときに全開動作を行うようにすることができ
る。したがって、挟まった場合の挟まり力の大きさや人
体と窓との接触時間に応じて、例えば挟まりかけた手を
直に抜くと、そのまま閉まり、挟まりかけた手で窓を開
けるように力を入れると、自動的に全開動作する等、状
況に応じた動作をさせることができ、利便性を向上させ
ることができる。
【0073】次に、本発明の第7実施例について説明す
る。図13は第7実施例の機能ブロック図である。図1
3において、111は制御偏差検出部である。制御偏差
検出部111はモータ駆動部114における制御の偏
差、つまり位置制御、速度制御又は電流制御の偏差を検
出して制御偏差しきい値判定部(あるいは制御偏差継続
時間判定部でもよい)112に出力する。制御偏差しき
い値判定部112はモータ駆動部114における制御偏
差が設定された値を超えて、ある一定時間継続したか否
かを判定し、判定結果をモータ駆動指令値作成部113
に出力する。
【0074】モータ駆動指令値作成部113はモータ駆
動部114における制御偏差が設定された値を超えて、
ある一定時間継続すると、制御偏差に応じてモータ駆動
指令値を減少させる補正を行う。モータ駆動部114は
モータ駆動指令値作成部113によって作成されたモー
タ駆動指令値に基づいてモータ6を駆動制御する。この
場合、モータ6を駆動制御は位置制御、速度制御又は電
流制御によって行う。
【0075】図14はモータ駆動部114の詳細な構成
を示す図である。図14において、制御偏差検出部11
1はローパスフィルタによって構成される。制御偏差し
きい値判定部の出力ドットxeは、制御偏差が一定時間
継続して設定値を超えると、ドットxe=−A・ドット
errorとなる(Aは正の定数)。一方、そうでないと
きにはドットxe=0となる。
【0076】以上のように、本実施例ではモータ駆動部
114における制御の偏差、つまり位置制御、速度制御
又は電流制御の偏差が設定された値を超えて、ある一定
時間継続すると、その制御偏差に応じてモータ駆動指令
値を減少させる補正を行っているので、外乱推定やイン
ピーダンス設定部が不要となり、前記実施例以上に簡単
な構成にすることができ、より一層低コストにすること
ができる。また、挟まり防止や挟まっても痛くないよう
にすることができる。
【0077】次に、第7実施例の変形態様について説明
すると、例えばモータ駆動部114における制御の偏
差、つまり位置制御、速度制御又は電流制御の偏差が設
定された値を超えて、ある一定時間継続すると、その制
御偏差に応じてモータ駆動指令値を減少させる補正を行
うとともに、さらに制御偏差が増大し、第2の設定値を
超えると、各々のモータ駆動指令値を開動作させるよう
に補正するようにしてもよい。例えば、制御偏差しきい
値判定部の出力ドットxeは、制御偏差が一定時間継続
して設定値を超え、かつさらに制御偏差が増大し、第2
の設定値を超えると、ドットxe=開動作パターンと
し、ドットxo=0にしてもよい。
【0078】このようにすると、同様に外乱推定やイン
ピーダンス設定部が不要となり、前記実施例以上に簡単
な構成にすることができ、より一層低コストにすること
ができる。また、挟まり防止や挟まっても痛くないよう
にすることができる。なお、第7実施例では外乱推定や
インピーダンス設定部を持つ構成に比べて、挟まり力を
素速く減少させられないことや、挟まり力が大きくなる
点で前記実施例と異なる。
【0079】なお、本発明の適用は車両の窓に限らず、
例えば扉あるいはその他の分野にも幅広く適用すること
ができる。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、通常は開閉物体の通常
開閉動作時のパターンによってモータ駆動指令値を作成
してモータを作動させ、異物の挟み込みはモータ電流、
モータ速度などから外乱トルクを推定し、これから異物
が挟まったことおよびその挟まり力を検出し、さらに、
挟まり力に応じてモータのインピーダンス特性を設定
し、このインピーダンス特性に対応するモータ駆動指令
値を通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動指令値
に加えてモータを駆動制御しているので、力やトルクを
検出するセンサが不要で低コストすることができるとと
もに、外乱トルクを推定して異物の挟み込みに応じたモ
ータ駆動制御が行われので、挟み込みを少なくして、結
果的に人体の挟まりを有効に防止することができる。
【0081】また、挟ま力を小さくすることができ、人
体が触れたときに痛くないようにすることができる。さ
らに、必要に応じてモータ位置、外乱トルク、モータト
ルク定数、制御偏差を検出し、これらの1つ以上に基づ
いてモータ駆動指令値を補正することにより、より一層
上記効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉制御装置の一実施例の機構を
示す図である。
【図2】同実施例の開閉制御装置のハード構成を示す図
である。
【図3】同実施例の開閉制御装置の機能ブロック図であ
る。
【図4】同実施例のモータ駆動部の制御系統を示す図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例の開閉制御装置の機能ブロ
ック図である。
【図6】同実施例のモータ駆動部の制御系統を示す図で
ある。
【図7】本発明の第3実施例の開閉制御装置の機能ブロ
ック図である。
【図8】同実施例の摩擦力検出・記憶部の詳細な構成を
示す図である。
【図9】本発明の第4実施例の開閉制御装置の機能ブロ
ック図である。
【図10】同実施例のモータ速度推定部の詳細な構成を
示す図である。
【図11】本発明の第5実施例の開閉制御装置の機能ブ
ロック図である。
【図12】本発明の第6実施例の開閉制御装置の機能ブ
ロック図である。
【図13】本発明の第7実施例の開閉制御装置の機能ブ
ロック図である。
【図14】同実施例のモータ駆動部の詳細な構成を示す
図である。
【符号の説明】
1 窓枠 2 窓ガラス 6 モータ 7 コントローラ 12 マイクロコンピュータ 17 速度センサ 18 電流検出回路 31 開閉機構 32 電流検出部(モータ電流検出手段) 33 速度検出部(モータ速度検出手段) 34、83 外乱トルク検出部(外乱トルク検出手段) 35、63、84 インピーダンス設定部(インピーダ
ンス設定手段) 36、52、64、91、102、113 モータ駆動
指令値作成部(モータ駆動指令値作成手段) 37、53、114 モータ駆動部 51 位置検出部(モータ位置検出手段) 61 摩擦力検出・記憶部 62 挟まりトルク検出部 81 モータ速度推定部 82 トルク定数算出部 101 外乱トルクしきい値判定部 111 制御偏差検出部 112 制御偏差しきい値判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 5/17 E 4238−5H

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータの電流あるいは電圧のうち少なくとも1つを
    検出するモータ電流検出手段と、 前記モータの速度あるいは加速度のうち少なくとも1つ
    を検出するモータ速度検出手段と、 モータ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に
    基づいてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トル
    ク演算手段と、 外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクに基
    づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じたモー
    タのインピーダンスを設定するインピーダンス設定手段
    と、 開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動
    指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づいて
    モータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出力す
    るモータ駆動指令値作成手段と、 を設けたことを特徴とする開閉制御装置。
  2. 【請求項2】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータの電流あるいは電圧のうち少なくとも1つを
    検出するモータ電流検出手段と、 前記モータの速度あるいは加速度のうち少なくとも1つ
    を検出するモータ速度検出手段と、 前記モータの回転位置を検出するモータ位置検出手段
    と、 モータ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に
    基づいてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トル
    ク演算手段と、 外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクに基
    づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じたモー
    タのインピーダンスを設定するインピーダンス設定手段
    と、 開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動
    指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づいて
    モータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出力す
    るモータ駆動指令値作成手段とを設け、 前記モータ駆動部は、モータ駆動指令値作成手段からの
    モータ駆動指令値をモータ位置検出手段の出力に基づき
    補正してモータを駆動することを特徴とする開閉制御装
    置。
  3. 【請求項3】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータの電流あるいは電圧のうち少なくとも1つを
    検出するモータ電流検出手段と、 前記モータの速度あるいは加速度のうち少なくとも1つ
    を検出するモータ速度検出手段と、 モータ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に
    基づいてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トル
    ク演算手段と、 外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクおよ
    びモータ駆動部の摩擦力に基づいて挟まりトルクを検出
    する挟まりトルク検出手段と、 外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクおよ
    び挟まりトルク検出手段によって検出された挟まりトル
    クに基づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じ
    たモータのインピーダンスを設定するインピーダンス設
    定手段と、 開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動
    指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づいて
    モータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出力す
    るモータ駆動指令値作成手段と、 を設けたことを特徴とする開閉制御装置。
  4. 【請求項4】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータの電流あるいは電圧のうち少なくとも1つを
    検出するモータ電流検出手段と、 前記モータの速度あるいは加速度のうち少なくとも1つ
    を検出するモータ速度検出手段と、 モータ速度検出手段で検出したモータ速度と、モータ電
    流とモータ電圧から算出したモータ推定速度とに基づい
    てモータトルク定数を演算するトルク定数演算手段と、 モータ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に
    基づいてモータに加わる外乱トルクを演算するととも
    に、この演算値をトルク定数演算手段の出力に基づいて
    修正する外乱トルク演算手段と、 外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクに基
    づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じたモー
    タのインピーダンスを設定するインピーダンス設定手段
    と、 開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動
    指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づいて
    モータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出力す
    るモータ駆動指令値作成手段と、 を設けたことを特徴とする開閉制御装置。
  5. 【請求項5】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータの電流あるいは電圧のうち少なくとも1つを
    検出するモータ電流検出手段と、 前記モータの速度あるいは加速度のうち少なくとも1つ
    を検出するモータ速度検出手段と、 モータ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に
    基づいてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トル
    ク演算手段と、 外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクに基
    づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じたモー
    タのインピーダンスを設定するインピーダンス設定手段
    と、 開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動
    指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づいて
    モータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出力す
    るとともに、該モータ駆動指令値を外乱トルク演算手段
    によって演算された外乱トルクに応じてモータ速度又は
    モータトルクが小さくなるように補正するモータ駆動指
    令値作成手段と、 を設けたことを特徴とする開閉制御装置。
  6. 【請求項6】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータの電流あるいは電圧のうち少なくとも1つを
    検出するモータ電流検出手段と、 前記モータの速度あるいは加速度のうち少なくとも1つ
    を検出するモータ速度検出手段と、 モータ電流検出手段およびモータ速度検出手段の出力に
    基づいてモータに加わる外乱トルクを演算する外乱トル
    ク演算手段と、 外乱トルク演算手段によって演算された外乱トルクに基
    づいて、前記開閉物体への異物の挟まり力に応じたモー
    タのインピーダンスを設定するインピーダンス設定手段
    と、 開閉物体の通常開閉動作時のパターンによるモータ駆動
    指令値およびインピーダンス設定手段の出力に基づいて
    モータ駆動指令値を作成し、前記モータ駆動部に出力す
    るとともに、外乱トルク演算手段によって演算された外
    乱トルクが所定のしきい値を超えるか、あるいは該しき
    い値を超えてある一定時間継続すると、モータ駆動指令
    値を開動作するように補正するモータ駆動指令値作成手
    段と、 を設けたことを特徴とする開閉制御装置。
  7. 【請求項7】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータ駆動部の制御偏差を検出する制御偏差検出手
    段と、 制御偏差検出手段によって検出された制御偏差が所定の
    しきい値を超えるか、 あるいは該しきい値を超えてある一定時間継続したか否
    かを判定する判定手段と、 モータを駆動する指令値を作成して前記モータ駆動部に
    出力するとともに、判定手段によって検出された制御偏
    差が所定のしきい値を超えるか、あるいは該しきい値を
    超えてある一定時間継続すると、該制御偏差に応じてモ
    ータ駆動指令値を減少させるモータ駆動指令値作成手段
    と、 を設けたことを特徴とする開閉制御装置。
  8. 【請求項8】 窓・扉等の開閉物体を開閉する開閉機構
    と、 開閉機構を駆動するモータと、 モータを駆動するモータ駆動部と、を備えた開閉制御装
    置において、 前記モータ駆動部の制御偏差を検出する制御偏差検出手
    段と、 制御偏差検出手段によって検出された制御偏差が所定の
    しきい値を超えるか、あるいは該しきい値を超えてある
    一定時間継続したか否かを判定する判定手段と、 モータを駆動する指令値を作成して前記モータ駆動部に
    出力するとともに、判定手段によって検出された制御偏
    差が所定のしきい値を超えるか、あるいは該しきい値を
    超えてある一定時間継続すると、該制御偏差に応じてモ
    ータ駆動指令値を減少させ、さらに制御偏差が増大して
    第2のしきい値を超えると、モータ駆動指令値を開動作
    させるように補正するモータ駆動指令値作成手段と、 を設けたことを特徴とする開閉制御装置。
JP5063098A 1993-02-26 1993-02-26 開閉制御装置 Expired - Fee Related JP2827799B2 (ja)

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