JPH06253427A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents
ガス絶縁開閉装置Info
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- JPH06253427A JPH06253427A JP5039804A JP3980493A JPH06253427A JP H06253427 A JPH06253427 A JP H06253427A JP 5039804 A JP5039804 A JP 5039804A JP 3980493 A JP3980493 A JP 3980493A JP H06253427 A JPH06253427 A JP H06253427A
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- circuit
- insulated
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ガス絶縁母線を確実に支持し、電力ケーブル
の保守作業性を高めると共に、スペース性の向上に貢献
する優れたガス絶縁開閉装置を提供する。 【構成】 据付面に垂直に配置された遮断器1の上部口
出し端子部2には、変流器4を介してT分岐接続母線1
4が接続される。T分岐接続母線14には据付面に対し
て垂直な同一面上に配置される上端部および下端部が形
成され、上端部はケーブル接続装置10aを介して電力
ケーブルにより調相設備に接続され、下端部はケーブル
接続装置10bを介して電力ケーブルにより所内変圧器
に接続される。一方、遮断器1の下部口出し端子部3に
は、断路器5c、接地開閉器6c、接続母線9aを介し
て、ガス絶縁開閉装置と変圧器とを接続するガス絶縁母
線11a,11bへと接続されている。
の保守作業性を高めると共に、スペース性の向上に貢献
する優れたガス絶縁開閉装置を提供する。 【構成】 据付面に垂直に配置された遮断器1の上部口
出し端子部2には、変流器4を介してT分岐接続母線1
4が接続される。T分岐接続母線14には据付面に対し
て垂直な同一面上に配置される上端部および下端部が形
成され、上端部はケーブル接続装置10aを介して電力
ケーブルにより調相設備に接続され、下端部はケーブル
接続装置10bを介して電力ケーブルにより所内変圧器
に接続される。一方、遮断器1の下部口出し端子部3に
は、断路器5c、接地開閉器6c、接続母線9aを介し
て、ガス絶縁開閉装置と変圧器とを接続するガス絶縁母
線11a,11bへと接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変電所などに設置され
るガス絶縁開閉装置に関するものであり、特に、主変圧
器に接続され、ガス絶縁母線を含む変圧器3次回路が設
けられたガス絶縁開閉装置の配置構成に改良を加えたも
のである。
るガス絶縁開閉装置に関するものであり、特に、主変圧
器に接続され、ガス絶縁母線を含む変圧器3次回路が設
けられたガス絶縁開閉装置の配置構成に改良を加えたも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、主変圧器、所内変圧器および
調相設備に接続され、変圧器3次回路用、所内変圧器回
路用および調相回路用として使用されるガス絶縁開閉装
置が知られている。ここで図4〜図7を参照して従来の
ガス絶縁開閉装置を具体的に説明する。まず図4にてガ
ス絶縁開閉装置における変圧器3次回路の単線結線図を
示す。図において、GCBは遮断器であり、各遮断器G
CBの一端には断路器DS1、接地開閉器ES1、計器
用変圧器PT、避雷器LAを介して主変圧器TRが接続
されている。また遮断器GCBの他端には断路器DS
2,DS3,接地開閉器ES2,ES3を介して調相設
備、所内変圧器が接続される。
調相設備に接続され、変圧器3次回路用、所内変圧器回
路用および調相回路用として使用されるガス絶縁開閉装
置が知られている。ここで図4〜図7を参照して従来の
ガス絶縁開閉装置を具体的に説明する。まず図4にてガ
ス絶縁開閉装置における変圧器3次回路の単線結線図を
示す。図において、GCBは遮断器であり、各遮断器G
CBの一端には断路器DS1、接地開閉器ES1、計器
用変圧器PT、避雷器LAを介して主変圧器TRが接続
されている。また遮断器GCBの他端には断路器DS
2,DS3,接地開閉器ES2,ES3を介して調相設
備、所内変圧器が接続される。
【0003】また、図5〜図7は従来のガス絶縁開閉装
置の構成例を示している。図5は正面図、図6は背面
図、図7は平面図である。図に示すように、遮断器1は
据付面に対して垂直に配置されており、その容器側面の
上部および下部には上部口出し端子部2および下部口出
し端子部3が設けられている。これら口出し端子部2,
3は、据付面に対して垂直な同一面上に配置されてい
る。このうち上部口出し端子部2には断路器5c、接地
開閉器6c、計器用変圧器7、避雷器8を介して、ケー
ブル接続装置10cが接続されている。このケーブル接
続装置10cは、図示しない電力ケーブルにより主変圧
器(図示せず)が接続される。
置の構成例を示している。図5は正面図、図6は背面
図、図7は平面図である。図に示すように、遮断器1は
据付面に対して垂直に配置されており、その容器側面の
上部および下部には上部口出し端子部2および下部口出
し端子部3が設けられている。これら口出し端子部2,
3は、据付面に対して垂直な同一面上に配置されてい
る。このうち上部口出し端子部2には断路器5c、接地
開閉器6c、計器用変圧器7、避雷器8を介して、ケー
ブル接続装置10cが接続されている。このケーブル接
続装置10cは、図示しない電力ケーブルにより主変圧
器(図示せず)が接続される。
【0004】一方、遮断器1の下部口出し端子部3には
変流器4を介して接続母線9aが接続されている。この
接続母線9aは据付面に対して垂直な同一面上に3本、
上下方向に配置されている。また、接続母線9aは横方
向に延ばされた後、上部口出し端子部2側に接続された
断路器5cや接地開閉器6cなどを避けた位置で立ち上
げられ、断路器5a,5b、接地開閉器6a,6bを経
由してケーブル接続装置10a,10bが接続されてい
る。更にケーブル接続装置10a,10bは、図示しな
い電力ケーブルにより所内変圧器、調相設備(共に図示
せず)に接続される。
変流器4を介して接続母線9aが接続されている。この
接続母線9aは据付面に対して垂直な同一面上に3本、
上下方向に配置されている。また、接続母線9aは横方
向に延ばされた後、上部口出し端子部2側に接続された
断路器5cや接地開閉器6cなどを避けた位置で立ち上
げられ、断路器5a,5b、接地開閉器6a,6bを経
由してケーブル接続装置10a,10bが接続されてい
る。更にケーブル接続装置10a,10bは、図示しな
い電力ケーブルにより所内変圧器、調相設備(共に図示
せず)に接続される。
【0005】以上のようなガス絶縁開閉装置は、変圧器
3次回路、所内変圧器回路および調相回路により、主変
圧器、所内変圧器および調相設備に接続されるが、両者
を接続する具体的な接続機器としては、電力ケーブルあ
るいは架空線が用いられている。しかし、電力ケーブル
接続を行う場合には、電力ケーブルを地中へ埋設する洞
道設置の為の土木工事が必要であり、また、架空線接続
を行う場合にはその架空線を支える鉄塔表作工事が必要
である。近年、このような工事にかかる費用は、用地・
人件費の高騰に伴って増大する傾向にあり、問題となっ
ている。そこで、この問題を解消する接続機器としてガ
ス絶縁開閉装置と同じ絶縁媒体を有するガス絶縁母線が
考えられるが、回路の重要性を考慮して、主変圧器とガ
ス絶縁開閉装置とを接続する接続機器だけに、このガス
絶縁母線を用いることが一般的に行われている。すなわ
ち、ガス絶縁母線は変圧器3次回路に含まれ、その一端
部が遮断器の口出し端子部に接続され、他端部が主変圧
器にΔ結線にて接続されている。
3次回路、所内変圧器回路および調相回路により、主変
圧器、所内変圧器および調相設備に接続されるが、両者
を接続する具体的な接続機器としては、電力ケーブルあ
るいは架空線が用いられている。しかし、電力ケーブル
接続を行う場合には、電力ケーブルを地中へ埋設する洞
道設置の為の土木工事が必要であり、また、架空線接続
を行う場合にはその架空線を支える鉄塔表作工事が必要
である。近年、このような工事にかかる費用は、用地・
人件費の高騰に伴って増大する傾向にあり、問題となっ
ている。そこで、この問題を解消する接続機器としてガ
ス絶縁開閉装置と同じ絶縁媒体を有するガス絶縁母線が
考えられるが、回路の重要性を考慮して、主変圧器とガ
ス絶縁開閉装置とを接続する接続機器だけに、このガス
絶縁母線を用いることが一般的に行われている。すなわ
ち、ガス絶縁母線は変圧器3次回路に含まれ、その一端
部が遮断器の口出し端子部に接続され、他端部が主変圧
器にΔ結線にて接続されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ガス絶縁母
線を変圧器3次回路に含んだガス絶縁開閉装置に対し
て、図5〜図7に示した従来のガス絶縁開閉装置の配置
構成を適用した場合、遮断器1の上部口出し端子部2側
にガス絶縁母線が接続されることになる。このようなガ
ス絶縁開閉装置においては次のような問題点があった。
線を変圧器3次回路に含んだガス絶縁開閉装置に対し
て、図5〜図7に示した従来のガス絶縁開閉装置の配置
構成を適用した場合、遮断器1の上部口出し端子部2側
にガス絶縁母線が接続されることになる。このようなガ
ス絶縁開閉装置においては次のような問題点があった。
【0007】すなわち、上部口出し端子部2側に接続さ
れるガス絶縁母線は据付面よりかなり上方に位置する。
一方、主変圧器とガス絶縁開閉装置とを接続するガス絶
縁母線は長い距離を接続するので、かなりの重量物であ
り、これを支える架構および基礎が必要である。ガス絶
縁母線が据付面よりかなり上方に位置していると、この
架構および基礎に対する負荷は大きくなり、しかもガス
絶縁母線の重心が高いため、ガス絶縁母線を安定して支
持することは困難であった。
れるガス絶縁母線は据付面よりかなり上方に位置する。
一方、主変圧器とガス絶縁開閉装置とを接続するガス絶
縁母線は長い距離を接続するので、かなりの重量物であ
り、これを支える架構および基礎が必要である。ガス絶
縁母線が据付面よりかなり上方に位置していると、この
架構および基礎に対する負荷は大きくなり、しかもガス
絶縁母線の重心が高いため、ガス絶縁母線を安定して支
持することは困難であった。
【0008】また、所内変圧器、調相設備に接続される
ケーブル接続装置10a,10bには電力ケーブルを接
続するが、この電力ケーブルの保守点検を行う場合、ケ
ーブル接続装置10a,10bのタンクを取外すなど重
機を用いた作業を行うため、十分な作業スペースを確保
しなくてはならない。ところが、ケーブル接続装置10
a,10bは接続母線9aにより下部口出し端子部3に
接続されている。この接続母線9aは前述したように、
上部口出し端子部2側に接続された断路器5cや接地開
閉器6cなどを避ける位置まで横方向に延ばされてい
る。そのため、電力ケーブルの保守作業を行う際、十分
な作業スペースを確保することが難しく、電力ケーブル
の保守作業性が低いという不具合が生じた。
ケーブル接続装置10a,10bには電力ケーブルを接
続するが、この電力ケーブルの保守点検を行う場合、ケ
ーブル接続装置10a,10bのタンクを取外すなど重
機を用いた作業を行うため、十分な作業スペースを確保
しなくてはならない。ところが、ケーブル接続装置10
a,10bは接続母線9aにより下部口出し端子部3に
接続されている。この接続母線9aは前述したように、
上部口出し端子部2側に接続された断路器5cや接地開
閉器6cなどを避ける位置まで横方向に延ばされてい
る。そのため、電力ケーブルの保守作業を行う際、十分
な作業スペースを確保することが難しく、電力ケーブル
の保守作業性が低いという不具合が生じた。
【0009】さらに従来のガス絶縁開閉装置において
は、ケーブル接続装置10aと10cとが、遮断器の据
付面に対して水平方向に並んで配置されている。これ
は、所内変圧器回路、調相回路および変圧器3次回路と
の接続部分が、遮断器の据付面に対して水平方向にずれ
ていることに起因している。そのため、各回路における
同一相は、遮断器の据付面に対して垂直な同一平面上に
位置しておらず、ガス絶縁開閉装置の据付スペースは幅
方向に大きくなり、スペース性が悪いという問題点があ
った。
は、ケーブル接続装置10aと10cとが、遮断器の据
付面に対して水平方向に並んで配置されている。これ
は、所内変圧器回路、調相回路および変圧器3次回路と
の接続部分が、遮断器の据付面に対して水平方向にずれ
ていることに起因している。そのため、各回路における
同一相は、遮断器の据付面に対して垂直な同一平面上に
位置しておらず、ガス絶縁開閉装置の据付スペースは幅
方向に大きくなり、スペース性が悪いという問題点があ
った。
【0010】本発明は、以上のような課題を解決するた
めに提案されたものであり、その目的は、ガス絶縁母線
を確実に支持し、且つ電力ケーブルの保守作業性を高め
ると共に、スペース性の向上に貢献する優れたガス絶縁
開閉装置を提供することである。
めに提案されたものであり、その目的は、ガス絶縁母線
を確実に支持し、且つ電力ケーブルの保守作業性を高め
ると共に、スペース性の向上に貢献する優れたガス絶縁
開閉装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ガス絶縁開閉装置は、据付面に対し垂直に配置された遮
断器の上部口出し端子部に所内変圧器回路および調相回
路に含まれるケーブル接続機器を接続し、遮断器の下部
口出し端子部に変圧器3次回路に含まれるガス絶縁母線
を接続することを特徴とする。
ガス絶縁開閉装置は、据付面に対し垂直に配置された遮
断器の上部口出し端子部に所内変圧器回路および調相回
路に含まれるケーブル接続機器を接続し、遮断器の下部
口出し端子部に変圧器3次回路に含まれるガス絶縁母線
を接続することを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項2記載のガス絶縁開
閉装置は、据付面に対し垂直に配置された遮断器の容器
側面に、据付面に対して垂直な同一面上に配置される一
対の口出し端子部を形成し、この口出し端子部の一方
に、据付面に対して垂直な同一面上に配置される上端部
および下端部を有する分岐接続母線を接続し、この分岐
接続母線の上端部および下端部のうち、一方に所内変圧
器回路に含まれるケーブル接続機器を接続し、他方に調
相回路に含まれるケーブル接続機器を接続すると共に、
口出し端子部の他方に、変圧器3次回路に含まれるガス
絶縁母線を接続することを特徴とする。
閉装置は、据付面に対し垂直に配置された遮断器の容器
側面に、据付面に対して垂直な同一面上に配置される一
対の口出し端子部を形成し、この口出し端子部の一方
に、据付面に対して垂直な同一面上に配置される上端部
および下端部を有する分岐接続母線を接続し、この分岐
接続母線の上端部および下端部のうち、一方に所内変圧
器回路に含まれるケーブル接続機器を接続し、他方に調
相回路に含まれるケーブル接続機器を接続すると共に、
口出し端子部の他方に、変圧器3次回路に含まれるガス
絶縁母線を接続することを特徴とする。
【0013】
【作用】以上のような構成を有する請求項1記載の本発
明においては、遮断器の上部口出し端子部に所内変圧器
回路および調相回路に含まれるケーブル接続機器を接続
することにより、遮断器の上部付近に電力ケーブル接続
作業を要する所内変圧器回路および調相回路を配置する
ことができる。そのため、ケーブル接続機器のタンクを
取外す時に障害物がないなど、電力ケーブル保守作業用
のスペースを十分獲得することができる。また、遮断器
の下部口出し端子部に変圧器3次回路に含まれるガス絶
縁母線を接続するので、変圧器との間を長い距離接続す
るガス絶縁母線は、遮断器の下部付近に配置している。
そのため、ガス絶縁母線を低い位置で支持することがで
きる。したがって、ガス絶縁母線の重心は低くなり、且
つガス絶縁母線を支える架構および基礎に対する負荷を
小さくなる。
明においては、遮断器の上部口出し端子部に所内変圧器
回路および調相回路に含まれるケーブル接続機器を接続
することにより、遮断器の上部付近に電力ケーブル接続
作業を要する所内変圧器回路および調相回路を配置する
ことができる。そのため、ケーブル接続機器のタンクを
取外す時に障害物がないなど、電力ケーブル保守作業用
のスペースを十分獲得することができる。また、遮断器
の下部口出し端子部に変圧器3次回路に含まれるガス絶
縁母線を接続するので、変圧器との間を長い距離接続す
るガス絶縁母線は、遮断器の下部付近に配置している。
そのため、ガス絶縁母線を低い位置で支持することがで
きる。したがって、ガス絶縁母線の重心は低くなり、且
つガス絶縁母線を支える架構および基礎に対する負荷を
小さくなる。
【0014】また、請求項2記載の本発明において、遮
断器の一方の口出し端子部に接続された分岐接続母線の
上端部および下端部と、遮断器の他方の口出し端子部と
を、据付面に対して垂直な同一面上に位置させることが
できる。そのため、所内変圧器回路、調相回路および変
圧器3次回路における同一相を、据付面に対して垂直な
同一平面上に配置することが可能である。したがって、
ガス絶縁開閉装置の据付スペースを幅方向に縮小するこ
とができる。
断器の一方の口出し端子部に接続された分岐接続母線の
上端部および下端部と、遮断器の他方の口出し端子部と
を、据付面に対して垂直な同一面上に位置させることが
できる。そのため、所内変圧器回路、調相回路および変
圧器3次回路における同一相を、据付面に対して垂直な
同一平面上に配置することが可能である。したがって、
ガス絶縁開閉装置の据付スペースを幅方向に縮小するこ
とができる。
【0015】
【実施例】以下に、本発明によるガス絶縁開閉装置の一
実施例について、図1〜図3を参照して具体的に説明す
る。図1は本実施例の正面図、図2は本実施例の側面
図、図3は本発明によるガス絶縁開閉装置及びガス絶縁
母線、変圧器の配置例を示す平面図である。なお、本実
施例は請求項1および2を含んでおり、また、図4〜図
7に示した従来技術と基本的に同じ構成機器による接続
構成を示しており、本発明に従って配置のみを説明した
ものである。そのため図4〜図7に示した部分と同一部
分については同一符号を付し、説明は省略する。
実施例について、図1〜図3を参照して具体的に説明す
る。図1は本実施例の正面図、図2は本実施例の側面
図、図3は本発明によるガス絶縁開閉装置及びガス絶縁
母線、変圧器の配置例を示す平面図である。なお、本実
施例は請求項1および2を含んでおり、また、図4〜図
7に示した従来技術と基本的に同じ構成機器による接続
構成を示しており、本発明に従って配置のみを説明した
ものである。そのため図4〜図7に示した部分と同一部
分については同一符号を付し、説明は省略する。
【0016】図1に示すように、遮断器1の上部口出し
端子部2には、変流器4を介して、T分岐接続母線14
が接続されている。T分岐接続母線14は、据付面に対
して垂直な同一面上の上下方向へ分岐されており、据付
面に対して垂直な同一面上に配置される上端部および下
端部が設けられている。T分岐接続母線14の上端部に
は断路器5a、接地開閉器6aを経由してケーブル接続
装置10aが接続されている。このケーブル接続装置1
0aは、図示しない電力ケーブルにより調相設備(図示
せず)に接続される。また、T分岐接続母線14の下端
部には、同様に断路器5b、接地開閉器6bを経由して
ケーブル接続装置10bが接続されている。このケーブ
ル接続装置10bは、図示しない電力ケーブルにより所
内変圧器(図示せず)に接続される。一方、遮断器1の
下部口出し端子部3には、断路器5c、接地開閉器6c
を介して接続母線9bが接続されている。この接続母線
9bはガス絶縁母線11a,11bに接続される。この
ガス絶縁母線11a,11bにより本実施例のガス絶縁
開閉装置と主変圧器13a,13b,13cとが接続さ
れる。
端子部2には、変流器4を介して、T分岐接続母線14
が接続されている。T分岐接続母線14は、据付面に対
して垂直な同一面上の上下方向へ分岐されており、据付
面に対して垂直な同一面上に配置される上端部および下
端部が設けられている。T分岐接続母線14の上端部に
は断路器5a、接地開閉器6aを経由してケーブル接続
装置10aが接続されている。このケーブル接続装置1
0aは、図示しない電力ケーブルにより調相設備(図示
せず)に接続される。また、T分岐接続母線14の下端
部には、同様に断路器5b、接地開閉器6bを経由して
ケーブル接続装置10bが接続されている。このケーブ
ル接続装置10bは、図示しない電力ケーブルにより所
内変圧器(図示せず)に接続される。一方、遮断器1の
下部口出し端子部3には、断路器5c、接地開閉器6c
を介して接続母線9bが接続されている。この接続母線
9bはガス絶縁母線11a,11bに接続される。この
ガス絶縁母線11a,11bにより本実施例のガス絶縁
開閉装置と主変圧器13a,13b,13cとが接続さ
れる。
【0017】以上のような構成を有する本実施例によれ
ば、遮断器1の上部口出し端子部2にケーブル接続装置
10a,10bを接続することにより、遮断器1の上部
付近に電力ケーブル接続作業を要する所内変圧器回路お
よび調相回路を配置することが可能である。そのため、
ケーブル接続装置10a,10bのタンクを取外す時に
障害物がないなど、電力ケーブルを保守作業を行う際、
作業スペースを十分にとることができる。したがって、
電力ケーブルの保守作業性の作業効率を高めることがで
きる。
ば、遮断器1の上部口出し端子部2にケーブル接続装置
10a,10bを接続することにより、遮断器1の上部
付近に電力ケーブル接続作業を要する所内変圧器回路お
よび調相回路を配置することが可能である。そのため、
ケーブル接続装置10a,10bのタンクを取外す時に
障害物がないなど、電力ケーブルを保守作業を行う際、
作業スペースを十分にとることができる。したがって、
電力ケーブルの保守作業性の作業効率を高めることがで
きる。
【0018】また、遮断器1の下部口出し端子部3に接
続母線9bを介してガス絶縁母線11a,11bを接続
しているので、ガス絶縁母線11a,11bを遮断器1
の据付面から低い位置にて支持することができる。した
がって、ガス絶縁母線11a,11bの重心を低く抑え
ることができ、しかもガス絶縁母線11a,11bを支
える架構や基礎に対する負荷は小さくなる。その結果、
ガス絶縁母線を安定して支持することができる。
続母線9bを介してガス絶縁母線11a,11bを接続
しているので、ガス絶縁母線11a,11bを遮断器1
の据付面から低い位置にて支持することができる。した
がって、ガス絶縁母線11a,11bの重心を低く抑え
ることができ、しかもガス絶縁母線11a,11bを支
える架構や基礎に対する負荷は小さくなる。その結果、
ガス絶縁母線を安定して支持することができる。
【0019】さらに、本実施例によれば、上部口出し端
子部2に接続されたT分岐接続母線14の上端部および
下端部と、下部口出し端子部3とを、据付面に対して垂
直な同一面上に位置させることができる。そのため、所
内変圧器回路、調相回路および変圧器3次回路における
同一相を同一平面上に配置することが可能である。した
がって、ガス絶縁開閉装置の据付スペースを幅方向に縮
小することができ、スペース性が向上する。
子部2に接続されたT分岐接続母線14の上端部および
下端部と、下部口出し端子部3とを、据付面に対して垂
直な同一面上に位置させることができる。そのため、所
内変圧器回路、調相回路および変圧器3次回路における
同一相を同一平面上に配置することが可能である。した
がって、ガス絶縁開閉装置の据付スペースを幅方向に縮
小することができ、スペース性が向上する。
【0020】なお、本発明のガス絶縁開閉装置は上記実
施例に限定されるものではなく、各構成部材の形状や寸
法などは適宜変更可能である。
施例に限定されるものではなく、各構成部材の形状や寸
法などは適宜変更可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、垂
直配置の遮断器に上下方向に2ヶ所の口出し端子部を形
成し、上部口出し端子部にはケーブル接続機器を用いた
回路を配置して、その保守作業性を容易にすることがで
きた。また、遮断器の下部口出し端子部には主変圧器と
の比較的長い距離を接続するガス絶縁母線を用いた回路
を配置して、このガス絶縁母線の重心を低く抑え、且つ
ガス絶縁母線を支持する架構及び基礎への負荷が軽減し
たため、ガス絶縁母線を安定して支持することができ
た。
直配置の遮断器に上下方向に2ヶ所の口出し端子部を形
成し、上部口出し端子部にはケーブル接続機器を用いた
回路を配置して、その保守作業性を容易にすることがで
きた。また、遮断器の下部口出し端子部には主変圧器と
の比較的長い距離を接続するガス絶縁母線を用いた回路
を配置して、このガス絶縁母線の重心を低く抑え、且つ
ガス絶縁母線を支持する架構及び基礎への負荷が軽減し
たため、ガス絶縁母線を安定して支持することができ
た。
【0022】さらに本発明によれば、遮断器の一方の口
出し端子部に接続された分岐接続母線の上端部および下
端部と、遮断器の他方の口出し端子部とを、据付面に対
して垂直な同一面上に位置させることにより、所内変圧
器回路、調相回路および変圧器3次回路における同一相
を同一平面上に配置して、スペース性の向上を図ること
ができた。
出し端子部に接続された分岐接続母線の上端部および下
端部と、遮断器の他方の口出し端子部とを、据付面に対
して垂直な同一面上に位置させることにより、所内変圧
器回路、調相回路および変圧器3次回路における同一相
を同一平面上に配置して、スペース性の向上を図ること
ができた。
【図1】本発明によるガス絶縁開閉装置の正面図
【図2】本発明によるガス絶縁開閉装置の側面図
【図3】本発明によるガス絶縁開閉装置、ガス絶縁母
線、主変圧器を示す平面配置図
線、主変圧器を示す平面配置図
【図4】一般的なガス絶縁開閉装置が適用される単線結
線図
線図
【図5】図4の接続構成を有する従来のガス絶縁開閉装
置の平面図
置の平面図
【図6】図4の接続構成を有する従来のガス絶縁開閉装
置の正面図
置の正面図
【図7】図4の接続構成を有する従来のガス絶縁開閉装
置の背面図
置の背面図
1…遮断器 2…上部口出し端子部 3…下部口出し端子部 4…変流器 5a,5b,5c…断路器 6a,6b,6c…接地開閉器 7…計器用変圧器 8…避雷器 9a,9b…接続母線 10a,10b,10c…ケーブル接続装置 11a,11b…ガス絶縁母線 13a,13b,13c…主変圧器
フロントページの続き (72)発明者 今井 建介 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 大坪 和弘 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 横田 岳志 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内
Claims (2)
- 【請求項1】 据付面に対し垂直に配置され且つその容
器側面の上部および下部に上部口出し端子部および下部
口出し端子部が形成された遮断器と、主変圧器にΔ結線
にて接続されるガス絶縁母線を含む変圧器3次回路と、
所内変圧器に接続されるケーブル接続機器を含む所内変
圧器回路と、調相設備に接続されるケーブル接続機器を
含む調相回路とを備えたガス絶縁開閉装置において、 前記上部口出し端子部に前記所内変圧器回路および前記
調相回路に含まれるケーブル接続機器を接続し、 前記下部口出し端子部に変圧器3次回路に含まれるガス
絶縁母線を接続することを特徴とするガス絶縁開閉装
置。 - 【請求項2】 据付面に対し垂直に配置された遮断器
と、主変圧器にΔ結線にて接続されるガス絶縁母線を含
む変圧器3次回路と、所内変圧器に接続されるケーブル
接続機器を含む所内変圧器回路と、調相設備に接続され
るケーブル接続機器を含む調相回路とを備えたガス絶縁
開閉装置において、 前記遮断器の容器側面に、据付面に対して垂直な同一面
上に配置される一対の口出し端子部を形成し、 前記口出し端子部の一方に、据付面に対して垂直な同一
面上に配置される上端部および下端部を有する分岐接続
母線を接続し、 前記分岐接続母線の上端部および下端部のうち、一方に
前記所内変圧器回路に含まれるケーブル接続機器を接続
し、他方に前記調相回路に含まれるケーブル接続機器を
接続すると共に、 前記口出し端子部の他方に、変圧器3次回路に含まれる
ガス絶縁母線を接続することを特徴とするガス絶縁開閉
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039804A JPH06253427A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | ガス絶縁開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5039804A JPH06253427A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | ガス絶縁開閉装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06253427A true JPH06253427A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=12563151
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5039804A Pending JPH06253427A (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | ガス絶縁開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06253427A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102428535A (zh) * | 2009-05-20 | 2012-04-25 | Abb技术有限公司 | 电气式功率开关和带有功率开关的开关板 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP5039804A patent/JPH06253427A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102428535A (zh) * | 2009-05-20 | 2012-04-25 | Abb技术有限公司 | 电气式功率开关和带有功率开关的开关板 |
CN102428535B (zh) * | 2009-05-20 | 2014-11-26 | Abb技术有限公司 | 电气式功率开关和带有功率开关的开关板 |
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