JPH0625326Y2 - 包装容器用ウエブの溶着シール装置 - Google Patents

包装容器用ウエブの溶着シール装置

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JPH0625326Y2
JPH0625326Y2 JP1986155999U JP15599986U JPH0625326Y2 JP H0625326 Y2 JPH0625326 Y2 JP H0625326Y2 JP 1986155999 U JP1986155999 U JP 1986155999U JP 15599986 U JP15599986 U JP 15599986U JP H0625326 Y2 JPH0625326 Y2 JP H0625326Y2
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ヴイルヘルム・ライル
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テトラ パック ホールディングズ エス・エイ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プラスチックコートされた紙材で容器単体を
形成した後、液体食品を充填するようにした包装容器用
ウエブから、容器形成ラインにおいて筒状体を形成する
ときの該ウエブの溶着シール装置に関する。
〔従来の技術〕
従来より、牛乳又は果汁等の液体食品の包装容器製造の
技術分野で、連続状ウエブから容器単体を形成した後液
体食品を充填するようにした充填機に用いられる筒状体
の製造装置で、プラスチックコーチングの施された紙材
の平らなウエブを供給ロールから捲出して間欠的に移送
して両側部を折込みその長手方向縁部を溶着加工により
連続的に相互に溶着シールして筒状体に形成加工した後
個々の筒状体に切断分離する装置は、特開昭59−11
8443号公報により公知であり、従来の此の種容器の
筒状体を比較的短距離において形成し得るという特徴を
有する。上記公報に開示された装置では、間欠的に送ら
れるウエブの移送動作と同期してシール部であるウエブ
の長手方向の縁部を溶着シールするに当り、その前に両
側縁から移送方向に対し横断方向に部分的に切込み又は
打抜線を形成して両側部分を折込み、ウエブの両縁部を
重ね合せて加熱溶着するもので、溶着シールをした後ウ
エブの平らな中央部分の切断加工をして分離された管状
体を次の工程に送るようにしている。
上記の加熱溶着による管状体長手方向縁部の継ぎ合せシ
ールは、平らな中央部分の両側部で折込まれた筒状のウ
エブの相互に重なり合った長手方向縁部を溶着加工ジョ
ーと控えジョー(マンドレル)との間で押圧加熱するも
ので、溶着加工ジョーには、ウエブ表面のプラスチック
が溶着して堆積するのを防止するため、時によりその押
圧加熱面に一般にテフロンと称されるフッ素樹脂の皮膜
が施されていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
筒状のウエブ材料の長手方向縁部の溶着シール装置で上
記のフッ素樹脂被膜の施されていない普通の溶着加工ジ
ョーでは、その押圧面に付着したプラスチックを取除く
ためクリーニング作業を度々必要とし、また上記のフッ
素樹脂被膜を施した溶着加工ジョーでも、該フッ素樹脂
が圧力及び温度に対して敏感であり耐久力に乏しく損傷
して度々新しくする必要があり、機械の運動の中断など
作業能率の低下は免れなかった。
本考案の上記の点に鑑みてなされたものであって、溶着
加工ジョーの押圧面に付着したプラスチックの取除き作
業(クリーニング作業)やフッ素樹脂被膜部分の再加工
を不要とし、機械の運転の中断などを防止して作業能率
の低下を来たさないような溶着シール装置を提供するこ
とを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案では、上記のような問題点を解決するために、溶
着シール装置における溶着加工ジョーの下端の押圧面に
設けるフッ素樹脂被膜部分を容易に且つ効率的に更新す
ることができるようにしている。
すなわち、プラスチックコートされ、かつ、予め筒状に
折込まれた包装容器用ウエブ(w)の未溶着状態のシール
部を溶着シールするべく、ヒーター(3)を内蔵する溶着
加工ジョー(1)が、ウエブ(w)の間欠移送と同期して該シ
ール部上に押圧駆動し、一方、該溶着加工ジョー(1)を
挾む位置に配設された捲出しロール(4)と捲取りロール
(5)との間でフッ素樹脂被覆帯状部材(6)が、前記捲取り
ロール(5)の回転駆動により前記シール部の長手方向と
直角方向に移動し、かつ、該捲取りロール(5)に捲取ら
れることを特徴とする包装容器用ウエブの溶着シール装
置が構成されている。
〔作用〕
これにより、本考案の装置では、従来装置に用いられる
溶着加工ジョーが、その押圧面にプラスチック付着防止
のためのフッ素樹脂被覆を施してクリーニング作業を不
要としたものであっても、シール部の溶着シール作業に
伴う損傷で度々該被覆を新しくする必要があり、ジョー
の取替えなどで機械の運転の中断の発生は避けられなか
ったが、装置の溶着加工ジョー(1)の押圧面(1a)に接触
せしめたフッ素樹脂被覆帯状部材(6)を、捲取ロール(5)
の回転駆動により捲出しロール(4)から捲出して包装容
器用ウエブ(w)のシールの長手方向と直角方向に移動し
て捲取ロール(5)に捲取ることにより、前の溶着シール
作業で圧力・温度の影響を受けて損傷して取替える必要
の生じたフッ素樹脂被覆部分を、僅かに移動させること
により更新して該帯状部材(6)の全幅を用いて効率的に
溶着シール作業を行うことができ、従来装置のような機
械の運転の中断の発生を防止することができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付の図面に基づいて説明する。
第1図は、本考案装置の要部を示す正面図で、第2図
は、帯状のフッ素樹脂被覆帯状部材(6)の懸架状態を示
す側面図である。
溶着加工ジョー(1)は、下部にウエブ(w)の重合した長手
方向縁部(W1),(W2)を押圧加熱するための所定巾の押圧
面(1a)を備え、加工すべき筒状体単体の長さのほぼ2倍
の長さを有する金属製のブロック状のもので、基台(18)
の上方で図示しない昇降手段で上下動(20)する本体(10)
の中央下部に中間接続部材を介して取付けられ、押圧面
(1a)に近接した位置に溶着加工ジョー(1)の長手方向を
貫通して設置されたヒーター(3)により電気的に加熱さ
れるようになっている。基台(18)の上部中央には、本装
置の手前で両側部分を折込まれ両縁部(W1),(W2)を重ね
合わされて平たい筒状となり、中央に挿通された板状マ
ンドレル(9)上を間欠移送されてくるウエブ(w)を支持す
るように、支持板部材(2)が設置され、該支持板部材(2)
を挾んでその長手方向の両側には、折込まれた筒状ウエ
ブ(w)の両側の位置規正をするとともに筒状ウエブの折
込まれた上面の起き上りを規制するための一対のガイド
部材(11),(12)が設けられている。上記溶着加工ジョー
(1)の長手方向と平行に、該ジョー(1)を挾んで左右両側
に、一般にテフロンと呼ばれるフッ素樹脂を薄い織物に
被覆した帯状部材(6)を外周に巻込んだ捲出しロール(4)
及び該フッ素樹脂被覆帯状部材(6)を捲取るための捲取
りロール(5)が、それぞれ、本体(10)のウエブの移送方
向に対する前後の端面から垂下した対向する各一対の軸
受部材(13),(14)間にその軸部を支持されており、移送
方向の前側の左右の軸受部材(13),(13)には各ロール
(3),(4)の軸部が孔に嵌合して支承され、移送方向の後
側の左右の軸受部(14),(14)には二つに分割された軸受
部にそれぞれロール(4),(5)の軸部が挾持され、該後側
の各軸受部材(14),(14)において捲出ロール(4)及び捲
取りロール(5)の各軸は、軸毎に一対のつまみ(15),(1
5)によりそれぞれバネ座金(16)を介して適当な弾力で締
めつけられ摩擦により自由に回転できないようになって
いる。捲出しロール(4)と捲取りロール(5)との間の帯状
のフッ素樹脂被覆帯状部材(6)は、対向するロール(4),
(5)間に位置する溶着加工ジョー(1)の下部の押圧面(1a)
に該フッ素樹脂被覆帯状部材(6)の背面が当接状態で懸
架されており、捲取りロール(5)の回動(第1図におい
て反時計方向)により該帯状部材(6)は捲出ロール(4)か
ら捲き出されて溶着加工ジョーの押圧面(1a)を摺動して
筒状ウエブ(w)のシール長手方向と直角方向に移動して
捲取りロール(5)に捲取られる。また、作業者の操作側
(第1図では右側)の捲取りロール(5)の軸端には、ハ
ンドル(8)を固着した逆転防止車(7)が固着され、ハンド
ル(8)の揺動(18)により捲取りロール(5)を第1図におい
て反時計方向にのみ逐次回転可能としている。すなわ
ち、ハンドル(8)の揺動(18)によりフッ素樹脂被覆帯状
部材(6)は捲出しロール(4)から捲出されて押圧面(1a)を
摺動して捲取りロール(5)に逐次捲取られるようになっ
ている。
上記溶着加工ジョー(1)と捲出しロール(4)、捲取りロー
ル(5)の長さ及びフッ素樹脂被覆帯状部材(6)の巾は、ウ
エブ(w)の筒状体単体部分の長さの2倍の長さに設定さ
れており、ウエブ(w)が前の工程で平らな中央部分の両
側を折込まれて筒状体となり該筒状体単体の長さづつ間
欠移送されるとき、移送毎に押圧駆動される溶着加工ジ
ョー(1)により2回づつ押圧加熱され、最初の押圧加熱
によりウエブ(w)の長手方向縁部(W1),(W2)は、押圧加
工ジョー(1)と支持板部材(2)間の押圧により、溶着加工
ジョー(1)の押圧面(1a)の下面に位置するフッ素樹脂被
覆帯状部材(6)の部分と筒状のウエブ(w)内に挿通状態に
ある板状マンドレル(9)との間で押圧されて予備加熱さ
れ、2回目の押圧により上記ウエブの縁部(W1),(W2)は
一定の接触加熱により充分に溶着され相互に合体される
(第2図,第3図,第4図参照)。
従って、本装置を用いて間欠移送される筒状体ウエブの
長手方向シール部である重なった縁部を押圧加熱すると
き、溶着加工作業で圧力及び温度の影響を受け損傷した
押圧面(1a)の下面に位置するフッ素樹脂被覆帯状部材の
部分をハンドル(8)の揺動操作により容易にウエブ(w)の
シールの長手方向と直角方向に移動させることができる
ため、随時新しいフッ素樹脂の被覆された部分により該
帯状部材全幅を用いて効率的に該重なった縁部の溶着加
工をすることができる。
なお、本体(10)は、その一側(第1図では左方)に設け
られた軸部により上方に転回できるようにして、フッ素
樹脂被覆帯状部材のロールへの取付、交換が容易に行え
るようにしている。
また、上記実施例においてはハンドルを揺動せしめるこ
とにより、押圧面に位置するフッ素樹脂被覆帯状部材を
逐次移動できるようにしたが、つまみ其の他の手段を用
いて該フィルム部材を移動せしめることが可能なことは
言うまでもない。
なお、上記実施例では筒状の包装容器用ウエブのシール
部である長手方向縁部の溶着シールについて説明した
が、予め筒状に折込まれ、所要のシール部が未溶着状態
の包装容器用ウエブの該シール部を溶着シールするもの
であれば、該シール部に対し本考案を用いることができ
るのは勿論である。
〔考案の効果〕
上記の説明から明らかなように、本考案によれば、筒状
の包装容器用ウエブの長手方向縁部の溶着継合など、予
め筒状に折込まれた包装容器用ウエブの未溶着状態のシ
ールを溶着シールするに当り、溶着加工ジョーの押圧面
に位置するフッ素樹脂被覆帯状部材を、捲取りロールの
回転駆動により捲出しロールから捲出して包装容器用ウ
エブのシールの長手方向と直角方向に移動せしめて捲取
りロールに捲取ることにより、前の溶着シール作業で圧
力・温度の影響を受けて損傷して取替える必要の生じた
フッ素樹脂被覆部分を僅かに移動させるだけで容易に更
新して該帯状部材の全幅を用いて効率的に溶着シール作
業を行うことが可能で、溶着加工ジョーの押圧面に付着
したプラスチックのクリーニング作業や、該押圧面にフ
ッ素樹脂を被覆した場合の該溶着加工ジョーの取替など
を不要にすることができ、機械の運転の中断などによる
時間のロスを防止して作業能率の向上に資するところが
大きい。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示すもので、 第1図は、本考案装置の要部を示す正面図、 第2図は、帯状のフッ素樹脂被覆帯状部材の懸架状態を
示す側面図、 第3図は、管状ウエブと溶着加工ジョーとの位置関係を
示す平面図、 第4図は、管状ウエブのシール部である長手方向縁部の
溶着シールされた状態を示す部分斜視図、 である。 (1)……溶着加工ジョー、(1a)……押圧面、(2)……支持
板部材、(3)……ヒーター、(4)……捲出しロール、(5)
……捲取りロール、(6)……フッ素樹脂被覆帯状部材、
(7)……逆転防止車、(8)……ハンドル、(9)……板状マ
ンドレル、(w)……ウエブ、(W1),(W2)……長手方向縁
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックコートされ、かつ、予め筒状
    に折込まれた包装容器用ウエブ(w)の未溶着状態のシー
    ル部を溶着シールするべく、ヒーター(3)を内蔵する溶
    着加工ジョー(1)が、ウエブ(w)の間欠移送と同期して該
    シール部上に押圧駆動し、一方、該溶着加工ジョー(1)
    を挾む位置に配設された捲出しロール(4)と捲取りロー
    ル(5)との間でフッ素樹脂被覆帯状部材(6)が、前記捲取
    りロール(5)の回転駆動により前記シール部の長手方向
    と直角方向に移動し、且つ、該捲取りロール(5)に捲取
    られることを特徴とする包装容器用ウエブの溶着シール
    装置。
JP1986155999U 1986-10-11 1986-10-11 包装容器用ウエブの溶着シール装置 Expired - Lifetime JPH0625326Y2 (ja)

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