JPH06253020A - 呼情報利用システム - Google Patents

呼情報利用システム

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JPH06253020A
JPH06253020A JP3372793A JP3372793A JPH06253020A JP H06253020 A JPH06253020 A JP H06253020A JP 3372793 A JP3372793 A JP 3372793A JP 3372793 A JP3372793 A JP 3372793A JP H06253020 A JPH06253020 A JP H06253020A
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Yoshimasa Tokui
慶昌 得井
Masato Minamizawa
正人 南澤
Natsuo Tai
夏生 田居
Hironobu Yamamoto
博伸 山本
Makoto Iio
誠 飯尾
Masato Ihara
正人 井原
Masahiko Tsujimoto
雅彦 辻本
Ryoji Takaichi
良治 高市
Masaki Takahashi
政樹 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信網において発生する呼情報を収集し、多
様なサービスを効率的に実施する。 【構成】 通信網(1)内の交換機(A1〜AN)から呼
情報を取り出し、適用されるアプリケーションの種類に
応じて振分ける情報振分け装置(100)を特定のオペ
レーションシステム(OPx)内に設け、この情報振分
け装置によって振分けられた各呼情報をそれらを必要と
する各オペレーションシステムに供給するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気通信網において通
信に伴って発生する呼情報を処理する呼情報利用システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の電気通信網における呼情
報を利用したシステムの1つである課金システムの構成
を示すブロック図である。図12において、1は加入者
によって通信経路として使用される通信網であり、加入
者間の回線接続を行う市内交換機A1〜ANを有する。2
は、市内交換機A1〜ANから出力される明細ビル等の情
報を伝達する共通線網であり、情報伝達経路を切り換え
るための信号中継交換機2a、2a、…を有する。ここ
に、明細ビルは、加入者の利用に対応して発生する課金
のための一定情報をフォーマット化したものである。3
は網サービス制御局、4は網サービス制御局を統括する
網サービス統括局である。これらは通信網1内の各部を
監視し加入者の発呼に応答して通信網1に通信経路を形
成するための制御を行う他、一般呼以外の呼についての
明細ビルの作成およびその伝送を行う。6、6、…は明
細センタ、5はこれらの各明細センタを統括するマスタ
明細センタである。7は料金業務総合システムであり、
各明細センタから明細ビルを収集し、料金請求書の発行
等の料金業務を行う。
【0003】以下、上記システムの動作を説明する。市
内交換機A2の管轄下にある加入者bが発信者となって
市内交換機A1の管轄下にある加入者aを着信者とする
通話を行ったとすると、発信側交換機である市内交換機
2は、図13に示す課金のための処理を実行する。な
お、発・着信における接続処理等の通信に必要な各種処
理については、周知のためここでは省略する。まず、市
内交換機A2は、通話の終了を検知すると(ステップS
1)、発信者と着信者との距離に基づいて1度数(10
円)で通話可能な単位時間(MBI:Message
BillingIndex)を決定し、通話時間を単位
時間で割り算し、度数を求める(ステップS2)。次い
で市内交換機A2は、着信者番号、発信者の加入者番
号、日付、MBI、加入者クラス(優先、一般)、通話
開始時刻、度数、通話時間の各データを圧縮して明細ビ
ルを作成し共通線網2を介して明細センタ6へと送信す
る(ステップS3)。この明細ビルは、図14に示すよ
うに例えば4Byte(バイト)×4W(ワード)から
なる固定長データで構成されている。なお、図14では
矢印を始点に「加入番号」「着信番号」「MBI」「通
信開始時間」……の順に各データが構成される。市内交
換機A2から送信された明細ビルは、共通線網2内の信
号中継交換機2aを介し、明細センタ6、6、…のうち
市内交換機A2に対応した明細センタ6へ供給される。
そして、明細センタ6により、明細ビルが収集されると
加入者毎に蓄積される。そして、各明細センタ6では、
定期的に(例えば月に1回)、各加入者毎に、その時点
までに蓄積された明細ビルが集計されて使用度数が算出
される。これら各加入者に対応した集計度数および明細
ビルは、各明細センタ6、6、…から料金業務総合シス
テム7へ転送される。料金業務総合システム7では、各
加入者毎に、月額基本料金、上記集計度数に基づく通話
料金およびその他の付加サービスの利用料金の総和が算
出され、この算出結果に基づいて料金請求書の発行等の
料金業務が行われる。
【0004】一方、上記加入者aが料金着信人払いサー
ビス(フリーダイヤル)等のサービスを利用した場合に
は、網サービス制御局3が論理番号/着物理番号(着信
側加入者番号に相当)の変換を行うと共に発信者および
着信者間の距離に基づいて単位時間を決定し、度数計算
および明細ビルの生成を行う。この明細ビルは網サービ
ス制御局3から網サービス統括局4へと転送され、次い
でマスタ明細センタ5を介し、明細センタ6、6、…の
うち上記着物理番号に対応した明細センタ6に送られ
る。そして、他の明細ビルと共に課金処理の対象とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の呼情報に基づく課金システムは、各交換機と各明細
センタとが1対1に対応しており、その対応関係が固定
であり、発信側交換機が出力する明細ビルは常にこれと
対応した明細センタに送られていた。このため、着信側
に課金をするような場合には、上述したように網サービ
ス制御局、網サービス統合局等による複雑な処理が必要
となり、課金処理を迅速に行うことができなかった。
【0006】また、発信者でもなく着信者でもない第3
者に通話料金を請求する第3者課金等、多様な課金方式
に関する要求がある。しかし、このような要望に応える
ためには、課金方式によらず、課金を行うべき加入者に
対応した明細センタに常に明細ビルが送信されるように
伝送経路を制御する必要があり、このような制御を行う
ように従来よりのシステムを変更しようとすると、シス
テムが極めて複雑なものとなってしまうという問題があ
った。さらに、多様な課金処理を行うためには、それら
の課金処理に必要な多くの情報を共通線網2を介して明
細センタへ伝送する必要がある。しかしながら、共通線
網2の伝送能力の限界があるため、こういった要望に応
えることができなかった。
【0007】また、通信網1においては通話あるいは通
信サービスの利用に伴って課金処理以外の用途に使用可
能な多くの情報(呼情報)が発生するが、それらは充分
に利用されていなかった。例えば、通信網1により各加
入者間の接続が行われる場合、信号中継交換機2aによ
り、各加入者間を接続する交換機および通話路の監視が
行われ、通話路を表す情報が発信側市内交換機に送られ
る。また、通話路が使用中であったり、交換機が故障し
ていたり、あるいはまた通話相手である加入者が通話中
であったりした場合、その旨が発信側市内交換機に報告
される。これらの情報(呼情報)を有効に利用すれば、
各加入者間の接続不良の調査等を含むトラヒック管理を
行うことができる。しかしながら、従来、これらの情報
は有効に利用されておらず、ユーザからの依頼により接
続不良の調査等を行う場合に多大なる労力を要してい
た。
【0008】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、通信網において発生する情報(呼情報)を
有効に利用し、高度なあるいはまた多様な電気通信サー
ビスを実現することができる呼情報利用システムを提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る呼情報利用
システムは、電気通信網を利用して発生する呼情報をそ
の呼情報を用いて行う応用システムに対応させて振り分
けることを特徴としている。請求項1に係る呼情報利用
システムは、電気通信網を利用した通信に伴って発生す
る各個別呼の利用状況データである呼情報を収集する収
集手段と、該収集手段によって収集された呼情報のうち
前記呼情報を処理する各応用システムの処理対象となる
呼情報を選択し当該応用システムに分配する分配手段
と、前記分配された呼情報を対応する応用システムに配
信する送信手段を具備する振分け装置を特定の応用シス
テムに設け、この特定の応用システムにより前記呼情報
を分配した後に前記特定ならびに他の応用システムに配
信するように構成したことを特徴としている。請求項2
に係る呼情報利用システムは、前記振分け装置におい
て、前記収集手段が、各交換機から前記呼情報を受信す
る受信部と、該受信部によって受信された呼情報を蓄積
する蓄積部とを具備し、前記分配手段が、前記各応用シ
ステムに対応した記憶部と、前記蓄積部に蓄積された呼
情報を呼情報の所定のデータの比較により処理対象とす
る応用システムを判断する比較部と、該比較部の比較結
果に基づき、当該応用システムに対応した記憶部に当該
呼情報を書き込む分配蓄積部とを具備し、前記送信手段
が、前記特定の応用システムからの要請により対応した
記憶部の呼情報を送出する取出部と、前記他の応用シス
テムからの要請により当該他の応用システムに対応した
記憶部に記憶された呼情報を当該他の応用システムに送
信する送信部とを具備することを特徴としている。請求
項3に係る呼情報利用システムは、前記振分け手段が、
前記各応用システムの処理対象となる呼情報を規定した
振分け判定用テーブルを有し、この振分け判定テーブル
に従って前記比較部が判断を行い前記呼情報の書き込み
先である記憶部を決定することを特徴としている。ま
た、請求項4に係る呼情報利用システムは、請求項1乃
至3のいずれかに記載の呼情報利用システムであって、
前記呼情報が可変長データであることを特徴としてい
る。
【0010】
【作用】上記請求項1乃至2に係る呼情報利用システム
によれば、電気通信網によって発生する呼情報がそれを
必要とする応用システムに適確に伝送され、応用システ
ムによるサービスが効率的かつ多様に実現可能となる。
上記請求項3に係る呼情報利用システムによれば、振分
け判定テーブルの内容を書き換えるのみの操作により取
り扱う応用システムの変更に適確かつ容易に対処するこ
とができる。上記請求項4に係る呼情報利用システムに
よれば、応用システムが必要とする呼情報に合わせてデ
ータの増減が可能となり、効率的に呼情報を伝送するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の一実施例につい
て説明する。図1はこの発明の一実施例による呼情報利
用システムの構成を示すブロック図である。特定オペレ
ーションシステムOPxと、通信網1内の市内交換機A1
〜ANとは、情報伝達網20に接続される。また、情報
伝達網20にはオペレーションシステムOP1〜OPm
接続される。特定オペレーションシステムOPxには、
情報振分け装置が具備されており、この情報振分け装置
は、市内交換機が発信側交換機となった場合に発生する
呼情報を情報伝達網20を介して受信する。この呼情報
は、発信者および着信者の識別番号、通話時間、利用し
たサービス等、当該市内交換機を介して行われた通信毎
の内容を表す一連の可変長データである。
【0012】特定オペレーションシステムOPx、オペ
レーションシステムOP1〜OPmは、各種課金処理、ト
ラヒック管理等、呼情報を利用した各種情報処理を行う
ものである。特定オペレーションシステムOPxに設け
られた情報振分け装置は、情報伝達網20を介して受信
した呼情報を蓄積し、さらに情報伝達網20を介して各
々に対応するオペレーションシステムOP1〜OPmに振
分ける。ここで、図2を参照し、情報振分け装置を設け
た特定オペレーションシステムOPxの具体的な内部構
成について説明する。特定オペレーションシステムOP
xは、オペレーションシステムとしての所定の動作を行
うシステム処理装置と情報振分け装置100とで構成さ
れている。101は情報振分け装置100内の各部の動
作を制御する制御部、102は制御部101によって使
用される制御情報を記憶するシステム記憶部である。こ
こで、制御部101は、システム処理装置および情報振
分け装置100の各構成要素と接続される。103はポ
ーリング送信部であり、呼情報の転送を要求するポーリ
ング信号を情報伝達網20を介して管轄下にある所定の
市内交換機Ai(例えば、i=1〜n)へ逐次送信する。
104はポーリング制御部であり、制御部101からの
指令に従ってポーリング送信部103を制御する。10
5は一括受信部であり、上記ポーリング信号に応答して
各交換機A1〜ANから送られてくる信号を受信し、蓄積
部106へ順次書き込む。電文取出部107は蓄積部1
06に蓄積された各呼情報(前述した通信毎の一連の可
変長データ)を制御部101からの指令に従って順次取
り出す。
【0013】分配部108は、比較部108a、判定条
件テーブル108b、分配蓄積部108cおよびファイ
ルdx、d1〜dmからなる。ファイルdxは、特定オペレ
ーションシステムOPxのシステム処理装置での処理対
象となる呼情報を記憶する記憶部である。また、ファイ
ルd1〜dmは、各オペレーションシステムOP1〜OPm
の処理対象となる呼情報を記憶するために各オペレーシ
ョンシステムに対応して設けられた記憶手段である。判
定条件テーブル108bは、各オペレーションシステム
OP1〜OPmの処理対象となり得る呼情報の選定条件を
記憶している。図5に判定用条件テーブル108bの内
容を例示する。図5において、項番1の条件は、ファイ
ルdxに書き込まれるべき呼情報を規定するものであ
り、呼情報における切断理由の項目(データ)の内容が
「なし」となっているべき旨を規定している。この条件
に合致する呼情報は完了呼に対応した課金処理あるいは
トラヒック解析などのアプリケーションに利用可能であ
る。項番2の条件は、ファイルd1に書き込まれるべき
呼情報を規定するものであり、呼情報における切断理由
の項目(データ)の内容が「あり」となっているべき旨
を規定している。この条件に合致する呼情報は不完了呼
の原因の解析等のトラヒック解析に利用可能である。ま
た、項番3の条件は、ファイルd2に書き込まれるべき
呼情報を規定するものであり、呼情報における切断理由
の項目(データ)の内容が「なし」となっており、か
つ、発顧客データの内容が甲又は丙となっているべき旨
を規定している。この条件に合致する呼情報は特定条件
に合致した顧客についての課金処理等に利用可能であ
る。比較部108aは、電文取出部107によって取り
出される呼情報の内容を判定条件テーブル108bに記
憶された上記各条件と照合し、その呼情報を処理対象と
するオペレーションシステムを判定する。判定後の呼情
報には、その呼情報を処理対象とするオペレーションシ
ステムに対応した識別子が付加され、分配蓄積部108
cに与えられる。分配蓄積部108cは呼情報に付加さ
れた識別子を判断し、ファイルdx、d1〜dmのうち識
別子によって指定されたファイルに呼情報を書き込む。
【0014】また、109は送信部、110はポーリン
グ受信部である。ポーリング受信部110は、オペレー
ションシステムOP1〜OPmからのポーリング信号を情
報伝達網20を介して受信し、それに応答して送信部1
09にデータ転送指示を与える。送信部109は、デー
タ転送指示に応答し、ポーリング信号を送信してきたオ
ペレーションシステムが必要とする呼情報をファイルd
1〜dmのうち該当する1つから読み出し、それらの呼情
報を利用状況データとして当該オペレーションシステム
へ情報伝達網20を介して送信する。さらに、111は
取出部である。特定オペレーションシステムOPxのシ
ステム処理装置より制御部101がデータ転送命令を受
けると、これに応答して制御部101より取出部111
にデータ転送指示が与えられる。これに応答し、取出部
111は、ファイルdxに蓄積された呼情報を読み出
し、利用状況データとしてシステム処理装置に送信す
る。
【0015】次に図3を参照し、各交換機Ai(i=1
〜n)の構成について説明する。同図において、200
は通常の交換機としての処理を行う交換処理部である。
また、300は市内交換機と特定オペレーションシステ
ムOPxの情報振分け装置100との間の通信を制御す
るために設けられた通信制御部である。通信制御部30
0において、301は交換処理部200から通信に伴っ
て発生する呼情報を受信する呼情報受信部である。ここ
で、呼情報について例を列挙し説明する。
【0016】まず、通信が正常に終了した場合には図6
に例示するような一般呼の呼情報が交換処理部200か
ら出力される。この呼情報は以下列挙する一連の情報
(データ)により構成される。 (1)発交換機ID:加入者からの発呼を受け付けた市
内交換機の識別番号である。 (2)発ID:発呼を行った加入者の識別番号である。 (3)着ID:着信者の識別番号である。 (4)発顧客データ:特定のサービスが適用される顧客
であることを表すデータである。 (5)利用データ:発信者が利用するサービスを表すデ
ータである。 (6)通信開始時刻 (7)通信終了時刻 (8)課金方式:通常の発信者課金、着信者課金、第3
者課金等、利用する課金方式を指定するデータである。 (9)ネットワークデータ:通話が如何なる経路で行わ
れたかを表すデータである。 また、回線接続が正常に行われなかった場合には、図7
に例示するような不完全呼の呼情報が出力される。この
呼情報は、上記一般呼の呼情報の内容に加え、下記の情
報(データ)を付加して構成される。 (10)切断理由 (11)切断場所 また、加入者が利用したサービス等により様々な内容の
情報(データ)を含んだ各種呼情報が発生される。この
ように、呼情報の内容は、例えば上述した通信が正常終
了したか異常終了したかによって情報(データ)量が異
なったものとなり、それによって可変長のデータ構造と
なる。また、加入者が特殊なサービスを利用した場合に
はそれに対応した情報を含んだ呼情報が出力される。
【0017】図3において、302は呼情報受信部30
1によって受信された呼情報を順次記憶する蓄積部であ
る。また、303はポーリング受信部であり、特定オペ
レーションシステムOPxの情報振分け装置100のポ
ーリング送信部103からポーリング信号を情報伝達網
20を介して受信し、ポーリングによる呼情報の転送の
指示を発生する。304は取出制御部であり、ポーリン
グ送信部が出力する指示に従って蓄積部302から呼情
報を順次取り出す。図8に例示するように、ポーリング
に伴って蓄積部302から取り出された一連の呼情報の
前後にはスタート符号STおよびエンド符号ENが付加
されると共に各呼情報間に区切り符号Pが挿入される。
そして、このように編成された呼情報がプロトコル変換
部305によって所定のプロトコルに対応した信号形式
に変換され、送信部306から情報伝達網20を介して
ポーリングの要求を行った情報振分け装置100へ送信
される。
【0018】次に、図4を参照し、特定オペレーション
システムOPx以外のオペレーションシステムOPk(k
=1〜m)の構成について説明する。図4に示すように
オペレーションシステムOPkは、特定オペレーション
システムOPxの情報振分け装置100との間の通信を
制御する通信制御部400と、通信制御部400を介し
て受信した情報を処理するシステム処理部500とから
なる。通信制御部400は、制御部401、ポーリング
送信部402および呼情報受信部403とからなる。制
御部401は、システム処理部500からの指令に従
い、ポーリング送信部402および呼情報受信部403
によるポーリング受信動作を制御する。ポーリング送信
部402は、制御部401の制御の下、呼情報の転送を
要求するポーリング信号を特定オペレーションシステム
OPxの情報振分け装置100に情報伝達網20を介し
て順次送信する。呼情報受信部403は、このポーリン
グ信号に応答して情報振分け装置100から情報伝達網
20を介して転送されてくる呼情報を順次受信し、シス
テム処理部500に送る。なお、呼情報受信部403が
受信した呼情報を蓄積部404に一旦蓄積してからシス
テム処理部500に送るようにしてもよい。また、特定
オペレーションシステムOPxの情報振分け装置100
から送信されてくる呼情報についても、図8と同様な編
集が行われる。
【0019】以下、本実施例の動作を説明する。通信網
1内の加入者が他の加入者との通信を行うと、発信側で
ある加入者を管轄する市内交換機Aiの交換処理部20
0により、呼情報が出力される。この呼情報は、当該市
内交換機Aiの呼情報受信部301によって受信されて
蓄積部302に蓄積される。
【0020】市内交換機A1〜Anを管轄する特定オペレ
ーションシステムOPxの情報振分け装置100におい
ては、定期的に図9にフローを示す呼情報収集ルーチン
が実行される。まず、制御変数iが1に初期設定される
(ステップS101)。次に、ポーリング送信部103
から交換機A1へポーリング信号が送信される(ステッ
プS102)。このポーリング信号が交換機A1のポー
リング受信部303によって受信され、ポーリング受信
部303から取出制御部304へ呼情報の取り出しの指
示が与えられる。この結果、蓄積部302に蓄積された
一連の呼情報が取出制御部304によって取り出され、
プロトコル変換部305および送信部306を介し情報
振分け装置100へ転送される。これらの呼情報は、情
報振分け装置100の一括受信部105によって受信さ
れ(ステップS103)、蓄積部106に蓄積される
(ステップS104)。そして、制御変数iがnに到達
したか、すなわち、この情報振分け装置100の管轄下
にあるn個の市内交換機A1〜Anのすべてから呼情報を
収集したか否かが判断される。この判断結果が「No」
の場合は制御変数iがインクリメントされ(ステップS
106)、次の交換機についてステップS102〜S1
04が実行される。そして、ステップS105の判断結
果が「Yes」となることを以てこのルーチンが終了す
る。
【0021】また、特定オペレーションシステムOPx
の情報振分け装置100においては、定期的に図10に
フローを示す呼情報振分けルーチンが実行され、上述の
ようにして収集蓄積した呼情報の振分けが行われる。ま
ず、電文取出部107により蓄積部106から1個の呼
情報が取り出される(ステップS201)。次に比較部
108aにより、オペレーションシステムOPxの処理
対象となり得る呼情報の条件が判定用条件テーブル10
8bから読み出され、ステップS201において取り出
された呼情報がこの条件に合致しているか否かが判断さ
れる(ステップS210a)。そして、この判断結果が
「Yes」である場合には書込先としてファイルdx
指定する識別子が呼情報に付加される。以下、同様の処
理がオペレーションシステムOP1〜OPmに関して行わ
れ、呼情報を処理対象とするオペレーションシステムが
ある場合にはそれらに対応した識別子が呼情報に付加さ
れる(ステップS211a,S211b〜S21ma,
S21mb)。
【0022】例えば、図6の呼情報では、「切断理由」
の項目(データ)がないので図5の判定テーブルの項番
1に該当し、振分け先はdxとなる。さらに、「発顧客
データ」が甲または丙であれば、判定テーブルの項番3
にも該当するので、振分け先としてd2も指定される。
一方、図7の呼情報では、「切断理由」の項目(デー
タ)が存在するので、図5の判定テーブルの項番2に該
当し、振分け先としてd1が指定される。
【0023】次に分配蓄積部108により呼情報に付加
された識別子が判断され、ファイルdx、d1〜dmのう
ち識別子によって指定されたファイルにその呼情報が書
き込まれる(ステップS220)。ここで、呼情報に対
し、複数の識別子が付加されている場合には、それらの
すべてに対応したファイルに同一内容の呼情報が書き込
まれる。次に蓄積部106からすべての呼情報が取り出
されたか否かが判断される(ステップS221)。そし
て、この判断結果が「Yes」となるまでステップS2
01〜S220が繰り返される。
【0024】各オペレーションシステムOP1〜OPm
おいては、定期的に若しくは利用者からの要請に応答
し、システム処理部500から制御部401に対し呼情
報の収集の指令が与えられる。この結果、ポーリング送
信部402から特定オペレーションシステムOPxの情
報振分け装置100へ向けてポーリング信号が送信され
る。
【0025】一方、特定オペレーションシステムOPx
の情報振分け装置100では、図11にフローを示すル
ーチンが実行される。ポーリング受信部110はポーリ
ング信号が到来するか否かを常時判断しており(ステッ
プS301)、ポーリング信号を受信した場合にはステ
ップS301の判断結果が「Yes」となってステップ
S302へ進む。そして、受信したポーリング信号がど
のオペレーションシステムから送信されたものであるか
が判断される(ステップS302)。そして、この判断
結果に基づいて、オペレーションシステムOP1からの
ポーリング信号を受信した場合にはファイルd1、オペ
レーションシステムOP2からのポーリング信号を受信
した場合にはファイルd2、…という具合にポーリング
信号の送り主であるオペレーションシステムに対応した
ファイル内の呼情報が読み出され、送信部109によ
り、当該オペレーションシステムに向けて送信される。
ポーリング信号を送ったオペレーションシステムでは、
このようにして情報振分け装置100から送信されてく
る呼情報が呼情報受信部403によって受信され、シス
テム処理部500により、それらの呼情報を利用した各
種アプリケーションが実行される。
【0026】本実施例によれば、呼情報を有効に利用す
ることにより以下列挙するような多様なサービスが可能
となる。 (1)多彩な課金処理 各市内交換機から可変長データによる呼情報を取り出し
てオペレーションシステムに振分ける方式であるため、
共通線網2の伝送能力の限界に制約されることなく、課
金処理に必要な情報を課金処理を行うオペレーションシ
ステムに送ることができる。従って、多量なパラメータ
を考慮した複雑な課金処理が可能となる。例えば使用料
金が一定額以上に達すると割引を行ったり、異なる論理
番号△△△△−XXXXXXに対応した各使用料金を合
計し、合計額が一定額以上になったら割引を行う割引系
新サービスのための課金処理が可能となる。また、本実
施例は、従来の発信側交換機と対応した固定の明細セン
タではなく、例えば全国を統合したオペレーションシス
テムで課金処理を行うことが可能であるから、発信側交
換機と課金先である加入者との関係に拘わらず、着信課
金、第三者課金といった特殊な課金処理を容易に行うこ
とができる。 (2)トラヒック管理 話中のため不完了呼となる頻度の高い加入者端末や回線
区間を求め、効率的な回線の増設計画等のための資料に
する。さらに、回線区間等の障害管理、故障対応の向上
が図れる。
【0027】(3)サービスの効率的運用 本実施例によれば、情報振分け装置の判定条件用テーブ
ル108bの内容を書き換えるのみの操作により、利用
者からの要望等による新たなオペレーションシステムの
増設、あるいは不要となったオペレーションシステムの
削除を容易に実施することができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、電気通信網において発生する呼情報がそれらを必要
とする応用システムに効率的に、しかも適正に振分けら
れるので、呼情報を有効に利用した多彩なサービスを効
率的に行うことができるという効果がある。また、呼情
報の振分け機能を特定のオペレーションシステムに設け
たので、交換機側での負担を増やすことなく、実現でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による呼情報利用システ
ムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施例における特定オペレーションシステ
ムの構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施例における市内交換機の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 同実施例におけるオペレーションシステムの
構成を示すブロック図である。
【図5】 同実施例における判定用条件テーブルの内容
を例示する図である。
【図6】 同実施例における呼情報を例示する図であ
る。
【図7】 同実施例における呼情報を例示する図であ
る。
【図8】 同実施例における呼情報の伝送フォーマット
を例示する図である。
【図9】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】 同実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】 従来の課金システムを示すブロック図であ
る。
【図13】 同システムの動作を示すフローチャートで
ある。
【図14】 同システムにおいて伝送される明細ビルを
示す図である。
【符号の説明】
1……通信網、A1〜AN……市内交換機、X……情報振
分け装置、OPx……特定オペレーションシステム、O
1〜OPm……オペレーションシステム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 博伸 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 飯尾 誠 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 井原 正人 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 辻本 雅彦 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高市 良治 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 高橋 政樹 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気通信網を利用した通信に伴って発生
    する各個別呼の利用状況データである呼情報を収集する
    収集手段と、 該収集手段によって収集された呼情報のうち前記呼情報
    を処理する各応用システムの処理対象となる呼情報を選
    択し当該応用システムに分配する分配手段と、 前記分配された呼情報を対応する応用システムに配信す
    る送信手段を具備する振分け装置を特定の応用システム
    に設け、この特定の応用システムにより前記呼情報を分
    配した後に前記特定ならびに他の応用システムに配信す
    るように構成したことを特徴とする呼情報利用システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記振分け装置において、前記収集手段
    が、 各交換機から前記呼情報を受信する受信部と、 該受信部によって受信された呼情報を蓄積する蓄積部と
    を具備し、 前記分配手段が、 前記各応用システムに対応した記憶部と、 前記蓄積部に蓄積された呼情報を呼情報の所定のデータ
    の比較により処理対象とする応用システムを判断する比
    較部と、 該比較部の比較結果に基づき、当該応用システムに対応
    した記憶部に当該呼情報を書き込む分配蓄積部とを具備
    し、 前記送信手段が、 前記特定の応用システムからの要請により対応した記憶
    部の呼情報を送出する取出部と、 前記他の応用システムからの要請により当該他の応用シ
    ステムに対応した記憶部に記憶された呼情報を当該他の
    応用システムに送信する送信部とを具備することを特徴
    とする請求項1記載の呼情報利用システム。
  3. 【請求項3】 前記振分け手段が、前記各応用システム
    の処理対象となる呼情報を規定した振分け判定用テーブ
    ルを有し、この振分け判定テーブルに従って前記比較部
    が判断を行い前記呼情報の書き込み先である記憶部を決
    定することを特徴とする請求項2記載の呼情報利用シス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記呼情報が可変長データであることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の呼情報利
    用システム。
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