JPH0625289B2 - ポリプロピレン組成物 - Google Patents

ポリプロピレン組成物

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JPH0625289B2
JPH0625289B2 JP59263016A JP26301684A JPH0625289B2 JP H0625289 B2 JPH0625289 B2 JP H0625289B2 JP 59263016 A JP59263016 A JP 59263016A JP 26301684 A JP26301684 A JP 26301684A JP H0625289 B2 JPH0625289 B2 JP H0625289B2
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道春 菅
章文 加藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、無機充填剤との均一分散性および高密度充填
性に優れ、表面平滑性に優れた成形体を提供しうるよう
なポリプロピレン組成物に関する。
[従来の技術] 従来、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ
ィン粉末は、無機充填剤を配合したポリオレフィン組成
物の製造の分野において利用されている。従来、これら
の用途に使用されるポリオレフィン粉末を製造する方法
としては、一旦重合で得られたポリオレフィンのペレッ
トを機械的に粉砕する方法、一旦重合で得られたポリオ
レフィンの溶液または溶融液を高温に保った難溶性媒体
中に投入し、高剪断下に攪拌分散させ、冷却した後ポリ
オレフィン粉末を得る方法、重合時に重合反応系からポ
リオレフィン粉末を直接得る方法などが知られている。
しかし、これらの方法のうちで、第一番目の機械粉砕法
では、得られたポリオレフィン粉末の形状が球状でなく
しかも平均粒径が大きく、無機充填物配合組成物の製造
分野においては無機充填剤の高密度充填性および均一分
散性に劣るため、成形体の表面平滑性に劣るなどの欠点
がある。第二番目の溶解分散法で得られたポリオレフィ
ン粉末1個の形状は球状であるが、製造時の冷却工程で
凝集し、嵩比重の小さい粗大粒子になり、無機充填剤配
合組成物製造分野では機械粉砕粉末同様、高充填性およ
び均一分散性に劣るため、成形体の表面平滑性に劣る欠
点がある。また、オレフィンの重合により直接ポリオレ
フィン粉末を製造する方法では、得られるポリオレフィ
ン粉末の平均粒径が一般に大きく、あるいは平均粒径が
小さい場合でも粒度分布および嵩密度を制御することが
困難であり、無機充填剤配合組成物の製造分野において
は充分な性能を発揮することのできなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明者らは、従来から使用されていたポリオレフィン
組成物が前述の状況にあることに鑑み、表面平滑性に優
れた成形体を提供しえるようなポリオレフィン組成物に
ついて鋭意検討したところ、特定の性状のポリプロピレ
ンの球状微粉末と無機充填剤とからなるポリプロピレン
組成物は前記目的を達成することを見出し、本発明に到
達した。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、135℃のデカリン中で測定した極限
粘度[η]が3d/g以上10d/g以下の範囲に
あり、全体の90重量%以上が粒径0.1μ以上30μ
未満の範囲にあり、かつ平均粒径が1μ以上20μ以下
の範囲にあり、嵩密度が0.10g/cm3以上0.50
g/cm3以下の範囲にある、球状微粉末ポリプロピレン
100重量部と、 無機充填剤0.5ないし50重量部とからなるポリプロ
ピレン組成物が提供される。
本発明で用いられる球状微粉末ポリプロピレンは、プロ
ピレン重合体であるが、プロピレンと少量の他のα−オ
レフィンとの共重合体であってもよく、135℃のデカ
リン中で測定した極限粘度[η]が3d/g以上10
d/g以下の範囲にあることが必要であり、好ましく
は3d/g以上8d/g以下の範囲にあるものであ
る。ポリプロピレンの極限粘度が3d/g未満である
と、無機充填剤との組成物は製品の機械的強度が低下す
るようになり、一方極限粘度が10d/gより大きく
なると、無機充填剤配合組成物は、成形性が劣るように
なる。
本発明で用いられるポリプロピレン球状粉末は、その平
均粒径および粒度分布が特定のものである。すなわち、
該ポリプロピレン球状微粉末の平均粒径は1μ以上20
μ以下の範囲にあることが必要であり、さらには5μ以
上15μ以下の範囲にあることが好ましい。平均粒径が
1μより小さくなると、取扱いが不便になり、20μよ
り大きくなると、無機充填剤との組成物は、無機充填剤
の高密度充填性および均一分散性が劣るようになり、得
られる成形品の表面外観が劣るようになり、表面平滑性
に優れたポリオレフィン成形体を得ることが困難にな
る。
また、該ポリプロピレンの球状微粉末の粒度分布は、粒
径30μ以上の粉体が全体の10重量%以下であって粒
径0.1μ以上30μ未満の粉体が全体の90重量%以
上であることが必要であり、さらには粒径30μ以上の
粉体が全体の5重量%以下であって粒径0.1μ以上3
0μ未満の粉体が全体の95%以上であることが好まし
い。粒径30μ以上の粉体が全体の10重量%を超えて
大きくなると、無機充填剤との組成物は、無機充填剤の
高密度充填性および均一分散性が劣るようになり、得ら
れる成形品の表面外観が劣るようになり、表面平滑性に
優れたポリオレフィン成形体を得ることが困難になる。
本発明で用いられるポリプロピレンの球状微粉末の嵩密
度は、0.10g/cm3以上0.50g/cm3以下の範囲
にあることが必要であり、さらには0.15g/cm3
上0.40g/cm3以下の範囲にあることが好ましい。
嵩密度が0.10g/cm3より小さくなると、無機充填
剤との組成物は、細部の成形性が低下するようになる。
該ポリプロピレンの球状微粉末の安息角は通常30ない
し70°、好ましくは40ないし60°である。
本発明で用いられるポリプロピレンの球状微粉末の形状
は球状である。ここで球状とは真球状であることを必ず
しも必要とせず、球状に近い形状のものを包含する。
本発明で用いられるポリプロピレン球状微粉末は、時の
いずれかの方法によるオレフィン重合によって直接製造
することができる。
[1]プロピレンを特定のチーグラー型触媒の存在下に
特定の条件で重合させることによって得られるポリプロ
ピレン球状微粉末のスラリーに、さらに高速の剪断処理
を施す方法。
[2]後述するような触媒にさらに高速剪断処理を施す
ことによって得られる特定の微細分散型のチーグラー型
触媒の存在下に、特定の条件下でオレフィン重合させる
ことによって直接ポリプロピレン球状微粉末を得ること
もできる。さらに必要に応じてこの方法で得られるポリ
プロピレン球状微粉末のスラリーに高速で剪断処理を施
すことにより、形状および性状に優れたポリプロピレン
の球状微粉末が得られるので好適である。
次に、これらの方法に関して具体的に説明する。前記
[1]および[2]の方法において使用される特定のチ
ーグラー型触媒は、いずれも基本的には固体状チタン触
媒成分と有機アルミニウム化合物触媒成分から形成され
る特定の性状の触媒である。前記[1]の方法において
使用される触媒を構成する該固体状チタン触媒成分とし
ては、粒度分布が狭く、平均粒径が0.1ないし3μ程
度であって、微小球体が数個固着したような高活性微粉
末状触媒成分が用いられる。かかる性状を有する高活性
微粉末状チタン触媒成分は、冷却特開昭56−811号
公報に開示された固体チタン触媒成分において、液状状
態のマグネシウム化合物と液状状態のチタン化合物を接
触させて固体生成物を析出させる際に析出条件を厳密に
調整することによって製造することができる。例えば、
該公報開示の方法において、塩化マグネシウムと高級ア
ルコールとを溶解した炭化水素溶液と、四塩化チタンと
を低温で混合し、次いで50ないし100℃程度に昇温
して固体生成物を析出させる際に、塩化マグネシウム1
モルに対し、0.01ないし0.2モル程度の微量のモ
ノカルボン酸エステルを共存させるとともに強力な撹拌
条件下に該析出を行うものである。さらに必要ならば四
塩化チタンで洗浄してもよい。かくして、活性、粒子性
状ともに満足すべき固体触媒成分を得ることができる。
かかる触媒成分は、例えばチタンを約1ないし約6重量
%程度含有し、ハロゲン/チタン(原子比)が約5ない
し約90、マグネシウム/チタン(原子比)が約4ない
し約50の範囲にあることが望ましい。
また、前記[2]の方法において使用される特定のチー
グラー型重合触媒を構成する固体状チタン触媒成分とし
ては粒度分布が狭く、平均粒径が通常0.01ないし5
μ、好ましくは0.05ないし3μの範囲の微小球体が
用いられる。このような性状を有する高活性微粉末状チ
タン触媒成分は、前記[1]の方法において調整された
該固体状チタン触媒成分のスラリーを高速で剪断処理す
ることにより得られる。高速剪断処理の方法としては、
具体的には不活性ガス雰囲気中で固体状チタン触媒成分
のスラリーを市販のホモミキサーを用いて適宜時間処理
する方法が採用される。その際触媒性能の低下防止を目
的として、あらかじめチタンと当モル量の有機アルミニ
ウム化合物を添加しておく方法を採用することもでき
る。さらに、処理後のスラリーを篩いで濾過し、粗粒を
除去する方法を採用することもできる。これらの方法に
よって、前記微小粒径の高活性微小粉末状チタン触媒成
分が得られる。
本発明で用いられるポリプロピレン球状微粉末は、上記
の如き高活性微小粉末状チタン触媒成分と有機アルミニ
ウム化合物触媒成分、例えばトリエチルアルミニウム、
トリイソブチルアルミニウムのようなトリアルキルアル
ミニウム、ジエチルアルミニウムフロリド、ジオソブチ
ルアルミニウムクロリドのようなジアルミニウムクロリ
ド、エチルアルミニウムセスキクロリドのようなアルキ
ルアルミニウムセスキクロリド、あるいはこれらの混合
物とを用い、必要に応じて電子供与体を併用してペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、灯油などの炭化水素媒体中で
通常、20ないし100℃の範囲の温度条件下、プロピ
レンをスラリー重合することによって製造することがで
きる。この際、チタン触媒成分の濃度をチタン原子に換
算して0.001ないし1.0ミリモル/1程度と
し、有機アルミニウム化合物触媒成分をA/Ti(原
子比)で1ないし1000程度となるように各触媒成分
を使用し、ポリプロピレンのスラリー濃度が50ないし
400g/程度となるような運転を行なえばよい。所
望の極限粘度のポリプロピレン球状微粉末を製造するた
めには、重合温度あるいは微量のH2量を調節すればよ
い。このようにして得られるポリプロピレン球状微粉末
は、無脱灰で、通常Ti含有量が10ppm以下、塩素含
有量が200ppm以下であり触媒残渣が少なく、成形時
の発錆や製品品質への悪影響は少ない。
本発明で用いられるポリプロピレン球状微粉末は、前記
[1]の方法または必要に応じて[2]の方法におい
て、前述の方法で得られたポリプロピレンの粉末をスラ
リー状態で高速で剪断処理を施すことによって製造され
る。高速剪断処理の方法としては、具体的には、市販の
ホモミックラインミルなどの粉砕を用いた粉砕処理する
方法を例示することができる。たとえば市販のホモミッ
クラインミルなどの粉砕を用いた場合には、ステーター
のクリアランスを0.2mmとし、スラリーをリサイクル
しながら連続で1時間処理し、さらに次の後処理工程に
送液する際、スラリーを全量ホモミックラインを通過さ
せ、剪断処理を効率よく行うことができる。これらの方
法によって、前記ポリプロピレン粉末のスラリーを高速
剪断処理することによって、本発明で用いられるポリプ
ロピレン球状微粉末が得られる。
本発明に係るポリプロピレンの製造工程を、フローチャ
ート図に示す。
本発明では、上記のようにして得られたポリプロピレン
球状微粉末と無機充填剤とからポリプロピレン組成物が
得られるが、このポリプロピレン組成物は射出成形、押
出成形、圧縮成形などの各種の成形法により、種々の形
状に成形することができる。
無機充填剤の配合割合は、ポリプロピレンの球状微粉末
の100重量部に対して通常は0.5ないし50重量
部、好ましくは0.5ないし30重量部の範囲である。
成形に際しては通常のポリオレフィン組成物に配合され
ている各種の安定剤、たとえば酸化防止剤、耐熱安定
剤、紫外線吸収剤、核剤、滑剤などの適宜量を配合する
こともできる。
無機充填剤としては、従来ポリプロピレンに配合される
無機充填剤が広く用いられるが、具体的にはカーボンブ
ラック、グラファイト、シリカ、タルク、クレイ、炭酸
カルシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、
アルミナ、水酸化アルミニウム、ハイドロタルサイト、
酸化亜鉛、酸化チタン、ガラス、セラミックス、ホウ素
化合物(B2O3、B4C)、ガラスファイバー、カーボンフ
ァイバー、チタンファイバー等を例示することができ
る。
[発明の効果] 本発明のポリプロピレン組成物は、ポリプロピレン球状
微粉末と無機充填剤とは均一分散性および高密度性に優
れており、このポリプロピレン組成物からは、表面平滑
性に優れた成形体が得られる。
[実施例] 次に、本発明のポリプロピレン組成物を実施例によって
具体的に説明する。なお、実施例および比較例におい
て、ポリプロピレン球状微粉末の粒度分布、平均粒径お
よび嵩密度については次の方法で測定した。
(1)粒度分布 コールターカウンターTAII型を用いて測定した。
(2)平均粒径 同上 (3)嵩密度 JIS K 6721−1966(ASTM D1895-657)に準
じて測定した。
(4)安息角 ホリカワミクロン製パウダーテスター(PT-E型)を使用
し入角法で測定した。
また、実施例で用いられる微粒子状チタン触媒成分は、
次のようにして調製した。
無水塩化マグネシウム47.6g(0.5mol)、デカ
ン0.25(1.5mol)および2−エチルヘキシル
アルコール0.23(1.5mol)を、130℃で2
時間加熱反応を行い均一溶液とした後、安息香酸エチル
7.4m(50mmol)を添加した。この均一溶液を、
−5℃に保持した。1.5のTiClに1時間に渡
って攪拌下滴下した。使用した反応器は、ガラス製3
のセパラブルフラスコで攪拌速度は200rpmとした。
滴下後90℃に昇温し90℃で2時間の反応を行った。
反応終了後、固体部を濾過にて採取し、更にヘキサンに
て十分に洗浄し、高活性微粉末状チタン触媒成分を得
た。該触媒成分は、3.8重量%のチタン原子を含んで
いた。
実施例1 内容積2750の重合器にn-ヘキサン1500、ト
リエチルアルミニウム3000mmolおよびメチルパラト
ルエート1000mmolおよび微粒子状チタン触媒成分3
0mmolを加え、80度に昇温した。しかるのちにプロピ
レンガスを30NM/Hrの速度で重合器に導入した。
重合圧力は1〜13kg/cm2Gであった。
プロピレンの導入積算量が180NMになった時点でプ
ロピレンをフィードカットし、10分間後重合を実施し
た後、冷却脱圧を行うことにより、ポリプロピレンのス
ラリーを得た。このスラリーを市販のホモミックライン
ミルを用い、スラリーの高速剪断処理を2時間実施し
た。得られたポリマーと溶媒は遠心分離機によって分離
し、85℃N気流下で減圧乾燥を行った。
得られたポリマーは収量225kg、分子量は135℃の
デカリン中で測定した極限粘度で7.8d/gで、ま
たその性状は平均粒径が11μであり、粒度分布が0.
1〜30μの間に96%があった。また嵩密度は0.3
3g/cm3であり、安息角は50°であった。
このようにして得られたポリプロピレン微粉末とグラフ
ァイトカーボン(日本黒鉛(株)製、Cp・S平均粒径
4〜5μ)を重量比80:20でブレンドしてポリプロ
ピレン組成物を得た。このポリプロピレン組成物をプレ
ス成形して10mm厚のプレスシートを得た。
このプレスシートの表面平滑性を評価し、またこれを切
削し、物性を測定した。
結果を表1に示す。
実施例2 実施例1と同様な方法で、トリエチルアルミニウムの代
わりにトリエチルアルミニウムを2000mmolとエチル
アルミニウムセスキクロライド1000mmolの混合物を
用い、70℃の温度で重合を行い[η]8.5d/g
(135度デカリン中で測定した極限粘度)の小球ポリ
マーを得た。平均粒径は11μであり、粒度分布は粒径
0.1〜80μの間に97%があった。また、嵩密度は
0.38g/cm3であり、安息角は55°であった。
このようにして得られたポリプロピレン微粉末から実施
例1と同様にしてポリプロピレン組成物を調製し、実施
例1と同様のテストを行った。
結果を表1に示す。
実施例3 実施例1と同様な方法で、触媒としてヘキサンスラリー
の状態でホモミキサーを使用して高速剪断処理を実施し
た。微粒子状触媒を用いたところ、[η]7.8d/
gの小球状のポリマーを得た。
平均粒径は9μであり、粒度分布は0.1〜30μの間
に96%があった。また、嵩密度は0.13g/cm3
あり、安息角は50°であった。
このようにして得られたポリプロピレン微粉末から実施
例1と同様にしてポリプロピレン組成物を調製し、実施
例1と同様のテストを行った。
結果を表1に示す。
実施例4 実施例1と同様な方法で、70°の温度で重合を行い
[η]7.6d/gの小球ポリマーを得た。
平均粒径は11μであり、粒度分布は0.1〜30μの
間に98%があった。また、嵩密度は0.41g/cm3
であり、安息角は45°であった。
このようにして得られたポリプロピレン微粉末から実施
例1と同様にしてポリプロピレン組成物を調製し、実施
例1と同様のテストを行った。
結果を表1に示す。
比較例1 実施例1と同様な方法で重合した後、スラリーの高速剪
断処理を省略した場合、得られたポリマーの平均粒径は
34μであり、粒径分布は0.1〜30μの間に60%
があった。また嵩密度は0.28g/cm3で、安息角は
60°であった。
このようにして得られたポリプロピレン微粉末から実施
例1と同様にしてポリプロピレン組成物を調製し、実施
例1と同様のテストを行った。
結果を表1に示す。
比較例2 実施例1と同様な方法で、チタン触媒として平均粒径が
8〜10μmのものを用いて重合し、[η]6.6d
/gのポリマーを得た。平均粒径は140μであり、粒
度分布は0.1〜30μの間に5%があった。また嵩密
度は0.41g/cm3で、安息角は40°であった。
このようにして得られたポリプロピレン微粉末から実施
例1と同様にしてポリプロピレン組成物を調製し、実施
例1と同様のテストを行った。
結果を表1に示す。
引張試験方法 テストピース:ASTM4号ダンベル×2mm厚 引張速度 :50mm/min 引張試験機 :インストロンTTM型 衝撃強度 テストピース:3×5×15mm 試験機 :東洋精機製作所製 ダインスタットテスター ハンマー容量:40kg・cm 測定温度 :23℃ 表面平滑性 プレスシートの表面を目視で評価 ○(良)>△>×(悪)
【図面の簡単な説明】
図は、本発明に係るポリプロピレンの製造工程のフロー
チャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 7/02 KFT 7242−4J // C08J 5/18 CES 9267−4F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】135℃のデカリン中で測定した極限粘度
    [η]が3d/g以上10d/g以下の範囲にあ
    り、全体の90重量%以上が粒径0.1μ以上30μ未
    満の範囲にあり、かつ平均粒径が1μ以上20μ以下の
    範囲にあり、嵩密度が0.10g/cm3以上0.50g
    /cm3以下の範囲にある、球状微粉末ポリプロピレン1
    00重量部と、 無機充填剤0.5ないし50重量部とからなるポリプロ
    ピレン組成物。
JP59263016A 1984-12-14 1984-12-14 ポリプロピレン組成物 Expired - Lifetime JPH0625289B2 (ja)

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