JPH06252641A - 弾性表面波発振器 - Google Patents

弾性表面波発振器

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Publication number
JPH06252641A
JPH06252641A JP3201993A JP3201993A JPH06252641A JP H06252641 A JPH06252641 A JP H06252641A JP 3201993 A JP3201993 A JP 3201993A JP 3201993 A JP3201993 A JP 3201993A JP H06252641 A JPH06252641 A JP H06252641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic wave
surface acoustic
temperature
phase shifter
resonators
Prior art date
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Pending
Application number
JP3201993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Mitsui
邦昭 三井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3201993A priority Critical patent/JPH06252641A/ja
Publication of JPH06252641A publication Critical patent/JPH06252641A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数温度特性の良好な弾性表面波発振器を
得る。 【構成】 共振周波数f0 の異なる弾性表面共振器1a
〜1dを並列に配置し、温度センサ8によって温度を検
出して、最適な共振周波数を持つ共振器をマイクロ波帯
のスイッチ6a,6bにより選択して発振させて周波数
温度特性の良い弾性表面波発振器を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マイクロ波を発生す
る弾性表面波発振器の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の弾性表面波発振器を示すブ
ロック図である。図において、1は弾性表面波共振器、
2は弾性表面波共振器1に接続された第1の増幅器、3
は第1の増幅器2に接続された電力分配器、4は電力分
配器3に接続された移相器であり、この移相器4は前記
弾性表面波共振器1にも接続されている。また、5は前
記電力分配器3に接続された第2の増幅器である。
【0003】次に動作について説明する。図6におい
て、弾性表面波共振器1、第1の増幅器2、電力分配器
3、移相器4により閉ループ系を組んでおり、閉ループ
系の一巡した利得を1以上にし、移相器4により適切に
閉ループ系の位相を調整することにより、弾性表面波共
振器1の共振周波数f0 において、この回路を発振させ
ることができる。発振出力は電力分配器3に接続された
第2の増幅器5により増幅され取り出すことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図7に弾性表面波共振
器の共振周波数f0 の温度特性を示す。弾性表面波共振
器は温度T0 に従って共振周波数が図7に示すように変
化するので、図6に示した弾性表面波発振器の発振周波
数も同様の温度特性を示す。つまり、図6に示す従来例
の弾性表面波発振器では、温度によって発振周波数が大
きく変化する。すなわち温度特性が悪いという問題点が
あった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、温度特性の良い弾性表面波発振器
を得ることを目的としており、さらに、この発振器に適
した部品を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明による弾性表面
波発振器は共振周波数f0 の異なる弾性表面波共振器を
複数個並列に配置しスイッチもしくは電力分配器で各々
を接続して、図6に示す閉ループ系を構成するととも
に、温度センサを配置して各温度で最適な共振周波数を
持つ共振器を選択するものである。
【0007】
【作用】この発明における弾性表面波発振器は、共振周
波数が、少しずつ異なる共振器を各温度ごとに選択し、
発振周波数の温度変化を広い温度範囲において小さくす
る。
【0008】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図に
ついて説明する。図1において、1a〜1dは共振周波
数が各々異なる第1の共振器〜第4の弾性表面波共振器
であり、2〜5は図6と同様であり、6a,6bは、第
1〜第4の弾性表面波共振器のうち1つの共振器を選択
する第1および第2のマイクロ波スイッチ、7は移相器
4、第1および第2のマイクロ波スイッチを制御する制
御回路、8はこの発振器の温度を測定する温度センサで
あり、全体で発振器を構成している。
【0009】次に動作について説明する。まず、第1〜
第4の弾性表面波共振器の共振周波数の温度特性を図2
に示す。図2において、(1)〜(4)は各々第1〜第
4の弾性表面波共振器1〜4の共振周波数の温度特性を
示している。したがって図1に示す発振器において、温
度センサ8で温度を検出し、図2に示すように、温度特
性の小さくなるように1a〜1dのうちいずれかの弾性
表面波共振器をマイクロ波帯のスイッチ6a,6bによ
り選択してやり、ループの位相を移相器4により調整す
れば、増幅器5より発振出力をとり出すことができる。
この時、マイクロ波帯のスイッチ6a,6b、および移
相器4を制御するのが、制御回路7である。従来例のと
ころで示したように、弾性表面波共振器の共振周波数と
発振器の発振周波数は一致させることができるので、図
2と図7を比較すれば、実施例の方が図2に示すように
発振周波数の温度特性が良好であることがわかる。本実
施例では、弾性表面波共振器が4個の場合を示したが、
2個以上複数個の場合に適用できることは明かである。
【0010】実施例2.図3に他の実施例を示す。1〜
8は前記実施例と同様である。9a,9bは、第1〜第
4の弾性表面波共振器と第1の増幅器2および移相器4
を接続する第1および第2のマイクロ波帯の電力合成分
配器である。また、10はチューナブルフィルタであ
る。動作は前記実施例と同じように温度センサ8で温度
を検出し、図2に示した温度特性にて発振器が発振する
ように、移相器4およびチューナブルフィルタ10を制
御回路7にて制御する。チューナブルフィルタは、最適
な共振周波数だけ発振するように、ループ内の信号帯域
を制限する役割を行っている。従って実施例1の発振器
と同様な特性の弾性表面波発振器を得ることができる。
本実施例では、弾性表面波共振器が4個の場合を示した
が、2個以上複数個の場合に適用できることは明かであ
る。
【0011】実施例3.図4は、図1に示す実施例1の
発振器の構成部品のうち、第1〜第4の弾性表面波共振
器1a〜1d、第1,第2のマイクロ波帯のスイッチ6
a,6bおよび移相器4を同一圧電体基板11上に形成
して、一体化して1つの部品とした弾性表面波共振器バ
ンクであり、各々の部品を個別の部品で構成している発
振器と比較して、小型軽量化に役立つ。
【0012】実施例4.図5は、図3に示す実施例2の
発振器の構成部品のうち第1〜第4の弾性表面波共振器
1a〜1d、第1,第2のマイクロ波帯の電力合成分配
器9a,9bおよび移相器4を同一圧電体基板11上に
形成して、一体化して1つの部品とした弾性表面波共振
器バンクであり、実施例3と同様に発振器の小型軽量化
に役立つ。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、弾性
表面波共振器を複数個用いて発振器を構成したので、周
波数温度特性の良好な弾性表面波発振器を得られる効果
がある。また、本実施例の弾性表面波発振器バンクを用
いることにより、小型軽量化された弾性表面波発振器を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の弾性表面波発振器の一実施例を示す
ブロック図である。
【図2】この発明の周波数温度特性を示す図である。
【図3】この発明の別の弾性表面波発振器の一実施例を
示すブロック図である。
【図4】この発明の共振器バンクの構成を示す図であ
る。
【図5】この発明の別の共振器バンクの構成を示す図で
ある。
【図6】従来例の弾性表面波発振器を示すブロック図で
ある。
【図7】従来例の周波数温度特性を示す図である。
【符号の説明】
1 弾性表面波共振器 1a 第1の弾性表面波共振器 1b 第2の弾性表面波共振器 1c 第3の弾性表面波共振器 1d 第4の弾性表面波共振器 2 第1の増幅器 3 電力分配器 4 移相器 5 第2の増幅器 6a 第1のマイクロ波帯のスイッチ 6b 第2のマイクロ波帯のスイッチ 7 制御回路 8 温度センサ 9a 第1のマイクロ波帯の電力合成分配器 9b 第2のマイクロ波帯の電力合成分配器 10 チューナブルフィルタ 11 圧電体基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振周波数の異なる複数個の弾性表面波
    共振器と、上記弾性表面波共振器に接続された2個のマ
    イクロ波帯のスイッチと、上記マイクロ波帯のスイッチ
    に接続された増幅器と、上記増幅器に接続された移相器
    と、上記移相器に接続された制御回路と、上記制御回路
    に接続された温度センサを具備したことを特徴とする弾
    性表面波発振器。
  2. 【請求項2】 共振周波数の異なる複数個の弾性表面波
    共振器と、上記弾性表面波共振器に接続された2個のマ
    イクロ波帯の電力合成分配器と、上記電力分配器に接続
    された増幅器と、上記増幅器に接続されたチューナブル
    フィルタと、上記チューナブルフィルタに接続された移
    相器と、上記移相器に接続された制御回路と、上記制御
    回路に接続された温度センサを具備したことを特徴とす
    る弾性表面波発振器。
  3. 【請求項3】 複数個の弾性表面波共振器と、上記弾性
    表面波共振器に接続された2個のマイクロ波帯のスイッ
    チと、上記マイクロ波帯のスイッチに接続された移相器
    とを、同一圧電体基板上に一体形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の弾性表面波発振器。
  4. 【請求項4】 複数個の弾性表面波共振器と、上記弾性
    表面波共振器に接続された2個のマイクロ波帯の電力分
    配合成器と、上記電力分配器に接続された移相器とを、
    同一圧電体基板上に一体形成したことを特徴とする請求
    項2記載の弾性表面波発振器。
JP3201993A 1993-02-22 1993-02-22 弾性表面波発振器 Pending JPH06252641A (ja)

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