JP3088182B2 - 無線選択呼出受信機 - Google Patents
無線選択呼出受信機Info
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- JP3088182B2 JP3088182B2 JP04073032A JP7303292A JP3088182B2 JP 3088182 B2 JP3088182 B2 JP 3088182B2 JP 04073032 A JP04073032 A JP 04073032A JP 7303292 A JP7303292 A JP 7303292A JP 3088182 B2 JP3088182 B2 JP 3088182B2
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- Japan
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- unit
- frequency
- control
- antenna
- circuit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線選択呼出受信機に関
し、特に多チャンネルの無線選択呼出受信機の同調回路
の同調手段に関するものである。
し、特に多チャンネルの無線選択呼出受信機の同調回路
の同調手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は従来例の無線選択呼出受信機(以
下、受信機と言う)のブロック構成図である。同図にお
いて、1はアンテナ部、2は局部発振部、5は無線部、
6は制御部、7は受信を報知する報知部である。アンテ
ナ部1はアンテナ3とアンテナ回路4で構成される。
又、局部発振部2は電圧制御発振器9、ローパスフィル
タ10、位相比較器11、基準信号発振器12、分周器
13で構成され、PLL動作によって任意の局部発振信
号を出力する。即ち、制御部6からの制御信号により分
周器13の分周数が変化されることで、任意の局部発振
信号を出力し、これを無線部5に出力することで所要の
チャンネル信号を受信する。
下、受信機と言う)のブロック構成図である。同図にお
いて、1はアンテナ部、2は局部発振部、5は無線部、
6は制御部、7は受信を報知する報知部である。アンテ
ナ部1はアンテナ3とアンテナ回路4で構成される。
又、局部発振部2は電圧制御発振器9、ローパスフィル
タ10、位相比較器11、基準信号発振器12、分周器
13で構成され、PLL動作によって任意の局部発振信
号を出力する。即ち、制御部6からの制御信号により分
周器13の分周数が変化されることで、任意の局部発振
信号を出力し、これを無線部5に出力することで所要の
チャンネル信号を受信する。
【0003】ここで、アンテナ回路4は局部発振部2か
らチャンネルに応じてリニヤに変化する信号が入力され
ると、回路内に設けたバリキャップの容量が変化し、ア
ンテナとトリマで構成された同調回路の同調周波数を変
化させ、これによりチャンネルに応じてアンテナ同調を
行うことができるように構成されている。
らチャンネルに応じてリニヤに変化する信号が入力され
ると、回路内に設けたバリキャップの容量が変化し、ア
ンテナとトリマで構成された同調回路の同調周波数を変
化させ、これによりチャンネルに応じてアンテナ同調を
行うことができるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来の受信機で
は、アンテナ回路4における同調制御信号として、局部
発振部2に設けた電圧制御発振器9に入力される電圧、
即ちローパスフィルタ10の出力電圧を用いているた
め、電圧制御発振器9における発振周波数のバラツキ
と、アンテナ回路4の同調周波数との間に誤差が生じ、
図7のように、広いチャンネル(周波数範囲)間で感度
に差が出るといった問題が生じる。又、アンテナ回路4
内に設けたバリキャップの図8のような非線形特性によ
っても同調点を広範囲にわたって均等にすることができ
ないという問題がある。本発明の目的は、広い範囲にわ
たって同調点を均等にした受信機を提供することにあ
る。
は、アンテナ回路4における同調制御信号として、局部
発振部2に設けた電圧制御発振器9に入力される電圧、
即ちローパスフィルタ10の出力電圧を用いているた
め、電圧制御発振器9における発振周波数のバラツキ
と、アンテナ回路4の同調周波数との間に誤差が生じ、
図7のように、広いチャンネル(周波数範囲)間で感度
に差が出るといった問題が生じる。又、アンテナ回路4
内に設けたバリキャップの図8のような非線形特性によ
っても同調点を広範囲にわたって均等にすることができ
ないという問題がある。本発明の目的は、広い範囲にわ
たって同調点を均等にした受信機を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、シンセサイザ
構成の局部発振部には、複数チャンネルのそれぞれの局
部発振周波数に同調可能な出力回路を備えており、制御
部からの制御信号によってアンテナ部の同調と同時に出
力回路の同調を行うように構成する。ここで、アンテナ
部と出力回路にはそれぞれ制御電圧によって容量が変化
されるバリキャップ(可変容量ダイオード)が設けら
れ、制御部からの受信チャンネルに応じて予めプログラ
ムされた制御信号電圧をこれらバリキャップに印加して
アンテナ部と出力回路の同調周波数を制御するように構
成する。
構成の局部発振部には、複数チャンネルのそれぞれの局
部発振周波数に同調可能な出力回路を備えており、制御
部からの制御信号によってアンテナ部の同調と同時に出
力回路の同調を行うように構成する。ここで、アンテナ
部と出力回路にはそれぞれ制御電圧によって容量が変化
されるバリキャップ(可変容量ダイオード)が設けら
れ、制御部からの受信チャンネルに応じて予めプログラ
ムされた制御信号電圧をこれらバリキャップに印加して
アンテナ部と出力回路の同調周波数を制御するように構
成する。
【0006】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明による一実施例の受信機のブロック図
である。図1において受信機は複数チャンネルの無線信
号を受信するアンテナ部1と、アンテナ部1の出力信号
を中間周波数に変換し復調する無線部5と、無線部5に
局部発振信号を与える局部発振部2と、複数チャンネル
の無線信号の内の1つに同調するように局部発振部2の
制御を行うと共に呼び出された事を判断する制御部6
と、呼び出された時に報知を行う報知部7とを備えてい
る。
る。図1は本発明による一実施例の受信機のブロック図
である。図1において受信機は複数チャンネルの無線信
号を受信するアンテナ部1と、アンテナ部1の出力信号
を中間周波数に変換し復調する無線部5と、無線部5に
局部発振信号を与える局部発振部2と、複数チャンネル
の無線信号の内の1つに同調するように局部発振部2の
制御を行うと共に呼び出された事を判断する制御部6
と、呼び出された時に報知を行う報知部7とを備えてい
る。
【0007】前記アンテナ部1は、アンテナ3とアンテ
ナ回路4で構成される。又、前記局部発振部2は、出力
回路8と、電圧制御発振器9と、ローパスフィルタ10
と、位相比較器11と、基準信号発振器12と、分周器
13とでPLL回路として構成される。ここで制御部6
からは希望する受信周波数に相当する分周数をライン1
4を通して分周器13に指定する第1の制御信号を出力
し、かつライン15を通してアンテナ回路4と出力回路
8へ受信チャンネルに応じて予めプログラムされた階段
波形による第2の制御信号を出力する。
ナ回路4で構成される。又、前記局部発振部2は、出力
回路8と、電圧制御発振器9と、ローパスフィルタ10
と、位相比較器11と、基準信号発振器12と、分周器
13とでPLL回路として構成される。ここで制御部6
からは希望する受信周波数に相当する分周数をライン1
4を通して分周器13に指定する第1の制御信号を出力
し、かつライン15を通してアンテナ回路4と出力回路
8へ受信チャンネルに応じて予めプログラムされた階段
波形による第2の制御信号を出力する。
【0008】前記アンテナ回路4は、例えば図2に示す
ように、アンテナコイル16、トリマコンデンサ17、
固定コンデンサ18、及びバリキャップ19の直並列回
路で同調をとり、端子22に接続される次段とのマッチ
ングはコンデンサ21により行う。この回路では端子2
3に入力される制御部6からの第2の制御信号は、抵抗
20を通してバリキャップ19に加えられ最適な感度を
確保する。又、前記電圧制御発振器9の出力回路(出力
バッファ又は逓信回路)8は、図3に示すように、コイ
ル27と可変コンデンサ28とバリキャップ29で同調
回路が構成される。この制御は端子26に加えられる制
御部6からの第2の制御信号により最適状態になる。
尚、端子24は出力端子、25は電源端子、30はトラ
ンジスタ、31〜33はコンデンサ、34〜36は抵抗
である。
ように、アンテナコイル16、トリマコンデンサ17、
固定コンデンサ18、及びバリキャップ19の直並列回
路で同調をとり、端子22に接続される次段とのマッチ
ングはコンデンサ21により行う。この回路では端子2
3に入力される制御部6からの第2の制御信号は、抵抗
20を通してバリキャップ19に加えられ最適な感度を
確保する。又、前記電圧制御発振器9の出力回路(出力
バッファ又は逓信回路)8は、図3に示すように、コイ
ル27と可変コンデンサ28とバリキャップ29で同調
回路が構成される。この制御は端子26に加えられる制
御部6からの第2の制御信号により最適状態になる。
尚、端子24は出力端子、25は電源端子、30はトラ
ンジスタ、31〜33はコンデンサ、34〜36は抵抗
である。
【0009】この構成による各回路部の動作を説明す
る。図4は分周数により制御部6からアンテナ回路4及
び出力回路8に出力される出力電圧と、これに対応する
分周数a〜fを示している。ここで、fL2,fL1…fH2
は各チャンネルを示し、出力電圧がチャンネルに応じて
段階的に変化され、かつ分周数aの時が周波数が最も低
く、fの時に周波数が最も高くなる事を示している。
る。図4は分周数により制御部6からアンテナ回路4及
び出力回路8に出力される出力電圧と、これに対応する
分周数a〜fを示している。ここで、fL2,fL1…fH2
は各チャンネルを示し、出力電圧がチャンネルに応じて
段階的に変化され、かつ分周数aの時が周波数が最も低
く、fの時に周波数が最も高くなる事を示している。
【0010】図5はアンテナ回路4及び出力回路8を制
御するバリキャップへの電圧と受信電圧との関係を示し
たものである。(a)は制御部6から各回路のバリキャ
ップに加える第2の制御信号を示した図でチャンネルに
よって階段状に電圧が変化している。実線部が中央のチ
ャンネルf0 を制御している時の電圧である。(b)は
(a)でバリキャップに加えた電圧による容量変化を示
している。バリキャップの特性で電圧が高いほど容量が
小さくなるといった反比例関係になっている。(c)は
受信機総合の特性を示し、制御部6から出る周波数に応
じた第2の制御信号により、いずれのチャンネル(周波
数)でも平均的に良い受信感度が得られることを示して
いる。
御するバリキャップへの電圧と受信電圧との関係を示し
たものである。(a)は制御部6から各回路のバリキャ
ップに加える第2の制御信号を示した図でチャンネルに
よって階段状に電圧が変化している。実線部が中央のチ
ャンネルf0 を制御している時の電圧である。(b)は
(a)でバリキャップに加えた電圧による容量変化を示
している。バリキャップの特性で電圧が高いほど容量が
小さくなるといった反比例関係になっている。(c)は
受信機総合の特性を示し、制御部6から出る周波数に応
じた第2の制御信号により、いずれのチャンネル(周波
数)でも平均的に良い受信感度が得られることを示して
いる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プログラ
ムされた制御部からのチャンネルに応じた第2の制御電
圧を、アンテナ部の同調回路と、局部発振部の出力回路
のそれぞれに設けられたバリキャップに供給すること
で、電圧制御発振器のばらつきや、バリキャップによる
非線形特性によるバラツキの影響を受けずに最適な受信
特性を広範囲の周波数において確保するという結果を有
する。
ムされた制御部からのチャンネルに応じた第2の制御電
圧を、アンテナ部の同調回路と、局部発振部の出力回路
のそれぞれに設けられたバリキャップに供給すること
で、電圧制御発振器のばらつきや、バリキャップによる
非線形特性によるバラツキの影響を受けずに最適な受信
特性を広範囲の周波数において確保するという結果を有
する。
【図1】本発明の受信機の一実施例のブロック図であ
る。
る。
【図2】アンテナ回路の回路図である。
【図3】出力回路の回路図である。
【図4】チャンネル周波数と第1制御信号の関係を示す
図である。
図である。
【図5】チャンネル周波数と制御出力信号,バリキャッ
プ容量,受信感度の関係を示す図である。
プ容量,受信感度の関係を示す図である。
【図6】従来の受信機のブロック図である。
【図7】従来の受信機における電圧制御発振器電圧とチ
ャンネル周波数の関係を示す図である。
ャンネル周波数の関係を示す図である。
【図8】バリキャップ電圧と容量との関係を示す図であ
る。
る。
1 アンテナ部 2 局部発振部 4 アンテナ回路(同調回路) 5 無線部 6 制御部 7 報知部 8 出力回路(同調回路)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石黒 哲実 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気 株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−48832(JP,A) 実開 平1−171123(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 複数チャンネルの無線信号を受信し、か
つ制御信号によって各チャンネル周波数に同調させるこ
とが可能なアンテナ部と、前記アンテナ部の出力信号を
増幅し、復調する無線部と、前記無線部に局部発振信号
を供給する局部発振部と、前記アンテナ部の同調周波数
と前記局部発振部の発振周波数を制御する制御部とを備
えた無線選択呼出受信機において、前記局部発振部には
前記制御部からの制御信号によって前記各チャンネルの
局部発振周波数に同調される出力回路を備え、前記アン
テナ部と出力回路にはそれぞれ制御電圧によって容量が
変化されるバリキャップ(可変容量ダイオード)が設け
られ、前記制御部から受信チャンネルに応じて予めプロ
グラムされた制御信号電圧を前記各バリキャップに印加
して前記アンテナ部と出力回路の同調周波数を制御する
ように構成したことを特徴とする無線選択呼出受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04073032A JP3088182B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 無線選択呼出受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04073032A JP3088182B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 無線選択呼出受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05244058A JPH05244058A (ja) | 1993-09-21 |
JP3088182B2 true JP3088182B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=13506607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04073032A Expired - Fee Related JP3088182B2 (ja) | 1992-02-26 | 1992-02-26 | 無線選択呼出受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3088182B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023046121A1 (zh) * | 2021-09-24 | 2023-03-30 | 武汉联影生命科学仪器有限公司 | 接收线圈的调谐装置、低温探头和磁共振装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2792045B2 (ja) * | 1987-05-23 | 1998-08-27 | 日本電気株式会社 | 個別選択呼出受信機 |
JPH01171123U (ja) * | 1988-05-12 | 1989-12-04 |
-
1992
- 1992-02-26 JP JP04073032A patent/JP3088182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05244058A (ja) | 1993-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980630 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |