JPH062516Y2 - 豆刈機 - Google Patents

豆刈機

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JPH062516Y2
JPH062516Y2 JP13819088U JP13819088U JPH062516Y2 JP H062516 Y2 JPH062516 Y2 JP H062516Y2 JP 13819088 U JP13819088 U JP 13819088U JP 13819088 U JP13819088 U JP 13819088U JP H062516 Y2 JPH062516 Y2 JP H062516Y2
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arm
swing
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bean
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孝一 福澤
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、大豆等の被刈取物を刈り取って所定量ずつ
まとめ置きする豆刈機に関するものである。
〔従来の技術〕
大豆の刈り取り作業では、刈り取った被刈取物を所定量
ずつまとめ、さらに紐等により束ねている。
実開昭58−38226号公報の豆刈機は、羽根車形の
集草具を自走可能な機体の側方に配置し、集草具を手動
操作により回転可能及び回転拘束に切り換えている。す
なわち、機体の前進中、集草具は、一般的に回転拘束状
態にあって、集草具の羽根の先端は地表に近い高さを進
み、刈り取られて横倒し状態になっている被刈取物を前
方へ引き摺っていくようにし、引き摺っていく被刈取物
が適当量たまると、作業者の切換操作により、集草具を
回転させて、集草具の下端に被刈取物の上を通過させ
る。
また、特開昭60−224413号公報は、刈り取った
被刈取物を適宜間隔の連行棒によりまとめるとともに、
一旦、斜め上方へ搬送し、次に、斜面を介して地面へ落
下させている。
〔考案が解決しようとする課題〕
実開昭58−38226号公報の豆刈機では、集草具を
手動操作する必要があるので、作業者が、集草具による
被刈取物のまとまり量を監視している必要があり、作業
が面倒となるとともに、豆刈機の運転操作や刈刃前方の
被刈取物に対する注意がおろそかになる。
特開昭60−224413号公報の豆刈機では、搬送装
置を豆刈機に装備させるので、豆刈機が大型化し、小規
模の刈り取り作業には不向きである。
請求項1の考案の目的は、被刈取物を刈刃により刈り取
るとともに、刈り取った被刈取物を、作業者の手動操作
を必要とすることなく、まとめ置きすることができる豆
刈機を提供することである。
請求項2の考案の目的は、さらに、刈り取った被刈取物
の引き摺り中、連行部材を適切な位置に保持することが
できる豆刈機を提供することである。
請求項3の考案の目的は、さらに、連行部材のリフト量
を調整自在とすることである。
請求項4の考案の目的は、さらに、被刈取物の背丈等の
状況にかかわらず適切なまとめ置きを可能にすることで
ある。
請求項5の考案の目的は、さらに、豆刈機の前進方向に
関して被刈取物がまとめ置きされる長さを調整自在とす
ることである。
請求項6の考案の目的は、請求項5の考案において、爪
部の下端を被刈取物の引き摺り中、適切な高さに保持で
きるようにすることである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
請求項1の豆刈機(10)は、車輪(18)により走行可能であ
る機体(12)と、この機体(12)に装備され被刈取物を刈り
取る刈刃(22)と、この刈刃(22)により刈り取られた被刈
取物を機体(12)の側方へ案内して機体(12)の側方の地面
へ排出する案内(24)と、機体(12)の走行に伴って一定の
円軌跡Aを描く回転体(42)と、機体(12)に揺動自在に支
持される揺動ボス部(50)と、この揺動ボス部(50)から前
方へ延び揺動ボス部(50)と一体的に揺動するアーム(52)
と、揺動ボス部(50)の揺動に伴って揺動ボス部(50)の中
心線を中心とする円弧軌跡Bを描くようにアーム(52)に
取付けられこの円弧軌跡Bは円軌跡Aと部分的に重なっ
ていて回転体(42)により下方へ押圧される当接部(54)
と、揺動ボス部(50)から後方へ延び揺動ボス部(50)と一
体的に揺動し機体(12)の側方の地面に置かれている被刈
取物を前方へ連行する連行部材(56)とを有してなる。
請求項2の豆刈機(10)では、さらに、下方への連行部材
(56)の揺動を当接により制限するストッパ(62)を有して
なる。
請求項3の豆刈機(10)では、当接部(54)は、アーム(52)
の長手方向の位置を調整自在にアーム(52)に取付けられ
ている。
請求項4の豆刈機(10)では、連行部材(56)は、機体(12)
の左右方向の位置を調整自在に揺動ボス部(50)に取付け
られている。
請求項5の豆刈機(10)では、連行部材(56)は、揺動ボス
部(50)から後方へ延びるアーム部(58)と、このアーム部
(58)の後端部から下方へ延びる爪部(60)とを備えてい
る。そして、アーム部(58)は長さを調整自在である。
請求項6の豆刈機(10)では、アーム部(58)は、長手方向
及び周方向へ互いに相対移動自在に嵌合する嵌合部分(7
4,76)を備えている。
〔作用〕
請求項1の考案において、機体(12)の前進に伴って、被
刈取物は、刈刃(22)により刈られ、案内(24)により機体
(12)の側方に置かれる。回転体(42)は、豆刈機(10)の走
行に伴って、所定の円軌跡Aを描き、当接部(54)は、揺
動ボス部(50)の中心線を中心とする円弧軌跡B上を変位
自在であり、この円弧軌跡Bと円軌跡Aとは部分的に重
複する。したがって、回転体(42)は、円軌跡Aと円弧軌
跡Bとの重なり範囲において当接部(54)に当接して、下
方へ連行し、これにより、揺動ボス部(50)が揺動し、連
行部材(56)は後端部を上昇させる。また、当接部(54)が
回転体(42)により下方へ押圧されていないときは、連行
部材(56)の後端部は下降した位置にある。連行部材(56)
の後端部が下降した位置にあるときに、機体(12)の側方
に置かれている被刈取物を前方へ引き摺っていき、連行
部材(56)により連行される被刈取物の量は徐々に増大す
る。連行部材(56)の後端部が、当接部(54)への回転体(4
2)の当接に伴って、上昇すると、引き摺っていった被刈
取物の上を乗り越えていく。連行部材(56)の後端部の上
昇は、機体(12)の前進に伴って、適当な時間及び距離間
隔で生じるので、被刈取物のまとめ置きが豆刈機(10)の
側方において適当な距離間隔で生じる。
請求項2の考案では、連行部材(56)の下降時では、スト
ッパ(62)が、揺動ボス部(50)及びそれと一体的に揺動す
るアーム(52)及び連行部材(56)の部分に当接し、連行部
材(56)の下降位置を適切なものに設定する。
請求項3の考案では、当接部(54)が、アーム(52)の長手
方向位置を変更されることにより、当接部(54)の円弧軌
跡Bが変位し、当接部(54)の円弧軌跡Bと回転体(42)の
円軌跡Aとの重なり量が変化する。これにより、回転体
(42)による下方への当接部(54)の連行量が変化し、この
結果、連行部材(56)の上昇量が変化する。
請求項4の考案では、連行部材(56)が、機体(12)の左右
方向の位置を調整されることにより、連行部材(56)が被
刈取物を引き摺っていく個所の位置が機体(12)の左右方
向に関して変化する。
請求項5の考案では、連行部材(56)のアーム部(58)の長
さが調整される。アーム部(58)の長さの変化により、連
行部材(56)による被刈取物の連行位置が機体(12)の前進
方向に関して変化する。
請求項6の考案では、連行部材(56)のアーム部(58)にお
ける嵌合部分(74,76)を周方向へ相対変位させると、爪
部(60)はアーム部(58)の軸方向の周りに回動し、地面と
爪部(60)の下端との距離が変化する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第3図は豆刈機10の斜視図である。豆刈機10は機体12を
備え、エンジン14及びこのエンジン14からの動力を分配
する動力分配装置16がそれぞれ機体12の後部及び中央部
に載置される。左右の駆動軸18は、車軸19の端部に固定
され、豆刈機10を支持するとともに、動力分配装置16か
らの動力により駆動される。機体12の前部は二また部20
となっており、2個の刈刃22は、二また部20の分岐部付
近に配設され、動力分配装置16を介して伝達されたエン
ジン14の動力により互いに逆方向へ回転して、二また部
20内へ導かれた被刈取物を切る。案内24は、豆刈機10の
前方に生えている被刈取物を二また部20内へ案内すると
ともに、刈刃22により刈り取られた被刈取物を豆刈機10
の左方へ導き、排出し、これにより、被刈取物は、刈刃
22により刈り取られた後、豆刈機10の左方の地面に横倒
し状態で置かれる。起こし板26は、傾いて生えている被
刈取物を起こして、刈刃22が被刈取物を適切に刈れるよ
うにする。
第1図及び第2図は豆刈機10の左方に装備される被刈取
物のまとめ置き機構の側面図及び平面図である。ブラケ
ット28は、機体12の側方へ張り出すように、機体12の側
部にボルト30により固定される。駆動プーリ32は、車軸
19と一体的に回転するように、ピン34により車軸19に固
定され、被駆動プーリ36は、ブラケット28に固定されて
いる軸38に回転自在に支持され、ベルト40は、駆動プー
リ32及び被駆動プーリ36に掛けられて、両者間の動力伝
達を行なう。回転体42は、ブラケット44を介して被駆動
プーリ36の端面の周辺部に固定され、軸38の回転に伴っ
て円軌跡Aを描く。枢軸46は、車軸19に対して平行に延
び、ボルト48によりブラケット28に固定され、揺動ボス
部50は、枢軸46に回転自在に嵌合される。アーム52は、
揺動ボス部50の軸方向に対して直角方向へ豆刈機10の前
方へ延び、基端部において揺動ボス部50に固定されてい
る。当接板54は、回転体42の方へ張り出すように、アー
ム52の先端部に固定される。連行部材56は、揺動ボス部
50の軸方向に対して直角方向へ豆刈機10の後方へ延びる
アーム部58と、このアーム部58の後端から直角に下方へ
延びる爪部60とを有し、アーム部58の前端部は揺動ボス
部50に固定されている。ストッパ62は、アーム部58の方
へ張り出すように、ブラケット28に固定され、上面にお
いてアーム部58の下面と当接可能になっている。
第1図及び第2図のまとめ置き機構の作用について述べ
る。
豆刈機10の前進に伴って、豆刈機10の前方に生えている
被刈取物は、二また部20内に導かれ、刈刃22により茎の
下端を刈られる。刈られた被刈取物は、刈刃22により次
々に押し込まれ、案内24により案内され、豆刈機10の側
方の地面へ排出され、横倒し状態になる。駆動プーリ32
は車軸19と一体的に回転し、駆動プーリ32の回転はベル
ト40を介して被駆動プーリ36へ送られ、この結果、回転
体42は円軌跡Aを描く。揺動ボス部50、アーム52、当接
板54及び連行部材56は、枢軸46の中心線の周りに一体的
に揺動自在であり、この揺動に伴って、当接板54は円弧
軌跡Bを描く。また、円軌跡Aと円弧軌跡Bとは部分的
に重複するので、回転体42は、円軌跡Aと円弧軌跡Bと
の重なり範囲において当接板54に当接して、当接板54を
下方へ連行する。これにより、連行部材56は揺動して、
爪部60の下端は上昇する。また、当接板54が回転体42に
より下方へ押圧されていないときは、アーム部58は重力
により下降し、ストッパ62に当接した位置となる。スト
ッパ62は、下降時における連行部材56の位置が適切なも
のとなるように位置決めされている。連行部材56が下降
した位置にあるときは、機体12の側方に置かれている被
刈取物を前方へ引き摺っていき、連行部材56により連行
される被刈取物の量は徐々に増大する。連行部材56が、
当接板54への回転体42の押圧に伴って、上昇すると、爪
部60は、今まで引き摺ってきた被刈取物の上を乗り越え
ていく。連行部材56の上昇は、機体12の前進に伴って、
適当な時間及び距離間隔で生じるので、被刈取物のまと
め置きが豆刈機10の側方において適当な距離間隔で生じ
る。
第4図は刈り取り作業の前後において豆刈機10を移動す
るときのまとめ置き機構の状態を示す平面図である。揺
動ボス部50、アーム52及び連行部材56を含む揺動部が枢
軸46の中心線の周りに第1図の時計方向へ180°回転
させられ、連行部材56の上向きの回転モーメントにより
アーム52が爪部60の下面に当接する。この結果、連行部
材56の爪部60は上向きとされるので、爪部60が地面を引
っ掛けることなく、豆刈機10は移動される。したがっ
て、豆刈機10を格納場所から作業現場へ及びその逆へ円
滑に移動することができる。
第5図は第1図及び第2図のまとめ置き機構の変形例の
平面図である。このまとめ置き機構では、第1図及び第
2図の駆動プーリ32及び被駆動プーリ36等が省略され、
ブラケット44はピン34により車軸19に固定され、回転体
42は、駆動輪18の回転に伴って、車軸19の中心線の周り
の円軌跡Aを描く。
第6図は当接板54の位置を調整するための構造を示す
図、第7図は第6図の構造におけるアーム52の先端部の
縦断面図である。2個の長孔64はアーム52の長手方向へ
延び、ねじ穴66は、長孔64に対峙可能に当接板54に形成
される。ボルト68は、ワッシャ69を嵌装されてから長孔
64に挿通され、ねじ穴66に螺合し、アーム52と当接板54
とを互いに固定する。ボルト68を緩めると、長孔64にお
いてボルト68が変位可能になり、この位置調整によりア
ーム52の長手方向に関する当接板54の位置を変更するこ
とができる。アーム52の長手方向に関する当接板54の位
置調整の結果、回転体42の円軌跡Aと当接板54の円弧軌
跡Bとの重なり範囲が変化し、当接板54への回転体42の
押圧により連行部材56の爪部60の下端の上昇量が変化す
る。したがって、被刈取物の成育状況等の状態に応じて
爪部60の下端の上昇量が調整される。
第8図ないし第10図は別のまとめ置き機構に関し、第
8図は平面図、第9図は連行部材56の斜視図である。
第8図において、取付板70は、揺動ボス部50に固定さ
れ、揺動ボス部50に沿って延び、延び方向へ適宜間隔で
複数個の挿通孔72を有している。アーム部58は、アー
ム部58の長手方向及び周方向へ互いに相対移動可能に嵌
合する外側パイプ74及び内側パイプ76を備え、外側パイ
プ74は、取付板70の延び方向の位置を調整され、ボルト
78は、取付板70の選択された挿通孔72及び外側パイプ74
の前端部75の挿通孔77(第9図)に挿通され、外側パイ
プ74の前端部75を取付板70に固定する。
第9図において複数個の挿通孔80は、内側パイプ76の長
手方向へ適宜間隔に穿設されている。第10図は外側パ
イプ74の後端部の斜視図である。ねじ82は、外側パイプ
74の後端部においてその周方向へ所定長さ延びる長孔84
に挿通されてから、第9図の選択された挿通孔80に挿通
され、内側パイプ76に締め付ける。ねじ82を挿通する挿
通孔80の選択により、外側パイプ74及び内側パイプ76の
嵌合量が変化し、アーム部58の長さが調整される。ま
た、長孔84におけるねじ82の変位により周方向における
外側パイプ74に対する内側パイプ76の相対位置が変化す
る。
第8図及び第9図に戻って、横棒86は、内側パイプ76の
後端部に固定されている案内パイプ88内に嵌合して、内
側パイプ76に対して直角方向へ変位自在とされる。フォ
ーク90は、横棒86の両端部に挿通され、ねじ92により横
棒86に固定される。止め板94は、両端においてフォーク
90と結合して、フォーク90の間隔を保持し、中間部には
下方へ延びるフォーク部96を有している。
第11図は横棒86におけるフォーク90の固定構造を示し
ている。フォーク90は、横棒86の端部の挿通孔98に挿通
され、ねじ92は、横棒86に横棒86の長手方向から螺合
し、先端部においてフォーク90を締め付けている。
外側パイプ74及び内側パイプ76の長手方向の嵌合量及び
横棒86の挿通孔98へのフォーク90の押し込み量の調整に
より豆刈機10の前進方向に関するフォーク90及びフォー
ク部96の位置が変化する。また、外側パイプ74に対する
周方向の内側パイプ76の回転及び挿通孔98におけるフォ
ーク90の回転によりフォーク90及びフォーク部96の下端
の高さが変化する。
〔考案の効果〕
請求項1の考案では、連行部材が、刈り取られて機体の
側方の地面に置かれている被刈取物を引き摺り可能であ
り、かつ揺動ボス部の中心線の周りに揺動自在になって
いるとともに、回転体は、機体の走行に伴って円軌跡A
を描き、揺動ボス部と一体揺動する回転体の先端部の当
接部を下方へ押圧して、連行部材の後端部を上昇させ
て、被刈取物の上を越えさせる。したがって、作業者が
連行部材により集められた被刈取物の量を監視すること
なく、被刈取物を適当量ずつ地面にまとめることがで
き、作業能率が向上する。
請求項1の考案では、搬送装置を装備することなく、刈
り取られた被刈取物をまとめ置きすることができるの
で、豆刈機が小型となり、小規模の刈り取り作業に有利
である。
請求項2の考案では、ストッパにより連行部材の揺動が
制限され、被刈取物の連行時の連行部材の高さが適当な
高さに保持される。したがって、被刈取物の成育状況等
の状態に合わせて、被刈取物を連行部材により良好に連
行していくことができる。
請求項3の考案では、回転体により下方へ押圧される当
接部がアームの長手方向の位置を調整される結果、回転
体の押圧による当接部の移動距離が変化し、揺動ボス部
の揺動量、したがって、連行部材の後端部の上昇量が変
化する。これにより、被刈取物の成育状況等の状態に関
係なく、連行部材に被刈取物の上を適切な高さで乗り越
えさせることができる。
請求項4の考案では、連行部材が機体の左右方向の位置
を調整されることにより、連行部材が引き摺っていく個
所の位置が機体の左右方向に関して変化するので、被刈
取物の成育状況等の状態に応じて連行部材が被刈取物を
適切に連行していくことができる。
請求項5の考案では、連行部材の長さが調整される結
果、連行部材による被刈取物の連行位置が機体の前進方
向に関して変化するので、案内から機体の側方へ排出さ
れてきた被刈取物を連行部材により適切に連行すること
ができる。
請求項6の考案では、連行部材のアーム部を構成する嵌
合部分が、周方向へ相対変位自在とされるので、被刈取
物の連行中の爪部をアーム部の軸方向の周りに回動し
て、爪部の下端の高さを調整することができる。これに
より、爪部による被刈取物の連行を被刈取物の状態にか
かわらず適切なものにすることができる。
特に中央のフォーク部を両側のフォーク部よりも突出さ
せることで、外側パイプに対し、フォーク及びフォーク
部を形成された内側パイプが周方向に円滑に相対変位可
能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図及び第2図は豆
刈機の左方に装備される被刈取物のまとめ置き機構の側
面図及び平面図、第3図は豆刈機の斜視図、第4図は刈
り取り作業の前後において豆刈機を移動するときのまと
め置き機構の状態を示す平面図、第5図は第1図及び第
2図のまとめ置き機構の変形例の平面図、第6図は当接
板の位置を調整するための構造を示す図、第7図は第6
図の構造におけるアームの先端部の縦断面図、第8図な
いし第10図は別のまとめ置き機構に関し、第8図は平
面図、第9図は連行部材の斜視図、第10図は外側パイ
プ後端部の斜視図、第11図は横棒におけるフォークの
固定構造を示す図である。 10…豆刈機、12…機体、18…駆動輪(車輪)、2
2…刈刃、24…案内、42…回転体、50…揺動ボス
部、52…アーム、54…当接板(当接部)、56…連
行部材、58…アーム部、60…爪部、62…ストッ
パ、74…外側パイプ(嵌合部分)、76…内側パイプ
(嵌合部分)。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪(18)により走行可能である機体(12)
    と、この機体(12)に装備され被刈取物を刈り取る刈刃(2
    2)と、この刈刃(22)により刈り取られた被刈取物を前記
    機体(12)の側方へ案内して前記機体(12)の側方の地面へ
    排出する案内(24)と、前記機体(12)の走行に伴って一定
    の円軌跡Aを描く回転体(42)と、前記機体(12)に揺動自
    在に支持される揺動ボス部(50)と、この揺動ボス部(50)
    から前方へ延び前記揺動ボス部(50)と一体的に揺動する
    アーム(52)と、前記揺動ボス部(50)の揺動に伴って前記
    揺動ボス部(50)の中心線を中心とする円弧軌跡Bを描く
    ように前記アーム(52)に取付けられこの円弧軌跡Bは前
    記円軌跡Aと部分的に重なっていて前記回転体(42)によ
    り下方へ押圧される当接部(54)と、前記揺動ボス部(50)
    から後方へ延び前記揺動ボス部(50)と一体的に揺動し前
    記機体(12)の側方の地面に置かれている被刈取物を前方
    へ連行する連行部材(56)とを有してなることを特徴とす
    る豆刈機。
  2. 【請求項2】下方への前記連行部材(56)の揺動を当接に
    より制限するストッパ(62)を有してなることを特徴とす
    る請求項1記載の豆刈機。
  3. 【請求項3】前記当接部(54)は、前記アーム(52)の長手
    方向の位置を調整自在に前記アーム(52)に取付けられて
    いることを特徴とする請求項1又は2記載の豆刈機。
  4. 【請求項4】前記連行部材(56)は、前記機体(12)の左右
    方向の位置を調整自在に前記揺動ボス部(50)に取付けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    に記載の豆刈機。
  5. 【請求項5】前記連行部材(56)は、前記揺動ボス部(50)
    から後方へ延びるアーム部(58)と、このアーム部(58)の
    後端部から下方へ延びる爪部(60)とを備え、前記アーム
    部(58)は長さを調整自在であることを特徴とする請求項
    1ないし4のいずれかに記載の豆刈機。
  6. 【請求項6】前記アーム部(58)は、長手方向及び周方向
    へ互いに相対移動自在に嵌合する嵌合部分(74,76)を備
    えていることを特徴とする請求項5記載の豆刈機。
JP13819088U 1988-10-25 1988-10-25 豆刈機 Expired - Lifetime JPH062516Y2 (ja)

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