JPH0625148B2 - 2−アミノイミダゾ−ルまたはその塩の製造法 - Google Patents

2−アミノイミダゾ−ルまたはその塩の製造法

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JPH0625148B2 JP62137849A JP13784987A JPH0625148B2 JP H0625148 B2 JPH0625148 B2 JP H0625148B2 JP 62137849 A JP62137849 A JP 62137849A JP 13784987 A JP13784987 A JP 13784987A JP H0625148 B2 JPH0625148 B2 JP H0625148B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アミノアセトアルデヒドジアルキルアセター
ルとS−メチルイソチオウレア水性塩とから2−アミノ
イミダゾールまたはその塩を高収率で製造する方法に関
するものである。
従来の技術 2−アミノイミダゾールまたはその塩は、医薬中間体と
して有用である。
B.T.Storey et al.,J.Org.Chem.,29,3118
(1964)(第1従来法)には、アミノアセトアルデヒドジ
エチルアセタールとS−メチルイソチオウレア硫酸塩と
を反応させ、ついで濃塩酸と加熱させるという2段階反
応により、2−アミノイミダゾール硫酸塩を得る方法が
示されている。
具体的には、まず第1工程においては、アミノアセトア
ルデヒドジエチルアセタール25g(0.187モル)とS−メ
チルイソチオウレア硫酸塩25g(0.180モル)とを水媒体
中で加熱反応させ、反応終了後を除去して油状物を得、
これをメタノールに溶解させ、ついでアセトンで沈澱さ
せることによりN−(2,2−ジエトキシエチル)グア
ニジン硫酸塩31g(0.138モル)を得ている。S−メチル
イソチオウレア硫酸塩に対する収率は77%である。
次に第2工程においては、上記で得たN−(2,2−ジ
エトキシエチル)グアニジン硫酸塩10g(0.045モル)を
濃塩酸6ml(30%濃度として0.0567モル、39%濃度とし
て0.0769モル)と共に加熱し、水を加え、溶液を蒸発し
てシロップとなし、水を加えてから溶液を再度蒸発し、
シロップを無水エタノールに溶解し、無水エーテルで沈
澱させて目的物である2−アミノイミダゾール硫酸塩2.
3gを得ている。収率は39%である。
第2工程における濃塩酸の使用量は、N−(2,2−ジ
エトキシエチル)グアニジン硫酸塩1モルに対し1.7(39
%濃度の濃塩酸の場合)〜1.3(30%濃度の濃塩酸の場
合)当量である。
第1工程と第2工程を通じての2−アミノイミダゾール
硫酸塩の収率は、出発物質であるS−メチルイソチオウ
レア硫酸塩基準で0.77×0.39×100=30%となる。
特開昭50−157366号公報(第2従来法)の実施
例4、5、7には、出発物質としてS−メチルイソチオ
ウレアとジメチルアミノアセトアルデヒドアセタールま
たはアミノアセトアルデヒドジメチルアセタールとを用
いて有機溶剤中で反応させることにより中間生成物を
得、ついでその中間生成物を単離した後、ルイス酸で環
化して2−アミノイミダゾールを得、最後に有機溶剤を
用いて目的物を単離精製することが示されている。
発明が解決しようとする問題点 上述の第1従来法によれば、第1工程と第2工程を通じ
ての2−アミノイミダゾール硫酸塩の収率は、出発物質
であるS−メチルイソチオウレア硫酸塩基準で30%と
低く、工業化には収率の大幅な向上が必要である。
また第1従来法においては、第1工程の中間生成物の単
離および第2工程の最終生成物の単離操作が煩雑である
上、有機溶剤を用いなければならないという問題点もあ
る。
第2従来法においては、第1工程の反応を有機溶剤中で
行い、また第1工程の反応により得られた中間生成物の
単離を有機溶剤を用いて行うという煩雑で不利な操作を
行い、さらには第2工程終了後の目的物の単離精製も有
機溶剤を用いて行っている上、S−メチルイソチオウレ
アに対しジメチルアミノアセトアルデヒドアセタールま
たはアミノアセトアルデヒドメチルアセタールを2倍モ
ル用いるという収率の点では有利な条件を採用している
にかかわらず、目的物の収率はそれぞれ57%、62
%、53%にとどまっている。
本発明は、上述の従来法に改良を加えることにより、ア
ミノアセトアルデヒドジアルキルアセタールとS−メチ
ルイソチオウレア水性塩から2−アミノイミダゾールま
たはその塩を高収率で得る工業的に有利な方法を見出す
べくなされたものである。
問題点を解決するための手段 本発明の2−アミノイミダゾールまたはその塩の製造法
は、アミノアセトアルデヒドジアルキルアセタールとS
−メチルイソチオウレア水性塩とを後者1モルに対し前
者0.9〜1.3モルの割合で用いて水媒体中で反応させるこ
とによりN−(2,2−ジアルコキシエチル)グアニジ
ン塩を得る第1工程、生成したN−(2,2−ジアルコ
キシエチル)グアニジン塩を強酸の存在下に水媒体中で
環化反応させることにより2−アミノイミダゾールまた
はその塩を生成させる第2工程、および第2工程終了後
の反応液から目的物である2−アミノイミダゾールまた
はその塩を単離精製する第3工程を実施するにあたり、 前記第1工程終了後、生成したN−(2,2−ジアルコ
キシエチル)グアニジン塩を単離することなく前記第2
工程を実施すること、 前記第2工程における環化反応を、N−(2,2−ジア
ルコキシエチル)グアニジン塩1モルに対し強酸0.05〜
0.5当量の存在下に行うこと、 および、 前記第1工程および第2工程を通じて水媒体中で反応を
行うだけでなく、前記第3工程の単離精製操作も水系の
みで行うこと、 を特徴とするものである。
以下本発明を詳細に説明する。
〈第1工程〉 本発明の第1工程は、アミノアセトアルデヒドジアルキ
ルアセタールとS−メチルイソチオウレア水性塩とを水
媒体中で反応させることによりN−(2,2−ジアルコ
キシエチル)グアニジン塩を得る工程である。
アミノアセトアルデヒドジアルキルアセタールのアルキ
ル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチ
ル基などの低級アルキル基があげられる。このアルキル
基は最終的には除去されるので、工業的にはメチル基ま
たはエチル基が有利である。
S−メチルイソチオウレア水性塩の水性塩としては、硫
酸塩、塩酸塩などが用いられる。
第1工程におけるアミノアセトアルデヒドジアルキルア
セタールとS−メチルイソチオウレア水性塩との反応は
当モル反応であるので、両者をほぼそれに見合う割合で
用いる。ただしコスト的な配慮から後者を前者よりも若
干過剰に用いる方が有利である。結局本発明において
は、S−メチルイソチオウレア水性塩1モルに対しアミ
ノアセトアルデヒドジアルキルアセタールを0.9〜1.3モ
ル、殊に1〜1.1モル用いる。
媒体である水の量は、アミノアセトアルデヒドジアルキ
ルアセタール(またはS−メチルイソチオウレア水性
塩)に対し5〜20倍モルとすることが多い。
反応温度は、30℃ないし還流温度の範囲から選ばれ、
通常は還流温度で行う。
反応時間は、還流温度で反応を行う場合で1〜3時間程
度である。
原料の仕込方法に特に限定はなく、一括仕込み法および
一方の水性液(水溶液または水分散液)に他方の水性液
を逐次添加する方法がいずれも採用される。
〈第2工程〉 第2工程は、第1工程で生成したN−(2,2−ジアル
コキシエチル)グアニジン塩を水媒体中で強酸の存在下
に環化反応させることにより2−アミノイミダゾールま
たはその塩を製造する工程である。
この第2工程の反応は、第1工程で得られるN−(2,
2−ジアルコキシエチル)グアニジン塩を単離せずに引
き続き実施する。その方が収率も良く、操作も容易とな
るからである。
そしてこの第2工程における環化反応は、N−(2,2
−ジアルコキシエチル)グアニジン塩1モルに対し強酸
0.05〜0.5当量の存在下に行う。
強酸としては、硫酸、塩酸、臭化水素酸、リン酸、トリ
フルオロ酢酸、トリクロロ酢酸などが用いられる。
強酸の使用量は、上述のように、N−(2,2−ジアル
コキシエチル)グアニジン塩1モルに対し0.05〜0.5当
量、好ましくは0.1〜0.4当量とする。0.05当量未満では
2−アミノイミダゾール塩の収率が低下し、一方0.5当
量を越えるときもかえって2−アミノイミダゾール塩の
収率が低下する。
系中の水の量は、S−メチルイソチオウレア水性塩1モ
ルに対して10〜100モルとするのが通常である。
反応温度は、30℃ないし還流温度の範囲から選ばれ、
通常は還流温度で行う。
反応時間は、還流温度で反応を行う場合で1〜3時間程
度である。
反応温度と時間は、還流温度でたとえば2時間程度行え
ば充分である。
〈第3工程〉 第3工程は、第2工程終了後の反応液から目的物である
2−アミノイミダゾールまたはその塩を単離精製する工
程であるが、本発明においてはこの第3工程の単離精製
操作も水系のみで行う。
すなわち、第2工程の反応後は、反応液を濃縮し、必要
であれば冷却して、目的物である2−アミノイミダゾー
ル塩を晶析させる。洗浄液には水を用い、有機溶剤は使
用しない。ろ液や洗浄液からも、同様の手段により、溶
存している目的物を回収する。
作用 本発明の第1工程の反応は、下記の式で表わされる。
第2工程の反応は、下記の式で表わされる。
本発明においては、第1工程および第2工程を水媒体中
で行い、第2工程では強酸を少量用いることによりかえ
って第2工程における収率が向上するようにし、第1工
程から第2工程への移行は第1工程の生成物を単離する
ことなく行い、さらには第3工程である目的物の単離精
製工程も水系のみで行っている。
そのため、工程操作が容易かつ簡略化され、有機溶剤取
扱上の危険もなく、しかも従来法に比し収率が顕著に向
上する。
実施例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
実施例1 〈第1工程〉 還流冷却器、滴下ロート、温度計および撹拌器を備えた
丸底フラスコにアミノアセトアルデヒドジメチルアセタ
ール水溶液192g(34.4gの水を含むのでネットで1.5モル)
を仕込み、さらにS−メチルイソチオウレア硫酸塩200.
45g(1.44モル)と水300mlの混合液(スラリー)を室温で
撹拌下に加え、ゆっくり昇温し、約1時間後に還流温度
まで昇温し、引き続き1.5時間還流させた。還流中、S
−メチルイソチオウレア硫酸塩6.20g(0.045モル)を追加
仕込みした。昇温中、系はスラリー状からゆっくりと無
色均一系に移行し、メチルメルカプタンが発生し、この
発生は昇温開始後1時間継続した。
反応終了後、水流アスピレーターでの減圧下に温度110
℃で濃縮して、333.0gの淡褐色粘稠液を得た。
液体クロマロトグラフィーによる分析では、N−(2,
2−ジメトキシエチル)グアニジン塩の収率は90%であ
り、収率3%相当の2−アミノイミダゾールの生成も認
められた。
〈第2工程〉 引き続き、この液に水1450mlと62.4%硫酸25.2g(0.16モ
ル)(すなわち、N−(2,2−ジメトキシエチル)グ
アニジン塩1モルに対して0.24当量を加えて、2時間還
流させた。
反応液をロータリーエバポレーターを用いてバス温75℃
で水流アスピレーターでの減圧下に突沸するまで濃縮
し、261gの暗褐色濃厚スラリー液を得た。このスラリ
ー液を40〜60℃で吸引ろ過し、ろ塊を水温27℃の水53ml
で洗浄した。これを乾燥することにより、118.0g(0.89
モル)の淡褐色の2−アミノイミダゾール硫酸塩のプリ
ズム晶を得た。この結晶は、融点測定により270℃で分
解した。
一方ろ液および水洗液は合して濃縮し、同様の操作によ
って33.8g(0.26モル)の淡暗褐色の2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩のプリズム晶を得た。この結晶は、融点測定
により、265℃で分解した。
第1工程および第2工程を通じての2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩の収率は、S−メチルイソチオウレア硫酸塩
基準で100×(0.89+0.26)/(1.44+0.045)=77.4%であ
った。
比較例1 第2工程における62.4%硫酸の添加量を126g(0.8モル)
(すなわち、N−(2,2−ジメトキシエチル)グアニ
ジン塩1モルに対して1.2当量)としたほかは実施例1
の第2工程を繰り返した。
反応液を濃縮し、吸引ろ過し、ろ塊を洗浄することによ
り、45.1g(0.34モル)の淡褐色の2−アミノイミダゾー
ル硫酸塩のプリズム晶を得た。
一方ろ液および水洗液は合して濃縮し、同様の操作を繰
り返したが、結晶は得られなかった。
第1工程および第2工程を通じての2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩の収率は、S−メチルイソチオウレア硫酸塩
基準で100×0.34/(1.44+0.045)=23%であった。
実施例2 〈第1工程〉 アミノアセトアルデヒドジメチルアセタール水溶液192g
(34.4gの水を含むのでネットで1.5モル)に代えてアミノ
アセトアルデヒドジエチルアセタール水溶液223g(23.2g
の水を含むのでネットで1.5モル)を用いたほかは実施例
1の第1工程を繰り返した。
反応終了後、水流アスピレーターでの減圧下に温度110
℃で濃縮して368gの淡褐色粘稠液を得た。
液体クロマロトグラフィーによる分析では、N−(2,
2−ジエトキシエチル)グアニジン塩の推定収率は92%
であり、収率2%相当の2−アミノイミダゾールの生成
も認められた。
〈第2工程〉 引き続き、この液に水1450mlと36%濃塩酸16g(0.16モ
ル)(すなわち、N−(2,2−ジエトキシエチル)グ
アニジン塩1モルに対して0.117当量)を加え、以後実
施例1の第2工程を繰り返した。
反応液を濃縮し、吸引ろ過し、ろ塊を洗浄することによ
り、121.2g(0.92モル)の淡褐色の2−アミノイミダゾー
ル硫酸塩のプリズム晶を得た。
一方ろ液および水洗液は合して濃縮し、同様の操作によ
って25.6g(0.19モル)の淡暗褐色の2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩のプリズム晶を得た。
第1工程および第2工程を通じての2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩の収率は、S−メチルイソチオウレア硫酸塩
基準で74.8%であった。
比較例2 第2工程における36%濃塩酸の添加量を210g(2.1モル)
(すなわち、N−(2,2−ジエトキシエチル)グアニ
ジン塩1モルに対して1.52当量)としたほかは実施例2
の第2工程を繰り返し、シロップ状の濃縮液261gを得た
が、結晶の析出は認められなかった。
シロップにエタノール1を加え、析出した結晶を吸引
ろ過し、52gの結晶を得た。該結晶は明確な融点(分解
温度)を示さなかったので、40mlの水で再結晶精製し、
23.2g(0.18モル)の結晶(融点266℃、分解)を得た。
第1工程および第2工程を通じての2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩の収率は、S−メチルイソチオウレア硫酸塩
基準で12%に過ぎなかった。
比較例3 実施例2の第1工程を繰り返し、第1工程終了後の反応
液を濃縮して粘稠液を得た。この粘稠液をメタノールに
溶解後、アセトンを加えて晶析させ、ろ過により結晶23
6g(1.05モル、融点144〜150℃)を得た。ろ過性は非常
に悪く、操作に手間を要した。
上記結晶に36%濃塩酸140mlと1の水を加えて実施例
2の第2工程を繰り返したが、結晶は得られず、シロッ
プ状の濃縮液が得られた。
シロップに、590mlのエタノールを加えてエタノール溶
液となし(未溶解物あり)、この溶液にエチルエーテル
を加えて晶析させ、ろ過により結晶72.1g(0.55モル、融
点264℃、分解)を得た。ろ過性は非常に悪く、操作に
手間を要した。
第1工程および第2工程を通じての2−アミノイミダゾ
ール硫酸塩の収率は、S−メチルイソチオウレア硫酸塩
基準で36.8%であった。
発明の効果 本発明においては、第1工程および第2工程を水媒体中
で行い、第2工程では強酸を少量用い、第1工程から第
2工程への移行は第1工程の生成物を単離することなく
行い、さらには第3工程である目的物の単離精製工程も
水系のみで行っている。
このような工程を講じているため、工程操作が容易かつ
簡略化され、有機溶剤取扱上の危険もなく、しかも従来
法に比し収率が顕著に向上する。
よって、本発明は工業上極めて有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アミノアセトアルデヒドジアルキルアセタ
    ールとS−メチルイソチオウレア水性塩とを後者1モル
    に対し前者0.9〜1.3モルの割合で用いて水媒体中で反応
    させることによりN−(2,2−ジアルコキシエチル)
    グアニジン塩を得る第1工程、生成したN−(2,2−
    ジアルコキシエチル)グアニジン塩を強酸の存在下に水
    媒体中で環化反応させることにより2−アミノイミダゾ
    ールまたはその塩を生成させる第2工程、および第2工
    程終了後の反応液から目的物である2−アミノイミダゾ
    ールまたはその塩を単離精製する第3工程を実施するに
    あたり、 前記第1工程終了後、生成したN−(2,2−ジアルコ
    キシエチル)グアニジン塩を単離することなく前記第2
    工程を実施すること、 前記第2工程における環化反応を、N−(2,2−ジア
    ルコキシエチル)グアニジン塩1モルに対し強酸0.05〜
    0.5当量の存在下に行うこと、および、 前記第1工程および第2工程を通じて水媒体中で反応を
    行うだけでなく、前記第3工程の単離精製操作も水系の
    みで行うこと、 を特徴とする2−アミノイミダゾールまたはその塩の製
    造法。
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