JP2002155058A - 1位置換ヒダントイン類の製造方法 - Google Patents

1位置換ヒダントイン類の製造方法

Info

Publication number
JP2002155058A
JP2002155058A JP2000350325A JP2000350325A JP2002155058A JP 2002155058 A JP2002155058 A JP 2002155058A JP 2000350325 A JP2000350325 A JP 2000350325A JP 2000350325 A JP2000350325 A JP 2000350325A JP 2002155058 A JP2002155058 A JP 2002155058A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substituted
formula
represented
mol
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000350325A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuyoshi Enomoto
堅 榎本
Mitsuaki Senda
光昭 千田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP2000350325A priority Critical patent/JP2002155058A/ja
Publication of JP2002155058A publication Critical patent/JP2002155058A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 1位置換ヒダントイン類を安価に、安全に、
また収率よく得られる製造方法を提供する。 【解決手段】 有機溶媒中、アルカリ金属水酸化物の存
在下において3−(置換アミノメチル)−ヒダントイン
類をハロゲン化アルキル類と反応させ、次いで加水分解
することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、制癌剤等の医薬原
料として重要な中間体である1位置換ヒダントイン類の
新規製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、1位置換ヒダントイン類の製法、
例えば1,5,5-トリメチルヒダントインの製造方法として
は、結晶として取り出した3-(モルホリノメチル)-5,5-
ジメチルヒダントインを、モレキュラーシーブで乾燥し
たジメチルホルムアミド(DMF)溶媒中で、水素化ナ
トリウムの存在下でヨウ化メチルと反応させ、続いてア
ルカリ条件下で加水分解し、次いで中和した後、ジエチ
ルエーテル抽出を行い、エーテルを濃縮後、ベンゼン/
石油エーテル中より再結晶させて得る方法が知られてい
る(Helv.Chim.Acta,75(1992),1251)。該方法で
は目的物を原料5,5-ジメチルヒダントインに対し、29.6
モル%の収率で得ている。しかしながら、上記方法は単
離した3−(置換アミノメチル)−ヒダントインを用いる
こと、禁水性試薬である水素化ナトリウムを用いるこ
と、低沸点で引火性が強く、また回収時に過酸化物を形
成しやすいジエチルエーテルを用いること、さらには極
性溶媒であるDMFが乾燥が必要であり回収率も低いこ
と、加えて目的物の収率も上記のように低い等の理由か
ら、安全性および経済性の面から工業的には採用し難い
方法である。
【0003】また別法として、メチルアミンとアセトン
シアンヒドリンを反応させた後に、該生成物にシアン酸
カリウムを反応させ、次いで塩酸処理することにより得
る方法(J.Prakt.Chem.,(2)113(1926),256)
が知られているが、この方法においても収率が非常に低
く、実用的な方法ではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来に
知られる1位置換ヒダントイン類の製法は、いずれも収
率よく目的物を得ることが困難であり、あるいはこれに
加えて取り扱い難い禁水性物質等が多量に用いられる方
法でもある。
【0005】本発明は、これら従来知られる1位置換ヒ
ダントイン類の製法上の欠点を解消し、目的物を安価
に、安全に、そして収率良く得る方法を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために鋭意検討した結果、特に有機溶媒中
で、安全性の高いアルカリ金属水酸化物の存在下に、3
−(置換アミノメチル)−ヒダントイン類をハロゲン化ア
ルキル類と反応させ、次いで加水分解するという方法を
採用することが極めて有効であり、これにより1位置換
ヒダントイン類が安価に、安全に、しかも高収率で得ら
れることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、 有機溶媒中で、下記式(1)[化7]
【0008】
【化7】
【0009】(式中、R1、R2は、水素原子、炭素数1
〜10の無置換もしくは置換されていてもよいアルキル
基、アリール基、アルキリデン基またはアリーリデン基
を示し、互いに同一でも異なっていてもよく、また連結
されていてもよい。R2、R4は、水素原子、炭素数1〜
10の無置換もしくは置換されていてもよいアルキル基
あるいはアリール基を示し、互いに同一でも異なってい
てもよく、また、連結されていてもよい。)で表される
3−(置換アミノメチル)−ヒダントイン類を、アルカリ
金属水酸化物の存在下、下記式(2)[化8]
【0010】
【化8】
【0011】(式中、R5は、炭素数1〜10の無置換
または置換されていてもよいアルキル基またはアラルキ
ル基を表し、Xはハロゲン原子を表す。)で表されるハ
ロゲン化アルキル類と反応させ、次いで加水分解するこ
とを特徴とする下記式(3)[化9]
【0012】
【化9】
【0013】(式中、R1、R2、R5は前記と同義であ
る。)で表される1位置換ヒダントイン類の製造方法で
あり、また、 有機溶媒中で、下記式(4)[化10]
【0014】
【化10】
【0015】(式中、R1、R2は前記と同義である。)
で表されるヒダントイン類と下記式(5)[化11]
【0016】
【化11】
【0017】(式中、R2、4は前記と同義である。)で
表されるアミン類、およびホルムアルデヒドもしくはパ
ラホルムアルデヒドを反応させ、下記式(1)[化1
2]
【0018】
【化12】
【0019】(式中、R1、R2、R2、R4は前記と同義
である。)で表される3−(置換アミノメチル)−ヒダン
トイン類を生成させ、この反応液に、アルカリ金属水酸
化物の存在下に前記式(2)で表されるハロゲン化アル
キル類を反応させ、次いで加水分解することを特徴とす
る、前記式(3)で表される1位置換ヒダントイン類の
製造方法であり、また、 式(1)で表される3−(置換アミノメチル)−ヒダ
ントイン類を生成させた後、該生成液を共沸脱水するこ
とを特徴とする上記に記載の製造方法であり、また、 有機溶媒がハロゲン系溶媒である上記〜のいず
れかに記載の製造方法であり、また、 加水分解を酸性条件下で行う上記〜に記載のい
ずれかの製造方法であり、また、 生成した1位置換ヒダントイン類を炭化水素系溶媒
中より晶析させることを特徴とする上記〜のいずれ
かに記載の製造方法であり、また、 式(3)で表される1位置換ヒダントイン類が1,5,
5-ジメチルヒダントインである、上記〜のいずれか
に記載の製造方法である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明において、原料として使用
する式(1)で表される3−(置換アミノメチル)−ヒダ
ントイン類、および式(4)で表されるヒダントイン類
におけるR1およびR2は、水素原子、炭素数1〜10の
無置換もしくは置換されていてもよいアルキル基、アリ
ール基、アルキリデン基またははアリーリデン基を示
し、互いに同一でも異なっていてもよく、また、連結さ
れていてもよい。これら無置換もしくは置換されていて
もよいアルキル基としては、例えばメチル基、エチル
基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチル基、iso-
ブチル基、クロロメチル基、メトキシメチル基、シクロ
ヘキシル基、ベンジル基、p-ヒドロキシベンジル基等が
挙げられ、R1とR2が連結されているものとしてはペン
タメチレン基等が例示される。
【0021】また、無置換もしくは置換されていてもよ
いアリール基としては、フェニル基、4-クロロフェニル
基、4-メチルフェニル基、4-メトキシフェニル基、4-ヒ
ドロキシ-3−メトキシフェニル基等が挙げられ、無置
換または置換されていてもよいアルキリデン基として
は、iso-プロピリデン基、エチリデン基等が挙げられ、
さらに無置換もしくは置換されていてもよいアリーリデ
ン基としては、ベンジリデン基、p-ヒドロキシベンジリ
デン基等が挙げられる。
【0022】本発明で使用する式(1)で表される3−
(置換アミノメチル)−ヒダントイン類、および式(5)
で表されるアミン類中のR2及びR4は、水素原子、炭素
数1〜10の無置換もしくは置換されていてもよいアル
キル基またはアリール基を示し、互いに同一でも異なっ
ていてもよく、また、連結されていてもよい。
【0023】本発明において、式(1)で表わされる3
−(置換アミノメチル)−ヒダントイン類と式(2)で
表されるハロゲン化アルキル類の反応は、有機溶媒中で
かつアルカリ金属水酸化物の存在下に行われる。
【0024】上記、有機溶媒の種類は特に限定するもの
ではないが、例えば、ジクロロメタン、1,2-ジクロロエ
タン、およびジクロロベンゼン等のハロゲン系溶媒、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン、およびアニソー
ル等のエーテル系溶媒、酢酸エチル、および酢酸ブチル
等のエステル系溶媒、アセトン、メチルエチルケトン、
およびメチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒、メタ
ノール、エタノール、およびイソプロピルアルコール等
のアルコール系溶媒、N,N-ジメチルホルムアミド、N,N-
ジメチルアセトアミド、N,N-ジメチルイミダゾリジノ
ン、ジメチルスルホキシド、およびN-メチルピロリドン
等の非プロトン性極性溶媒等が挙げられる。これらのう
ちでもジクロロメタンや1,2-ジクロロエタンおよびジク
ロロベンゼン等のハロゲン系溶媒は、目的物である1位
置換ヒダントイン類をよく溶解し、また水と分離するこ
とから、特に目的物を抽出して得る場合は好ましく用い
られる溶媒である。これら溶媒は通常、、式(1)で表
される3−(置換アミノメチル)−ヒダントイン類に対
して2〜50質量倍の範囲で用いられる。
【0025】また、本発明で使用するアルカリ金属水酸
化物としては、水酸化カリウムおよび水酸化ナトリウム
等が挙げられ、これらを使用することで安全に、また十
分な効果を得ることができる。これらアルカリ金属水酸
化物の使用量は式(1)で表わされる3−(置換アミノ
メチル)−ヒダントイン類に対し、通常1〜5倍モルの
範囲、好ましくは1.5〜2.5倍モルである。
【0026】本発明において、式(2)で表されるハロ
ゲン化アルキル類は、そのR5が炭素数1〜10の無置
換または置換されていてもよいアルキル基またはアラル
キル基であり、このようなアルキル基としては、メチル
基、エチル基、n-プロピル基、iso-プロピル基、n-ブチ
ル基、iso-ブチル基、メトキシメチル基、クロロメチル
基、およびアリル基等が挙げられ、アラルキル基として
は、ベンジル基、4-メチルベンジル基、4-クロロベンジ
ル基、および4-メトキシベンジル基等が挙げられる。ま
た、Xはハロゲン原子であり、フッ素原子、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。具体的には、ヨウ
化メチルやベンジルクロライド等が例示される。
【0027】本発明において、上記ハロゲン化アルキル
類の使用量は特に限定するものではなく、式(4)で表
されるヒダントイン類または式(1)で表される3−
(置換アミノエチル)-ヒダントイン類に対し、通常
0.8〜20倍モルであり、さらに好ましくは1〜10
倍モルの範囲である。
【0028】本発明において、3−(置換アミノメチ
ル)−ヒダントイン類の1位アルキル化は例えば、3−
(置換アミノメチル)−ヒダントイン類と有機溶媒との
混合物中に、アルカリ金属水酸化物とハロゲン化アルキ
ル類を添加することにより行うことが可能であるが、こ
れに限定するものではない。また添加の順序においても
特に限定するものではなく、通常はアルカリ金属水酸化
物を添加した後にハロゲン化アルキル類を添加する方法
で行われる。
【0029】上記3−(置換アミノメチル)−ヒダント
イン類とハロゲン化アルキル類との反応は、通常5〜1
00℃の温度にて実施され、より好ましくは10〜60
℃である。反応時間は温度や他の条件にも左右され一定
しないが、通常10分から3時間の範囲であり、また熟
成時間も精々5時間程度である。
【0030】また、本発明では原料として、式(1)で
表される3−置換アミノメチル)−ヒダントイン類から
出発するのみではなく、前記式(4)で表されるヒダン
トイン類より出発し、これを前記有機溶媒中で式(5)
で表されるアミン類、およびホルムアルデヒドもしくは
パラホルムアルデヒドと反応させて3−(置換アミノメ
チル)−ヒダントイン類を生成させ、この反応液に、ア
ルカリ金属水酸化物の存在下にハロゲン化アルキル類を
作用させるという方法も挙げることができる。
【0031】ここで、式(4)で表されるヒダントイン
類の具体例としては、無置換ヒダントイン、5-メチルヒ
ダントイン、5-(n-プロピル)ヒダントイン、5-(iso-プ
ロピル)ヒダントイン、5-(sec-ブチル)ヒダントイン、5
-(iso-ブチル)ヒダントイン、5-メトキシメチルヒダン
トイン、5,5-ジメチルヒダントイン、5-エチル-5-メチ
ルヒダントイン、5-(iso-プロピル)-5-メチルヒダント
イン、5-ベンジルヒダントイン、5,5-ペンタメチレンヒ
ダントイン、5-(p-ヒドロキシベンジル)ヒダントイン、
5-フェニルヒダントイン、5-(4-ヒドロキシ-3-メトキシ
フェニル)ヒダントイン、5,5-ジフェニルヒダントイ
ン、5-(iso-プロピリデン)ヒダントイン、5-ベンジリデ
ンヒダントイン、5-(p-ヒドロキシベンジリデン)ヒダン
トイン等が挙げられる。
【0032】また、式(5)で表されるアミン類として
は、アンモニア、メチルアミン、エチルアミン、n-プロ
ピルアミン、iso-プロピルアミン、ジメチルアミン、ジ
エチルアミン、ジ(n-プロピル)アミン、ジ(iso-プロ
ピル)アミン、メチルエチルアミン、アニリン、ジフェ
ニルアミン等が挙げられ、また、R2とR4が連結されて
いるアミンとしては、モルホリン、ピペリジン、ピペラ
ジン、ピロリジン、およびピロール等が挙げられる。
【0033】この際の3−(置換アミノメチル)−ヒダ
ントイン類を生成させる反応において、式(5)で表さ
れるアミン類の使用量は、式(4)で表されるヒダント
イン類に対し、通常0.5〜2倍モルでの範囲であり、
好ましくは、0.9〜1.1倍モルである。
【0034】また、式(1)で表される3−(置換アミ
ノメチル)−ヒダントイン類を生成させる際に用いられ
るホルムアルデヒドもしくはパラホルムアルデヒドとし
ては、ホルムアルデヒドを使用する場合は広い濃度範囲
のものが使用し得、例えば、37%ホルムアルデヒド水
溶液が挙げられる。またパラホルムアルデヒドを用いる
場合は、その分子量や濃度に特に制限はなく、例えば、
92%パラホルムアルデヒドの結晶が挙げられる。これ
らホルムアルデヒドもしくはパラホルムアルデヒドの使
用量は、(CH2O)単位のモル数として、式(4)で
表されるヒダントイン類に対し、通常0.5〜1.5倍
モル、好ましくは、0.9〜1.1倍モルの範囲であ
る。
【0035】本発明において、式(4)で表されるヒダ
ントイン類とホルムアルデヒドもしくはパラホルムアル
デヒド、および式(5)で表されるアミン類を有機溶媒
中で反応させ、式(1)で表される3−(置換アミノメ
チル)−ヒダントイン類を生成させる際の条件は、反応
温度は比較的広い範囲で可能であり、通常は5〜80℃
で行われる。反応時間についても温度等の条件に左右さ
れ一定しないが、通常30分〜5時間の範囲である。ま
た、上記原料の添加順序についても特段の制限はなく、
一例としては、式(4)で表されるヒダントイン類とホ
ルムアルデヒドもしくはパラホルムアルデヒドを上記有
機溶媒中で混合し、これに、式(5)で表されるアミン
類を滴下する方法等が挙げられる。
【0036】また本発明では、式(4)で表されるヒダ
ントイン類、式(5)で表されるアミン類、およびホル
ムアルデヒドもしくはパラホルムアルデヒドを反応させ
て式(1)で表される3−(置換アミノメチル)−ヒダ
ントイン類を生成させる場合、この生成液に式(2)で
表されるハロゲン化アルキル類を反応させてもよいが、
上記生成液を一旦共沸脱水にかけるのも好ましい態様で
ある。すなわち、上記生成液を共沸脱水操作する場合
は、該生成液の分散をより好適な状態で保ちやすくする
とともに、さらには目的とする1位置換ヒダントイン類
をより収率良く得ることが可能となる。
【0037】本発明において、上記共沸脱水を行う際の
条件については特に制限はなく、通常は、生成液を35
〜100℃程度に加熱し、気化成分を凝縮させて有機層
と水層との2層に分離させて後、水層部分を系外に除去
する方法で実施することができる。この場合、圧力は特
に制限はなく、常圧でも減圧であってもよい。
【0038】本発明において、式(1)で表される3−
(置換アミノメチル)−ヒダントイン類と、式(2)で
表されるハロゲン化アルキル類を反応させることにより
得られるヒダントイン化合物は、次いで加水分解するこ
とで、その3位の置換アミノメチル基を外し、目的とす
る1位置換ヒダントイン類を生成させる。加水分解は通
常、上記反応液に酸またはアルカリを作用させることに
より行われる。しかしながら、本発明ではこの際の3位
置換アミノメチル基の脱離をより容易にかつ完全に、し
かも目的物を収率よく得る上から、加水分解はアルカリ
条件下よりも、むしろ酸性条件下において実施する方が
より好ましい。
【0039】上記加水分解を行わせる際に用いられる酸
としては、塩酸および硫酸等のような強酸が挙げられ、
濃度は特に限定するものではないが、通常は50質量%
以下の水溶液を用いるのが好ましい。酸の使用量は加水
分解前に使用したアルカリ金属水酸化物に対し、その等
当量以上を使用することが好ましく、また、酸の添加後
に反応液が有機層と水層とに分離するような場合は、そ
の水層のpHは5以下とすることが好ましい。さらには
加水分解を完結させるためにpHを2以下とすることが
より好ましい。
【0040】上記加水分解時の温度およびその後の熟成
温度は、通常5〜100℃で行われ、より好ましくは1
0〜80℃である。熟成時間も任意であるが、通常は1
時間以内で十分である。
【0041】本発明において、上記加水分解後の反応液
が有機層と水層との二層に分離せずに、単層である場合
は、通常はこの反応液を濃縮乾固した後、それに炭化水
素系溶媒を添加して不溶物を濾過し、その後、炭化水素
系溶媒の濃縮および濃縮液の冷却による晶析および濾過
を行うことにより、目的の1位置換ヒダントイン類を得
ることが可能である。この場合の晶析用の炭化水素系溶
媒としては、トルエンおよびキシレン等が挙げられる。
【0042】また、上記加水分解後の反応液が、有機層
と水層との二層に分離している場合は生成物を有機溶媒
にて抽出した後、該抽出溶媒を上記した炭化水素系溶媒
に置換し、晶析、冷却および濾過を行うことにより、目
的物を得ることができる。
【0043】上記抽出操作を行う際の有機溶媒として
は、水層と分液することが可能な溶媒であり、例えば1,
2-ジクロロエタンおよびジクロロメタン等のハロゲン系
溶媒、酢酸エチルおよび酢酸ブチル等のエステル系溶
媒、メチルイソブチルケトン等のケトン系溶媒等が挙げ
られる。また抽出溶媒と反応溶媒は同一のものを用いる
ことが好ましい。
【0044】また、上記晶析を行うための炭化水素系溶
媒への置換は、上記抽出溶媒と反応溶媒を濃縮乾固する
か、または抽出した有機層に、濃縮前または濃縮中に上
記炭化水素系溶媒を添加し、低沸点である抽出溶媒と反
応溶媒を蒸留にて除去する方法の何れであってもよい。
【0045】
【実施例】以下、本発明における1位置換ヒダントイン
類の製造方法を実施例を挙げ、更に詳細に説明する。以
下において、%は特記している以外は全て質量基準であ
り、また各工程での成分分析はHPLCによる測定結果
から得たものである。
【0046】[実施例1]内容積1リットルの反応器
に、系内を窒素雰囲気として、純度99%の3-モルホリ
ノメチル-5,5-ジメチルヒダントイン45.9g(0.
20モル)と1,2-ジクロロエタン461.3gを入れ攪
拌した。20℃にて、86%粒状水酸化カリウム28.
7g(0.44モル)を添加し、続いて、ヨウ化メチル
283.9g(2.00モル)を、20〜30℃にて1
時間かけて滴下した。30℃にて、3時間熟成を行っ
た。その後、過剰分のヨウ化メチルを40℃、減圧下に
て、蒸留により除去し、次いで10%塩酸水164.0
g(0.45モル)を添加し、50℃にて1時間撹拌し
た。分液後、水層を1,2-ジクロロエタンにて抽出した。
水層のpHは、約0.5であった。1,2-ジクロロエタン
層には、1,5,5-トリメチルヒダントインが3-モルホリノ
メチル-5,5-ジメチルヒダントインに対して、48モル
%の収率で存在した。また、水層には1,5,5-トリメチル
ヒダントインが3-モルホリノメチル-5,5-ジメチルヒダ
ントインに対して、22モル%の収率で存在した。従っ
て、1,5,5-トリメチルヒダントインの反応収率は、5,5-
ジメチルヒダントインに対して70モル%であった。そ
の後、1,2-ジクロロエタン層に硫酸マグネシウムを添加
し、乾燥、濾過後、1,2-ジクロロエタンを濃縮した。ト
ルエンを加え、残存する1,2-ジクロロエタンをトルエン
と共に留出させ完全に除去した。トルエンスラリーマス
を10℃に冷却後、濾過及びトルエン洗浄し1,5,5-トリ
メチルヒダントインの白色結晶を得た。これを乾燥し、
1,5,5-トリメチルヒダントインの結晶12.7g(0.
088モル)を得た。取り出し収率は、原料5,5-ジメチ
ルヒダントインに対して、44モル%であり、純度は9
8.5%であった。
【0047】[実施例2]内容積1リットルの反応器
に、系内を窒素雰囲気として、純度99%の5,5-ジメチ
ルヒダントイン25.9g(0.20モル)、92%パ
ラホルムアルデヒド6.9g(0.21モル)、および
1,2-ジクロロエタン461.3gを入れ攪拌した。ここ
に99%モルホリン18.5g(0.21モル)を40
℃にて30分かけて滴下した。同温度にて2時間撹拌を
行った。20℃に冷却後、86%粒状水酸化カリウム2
8.7g(0.44モル)を添加し、続いて、ヨウ化メ
チル283.9g(2.00モル)を、20〜30℃に
て2時間かけて滴下した。30℃にて、3時間熟成を行
った。その後、過剰分のヨウ化メチルを40℃、減圧下
にて蒸留により除去し、次いで10%塩酸水164.0
g(0.45モル)を添加し、50℃にて1時間撹拌し
た。分液後、水層を1,2-ジクロロエタンにて抽出した。
水層のpHは、約0.5であった。1,2-ジクロロエタン
層には、1,5,5-トリメチルヒダントインが5,5-ジメチル
ヒダントインに対して、47モル%の収率で存在した。
また、水層には1,5,5-トリメチルヒダントインが5,5-ジ
メチルヒダントインに対して、22モル%の収率で存在
した。従って、1,5,5-トリメチルヒダントインの反応収
率は、5,5-ジメチルヒダントインに対して69モル%で
あった。その後、1,2-ジクロロエタン層に硫酸マグネシ
ウムを添加し、乾燥、濾過後、1,2-ジクロロエタンを濃
縮除去し乾固した。トルエンを加え、トルエンスラリー
マスを10℃に冷却後、濾過及びトルエン洗浄し1,5,5-
トリメチルヒダントインの白色結晶を得た。これを乾燥
し、1,5,5-トリメチルヒダントインの結晶12.5g
(0.086モル)を得た。取り出し収率は、原料5,5-
ジメチルヒダントインに対して、43モル%であり、純
度は98.0%であった。
【0048】[実施例3]内容積1リットルの反応器
に、系内を窒素雰囲気として、純度99%の5,5-ジメチ
ルヒダントイン25.9g(0.20モル)、92%パ
ラホルムアルデヒド6.9g(0.21モル)、および
1,2-ジクロロエタン461.3gを入れ攪拌した。ここ
に99%モルホリン18.5g(0.21モル)を40
℃にて30分かけて滴下した。同温度にて2時間撹拌を
行った。その後、80〜87℃にて共沸脱水により水分
を除去した。20℃に冷却後、86%粒状水酸化カリウ
ム28.7g(0.44モル)を添加し、続いて、ヨウ
化メチル283.9g(2.00モル)を、20℃にて
2時間かけて滴下した。同温度にて、2時間熟成を行っ
た。その後、過剰分のヨウ化メチルを40℃、減圧下に
て蒸留により除去し、次いで10%塩酸水164.0g
(0.45モル)を添加し、50℃にて1時間撹拌し
た。分液後、水層を1,2-ジクロロエタンにて抽出した。
水層のpHは、約0.5であった。1,2-ジクロロエタン
層には、1,5,5-トリメチルヒダントインが5,5-ジメチル
ヒダントインに対して、49モル%の収率で存在した。
また、水層には1,5,5-トリメチルヒダントインが5,5-ジ
メチルヒダントインに対して、22モル%の収率で存在
した。従って、1,5,5-トリメチルヒダントインの反応収
率は、5,5-ジメチルヒダントインに対して71モル%で
あった。その後、1,2-ジクロロエタン層に硫酸マグネシ
ウムを添加し、乾燥、濾過後、1,2-ジクロロエタンを濃
縮除去した。トルエンを加え、更に残存する1,2-ジクロ
ロエタンをトルエンと共に留去した。トルエンスラリー
マスを10℃に冷却後、濾過及びトルエン洗浄し1,5,5-
トリメチルヒダントインの白色結晶を得た。これを乾燥
し、1,5,5-トリメチルヒダントインの結晶13.1g
(0.090モル)を得た。取り出し収率は、原料5,5-
ジメチルヒダントインに対して、45モル%であり、純
度は98.0%であった。
【0049】[実施例4]内容積1リットルの反応器
に、系内を窒素雰囲気として、純度99%の5,5-ジメチ
ルヒダントイン25.9g(0.20モル)、92%パ
ラホルムアルデヒド6.9g(0.21モル)、および
1,2-ジクロロエタン461.3gを入れ攪拌した。ここ
に99%ジメチルアミン9.56g(0.21モル)を
6℃にて30分かけて滴下した。同温度にて2時間、4
0℃にて2時間撹拌を行った。その後、80〜87℃に
て共沸脱水により水分を除去した。20℃に冷却後、8
6%粒状水酸化カリウム28.7g(0.44モル)を
添加し、続いて、ベンジルクロライド27.9g(0.
22モル)を、20℃にて2時間かけて滴下した。同温
度にて、2時間熟成を行った。その後、10%塩酸水1
64.0g(0.45モル)を添加し、50℃にて1時
間撹拌した。分液後、水層を1,2-ジクロロエタンにて抽
出した。水層のpHは、約0.5であった。1,2-ジクロ
ロエタン層には、1-ベンジル-5,5-ジメチルヒダントイ
ンが5,5-ジメチルヒダントインに対して、56モル%の
収率で存在した。また、水層には1-ベンジル-5,5-ジメ
チルヒダントインが5,5-ジメチルヒダントインに対し
て、12モル%の収率で存在した。従って、1-ベンジル
-5,5-ジメチルヒダントインの反応収率は、5,5-ジメチ
ルヒダントインに対して68モル%であった。その後、
1,2-ジクロロエタン層に硫酸マグネシウムを添加し、乾
燥、濾過後、1,2-ジクロロエタンを濃縮除去した。トル
エンを加え、更に残存する1,2-ジクロロエタンをトルエ
ンと共に留去した。トルエンスラリーマスを10℃に冷
却後、濾過及びトルエン洗浄し1-ベンジル-5,5-ジメチ
ルヒダントインの白色結晶を得た。これを乾燥し、1-ベ
ンジル-5,5-ジメチルヒダントインの結晶23.1g
(0.104モル)を得た。取り出し収率は、原料5,5-
ジメチルヒダントインに対して、52モル%であり、純
度は98.3%であった。
【0050】[実施例5]内容積1リットルの反応器
に、系内を窒素雰囲気として、純度99%の5-ベンジル
ヒダントイン38.0g(0.20モル)、37%ホル
マリン水溶液17.0g(0.21モル)、およびジク
ロロメタン461.3gを入れ攪拌した。ここに99%
モルホリン18.5g(0.21モル)を40℃にて3
0分かけて滴下した。同温度にて2時間撹拌を行った。
その後、41〜42℃にて共沸脱水により水分を除去し
た。20℃に冷却後、97%粒状水酸化ナトリウム1
8.1g(0.44モル)を添加し、続いて、ベンジル
クロライド27.9g(0.22モル)を、20℃にて
2時間かけて滴下した。同温度にて、2時間熟成を行っ
た。その後、10%塩酸水164.0g(0.45モ
ル)を添加し、50℃にて1時間撹拌した。分液後、水
層をジクロロメタンにて抽出した。水層のpHは、約
0.5であった。ジクロロメタン層には、1,5-ジベンジ
ルヒダントインが5-ベンジルヒダントインに対して、5
5モル%の収率で存在した。また、水層には1,5-ジベン
ジルヒダントインが5-ベンジルヒダントインに対して、
15モル%の収率で存在した。従って、1,5-ジベンジル
ヒダントインの反応収率は、5-ベンジルヒダントインに
対して70モル%であった。その後、ジクロロメタンを
濃縮除去した。トルエンを加え、更に残存するジクロロ
メタンをトルエンと共に留去した。トルエンスラリーマ
スを10℃に冷却後、濾過及びトルエン洗浄し1,5-ジベ
ンジルヒダントインの白色結晶を得た。これを乾燥し、
1,5-ジベンジルヒダントインの結晶28.6g(0.1
00モル)を得た。取り出し収率は、原料5,5-ジメチル
ヒダントインに対して、50モル%であり、純度は9
8.1%であった。
【0051】[実施例6]内容積1リットルの反応器
に、系内を窒素雰囲気として、純度99%のヒダントイ
ン20.2g(0.20モル)、92%パラホルムアル
デヒド6.9g(0.21モル)、およびN,N-ジメチル
イミダゾリジノン260.0gを入れ攪拌した。ここに
99%モルホリン18.5g(0.21モル)を40℃
にて30分かけて滴下した。同温度にて2時間撹拌を行
った。20℃に冷却後、86%粒状水酸化カリウム2
8.7g(0.44モル)を添加し、続いて、ヨウ化メ
チル141.9g(1.00モル)を、20℃にて2時
間かけて滴下した。同温度にて、2時間熟成を行った。
その後、過剰分のヨウ化メチルを40℃、減圧下にて蒸
留により除去した。次いで10%塩酸水182.2g
(0.50モル)を添加し、50℃にて1時間撹拌し
た。溶液のpHは、約1であった。反応収率は、原料の
ヒダントインに対して55モル%であった。N,N-ジメチ
ルイミダゾリジノンを減圧下濃縮し、乾固後、トルエン
を加え、溶解分と不溶解分を濾過により分離し、溶解分
であるトルエン層を濃縮、その後10℃に冷却し、濾過
及びトルエン洗浄した。濾塊を乾燥し、1-メチルヒダン
トインの白色結晶19.6g(0.100モル)を得
た。取り出し収率は、原料のヒダントインに対して、5
0モル%であり、純度は97.0%であった。
【0052】[比較例1]3-モルホリノメチル-5,5-ジ
メチルヒダントイン11.3g(0.05モル)と乾燥
したDMF70mlを混合した。そこに60%水素化ナ
トリウム(含パラフィン)2.2g、続いてヨウ化メチ
ルを加えた。室温にて15時間撹拌後、3N−NaOH10
0mlを加え、加水分解を行った。濃塩酸にて中和後、
ジエチルエーテルにて抽出を行った。溶媒濃縮後、ベン
ゼン、石油エーテル混合溶媒より晶析し、1,5,5-トリメ
チルヒダントインを2.1g、3-モルホリノメチル-5,5
-ジメチルヒダントインに対して、取り出し収率29.
6モル%にて得た。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、1位置換ヒダントイン
類を、3−(置換アミノメチル)−ヒダントイン類から、
塩基として工業的プロセスには不適切な水素化ナトリウ
ム等の禁水性試薬を使用せずとも汎用のアルカリ金属水
酸化物と、アルキル化剤としてハロゲン化アルキル類を
使用することにより、簡略化されたプロセスにて収率良
く製造することが可能である。また、3−(置換アミノ
メチル)−ヒダントインを単離せずとも、ヒダントイン
類、ホルマリン水溶液またはパラホルムアルデヒド、ア
ミン類、アルカリ金属水酸化物およびハロゲン化アルキ
ル類を原料として、1位置換ヒダントイン類をワンポッ
トで製造することも可能である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機溶媒中で、下記式(1)[化1] 【化1】 (式中、R1、R2は、水素原子、炭素数1〜10の無置
    換もしくは置換されていてもよいアルキル基、アリール
    基、アルキリデン基またはアリーリデン基を示し、互い
    に同一でも異なっていてもよく、また連結されていても
    よい。R3、R4は、水素原子、炭素数1〜10の無置換
    もしくは置換されていてもよいアルキル基またはアリー
    ル基を示し、互いに同一でも異なっていてもよく、また
    連結されていてもよい。)で表される3−(置換アミノ
    メチル)−ヒダントイン類を、アルカリ金属水酸化物の
    存在下、下記式(2)[化2] 【化2】 (式中、R5は炭素数1〜10の無置換または置換され
    ていてもよいアルキル基またはアラルキル基を表し、X
    はハロゲン原子を表す。)で表されるハロゲン化アルキ
    ル類と反応させ、次いで加水分解することを特徴とする
    下記式(3)[化3] 【化3】 (式中、R1、R2、は前記と同義である。)で表される
    1位置換ヒダントイン類の製造方法。
  2. 【請求項2】 有機溶媒中で、下記式(4)[化4] 【化4】 (式中、R1、R2は前記と同義である。)で表されるヒ
    ダントイン類と、下記式(5)[化5] 【化5】 (式中、R2、R4は前記と同義である。)で表されるア
    ミン類、および、ホルムアルデヒドもしくはパラホルム
    アルデヒドを反応させ、下記式(1)[化6] 【化6】 (式中、R1、R2、R2及びR4は前記と同義である。)
    で表される3−(置換アミノメチル)−ヒダントイン類を
    製造させ、この反応液にアルカリ金属水酸化物の存在下
    に前記式(2)で表されるハロゲン化アルキル類を反応
    させ、次いで加水分解することを特徴とする、前記式
    (3)で表される1位置換ヒダントイン類の製造方法。
  3. 【請求項3】 式(1)で表される3−(置換アミノメ
    チル)−ヒダントイン類を生成させた後、該生成液中の
    水分を共沸脱水することを特徴とする請求項2に記載の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 有機溶媒がハロゲン系溶媒である請求項
    1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 加水分解を酸性条件下で行う請求項1〜
    4のいずれかに記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 生成した1位置換ヒダントイン類を炭化
    水素系溶媒中より晶析させることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれかに記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 式(3)で表される1位置換ヒダントイ
    ン類が1,5,5-トリメチルヒダントインである、請求項1
    〜6のいずれかに記載の製造方法。
JP2000350325A 2000-11-17 2000-11-17 1位置換ヒダントイン類の製造方法 Pending JP2002155058A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350325A JP2002155058A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 1位置換ヒダントイン類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350325A JP2002155058A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 1位置換ヒダントイン類の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002155058A true JP2002155058A (ja) 2002-05-28

Family

ID=18823573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000350325A Pending JP2002155058A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 1位置換ヒダントイン類の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002155058A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503192A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 ローディア インコーポレイティド 複素環置換基を有するポリマー類、そうしたポリマーの製造に有用なモノマー類、およびそうしたポリマーを含有する組成物
CN102786477A (zh) * 2012-08-17 2012-11-21 上海师范大学 一种含有季铵盐官能团的羟基卤胺类化合物及其制备方法和应用
CN102796214A (zh) * 2012-06-08 2012-11-28 上海师范大学 一类含有季铵盐和卤胺或卤胺前置体官能团的杀菌聚合物及其制备方法和应用
CN103360320A (zh) * 2013-07-30 2013-10-23 邱智东 1-甲基海因的制备方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009503192A (ja) * 2005-07-26 2009-01-29 ローディア インコーポレイティド 複素環置換基を有するポリマー類、そうしたポリマーの製造に有用なモノマー類、およびそうしたポリマーを含有する組成物
CN102796214A (zh) * 2012-06-08 2012-11-28 上海师范大学 一类含有季铵盐和卤胺或卤胺前置体官能团的杀菌聚合物及其制备方法和应用
CN102786477A (zh) * 2012-08-17 2012-11-21 上海师范大学 一种含有季铵盐官能团的羟基卤胺类化合物及其制备方法和应用
CN103360320A (zh) * 2013-07-30 2013-10-23 邱智东 1-甲基海因的制备方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5247728B2 (ja) ベンズイミダゾール誘導体の製造方法
RU2459807C2 (ru) Способ получения пиразолов
JP5016575B2 (ja) ストロンチウムラネレートおよびその水和物の新規な合成法
KR20170029501A (ko) 4-알콕시-3-히드록시피콜린산의 제조 방법
JP2002155058A (ja) 1位置換ヒダントイン類の製造方法
CN111885917A (zh) 5-氯-2-[(3,4,4-三氟-3-丁烯-l-基)硫代]-噻唑的合成
US5922916A (en) Process to chloroketoamines using carbamates
CN115667222A (zh) 一种制备glp-1受体激动剂的方法
US5663365A (en) Process for the preparation of pyrazolones
JP2001247549A (ja) 1位置換ヒダントイン類の製造方法
US8722906B2 (en) (E)-N-monoalkyl-3-oxo-3-(2-thienyl) propenamine and process for producing the same and process for producing (E,Z)-N-monoalkyl-3-oxo-3-(2-thienyl) propenamine
IL134228A (en) Process for the preparation of heterocyclic compounds
US8242276B2 (en) Methods for the preparation of N-(S)-1-azabicyclo[2.2.2]oct-3-yl-1H-indazole-3-carboxamide hydrochloride salt
US7235671B2 (en) Process for preparing 3-chloromethyl-1,2,4-triazolin-5-one
JPH09188662A (ja) スルホン酸アミド化合物の製造方法
JPH09132554A (ja) 4−アルコキシ−1,1,1−トリフルオロ−3−ブテン−2−オンの製造方法
JP3719736B2 (ja) ピラゾロン類の製造法
JP2759809B2 (ja) イミダゾール誘導体のe−異性体の製造方法
JPH07267950A (ja) 5−クロロ−n−(4,5−ジヒドロ−1h−イミダゾール−2−イル)−2,1,3−ベンゾチアジアゾール−4−アミン又はその酸付加塩の製造方法
JPH07252205A (ja) オキシアミン類の製造方法
JP4329325B2 (ja) ジアリルシアヌレートのモノアルカリ金属塩の製造方法
JP2003517029A (ja) トリフルオロメチルアセトフェノンの製造方法
JPH01197478A (ja) N―(2―クロロベンジル)―2―(2―チエニル)エチルアミンの製法
JP2022028990A (ja) アミドアルコール化合物の製造方法
FR2489824A1 (fr) Procede pour la preparation d'esters d'acide apovincaminique et produits ainsi obtenus