JPH0625144Y2 - 洗浄用ロールブラシ - Google Patents

洗浄用ロールブラシ

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JPH0625144Y2
JPH0625144Y2 JP8810389U JP8810389U JPH0625144Y2 JP H0625144 Y2 JPH0625144 Y2 JP H0625144Y2 JP 8810389 U JP8810389 U JP 8810389U JP 8810389 U JP8810389 U JP 8810389U JP H0625144 Y2 JPH0625144 Y2 JP H0625144Y2
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勝重 林田
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株式会社リンダース
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は,たとえばプリント基板やフレキシブルプリン
ト基板等に対する精密洗浄に用いられる洗浄用ロールブ
ラシに関する。
(従来の技術) たとえばプリント基板やフレキシブルプリント基板、あ
るいは、画像コンピュータ処理における印刷用アルミニ
ュウム板、いわゆるPC板を製造する工程中において、
これらの表面に付着する目に見えない塵埃あるいは油分
等を除去するための洗浄工程がある。
これらプリント基板等の被洗浄物に対する洗浄は、通常
のものに対する洗浄のように強いブラシ圧をかけて洗浄
することとは異なり、比較的柔らかいブラシを用いて、
被洗浄物に毛先を軽く接触し、ブラシ素材の弾性を利用
した軽いブラシ圧をかけながら洗浄をなす、いわゆる精
密洗浄を行なう必要がある。
このような条件を満足することを目的として、種々のロ
ールブラシが開発され実用に供されている。たとえば第
13図(A)に示すように、ロール軸aの周面に軸方向
および周方向に互いに均一な間隔を存して多数の取付孔
b…を設け、それぞれの取付孔b…にブラシc…を植毛
してなるものがある。また同図(B)に示すように、ロ
ールブラシaの周面に1本のブラシ体dを螺旋状に巻装
してなるものがある。また同図(C)に示すように、ロ
ール軸aの周方向に沿って所定間隔を存する複数本のブ
ラシ体e…を直状のままロール軸aの軸方向に沿って取
付けたものがある。また同図(D)に示すように、長さ
寸法が短い小ブラシ体f…をロール軸aの軸方向に沿っ
て直列に並べ、直状のブラシ体にして取付けたものがあ
る。なお、それぞれの小ブラシ体f…はロール軸aの周
方向に沿って千鳥状に互いに位置をずらして取付ける。
このようにして構成される各ロールブラシは、いずれも
ブラッシング作用を得るが、その反面、種々の問題があ
る。その一つとして、ブラシマークの発生がある。この
ブラシマークは、上記ロールブラシが被洗浄物のブラシ
面に対してブラッシング作用をなした後に残るブラシの
スジ目模様のことであり、製品としての商品価値を著し
く損うものである。同図(A)に示すロールブラシを使
用すると、被ブラシ面にはブラシマークがランダムにな
って現われ、同図(B)のロールブラシでは、ロール軸
aの軸方向と直交する方向である縦方向に沿ってブラシ
マークが現われる。同図(C)に示すロールブラシで
は、ロール軸aの軸方向と並行な方向である横方向にブ
ラシマークが現われ、同図(D)に示すロールブラシで
は、横方向でかつ切れ切れに位置がずれる、いわゆるマ
ダラ状になったブラシマークが現われる。このようなブ
ラシマークは、ロールブラシの直径や回転速度あるいは
被洗浄物のブラシ面の送り速度等の条件のいかんに拘ら
ず確実に現われ、除去することができなかった。
さらに別な問題として、各ロールブラシは、製作に非常
に手間がかかりコスト高が避けられないとともに、実際
に使用するとその耐久性が低い。同図(A)の場合、ロ
ール軸aに多数の取付孔b…を整然と穿設するのに手間
がかかり、これら取付孔b…にブラシc…を1束ずつ植
毛するのも同様である。同図(B)の場合、直状のブラ
シの一端部をロール軸aの一端部に溶接等の手段で固定
し、かつ他端部をロール軸aの軸方向に対して斜めに引
張る。この状態でロール軸aを回転して、この周面に螺
旋状に巻回したブラシ体dを得る。ブラシ体dの他端部
は、ロール軸aの他端部に溶接等の手段で固定する。あ
るいはロール軸aの周面に螺旋状の溝を設け,ここにブ
ラシ体dを嵌着するものもある。いずれにしても、極め
て大なる工数がかかる。また同図(C)および(D)の
場合、上記ブラシ体eおよび小ブラシ体fは、長尺の金
属条台に狭少の間隔を存して取付孔を設け、かつ上記取
付孔にブラシを1束ずつ植立固定してなるものや、長尺
の金属帯板をブラシ材の中央部とともに断面略U字状に
折曲して、ブラシ材の基端部を上記金属帯板で強固に押
圧固定してなるものがある。しかるに、上記長尺の金属
条台ではブラシを1束ずつ植立固定するために手間がか
かり、またロール軸aに長溝を設けるのも極めて大なる
工数を必要とする。
一方、使用上の問題として、これらロールブラシは、比
較的短期間でブラシcが取付孔bから抜け落ちたり、ブ
ラシ体d,eおよび小ブラシ体fが部分的にロール軸a
周面から浮いた状態になってブラシ先端が不揃いにな
り、被洗浄物のブラシ面に対し全面的に平坦で、かつ均
一なブラッシング作用ができなくなる。この種の用途に
供されるロールブラシは、ブラシ自体の耐用年数以前に
使用できなくなることが多く、信頼性および耐久性が乏
しい。
(考案が解決しようとする課題) そこで、上記ブラシマークの発生を阻止すべく種々の試
みをなした結果、ブラシが被ブラシ面に対して間断なく
位置を順次異ならせた状態で接触することが最も効果的
であることが判明した。すなわち、複数条の長尺のブラ
シをそれぞれロール軸の軸方向に対して緩い螺旋状に巻
装すれば、上記作用が可能となり、よってブラシマーク
が生じないという結論が得られた。
しかしながら従来のごときロールブラシでは、複数条の
長尺のブラシを、ロール軸の軸方向に対して全て同一の
緩い螺旋状形状に揃えることが非常に難しく、不揃いに
なり易い。また、たとえこれら形状を時間をかけて揃え
たとしても、これらをロール軸に巻装した状態で確実に
取付け保持するのが面倒である。長期に使用に亘ると、
ブラシの位置ずれや部分的な変形あるいは抜け毛等、種
々の事故発生があり、コスト高の不具合が解消しない。
本考案は、上述したような事情に着目してなされたもの
であり、ブラシマークの発生がないとともにブラシの取
付けを容易化して作業性の向上を図るとともに、長期に
亘る使用に充分に耐えて信頼性を得られる洗浄用ロール
ブラシを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕 (課題を解決する手段) 本考案は、ロール軸の一側端部に固定用ブラシ支持円板
を位置して、ロール軸に固定し、この支持円板には両側
面が内側に傾斜する係合溝を、周端部に放射状に設け、
この固定用ブラシ支持円板の面方向から上記係合溝にそ
の一端部が、それぞれ挿嵌され、その両側片の上端部が
互いに内側に折曲される長尺直状のホルダおよび、この
ホルダの両側片間に基端部が挟み込まれて取付け固定さ
れるブラシからなる複数条のチャンネルブラシを備え、
これらチャンネルブラシの上記ホルダ他端部を直状のま
ま、その面方向から挿嵌する係合溝が周端部に放射状に
設けられ、全てのチャンネルブラシ他端部を係合した状
態で、ロール軸の周方向にある程度回動してから固定
し、上記全てのチャンネルブラシを互いに所定間隔を保
持するとともにロール軸の軸方向に沿って螺旋状に捩っ
てチャンネルブラシに捩り張力を発生させる捩り保持用
ブラシ支持円板をロール軸の他端部に位置し、上記ロー
ル軸の両側端部に位置し、ロール軸にカバーを嵌着固定
し、上記ロール軸に回り止め部材を突設して、チャンネ
ルブラシのホルダ側面に当接させる。
(作用) ホルダの両側片の上端部を互いに内側に折曲して傾斜
し、ブラシの基端部をホルダの両側片間に挟み込んで取
付け固定したチャンネルブラシであるので、長期の使用
に亘ってもブラシの抜け毛がない。
このチャンネルブラシをロール軸に取付け固定するに
は、ブラシ支持円板の係合溝をロール軸の軸方向に沿っ
て一直線状に揃え、長尺直状のチャンネルブラシを各係
合溝に挿入する。
このとき、上記チャンネルブラシを捩りながら挿入する
必要がないから、極めて容易な作業ですむ。
全ての係合溝にチャンネルブラシを挿入したら、一端側
の固定用ブラシ支持円板を固定しながら、他端側の捩り
保持用ブラシ支持円板を所定の角度に回動付勢する。全
てのチヤンネルブラシは、一斉に捩られ、かつ中間のブ
ラシ支持円板は、その位置に応じた角度だけ回動する。
この状態で、チャンネルブラシは各ブラシ支持円板に対
する捩り張力が発生し、チャンネルブラシは各支持円板
に充分な取付け強度をもって取付け固定される。そして
この捩り張力の発生は、支持円板をロール軸に位置決め
固定する作用に繋がる。
さらに、この両端にカバーを設けるので、外的要因から
ブラシ端部を保護して、損傷事故の防止を図るとともに
ブラシ端部への接触事故を防止して安全性を確保する。
また、たとえチャンネルブラシの軸方向の位置ずれがあ
っても、これを確実に規制する。
また、ロール軸に回り止め部材を設けて、チャンネルブ
ラシの側面に当てるので、ブラシの周方向への戻り移動
を規制する。
しかも、チャンネルブラシは捩られた状態にあるから、
上記回り止め部材は、このブラシおよび、ブラシと一体
な支持円板の軸方向への位置ずれも規制する。
上記係合溝は両側面が内側に傾斜するので、実際の使用
状態でチャンネルブラシがブラシ支持円板の外周端から
抜け出ることがない。また、ブラシ支持円板の製作にあ
たっては、これを複数枚重ねて同時に係合溝を設けるこ
とができるので、手間がかからない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面にもとづいて説明する。
第1図に示すように、このロールブラシRは、ロール軸
1と、複数枚のブラシ支持円板2…、複数条のチャンネ
ルブラシ3…、カバー4,4および複数の回り止め部材
5…とから構成される。
上記ロール軸1は、第6図に示すように、その両端の軸
支部1a,1aと、これら軸支部1a,1a間の軸部1
bとからなり、上記軸部1bの軸方向に沿い所定間隔を
存して複数のねじ穴6…が穿設される。両端部に位置す
るねじ穴6,6を除く他のねじ穴6…には、同図に示す
ような六角穴付きホーロセット5aもしくは六角穴付き
キャップスクリュウ5bを螺挿する。あるいは両端部に
位置するねじ穴6,6を除く他のねじ穴6…に換えて、
単なるキリ穴を穿設し、ここに嵌合する割りピン5cを
用意する。すなわち、これら六角穴付きホーロセット5
a,六角穴付きキャップスクリュウ5b,割りピン5c
は回り止め部材5を構成し、全て市販品である。
上記ブラシ支持円板2は、第2図および第4図に示すよ
うに、所定肉厚の円板であり、その中心部に上記ロール
軸1の軸部1bに嵌合する嵌合孔7が設けられて、略リ
ング状をなす。そしてこの周端部に沿って所定間隔を存
し、すなわち放射状に複数の係合溝8…が設けられる。
これら係合溝8…は、周面側が開口し、かつその両側面
が内側に傾斜し、底面は接線方向に沿っている。
なお説明すれば、第5図に示すように、開口端幅寸法a
が小、底面幅寸法bが大に形成される溝であり、実際の
寸法は後述するチャンネルブラシ3のホルダ11が挿入
するのに必要で最小限(約0.1〜0.3mmのゆるみ)
になるよう設定して精密加工をなす。このような係合溝
8…と上記嵌合孔7との間には、少なくとも複数の引掛
け用孔9…を設ける。上記ブラシ支持円板2の製作にあ
たっては、リング状の円板を複数枚積み重ね、たとえば
ワイヤカット加工等の手段で係合溝8…および引掛け用
孔9…を同時に設けることができ、手間がかからない。
上記チャンネルブラシ3は、第3図に示すように、多数
本のブラシ材を収束したブラシ10と、このブラシ10
の下端部を締結固定するホルダ11とから構成される。
このようなチャンネルブラシ3を製造するには、長尺状
で薄肉のたとえば金属帯板上に、ブラシ材を幅方向に両
端部を突出させた状態で均一に載せる。このブラシ材上
に金属帯板の長手方向に沿って芯線12を載せ、上記金
属帯板を断面略U字状に折曲してなる。金属帯板は上記
ホルダ11を形成し、上記ブラシ材はホルダ11によっ
て2ツ折りにされるとともにその両端部がホルダ11か
ら突出する上記ブラシ10を形成する。ホルダ11の両
側片11a,11aはブラシ10の毛厚限度まで絞ら
れ、互いに内側に傾斜する。これらの傾斜角度は、上記
ブラシ支持円板2に設けられる係合溝8の両側面の傾斜
角度に合致させる。なお、上記ホルダ11の両端部をカ
バー4,4で遮蔽する関係上、ホルダ11の両端部には
ブラシ10を位置させないようにする。
上記カバー4,4は、第8図に示すように、ロール軸1
の軸部1bに嵌合し、かつ止めねじ13が両端部の上記
ねじ穴6に螺着することによって軸部1bに取付け固定
される取付け筒部4aと、これと一体でかつ後述するよ
うにロール軸1に取付けたチャンネルブラシ3端面に当
接するとともに、ブラシ10端部を除いたホルダ11端
部を覆うカバー部4bとからなる。
このような構成部品を用いてロールブラシRとして組立
てるには、以下に述べるようにして行う。はじめ、第7
図に示すように、ロール軸1の軸部1bに複数のブラシ
支持円板2…をその軸方向に沿い所定間隔を存して嵌合
する。このとき、それぞれのブラシ支持円板2…の係合
溝8…をロール軸1の軸方向に沿って一直線上に揃え、
位置ずれのないようにする。ついで、長尺直状の上記チ
ャンネルブラシ3のホルダ11を、一直線上に揃って対
向する係合溝8…に挿嵌する。すなわち、一端側のブラ
シ支持円板2の面方向から他端側のブラシ支持円板2の
面方向に沿って、そのチャンネルブラシ3を移動する。
上記係合溝8…は両側面が内側に傾斜し、かつホルダ1
1も同様形状であって、必要最小限の余裕があるよう形
成してあるので、チャンネルブラシ3の移動は極く容易
である。
このようにして全ての係合溝8…にチャンネルブラシ3
…を挿嵌したら、これらの長手方向両端の位置を揃え
る。そして、ロール軸1の一端側に位置するブラシ支持
円板2を片手で保持し、あるいは引掛け用孔9…に金属
杆からなる特種工具を挿入して固定し、他端側のブラシ
支持円板2を片手で持って所定角度回動付勢する。ある
いは、特種工具をこの引掛け用孔9…に挿入して回動付
勢する。すると、上記全てのチャンネルブラシ3…は固
定側のブラシ支持円板2を基端部として、互いに所定間
隔を保持しつつロール軸1の軸方向に沿って緩い螺旋状
に捩られることになる。中間に位置するブラシ支持円板
2…は、他端側のブラシ支持円板2の回動付勢にともな
って、それぞれの位置に応じた異なる量だけ回動する。
すなわち、ロール軸1の一端側のブラシ支持円板2は、
捩り保持用ブラシ支持円板となる。なお、上記全てのチ
ャンネルブラシ3…は、捩れることにより、各ブラシ支
持円板2…に対する捩り張力が発生し、そのままでも支
持円板2に充分な強度をもって固定される。
ついで、ロール軸1に設けられる両端部を除くねじ穴6
…にそれぞれ回り止め部材5を取付ける。これらは、そ
の頭部がロール軸1周面から突出し、チャンネルブラシ
3のホルダ11側面に部分的に当接して実際のブラッシ
ング作用状態で、チャンネルブラシ3の戻り移動を規制
するとともに、チャンネルブラシ3が捩られているとこ
ろから、このブラシ3およびこれと一体の各支持円板2
の軸方向への位置ずれを規制する。
最後に、カバー4,4をロール軸1の軸部1b両端に挿
嵌して止めねじ13で螺着する。このカバー部4bはブ
ラシ10から突出するホルダ11端部を遮蔽し、外部要
因による損傷からホルダ11端部を保護し、かつ実際の
ブラッシング作用で作業員がホルダ端部に接触しないよ
うにして、安全性を確保する。また、たとえブラシ3が
軸方向に移動しようとしてもこれを規制する。したがっ
て、単なる円板状のカバーであってもよい。
このように構成されるロールブラシRを回転駆動する
と、各チャンネルブラシ3…のブラシ10の毛先きが、
順次位置をずらした状態で、かつ均一に図示しない被ブ
ラシ面をブラッシングする。したがって、被ブラシ面に
ブラシマークが生じることはなく、全面的に平坦なブラ
ッシング作用をなす。ブラシ10の素材の弾性を利用し
た柔らかい洗浄であるので、プリント基板のごとき被洗
浄物であっても、被ブラシ面を傷つけずに精密洗浄がで
きる。上記係合溝8は両側面が内側に傾斜し、これに嵌
合するホルダ11の両側片11a,11aも同一形状で
あるので、実際の使用の際にチャンネルブラシ3が係合
溝8から脱落することがない。
なお、上記実施例におけるブラシ支持円板2は、係合溝
8と嵌合孔7との間に特殊工具を引掛けるための引掛け
用孔9を設けたが、これに限定されるものではなく、第
9図以下に述べるようなものであってもよい。
第9図および第10図に示すブラシ支持円板2Aは、嵌
合孔7aの周部に近接して係合溝8…を備えていて、外
径寸法が先に説明したものよりも小径になっている。こ
のようなブラシ支持円板2Aを固定用および捩り保持用
として用いるには何等の支障もない。したがって、係合
溝8…にそれぞれチャンネルブラシ3…を取付けてロー
ルブラシをRaを構成した状態で、ブラシ直径が小さい
ものに適用される。
第11図に示すブラシ支持円板2Bは、パイプ20の端
部に圧入もしくは溶接等の手段で固着されていて、その
周部に係合溝8…を有することは、変わりがない。ここ
では上記パイプ20の内径部が嵌合孔7bを形成し、図
示しないロール軸1に対する嵌合面積が先のものよりも
増大して、取付け安定度がよい。
第12図に示すブラシ支持円板2Cは、例えば厚肉パイ
プから製作してなり、その周部に係合溝8…を備え、内
径部が嵌合孔7cとなる。上記係合溝8…および嵌合孔
7cは必然的に軸方向に長くなる。先に説明した第11
図のものよりも、製作手間がかからず、しかも取付け安
定度が増大することは同様である。
この他、ブラシ支持円板2および構成部品の構造は、本
考案の要旨を越えない範囲内で種々の変形実施可能であ
り、また所定の剛性を有するものであれば、材質の選択
は自由である。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、ブラッシングした
状態で被ブラシ面におけるブラシマークの発生がなく、
この商品価値が向上する。また、ブラシ支持円板を用い
ることにより、複数のチャンネルブラシをロール軸の軸
方向に沿って緩い螺旋状に捩る作業が極めて容易とな
り、全てのチャンネルブラシを同一の間隔を保持し、か
つ同一の捩り形状に確実にすることができて、作業性の
向上化を図れる。長期の使用に亘っても、チャンネルブ
ラシの位置変動がないとともに取付強度が低下せず、信
頼性および耐久性の向上を得るなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 第1図ないし第8図は本考案の一実施例を示し、第1図
はロールブラシの斜視図、第2図はロールブラシの縦断
面図、第3図はチャンネルブラシの縦断面図、第4図は
ブラシ支持円板の斜視図、第5図はブラシ支持円板の一
部を拡大した正面図、第6図はロール軸および回り止め
部材の斜視図、第7図はロールブラシ組立て説明図、第
8図はロールブラシの一部斜視図、第9図は本考案の他
の実施例を示すロールブラシの縦断面図、第10図はそ
のロールブラシに用いられるブラシ支持円板の斜視図、
第11図および第12図はさらに異なる他の実施例のブ
ラシ支持円板の斜視図、第13図(A)ないし(D)は
本考案の従来例を示す互いに異なるロールブラシの概略
構成図である。 11……ホルダ、10……ブラシ、3……チャンネルブ
ラシ、8……係合溝、2……ブラシ支持円板、1……ロ
ール軸、4……カバー、5……回り止め部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール軸と、 このロール軸の一側端部に位置して、ロール軸に固定さ
    れ、両側面が内側に傾斜する係合溝を、周端部に放射状
    に設けた固定用ブラシ支持円板と、 その一端部が、固定用ブラシ支持円板の面方向から上記
    係合溝にそれぞれ挿嵌され、その両側片の上端部が互い
    に内側に折曲される長尺直状のホルダおよび、このホル
    ダの両側片間に基端部が挟み込まれて取付け固定される
    ブラシからなる複数条のチャンネルブラシと、 これらチャンネルブラシの上記ホルダ他端部を直状のま
    ま、その面方向から挿嵌する係合溝が周端部に放射状に
    設けられ、ロール軸の他端側に位置し、全てのチャンネ
    ルブラシ他端部を係合した状態で、ロール軸の周方向に
    ある程度回動してから固定され、上記全てのチャンネル
    ブラシを互いに所定間隔を保持するとともにロール軸の
    軸方向に沿って螺旋状に捩ってチャンネルブラシに捩り
    張力を発生させる捩り保持用ブラシ支持円板と、 上記ロール軸の両側端部に位置して、ロール軸に嵌着固
    定され、チャンネルブラシの端部を保護するとともに軸
    方向への移動を規制するカバーと、 上記ロール軸に突設され、チャンネルブラシのホルダ側
    面に当接して、チャンネルブラシの周方向への戻り移動
    を規制する回り止め部材とを具備したことを特徴とする
    洗浄用ロールブラシ。
JP8810389U 1989-07-28 1989-07-28 洗浄用ロールブラシ Expired - Lifetime JPH0625144Y2 (ja)

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