JP3703102B2 - ロールブラシ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、例えば、圧延鋼板の表面を研磨・洗浄する等の為に使われる、ロールブラシの新規な構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のロールブラシには、以下に述べる代表的な2つのタイプのものがある。
(a) チャンネル式ロールブラシ
図5に示した様に、金属製の長尺チャンネル51の溝内に、毛束52をその長手方向の真ん中に線材53を宛てがいながら押し込むことによって、2つ折された毛束52がチャンネルの全長に亙って植設された長尺のチャンネル状ブラシ50を作り、このチャンネル状ブラシ50を、図6に示した様にロール70に螺旋状に密に巻き付けて、その両端を適宜の手段でロール70に固定した構造を備えている。
(b) ディスク式ロールブラシ
図7,8に示した様に、周縁部に所定間隔を隔てて円弧状のスリット61を設けると共に、中心にキー溝付きの軸孔62を穿った円板63の、各スリット61に毛束64を挿通させて2つ折し、円板63の外周りに放射状に突出した毛束64を線材65で括つて固定させることによって、前記キー溝の位置が互いに90度ずれた2種類のディスク状ブラシ60A及び60Bを作り、夫々の多数枚を、図9に示した様に、ロール71に交互に挿通して積層させ、その両末端間を締結固定させた構造を備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記(a)及び(b)の2種類のロールブラシには、以下に述べる様に、機能及び製造コストの両面から夫々一長一短があった。
(a)のチャンネル式ロールブラシは、その構造から容易に理解される様に、生産性が優れる反面、図6に誇張して示した様に、密に螺旋巻きされて隣接するチャンネル状ブラシ50,50の相互間に、長尺チャンネル51の肉厚の2倍分の隙間が生ずることを避けられず、例えば、鋼板の研磨・洗浄に使う場合にはブラシマーク(傷)が生じる恐れがあった。
一方、(b)のディスク式ロールブラシは、図9に示した様にその周縁部に間欠的に毛束64を突設されて、互いに隣接するディスク状ブラシ60A,60Bの、一方のブラシ60Aの毛束64が欠如した部分を、他方のブラシ60Bの毛束64が側方に膨出して埋め合わせる様に構成されているので、上記の問題は解決する。然しその反面、図に明らかな様に、製作の手間が掛かり過ぎるという大きな欠点があった。
そこで、本発明の目的は、上記2つのタイプのロールブラシの夫々の特徴を備えると共に、夫々の欠点が解消されて、毛束が均等に分布し、且つ、生産性も十分に高められるロールブラシを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明のロールブラシは次の手段を採った。すなわち、長尺帯板の長手方向の一方の側縁の全長に亙って、所定間隔を隔てて毛束係止用切欠を設け、各該毛束係止用切欠に2つ折した毛束をその先端側が他方の側縁から突出するように跨がらせ、各該毛束の跨座箇所をそれぞれクリップ状の固定具で固定して帯状ブラシとし、これをロールの外周面へ螺旋状に密に巻き付けたものであり、該巻き付けはロールの軸方向に隣り合う一方の帯状ブラシにおける毛束の無い箇所が他方の帯状ブラシの毛束によって埋合わされるようにしたことを特徴としている。
なお、長尺帯板には、ロールの外周面への巻き付けを容易にするための襞2bを設けるとよい(請求項2)。
【0005】
【作用】
帯状ブラシは、長尺帯板の長手方向の一方の側縁の全長に亙って、所定間隔を隔てて、2つ折した毛束をその先端側が他方の側縁から突出する様に跨がらせ、この跨座状態を固定手段により固定させるだけで、連続的に量産される。この帯状ブラシを、ロールの外周面に螺旋状に密に巻き付け、その両端を周知の手段で固定させるだけで、ロールブラシが完成する。そして、帯状ブラシの巻付時に、螺旋巻されて隣り合う帯状ブラシの一方における毛束の無い箇所が他方の帯状ブラシの毛束によって埋合わされるようにすることによって、ロールブラシの全表面に亙って毛束が均等に分布された状態になる。又、長尺帯板の全長に亙って襞2bを設けて置けば、帯状ブラシを、長尺帯板がロールの外周面に対して起立した状態で、無理なくロールに巻き付けることができる。
【0006】
【実施例】
以下に、図1〜図3を参照しながら本発明の一実施例を説明する。
ロールブラシAは、その構造を説明した図1の様に、以下に詳述する帯状ブラシBをロール1の外周面に螺旋状に密に巻き付けた構造を備えている。
【0007】
図3にその外観を部分的に示した帯状ブラシBは、図2に示した様に、塑性変形し易い金属や合成樹脂製の長尺帯板2の長手方向の一方の側縁に、所定間隔を隔てて設けた毛束係止用切欠2aの各々に、毛束3をU字状に2つ折りして引っ掛けたうえその先端側を他方の側縁から突出させて、毛束3が長尺帯板2に跨座した状態とし、この跨座箇所を固定手段としてのクリップ状をした固定具4で挟み付けた構成を備えている。固定具4は、挟み付け後に図2の左側部分に示した様に偏平に圧し潰されて、毛束3を固定させる役割を果す。
この実施例では、毛束係止用切欠2aは、毛束3と同じ幅の浅い溝状に形成し、毛束3の横ずれを防ぐ様にしている。
固定具4は、図2に示した様に長尺帯板2の幅よりやや長い寸法の金属チューブの一端側を、毛束3に覆せ易い様にラッパ状に拡径させた形態を備え、長尺帯板2を嵌合させるスリット4aを、この一端側から切込状に設けている。
【0008】
この様にして、自動製造機によって連続生産される帯状ブラシBは、上述の様にロール1に螺旋状に密に巻き付けて行く時に、図1に示した様に、ロール軸方向に隣り合う帯状ブラシB,Bの、一方のブラシの毛束3の無い箇所が、他方のブラシの毛束3によって埋め合わされる様にすることによって、ロールブラシAは、その外周面の全面に亙って毛束3が均等に分布された状態になる。
そして、帯状ブラシBの巻き始め端及び巻き終り端を、夫々周知の固定手段によってロールに固定させれば、ロールブラシAが出来上がる。
【0009】
上記巻き付けの時に、ロール1の外径が小さいか、又は、長尺帯板2の幅が広過ぎると巻き付けが困難になるので、その様な場合には、例えば、図4に示した様な長尺帯板2Aを使うとよい。
この長尺帯板2Aは、ロール1に巻き付けた状態で外周側となる側縁に襞2bを設けてあり、巻き付けるにつれて外周側が伸延される様になっている。
【0010】
【発明の効果】
以上の説明によって明らかな様に、本発明のロールブラシは、従来のチャンネル式とディスク式の2つのタイプのロールブラシの夫々の長所を兼ね備え、然も、夫々の欠点が解消されている。即ち、
a) 毛束の分布状態は、ロールの外周面全面に亙って極めて均等なので、ブラシマーク(傷)を生ずる恐れがない。
b) 生産性が十分に高いので、その分、安価に提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に就いて、ロールブラシの構造と、製造過程を説明した部分斜視図である。
【図2】同上、帯状ブラシの構成と、製造工程を説明した部分斜視図である。
【図3】同上、帯状ブラシの部分斜視図である。
【図4】長尺帯板の他の実施例を示した、部分斜視図である。
【図5】従来のチャンネル式ロールブラシに就いて、その構成部材であるチャンネル状ブラシを示した部分斜視図である。
【図6】同上、チャンネル式ロールブラシの部分破断斜視図である。
【図7】従来のディスク式ロールブラシに就いて、その構成部材であるディスク状ブラシを示した平面図である。
【図8】同上、キー溝の位置が、図7のものとは90度ずれているディスク状ブラシを示した平面図である。
【図9】同上、ロールブラシを組立てつつある状態を示した斜視図である。
【符号の説明】
A ロールブラシ
B 帯状ブラシ
1 ロール
2,2A 長尺帯板
2a 毛束係止用切欠
2b 襞
3 毛束
4 固定具(固定手段)
4a スリット
50 チャンネル状ブラシ
51 長尺チャンネル
52,64 毛束
53,65 線材
60A,60B デイスク状ブラシ
61 スリット
62 軸孔
63 円板
70,71 ロール

Claims (2)

  1. 長尺帯板の長手方向の一方の側縁の全長に亙って、所定間隔を隔てて毛束係止用切欠を設け、各該毛束係止用切欠に2つ折した毛束をその先端側が他方の側縁から突出するように跨がらせ、各該毛束の跨座箇所をそれぞれクリップ状の固定具で固定して帯状ブラシとし、これをロールの外周面へ螺旋状に密に巻き付けたものであり、該巻き付けはロールの軸方向に隣り合う一方の帯状ブラシにおける毛束の無い箇所が他方の帯状ブラシの毛束によって埋合わされるようにしたことを特徴とするロールブラシ。
  2. 前記長尺帯板は、前記ロールの外周面への巻き付けを容易にするため、その全長に亙って、襞2bを設けたことを特徴とする請求項1記載のロールブラシ。
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