JPH06250562A - 定着器のバランサ - Google Patents
定着器のバランサInfo
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- JPH06250562A JPH06250562A JP5037791A JP3779193A JPH06250562A JP H06250562 A JPH06250562 A JP H06250562A JP 5037791 A JP5037791 A JP 5037791A JP 3779193 A JP3779193 A JP 3779193A JP H06250562 A JPH06250562 A JP H06250562A
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- unit
- fixing unit
- fixing
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定着器のバランサに関し、定着器ユニットを
楽に開閉できるようにした定着器のバランサを提供する
ことを目的とする。 【構成】 ケーシング1内に、フラッシュ式定着器21
とこれの上側に組みつけられる脱煙ボックス22とを備
える定着器ユニット14を該定着器ユニット14の一側
部の下部に設定した支点24を中心に回転可能に設け、
この定着器ユニット14の他側部の下部にワイヤ26の
一端を連結する一方、このワイヤ26を定着器ユニット
14の他側部の上方に回転可能に設けたプーリ27に巻
掛けるとともに、このワイヤ26の他端を定着器ユニッ
ト14の一側方でスプリング28を介してケーシング1
に連結した構成とする。
楽に開閉できるようにした定着器のバランサを提供する
ことを目的とする。 【構成】 ケーシング1内に、フラッシュ式定着器21
とこれの上側に組みつけられる脱煙ボックス22とを備
える定着器ユニット14を該定着器ユニット14の一側
部の下部に設定した支点24を中心に回転可能に設け、
この定着器ユニット14の他側部の下部にワイヤ26の
一端を連結する一方、このワイヤ26を定着器ユニット
14の他側部の上方に回転可能に設けたプーリ27に巻
掛けるとともに、このワイヤ26の他端を定着器ユニッ
ト14の一側方でスプリング28を介してケーシング1
に連結した構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真式画像形成装
置の定着器に関し、特に該定着器のバランサに関するも
のである。
置の定着器に関し、特に該定着器のバランサに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】電子写真の原理を利用するレーザプリン
タにおいては、例えば図7に示すように、ケーシング1
01内に配置した感光体102を回転させながら、この
感光体102の表面を前帯電器103で一様に帯電さ
せ、光学部104からレーザ光線を照射して感光体10
2の表面に静電潜像を形成し、現像器105でその静電
潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成し、ホッパ
106からトラクタ107で引き出した用紙108にそ
のトナー画像を転写帯電器109で転写し、この転写帯
電器109と感光体102とが対向する転写部を中心に
用紙をU字形に反転させて定着器ユニット110に導
き、定着器ユニット110でトナー画像を用紙108に
定着させた後、スカッフローラ111で用紙108を定
着器から引き出し、スタッカ112に用紙108を集積
するように構成している。
タにおいては、例えば図7に示すように、ケーシング1
01内に配置した感光体102を回転させながら、この
感光体102の表面を前帯電器103で一様に帯電さ
せ、光学部104からレーザ光線を照射して感光体10
2の表面に静電潜像を形成し、現像器105でその静電
潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成し、ホッパ
106からトラクタ107で引き出した用紙108にそ
のトナー画像を転写帯電器109で転写し、この転写帯
電器109と感光体102とが対向する転写部を中心に
用紙をU字形に反転させて定着器ユニット110に導
き、定着器ユニット110でトナー画像を用紙108に
定着させた後、スカッフローラ111で用紙108を定
着器から引き出し、スタッカ112に用紙108を集積
するように構成している。
【0003】なお、転写部から用紙108の先端を定着
器ユニット110に導くために、用紙108の先端をト
ラクタ107の上半部分に吸着するサクション装置がト
ラクタ107には内蔵してある。
器ユニット110に導くために、用紙108の先端をト
ラクタ107の上半部分に吸着するサクション装置がト
ラクタ107には内蔵してある。
【0004】また、用紙108は転写帯電器109を通
過した後、トナーの飛散を防止するため、できるだけ早
く定着器ユニット110に送り込むことが好ましいが、
例えば必要に応じて用紙108の側縁部に印刷されるジ
ョブマークを検出したり、印字状態を検出したりするた
め、転写帯電器109から定着器ユニット110までに
所定の距離が設けられる。
過した後、トナーの飛散を防止するため、できるだけ早
く定着器ユニット110に送り込むことが好ましいが、
例えば必要に応じて用紙108の側縁部に印刷されるジ
ョブマークを検出したり、印字状態を検出したりするた
め、転写帯電器109から定着器ユニット110までに
所定の距離が設けられる。
【0005】更に、上記定着器ユニット110は、印刷
の停止時に用紙108が定着器ユニット110内に残る
ので、用紙108が焦げることを防止するため、温度の
昇降が迅速に行われるフラッシュ式定着器を備え、ま
た、この定着処理に際して発生する煙を処理するための
脱煙ボックスを備えている。
の停止時に用紙108が定着器ユニット110内に残る
ので、用紙108が焦げることを防止するため、温度の
昇降が迅速に行われるフラッシュ式定着器を備え、ま
た、この定着処理に際して発生する煙を処理するための
脱煙ボックスを備えている。
【0006】ところで、この従来のレーザプリンタで
は、ホッパ106とスタッカ112とが横に並んでいる
が、小型化を図る場合には、ホッパ106がスタッカ1
12の下側に配置される。したがって、この場合には、
ホッパ106及びスタッカ112の高さが低く制限さ
れ、このため、一度にホッパ106に装填できる用紙1
08の量が制限される。
は、ホッパ106とスタッカ112とが横に並んでいる
が、小型化を図る場合には、ホッパ106がスタッカ1
12の下側に配置される。したがって、この場合には、
ホッパ106及びスタッカ112の高さが低く制限さ
れ、このため、一度にホッパ106に装填できる用紙1
08の量が制限される。
【0007】そこで、例えば図6の構成図に示すよう
に、ホッパ11をケーシング1の外側に配置し、ケーシ
ング1の一方から用紙10をケーシング1内にトラクタ
12で取り込み、ケーシング1内の他方に配置された定
着器ユニット14まで用紙10をほぼ水平に搬送し、定
着器ユニット14を出た用紙10が下流側の排紙ローラ
16及び案内板17により斜め下方に向かい、セレクト
爪18により後処理機側と下方のスカッフローラ19及
びスタッカ20側とに選択的に排出できるようにしたレ
ーザプリンタを開発した。
に、ホッパ11をケーシング1の外側に配置し、ケーシ
ング1の一方から用紙10をケーシング1内にトラクタ
12で取り込み、ケーシング1内の他方に配置された定
着器ユニット14まで用紙10をほぼ水平に搬送し、定
着器ユニット14を出た用紙10が下流側の排紙ローラ
16及び案内板17により斜め下方に向かい、セレクト
爪18により後処理機側と下方のスカッフローラ19及
びスタッカ20側とに選択的に排出できるようにしたレ
ーザプリンタを開発した。
【0008】このレーザプリンタでは、用紙10を後処
理機側とスタッカ20側とに選択的に排出するように構
成しているため、定着器ユニット14が用紙経路の水平
部分の上に配置されており、感光体2と用紙10とが接
する転写部から定着器ユニット14までの用紙搬送路が
直線状であるので、用紙搬送経路が部分的に円弧を描く
図7に示す従来のレーザプリンタよりも転写部から定着
器ユニット14までの距離が大きくなる。
理機側とスタッカ20側とに選択的に排出するように構
成しているため、定着器ユニット14が用紙経路の水平
部分の上に配置されており、感光体2と用紙10とが接
する転写部から定着器ユニット14までの用紙搬送路が
直線状であるので、用紙搬送経路が部分的に円弧を描く
図7に示す従来のレーザプリンタよりも転写部から定着
器ユニット14までの距離が大きくなる。
【0009】したがって、この新しく開発された図6に
示すレーザプリンタでは、小型化を図るため、定着器ユ
ニット14の用紙搬送方向の幅をできるだけ小さくする
必要がある。
示すレーザプリンタでは、小型化を図るため、定着器ユ
ニット14の用紙搬送方向の幅をできるだけ小さくする
必要がある。
【0010】この問題を解決するためには、定着器ユニ
ット14のフラッシュ式定着器21の上側に脱煙ボック
ス22を組みつけることが有利であることが分かった。
ところで、この定着器ユニット14の下面には、フラッ
シュ式定着器21のガラス25が設けられ、このガラス
25の汚れを除去するため、定着器ユニット14をその
一側部の下部に設定した支点を中心に90°あるいはそ
れよりも大きく回転させて開閉する必要があるが、定着
器ユニット14はかなりの重量があるため、容易に開閉
できないという問題がある。
ット14のフラッシュ式定着器21の上側に脱煙ボック
ス22を組みつけることが有利であることが分かった。
ところで、この定着器ユニット14の下面には、フラッ
シュ式定着器21のガラス25が設けられ、このガラス
25の汚れを除去するため、定着器ユニット14をその
一側部の下部に設定した支点を中心に90°あるいはそ
れよりも大きく回転させて開閉する必要があるが、定着
器ユニット14はかなりの重量があるため、容易に開閉
できないという問題がある。
【0011】このような問題を解決するために、例えば
図8に模式的に示すように、定着器ユニット214の一
側下部に支点224を設定し、この支点224を中心に
定着器ユニット214を回転可能にケーシング201に
支持させ、定着器ユニット214の他側部をスプリング
225を介してケーシング201に吊持させ、定着器ユ
ニット211の重量をスプリング225の張力と釣り合
わせるようにした、定着器のバランサが提案されてい
る。
図8に模式的に示すように、定着器ユニット214の一
側下部に支点224を設定し、この支点224を中心に
定着器ユニット214を回転可能にケーシング201に
支持させ、定着器ユニット214の他側部をスプリング
225を介してケーシング201に吊持させ、定着器ユ
ニット211の重量をスプリング225の張力と釣り合
わせるようにした、定着器のバランサが提案されてい
る。
【0012】この従来の定着器のバランサによれば、定
着器ユニット214の重量が閉位置においてスプリング
225の張力と釣り合っているので、閉位置から楽に定
着器ユニット214を開くことができる。
着器ユニット214の重量が閉位置においてスプリング
225の張力と釣り合っているので、閉位置から楽に定
着器ユニット214を開くことができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにフラッシュ式定着器21の上側に脱煙ボックス2
2を組みつけた定着器ユニット14を用いる場合には、
定着器ユニット14を開いた時、すなわち、定着器ユニ
ット14を閉じた位置から90°あるいはそれ以上大き
く回転させた時にも、定着器ユニット14の重心点が支
点24から遠く離れるため、開位置から定着器ユニット
14を閉方向に動かすことが困難になるという問題があ
る。
ようにフラッシュ式定着器21の上側に脱煙ボックス2
2を組みつけた定着器ユニット14を用いる場合には、
定着器ユニット14を開いた時、すなわち、定着器ユニ
ット14を閉じた位置から90°あるいはそれ以上大き
く回転させた時にも、定着器ユニット14の重心点が支
点24から遠く離れるため、開位置から定着器ユニット
14を閉方向に動かすことが困難になるという問題があ
る。
【0014】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
ので、定着器ユニットを楽に開閉できるようにした定着
器のバランサを提供することを目的とするものである。
ので、定着器ユニットを楽に開閉できるようにした定着
器のバランサを提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る定着器のバ
ランサは、上記の目的を達成するため、例えば図1の側
面図に示すように、ケーシング1内に、フラッシュ式定
着器21とこれの上側に組みつけられる脱煙ボックス2
2とを備える定着器ユニット14を該定着器ユニット1
4の一側部の下部に設定した支点24を中心に回転可能
に設け、この定着器ユニット14の他側部の下部にワイ
ヤ26の一端を連結する一方、このワイヤ26を定着器
ユニット14の他側部の上方に回転可能に設けたプーリ
27に巻掛けるとともに、このワイヤ26の他端を定着
器ユニット14の一側方でスプリング28を介してケー
シング1に連結したことを特徴とする。
ランサは、上記の目的を達成するため、例えば図1の側
面図に示すように、ケーシング1内に、フラッシュ式定
着器21とこれの上側に組みつけられる脱煙ボックス2
2とを備える定着器ユニット14を該定着器ユニット1
4の一側部の下部に設定した支点24を中心に回転可能
に設け、この定着器ユニット14の他側部の下部にワイ
ヤ26の一端を連結する一方、このワイヤ26を定着器
ユニット14の他側部の上方に回転可能に設けたプーリ
27に巻掛けるとともに、このワイヤ26の他端を定着
器ユニット14の一側方でスプリング28を介してケー
シング1に連結したことを特徴とする。
【0016】
【作 用】上記の構成によれば、定着器ユニット14を
支点24を中心として回転させると、支点24とワイヤ
26の一端とを通る直線がプーリ27の接線となる中立
位置でスプリング28が最短になり、この状態では、ワ
イヤ26を介して定着器ユニット14に作用するスプリ
ング28の張力による定着器ユニット14を開方向に回
転させる方向のモーメントと閉方向に回転させる方向の
モーメントとが等しくなる。
支点24を中心として回転させると、支点24とワイヤ
26の一端とを通る直線がプーリ27の接線となる中立
位置でスプリング28が最短になり、この状態では、ワ
イヤ26を介して定着器ユニット14に作用するスプリ
ング28の張力による定着器ユニット14を開方向に回
転させる方向のモーメントと閉方向に回転させる方向の
モーメントとが等しくなる。
【0017】この中立位置よりも定着器ユニット14が
閉方向に位置する時には、ワイヤ26を介して定着器ユ
ニット14に作用するスプリング28の張力による定着
器ユニット14を開方向に回転させる方向のモーメント
が閉方向に回転させる方向のモーメントよりも大きくな
り、閉位置で最大となる。
閉方向に位置する時には、ワイヤ26を介して定着器ユ
ニット14に作用するスプリング28の張力による定着
器ユニット14を開方向に回転させる方向のモーメント
が閉方向に回転させる方向のモーメントよりも大きくな
り、閉位置で最大となる。
【0018】また、上記中立位置よりも定着器ユニット
14が開方向に位置する時には、ワイヤ26を介して定
着器ユニット14に作用するスプリング28の張力によ
る定着器ユニット14を閉方向に回転させる方向のモー
メントが開方向に回転させる方向のモーメントよりも大
きくなり、開位置で最大となる。
14が開方向に位置する時には、ワイヤ26を介して定
着器ユニット14に作用するスプリング28の張力によ
る定着器ユニット14を閉方向に回転させる方向のモー
メントが開方向に回転させる方向のモーメントよりも大
きくなり、開位置で最大となる。
【0019】すなわち、ワイヤ26を介して定着器ユニ
ット14に作用するスプリング28の張力によるモーメ
ントは、閉位置でも、開位置でも、定着器ユニット14
の重量によるモーメントを減殺する方向に作用する。
ット14に作用するスプリング28の張力によるモーメ
ントは、閉位置でも、開位置でも、定着器ユニット14
の重量によるモーメントを減殺する方向に作用する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る定着器のバラ
ンサを図面に基づいて具体的に説明する。
ンサを図面に基づいて具体的に説明する。
【0021】この実施例は、本発明をレーザプリンタの
定着器のバランサに適用したものであり、このレーザプ
リンタは、図6の構成図に示すように、ケーシング1内
の上部の一側部に感光体ドラム2を配置し、この感光体
ドラム2の周囲に前帯電器3、露光装置4、現像器5、
転写帯電器6、剥離帯電器7、クリーナ8及び除電器9
が配置される。
定着器のバランサに適用したものであり、このレーザプ
リンタは、図6の構成図に示すように、ケーシング1内
の上部の一側部に感光体ドラム2を配置し、この感光体
ドラム2の周囲に前帯電器3、露光装置4、現像器5、
転写帯電器6、剥離帯電器7、クリーナ8及び除電器9
が配置される。
【0022】転写帯電器6と感光体ドラム2との間の転
写部に供給される用紙10は、ケーシング1の一外側に
設けられるホッパ11に収容され、ケーシング1内のト
ラクタ12で転写部に送り込まれる。
写部に供給される用紙10は、ケーシング1の一外側に
設けられるホッパ11に収容され、ケーシング1内のト
ラクタ12で転写部に送り込まれる。
【0023】トラクタ12と転写部との間には、印刷の
開始時に用紙10を感光体ドラム2の表面に押し付ける
転写ガイド部13が設けられ、この転写ガイド部13で
感光体ドラム2に押し付けられた用紙10は転写部を通
過しながらトナー画像を感光体ドラム2から転写され、
剥離帯電器7によって感光体ドラム2から剥離されて定
着器ユニット14に向かう。
開始時に用紙10を感光体ドラム2の表面に押し付ける
転写ガイド部13が設けられ、この転写ガイド部13で
感光体ドラム2に押し付けられた用紙10は転写部を通
過しながらトナー画像を感光体ドラム2から転写され、
剥離帯電器7によって感光体ドラム2から剥離されて定
着器ユニット14に向かう。
【0024】用紙10の先端は剥離帯電器7と定着器ユ
ニット14との間に設けたサクションフィーダ15よっ
て定着器ユニット14に送り込まれ、用紙10の先端が
定着器ユニット14に送り込まれ、定着器ユニット14
の後段に設けられる排紙ローラ16に用紙10の先端が
送り込まれた後はこのサクションフィーダ15は休止す
るようにしている。
ニット14との間に設けたサクションフィーダ15よっ
て定着器ユニット14に送り込まれ、用紙10の先端が
定着器ユニット14に送り込まれ、定着器ユニット14
の後段に設けられる排紙ローラ16に用紙10の先端が
送り込まれた後はこのサクションフィーダ15は休止す
るようにしている。
【0025】定着器ユニット14から送り出された用紙
10は、排紙ローラ16及び案内板17によって斜め下
方に向け変えられ、セレクト爪18により後処理機側と
下方のスカッフローラ19及びスタッカ20側とに選択
的に排出される。
10は、排紙ローラ16及び案内板17によって斜め下
方に向け変えられ、セレクト爪18により後処理機側と
下方のスカッフローラ19及びスタッカ20側とに選択
的に排出される。
【0026】上記定着器ユニット14は、水平な用紙搬
送路の上側に配置されるフラッシュ式定着器21と、こ
れの上側に組みつけられた脱煙ボックス22とを備え、
図1ないし図3の各側面図に示すように、図上、右下側
部に設定された支点24を中心にして定着器21のガラ
ス25が用紙搬送路に対向する閉位置と、これから約9
0°回転した開位置とにわたって跳ね上げ揺動できるよ
うに設けられる。
送路の上側に配置されるフラッシュ式定着器21と、こ
れの上側に組みつけられた脱煙ボックス22とを備え、
図1ないし図3の各側面図に示すように、図上、右下側
部に設定された支点24を中心にして定着器21のガラ
ス25が用紙搬送路に対向する閉位置と、これから約9
0°回転した開位置とにわたって跳ね上げ揺動できるよ
うに設けられる。
【0027】この定着器ユニット14の図上、左下側部
にはワイヤ26の一端が連結され、このワイヤ26は定
着器ユニット14の右上方でケーシング1に回転自在に
支持されたプーリ27に巻掛けられるとともに、その他
端が、定着器ユニット14の左上方でスプリング28を
介してケーシング1に固定される。
にはワイヤ26の一端が連結され、このワイヤ26は定
着器ユニット14の右上方でケーシング1に回転自在に
支持されたプーリ27に巻掛けられるとともに、その他
端が、定着器ユニット14の左上方でスプリング28を
介してケーシング1に固定される。
【0028】なお、図4の正面図に示すように、上記支
点24は定着器ユニット14の左右両側部に設けられ、
スプリング28、ワイヤ26及びプーリ27は定着器ユ
ニット14の左右両側に設けてもよいが、ここでは、定
着器ユニット14の図上、左側のみに設けている。
点24は定着器ユニット14の左右両側部に設けられ、
スプリング28、ワイヤ26及びプーリ27は定着器ユ
ニット14の左右両側に設けてもよいが、ここでは、定
着器ユニット14の図上、左側のみに設けている。
【0029】上記スプリング28の張力は、ワイヤ26
を介して定着器ユニット14に作用するが、ワイヤ26
から定着器ユニット14に作用する張力は、閉位置と開
位置との間ではワイヤ26が傾斜するので、水平分力と
垂直分力とにわけて考えることができる。
を介して定着器ユニット14に作用するが、ワイヤ26
から定着器ユニット14に作用する張力は、閉位置と開
位置との間ではワイヤ26が傾斜するので、水平分力と
垂直分力とにわけて考えることができる。
【0030】この水平分力は定着器ユニット14を反時
計回り方向、すなわち、閉位置に回転させる方向に作用
し、しかも、開位置に近付くにつれて次第に増大する。
これに対して、垂直分力は定着器ユニット14を時計回
り方向、すなわち、開位置のに回転させる方向に作用
し、開位置に近付くにつれて次第に減少する。そして、
この水平分力と垂直分力とは、ワイヤ26が45°傾斜
する時に等しくなり、スプリング28の張力によるモー
メントが0になる。
計回り方向、すなわち、閉位置に回転させる方向に作用
し、しかも、開位置に近付くにつれて次第に増大する。
これに対して、垂直分力は定着器ユニット14を時計回
り方向、すなわち、開位置のに回転させる方向に作用
し、開位置に近付くにつれて次第に減少する。そして、
この水平分力と垂直分力とは、ワイヤ26が45°傾斜
する時に等しくなり、スプリング28の張力によるモー
メントが0になる。
【0031】この時、定着器ユニット14の重心が支点
24の真上に位置するようにしておけば、図5の特性図
に示すように、スプリング28の張力により定着器ユニ
ット14に与えられるモーメントMsと定着器ユニット
4の重量が定着器ユニット14に与えるモーメントMw
とを互いに相殺させることができる。
24の真上に位置するようにしておけば、図5の特性図
に示すように、スプリング28の張力により定着器ユニ
ット14に与えられるモーメントMsと定着器ユニット
4の重量が定着器ユニット14に与えるモーメントMw
とを互いに相殺させることができる。
【0032】このようにして、スプリング28によるモ
ーメントMsと定着器ユニット14の重量によるモーメ
ントMwとが互いに相殺しあうように構成することによ
り、定着器ユニット4をその重量を感じることなく、円
滑に閉位置と開位置との間で回転させることができる。
ーメントMsと定着器ユニット14の重量によるモーメ
ントMwとが互いに相殺しあうように構成することによ
り、定着器ユニット4をその重量を感じることなく、円
滑に閉位置と開位置との間で回転させることができる。
【0033】また、開位置及び閉位置で定着器ユニット
14が垂れ下がることを防止でき、定着器ユニット14
の近傍に配置される排紙ローラ16等の部品と定着器ユ
ニット14とが接触したり、用紙10と定着器ユニット
14とが接触したり、近付き過ぎたりすることを防止で
きる。その結果、定着器ユニット14やその近傍の部品
や用紙10が傷付いたり、未定着のトナー画像が傷付い
たり、定着器21のガラス25が汚れたりすることを防
止できる。
14が垂れ下がることを防止でき、定着器ユニット14
の近傍に配置される排紙ローラ16等の部品と定着器ユ
ニット14とが接触したり、用紙10と定着器ユニット
14とが接触したり、近付き過ぎたりすることを防止で
きる。その結果、定着器ユニット14やその近傍の部品
や用紙10が傷付いたり、未定着のトナー画像が傷付い
たり、定着器21のガラス25が汚れたりすることを防
止できる。
【0034】なお、以上では、本発明をレーザプリンタ
に適用した場合を例にとって説明しているが、本発明は
レーザプリンタに限定されず、複写機ファクシミリ装置
などの電子写真式画像形成装置を備える機器に広く適用
することができる。
に適用した場合を例にとって説明しているが、本発明は
レーザプリンタに限定されず、複写機ファクシミリ装置
などの電子写真式画像形成装置を備える機器に広く適用
することができる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の定着器
のバランサは、ケーシング内に、フラッシュ式定着器と
これの上側に組みつけられる脱煙ボックスとを備える定
着器ユニットを該定着器ユニットの一側部の下部に設定
した支点を中心に回転可能に設け、この定着器ユニット
の他側部の下部にワイヤの一端を連結する一方、このワ
イヤを定着器ユニットの他側部の上方に回転可能に設け
たプーリに巻掛けるとともに、このワイヤの他端を定着
器ユニットの一側方でスプリングを介してケーシングに
連結するので、上記定着器ユニットにスプリングの張力
を、定着器ユニットの重量により生じるモーメントを減
殺する方向に作用させて、定着器ユニットの開操作時も
閉操作時にも定着器の重量感を軽減することができ、楽
に定着器ユニットを開閉することができる。
のバランサは、ケーシング内に、フラッシュ式定着器と
これの上側に組みつけられる脱煙ボックスとを備える定
着器ユニットを該定着器ユニットの一側部の下部に設定
した支点を中心に回転可能に設け、この定着器ユニット
の他側部の下部にワイヤの一端を連結する一方、このワ
イヤを定着器ユニットの他側部の上方に回転可能に設け
たプーリに巻掛けるとともに、このワイヤの他端を定着
器ユニットの一側方でスプリングを介してケーシングに
連結するので、上記定着器ユニットにスプリングの張力
を、定着器ユニットの重量により生じるモーメントを減
殺する方向に作用させて、定着器ユニットの開操作時も
閉操作時にも定着器の重量感を軽減することができ、楽
に定着器ユニットを開閉することができる。
【0036】また、定着器ユニットが閉位置や開位置で
垂れ下がることを防止でき、定着器ユニットやその近傍
の部品や用紙が傷付いたり、未定着のトナー画像が傷付
いたり、定着器のガラスが汚れ易くなったり、汚れたり
することを防止できる。
垂れ下がることを防止でき、定着器ユニットやその近傍
の部品や用紙が傷付いたり、未定着のトナー画像が傷付
いたり、定着器のガラスが汚れ易くなったり、汚れたり
することを防止できる。
【図1】本発明の一実施例の閉位置における側面図であ
る。
る。
【図2】本発明の一実施例の中立位置における側面図で
ある。
ある。
【図3】本発明の一実施例の開位置における側面図であ
る。
る。
【図4】本発明の一実施例の閉位置における正面図であ
る。
る。
【図5】本発明の一実施例の定着器ユニットの傾斜角度
とそれに作用するモーメントとの関係を示す特性図であ
る。
とそれに作用するモーメントとの関係を示す特性図であ
る。
【図6】本発明の一実施例が適用されるレーザプリンタ
の構成図である。
の構成図である。
【図7】従来のレーザプリンタの構成図である。
【図8】従来例の模式図である。
1 ケーシング 14 定着器ユニット 21 定着器 22 脱煙ボックス 24 支点 26 ワイヤ 27 プーリ 28 スプリング
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーシング(1) 内に、フラッシュ式定着
器(21)とこれの上側に組みつけられる脱煙ボックス(22)
とを備える定着器ユニット(14)を該定着器ユニット(14)
の一側部の下部に設定した支点(24)を中心に回転可能に
設け、この定着器ユニット(14)の他側部の下部にワイヤ
(26)の一端を連結する一方、このワイヤ(26)を定着器ユ
ニット(14)の他側部の上方に回転可能に設けたプーリ(2
7)に巻掛けるとともに、このワイヤ(26)の他端を定着器
ユニット(14)の一側方でスプリング(28)を介してケーシ
ング(1) に連結したことを特徴とする、定着器のバラン
サ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5037791A JPH0827575B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 定着器のバランサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5037791A JPH0827575B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 定着器のバランサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06250562A true JPH06250562A (ja) | 1994-09-09 |
JPH0827575B2 JPH0827575B2 (ja) | 1996-03-21 |
Family
ID=12507321
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5037791A Expired - Fee Related JPH0827575B2 (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 定着器のバランサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0827575B2 (ja) |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5037791A patent/JPH0827575B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0827575B2 (ja) | 1996-03-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960917 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |