JPH06249565A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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Publication number
JPH06249565A
JPH06249565A JP3382993A JP3382993A JPH06249565A JP H06249565 A JPH06249565 A JP H06249565A JP 3382993 A JP3382993 A JP 3382993A JP 3382993 A JP3382993 A JP 3382993A JP H06249565 A JPH06249565 A JP H06249565A
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JP
Japan
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cool air
storage
storages
cooling device
refrigerator
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Pending
Application number
JP3382993A
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English (en)
Inventor
Masato Tago
正人 田子
Yasuzo Ishine
靖三 石根
Minoru Tenmyo
稔 天明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP3382993A priority Critical patent/JPH06249565A/ja
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  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明では、各貯蔵庫を冷却する順位を設定
し、この順位に基づいて1室ずつ冷却を行うことにより
冷却装置のコンパクト化を図り、貯蔵庫の扉が開の時ダ
ンパ装置を閉とする。またダクトに設けた圧力連通部に
より貯蔵庫内の急激な圧力上昇により他の開閉扉が開く
ことを防止することを目的とする。 【構成】 本発明の冷蔵庫は、冷却装置と、開閉自在な
扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有する複数の貯
蔵庫と、前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯蔵庫
の冷気吸い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口と前
記各貯蔵庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合うダク
トと、前記各貯蔵庫への冷気の流入または流出路の途中
に前記貯蔵庫への冷気の流路の開閉を行うダンパ装置
と、前記複数の貯蔵庫を1つずつ冷却するように前記ダ
ンパ装置を開閉する優先順位設定手段とを具備してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵・冷凍品を貯蔵す
る複数の室と、それとは分離して形成された冷気を供給
する機械室とをダクトを介して接続可能にした冷蔵庫に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫について説明する。近年、
システムキッチンが普及してきており、これに伴い使い
やすい位置に冷蔵庫を配置したいという要望が増えてき
ている。
【0003】このため、例えば、実公昭51−5151
1号公報や実開昭58−145472号公報に示すよう
に、冷蔵庫を複数に分離して使用するものが提案されて
いる。その冷蔵庫は各貯蔵庫と、冷却装置を分離して配
置しダクトを介して接続連通し合う構造である。これに
より、冷却装置からダクトを介して貯蔵庫に冷気を供給
する構成になっている。このような冷蔵庫では、貯蔵庫
が複数設けられ組み合わせて使用することが可能な構成
になっており、各貯蔵庫は冷却装置から送り出される冷
気がダクトを介して供給され、各庫で仕事を終えた冷気
が再び冷却装置に戻る循環を繰り返すようになる。
【0004】すなわち、冷気を循環させる送風ファン
は、全部の貯蔵庫に一度に冷気を流す場合を考慮して冷
気送風ファンの送風能力が決定される。このため、送風
機が大きくなるという問題があった。
【0005】また貯蔵庫はユニット化されているため冷
却装置が貯蔵庫から離れた位置に設けることになる。つ
まり冷気送風ファンは貯蔵庫の下、即ち一番下に設けら
れるため貯蔵庫の扉を開けたとき、冷気送風ファンを止
めてもファンの応答が悪く、冷気送風ファンの慣性によ
り停止後若干の間ファンは回っている。このため慣性力
で冷気の供給が継続され、庫外に冷気が流れ出て漏れる
ことになり貯蔵庫内の温度が上昇してしまうという問題
点があった。
【0006】また、1つの貯蔵庫の扉を急激に閉じたと
きに、この貯蔵庫内の圧力が急激に上昇し、ダクトを通
じて他の貯蔵庫に圧力が伝播して他の貯蔵庫の扉が開い
てしまうという問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
冷蔵庫では冷蔵庫運転中に貯蔵庫の扉を開けたとき、冷
気送風ファンを停止させても慣性により若干の間ファン
が回るため冷気が貯蔵庫外に流れ出て貯蔵庫内の温度が
上昇するという欠点があった。また、1つの貯蔵庫の扉
を急激に閉じたとき、他の貯蔵庫に圧力が伝播して伝播
して他の貯蔵庫の扉が開いてしまうという欠点があっ
た。
【0008】そこで、本発明は上記欠点を除去し、コン
パクトな冷却装置が実現でき、貯蔵庫の扉を開けても冷
気の漏れが少なく、貯蔵庫の扉を急激に閉じても他の貯
蔵庫の扉が開かない冷蔵庫を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、冷気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷
却装置と、開閉自在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出
口とを有する複数の貯蔵庫と、前記冷却装置の冷気吹き
出し口と前記各貯蔵庫の冷気吸い込み口,及び前記冷却
装置の冷気戻り口と前記各貯蔵庫の冷気排出口とを着脱
自在に接合し合うダクトと、前記各貯蔵庫への冷気の流
入または流出路の途中に前記貯蔵庫への冷気の流路の開
閉を行うダンパ装置と、前記複数の貯蔵庫を1つずつ冷
却するように前記ダンパ装置を開閉する優先順位設定手
段とを具備している。
【0010】上記目的を達成するために本発明では、冷
気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷却装置と、開閉自
在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有する複数
の貯蔵庫と、前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯
蔵庫の冷気吸い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口
と前記各貯蔵庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合う
ダクトと、前記各貯蔵庫への冷気の流入または流出路の
途中に前記貯蔵庫への冷気の流路の開閉を行うダンパ装
置と、前記各貯蔵庫内の温度を検知するための温度検知
手段と、この温度検知手段によって検知した温度検知信
号に基づいて前記ダンパ装置の開閉を制御する手段とを
具備している。
【0011】上記目的を達成するために本発明では、冷
気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷却装置と、開閉自
在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有する複数
の貯蔵庫と、前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯
蔵庫の冷気吸い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口
と前記各貯蔵庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合う
ダクトと、前記各貯蔵庫への冷気の流入または流出路の
途中に前記貯蔵庫への冷気の流路の開閉を行うダンパ装
置と、前記貯蔵庫の扉の開閉状態を検知する扉開閉検知
手段と、この扉開閉検知手段によって前記扉の開状態を
検知したとき前記ダンパ装置を閉状態に制御する制御手
段とを具備している。
【0012】上記目的を達成するために本発明では、冷
気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷却装置と、開閉自
在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有する複数
の貯蔵庫と、前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯
蔵庫の冷気吸い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口
と前記各貯蔵庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合う
ダクトと、このダクトユニットに、このダクト内の圧力
が所定の圧力以上に上昇したときに前記ダクト外と連通
する連通路とを具備している。
【0013】
【作用】このように構成されたものにおいては、優先順
位設定手段により各貯蔵庫の冷却する順序を決定し、こ
の決定した順序に基づいて1室ずつ冷却を行う。そうす
ることにより冷却送風ファンが小型化できるため冷気送
風ファンのコンパクトかが図れる。
【0014】また貯蔵庫の開閉扉が開かどうかを扉開閉
検知手段であるマイクロスイッチによって検知し開の時
は、貯蔵庫への冷気流入を制御するダンパ装置を閉とす
る。そうすることにより、開閉扉が開となっている貯蔵
庫から冷気が庫外に流出しにくくなる。
【0015】さらに、冷却装置から貯蔵庫内に冷気を送
り込むダクトに連通路を設けることにより、貯蔵庫の開
閉扉を急激に閉じて貯蔵庫内の圧力が上昇した場合で
も、圧力を低下させ貯蔵庫内の圧力上昇を防止する。そ
うすることにより圧力上昇によって他の貯蔵庫の開閉扉
が開くことを防止することができる。
【0016】
【実施例】本発明の実施例を図1乃至図16を参照し、
詳細に説明する。
【0017】図1はシステムキッチンの概要を示した図
である。図において1はシステムキッチン3の冷蔵庫を
示しており、冷蔵庫1は冷却装置5と複数の貯蔵庫7に
よって構成され、冷却装置5は冷蔵庫1の最下位に配置
された機械室13に組み入れられている。そして冷蔵庫
1を構成している各貯蔵庫7は、開閉扉25を開閉する
ことにより食品等の出し入れを行う。複数の貯蔵庫7は
それぞれ独立して形成され、組み合わせパターンの中か
らユーザが選択できるようになっている。
【0018】図2は冷却装置を示した図である。図に示
すように冷却装置5は冷気吹き出し口9,冷気戻り口1
1,圧縮機15,凝縮器17,膨張弁(図示せず),蒸
発器19,電動ファン21,冷却送風ファン23によっ
て構成されている。
【0019】上記構成における動作を説明すると、圧縮
機15によって圧縮することにより高温高圧となった冷
媒は、凝縮器17に送り出される。送り出された冷媒
は、凝縮器17において電動ファン21により強制冷却
される。この時冷媒は、第1のフィン18を通過する空
気に熱を奪われ凝縮する。凝縮し液化した冷媒は、膨張
弁(図示せず)によって減圧され、蒸発器19に送られ
る。蒸発器19に送られ低温低圧となった冷媒は、第2
のフィン20通過時に周囲の空気から熱を奪い、通過風
を冷却して冷風として、冷却送風ファン23により冷気
吹き出し口9へ向けて送り出すようになる。
【0020】図3は、組み合わされた複数の貯蔵庫の背
面を示した図である。図に示すように貯蔵庫7の背面側
には庫内と連通し合う冷気吸込口27と、冷気排出口2
9がそれぞれ設けられ、各冷気吸い込み口27と冷気排
出口29の口縁には図9に示すように弾性変形可能なシ
ール材30(図9に示す)が装着されている。さらに、
冷気吸込口27と冷気排出口29にはダクトユニット3
1の接続口33が接合され、接合部の周囲は、前記シー
ル材30によってシールが確保されている。
【0021】ダクトユニット31は工場において各貯蔵
庫7の組み合わせパターンに対応して形成され、断熱ケ
ース35によって取り囲まれた第1のダクト37と第2
のダクト39とに接続口33を有する独立した形状とな
っている。
【0022】第1のダクト37は、冷気送り出し用とな
っており基端部は冷気吹き出し口9と接続連通してい
る。また、第2のダクト39は冷気戻り用となってお
り、基端部は冷気戻り口11と接続連通している。
【0023】そして図4に示すように、第1のダクト3
7及び第2のダクト39は、交差ダクト部41において
混合し合うことなく立体的に交差誘導されるようになっ
ている。図5は貯蔵庫内の斜視図である。また図6及び
図7は図5に示した冷気吸い込み口及び冷気排出口の断
面図である。
【0024】図に示すように貯蔵庫7内背面側上方部に
は冷気吸込口27が設けられ、貯蔵庫7内背面側下方部
の冷気排出口29を有するダンパ装置43が設けられて
いる。また冷気吸込口27及びダンパ装置43には通風
口を有し食品等の接触を防止するためのカバー63及び
ダンパカバー44が設けられている。さらに、貯蔵庫7
内には庫内の温度を検知する温度センサ(図示せず),
貯蔵庫7内を冷却する順位を設定する優先順位設定装置
(図示せず),この優先順位設定装置によって設定した
順位と、この温度センサによって検知した温度と予め設
定した設定温度とを比較することによってダンパ装置4
3を制御する制御部(図示せず)が設けられている。第
1のダクト37から導かれた冷気は、冷気吸込口27か
ら吸い込まれ貯蔵庫7内全体に行き渡り、各貯蔵庫7内
を冷却する。次にダンパ装置43と優先順位設定装置と
について説明する。
【0025】図8はダンパ装置の斜視図を示しており、
図9はダンパ装置の断面図を示している。図8及び図9
に示すように、ベースプレート45に、常時接続口33
を閉塞するよう開口座48と当接し、板バネ47により
付勢された制御弁49を有する。この制御弁49は、駆
動モータ51からの動力により回転するカム体53によ
り前進後退する作動ロッド55によって開閉量が制御さ
れるユニットになっている。
【0026】上記構成を用いて動作を説明すると、この
ダンパ装置43は温度センサにより貯蔵庫7内の温度検
知し、この検知した温度と予め設定した設定温度とを制
御部(図示せず)により比較する。そしてこの比較した
結果が、貯蔵庫7内の温度が予め設定した設定温度より
高い時には、上記した冷気排出口29に設けたダンパ装
置43の制御弁49が駆動モータ51により開く(開口
量が大きくなる)方向に制御される。制御弁49を開と
し、貯蔵庫が冷却されて設定温度に達すると制御弁49
が閉じる方向に制御される。
【0027】また優先順位設定装置では、各貯蔵庫7
F,7R,7V(冷凍室,冷蔵室,野菜室)を冷却する
順番を設定する。この優先順位設定装置はユーザが今一
番冷却したい貯蔵庫7(例えば冷蔵室7R)、次に冷却
したい貯蔵庫7(冷凍室7F)、その次に冷却したい貯
蔵庫7(野菜室7V)といった様に各貯蔵庫7を冷却す
る順位を決定する。つまり各貯蔵庫7を1室ずつ冷却す
る。図10は、本発明のフローチャートを示した図であ
る。
【0028】図に示すように、まず冷却装置の運転を開
始し(ステップ1)、ユーザが各貯蔵庫7F,7R,7
V(冷凍室,冷蔵室,野菜室)の優先順位を優先順位設
定装置により設定する(ステップ2)。そして上述した
様に優先順位を、冷蔵室,冷凍室,野菜室と設定した場
合、まず冷蔵室の温度と予め設定した冷蔵室設定温度に
達したかどうかを比較する(ステップ3)。そして冷蔵
室設定温度に達していないと、冷蔵室ダンパ装置のみを
開として冷蔵室のみを冷却し(ステップ4)、冷蔵室内
が冷却され冷蔵室設定温度以下になると、冷蔵室ダンパ
装置を閉とする(ステップ5)。次に冷凍室の温度と、
予め設定した冷凍室設定温度とを比較する(ステップ
6)。冷蔵室と同様に、冷凍室設定温度に達していない
と冷凍室ダンパ装置のみを開として冷凍室のみを冷却し
(ステップ7)、冷凍室内が冷却され冷凍室設定温度以
下になると、冷凍室ダンパ装置を閉とする(ステップ
8)。次に野菜室の温度と、予め設定した野菜室設定温
度とを比較する(ステップ9)。そして野菜室設定温度
に達していないと、野菜室ダンパ装置のみを開として野
菜室のみを冷却し(ステップ10)、野菜室内が冷却さ
れ野菜室設定温度以下になると、野菜室ダンパ装置を閉
とする(ステップ11)。
【0029】また各貯蔵庫7の温度センサは常に貯蔵庫
7内の温度を検知しており、例えば優先順位が1番の冷
蔵室が冷蔵室設定温度以下になり、次に優先順位が2番
の冷凍室を冷却中に、優先順位が1番である冷蔵室の温
度が冷蔵室設定温度以上になったときは、冷凍室ダンパ
装置を閉として冷凍室の冷却をストップし、冷蔵室ダン
パ装置を開として冷蔵室の冷却を行う。上述した本発明
の第1の実施例では貯蔵庫7が3室の場合について述べ
たが、2室または4室以上になっても構わない。
【0030】また優先順位の設定はユーザが自由に行う
ことができるが、複数の貯蔵庫7の設定温度の温度の低
い順(冷凍室,冷蔵室,野菜室)に冷却を行う省エネモ
ードを設けて優先順位を決定することも可能である。次
に第2の実施例について説明する。
【0031】図5は前述したように本発明の冷蔵庫を示
した図である。図5を用いて他の実施例を説明する。即
ち、図に示すように、貯蔵庫7に開閉扉25の開閉を検
知する扉開閉検知手段であるマイクロスイッチ59,開
閉扉25が開けられたときダンパ装置43の制御弁49
を閉じさせるように制御する制御部(図示せず)が設け
られている。図11は開閉扉25が開けられたときダン
パ装置43の制御弁49を閉じさせるようにダンパ閉装
置43を動作させる電気回路を示している。図12は開
閉扉の開閉とダンパ装置の開閉のタイミングチャートで
ある。
【0032】図に示すようにマイクロスイッチ59によ
り開閉扉25が開けられたこと検知すると同時に、ダン
パ装置の制御弁49が閉じ始める。つまり冷蔵庫1運転
中に開閉扉25を開けてもダンパ装置43の制御弁49
が応答良く閉じるため、冷気が貯蔵庫7内に送り込まれ
るのを防止し、冷気が庫外に流出しにくくなるため貯蔵
庫7内の温度上昇を抑制することができる。
【0033】また図13はダンパ遅延開手段を設けた電
気回路を示した図である。このダンパ遅延開手段は、マ
イクロスイッチ59によって開閉扉25が閉じられたこ
とを検知すると同時にタイマ60を作動させ、タイマ6
0が予め設定した設定時間(例えば約10秒)経過した
かどうかを検知する。そして一定時間経過したと検知す
ると、ダンパ装置43の制御弁49を開くように動作さ
せるものである。
【0034】図14はダンパ遅延開手段を用いた開閉扉
の開閉とダンパ装置の開閉のタイミングチャートであ
る。つまり開閉扉25の開閉を頻繁に行った場合でもダ
ンパ装置43の制御弁49が無意味に開閉動作するのを
防止する。次に本発明の第3の実施例について説明す
る。
【0035】図3は、前述した本発明の貯蔵庫の背面を
示している。図に示すように、本発明の冷蔵庫1の第1
のダクト37にダクト37とダクト37外を連通する連
通部61を設けた図である。また、図15,図16は図
3に示した連通部の開及び閉状態を示した図である。図
に示すように連通部61は、連通路65,連通口73,
球状弁67,蓋69,引っかけ部77によって構成され
ている。この連通路65は連通口73を介して第1のダ
クト37と連通し、球状弁67の自重により引っかけ部
77に引っかかり冷気の漏れを防止する。つまりこの第
1のダクト37は、各貯蔵庫7と連通しているため、貯
蔵庫7の開閉扉25を勢いよく閉じられると貯蔵庫7内
の圧力が急激に上がり、冷気吸込口27を通して、第1
のダクト37内に圧力が伝播する。ところが圧力連通部
61の冷気遮断を球状弁67の自重により行っているた
め、圧力が上昇しても、引っかけ部77から球状弁67
が押し上げられ蓋69が開くために第1のダクト内37
の圧力が外気に放出され、圧力が一瞬にして低下する。
また蓋69は外気からの埃の侵入を防止する埃防止手段
として設けられている。
【0036】尚、第3の実施例ではダンパ装置43が貯
蔵庫7内の冷気排出口29に設けられ、連通部61は常
に開口している冷気吸込口27と接続している第1のダ
クト37に設けたが、ダンパ装置43が冷気排出口29
に設けた場合は連通部61を第2のダクト39に設ける
ことになる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、冷却
ファンが小型化できるため冷気送風ファンのコンパクト
化を図るという効果を得ることができる。
【0038】また、貯蔵庫の開閉扉が開となっていると
き、貯蔵庫冷気流入口に設けたダンパ装置を閉とするこ
とにより、開閉扉が開となっている貯蔵庫から冷気が流
出しにくくなるという効果を得ることができる。
【0039】さらに、圧力連通手段である圧力連通部に
より、貯蔵庫の開閉扉を急激に閉じて貯蔵庫内の圧力が
上昇した場合でも、圧力連通部により圧力を低下させ貯
蔵庫内の圧力上昇を防止するため、圧力上昇によって他
の貯蔵庫の開閉扉が開くことを防止することができると
いう効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるシステムキッチンの
概要図である。
【図2】本発明の一実施例にかかる冷却装置を示した図
である。
【図3】本発明の第1及び第3の実施例にかかる貯蔵庫
の背面図である。
【図4】本発明の一実施例にかかるダクトの交差部であ
る。
【図5】本発明の第1及び第2の実施例にかかる貯蔵庫
内の斜視図である。
【図6】本発明の第1の実施例にかかる貯蔵庫内の断面
図である。
【図7】本発明の第1の実施例にかかる貯蔵庫内の断面
図である。
【図8】本発明の一実施例にかかるダンパ装置の斜視図
である。
【図9】本発明の一実施例にかかるダンパ装置の断面図
である。
【図10】本発明の第1の実施例にかかるフローチャー
トである。
【図11】本発明の第2の実施例にかかる電気回路を示
した図である。
【図12】本発明の第2の実施例にかかるタイミングチ
ャートを示した図である。
【図13】本発明の第2の実施例にかかる電気回路を示
した図である。
【図14】本発明の第2の実施例にかかるタイミングチ
ャートを示した図である。
【図15】本発明の第3の実施例にかかる貯蔵庫内の断
面図である。
【図16】本発明の第3の実施例にかかる貯蔵庫内の断
面図である。
【符号の説明】
1…冷蔵庫,5…冷却装置,7…貯蔵庫,9…冷気吹き
出し口,11…冷気戻り口,25…開閉扉,27…冷気
吸込口,29…冷気排出口,31…ダクトユニット,3
7…第1のダクト,39…第2のダクト,43…ダンパ
装置,57…温度センサ,59…マイクロスイッチ,6
0…タイマ,61…連通部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷
    却装置と、 開閉自在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有す
    る複数の貯蔵庫と、 前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯蔵庫の冷気吸
    い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口と前記各貯蔵
    庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合うダクトと、 前記各貯蔵庫への冷気の流入または流出路の途中に前記
    貯蔵庫への冷気の流路の開閉を行うダンパ装置と、 前記複数の貯蔵庫を1つずつ冷却するように前記ダンパ
    装置を開閉する優先順位設定手段とを具備してなること
    を特徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 前記優先順位設定手段は前記複数の貯蔵
    庫を冷却する順位を設定し、各貯蔵庫の情報に基づいて
    前記ダンパ装置を制御するものであることを特徴とする
    請求項1記載の冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 冷気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷
    却装置と、 開閉自在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有す
    る複数の貯蔵庫と、 前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯蔵庫の冷気吸
    い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口と前記各貯蔵
    庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合うダクトと、 前記各貯蔵庫への冷気の流入または流出路の途中に前記
    貯蔵庫への冷気の流路の開閉を行うダンパ装置と、 前記各貯蔵庫内の温度を検知するための温度検知手段
    と、 この温度検知手段によって検知した温度検知信号に基づ
    いて前記ダンパ装置の開閉を制御する手段とを具備して
    なることを特徴とする冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 冷気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷
    却装置と、 開閉自在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有す
    る複数の貯蔵庫と、 前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯蔵庫の冷気吸
    い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口と前記各貯蔵
    庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合うダクトと、 前記各貯蔵庫への冷気の流入または流出路の途中に前記
    貯蔵庫への冷気の流路の開閉を行うダンパ装置と、 前記貯蔵庫の扉の開閉状態を検知する扉開閉検知手段
    と、 この扉開閉検知手段によって前記扉の開状態を検知した
    とき前記ダンパ装置を閉状態に制御する制御手段とを具
    備してなることを特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は前記扉開閉検知手段によ
    って前記扉が開状態から閉状態を検知したとき、閉状態
    の時間を検知し、予め設定した設定時間経過したとき前
    記ダンパ装置を開状態に制御することを特徴とする請求
    項4記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 冷気吹き出し口と冷気戻り口を有する冷
    却装置と、 開閉自在な扉及び冷気吸い込み口と冷気排出口とを有す
    る複数の貯蔵庫と、 前記冷却装置の冷気吹き出し口と前記各貯蔵庫の冷気吸
    い込み口,及び前記冷却装置の冷気戻り口と前記各貯蔵
    庫の冷気排出口とを着脱自在に接合し合うダクトユニッ
    トと、 このダクトユニットに、このダクトユニット内の圧力が
    所定の圧力以上に上昇したときに前記ダクトユニット外
    と連通する連通路とを具備してなることを特徴とする冷
    蔵庫。
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