JPH0624937B2 - 車両制御装置 - Google Patents
車両制御装置Info
- Publication number
- JPH0624937B2 JPH0624937B2 JP1867288A JP1867288A JPH0624937B2 JP H0624937 B2 JPH0624937 B2 JP H0624937B2 JP 1867288 A JP1867288 A JP 1867288A JP 1867288 A JP1867288 A JP 1867288A JP H0624937 B2 JPH0624937 B2 JP H0624937B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground
- signal
- vehicle
- point
- control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、自動列車制御装置(以下ATS装置と称す
る)等の車両制御装置に関し、車両の信号現示制御と地
上信号機の現示とを、時間的に一致させ、制御と表示を
一致させるようにしたものである。
る)等の車両制御装置に関し、車両の信号現示制御と地
上信号機の現示とを、時間的に一致させ、制御と表示を
一致させるようにしたものである。
<従来の技術> ATS装置等の車両制御装置においえは、信号冒進事故
の横死を図るため、地上信号機に信号を現示すると共
に、軌道に沿って設けられた制御点において、信号現示
情報を地上から車上に点的に伝送して、車両制御を行な
うようになっている。第3図は従来の車両制御装置の構
成を概略的に示す図で、1は軌道、2は車両、3は地上
装置、4は地上信号機、5は地上子、6は車上装置で
る。
の横死を図るため、地上信号機に信号を現示すると共
に、軌道に沿って設けられた制御点において、信号現示
情報を地上から車上に点的に伝送して、車両制御を行な
うようになっている。第3図は従来の車両制御装置の構
成を概略的に示す図で、1は軌道、2は車両、3は地上
装置、4は地上信号機、5は地上子、6は車上装置で
る。
地上装置3は地上制御装置31及び信号制御装置32等
を備え、地上制御装置32で得られた信号現示情報S1
を信号制御装置32を介して地上信号機4に伝送し、現
示を行なう。信号現示情報S1は地上子5にも与えられ
る。地上子5は点的制御点として軌道に沿って設けられ
ている。地上子5の位置する点P1は、第4図に示す如
く、R現示の停止パターンRで地上信号機4の位置する
点Psより前方に設定された信号防護区間の始端である
点P2で車両2を停止させ得る位置にある。
を備え、地上制御装置32で得られた信号現示情報S1
を信号制御装置32を介して地上信号機4に伝送し、現
示を行なう。信号現示情報S1は地上子5にも与えられ
る。地上子5は点的制御点として軌道に沿って設けられ
ている。地上子5の位置する点P1は、第4図に示す如
く、R現示の停止パターンRで地上信号機4の位置する
点Psより前方に設定された信号防護区間の始端である
点P2で車両2を停止させ得る位置にある。
車上装置6は地上子5と結合される車上子61、車上受
信装置62及び車上制御装置63等を備える。車上制御
装置63の信号は車輪21のブレーキ制御信号として利
用される。
信装置62及び車上制御装置63等を備える。車上制御
装置63の信号は車輪21のブレーキ制御信号として利
用される。
矢印a方向に走行してきた車両2が点P1を通過すると
き、地上子5と車上子61との結合により、地上装置3
で得られた信号現示情報S1が車上装置6に受信され
る。このとき、車上装置6で受信される信号現示情報S
1は、地上信号機4の現示と同じである。地上信号機4
がG現示であるときは、車上装置6で受信される信号現
示情報S1もG現示である。信号現示情報S1がG現示
であるときは、車両2は、点P1を通した後もそのまま
の速度を保って走行できる、地上信号機4がR現示であ
るときは、車上制御装置63に、第4図に示す停止パタ
ーンRが発生し、この停止パターンRに従ったブレーキ
制御が加わる。このブレーキ制御により、車両2は地上
信号機4のある点Psより前の点P2位置で停止する。
き、地上子5と車上子61との結合により、地上装置3
で得られた信号現示情報S1が車上装置6に受信され
る。このとき、車上装置6で受信される信号現示情報S
1は、地上信号機4の現示と同じである。地上信号機4
がG現示であるときは、車上装置6で受信される信号現
示情報S1もG現示である。信号現示情報S1がG現示
であるときは、車両2は、点P1を通した後もそのまま
の速度を保って走行できる、地上信号機4がR現示であ
るときは、車上制御装置63に、第4図に示す停止パタ
ーンRが発生し、この停止パターンRに従ったブレーキ
制御が加わる。このブレーキ制御により、車両2は地上
信号機4のある点Psより前の点P2位置で停止する。
<発明が解決しようとする課題> ところが、車両2が点P1を通過した後、例えばPrに
到達したときに、先行車両が閉塞を抜け出て前方進路開
通となったような場合、地上信号機4の現示がR現示か
らY現示またはG現示に変化することがある。このよう
な状態になった場合、地上信号機4のYまたはG現示に
従ったスピードで車両2を運転することが運転効率向上
の点から望ましい。しかし、地上信号機4の現示が変化
しても、車上装置側ではR現示に対応した停止パターン
Rが依然として有効である。このため、地上信号機4の
Y現示またはG現示に従ったスピードとなるように力行
運転を行なった場合、停止パターンRによる制限を受け
てしまう。このため、運転効率の向上が図れないという
問題点があった。
到達したときに、先行車両が閉塞を抜け出て前方進路開
通となったような場合、地上信号機4の現示がR現示か
らY現示またはG現示に変化することがある。このよう
な状態になった場合、地上信号機4のYまたはG現示に
従ったスピードで車両2を運転することが運転効率向上
の点から望ましい。しかし、地上信号機4の現示が変化
しても、車上装置側ではR現示に対応した停止パターン
Rが依然として有効である。このため、地上信号機4の
Y現示またはG現示に従ったスピードとなるように力行
運転を行なった場合、停止パターンRによる制限を受け
てしまう。このため、運転効率の向上が図れないという
問題点があった。
そこで、本発明の課題は、車両の信号現示制御と地上信
号機の現示とを時間的に一致させ、地上信号機の現示に
従って力行した場合でも、停止パターンによる制限を受
けないようにし得る車両制御装置を提供することであ
る。
号機の現示とを時間的に一致させ、地上信号機の現示に
従って力行した場合でも、停止パターンによる制限を受
けないようにし得る車両制御装置を提供することであ
る。
<課題を解決するための手段> 上述する従来の課題を解決するため、本発明に係る車両
制御装置は、地上側装置と、車上側装置とを含んでお
り、 前記地上側装置は、地上信号機と、第1の地上子と、第
2の地上子と、車両検知器と、地上装置とを含んでお
り、 前記地上信号機は、軌道に沿ったある地点に設置されて
おり、 前記第1の地上子は、前記地上信号機の設置点から見て
前記車両の進路後方の第1の制御点において軌道に沿っ
て設けられており、 前記第2の地上子は、前記地上信号機の上記設置点と前
記第1の制御点との間の第2の制御点において軌道に沿
って設けられており、 前記車両検知器は、前記第2の制御点の付近に設けら
れ、前記車両を検知し車両検知信号を出力するものであ
り、 前記地上装置は、現示条件及び前記車両検知信号が入力
され、前記現示条件に応じた前記信号現示情報を前記第
1の地上子及び前記地上信号機に伝送すると共に、前記
車両が前記第1の制御点を通過するときに前記地上信号
機に設定されていた信号現示が、前記車両が前記第2の
制御点を通過する以前に変化しようとしたときは、前記
車両検知信号が入力されるまで、変化後の前記信号現示
情報の前記地上信号機への伝送を遅延させ、前記車両検
知信号が入力されたときに、変化後の前記信号現示情報
を前記第2の地上子及び現示地上信号機へ同時に伝送す
るものであり、 前記車上側装置は、前記車両上に備えられ、前記第1の
地上子及び前記第2の地上子からの信号を受信し解読す
るものである。
制御装置は、地上側装置と、車上側装置とを含んでお
り、 前記地上側装置は、地上信号機と、第1の地上子と、第
2の地上子と、車両検知器と、地上装置とを含んでお
り、 前記地上信号機は、軌道に沿ったある地点に設置されて
おり、 前記第1の地上子は、前記地上信号機の設置点から見て
前記車両の進路後方の第1の制御点において軌道に沿っ
て設けられており、 前記第2の地上子は、前記地上信号機の上記設置点と前
記第1の制御点との間の第2の制御点において軌道に沿
って設けられており、 前記車両検知器は、前記第2の制御点の付近に設けら
れ、前記車両を検知し車両検知信号を出力するものであ
り、 前記地上装置は、現示条件及び前記車両検知信号が入力
され、前記現示条件に応じた前記信号現示情報を前記第
1の地上子及び前記地上信号機に伝送すると共に、前記
車両が前記第1の制御点を通過するときに前記地上信号
機に設定されていた信号現示が、前記車両が前記第2の
制御点を通過する以前に変化しようとしたときは、前記
車両検知信号が入力されるまで、変化後の前記信号現示
情報の前記地上信号機への伝送を遅延させ、前記車両検
知信号が入力されたときに、変化後の前記信号現示情報
を前記第2の地上子及び現示地上信号機へ同時に伝送す
るものであり、 前記車上側装置は、前記車両上に備えられ、前記第1の
地上子及び前記第2の地上子からの信号を受信し解読す
るものである。
<作用> 第1の地上子は、地上信号機から見て車両の進路後方の
第1の制御点において軌道に沿って設けられ、信号現示
情報を地上から車上に伝送するものであり、地上装置
は、現示条件に応じた信号現示情報を第1の地上子に伝
送すると共に、地上信号機にその信号を現示するから、
車両が第1の地上子を通過する時点では、信号現示情報
に基づき車上装置によって行なわれる車両の信号現示情
報と地上信号機の現示とが一致する。
第1の制御点において軌道に沿って設けられ、信号現示
情報を地上から車上に伝送するものであり、地上装置
は、現示条件に応じた信号現示情報を第1の地上子に伝
送すると共に、地上信号機にその信号を現示するから、
車両が第1の地上子を通過する時点では、信号現示情報
に基づき車上装置によって行なわれる車両の信号現示情
報と地上信号機の現示とが一致する。
地上装置は、車両が第1の制御点を通過するときに地上
信号機に設定されていた信号現示が、車両が第2の制御
点を通過する以前に変化しようとしたときは、車両検知
信号が入力されるまで、変化後の信号現示情報の地上信
号機への伝送を遅延させるから、車両が第2の制御点に
到達するまでは、地上信号機及び車上における信号現示
情報の変化が遅延される。
信号機に設定されていた信号現示が、車両が第2の制御
点を通過する以前に変化しようとしたときは、車両検知
信号が入力されるまで、変化後の信号現示情報の地上信
号機への伝送を遅延させるから、車両が第2の制御点に
到達するまでは、地上信号機及び車上における信号現示
情報の変化が遅延される。
そして、車両が第2の制御点に到達して、車両検知信号
が入力されときに、変化後の信号現示情報が、第2の地
上子及い地上信号機へ同時に伝送される。
が入力されときに、変化後の信号現示情報が、第2の地
上子及い地上信号機へ同時に伝送される。
このため、車両が1の制御点と第2の制御点との間の通
過する間は、信号現示情報が変化した場合でも、地上信
号機の現示を変化前に現示に保って車両側の信号現示制
御に合せ、第2の制御点を車両が通過する際に、車両側
の信号現示制御と地上信号機の現示とを同時に変更し、
両者を時間的に一致させることができる。例えば、第1
の制御点を停止パターン発生用の制御点に対応させた場
合において、この第1の制御点でR現示の停止パターン
を発生させた後、第2の制御点の手前で進路開通等によ
り地上信号機がY現示またはG現示に現示アップしたよ
うな場合、第2の制御点を車両が通過するときに、地上
信号機及び車上ともに、Y現示またはG現示に変更さ
せ、車両の信号現示制御と地上信号機の現示とを、時間
的に一致させる。従って、車両が地上信号機の現示に従
って力行した場合でも、車上装置は地上信号機と同一の
現示に従った信号現示制御ができるようになり、停止パ
ターンによる制限を受けることがなくなる。
過する間は、信号現示情報が変化した場合でも、地上信
号機の現示を変化前に現示に保って車両側の信号現示制
御に合せ、第2の制御点を車両が通過する際に、車両側
の信号現示制御と地上信号機の現示とを同時に変更し、
両者を時間的に一致させることができる。例えば、第1
の制御点を停止パターン発生用の制御点に対応させた場
合において、この第1の制御点でR現示の停止パターン
を発生させた後、第2の制御点の手前で進路開通等によ
り地上信号機がY現示またはG現示に現示アップしたよ
うな場合、第2の制御点を車両が通過するときに、地上
信号機及び車上ともに、Y現示またはG現示に変更さ
せ、車両の信号現示制御と地上信号機の現示とを、時間
的に一致させる。従って、車両が地上信号機の現示に従
って力行した場合でも、車上装置は地上信号機と同一の
現示に従った信号現示制御ができるようになり、停止パ
ターンによる制限を受けることがなくなる。
<実施例> 第1図は本発明に係る車両制御装置のブロック図であ
る。図において、第3図と同一の参照符号は同一性ある
構成部分を示している。参照符号P3は停止パターン発
生用の第1の制御点P1と地上信号機4との間に設定さ
れた第2の制御点である。第2の制御点P3には第2の
地上子7と車両検知器8とが隣接して設けられている。
第2の地上子7は、地上信号機S1を地上から車上に伝
送する。車両検知器8は、第2の制御点P3を通過する
車両2を検知し、車両検知信号S2を出力する。車両検
知器8により車両検知は、例えば、車上装置6から伝送
される列番情報の受信等によって行なうことができる。
る。図において、第3図と同一の参照符号は同一性ある
構成部分を示している。参照符号P3は停止パターン発
生用の第1の制御点P1と地上信号機4との間に設定さ
れた第2の制御点である。第2の制御点P3には第2の
地上子7と車両検知器8とが隣接して設けられている。
第2の地上子7は、地上信号機S1を地上から車上に伝
送する。車両検知器8は、第2の制御点P3を通過する
車両2を検知し、車両検知信号S2を出力する。車両検
知器8により車両検知は、例えば、車上装置6から伝送
される列番情報の受信等によって行なうことができる。
地上装置3は、現示条件S3及び車両検知信号S2が入
力され、現示条件S3に応じた信号現示情報S2を第1
の地上子7に伝送すると共に、地上信号機4にその信号
を現示する。信号現示情報S1が変化したときは、車両
新規信号S2が入力されるまで変化後の信号現示情報S
1の第2の地上子7への伝送及び地上信号機4への信号
の現示を遅延させる。具体的には、地上制御装置31
と、信号制御装置32と、受信装置33とを含んでい
る。地上制御装置31は、現示条件S3が入力され、現
示条件S3に大じた信号現示情報S2を第1の地上子5
に伝送する。信号制御装置32は、現示条件S3を発生
し、地上制御装置31に供給する。また、信号制御装置
32、地上制御装置31から供給される信号現示情報S
1に基づき地上信号機4の現示を行なう。受信装置33
は、車上装置6から伝送される列番情報等を受信し、車
両検知信号S2として地上制御装置31に供給する。地
上制御装置31は、現示条件S3が変化して信号現示情
報S1が変化したときは、車両検知信号S2が入力され
るまで、変化後の信号現示情報S1の出力を遅延させ
る。変化後の信号現示情報S1は、第2の地上子7に供
給される。
力され、現示条件S3に応じた信号現示情報S2を第1
の地上子7に伝送すると共に、地上信号機4にその信号
を現示する。信号現示情報S1が変化したときは、車両
新規信号S2が入力されるまで変化後の信号現示情報S
1の第2の地上子7への伝送及び地上信号機4への信号
の現示を遅延させる。具体的には、地上制御装置31
と、信号制御装置32と、受信装置33とを含んでい
る。地上制御装置31は、現示条件S3が入力され、現
示条件S3に大じた信号現示情報S2を第1の地上子5
に伝送する。信号制御装置32は、現示条件S3を発生
し、地上制御装置31に供給する。また、信号制御装置
32、地上制御装置31から供給される信号現示情報S
1に基づき地上信号機4の現示を行なう。受信装置33
は、車上装置6から伝送される列番情報等を受信し、車
両検知信号S2として地上制御装置31に供給する。地
上制御装置31は、現示条件S3が変化して信号現示情
報S1が変化したときは、車両検知信号S2が入力され
るまで、変化後の信号現示情報S1の出力を遅延させ
る。変化後の信号現示情報S1は、第2の地上子7に供
給される。
車上装置6には列番発生装置64と列番情報を伝送する
車上子が付加されている。
車上子が付加されている。
上記の構成において、車両2が停止パターン発生用の第
1の制御点P1を通過するときに、地上信号機4がR現
示であるとすれば、地上子5と車上子61との結合によ
りR現示の信号現示情報S1が車上装置6に受信され、
車上制御装置63に第2図に示すような停止パターンR
が発生し、車両2に停止パターンRに対応したブレーキ
制御が加わる。
1の制御点P1を通過するときに、地上信号機4がR現
示であるとすれば、地上子5と車上子61との結合によ
りR現示の信号現示情報S1が車上装置6に受信され、
車上制御装置63に第2図に示すような停止パターンR
が発生し、車両2に停止パターンRに対応したブレーキ
制御が加わる。
車両2が第1の制御点P1を通過した後、点PVにおい
て、進路開通等により、地上装置3側に現示アップの信
号現示情報S1が発生した場合は、従来は、地上信号機
4がR現示からY現示またはG現示に直ちに変化してい
たが、本発明においては、車両2が第2の制御点P3に
到達する迄、地上制御装置31から信号制御装置32を
介して供給される制御信号により地上信号機4の現示ア
ップを遅延させる。そして、車両2が第2の制御点P3
を通過するときに、受信装置33が列番情報等から車両
2の通過を検知し、車両検知信号S2を地上制御装置3
1に供給する。受信装置33から地上制御装置31に車
両検知信号S2が与えられると、地上制御装置31から
信号制御装置32への遅延制御が解除され、地上信号機
4の現示がY現示またはG現示にアップする。これと同
時に、地上制御装置31から地上子7にもY現示または
G現示の信号現示情報S1が与えられる。この信号現示
情報S1は地上子7と車上子61との結合により、車上
装置6によって受信され、車上制御装置63に設定され
た停止パターンRが、第2図の点線のように打消される
と同時に、Y現示またはG現示に変更される。従って、
車両2の信号現示制御と地上信号機4の現示とが、時間
的に一致し、第2の制御点P3を通過した後、地上信号
機4のY現示またはG現示に従って、第2図の曲線YG
のように力行した場合でも、停止パターンによる制限を
受けることがなくなる。第2の制御点P3を車両2が通
過するときに、信号現示情報S1に変更がなければその
ままの停止パターンRが継続する。
て、進路開通等により、地上装置3側に現示アップの信
号現示情報S1が発生した場合は、従来は、地上信号機
4がR現示からY現示またはG現示に直ちに変化してい
たが、本発明においては、車両2が第2の制御点P3に
到達する迄、地上制御装置31から信号制御装置32を
介して供給される制御信号により地上信号機4の現示ア
ップを遅延させる。そして、車両2が第2の制御点P3
を通過するときに、受信装置33が列番情報等から車両
2の通過を検知し、車両検知信号S2を地上制御装置3
1に供給する。受信装置33から地上制御装置31に車
両検知信号S2が与えられると、地上制御装置31から
信号制御装置32への遅延制御が解除され、地上信号機
4の現示がY現示またはG現示にアップする。これと同
時に、地上制御装置31から地上子7にもY現示または
G現示の信号現示情報S1が与えられる。この信号現示
情報S1は地上子7と車上子61との結合により、車上
装置6によって受信され、車上制御装置63に設定され
た停止パターンRが、第2図の点線のように打消される
と同時に、Y現示またはG現示に変更される。従って、
車両2の信号現示制御と地上信号機4の現示とが、時間
的に一致し、第2の制御点P3を通過した後、地上信号
機4のY現示またはG現示に従って、第2図の曲線YG
のように力行した場合でも、停止パターンによる制限を
受けることがなくなる。第2の制御点P3を車両2が通
過するときに、信号現示情報S1に変更がなければその
ままの停止パターンRが継続する。
<発明の効果> 以上述べたように、本発明によれば、車両の信号現示制
御と地上信号機の現示とを時間的に一致させ、地上信号
機の現示に従って力行した場合でも、停止パターンによ
る制限を受けないようにし得る車両制御装置を提供でき
る。
御と地上信号機の現示とを時間的に一致させ、地上信号
機の現示に従って力行した場合でも、停止パターンによ
る制限を受けないようにし得る車両制御装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る車両制御装置のブロック図、第2
図は本発明に係る車両制御装置による車両位置−車両速
度の関係を示す図、第3図は従来の車両制御装置のブロ
ック図、第4図は従来の車両制御装置による車両位置−
車両速度を示す図である。 1……軌道、2……車両 3……地上装置、4……地上信号機 5……第1の地上子、6……車上装置 7……第2の地上子、8……車両検知器 P1……第1の制御点 P3……第2の制御点 S1……信号現示情報 S2……車両検知信号 S3……現示条件
図は本発明に係る車両制御装置による車両位置−車両速
度の関係を示す図、第3図は従来の車両制御装置のブロ
ック図、第4図は従来の車両制御装置による車両位置−
車両速度を示す図である。 1……軌道、2……車両 3……地上装置、4……地上信号機 5……第1の地上子、6……車上装置 7……第2の地上子、8……車両検知器 P1……第1の制御点 P3……第2の制御点 S1……信号現示情報 S2……車両検知信号 S3……現示条件
Claims (2)
- 【請求項1】地上側装置と、車上側装置とを含む車両制
御装置であって、 前記地上側装置は、地上信号機(4)と、第1の地上子
(5)と、第2の地上子(7)と、車両検知器(8)
と、地上装置(3)とを含んでおり、 前記地上信号機(4)は、軌道(1)に沿ったある地点
(Ps)に設置されており、 前記第1の地上子(5)は、前記地上信号機(4)の設
置点(Ps)から見て前記車両(2)の進路後方の第1
の制御点(P1)において軌道(1)に沿って設けられ
ており、 前記第2の地上子(7)は、前記地上信号機(4)の前
記設置点(Ps)と前記第1の制御点(P1)との間の
第2の制御点(P3)において軌道(1)に沿って設け
られており、 前記車両検知器(8)は、前記第2の制御点(P3)の
付近に設けられ、前記車両(2)を検知し車両検知信号
(S2)を出力するものであり、 前記地上装置(3)は、現示条件(S3)及び前記車両
検知信号(S2)が入力され、前記現示条件(S3)に
応じた前記信号現示情報(S1)を前記第1の地上子
(5)及び前記地上信号機(4)に伝送すると共に、前
記車両(2)が前記第1の制御点(P1)を通過すると
きに前記地上信号機(4)に設定されていた信号現示
が、前記車両が前記第2の制御点(P3)を通過する以
前に変化しようとしたときは、前記車両検知信号(S
2)が入力されるまで、変化後の前記信号現示情報(S
1)の前記地上信号機(4)への伝送を遅延させ、前記
車両検知信号(S2)が入力されたときに、変化後の前
記信号現示情報(S1)を前記第2の地上子(7)及び
前記地上信号機(4)へ同時に伝送するものであり、 前記車上側装置は、前記車両(2)上に備えられ、前記
第1の地上子(5)及び前記第2の地上子(7)からの
信号を受信し解読するものである 車両制御装置。 - 【請求項2】前記第1の制御点(P1)は、車両停止の
信号現示情報(S1)に対して車両(2)を前記地上信
号機(4)の設置点(Ps)よりも前方(P2点)に停
止させ得る位置にある 特許請求の範囲第1項に記載の車両制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1867288A JPH0624937B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 車両制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1867288A JPH0624937B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 車両制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01194806A JPH01194806A (ja) | 1989-08-04 |
JPH0624937B2 true JPH0624937B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=11978095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1867288A Expired - Fee Related JPH0624937B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 車両制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624937B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04156726A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-29 | Nec Corp | 列車番号通知方式 |
-
1988
- 1988-01-28 JP JP1867288A patent/JPH0624937B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01194806A (ja) | 1989-08-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20110196580A1 (en) | Wireless traffic information indicating method and system | |
JPH0624937B2 (ja) | 車両制御装置 | |
JPH1125391A (ja) | 交通信号警告システム | |
JP4673498B2 (ja) | 自動列車停止装置及び自動列車停止方法 | |
JP6431103B2 (ja) | 踏切制御装置及び踏切制御方法 | |
JP2000259984A (ja) | 信号器制御システム及び制御方法 | |
JPH09226584A (ja) | 信号受信方法、対移動体信号送信方法、対移動体信号伝送装置、信号受信装置、信号送信装置 | |
JP6105239B2 (ja) | Ats装置 | |
JP3428790B2 (ja) | 閉塞装置及び車両制御装置 | |
JP2007293660A (ja) | 光ビーコン、路車間通信システム、路車間通信システムに使用される車載機、及び、路車間通信システムを利用して行う距離認識方法 | |
JP3441942B2 (ja) | 列車検知方法及びこれを用いた列車運行システム並びに列車検知装置 | |
CN108039066A (zh) | 一种新型智能交通安全行驶设备 | |
JP2966808B2 (ja) | 定位置停止制御装置 | |
JP2739428B2 (ja) | 車両長検知装置 | |
JPS6220568B2 (ja) | ||
JPH09123910A (ja) | 緊急情報伝達装置 | |
KR19980042285U (ko) | 커브길에서의 차량 정체 상황 표시시스템 | |
JP3347908B2 (ja) | 自動列車停止装置 | |
JP3407978B2 (ja) | 自動列車制御装置 | |
JP2000062613A (ja) | 車両運行管理システム | |
JP3278033B2 (ja) | 踏切制御装置 | |
JPH08182120A (ja) | ドア開閉制御方法 | |
JP2702413B2 (ja) | 道路走行援助システム | |
KR19980073974A (ko) | 원격 차량운행 자동제어시스템 | |
JPH0569827A (ja) | 車両基地内における車両の誤出発防止装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |