JPH09226584A - 信号受信方法、対移動体信号送信方法、対移動体信号伝送装置、信号受信装置、信号送信装置 - Google Patents

信号受信方法、対移動体信号送信方法、対移動体信号伝送装置、信号受信装置、信号送信装置

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JPH09226584A
JPH09226584A JP3476496A JP3476496A JPH09226584A JP H09226584 A JPH09226584 A JP H09226584A JP 3476496 A JP3476496 A JP 3476496A JP 3476496 A JP3476496 A JP 3476496A JP H09226584 A JPH09226584 A JP H09226584A
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JP
Japan
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signal
train
platform
image
video
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JP3476496A
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English (en)
Inventor
Atsushi Suzuki
淳 鈴木
Itaru Morihisa
至 森久
Satoshi Aida
悟史 会田
Satoshi Koyama
敏 小山
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Hitachi Ltd
Yagi Antenna Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Yagi Antenna Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転士に監視責任のある範囲でのみ、監視映
像が表示されるようにすることを目的とする。 【解決手段】 カメラ1,3により撮影された列車の側
面、扉部等は、送信装置9、10により常に発信されてい
る。列車在線位置検知装置14は列車の在線位置を検知し
映像切換装置15に出力する。映像切換装置15は、在線位
置情報に応じて、受信装置12に受信開始/受信停止、映
像の切換を行わせる。これにより運転台モニタ13に
は、運転士に監視責任のある範囲でのみ監視映像が表示
される。また、列車の位置に応じて、表示させる映像の
内容が変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上から移動体
(特に、列車)への信号送信方法及び装置に関し、特
に、必要な領域においてのみ、信号の受信などを行うよ
うにした信号送信方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄道業界においては安全確保が最重要の
課題である。特に、人身事故につながりやすいホームで
の事故を防ぐためには、ホームから発車時の列車の側
面、および出発時の扉閉め操作を行う場合における扉部
(総じて車側監視)を監視することが必要である。
【0003】ところで、主として経営上の問題から、現
在はワンマン運転を行う列車が多い。ワンマン運転を行
う場合には、運転士自身が車側の監視を行わなければな
らない。しかし、列車はその全長が長く、また、駅によ
ってはホームがカーブしているため、運転手が一人で、
肉眼のみで直接監視することは困難である。
【0004】そのためこの監視を助けるため、地上に設
置したテレビカメラで車側を撮影し、その映像を車上へ
伝送して運転台のモニタに表示させる方法がある。この
ようにすることで、運転士は運転台に居ながら列車の全
長にわたってその車側を監視することができる。このよ
うな技術は、例えば、特開昭57−170638号公報
に開示されている。また、特開昭58−43859号公
報には、複数のカメラによって得た映像を合成して一台
のモニタに表示させることで、省スペース化を図るとと
もに、すべてのカメラによる撮影範囲を常に監視できる
ようにした技術がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では映像の伝送媒体として光,電波を使用するととも
に、当該映像が必要とされる領域(具体的には、ホー
ム、ホーム手前)に列車があるか否かに関わらず常に映
像を発信していた。そのため、当該列車の運転手の監視
責任範囲以外のエリア(例えば駅間)においてまで映像
が受信・表示されてしまっていた(継続受信)。また、
一度消えた映像が再び表示されてしまうことがあった
(再受信)。
【0006】このように監視責任範囲外のエリアにおい
てまで必要のない映像が表示されてしまうと、運転士の
注意力が散漫となり、却って、本来の業務である運転業
務に支障を来すことにもなりかねなかった。
【0007】また、複数の映像を運転台へ伝送した場合
は映像が重なり監視に耐えられなくなる可能性もあっ
た。
【0008】本発明は、安全確保上必要な映像等を監視
責任範囲でのみ提供することで、運転士の負担を減ら
し、ワンマン運転支援をより一層強めた地上と移動体と
の間での信号受信方法、対移動体信号送信方法、対移動
体信号伝送装置、信号受信装置、信号送信装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】本発明は、その情報を必要とする領域に存
在する移動体に対してのみ、当該情報を提供することを
可能とした信号受信方法、対移動体信号送信方法、対移
動体信号伝送装置、信号受信装置、信号送信装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたものであり、その第1の態様として
は、移動体に装着して用いられる信号受信装置におい
て、上記信号を出力する出力器を備え、外部から送信さ
れてくる1または2以上の信号を受信してこれを上記出
力器から出力する受信・出力処理を行う受信・出力手段
と、当該移動体の位置を検出する位置検出手段と、上記
位置検出手段の検出検出結果に基づき当該移動体があら
かじめ定められた範囲内にいるか否かを判定し、該判定
の結果、当該移動体があらかじめ定められた範囲にある
時のみ上記受信・出力手段に上記受信・出力処理を行わ
せる切換手段と、を有することを特徴とする信号受信装
置が提供される。
【0011】上記切換手段は、上記移動体の位置に応じ
て、上記受信・出力手段に上記受信・出力処理を行わせ
る信号を切り換えるものであることが好ましい。
【0012】上記移動体は、列車であり、上記出力器は
映像を表示する表示器であり、外部から送信されてくる
上記信号には、ホームに沿って敷設された軌道を映した
映像信号(以下“軌道映像信号”)と、ホームに位置す
る当該列車の車体側部を映した映像信号(以下“車体側
部映像信号”)とがあり、上記切換手段は、当該列車が
上記ホームへの進入する前の範囲にある時には、上記軌
道映像信号の受信・出力処理を行わせ、一方、当該列車
のホームでの停止位置から当該列車の最後尾がホームを
抜けきるまでの範囲においては、上記車体側部映像信号
の受信・出力処理を行わせるものであることが好まし
い。
【0013】上記表示器は、上記列車の運転台に設置さ
れていることが好ましい。
【0014】本発明の第2の態様としては、地上に設置
され、移動体へ向けて信号を送信する信号送信装置にお
いて、別途用意された信号を、上記移動体に向けて送信
する送信器と、上記移動体の位置を検出する検出器と、
上記検出器の検出結果に基づいて上記移動体があらかじ
め定められた範囲内にいるか否かを判定し、該判定の結
果、上記あらかじめ定められた範囲内に上記移動体がい
る場合のみ、上記送信装置に上記送信を行わせる切換器
と、を有することを特徴とする信号送信装置が提供され
る。
【0015】上記移動体は、列車であり、上記信号は、
ホームに沿って敷設された軌道を映した映像信号(以下
“軌道映像信号”)と、ホームに位置する当該列車の車
体側部を映した映像信号(以下“車体側部映像信号”)
とがあり、上記切換器は、当該列車が上記ホームへの進
入する前の範囲にある時には、上記送信器に上記軌道映
像信号を送信させ、一方、当該列車のホームでの停止位
置から当該列車の最後尾がホームを抜けきるまでの範囲
においては、上記送信器に上記車体側部映像信号を送信
させるものであることが好ましい。
【0016】本発明の第3の態様としては、地上と移動
体との間で映像信号を授受する信号伝送装置において、
地上に設置され、別途用意された情報を示す信号を送信
する送信装置と、上述の第1の態様の信号受信装置と、
を有することを特徴とする対移動体信号伝送装置が提供
される。
【0017】本発明の第4の態様としては、地上と移動
体との間で映像信号を授受する信号伝送装置において、
上述の第2の態様の信号送信装置と、上記信号送信装置
から送られてくる信号を受信・出力する、上記移動体に
設置された受信・出力装置と、を有することを特徴とす
る対移動体信号伝送装置が提供される。
【0018】本発明の第5の態様としては、移動体にお
ける信号受信方法において、当該移動体の位置を検出
し、当該移動体があらかじめ定められた範囲にあるとき
だけ、別途送られてくる信号を受信すること、を特徴と
する信号受信方法が提供される。
【0019】本発明の第6の態様としては、移動体に向
けて信号を送信する対移動体信号送信方法において、あ
らかじめ定められた範囲における移動体の有無を検出
し、当該あらかじめ定められた範囲に上記移動体がいる
ときだけ、別途用意された信号を送信すること、を特徴
とする対移動体信号送信方法が提供される。
【0020】上述した各態様における作用を説明する。
【0021】まず、第1、第3、第5の態様についてま
とめて説明する。
【0022】地上に設置された送信装置は、常に、別途
用意された情報を示す信号を送信している。
【0023】位置検出手段は、当該移動体の位置を検出
する。切換手段は、位置検出手段の検出結果に基づき当
該移動体があらかじめ定められた範囲内にいるか否かを
判定する。該判定の結果、移動体があらかじめ定められ
た範囲にある時には、外部から送信されてくる信号を受
信してこれを出力器(例えば、信号が映像信号である場
合には、表示器)から出力する処理(受信・出力処理)
を行わせる。また、上記受信・出力手段に上記受信・出
力処理を行わせる信号を切り換える。例えば、移動体が
列車である場合には、切換手段は、当該列車が上記ホー
ムへの進入する前の範囲にある時には、軌道映像信号の
受信・出力処理を行わせ、一方、当該列車のホームでの
停止位置から当該列車の最後尾がホームを抜けきるまで
の範囲においては、上記車体側部映像信号の受信・出力
処理を行わせる。
【0024】次に、第2、第4、第6の態様についてま
とめて説明する。
【0025】検出器は、移動体の位置を検出している。
切換器は、検出器の検出結果に基づいて、あらかじめ定
められた範囲に上記移動体がいるか否かを判定する。該
判定の結果、あらかじめ定められた範囲に上記移動体が
いる場合には、切換器は送信装置に別途用意された信号
を上記移動体に向けて送信させる。例えば、移動体が列
車である場合には、切換器は、列車が上記ホームへの進
入する前の範囲にある時には、送信器に上記軌道映像信
号を送信させる。一方、当該列車のホームでの停止位置
から当該列車の最後尾がホームを抜けきるまでの範囲に
おいては、送信器に車体側部映像信号を送信させる。
【0026】移動体に設置された受信・出力装置は、信
号送信装置から送られてくる信号を受信・出力してい
る。これによりあらかじめ定められた範囲でのみ上述し
た信号が出力されることになる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を用いて
説明する。
【0028】本実施形態のシステム構成を図1、図2を
用いて説明する。
【0029】本実施形態のシステムは、地上に設置され
る装置(以下“地上設備”と言う)と、列車に搭載され
る装置(以下“車上設備”と言う)とから成る。図1は
システム構成をブロック図により整理して示したもので
あり、一方、図2は同じ構成を実際の状況での設置場所
を含めて示したものである。
【0030】地上設備は、映像の撮影および発信をする
ためのものである。本実施形態では、列車が当該撮影映
像を用いて監視を行う必要がある領域にいるか否かに関
わらず、常に、撮影及び映像信号の発信を行うようにな
っている。
【0031】地上設備には、車側監視カメラ1、前方監
視カメラ3、画面合成器5,6、変調器7,8、送信装
置9,10がある。
【0032】車側監視カメラ1−1〜1−n は、ホー
ムにおいて、列車の側面,扉部を撮影するものである
(以下、車側監視カメラ1−1〜1−nを総称して、単
に、“車側監視カメラ1“と呼ぶ。)。列車が長い場
合、また、ホームがカーブしている場合は、車側監視カ
メラ1が一台だけでは十分に監視できない。そのため、
本実施形態では、該車側監視カメラ1を複数台(ここで
は、n台)設けている。
【0033】前方監視カメラ3−1〜3−mは、軌道の
駅のホームに沿った部分の映像を撮影するものである。
以下、前方監視カメラ3−1〜3−mを総称して、単
に、“前方監視カメラ3“と呼ぶ。ホームがカーブして
いる場合は、前方監視カメラ3が1台だけでは十分に監
視ができない。そのため、本実施形態では、該前方監視
カメラ3を複数台(ここでは、m台)設けている。
【0034】画面合成器5は、n台の車側監視カメラ1
が撮影した映像を、一台のモニタに表示可能なように合
成するためのものである。これは、後述する運転台モニ
タ13は設置場所の関係から少ない台数で運用するのが
望ましいために設けたものである。
【0035】画面合成器6は、 m台の前方監視カメラ
3が撮影した映像を、一台のモニタに表示可能なように
合成するためのものである。これは、後述する運転台モ
ニタ13は設置場所の関係から少ない台数で運用するの
が望ましいために設けたものである。
【0036】変調器7,8は、画面合成器5,6によっ
て合成された後の映像信号を変調するためのものであ
る。
【0037】送信装置9,10は、変調器7,8により
変調された映像信号を、車両11に伝送するためのもの
である。本実施形態の送信装置9,10は、送信媒体と
して、ミリ波,マイクロ波を代表とする電波を用いてい
る。従って、図面上明らかではないが、送信装置9,1
0は送信器、送信アンテナから構成される。送信媒体と
して電波を使用した場合には、アンテナのビーム角が比
較的広いというメリットがある。送信媒体としては、こ
のほかに光を用いることが考えられる。光を使用した場
合には、免許が不要、混信に強いというメリットがあ
る。光を使用する場合には、送信装置9,10は送光回
路部、送光器で構成されることになる。
【0038】次に、車上設備について説明する。
【0039】車上設備は、地上設備から送られてきた映
像信号を必要に応じて受信し、表示するためのものであ
る。本実施形態の車上設備は、送られてくる映像を用い
て監視を行うべき領域に列車がいる時だけ、受信処理を
行うようになっている。
【0040】車上設備には、受信装置12、運転台モニ
タ13、列車在線位置検知車上装置14、映像切換装置
15がある。
【0041】受信装置12は、送信装置9,10により
送られてきた信号を受信するものである。該受信装置1
2は、映像切換装置15からの指示に従って、その受信
の開始/停止、受信周波数の変更を行う構成となってい
る。受信装置12は、車両11の前後にそれぞれ設けて
いる。本実施形態では、送信媒体として電波を用いてい
るため、該受信装置12は受信器、受信アンテナから構
成される。なお、送信媒体として光を用いる場合には、
受信装置12は受光回路部、受光器から構成されること
になる。
【0042】運転台モニタ13は、送信装置9,10か
ら送られてきた映像(つまり、車側監視カメラ1によっ
て撮影された当車両11の側面部、前方監視カメラ3に
よって撮影されたホーム軌道上部の映像)を表示するた
めのものである。該運転台モニタ13はその名の通り運
転台に設置されている。運転士は、該運転台モニタ13
に映し出されている映像を見ることで安全を確認でき
る。運転台モニタ13は、車両11の前後にそれぞれ設
けられている。運転台モニタ13に表示されている車側
監視映像の一例を図3に示した。既に述べたとおり、運
転台モニタ13には、複数台のカメラ1,3で撮影した
映像を合成したものを表示させることができるようにな
っている(注:合成処理自体は、上述の画面合成器5,
6が行う)。図3(a)は、2台の前方監視カメラ3の
撮影した映像を合成して表示させている場合を示す。図
3(b)は、2台の車側監視カメラ1の撮影した映像を
合成して表示させている場合を示す。
【0043】列車在線位置検知車上装置14は、当該列
車の存在する位置(在線位置)を検知するものである。
列車在線位置検知車上装置14は検出結果(在線位置情
報)を映像切換装置15に出力している。列車在線位置
検知車上装置14として、本実施形態では速度発電機を
車両11の車輪に取り付け、該速度発電機の出力データ
を用いて、列車の走行距離を算出する方式のものを採用
している。速度発電機とは、車輪の回転状況に応じて発
電を行い、その回転状況を示す信号を出力するものであ
る。速度発電機は、既に多くの車両に導入されている。
従って、本実施形態を適用するに当たっては、新たに列
車在線位置検知車上装置14を列車に追加装着する必要
はない。しかし、列車在線位置検知車上装置14の具体
的構成はこれに限定されるものではなく、列車の在線位
置を検出できさえすれば、他のどのような装置を用いて
も構わない。列車在線位置検知車上装置14について
は、例えば、「第26回 鉄道におけるサイバネティク
ス利用国内シンポジウム論文集」に記載されている。
【0044】映像切換装置15は、列車在線位置検知車
上装置14からの信号に基づいて、映像の受信開始、切
換、受信停止の指示を受信装置12に出力するものであ
る。映像切換装置15は、あらかじめ設定されたスケジ
ュールを備えている。このスケジュールには、映像の表
示開始/表示停止のタイミング、表示させる映像の種類
が規定されている。例えば、列車停止時に列車側面部映
像の表示を開始し、列車最後尾がホームを抜け切った時
に表示を終了することを規定しておいてもよい。映像切
換装置15は、列車在線位置検知車上装置14から入力
された在線位置と、このスケジュールとを照合すること
で、運転台モニタ13への表示の有無、表示すべき映像
の種類を決定する。そして、その決定内容を示す信号を
受信装置12に出力するようになっている。本実施形態
においては、後ほど動作説明で述べるるA地点とB地点
との間の範囲、C地点とD地点との間の範囲で、映像信
号の受信・表示を行うようにしている。
【0045】なお、手動での映像切換も可能とするた
め、運転台には映像切換装置15の操作装置(図示せ
ず)が設けられている。
【0046】特許請求の範囲において言う“位置検出手
段”とは、本実施形態においては列車在線位置検知車上
装置14に相当する。“切換手段”とは、映像切換装置
15に相当する。“あらかじめ定められた範囲”とは、
本実施形態では、後述するA地点とB地点との間、C地
点とD地点との間に相当する。“受信・出力手段”と
は、運転台モニタ13及び受信装置12に相当する。
“出力器”とは、運転台モニタ13に相当する。
【0047】動作概要を図4を用いて説明する。
【0048】車側監視カメラ1、前方監視カメラ3によ
って撮影された映像は、画面合成器5,6、変調器7,
8、送信装置9,10によって、常に発信されている。
【0049】列車在線位置検知車上装置14は、当該列
車の在線位置を検知し、映像切換装置15に対し在線位
置情報を伝送する。映像切換装置15はこの在線位置情
報と自らが有するスケジュールとを照らし合わせ、その
結果に応じて、受信装置12に受信の開始,停止、映像
の切り換えをさせる。
【0050】前方監視映像が必要な地点(A地点)に列
車が到達すると、列車在線位置検知車上装置14は映像
切換装置15に対し在線位置情報(この場合、A地点に
到達したという情報)を伝送する。すると、映像切換装
置15は、受信装置12に前方監視映像の取り込みを開
始させる。これにより、運転台モニタ13には前方監視
映像が表示される(図3(a)参照)。この場合のA地
点の一例としては、列車が常用最大ブレーキをかけてホ
ーム直前で停止可能な限界の地点が挙げられる。
【0051】この後、列車が前方監視映像が不要となる
地点(B地点)を通過すると、列車在線位置検知車上装
置14は在線情報(この場合、B地点に到達したという
情報)を映像切換装置15に伝送する。すると、映像切
換装置15は、受信装置12に前方監視映像の取り込み
を停止させる。これにより、運転台モニタ13には前方
監視映像が表示されなくなる。この場合のB地点の一例
としては、運転士が目視でホーム軌道上の監視が可能と
なる地点が挙げられる。
【0052】車側監視映像が必要な地点(C地点)に列
車が到達すると、列車在線位置検知車上装置14は映像
切換装置15に在線位置情報(この場合、C地点に到達
したという情報)を伝送する。すると、映像切換装置1
5は、受信装置12に車側監視映像の取り込みを開始さ
せる。これにより、運転台モニタ13には車側監視映像
が表示されることになる(図3(a)参照)。この場合
のC地点の一例としては、列車の停止位置が挙げられ
る。
【0053】この後、列車が車側監視映像が不要となる
地点(D地点)を通過すると、列車在線位置検知車上装
置14は映像切換装置15に在線位置情報(この場合、
D地点に到達したという情報)を伝送する。すると、映
像切換装置15は受信装置12に車側監視映像の取り込
みを停止させる。これにより、運転台モニタ13には、
車側監視映像が表示されなくなる。この場合のD地点の
一例として、列車の最後尾がホームを抜け切った地点が
挙げられる。
【0054】なお、B地点とC地点とは同一地点であっ
てもよい。この場合には、B(C)地点に到達した時点
で、映像を前方監視映像から車側監視映像に切り替えさ
せる。
【0055】次に、映像切換装置15による映像切換処
理について、図5を用いて改めて説明する。
【0056】映像切換装置15は、列車在線位置検知車
上装置14からの入力信号に基づいて、A地点に達した
か否かを判定している(ステップ50)。該判定の結
果、A地点に達していた場合には、受信装置12に指示
を出して、前方監視映像を受信させる。これにより運転
台モニタ13には、該前方監視映像が表示される(ステ
ップ52)。
【0057】この後続いて、映像切換装置15はB地点
に達したか否かを判定する(ステップ54)。該判定の
結果、B地点に達していた場合には、受信装置12に指
示を出して、前方監視映像の受信を停止させる。これに
より運転台モニタ13には、該前方監視映像が表示され
なくなる(ステップ56)。
【0058】さらに、映像切換装置15は、列車在線位
置検知車上装置14からの入力信号に基づいて、C地点
に達したか否かを判定している(ステップ58)。該判
定の結果、C地点に達していた場合には、受信装置12
に指示を出して、車側監視映像を受信させる。これによ
り運転台モニタ13には、該車側監視映像が表示される
(ステップ60)。
【0059】この後続いて、映像切換装置15はD地点
に達したか否かを判定する(ステップ62)。該判定の
結果、D地点に達していた場合には、受信装置12に指
示を出して、車側監視映像の受信を停止させる。これに
より運転台モニタ13には、該車側監視映像が表示され
なくなる(ステップ64)。
【0060】本発明の第2の実施形態を説明する。
【0061】本実施形態は、列車の在線位置を検知する
装置および映像を切り換える装置を地上側に配置したも
のである。そのため、本実施形態では、第1の実施形態
の列車在線位置検知車上装置14に代わって列車在線位
置検知地上装置16を、また、映像切換装置15に代わ
って映像切換装置17を、地上に備えている。
【0062】列車在線位置検知地上装置16は、当該列
車の存在する位置(在線位置)を検知するものである。
列車在線位置検知地上装置16は検出結果を映像切換装
置17に出力している。列車在線位置検知地上装置16
として、本実施形態では軌道回路と呼ばれるレールに流
れる電流を利用して列車の位置を検知する方式のものを
採用している。但し、検知方式はこの方式に限定される
ものではなく、他の方式(例えば、地上と車上との間で
授受する電波の周波数を利用するトランスポンダ方式)
でも構わない。これらの方式は既に多くの鉄道で導入さ
れているため、本発明を適用するに当たって新たに装置
を追加する必要はない。列車在線位置検知地上装置16
については、例えば「土木技術者のための鉄道工学」に
記載されている。
【0063】映像切換装置17は、あらかじめ設定され
たスケジュールを備えている。このスケジュールには、
映像信号の送信開始/停止のタイミング、送信させる映
像の種類が規定されている。例えば、列車停止時に列車
側面部の映像信号の送信を開始し、列車最後尾がホーム
を抜け切った時に送信を終了することを規定しておいて
もよい。映像切換装置17は、列車在線位置検知地上装
置16から入力された在線位置と、このスケジュールと
を照合することで、その時送信すべきか否か、また送信
すべき映像の種類を決定する。そして、その決定内容を
示す信号を送信装置9、10に出力するようになってい
る。本実施形態においては、後ほど動作説明で述べるA
地点とB地点との間の範囲、C地点とD地点との間の範
囲で、映像信号の送信を行うようにしている。
【0064】送信装置9,10は、それぞれ映像切換装
置17からの指示に従って、映像信号の送信の開始、停
止を行うようになっている。両者は、送信の開始・停止
を互いに独立的に行うようになっている。
【0065】受信装置12は、常に受信状態とされてい
る。しかし、有効な受信が行われていない場合(言い換
えれば、所定周波数の信号が送られてきていない場合)
には、自動的に運転台モニタ13に対して別途用意され
た映像(例えば、特定のパターン)を表示させるように
なっている。これは、運転台モニタ13にノイズが表示
され見苦しくなるのを防ぐためである。受信装置12か
ら有効な映像信号が送られてこない場合には、運転台モ
ニタ13自身が表示を停止するような回路を備えること
でも同様の効果を得ることができる。
【0066】特許請求の範囲において言う“検出器”と
は、本実施形態においては列車在線位置検知地上装置1
6に相当する。“切換器”とは、映像切換装置17に相
当する。“受信・出力装置”とは、受信装置12及び運
転台モニタ13に相当する。“あらかじめ定められた範
囲”とは、本実施形態ではA地点とB地点との間、C地
点とD地点との間に相当する。
【0067】次に、動作概要を図4を用いて説明する。
【0068】列車在線位置検知地上装置16は、列車の
位置を検出し、その検出結果(在線位置情報)映像切換
装置17に知らせている。映像切換装置17はこの在線
位置情報と、自らの有するスケジュールとを照らし合わ
せることで、映像信号送信の開始/停止を決定し、その
決定結果(映像信号送信の開始/停止)を送信装置9,
10に指示する。送信装置9,10は、映像切換装置1
7からの指示に従って、映像信号送信を開始/停止す
る。
【0069】一方、車上設備の受信装置12等は、常に
受信・表示状態となっている。従って、列車の運転台モ
ニタ13には、当該列車が監視責任範囲にある時のみ、
当該監視に必要な映像が表示されることになる。
【0070】前方監視映像の監視を必要とする地点(A
地点)に列車が到達すると、列車在線位置検知地上装置
16は映像切換装置17に対しA地点に列車が到達した
こと知らせる。すると、映像切換装置17は送信装置1
0に前方監視映像の伝送を開始させる。これにより、運
転台モニタ13には前方監視映像が表示されることにな
る。この場合のA地点の一例としては、列車が常用最大
ブレーキをかけてホーム直前で停止可能な限界の地点が
挙げられる。
【0071】この後、列車が前方監視映像が不要となる
地点(B地点)を通過すると、列車在線位置検知地上装
置16は映像切換装置17に対し、列車がB地点を通過
したことを知らせる。すると、映像切換装置17は送信
装置10に前方監視映像の伝送を停止させる。これによ
り運転台モニタ13には前方監視映像が表示されなくな
る。この場合のB地点の一例としては、運転士が目視で
ホーム軌道上の監視が可能となる地点が挙げられる。
【0072】車側監視映像が必要な地点(C地点)に列
車が到達すると、列車在線位置検知地上装置16は映像
切換装置17に対し、C地点に列車が到達したことを知
らせる。すると、映像切換装置17は送信装置10に対
し車側監視映像の伝送を開始させる。これにより、運転
台モニタ13には車側監視映像が表示されるようにな
る。この場合のC地点の一例としては、列車の停止位置
が挙げられる。
【0073】この後、車側監視映像が不要となる地点
(D地点)を列車が通過すると、列車在線位置検知地上
装置16は映像切換装置17に、D地点を列車が通過し
たことを知らせる。すると、映像切換装置17は送信装
置10に車側監視映像の伝送を停止させる。これにより
運転台モニタ13には車側監視映像が表示されなくな
る。この場合のD地点の一例としては、列車の最後尾が
ホームを抜け切った地点が挙げられる。
【0074】なお、B地点とC地点とは同一地点であっ
てもよい。この場合には、B(C)地点に到達した時点
で、運転台モニタ13に表示される映像は、前方監視映
像から車側監視映像に切り替わることになる。
【0075】次に、映像切換装置17による映像切換処
理について、図5を用いて改めて説明する。
【0076】映像切換装置17は、列車在線位置検知地
上装置16からの入力信号に基づいて、A地点に達した
列車があるか否かを判定している(ステップ50)。該
判定の結果、A地点に達した列車がいた場合には、送信
装置10に指示を出して、前方監視映像を送信させる
(ステップ52)。列車の受信装置12はこれを受信
し、運転台モニタ13には該前方監視映像が表示される
ことになる。
【0077】この後続いて、映像切換装置17は当該列
車がB地点に達したか否かを判定する(ステップ5
4)。該判定の結果、B地点に達していた場合には、送
信装置10に指示を出して、前方監視映像の送信を停止
させる(ステップ56)。すると、列車の受信装置12
にはなにも受信されなくなり、運転台モニタ13には該
前方監視映像が表示されなくなる。
【0078】さらに、映像切換装置17は、列車在線位
置検知地上装置16からの入力信号に基づいて、C地点
に達した列車があるか否かを判定している(ステップ5
8)。該判定の結果、C地点に達した列車があった場合
には、送信装置9に指示を出して、車側監視映像を送信
させる(ステップ60)。列車の受信装置12はこれを
受信し、運転台モニタ13には該車側監視映像が表示さ
れることになる。
【0079】この後続いて、映像切換装置17は当該列
車がD地点に達したか否かを判定する(ステップ6
2)。該判定の結果、D地点に達していた場合には、送
信装置9に指示を出して、車側監視映像の送信を停止さ
せる(ステップ64)。これにより運転台モニタ13に
は、該車側監視映像が表示されなくなる。
【0080】以上説明した第1、第2の実施形態によれ
ば、列車が映像による監視が必要なエリア内に電車がい
るときのみ、運転台のモニタに映像が表示される。従っ
て、映像の再受信、継続受信によって、運転士の注意力
が散漫となることを防ぐことができる。
【0081】また、列車進入以前にホーム軌道上の様子
を運転台で確認できるため、乗客のホーム転落や触車な
ど不慮の事故を未然に防ぐことができる。
【0082】上記実施形態では、前方監視カメラ、車側
監視カメラのみを前提としていた。しかし、踏切を撮影
するカメラを設けてもよい。この場合には、踏切の手前
側所定のエリア内で、その撮影映像を運転台モニタ13
に表示させることで、踏切事故の防止を図ることができ
る。
【0083】ホームを複数備えた駅では、車両の両側で
乗客の乗降が行われる場合がある。従って、到着するホ
ームの前方監視映像、乗降を行っている扉部の監視映像
のみを選択して受信(あるいは、送信)、表示させても
よい。これは、列車自ら(あるいは、地上設備)が既に
持っている列車が進むべき進路の情報、扉の開閉情報等
をも映像切換器15、17が利用するようにすることで
容易に可能である。
【0084】上記第1の実施形態では、受信装置の動作
状態を変更することで、表示の有無を切り換えていた。
しかし、運転台モニタ13の動作状態を変更することで
も同様の効果が得られる。また、第2の実施形態では、
送信装置の動作状態を変更することで、表示の有無を切
り換えていた。しかし、カメラ1,3等の他の装置の動
作状態を変更することでも同様の効果が得られる。
【0085】本発明を応用すれば、設備の保守情報デー
タ,乗客への案内情報データ,音声データ等を、地上と
車両との間で必要なエリア内でのみ送受信することも可
能である。
【0086】上記実施形態では、列車の“位置”を検出
していた。しかし、映像による監視の必要な領域内での
列車の“有無”さえ分かれば、必ずしも、列車の位置ま
では分からなくても構わない。
【0087】当該移動体があらかじめ定められた領域に
いる場合に所定の情報信号を受信する、あるいは、あら
かじめ定められた領域に移動体が存在する場合に所定の
情報信号を送信する、という本発明は、自動車への渋滞
情報の提供などにも適用可能である。この場合、自動車
自らの位置の検出は、自動車に搭載されるナビゲーショ
ンシステム等で既に広く用いられているGPS装置、ジ
ャイロ等を利用可能である。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、当該情報を必要な領域
にいる移動体へのみ情報を提供できる。例えば、本発明
を鉄道に適用した場合には、列車の側面監視、および前
方監視を運転士が行う際に以下のような効果が期待でき
る。
【0089】列車がホームに進入する際にカーブなどで
前方が見にくい駅では、列車進入以前のホーム軌道上映
像を運転台で監視することにより乗客のホーム転落によ
る触車など不慮の事故を未然に防ぐことができる。
【0090】運転士の監視責任範囲(ホーム停車時から
列車最後尾が抜け切るまで)でのみ映像を提供すること
が可能となる。従って、必要のない映像によって運転士
の注意力が散漫になるようなことを防ぐことができる。
また、映像の切換、表示/表示停止は、自動的に行われ
るため、運転士の負荷が増大することもない。これは、
運転士の監視責任範囲の明確化にもつながる。
【0091】映像の切り換え制御を監視責任範囲に応じ
て行うため、映像の重複を避けることが可能となる。
【0092】複数台のカメラによって得られた映像を合
成しているため、1台のモニタで複数部分を監視でき
る。従って、必要なモニタ台数が少なく、運転台の省ス
ペース化が可能である。
【0093】車上側で列車の在線位置を検知し、映像の
受信開始,切り換え,受信停止を行う場合には、さらに
以下のような効果が得られる。
【0094】(a)映像の受信開始、切り換え、受信停
止の一連の作業が、車上に設置した装置のみで一貫して
行える。
【0095】(b)モニタの延寿命化が可能となる。
【0096】(c)地上で処理を行う場合と比較して、
精度が増す。
【0097】(d)運転台における手動切り換えが可能
となる。
【0098】一方、地上側で列車の在線位置を検知し、
映像の伝送開始,切り換え,伝送停止を行う場合には以
下のような効果が得られる。
【0099】(e)映像の伝送開始、切り換え、伝送停
止の一連の作業が、地上に設置した装置のみで一貫して
行える。
【0100】(f)送信装置の省電力が可能となる。
【0101】(g)車上で処理を行う場合と比較して、
映像の伝送開始,切り換え,伝送停止を行う地点を変更
する場合などにおける設備の改修量が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の装置構成を示すブロ
ック図である。
【図2】装置構成を実際の状況と対応して示した図であ
る。
【図3】運転台モニタ13の表示例を示す図である。
【図4】軌道と列車との位置関係図である
【図5】映像切換装置15,17の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第2の実施形態の装置構成を示すブロ
ック図である。
【図7】装置構成を実際の状況と対応して示した図であ
る。
【符号の説明】 1…車側監視カメラ、3…前方監視カメラ、5…画面合
成器、6…画面合成器、7…変調器、8…変調器、9…
送信装置、10…送信装置、11…車両、12…受信装
置、13…運転台モニタ、14…列車在線位置検知車上
装置、15…映像切換装置、16…列車在線位置検知地
上装置、17…映像切換装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 会田 悟史 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所システム事業部内 (72)発明者 小山 敏 東京都千代田区内神田一丁目6番10号 八 木アンテナ株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】移動体に装着して用いられる信号受信装置
    において、 上記信号を出力する出力器を備え、外部から送信されて
    くる1または2以上の信号を受信してこれを上記出力器
    から出力する受信・出力処理を行う受信・出力手段と、 当該移動体の位置を検出する位置検出手段と、 上記位置検出手段の検出結果に基づき当該移動体があら
    かじめ定められた範囲内にいるか否かを判定し、該判定
    の結果、当該移動体があらかじめ定められた範囲にある
    時のみ上記受信・出力手段に上記受信・出力処理を行わ
    せる切換手段と、 を有することを特徴とする信号受信装置。
  2. 【請求項2】上記切換手段は、上記移動体の位置に応じ
    て、上記受信・出力手段に上記受信・出力処理を行わせ
    る信号を切り換えるものであること、 を特徴とする請求項1記載の信号受信装置。
  3. 【請求項3】上記移動体は、列車であり、 上記出力器は映像を表示する表示器であり、 外部から送信されてくる上記信号には、ホームに沿って
    敷設された軌道を映した映像信号(以下“軌道映像信
    号”)と、ホームに位置する当該列車の車体側部を映し
    た映像信号(以下“車体側部映像信号”)とがあり、 上記切換手段は、当該列車が上記ホームへの進入する前
    の範囲にある時には、上記軌道映像信号の受信・出力処
    理を行わせ、一方、当該列車のホームでの停止位置から
    当該列車の最後尾がホームを抜けきるまでの範囲におい
    ては、上記車体側部映像信号の受信・出力処理を行わせ
    るものであること、 を特徴とする請求項2記載の信号受信装置。
  4. 【請求項4】上記表示器は、上記列車の運転台に設置さ
    れていること、 を特徴とする請求項3記載の信号受信装置。
  5. 【請求項5】地上に設置され、移動体へ向けて信号を送
    信する信号送信装置において、 別途用意された信号を、上記移動体に向けて送信する送
    信器と、 上記移動体の位置を検出する検出器と、 上記検出器の検出結果に基づいて上記移動体があらかじ
    め定められた範囲内にいるか否かを判定し、該判定の結
    果、上記あらかじめ定められた範囲内に上記移動体がい
    る場合のみ、上記送信装置に上記送信を行わせる切換器
    と、 を有することを特徴とする信号送信装置。
  6. 【請求項6】上記移動体は、列車であり、 上記信号は、ホームに沿って敷設された軌道を映した映
    像信号(以下“軌道映像信号”)と、ホームに位置する
    当該列車の車体側部を映した映像信号(以下“車体側部
    映像信号”)とがあり、 上記切換器は、当該列車が上記ホームへの進入する前の
    範囲にある時には、上記送信器に上記軌道映像信号を送
    信させ、一方、当該列車のホームでの停止位置から当該
    列車の最後尾がホームを抜けきるまでの範囲において
    は、上記送信器に上記車体側部映像信号を送信させるも
    のであること、 を特徴とする請求項5記載の信号送信装置。
  7. 【請求項7】地上と移動体との間で映像信号を授受する
    信号伝送装置において、 地上に設置され、別途用意された情報を示す信号を送信
    する送信装置と、 請求項1記載の信号受信装置と、 を有することを特徴とする対移動体信号伝送装置。
  8. 【請求項8】地上と移動体との間で映像信号を授受する
    信号伝送装置において、 請求項5記載の信号送信装置と、 上記信号送信装置から送られてくる信号を受信・出力す
    る、上記移動体に設置された受信・出力装置と、 を有することを特徴とする対移動体信号伝送装置。
  9. 【請求項9】移動体における信号受信方法において、 当該移動体の位置を検出し、当該移動体があらかじめ定
    められた範囲にあるときだけ、別途送られてくる信号を
    受信すること、 を特徴とする信号受信方法。
  10. 【請求項10】移動体に向けて信号を送信する対移動体
    信号送信方法において、 あらかじめ定められた範囲における移動体の有無を検出
    し、当該あらかじめ定められた範囲に上記移動体がいる
    ときだけ、別途用意された信号を送信すること、 を特徴とする対移動体信号送信方法。
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