JPH06249372A - 輸送物漏出検知ホ−ス - Google Patents
輸送物漏出検知ホ−スInfo
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- JPH06249372A JPH06249372A JP50A JP5964193A JPH06249372A JP H06249372 A JPH06249372 A JP H06249372A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 5964193 A JP5964193 A JP 5964193A JP H06249372 A JPH06249372 A JP H06249372A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 本発明は輸送物漏出検知構造ホ−スに関し、
特に言えば、簡単な構造のもとで輸送流体の漏出を外部
への漏出のおそれなしに、流体の漏出の有無を容易に検
知することができる構造としたホ−スに係るものであ
る。 【構成】 流体輸送ホ−ス本体の外周に、二次補強層を
形成して流体の漏出を防止した流体輸送ホ−スであっ
て、ホ−ス端に装着された連結フランジの取付金具上に
ホ−ス本体端部を乗り越えて二次補強層端部を形成し、
両端部間において当該二次補強層の外周にわたって環状
凹部を形成したことを特徴とする輸送物漏出検知ホ−
ス。
特に言えば、簡単な構造のもとで輸送流体の漏出を外部
への漏出のおそれなしに、流体の漏出の有無を容易に検
知することができる構造としたホ−スに係るものであ
る。 【構成】 流体輸送ホ−ス本体の外周に、二次補強層を
形成して流体の漏出を防止した流体輸送ホ−スであっ
て、ホ−ス端に装着された連結フランジの取付金具上に
ホ−ス本体端部を乗り越えて二次補強層端部を形成し、
両端部間において当該二次補強層の外周にわたって環状
凹部を形成したことを特徴とする輸送物漏出検知ホ−
ス。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は輸送物漏出検知構造ホ−
スに関し、特に言えば、簡単な構造のもとで輸送流体の
漏出を外部への漏出のおそれなしに、流体の漏出の有無
を容易に検知することができる構造としたホ−スに係る
ものである。
スに関し、特に言えば、簡単な構造のもとで輸送流体の
漏出を外部への漏出のおそれなしに、流体の漏出の有無
を容易に検知することができる構造としたホ−スに係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】タンカ−にて輸送される石油の積出し、
積み下しの一つの方法として、海上にあるタンカ−と陸
上にある石油タンク間をホ−スにて連結して海上輸送さ
れるが、何んらかの原因で不具合を生じた際にはホ−ス
に亀裂を生じて流体が海上に流れ出すという事故が発生
する。海上に石油等が流れ出せば、経済的な損失ばかり
でなく、その付近の生態系はくずれ、魚類や海鳥等大き
な影響をもたらすこととなる。
積み下しの一つの方法として、海上にあるタンカ−と陸
上にある石油タンク間をホ−スにて連結して海上輸送さ
れるが、何んらかの原因で不具合を生じた際にはホ−ス
に亀裂を生じて流体が海上に流れ出すという事故が発生
する。海上に石油等が流れ出せば、経済的な損失ばかり
でなく、その付近の生態系はくずれ、魚類や海鳥等大き
な影響をもたらすこととなる。
【0003】このため、ホ−スからの流体の漏出を防止
し、更には異常を外部からいち早く検出し、大事故を未
然に防ぐ各種の手段が取られている。流体の漏出を防止
するものとしては、ホ−ス本体の外周上に二次的な補強
層を設けることによって、ホ−スの亀裂部等から漏出す
る流体を外部に拡散するのを防止する手段がある。この
ホ−ス本体から流体が漏出していることを検知する第1
の方法としては、二次補強層をホ−スの軸線方向に弛み
をもたせて配置しておき、ホ−スの本体から漏出してく
る流体の圧力で弛みが伸ばされて周方向に膨張する現象
を外部から目視にて検知する方法がある。第2の方法と
しては、ホ−ス端部近くに流体検知機構を設置し、ホ−
ス本体から漏出してくる流体を二次補強層内側で保持し
つつホ−ス端部まで導き、機械式又は電気式等の各種の
検知機構にて検知する方法がある。
し、更には異常を外部からいち早く検出し、大事故を未
然に防ぐ各種の手段が取られている。流体の漏出を防止
するものとしては、ホ−ス本体の外周上に二次的な補強
層を設けることによって、ホ−スの亀裂部等から漏出す
る流体を外部に拡散するのを防止する手段がある。この
ホ−ス本体から流体が漏出していることを検知する第1
の方法としては、二次補強層をホ−スの軸線方向に弛み
をもたせて配置しておき、ホ−スの本体から漏出してく
る流体の圧力で弛みが伸ばされて周方向に膨張する現象
を外部から目視にて検知する方法がある。第2の方法と
しては、ホ−ス端部近くに流体検知機構を設置し、ホ−
ス本体から漏出してくる流体を二次補強層内側で保持し
つつホ−ス端部まで導き、機械式又は電気式等の各種の
検知機構にて検知する方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した第1の検知方
法は、予め図5に示すようなホ−ス構造としておくもの
である。即ち、内面ゴム1、ゴム層2、このゴム層2中
に埋設された帆布3、ワイヤ4、埋ゴム5、外面ゴム6
からなるホ−ス本体の外周に、更に弛みをもたせた状態
で二次補強層10が備えられているものである。従って
何んらかの原因によってホ−ス本体に亀裂等を生じた場
合には、ホ−ス本体と二次補強層10との間に流体20
が漏出し、この二次補強層10が膨満する。従って、こ
れを目視にて確認すればよいこととなるが、二次補強層
10は弛みをもたせながらホ−ス本体上に積層すること
を要するため、これを連続的に成型することが難かし
く、製造に長時間を要する等の問題点がある。
法は、予め図5に示すようなホ−ス構造としておくもの
である。即ち、内面ゴム1、ゴム層2、このゴム層2中
に埋設された帆布3、ワイヤ4、埋ゴム5、外面ゴム6
からなるホ−ス本体の外周に、更に弛みをもたせた状態
で二次補強層10が備えられているものである。従って
何んらかの原因によってホ−ス本体に亀裂等を生じた場
合には、ホ−ス本体と二次補強層10との間に流体20
が漏出し、この二次補強層10が膨満する。従って、こ
れを目視にて確認すればよいこととなるが、二次補強層
10は弛みをもたせながらホ−ス本体上に積層すること
を要するため、これを連続的に成型することが難かし
く、製造に長時間を要する等の問題点がある。
【0005】又、一般にはホ−ス本体と二次補強層10
間に流体が漏出した場合には、ホ−スの周方向に30%
程度の膨張が可能なように設計されているが、通常は海
上に浮かせてあるホ−スは70〜80%は海中にあるた
め、ホ−ス外径が30%程度膨満しても海上に露出して
いる部分が元々少なく、又、海が荒れて波等がある場合
は、目視では発見しにくいものである。更に、かかる二
次補強層10は本体から流出した流体を安全に保持する
ため、通常はホ−ス本体の常用設計圧力の2倍以上の耐
圧力で設計される。しかるに、異常検知機能として外径
が20〜30%膨満するように設計されるため、耐圧径
が大きくなり、規定の耐圧力を得るためには通常よりも
多く補強層が必要となるため、極めてコスト高なものと
なってしまうという欠点もある。
間に流体が漏出した場合には、ホ−スの周方向に30%
程度の膨張が可能なように設計されているが、通常は海
上に浮かせてあるホ−スは70〜80%は海中にあるた
め、ホ−ス外径が30%程度膨満しても海上に露出して
いる部分が元々少なく、又、海が荒れて波等がある場合
は、目視では発見しにくいものである。更に、かかる二
次補強層10は本体から流出した流体を安全に保持する
ため、通常はホ−ス本体の常用設計圧力の2倍以上の耐
圧力で設計される。しかるに、異常検知機能として外径
が20〜30%膨満するように設計されるため、耐圧径
が大きくなり、規定の耐圧力を得るためには通常よりも
多く補強層が必要となるため、極めてコスト高なものと
なってしまうという欠点もある。
【0006】第2の検知方法にあっては、図6にて示さ
れるようなホ−ス本体の外周に二次補強層10が備えら
れ、その端部に透明な窓31を有する漏出流体検出室3
2を備えたものがある。このため、ホ−ス本体に亀裂を
生じた場合には、前例と同様にホ−ス本体と二次補強層
10との間に流体20が流れ出し、この流体20が前記
した室32内にも侵入することとなる。従って、予め備
えられた窓31より流体20の存在を確認することがで
きるものである。
れるようなホ−ス本体の外周に二次補強層10が備えら
れ、その端部に透明な窓31を有する漏出流体検出室3
2を備えたものがある。このため、ホ−ス本体に亀裂を
生じた場合には、前例と同様にホ−ス本体と二次補強層
10との間に流体20が流れ出し、この流体20が前記
した室32内にも侵入することとなる。従って、予め備
えられた窓31より流体20の存在を確認することがで
きるものである。
【0007】又、図示はしないが、前記した室と同様の
室内にピストンを備えておき、漏出流体がこの室内に侵
入した際にピストンが押されてピストン棒が外部に突出
させ、これを目視することによって流体の存在、即ち、
ホ−ス本体から流体の漏出の有無を検知することができ
るものである。
室内にピストンを備えておき、漏出流体がこの室内に侵
入した際にピストンが押されてピストン棒が外部に突出
させ、これを目視することによって流体の存在、即ち、
ホ−ス本体から流体の漏出の有無を検知することができ
るものである。
【0008】しかるに、この第2の検知方法は、ホ−ス
端部付近に機械的な検知機構を設置したものであって、
異常の有無を確認するために、ボ−トでホ−スに接近し
て調べるか、ダイバ−等によって目視にて確認する必要
があり、この維持点検に多大な工数とコストがかかって
しまう。又、ホ−ス端部に電気的な検知機構を設置した
場合には、海洋条件に耐える密閉容器と流体の露出を検
出するための電源を必要とし、イニシャルコストが多く
かかる上、長期的な信頼性にまだ問題点が残されてい
る。
端部付近に機械的な検知機構を設置したものであって、
異常の有無を確認するために、ボ−トでホ−スに接近し
て調べるか、ダイバ−等によって目視にて確認する必要
があり、この維持点検に多大な工数とコストがかかって
しまう。又、ホ−ス端部に電気的な検知機構を設置した
場合には、海洋条件に耐える密閉容器と流体の露出を検
出するための電源を必要とし、イニシャルコストが多く
かかる上、長期的な信頼性にまだ問題点が残されてい
る。
【0009】本発明は、以上のような従来の技術に鑑み
なされたものであって、これらの問題点を解決し、ホ−
ス本体からの漏出流体を二次補強層で安全に保持すると
同時に、異常の検知を容易に行い得るようにした構造の
ホ−スを提供することを目的としている。
なされたものであって、これらの問題点を解決し、ホ−
ス本体からの漏出流体を二次補強層で安全に保持すると
同時に、異常の検知を容易に行い得るようにした構造の
ホ−スを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本第1発明の要旨は、流
体輸送ホ−ス本体の外周に、二次補強層を形成して流体
の漏出を防止した流体輸送ホ−スであって、ホ−ス端に
装着された連結フランジの取付金具上にホ−ス本体端部
を乗り越えて二次補強層端部を形成し、両端部間におい
て当該二次補強層の外周にわたって環状凹部を形成した
ことを特徴とする輸送物漏出検知ホ−スに係るものであ
る。
体輸送ホ−ス本体の外周に、二次補強層を形成して流体
の漏出を防止した流体輸送ホ−スであって、ホ−ス端に
装着された連結フランジの取付金具上にホ−ス本体端部
を乗り越えて二次補強層端部を形成し、両端部間におい
て当該二次補強層の外周にわたって環状凹部を形成した
ことを特徴とする輸送物漏出検知ホ−スに係るものであ
る。
【0011】そして、本第2発明の要旨は、流体輸送ホ
−ス本体の外周に二次補強層を形成して流体の漏出を防
止した流体輸送ホ−スであって、ホ−ス端に装着された
連結フランジの取付金具上にホ−ス本体端部を乗り越え
て二次補強層端部を形成し、両端部間において当該二次
補強層の外周にわたって環状凹部を形成し、当該環状凹
部に可塑性材料よりなる環体を嵌め合わせ、漏出流体に
よってこの凹部が膨満した際に、環体の径が拡大変形す
ることを特徴とする輸送物漏出検知ホ−スに係るもので
ある。
−ス本体の外周に二次補強層を形成して流体の漏出を防
止した流体輸送ホ−スであって、ホ−ス端に装着された
連結フランジの取付金具上にホ−ス本体端部を乗り越え
て二次補強層端部を形成し、両端部間において当該二次
補強層の外周にわたって環状凹部を形成し、当該環状凹
部に可塑性材料よりなる環体を嵌め合わせ、漏出流体に
よってこの凹部が膨満した際に、環体の径が拡大変形す
ることを特徴とする輸送物漏出検知ホ−スに係るもので
ある。
【0012】ホ−ス本体と二次補強層間は、通常は漏出
流体がホ−ス端部へ導びかれるように、流体の侵入圧に
よって剥離する処理が施されるのがよい。この場合、ホ
−ス自体の屈曲によっては剥離せず、流体圧7〜10k
g/cm2 程度によって剥離する接着力を付与しておく
のがよい。又、場合によっては、ホ−スの長さ方向に前
記の凹部に向けて複数の非接着面を形成しておき、漏出
流体はこの部位を流れて凹部に到達できるようにしても
よい。この非接触面としては例えば幅5〜10mmのも
のでホ−スの周囲に4〜5本も形成しておけば充分であ
る。本第2発明に用いられる前記凹部に嵌め込まれる環
状の可塑性材料としては、例えば塩化ビニルやポリエチ
レン等の合成樹脂製の環体が用いられる。
流体がホ−ス端部へ導びかれるように、流体の侵入圧に
よって剥離する処理が施されるのがよい。この場合、ホ
−ス自体の屈曲によっては剥離せず、流体圧7〜10k
g/cm2 程度によって剥離する接着力を付与しておく
のがよい。又、場合によっては、ホ−スの長さ方向に前
記の凹部に向けて複数の非接着面を形成しておき、漏出
流体はこの部位を流れて凹部に到達できるようにしても
よい。この非接触面としては例えば幅5〜10mmのも
のでホ−スの周囲に4〜5本も形成しておけば充分であ
る。本第2発明に用いられる前記凹部に嵌め込まれる環
状の可塑性材料としては、例えば塩化ビニルやポリエチ
レン等の合成樹脂製の環体が用いられる。
【0013】
【作用】本第1発明にあっては、ホ−ス本体に亀裂が入
り、前記した凹部へ漏出流体が達すると、この部位の二
次補強層が膨満することとなり、外部より目視にて漏出
流体の有無を確認できることとなったものである。
り、前記した凹部へ漏出流体が達すると、この部位の二
次補強層が膨満することとなり、外部より目視にて漏出
流体の有無を確認できることとなったものである。
【0014】又、本第2発明にあっては、凹部へ漏出流
体が達すると二次補強層が膨満することは第1発明と同
様であるが、この凹部の膨満につれて、この部位へ嵌め
込まれていた可塑性材料よりなる環体も、その径を拡大
して広がることとなる。従って、この拡大した環体を確
認することによって漏出流体の有無を検知できるもので
あって、本第2発明の更なる特徴は、漏出流体の存在が
なくなった場合でも環体がその径を拡大したままで残る
ため、流体漏出のあったホ−スであることが一目で確認
できる特徴がある。
体が達すると二次補強層が膨満することは第1発明と同
様であるが、この凹部の膨満につれて、この部位へ嵌め
込まれていた可塑性材料よりなる環体も、その径を拡大
して広がることとなる。従って、この拡大した環体を確
認することによって漏出流体の有無を検知できるもので
あって、本第2発明の更なる特徴は、漏出流体の存在が
なくなった場合でも環体がその径を拡大したままで残る
ため、流体漏出のあったホ−スであることが一目で確認
できる特徴がある。
【0015】
【実施例】以下、本発明のホ−スを図面をもって更に詳
細に説明する。図1は本第1発明のホ−スの要部断面図
である。図中、1は内面ゴムであり、通常は耐油性を確
保するため、例えばニトリルゴム等にて構成されてい
る。21及び22 はこの内面ゴム1の表面を覆うゴム層
であり、これには内面ゴム1を巻回する合成繊維製のコ
−ドよりなる補強層31 、32 が埋設されている。そし
てこれらを外囲いして補強ワイヤ4が巻回されている。
この補強ワイヤ4は、ホ−ス内圧に耐えるだけの強度を
確保するものであり、この補強ワイヤ4、4間は埋ゴム
5にて満たされている。又、6はこの外周を覆う外面ゴ
ムである。尚、補強層31 、32 はスチ−ルコ−ドであ
っても構わないし、更には、目的によっては補強ワイ
ヤ、埋ゴムを省略する場合もある。そして、ゴム層2
1 、22 は、連結フランジ40に連続する取付金具41
上に配置されており、この取付金具41にはリブ42
1 、422 が形成されていて、前記ゴム層21 、22
は、このリブ421 及び422 を乗り越えてビ−ド43
1及び432 に巻き掛けされてホ−ス本体が構成され
る。
細に説明する。図1は本第1発明のホ−スの要部断面図
である。図中、1は内面ゴムであり、通常は耐油性を確
保するため、例えばニトリルゴム等にて構成されてい
る。21及び22 はこの内面ゴム1の表面を覆うゴム層
であり、これには内面ゴム1を巻回する合成繊維製のコ
−ドよりなる補強層31 、32 が埋設されている。そし
てこれらを外囲いして補強ワイヤ4が巻回されている。
この補強ワイヤ4は、ホ−ス内圧に耐えるだけの強度を
確保するものであり、この補強ワイヤ4、4間は埋ゴム
5にて満たされている。又、6はこの外周を覆う外面ゴ
ムである。尚、補強層31 、32 はスチ−ルコ−ドであ
っても構わないし、更には、目的によっては補強ワイ
ヤ、埋ゴムを省略する場合もある。そして、ゴム層2
1 、22 は、連結フランジ40に連続する取付金具41
上に配置されており、この取付金具41にはリブ42
1 、422 が形成されていて、前記ゴム層21 、22
は、このリブ421 及び422 を乗り越えてビ−ド43
1及び432 に巻き掛けされてホ−ス本体が構成され
る。
【0016】ホ−ス本体は符号1〜6からなるものであ
って、この外周をゴム層7にて包むこととなるが、本発
明にあっては、二次補強層10をその間に介在したもの
である。かかる二次補強層10は、ホ−ス本体の場合と
同様に備えられたリブ423 を乗り越え、ビ−ド433
に巻き掛けされて固定されるものである。この二次補強
層10中には、一般に合成繊維製のコ−ド33 が埋設さ
れている。
って、この外周をゴム層7にて包むこととなるが、本発
明にあっては、二次補強層10をその間に介在したもの
である。かかる二次補強層10は、ホ−ス本体の場合と
同様に備えられたリブ423 を乗り越え、ビ−ド433
に巻き掛けされて固定されるものである。この二次補強
層10中には、一般に合成繊維製のコ−ド33 が埋設さ
れている。
【0017】しかるに、二次補強層10の端部にあって
は、ホ−ス本体の端部を乗り越えかつリブ423 を乗り
越えるために、ホ−スの外周に環状の凹部44が形成さ
れることとなる。このため、何らかの理由でホ−ス本体
に亀裂等が入り、輸送流体20が二次補強層10にまで
侵入した場合には、ホ−スの径は拡大するが、図2に示
すように、特にこの凹部44は大きく膨満することとな
る。この膨らみを目視にて観察すればよいこととなる。
尚、ここでは二次補強層10は、一般にはナイロンやポ
リエステル繊維等の合成繊維製のコ−ド33 が使用さ
れ、これにゴムが被覆された状態で用いられる。又、重
ねられる二次補強層10中のコ−ド33 の枚数は、ホ−
スサイズによって異なり、漏出してきた流体を安全に保
持できる耐圧に設計されるものである。かかる二次補強
層10は、場合によってはスポンジ等の浮力材の内側又
は外側或いはこの層を二分する位置に配置することもで
きる。
は、ホ−ス本体の端部を乗り越えかつリブ423 を乗り
越えるために、ホ−スの外周に環状の凹部44が形成さ
れることとなる。このため、何らかの理由でホ−ス本体
に亀裂等が入り、輸送流体20が二次補強層10にまで
侵入した場合には、ホ−スの径は拡大するが、図2に示
すように、特にこの凹部44は大きく膨満することとな
る。この膨らみを目視にて観察すればよいこととなる。
尚、ここでは二次補強層10は、一般にはナイロンやポ
リエステル繊維等の合成繊維製のコ−ド33 が使用さ
れ、これにゴムが被覆された状態で用いられる。又、重
ねられる二次補強層10中のコ−ド33 の枚数は、ホ−
スサイズによって異なり、漏出してきた流体を安全に保
持できる耐圧に設計されるものである。かかる二次補強
層10は、場合によってはスポンジ等の浮力材の内側又
は外側或いはこの層を二分する位置に配置することもで
きる。
【0018】図3は本第2発明の実施例を示すホ−ス端
部の断面図であり、ホ−ス全体の構造は図1にて示すも
のと同様であるが、二次補強層10で形成された凹部4
4には塩化ビニル製の環体45が嵌め込まれたものであ
る。従って、ホ−ス本体に亀裂が入って二次補強層10
に漏出流体20が侵入した場合には、前記したように凹
部44が特に膨満するが、この膨満につれて図4に示す
ごとく環体45の径が拡張することになる。このため、
この環体45を目視することによって、ホ−ス本体に亀
裂が入ったか否かが容易に判明されることになったもの
である。
部の断面図であり、ホ−ス全体の構造は図1にて示すも
のと同様であるが、二次補強層10で形成された凹部4
4には塩化ビニル製の環体45が嵌め込まれたものであ
る。従って、ホ−ス本体に亀裂が入って二次補強層10
に漏出流体20が侵入した場合には、前記したように凹
部44が特に膨満するが、この膨満につれて図4に示す
ごとく環体45の径が拡張することになる。このため、
この環体45を目視することによって、ホ−ス本体に亀
裂が入ったか否かが容易に判明されることになったもの
である。
【0019】そして、更にこの第2発明の優れたところ
は、環体45が可塑性材料でできているため、漏出流体
20が取り除かれたとしても、環体45の径は拡大した
ままとなり、どのホ−スに亀裂が入ったかを補修後にあ
っても容易に分別できるものとなったことである。
は、環体45が可塑性材料でできているため、漏出流体
20が取り除かれたとしても、環体45の径は拡大した
ままとなり、どのホ−スに亀裂が入ったかを補修後にあ
っても容易に分別できるものとなったことである。
【0020】
【発明の効果】本発明のホ−スは以上の通りの特徴を有
するものであって、異常の発生したホ−スの端部に設け
た凹部が逆に膨満することにより、更にはこの部位に嵌
め込まれた環体の径が、漏出流体の圧力により永久変形
をもたらしてその径を拡大したままとなる。従って、こ
れを目視することによって異常発生を生じたホ−スが容
易に見分けられることになるのである。一方では、ホ−
ス端部に機械的或いは電気的な検知機構を設置すること
がないので、長期使用に対する信頼性が大幅に改善され
る。
するものであって、異常の発生したホ−スの端部に設け
た凹部が逆に膨満することにより、更にはこの部位に嵌
め込まれた環体の径が、漏出流体の圧力により永久変形
をもたらしてその径を拡大したままとなる。従って、こ
れを目視することによって異常発生を生じたホ−スが容
易に見分けられることになるのである。一方では、ホ−
ス端部に機械的或いは電気的な検知機構を設置すること
がないので、長期使用に対する信頼性が大幅に改善され
る。
【図1】図1は第1発明のホ−スの要部断面図である。
【図2】図2は図1に示す第1発明のホ−スの流体の漏
出の際の要部断面図である。
出の際の要部断面図である。
【図3】図3は第2発明のホ−スの要部断面図である。
【図4】図4は図3に示す第2発明のホ−スの流体の漏
出の際の要部断面図である。
出の際の要部断面図である。
【図5】図5は従来の検知方法1を備えたホ−ス構造の
断面図である。
断面図である。
【図6】図6は従来の検知方法2を備えたホ−ス構造の
断面図である。
断面図である。
1‥‥内面ゴム、 2‥‥ゴム層、 21 、22 ‥‥内面ゴムの表面を覆うゴム層、 3、31 、32 、33 ‥‥コ−ド、 4‥‥補強ワイヤ、 5‥‥埋ゴム、 6‥‥外面ゴム、 7‥‥最外殻となるゴム層、 10‥‥二次補強層、 20‥‥流体、 31‥‥透明な窓、 32‥‥漏出流体検出室、 40‥‥連結フランジ、 41‥‥取付金具、 421 、422 、423 ‥‥リブ、 431 、432 ‥‥ビ−ド、 44‥‥凹部、 45‥‥環体。
Claims (2)
- 【請求項1】 流体輸送ホ−ス本体の外周に、二次補強
層を形成して流体の漏出を防止した流体輸送ホ−スであ
って、ホ−ス端に装着された連結フランジの取付金具上
にホ−ス本体端部を乗り越えて二次補強層端部を形成
し、両端部間において当該二次補強層の外周にわたって
環状凹部を形成したことを特徴とする輸送物漏出検知ホ
−ス。 - 【請求項2】 流体輸送ホ−ス本体の外周に、二次補強
層を形成して流体の漏出を防止した流体輸送ホ−スであ
って、ホ−ス端に装着された連結フランジの取付金具上
にホ−ス本体端部を乗り越えて二次補強層端部を形成
し、両端部間において当該二次補強層の外周にわたって
環状凹部を形成し、当該環状凹部に可塑性材料よりなる
環体を嵌め合わせ、漏出流体によってこの凹部が膨満し
た際に、環体の径が拡大変形することを特徴とする輸送
物漏出検知ホ−ス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05964193A JP3354621B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 輸送物漏出検知ホ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05964193A JP3354621B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 輸送物漏出検知ホ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06249372A true JPH06249372A (ja) | 1994-09-06 |
JP3354621B2 JP3354621B2 (ja) | 2002-12-09 |
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Family Applications (1)
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JP05964193A Expired - Fee Related JP3354621B2 (ja) | 1993-02-23 | 1993-02-23 | 輸送物漏出検知ホ−ス |
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JP (1) | JP3354621B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010002037A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 高圧ホースの寿命検知装置 |
-
1993
- 1993-02-23 JP JP05964193A patent/JP3354621B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010002037A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 高圧ホースの寿命検知装置 |
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Publication number | Publication date |
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