JPH0624930U - 長尺物包装用段ボールシート加工機 - Google Patents

長尺物包装用段ボールシート加工機

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JPH0624930U
JPH0624930U JP039320U JP3932092U JPH0624930U JP H0624930 U JPH0624930 U JP H0624930U JP 039320 U JP039320 U JP 039320U JP 3932092 U JP3932092 U JP 3932092U JP H0624930 U JPH0624930 U JP H0624930U
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sheet
cutting
roller
processed
cutter
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攻 仲山
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株式会社林鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 スロッター溝切込み加工と折曲げ用の罫線押
し加工が行える長尺物包装用段ボールシート加工機を提
供する。 【構成】 被加工シートAの供給側と出口側とにその被
加工シートAを挟持して移送させるフィードローラ3,
4が配設され、フィードローラ3,4の間に複数の罫線
押しローラ32を備える折り目線形成機構30と複数のカッ
ティングローラ14及び受けローラ12を備えるスロッター
溝形成機構10が設けられ、スロッター溝形成機構10は被
加工シートAを挟んで一方に配されるカッター溝13を有
する受けローラ12に対してカッティングローラ14に受け
ローラ12のカッター溝13に係合する円弧状のカッター15
が固着され、カッティングローラ14は制御機構40の作動
指令によって被加工シートAの両端部が通過するときカ
ッター15の刃先が所要長さその被加工シートAと接して
所要長さのスロッター溝bを切込み形成するように回転
させるように構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は主としてサッシュ等の長尺の物品を包装するのに用いられる段ボール シートを加工する長尺物包装用段ボールシート加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、アルミニウム製のサッシュ等長尺の物品を包装するのに用いられる包装 容器としての箱は、段ボール紙によって形成されている。この種の包装箱は一般 に胴部を閉じて両端に被包装物が挿入できる蓋または底付きの開口部が形成され る。そのために所要長さの段ボールシートから容器の胴を形成できる幅に組立の ための「のり代」を加えた幅で所要長さに切断され、胴部の形成幅に比べて長さ 方向に長く、その両端部に蓋部及び底部を形成するフラップを加工する必要があ る。
【0003】 このような長尺物の包装容器では通常の包装箱のように打ち抜き型を用いて材 料シートから打ち抜くことが困難であるので、図8で示すように長手方向両端部 のフラップaを形成するためにスロッター溝bの切込みや「のり代」c形成のた めの角切りdを行うのに、材料シートの向きを振り替えて片方ずつ加工している 。また、胴部形成のための折り目線eとなる罫線押し加工を必要とする。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のような長尺物の包装容器は、従来の加工法ではどうしても回分操作にな るので作業性の向上が望めない。また、胴折り曲げのための罫線押し加工につい ても、別途罫線押し加工手段によって行われることになるので、容器の組立前工 程に多くの人手が必要となり、そのためコスト高になることが避けられない。
【0005】 本考案ではこのような問題点を解決するために、所要寸法の材料シートを一方 から供給して両端部での所要長さのスロッター溝切断加工と胴部での折曲げ用の 罫線押し加工とが連続して同時に行えるように構成された長尺物包装用段ボール シート加工機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記のような目的を達成するために、被加工シートを走行させて罫線 押し加工とスロッター溝切断加工とが連続して行える段ボールシート加工機であ って、 前記被加工シートの送り込み側と出口側とにその被加工シートを挟持して移送 させるフィードローラ対が配設され、これら両フィードローラ対の間に複数の罫 線押しローラを備える折り目線形成機構と複数のカッティングローラ及び受けロ ーラを備えるスロッター溝形成機構が設けられ、前記スロッター溝形成機構は前 記被加工シートを挟んで一方に配されるカッター溝を有する受けローラに対して 他方に配されるカッティングローラに前記受けローラのカッター溝に係合する円 弧状のカッターが固着され、このカッティングローラは制御機構の作動指令によ って前記被加工シートの両端部が通過するときのみ前記カッターの刃先が所要長 さその被加工シートと接して所要長さのスロッター溝を切込み形成するように回 転させる構成であることを特徴とする。
【0007】
【作用】
このように構成される本考案の長尺物包装用段ボールシート加工機は、被加工 シートが供給されて所要長さ移動すると制御機構において設定された寸法に応じ て被加工シートの長手方向の両端部にスロッター溝が切断形成されるとともに、 そのスロッター溝を繋いで胴部の折り目線が付けられることになり、被加工シー トを一定方向に供給して連続的に加工できることになる。
【0008】
【実施例】
以下本考案の長尺物包装用段ボールシート加工機についてその一実施例に基づ いて図面を参照しつつ説明する。 図1に示されるのは本考案の長尺物包装用段ボールシート加工機の縦断面図であ る。図2は図1の平面図である。図3は要部の拡大正面図である。図4は図3の IV−IV視一部断面図である。図5はスロッター溝形成機構の要部拡大断面図であ る。図6は折り目線形成ローラ機構の要部拡大断面図である。図7は本考案の長 尺物包装用段ボールシート加工機の駆動制御系を表す概要図である。
【0009】 まず、本考案の長尺物包装用段ボールシート加工機1は、所要間隔で配される 一対の本体フレーム2,2'間に、被加工材シートの送り込み側でシートフィード ローラ対3が、また出口側にシート繰り出し用のシートフィードローラ対4が、 それぞれ配設されている。これら両シートフィードローラ対3,4の間に折り目 線形成ローラ機構30とスロッター溝形成機構10とが所要の間隔で被加工シートの 移送ラインを挟んで設けられている。そして、前記両シートフィードローラ対3 ,4及び折り目線形成ローラ機構30は1台の駆動用モータ37によって公知の駆動 機構38を介しそれぞれ同一周速度で駆動される。また、スロッター溝形成機構10 は別途駆動用モータ45とその制御機構40とによって駆動制御されるように構成さ れている。
【0010】 前記スロッター溝形成機構10は、図3乃至図5によってより詳しく説明される ように、前記本体フレーム2,2'にて両端部を軸受支されて被加工シートの移送 ラインを挟んで上下に配される回転軸11,11' 上で、下側の回転軸11にカッター 溝13を備えた受けローラ12が、そして上側の回転軸11' に前記受けローラ12のカ ッター溝13に対応するカッター15を備えるカッティングローラ14が、それぞれ複 数並列に配設されている。前記の受けローラ12とカッティングローラ14とは、被 加工シートAに対するスロッター溝bの切込み数に対応する数、例えばこの具体 例で3組設けられる。しかも、これらの各受けローラ12とカッティングローラ14 とは、いずれもシフター16,16' によって各回転軸11,11' 上で幅方向(軸線方 向)に移動できるようにそれぞれの回転軸11,11' 上に支持配設されている。11 a ,11b は各回転軸11,11' に付設されたキーである。
【0011】 前記受けローラ12のシフター16は、前記回転軸11に平行して前記本体フレーム 2,2'間に架設される複数本のガイドシャフト17にスライドベアリング18を介し て軸線方向に移動自在に支持される操作プレート19が、前記受けローラ12の数に 応じて列設され、この各操作プレート19の上端部に受けローラ12に設けられたガ イド溝12a に軸を挟んで両側から挿入されるシフトガイド16a ,16a が固着され て構成されている。そのシフトガイド16a ,16a は、回転する受けローラ12のガ イド溝12a 側面と接触して大きな抵抗力を与えないように接触面となる両側面部 分には潤滑性の高い材料が貼着されている。このようなに構成された各シフター 16は、回転軸11に平行して配設される複数のスクリュー軸21a ,21b ,21c のう ち、各1本のスクリュー軸21a (21b,21c) が1つのシフター16を幅方向に移動で きるように、対応する操作プレート19と前記スクリュー軸21a (21b,21c) に螺合 しているネジスリーブ22とが固着され、対応しないスクリュー軸21b,21c (21a) は透かし孔19a を貫通させて支障のないようにされる。したがって、各受けロー ラ12はそれぞれ分担されるスクリュー軸を回転させることによって対応するシフ ター16でもって幅方向の移動ができるようにされている。
【0012】 このような受けローラ12側に対してカッティングローラ14側のシフター16' は 、前記シフター16と同要領で上側に架設される複数本のガイドシャフト17' にス ライドベアリング18' を介して移動自在に支持される操作プレート23が、カッテ ィングローラ14の数に対応して設けられ、この各操作プレート23に取り付く一対 のシフトガイド16'aがカッティングローラ14のガイド溝14a に挿入され、前記受 けローラ12側と同様に分担して配されるスクリュー軸24によってそれぞれ幅方向 に移動されるようになされている。
【0013】 これら各シフター16,16' は一方の本体フレーム2'側に突き出される各スクリ ュー軸21a ,21b ,21c 及び各スクリュー軸24の端部にそれぞれ上下1組ずつ公 知の巻掛け伝導手段を繋いでモータ駆動操作でき、所要位置に移動できるように 関係付けられている。
【0014】 前記受けローラ12とカッティングローラ14との関係において、受けローラ12の カッター溝13を構成する部分は、図5で示されるようにカッター15の幅Bよりカ ッター溝13の幅B’が僅かに広い幅となるようにスペーサーリング13c を介在さ せて下刃板13a ,13b を平行に受けローラ12の本体周囲に被嵌させてボルト12c で締結されている。したがって厚みの異なるスペーサーリング13c と交換するこ とでカッター溝13の幅を変更できる。カッティングローラ14に取り付けられるカ ッター15は、図3で示されるように半円形に形成されて、カッティングローラ14 の本体14' 側面にボルト15b (図5参照)で締着されている。なお、このカッタ ー15の幅B(厚み)は前記受けローラ12のカッター溝13の幅B’とともに変更す ることによって、切り落とす被加工シートAにおけるスロッター溝bの幅が変更 できる。
【0015】 さらに、このスロッター溝形成機構10の上側の回転軸11' 上における一端部に 角切りカッター26を、前記カッティングローラ14におけるカッター15の回転方向 前端と終端とにそれぞれほぼ合致する位置で外周幅方向に植設された切断ローラ 25が配設されている。また、下側の回転軸11上に前記カッター26に対する受けロ ーラ27が固着配設されている。なお、この切断ローラ25の内側端部には前記スロ ッター溝b形成用のカッター15が、また受けローラ27の内側端部には前記カッタ ー溝13がそれぞれ前記要領で設けてある。
【0016】 折り目線形成ローラ機構30は、被加工シートAの移送ラインを挟んで上側に受 支ローラ31が所要作業幅で外周部を弾性体層31' (例えばポリウレタン樹脂)で 形成されて配設され、この受支ローラ31の下側に複数の罫線押しローラ32が前記 スロッター溝形成機構10の各カッター15に対応して回転軸35上にて軸線方向(幅 方向)に移動自在に配されて構成される。
【0017】 前記罫線押しローラ32は、図6で示されるように外周に鋭角の稜線が形成され たリング状の罫押し片33を固着して、その側方位置にシフターのガイド溝32a が 周面に形成された構成である。そして、そのガイド溝32a に前記スロッター溝形 成機構10のシフター16と同様に回転軸35を挟んで両側からシフトガイド16b ,16 b が挿入され(図5参照)、その両シフトガイド16b ,16b は前記操作プレート 19に固着されて前記スロッター溝形成機構10と同時に、罫線押しローラ32が幅方 向に回転軸35上を軸線に沿って移動されるようになされている。なお、回転軸35 上の一端部(前記角切りカッター26を備えた切断ローラ25付設側)に前記受けロ ーラ31とで被加工シートAを挟持する当てローラ34が固着されている。この当て ローラ34は外周部を弾性体層34' (例えばポリウレタン樹脂層)で形成され、内 側端部に前記罫線押しローラ32と同様罫押し片33が固着されている。35a は回転 軸35上に固設されたキーである。
【0018】 次にスロッター溝形成機構10におけるカッティングローラ15と受けローラ12と による被加工シートAに対するスロッター溝bの切込み長さの設定(駆動制御) については、図7で示されるように、被加工シートA送り込み側のフィードロー ラ対3の一方のローラ軸上にロータリーエンコーダ41が付設され、そのフィード ローラ対3から被加工シートAの進行側に適宜離れた位置に被加工シート端検知 用のセンサ42(例えば光電スイッチ)が設けられ、このセンサ42によって送り込 まれる被加工シートAの先端が検知されると、別途設置の制御機構40に先端検知 信号が送られることによって、予め設定されている被加工シートAに対するスロ ッター溝bの長さに応じてカッティングローラ14の円弧状のカッター15が待機位 置(原点)から所要円周長さだけ被加工シートAと接するように先に回転させら れる。また、前記センサ42によって送り込まれる被加工シートAの後端が検知さ れると、前記制御機構40に後端検知信号が送られることによって被加工シートA の後端部に所要長さのスロッター溝bがカッター15で切込まれるようにカッティ ングローラ14を待機させる。
【0019】 前記カッティングローラ14のカッター15は、スロッター溝bの切込み動作時以 外は被加工シート移送ラインより上側に位置するように回転軸11' 上に原点検知 用のドッグ44を設け、このドッグ44に対して原点検知用センサ43が配設されて制 御機構40に接続されている。この制御機構40では、前記ロータリーエンコーダ41 によるパルス信号で被加工シートAの先端検知位置からその被加工シートAの前 後両端部におけるスロッター溝b切込み位置及び長さが設定され、前記スロッタ ー溝形成機構10のカッティングローラ14の原点からカッター15の被加工シートA に対する切込み開始位置を設定できるようにスロッター溝形成機構10の駆動用モ ータ45としてのACサーボモータが制御できるように外部からのデータ入力部46 で操作される構成になっている。
【0020】 前述のような加工機の本体部に対して被加工シートAの供給側には、例えば図 示されないテーブルリフター等に積み重ねられた多数枚の被加工シートAを一枚 ずつ順次供給するのに都合のよい昇降機器を配置し、本体フレーム2の前側に付 設された架台50上に被加工シートAの側端を決める定規51が設けられ、この定規 51に被加工シートAの一側端を当てがって加工できるようにされている。したが って、その定規51は幅方向に移動設定可能に設けられている。52はテーブルであ る。
【0021】 このような構成の本考案の長尺物包装用段ボールシート加工機は、予めスロッ ター溝b及び折り目線eの付加寸法に応じて各カッティングローラ14及び受けロ ーラ12と罫線押しローラ32の配置をシフター16,16' を横移動させて設定し、か つスロッター溝bの切込み長さ寸法及び箱の全長寸法を制御機構40にデータ入力 部46で入力して起動した後、所要寸法に整えた被加工シートAを供給側から定規 51に一側を沿わせて供給する。
【0022】 この状態で被加工シートAを定規51に沿わせて加工機内に供給すれば、被加工 シートAはフィードローラ対3によって引き込まれて被加工シート移送ラインに 沿って前進される。この時点で被加工シートAの移送速度は一定、カッティング ローラの回転速度は一定であり、そのカッテイングローラ14に取り付くカッター 15の刃の長さも変更されることはない。
【0023】 したがって、被加工シートAが進行してその先端が被加工シート端検知用のセ ンサ42によって検知されると、ロータリーエンコーダ41のパルス信号がこの時点 からカウントされ、スロッター溝形成機構10の駆動用モータ45に制御機構40から 指令信号が与えられる。ここで、カッティングローラ14はまず原点からカッター 15の終端までの刃先の長さから所要切込み長さ分を差し引いた長さ分、送り込ま れる被加工シートAがカッター15と接して切断開始されるように、制御機構40に おける入力データに応じて先に回転してタイミングを合わせる。また、被加工シ ートAの後端部におけるスロッター溝bの切込みは被加工シートA後端をセンサ 42が検知してから制御機構40に入力されている設定長さに達すると、カッター15 が被加工シートAに対して切込み開始できるようにタイミングをとってカッティ ングローラ14が回転するように制御される。なお、必要に応じて被加工シートA 先端を検知してから制御機構40に入力されているその被加工シートAの全長より 切込み長さ寸法を差し引いた長さ移送されるとカッター15の始端が被加工シート Aに対して接して切込み開始できるようにタイミングをとってカッティングロー ラ14が回転するように制御できる。
【0024】 このようにスロッター溝形成機構10は制御されるので、被加工シートAが進行 して、まず前端部のスロッター溝bが所要長前記要領でカッター15と受けローラ 12のカッター溝13との噛み合いによって切断される。同時に角切りカッター26に よって一側端部が切断されて角切りdが行われる。カッター15によるスロッター 溝bの切断が終わると、カッティングローラ14は原点検知用のドッグ44が原点検 知用センサ43によって検知された位置にて停止される。この状態でカッティング ローラ14のカッター15は被加工シート移送ラインより上側に位置しているので、 次の回転動作時までは被加工シートAと接触することがない。
【0025】 やがて、被加工シートAの後端部がスロッター溝形成機構10位置に近づくと前 記のように制御機構40の指令によってカッティングローラ14が回転し、スロッタ ー溝b所要長さ分カッター15と受けローラ12のカッター溝13との噛み合いで切断 されるとともに、角切りカッター26によって後端部の角切りdが行われる。なお 、このスロッター溝bの切込み加工を行うまでの区間で折り目線形成ローラ機構 30において、罫線押しローラ32の罫押し片33と受支ローラ31との間で被加工シー トAに対して折り目線eが一斉に形成される。
【0026】 この一連の加工工程を経て送り出される加工済みの被加工シートAは、繰り出 し側のシートフィードローラ対4によって図示されない加工済みのシート受け部 にそのまま送り出される。このようにして本考案の加工機では、スロッター溝b の切込み長さ分だけ被加工シートAに接して切断加工されるようにして、切断操 作が行われない区間ではカッター15が上方に退避されるようにするとともに、カ ッター15の最大刃長の範囲内で必要とする切込み長さ相当分だけカッター15が被 加工シートAに接するように、言い換えれば、前端部のスロッター溝b切込み時 には所要切込み長さに相当する刃の長さとなるだけカッティングローラ14を先に 回転させるようにし、後端部では被加工シートAの残量がスロッター溝bの所要 長となる時点でカッター15が切断動作されるようにしたことで、包装箱としての 全長が如何に長くなっても、また包装箱の寸法が各種のものに対して、そのデー タを制御機構40に与えることで対応できるようになる。
【0027】
【考案の効果】
このように本考案によれば、如何に長尺の包装箱であってもその前後両端部の フラップ形成のためのスロッター溝の加工が問題なく行えるので、打ち抜き型を 必要とすることなく任意の長さ寸法の包装箱を加工することが可能になった。し かもその操作は被加工シートを一方から連続供給して行うことができるので、作 業性が格段に向上して製品コストの低減に役立つことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の長尺物包装用段ボールシート加工機の
一具体例の縦断面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本考案の要部の拡大正面図である。
【図4】図3のIV−IV視一部断面図である。
【図5】スロッター溝形成機構の要部拡大断面図であ
る。
【図6】折り目線形成ローラ機構の要部拡大断面図であ
る。
【図7】本考案の長尺物包装用段ボールシート加工機の
駆動制御系を表す概要図である。
【図8】長尺物包装用箱の一具体例展開図である。
【符号の説明】
1 長尺物包装用段ボールシート加工機 2,2’ 本体フレーム 3,4 シートフィードローラ対 10 スロッター溝形成機構 11,11’,35 回転軸 12 受けローラ 12a,14a,32a ガイド溝 13 カッター溝 13a,13b 下刃板 14 カッティングローラ 15 カッター 16,16’シフター 16a,16b シフトガイド 17,17’ ガイドシャフト 19,23 操作プレート 21a,21b,21c,24 スクリュー軸 25 切断ローラ 26 角切りカッター 27 受けローラ 30 折り目線形成ローラ機構 31 受支ローラ 32 罫線押しローラ 33 罫押し片 34 当てローラ 40 制御機構 41 ロータリーエンコーダ 42 被加工シート端検知用のセンサ 43 原点検知用センサ 44 原点検知用のドッグ 45 駆動用モータ A 被加工シート a フラップ b スロッター溝 c のり代 d 角切り e 折り目線

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工シートを走行させて罫線押し加工
    とスロッター溝切断加工とが連続して行える段ボールシ
    ート加工機であって、 前記被加工シートの送り込み側と出口側とにその被加工
    シートを挟持して移送させるフィードローラ対が配設さ
    れ、これら両フィードローラ対の間に複数の罫線押しロ
    ーラを備える折り目線形成ローラ機構と複数のカッティ
    ングローラ及び受けローラを備えるスロッター溝形成機
    構が設けられ、前記スロッター溝形成機構は前記被加工
    シートを挟んで一方に配されるカッター溝を有する受け
    ローラに対して他方に配されるカッティングローラに前
    記受けローラのカッター溝に係合する円弧状のカッター
    が固着され、このカッティングローラは制御機構の作動
    指令によって前記被加工シートの両端部が通過するとき
    のみ前記カッターの刃先が所要長さその被加工シートと
    接して所要長さのスロッター溝を切込み形成するように
    回転させる構成であることを特徴とする長尺物包装用段
    ボールシート加工機。
  2. 【請求項2】 前記カッティングローラに付設のカッタ
    ーは、被加工シートのスロッター溝切込み長さに対応し
    てその被加工シート前端側切断の際、原点位置から前記
    カッターの終端までの刃先長さから所要切込み長さ分を
    差し引いた長さ分先に回動させて前記被加工シートと接
    し、切断時以外は前記被加工シート移送ラインから離れ
    た位置に退避されるように制御機構で制御させる構成で
    ある請求項1に記載の長尺物包装用段ボールシート加工
    機。
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