JPH0624919U - 射出成形型 - Google Patents

射出成形型

Info

Publication number
JPH0624919U
JPH0624919U JP6290592U JP6290592U JPH0624919U JP H0624919 U JPH0624919 U JP H0624919U JP 6290592 U JP6290592 U JP 6290592U JP 6290592 U JP6290592 U JP 6290592U JP H0624919 U JPH0624919 U JP H0624919U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
plate
core pin
injection molding
support block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6290592U
Other languages
English (en)
Inventor
宏明 高木
義春 横川
Original Assignee
旭光学工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭光学工業株式会社 filed Critical 旭光学工業株式会社
Priority to JP6290592U priority Critical patent/JPH0624919U/ja
Publication of JPH0624919U publication Critical patent/JPH0624919U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 射出成形空間を形成する上型と下型の少なく
とも一方に、型分離方向とは異なる方向に進退して、射
出成形空間内に進退するコアピン31を支持し、このコ
アピン31を有する型を包囲する型包囲プレート16
に、該コアピン31と一体で同一方向にスライドする斜
めスライド32を支持する射出成形型において、型包囲
プレート16の加工が容易で、斜めスライド32の角度
を型のコアピン31の角度と簡単に一致させることがで
きる射出成形型を得ること。 【構成】 型包囲プレート16に、該型包囲プレート1
6とは別部材からなる斜めスライド支持ブロック34を
設け、この斜めスライド支持ブロック34に、斜めスラ
イド32を移動可能に支持した射出成形型。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、射出成形型に関し、特に、型分離方向とは異なる抜き方向を有する 斜めスライドを有する射出成形型に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
射出成形される成形品において、例えば、型分離方向とは異なる方向の孔を形 成する場合、射出成形型に、いわゆる斜めスライドを設ける必要がある。図4は 、そのような成形品11の例を示すもので、傾斜壁11aに、該傾斜壁11aに 直交する方向の孔12が成形されている。
【0003】 図5、図6は、このような孔12を有する成形品11を成形する際に用いる従 来の射出成形型を示す。この成形型は、図の上方から、互いに接離運動可能なト ッププレート14、ストリッパプレート15、キャビプレート(型包囲プレート )16、およびコアプレート17を備えている。成形品11の成形上型(凹コア )18と、成形下型(凸コア)19は、それぞれキャビプレート16とコアプレ ート17に固定されている。
【0004】 成形上型18には、斜めスライド21の先端に形成したコアピン21aが進退 するガイド孔22が形成されている。またキャビプレート16には、斜めスライ ド21が進退するガイド孔23が直接穿設されている。斜めスライド21は、図 6に示す圧縮ばね25により、コアピン21aが成形上型18内に後退する方向 に移動付勢されている。斜めスライド21(コアピン21a)の抜け方向への最 大移動量は抜け止めプレート26によって規制されている。
【0005】 ストリッパプレート15には、ロッキングブロック28が固定されている。こ のロッキングブロック28は、ストリッパプレート15とキャビプレート16が 密着した状態において、斜めスライド21の頭部を押圧して、コアピン21aの 先端を成形上型18内面の射出成形空間に突出させる。
【0006】 以上の射出成形型は、図5のように型(プレート)を閉じると、コアピン21 aの先端が成形上型18内面に突出する。この状態において、湯口30から、成 形上型18と成形下型19間の型空間に流動樹脂材料を注入すると、孔12を有 する成形品11が成形される。
【0007】 本考案者らは、この従来の型構造について、次の問題点があることを見出した 。斜めスライド21を、型分離方向に対して斜めにガイドするためのガイド孔2 3は、キャビプレート16に直接加工されている。ところが、このガイド孔23 は、成形上型18のガイド孔22と同一軸線上に正確に位置させなければならな いため、高い加工精度を要求されるが、キャビプレート16は、大型の部材であ るから、他の部分との相対精度を高めることが困難である。そして、仮にガイド 孔23の型分離方向からの角度(θ角)が、ガイド孔22のθ角と異なって加工 されてしまった場合には、その修正のすべがなく、キャビプレート16の全体を 再作成しなければならない。
【0008】
【考案の目的】
本考案は、従来の射出成形型についての以上の問題意識に基づき、型包囲プレ ートに斜めスライドを支持する場合において、型包囲プレートの加工が容易で、 斜めスライドの精度を容易に高めることができ、しかも斜めスライドの角度が型 のコアピンの角度と異なってしまった場合にも、その修正が容易にできる射出成 形型を得ることを目的とする。
【0009】
【考案の概要】
本考案は、射出成形空間を形成する上型と下型の少なくとも一方に、型分離方 向とは異なる方向に進退して、射出成形空間内に進退するコアピンを支持し、こ のコアピンを有する型を包囲する型包囲プレートに、該コアピンと一体で同一方 向にスライドする斜めスライドを支持する射出成形型において、型包囲プレート に、該型包囲プレートとは別部材からなる斜めスライド支持ブロックを設け、こ の斜めスライド支持ブロックに、斜めスライドを移動可能に支持したことを特徴 としている。 斜めスライド支持ブロックと型包囲プレートには、両者を固定するための位置 基準面を設け、仮に斜めスライドとコアピンのスライド方向が一致しない場合に は、これらの位置基準面を修正することにより、両スライド方向を一致させるこ とができる。
【0010】
【考案の実施例】
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。図1ないし図3は本考案による 射出成形型を示すもので、従来品と同一の要素には同一の符合を付している。す なわち、この成形型は、従来品と同様に、図の上方から、互いに接離運動可能な トッププレート14、ストリッパプレート15、キャビプレート16、およびコ アプレート17を備えている。成形品11の成形上型18と、成形下型19は、 それぞれキャビプレート16とコアプレート17に固定されている。18aは、 成形上型18とキャビプレート16に固定するための固定ボルトである。
【0011】 成形上型18には、孔12を形成するためのコアピン31が進退するガイド孔 22が形成されている。コアピン31は、斜めスライド32とは別部材として形 成されている。
【0012】 成形上型18を包囲するキャビプレート16には、成形上型18のガイド孔2 2の延長上に、斜めスライド支持凹部33が形成されている。この斜めスライド 支持凹部33は、上面の開放された矩形の開口からなっていて、基準底面33a と、成形上型18側の基準側壁33bとの間に、成形上型18の斜面18bが臨 む開口33eが形成されている。斜めスライド支持凹部33はさらに、基準底面 33a、基準側壁33bと直交する一対の基準壁面33c、33dを備えている 。
【0013】 一方、この斜めスライド支持凹部33には、斜めスライド支持ブロック34が 挿入され、固定ボルト34eによってキャビプレート16に固定されている。こ の斜めスライド支持ブロック34は、基準面33a、33bに接触する基準面3 4a、34bと、この基準壁面33c、33dに対応する基準面34c、34d を備えている。
【0014】 この斜めスライド支持凹部33には、斜めスライド32を高精度で軸方向に移 動可能に支持するガイド孔35が穿設されている。斜めスライド支持凹部33は 、その軸部に固定ボルト挿通孔37を有しており、この挿通孔37に挿通した固 定ボルト38が、コアピン31を斜めスライド32に固定している。固定ボルト 38は、図3に示すように、挿通孔37との間にクリアランスc1を有しており 、また固定ボルト38の長さは、斜めスライド32の先端部とコアピン31との 間に、クリアランスc2が形成されるように定められている。このようにクリア ランスc1、c2を設けることにより、コアピン31と斜めスライド32の結合 が容易となり、かつその摺動部のかじりを防止することができる。
【0015】 上記構成の本射出成形型は従って、キャビプレート16には、斜めスライド3 2のガイド孔の代わりに、単純な形状の斜めスライド支持凹部33を形成すれば よい。従って、キャビプレート16の加工が容易になる。一方、斜めスライド3 2を摺動可能に支持する斜めスライド支持ブロック34は、この斜めスライド支 持凹部33に挿入固定される小型のものであるから、その加工精度を容易に高め ることができる。また、斜めスライド支持ブロック34の斜めスライド支持凹部 33に対する取付位置を調整することにより、スライド支持ブロック34のガイ ド孔35の軸線と、成形上型18のガイド孔22の軸線(θ角)とを正確に一致 させる調整が可能である。この調整の際には、斜めスライド支持凹部33の基準 底面33aないし33dと斜めスライド支持ブロック34の基準壁面34aない し34dのいずれかを調整すればよい。さらに、成形品形状のマイナーチェンジ 等により、成形品11の孔12の形状や位置に若干の変更があったとしても、斜 めスライド支持ブロック34(および成形上型18)を変えればよく、キャビプ レート16を変える必要はないので、型の汎用性が高まる。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案の射出成形型は、斜めスライドを、型包囲プレートとは別 部材でこれに固定される斜めスライド支持ブロックに支持するので、型包囲プレ ートに従来のように斜めスライド用のガイド孔を形成する必要がない。このため 、型包囲プレートの加工コストを低減することができる。一方、斜めスライド支 持ブロックは、型包囲プレートに比して、遥かに小型にすることができるので、 より安価にその加工精度を容易に高めることができる。また、仮に斜めスライド のガイド孔の加工精度が出なかったとしても、小型の斜めスライド支持ブロック だけを再作成すればよいから、型包囲プレート全体を再作成しなければならなか った従来装置に比し、再作成コストが安い。同様に、斜めスライドによって形成 される孔の位置や形状にマイナーチェンジがあった場合にも、斜めスライド支持 ブロックおよび斜めスライド(型およびコアピン)だけを再作成すればよく、型 包囲プレートは同一のものを使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の射出成形型の実施例を示す縦断面図で
ある。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図2の一部の詳細図である。
【図4】図1の射出成形型によって形成される成形品の
形状例を示す斜視図である。
【図5】従来の射出成形型を示す、図1に対応する縦断
面図である。
【図6】図5のB−B線に沿う断面図である。
【符号の説明】
11 成形品 12 孔 13 16 キャビプレート(型包囲プレート) 18 成形上型 19 成形下型 22 ガイド孔(成形型) 30 湯口 31 コアピン 32 斜めスライド 33 斜めスライド支持凹部 33a〜33d 基準面 34 斜めスライド支持ブロック 34a〜34d 基準面 35 ガイド孔(型包囲プレート) 38 固定ボルト 37 挿通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形空間を形成する上型と下型の少
    なくとも一方に、型分離方向とは異なる方向に進退し
    て、射出成形空間内に進退するコアピンを支持し、 このコアピンを有する型を包囲する型包囲プレートに、
    該コアピンと一体に同一方向にスライドする斜めスライ
    ドを支持する射出成形型において、 上記型包囲プレートに、該型包囲プレートとは別部材か
    らなる斜めスライド支持ブロックを固定し、 この斜めスライド支持ブロックに、上記斜めスライドを
    移動可能に支持したことを特徴とする射出成形型。
  2. 【請求項2】 請求項1において、斜めスライド支持ブ
    ロックと型包囲プレートには、位置基準面が設けられて
    いる射出成形型。
JP6290592U 1992-09-08 1992-09-08 射出成形型 Pending JPH0624919U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6290592U JPH0624919U (ja) 1992-09-08 1992-09-08 射出成形型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6290592U JPH0624919U (ja) 1992-09-08 1992-09-08 射出成形型

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624919U true JPH0624919U (ja) 1994-04-05

Family

ID=13213741

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6290592U Pending JPH0624919U (ja) 1992-09-08 1992-09-08 射出成形型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624919U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192187A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Aiwa Raito:Kk 遊技盤及び遊技盤の成形方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006192187A (ja) * 2005-01-17 2006-07-27 Aiwa Raito:Kk 遊技盤及び遊技盤の成形方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2004001476A (ja) スライドコアユニット
JPH0557760A (ja) アンダーカツト部を有する射出成形金型
CN110774534A (zh) 底切处理机构以及成型用模具
JP3358487B2 (ja) 樹脂成形用金型装置
JPH0624919U (ja) 射出成形型
JPS5944979B2 (ja) 射出成形用金型
CN209832482U (zh) 一种模具
JP3704118B2 (ja) スライドコアの斜めスライド機構
JP2006327005A (ja) 成形用金型および成形品の製造方法
JP2003231160A (ja) 射出成形機用金型
WO2018179028A1 (ja) アンダーカット処理機構、成形用金型及び成形品
JP2003320561A (ja) 傾斜ロッドガイド付き樹脂成形金型装置
CN114179305A (zh) 一种滚刀柄的行位内抽斜针模具
JPH04307217A (ja) インサート成形用金型
KR102494506B1 (ko) 사출 금형용 금형 블록 구조체
KR20100002934A (ko) 슬라이드코어 어셈블리
JP3373550B2 (ja) アンダーカット処理型
JPH04312809A (ja) モールド金型
JP2596190Y2 (ja) サイドコアタイプ金型
JP2003080570A (ja) 射出成形用金型
CN219133097U (zh) 行位机构及模具总成
JP7260931B2 (ja) アンダーカット処理機構及び成形用金型
KR102423703B1 (ko) 밀핀 가공용 고정 지그
CN109390764A (zh) 一种端子模组、具有端子模组的电连接器及其制造方法
JP2701529B2 (ja) オーディオカセット収納用上ケースの成形装置