JPH06248835A - ロッカー錠装置 - Google Patents

ロッカー錠装置

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JPH06248835A
JPH06248835A JP3566393A JP3566393A JPH06248835A JP H06248835 A JPH06248835 A JP H06248835A JP 3566393 A JP3566393 A JP 3566393A JP 3566393 A JP3566393 A JP 3566393A JP H06248835 A JPH06248835 A JP H06248835A
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JP
Japan
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latch
sub
handle
main latch
lock device
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Application number
JP3566393A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Yamada
由博 山田
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Tokai Riken Co Ltd
Original Assignee
Tokai Riken Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システム化されたコインロッカーの扉等に使
用でき、電気信号によって施錠及び解錠ができる。 【構成】 所定の信号によりキープソレノイド31が作
動し、スライド棒34が移動して、扉枠の框部等に掛止
したり、或いは掛止が解除されることにより、メインラ
ッチ30が施錠及び解錠をする。前記メインラッチ30
が施錠する前に予めキープソレノイド41が作動し爪部
材を回動して扉枠の框部等に掛止する所定のラッチ動作
をサブラッチ40が行なうとともに、前記メインラッチ
30が解錠した後も前記爪部材によるラッチ状態をサブ
ラッチ40は維持する。前記メインラッチ30の解錠動
作に連動して取手が可動し、更に取手を可動させてサブ
ラッチ40の爪部材によるラッチ状態を手動で解除す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロッカー錠装置に関す
るものであり、特に、コインロッカーの扉等に使用で
き、電気信号によって施錠及び解錠ができるロッカー錠
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のコインロッカー等には、コインの
投入により作動する機械式のロッカー錠装置が広く使用
されている。
【0003】また、コインロッカーをシステム化したも
のとして、本出願人と同一出願人による特願平4−25
8266号に記載の技術がある。これは、物品が収容可
能な複数の区劃室を設け、それらの複数の区劃室毎の扉
の施錠によって、各区劃室の扉の開閉を不可能とし、電
気的な施錠解除信号によって各区劃室の扉の開放を行な
う区劃室部を有する物品受渡管理装置及びその方法に関
するものである。この装置及び方法を利用すれば、小荷
物、郵便小包等が届けられたとき、小包等の配達先が不
在の場合にも、小包物等を持ち帰ることなく、住居人に
代わって小包等の預入れでき、しかも、その小包等を受
取人が確実に受取ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
コインロッカーをシステム化したものに使用可能な適当
な市販品のロッカー錠装置等はなく、所望の動作を実現
するには新たな錠を製作する必要があった。
【0005】そこで、本発明は、システム化されたコイ
ンロッカーの扉等に使用でき、電気信号によって施錠及
び解錠ができるロッカー錠装置の提供を課題とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
ロッカー錠装置は、所定の信号により作動し、施錠及び
解錠をするメインラッチと、前記メインラッチが施錠す
る前に予め所定のラッチ動作を行なうとともに、前記メ
インラッチが解錠した後も前記ラッチ状態を維持するサ
ブラッチと、前記メインラッチの解錠動作に連動して可
動し、更に可動させてサブラッチによるラッチ状態を解
除する取手とを具備するものである。
【0007】請求項2の発明にかかるロッカー錠装置
は、前記メインラッチが、キープソレノイドによりスラ
イド棒を可動させて施錠及び解錠を行なうものである。
【0008】請求項3の発明にかかるロッカー錠装置
は、前記サブラッチが、キープソレノイドにより爪部材
を回動させてラッチ動作をするものである。
【0009】請求項4の発明にかかるロッカー錠装置
は、前記取手が、前記メインラッチの解錠動作に連動し
て所定の角度だけ開き、更に所定の角度以上開けてサブ
ラッチによるラッチ状態を解除するものである。
【0010】請求項5の発明にかかるロッカー錠装置
は、前記メインラッチが、所定の信号により解錠した
後、所定時間経過により施錠するものである。
【0011】
【作用】請求項1の発明のロッカー錠装置においては、
所定の信号によるメインラッチの解錠動作に連動して取
手が可動し、更に、前記メインラッチの解錠後にサブラ
ッチによる所定のラッチ状態を前記取手によって解除す
るとともに、所定の信号によりメインラッチが施錠する
前に、サブラッチが予め所定のラッチ動作を行なうもの
であるから、所定の信号によってメインラッチの施錠及
び解錠ができ、メインラッチが解錠状態にあることを取
手の動きでわかる。また、サブラッチでメインラッチ施
錠用の位置決めができ、メインラッチが解錠状態になっ
ても取手を可動させるまではラッチ状態が維持される。
【0012】請求項2の発明のロッカー錠装置において
は、前記メインラッチが、キープソレノイドによりスラ
イド棒を可動させて施錠及び解錠を行なうものであるか
ら、電気信号によってスライド棒が移動し、施錠及び解
錠ができる。
【0013】請求項3の発明のロッカー錠装置において
は、前記サブラッチが、キープソレノイドにより爪部材
を回動させてラッチ動作をするものであるから、電気信
号によって爪部材が回動し、ラッチができる。
【0014】請求項4の発明のロッカー錠装置において
は、前記取手が、前記メインラッチの解錠動作に連動し
て所定の角度だけ開き、更に所定の角度以上開けること
によりサブラッチによるラッチ状態を解除するものであ
るから、メインラッチの解錠状態が取手の位置でわかる
とともに、更にその取手でサブラッチのラッチ状態を手
動で解除して、完全な解錠状態にできる。
【0015】請求項5の発明のロッカー錠装置において
は、前記メインラッチが、所定の信号により解錠した
後、所定時間経過により施錠するものであるから、メイ
ンラッチの施錠を忘れても自動的に施錠ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明をする。
【0017】図1は本発明の一実施例であるロッカー錠
装置を備えた扉を前方から見た斜視図であり、図2は本
発明の一実施例であるロッカー錠装置を備えた扉を背後
から見た斜視図である。
【0018】図のように、ロッカーの扉本体1は扉枠2
に蝶番3を介して開閉可能な状態に支持されている。こ
の蝶番3にはスプリング4が組込まれており、扉本体1
を閉じる方向に付勢している。そして、扉本体1の裏面
には、錠装置5が固定板6を利用して取付けられてい
る。この錠装置5は電気信号によって作動し、所定の施
錠及び解錠動作を行なう。つまり、この錠装置5は扉枠
2の框部2aに掛止することにより施錠可能なものであ
る。また、錠装置5の表側には後述する所定の動作を行
なう取手が組込まれている。この錠装置5を解錠して扉
本体1を開けても、取手を放せば扉本体1はスプリング
4の付勢力によって自動的に閉じる。
【0019】次に、錠装置5の内部構造について説明す
る。図3は本発明の一実施例であるロッカー錠装置の箱
体部分を示す分解斜視図、図4は本発明の一実施例であ
るロッカー錠装置の取手機構部分を示す分解斜視図、図
5は本発明の一実施例であるロッカー錠装置のラッチ機
構部分を示す分解斜視図である。なお、各図中の〜
は各々連結関係にある部位を示している。
【0020】図において、10は各種の機構が内蔵され
ているボックスであり、このボックス10の前面開口部
には表カバー11が取付ステイ11bを介して取付けら
れている。表カバー11の切欠11aには取手12が開
閉可能な状態で装着されている。つまり、この取手12
は、ボックス10の側面10aに取付けられた取手ブラ
ケット13を利用して、この取手ブラケット13の上下
の孔13a,13bにシャフト14を挿着し、このシャ
フト14が貫通するサブラッチベース部15及びジョイ
ントベース部16を介して取付けられている。したがっ
て、この取手12はシャフト14を中心に回動可能な状
態に支持されており、また、通常の閉じた状態では、表
カバー11の当板11cに当接し、表カバー11と面一
になっている。シャフト14は取手ブラケット13にE
リング17,18によって組付けられている。更に、こ
のシャフト14にはジョイントレバー19がジョイント
ベース部16に連結して挿着されている。つまり、ジョ
イントレバー19の突起19aがジョイントベース部1
6と係合しており、ジョイントレバー19の回動により
ジョイントベース部16も回動するので、その結果とし
て取手12が可動する。さらに、ジョイントレバー19
の上下には各々スプリング20,21が介装されてお
り、取手12を閉じる方向に付勢している。
【0021】また、この錠装置5のボックス10内に
は、所定の電気信号によって作動するメインラッチ30
が組込まれている。このメインラッチ30は、キープソ
レノイド31のプランジャ31aにスライド棒34がス
プリング32及び座金33を介して組付けられて構成さ
れており、キープソレノイド31の作動に応じてスライ
ド棒34が可動する。また、スライド棒34にはジョイ
ントレバー19の係止部19bと連結するスプリングピ
ン35が挿着されている。したがって、スライド棒34
がキープソレノイド31によって引込まれると、ジョイ
ントレバー19及びジョイントベース部16がシャフト
14を中心に回動し、同時に取手12も回動して表カバ
ー11面から飛出る。スライド棒34はピン36によっ
てキープソレノイド31のプランジャ31aに接続され
ている。このスライド棒34の先端部34aはボックス
10の側面10aに穿設された孔10bに貫通した状態
で組付けられている。なお、キープソレノイド31は所
定の電気信号(パルス信号)を印加して極性を変化させ
て、吸引と解放を交互に繰返す周知の動作を行なう。し
たがって、施錠する場合は、解錠の場合と異なる逆電圧
の信号を与えることにより、キープソレノイド31の磁
力が打消され、スライド棒34はスプリング32の付勢
力によって飛出る。そして、このスライド棒34の移動
に応じて、飛出状態にある取手12も引込まれる。
【0022】さらに、この錠装置5のボックス10内に
は、所定の電気信号によって作動するサブラッチ40が
組込まれている。このサブラッチ40は、キープソレノ
イド41のプランジャ41aにスプリングピン42を介
して爪部材43が組付けられて構成されている。爪部材
43はシャフト14に挿着されており、キープソレノイ
ド41の保持力を解除することにより、スプリング44
の付勢力によってシャフト14を中心に回動する。こう
して、爪部材43によるラッチ動作が行なわれる。ま
た、メインラッチ30の解錠動作時には、取手12を開
けることにより、爪部材43が回動し、キープソレノイ
ド41のプランジャ41aを押し込み、所定の位置まで
くると永久磁石の力で確実にロックされ、ラッチ状態が
解除される。この爪部材43の先端の爪部43aは、ボ
ックス10の側面10aに穿設された孔10cに貫通し
た状態で組付けられている。なお、このサブラッチ40
のキープソレノイド41も上記メインラッチ30のキー
プソレノイド31と同様の動作を行なう。
【0023】ボックス10の上部内面には、マイクロス
イッチ50が取付けられており、サブラッチ40のキー
プソレノイド41のプランジャ41aに挿着されたスプ
リングピン42によってスイッチングされる。このマイ
クロスイッチ50のスイッチングによって信号の送信先
が切換わる。つまり、スイッチング動作に応じて、信号
の印加先がメインラッチ30のキープソレノイド31か
らサブラッチ40のキープソレノイド41になったり、
その逆になったり切換わる。なお、この錠装置5は複数
本の小ねじを使用して組立てられており、上記の取手1
2、メインラッチ30、サブラッチ40は各々相互に連
動して動作する。
【0024】続いて、この錠装置5のメインラッチ3
0、サブラッチ40、取手12の各動作について説明す
る。図6は本発明の一実施例であるロッカー錠装置を備
えた扉の開閉動作及び取手の動作を説明する斜視図であ
り、図7は同じく扉の開閉動作及び取手の動作を説明す
る平面図である。図8は本発明の一実施例であるロッカ
ー錠装置の動作を説明するために、ロッカー錠装置を斜
め背後から見た斜視図である。
【0025】図6及び図7のように、取手12の動作方
向と扉本体1の開閉方向は各々逆方向であり、しかも、
取手12は三段階に動作する。錠装置5が完全に施錠状
態にある場合は、図8の(a)のように、メインラッチ
30のスライド棒34の先端部34aが扉枠2の框部2
aに掛止しており、且つ、サブラッチ40の爪部材43
の爪部43aも扉枠2の框部2aに掛止している。この
メインラッチ30は制御装置(図示せず)から所定の解
錠信号が送られてくることにより自動解錠し、同時に取
手12が扉面から図7の(B)の状態(約20゜)まで
飛出す。この取手12の飛出しにより、メインラッチ3
0が解錠されたことが識別できる。また、取手12が飛
出すことによって、取手12に手を掛けることが可能に
なる。なお、この状態では、図8の(b)のように扉本
体1はサブラッチ40の爪部材43の爪部43aのみが
扉枠2の框部2aに掛止した状態、つまり、ラッチ状態
となっている。次に、取手12に手を掛け、図7の
(C)の状態(約45゜)まで起こすと、サブラッチ4
0によるラッチ状態が解除され、錠装置5は完全に解錠
状態となり、扉本体1を開けることができる。そこで、
荷物等の物品をロッカーに出入れすることが可能にな
る。
【0026】この後、扉本体1を閉じると取手12は図
7の(B)の状態(約20゜)まで戻り、所定時間後に
サブラッチ40が作動し、扉本体1が扉枠2にラッチさ
れる。つまり、再び図8の(b)のようにサブラッチ4
0の爪部材43の爪部43aのみが扉枠2の框部2aに
掛止した状態(ラッチ状態)になる。このサブラッチ4
0によるラッチ動作により、扉本体1は扉枠2に対して
メインラッチ30による施錠が可能な状態に位置決めさ
れる。もし、扉本体1を閉め忘れても、扉本体1は蝶番
3のスプリング4よって自動的に閉じ、同様にして取手
12は図7の(B)の状態(約20゜)まで戻り、サブ
ラッチ40が作動し、扉本体1は扉枠2にラッチされ
る。
【0027】なお、サブラッチ40によるラッチ状態の
まま、所定時間以内に取手12を起こせば、再び扉本体
1を開くこともできる。また、そのまま放置した場合に
は、更に所定の時間経過後に、所定の施錠信号によりメ
インラッチ30が作動し、取手12が図7の(A)の状
態に引込まれ、扉本体1は自動的にロックされる。この
メインラッチ30の施錠信号は強制的に送信することも
できる。通常、錠装置5へ送られる解錠信号及び施錠信
号は、所定のカードを挿入したり、或いはテンキー等の
操作パネルの操作キーを操作することにより、所定の電
気信号として錠装置5のメインラッチ30及びサブラッ
チ40に送られる。
【0028】こうして、この構成の錠装置5を備えた扉
本体1では、取手12が扉面より飛出ることで自動解錠
されたことを識別でき、扉本体1を手で開けることがで
きる。また、荷物等をロッカー内から取出した後に、扉
本体1を閉め忘れても自動的に閉まるので、開けた扉本
体1は使用後自動的に閉じ、所定時間後に自動的に施錠
される。
【0029】ここで、錠装置5へ送られる各信号、メイ
ンラッチ30、サブラッチ40の動作等の関係について
説明する。図9は本発明の一実施例であるロッカー錠装
置の動作を示すタイミングチャートである。
【0030】図において、(a)は扉本体1の開閉状態
を示し、扉枠2或いは扉本体1に取付けられた扉開閉セ
ンサ(図示せず)による扉本体1の開閉検知信号であ
る。(b)はメインラッチ30の動作状態、(c)はサ
ブラッチ40の動作状態を示す。(d)はマイクロスイ
ッチ50のスイッチ切換状態、(e)はサブラッチ40
のキープソレノイド41への印加信号、(f)はメイン
ラッチ30のキープソレノイド31への印加信号を示
す。
【0031】まず、(f)のようにメインラッチ30の
キープソレノイド31に吸引信号が印加されると、キー
プソレノイド31は吸引動作をし、スライド棒34が移
動することにより、(b)のようにメインラッチ30は
開状態となる。これと同時に、上述したように取手12
も扉面から飛出す。しかし、このときには、サブラッチ
40は未だラッチ状態を保持している。そこで、この取
手12に手を掛けて更に開けると、(c)のようにサブ
ラッチ40が手動で開状態となる。サブラッチ40の爪
部材43が回動することにより、キープソレノイド41
のプランジャ41aのスプリングピン42を介してマイ
クロスイッチ50がスイッチングされ、(d)のように
切換わる。この後、扉本体1を開放すると、(a)のよ
うに扉開閉センサは扉開検知信号を出力する。この状態
で、ロッカーに荷物等の出入れを行なう。
【0032】扉本体1を閉じると、(a)のように扉開
閉センサは扉閉検知信号を出力し、(e)のようにサブ
ラッチ40のキープソレノイド41へ信号が印加され、
(c)のようにサブラッチ40は閉じる。つまり、扉本
体1の閉鎖後、所定時間t1経過後にサブラッチ40が
ラッチ動作をする。そして、このサブラッチ40の動作
に応じてマイクロスイッチ50もスイッチングし、
(d)のように切換わる。したがって、サブラッチ40
が閉じてから、メインラッチ30のキープソレノイド3
1へ解放信号が出力され、メインラッチ30のスライド
棒34が移動し、(b)のようにメインラッチ30は閉
状態となる。つまり、サブラッチ40が動作した後、更
に所定時間t2 経過後に、メインラッチ30は施錠状態
になる。
【0033】また、メインラッチ30が開状態にある時
間は、所定時間に限定されており、該時間の経過により
自動的に施錠がされる。例えば、メインラッチ30を解
錠したまま、取手12を作動させないときには、サブラ
ッチ40のラッチ状態が維持されており、マイクロスイ
ッチ50はスイッチングされず切換わらないので、所定
時間経過後に信号はメインラッチ30のキープソレノイ
ド31に印加され、メインラッチ30が施錠される。な
お、メインラッチ30を解錠するためにキープソレノイ
ド31へ送られる信号は誤作動を防止するために、
(f)のように二連のパルス電圧信号等が採用されてい
る。
【0034】このように、本実施例のロッカー錠装置
は、所定の信号によりキープソレノイド31が作動し、
スライド棒34が移動して扉枠2の框部2a等に掛止し
たり、或いは掛止が解除されることにより、施錠及び解
錠をするメインラッチ30と、前記メインラッチ30が
施錠する前に予めキープソレノイド41が作動し、爪部
材43を回動して扉枠2の框部2a等に掛止する所定の
ラッチ動作を行なうとともに、前記メインラッチ30が
解錠した後も前記爪部材43によるラッチ状態を維持す
るサブラッチ40と、前記メインラッチ30の解錠動作
に連動して可動し、更に可動させてサブラッチ40の爪
部材43によるラッチ状態を手動で解除する取手12と
を備えている。
【0035】即ち、本実施例のロッカー錠装置は、所定
の信号によるメインラッチ30の解錠動作に連動して取
手12が可動し、更に、前記メインラッチ30の解錠後
も所定のラッチ状態を維持するサブラッチ40によるラ
ッチ状態を取手12によって手動で解除する。また、所
定の信号によりメインラッチ30が施錠する前に、サブ
ラッチ40が予め所定のラッチ動作を行なうものであ
る。
【0036】したがって、所定の信号によってメインラ
ッチ30の施錠及び解錠ができ、メインラッチ30が解
錠状態にあることを取手12の可動状態でわかるので、
使用可能なロッカー等を識別できる。また、サブラッチ
40でメインラッチ30施錠用の位置決めができるの
で、メインラッチ30のスライド棒34が扉枠2の框部
2aに確実に掛止し、メインラッチ30による施錠が間
違なくできる。さらに、メインラッチ30が解錠状態に
なっても取手12を可動させるまではラッチ状態が維持
されるので、勝手に扉本体1が開閉しない。
【0037】特に、本実施例のロッカー錠装置は、キー
プソレノイド31によりスライド棒34を可動させて前
記メインラッチ30の施錠及び解錠を行なうものであ
る。また、キープソレノイド41により爪部材43を回
動させてサブラッチ40のラッチ動作をするものであ
る。したがって、電気信号を利用してキープソレノイド
31に所定の信号を印加するだけで、メインラッチ30
のスライド棒34が移動し、扉枠2の框部2aに掛止し
たり、或いは掛止が解除できるので、メインラッチ30
による施錠及び解錠が簡単にできる。また、電気信号を
利用してキープソレノイド41に所定の信号を印加する
だけで、爪部材43が回動し扉枠2の框部2aに掛止し
てラッチが簡単にできる。
【0038】しかも、本実施例では、メインラッチ30
の解錠動作に連動して取手12が所定の角度(約20
°)だけ開き、この取手12を更に所定の角度(約45
°)以上開けてサブラッチ40によるラッチ状態を手動
で解除するものである。したがって、メインラッチ30
が解錠状態になったことを取手12が飛出すことでわか
る。このため、本ロッカー錠装置をシステム化したコイ
ンロッカー等に採用すれば、使用可能なロッカー等の判
別が一目で容易にできる。そして、この飛出した取手1
2に手を掛け更に開けることにより、サブラッチ40に
よるラッチ状態が解除でき、完全な解錠状態になるの
で、二重ロック構造の安全性の高い施錠ができる。加え
て、メインラッチ30が施錠状態にある場合には、取手
12が扉面と面一状態にあるので、悪戯等によって取手
12を勝手に作動させることができず、悪戯防止にも役
立つ。
【0039】さらに、本実施例では、所定の信号により
メインラッチ30が解錠後、更に所定時間経過すること
によりメインラッチ30は施錠するので、メインラッチ
30の施錠忘れを防止でき、高い安全性を確保できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
ロッカー錠装置は、メインラッチと、サブラッチと、取
手とを備え、所定の信号によるメインラッチの解錠動作
に連動して取手が可動し、更に、前記メインラッチの解
錠後にサブラッチによる所定のラッチ状態を前記取手に
よって解除するとともに、所定の信号によりメインラッ
チが施錠する前に、サブラッチが予め所定のラッチ動作
を行なうことにより、所定の信号によって施錠及び解錠
ができ、メインラッチが解錠状態にあることを取手の動
きでわかる。また、サブラッチでメインラッチ施錠用の
位置決めができるので、メインラッチによる施錠が確実
にできるとともに、メインラッチが解錠状態になっても
取手を可動させるまではラッチ状態が維持されるので、
勝手にロッカー扉等が開閉しない。
【0041】請求項2の発明のロッカー錠装置は、前記
メインラッチが、キープソレノイドによりスライド棒を
可動させて施錠及び解錠を行なうものであるから、電気
信号を利用してキープソレノイドに所定の信号を印加す
るだけで、メインラッチのスライド棒が移動し、メイン
ラッチによる施錠及び解錠が簡単にできる。
【0042】請求項3の発明のロッカー錠装置は、前記
サブラッチが、キープソレノイドにより爪部材を回動さ
せてラッチ動作をすることにより、電気信号を利用して
キープソレノイドに所定の信号を印加するだけで、サブ
ラッチの爪部材が回動し、サブラッチによるラッチが簡
単にできる。
【0043】請求項4の発明のロッカー錠装置は、前記
取手が、前記メインラッチの解錠動作に連動して所定の
角度だけ開き、更に所定の角度以上開けてサブラッチに
よるラッチ状態を解除することにより、メインラッチの
解錠状態が取手の位置でわかるので、使用可能なロッカ
ー等の判別が一目で容易にできるとともに、更にその取
手でサブラッチのラッチ状態を解除することにより完全
な解錠状態になるので、二重ロック構造の安全性の高い
施錠が実現できる。
【0044】請求項5の発明のロッカー錠装置は、前記
メインラッチが、所定の信号により解錠した後、所定時
間経過により施錠することにより、メインラッチの施錠
を忘れても自動的に施錠がされるので、高い安全性を確
保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
を備えた扉を前方から見た斜視図である。
【図2】図2は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
を備えた扉を背後から見た斜視図である。
【図3】図3は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
の箱体部分を示す分解斜視図である。
【図4】図4は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
の取手機構部分を示す分解斜視図である。
【図5】図5は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
のラッチ機構部分を示す分解斜視図である。
【図6】図6は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
を備えた扉の開閉動作及び取手の動作を説明する斜視図
である。
【図7】図7は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
を備えた扉の開閉動作及び取手の動作を説明する平面図
である。
【図8】図8は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
を背後から見た斜視図である。
【図9】図9は本発明の一実施例であるロッカー錠装置
の動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 扉本体 2 扉枠 2a 框部 3 蝶番 4 スプリング 5 錠装置 6 固定板 10 ボックス 11 表カバー 12 取手 13 取手ブラケット 14 シャフト 15 サブラッチベース部 16 ジョイントベース部 19 ジョイントレバー 30 メインラッチ 31 キープソレノイド 34 スライド棒 34a 先端部 40 サブラッチ 41 キープソレノイド 43 爪部材 43a 爪部 50 マイクロスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の信号により作動し、施錠及び解錠
    をするメインラッチと、 前記メインラッチが施錠する前に予め所定のラッチ動作
    を行なうとともに、前記メインラッチが解錠した後も前
    記ラッチ状態を維持するサブラッチと、 前記メインラッチの解錠動作に連動して可動し、更に可
    動させてサブラッチによるラッチ状態を解除する取手と
    を具備することを特徴とするロッカー錠装置。
  2. 【請求項2】 前記メインラッチは、キープソレノイド
    によりスライド棒を可動させて施錠及び解錠を行なうこ
    とを特徴とする請求項1に記載のロッカー錠装置。
  3. 【請求項3】 前記サブラッチは、キープソレノイドに
    より爪部材を回動させてラッチ動作をすることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載のロッカー錠装置。
  4. 【請求項4】 前記取手は、前記メインラッチの解錠動
    作に連動して所定の角度だけ開き、更に所定の角度以上
    開けてサブラッチによるラッチ状態を解除することを特
    徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のロ
    ッカー錠装置。
  5. 【請求項5】 前記メインラッチは、所定の信号により
    解錠後、所定時間経過後により施錠することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のロッカー
    錠装置。
JP3566393A 1993-02-24 1993-02-24 ロッカー錠装置 Pending JPH06248835A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190094218A (ko) * 2016-12-09 2019-08-12 비트론 에스.피.에이. 안전 시스템을 갖춘 도어 잠금 장치

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