JPH0624878U - スカラ型ロボット - Google Patents

スカラ型ロボット

Info

Publication number
JPH0624878U
JPH0624878U JP6165692U JP6165692U JPH0624878U JP H0624878 U JPH0624878 U JP H0624878U JP 6165692 U JP6165692 U JP 6165692U JP 6165692 U JP6165692 U JP 6165692U JP H0624878 U JPH0624878 U JP H0624878U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
motor
arms
scara
scara robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6165692U
Other languages
English (en)
Inventor
喜隆 金田
元三 入江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP6165692U priority Critical patent/JPH0624878U/ja
Publication of JPH0624878U publication Critical patent/JPH0624878U/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価、軽量及び高剛性を図ったアームを使用
することができ、断線を防止することができながら、小
型化を図ることのできるスカラ型ロボットを提供するこ
と。 【構成】 アーム11a、11b、11cが順次連結さ
れ、これら各アーム11a、11b、11cを駆動する
モータ13a、13b、13cが配設されたスカラ型ロ
ボット10において、モータ13a、13b、13cが
1つの主軸12に内装され、各モータ13a、13b、
13cと各アーム11a、11b、11cとの連結がプ
ーリ16a、16b、16c及びベルト15a、15
b、15cを介して行なわれているスカラ型ロボット1
0。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスカラ型ロボット、より詳細にはワークの搬送及び部品の組付等に使 用されるスカラ型ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスカラ型ロボットの概略を図7(a)、(b)に示す。(a)は概略正 面図、(b)は概略平面図を示している。 図中40はスカラ型ロボットを示しており、スカラ型ロボット40は鉄等の鋳 物により形成されたアーム41a、41b、41cと支柱43とを含んで構成さ れている。アーム41aとアーム41bとは軸44aにより連結されており、ア ーム41bとアーム41cとは軸44bにより連結されている。またアーム41 a、41b、41c上にそれぞれのアーム41a、41b、41cを作動させる モータ42a、42b、42cが載置されており、各アーム41a、41b、4 1cを矢印A及び矢印B方向に動かすようになっている。
【0003】 図8はアーム41bの拡大斜視図である。アーム41bの側面には配線及び配 管用の凹部45が形成されており、アーム41bの上面及び下面の先端部には軸 44b貫通用の孔46が対向して形成されている。
【0004】 このように構成されたスカラ型ロボットにおいては、各アーム41a、41b 、41cが各アーム41a、41b、41cに対応するモータ42a、42b、 42cの作動により矢印A方向及びB方向に動かされ、所望の処理が行なわれる 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
通常、スカラ型ロボットを作動させる際、支柱43から遠いアームほど、各ア ーム41a、41b、41cの重さが加わり回転力の大きいモータが必要となる 。また従来のスカラ型ロボットにあっては、各アーム41a、41b、41cを 動かすためのモータ42a、42b、42cがアーム41a、41b、41c上 に取り付けられているため、各アーム41a、41b、41cの重さに各モータ 42a、42b、42cの重さが加わり、各モータ42a、42b、42cの大 型化を招き、このため、スカラ型ロボット40の形状が全体として大きくなり、 外観を損なうという課題があった。
【0006】 さらにアーム41a、41b、41cは鉄等の鋳物でできており、剛性には富 んでいるが、重量が重く、この重いアーム41a、41b、41cを駆動させる には各モータ42a、42b、42cに大きなパワーを要し、モータの大型化を 招くとともにコストが高くなるといった課題があった。
【0007】 また配線の際には、凹部45に別のクランプ材等を用いていたため、配線、配 管の処理に時間を要するだけでなく、アーム41a、41b、41cの動きによ り断線を生じ易いという課題もあった。
【0008】 本考案はこのような課題に鑑み考案されたものであって、軽量、小型化及び高 剛性化を図ることができ、配線及び配管等の作業を容易にし、断線を防止するこ とができながら、しかもコストダウンを図ることのできるスカラ型ロボットを提 供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案に係るスカラ型ロボットは、複数のアームが 順次連結され、これら各アームを駆動するモータが配設されたスカラ型ロボット において、前記モータが1つの主軸に内装され、前記各モータと前記各アームと の連結がプーリ及びベルトを介して行なわれていることを特徴とし、 また本考案に係るスカラ型ロボットは、複数のアームが順次連結され、これら 各アームを駆動するモータが配設されたスカラ型ロボットにおいて、前記各アー ムが板金加工による中空体により構成されていることを特徴としている。
【0010】
【作用】
上記した構成によれば、各アームを駆動する複数個のモータが1つの主軸に内 装され、前記各モータと前記各アームとの連結がプーリ及びベルトを介して行な われているので、前記モータが主軸に集約されることにより、各アームにモータ の重さが加わらず、モータの駆動力が小さくて済み、モータの小型化を図ること が可能となるだけでなく、配線を引き回す必要がなくなり断線の防止を図ること も可能となると共に外観も良くなる。
【0011】 また各アームが板金加工による中空体により構成されている場合には、前記ア ームの軽量化及び高剛性化が図られるだけでなくモータの駆動力を小さなものと してモータの小型化も図られ、コストダウンをも図ることが可能となる。また配 管及び配線が前記中空体内に収納され外部からは見えず、配管及び配線処理が容 易になると共に外観を損なうことがなくなる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案に係るスカラ型ロボットの実施例を図面に基づいて説明する。 図1は実施例に係るスカラ型ロボットを概略的に示した断面図であり、図中1 0はスカラ型ロボットを示しており、スカラ型ロボット10はアーム部11と主 軸12とを含んで構成されている。アーム部11は第1アーム11a、第2アー ム11b及び第3アーム11cから構成されており、主軸12と第3アーム11 cとは軸受け18を介して連結され、軸受け18に3軸14cが支持されている 。また、第3アーム11cと第2アーム11bとは2軸14bを介して連結され ており、第2アーム11bと第1アーム11aとは1軸14aを介して連結され ている。
【0013】 一方、主軸12には1軸14aを動かすための1軸モータ13aと、2軸14 bを動かすための2軸モータ13bと、3軸14cを動かすための3軸モータ1 3cとが内装されており、それぞれベルト15a、15b、15cおよびプーリ 16a、16b、16cを介してモータ13a、13b、13cの動力を伝達す るようになっている。
【0014】 図2は、アーム11の連結部、例えば第3アーム11cと第2アーム11bと の連結部を例に示した概略拡大断面図である。図中16aはプーリを示しており 、プーリ16aはベルト15a、15aと係合しており、またプーリ16cを支 持しているベアリング17により2軸14bに対して空回りできるようになって いる。
【0015】 このように構成されたスカラ型ロボットにおいて、第3アーム11cを作動さ せる場合、3軸モータ13cを駆動させると、3軸モータ13cの回転がベルト 15cからプーリ16cに伝達され、3軸14cが回転する。そして3軸14c の回転により3軸14cと固定関係にある第3アーム11cが作動される。次に 第2アーム11bを作動させる場合、2軸モータ13bを駆動させると、2軸モ ータ13bの回転がベルト15bを介してプーリ16bに伝達される。プーリ1 6bは図2に示したようにベアリング17を介して3軸14cに対してはフリー に回転を行ない、プーリ16bに伝達された回転力はさらに先端側のベルト15 bに伝達され、2軸14bが作動され、第2アーム11bが作動される。また第 1アーム11aを作動させる場合、1軸モータ13aを駆動させると、1軸モー タ13aの回転がベルト15aを介してプーリ16aに伝達され、プーリ16a は3軸14cに対してベアリング17により空回りを行ない、1軸モータ13a の回転が先端のベルト15aに伝達され、ベルト15aから伝達された力はさら に先端側のプーリ16aを介してベルト15aに伝達され、1軸14aが回転さ れ、第1アーム11aが作動される。このとき、モータの回転数は減速され、減 速の大きさはプーリ16aの径の比率により決定される。
【0016】 本実施例においては、モータ13a、13b、13cが主軸12に内装され、 第1アーム11a、第2アーム11b、第3アーム11c上には設置されておら ず、第1アーム11a、第2アーム11b、第3アーム11cを動かすための駆 動力の伝達をすべてベルト15a、15b、15c及びプーリ16a、16b、 16cで行なっているので、配線及び配管の断線を防止することができ、また外 観を損なうことがなく、さらには1軸モータ13a、2軸モータ13b、3軸モ ータ13cの駆動力を小さなものとすることができ、スカラ型ロボット10の小 型化を図ることができる。
【0017】 図3は実施例に係るスカラ型ロボットのアーム本体20を示した概略斜視図で あり、アーム本体20は板金加工による中空体により構成されている。アーム本 体20の裏面の両側には切欠き部20aが形成されており、切欠き部20aの切 り欠きと対向するようにアーム本体20正面に形成された上下の支持片23に切 欠き部23aが形成されている。また上下の支持片23に各2カ所のビス孔24 が形成されている。
【0018】 図4(a)、(b)は蓋体21の表側を示した斜視図及び裏側を示した斜視図 であり、蓋体21の両側には介在部25が形成され、蓋体21の4カ所にアーム 本体20のビス孔24に対応してビス孔26が形成されている。蓋体21の裏面 略中央にはL字板22がスポット溶接により蓋体21に固着されている。
【0019】 図5はこのように構成されたアーム本体20と蓋体21とを組み立てて形成さ れたアーム30を示した斜視図であり、図6はアーム30を模式的に示した断面 図である。アーム本体20に蓋体21を図3に示した矢印方向に嵌入することに より、アーム30内がL字板22で上下に仕切られるため、上方をベルト15a 、15b、15c及びプーリ16a、16b、16c等の駆動部の収容部と、ま た下方を電気配線、配管を通すための空間として区別して利用することができる 。さらに切欠き部20a、23bを別のアーム30と連結する場合の逃げ部とし て利用することができ、断線を防止することができるだけでなく、また、配線を 施した後に蓋体21を取り付ければ良く、配線及び配管の外側からの処理が容易 となる。
【0020】 また蓋体21の介在部25がアーム本体20の支持片23に形成された切欠き 部23aに介在するため、アーム本体20の上面及び下面の内側方向のたわみを 防止することができる。また支持片23の接触面23bとL字板22の接触面2 2aとが重なり合って緊合されるため、アーム本体21のねじれによるズレを防 止することができる。また、板金加工によりアーム30が構成されているので、 全体として軽量で、しかも剛性に富み、材料費、加工費等におけるコストダウン を図ることができると共に、モータ13a、13b、13cの小型化も図ること ができ、より一層の軽量、小型化を図ることができる。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案に係るスカラ型ロボットにあっては、モータが1つ の主軸に内装され、前記各モータと各アームとの連結がプーリ及びベルトを介し て行なわれているので、前記モータが主軸に集約され、各アームにモータの重さ が加わることなく、各モータの駆動力を小さなものとすることができ、モータの 小型化を図ることが可能となるだけでなく、モータのアームからの突出をなくし て全体としての小型化を図ることができ、また断線の防止を図ることができる。
【0022】 また本考案に係るスカラ型ロボットは、前記各アームが板金加工による中空体 により構成されているので、配管及び配線が前記中空体内に収納され、配管及び 配線処理が容易になると共に外観を損なうことがなくなる。また、軽量で、しか も剛性に富み、材料費、加工費等におけるコストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るスカラ型ロボットの実施例を示す
概略断面図である。
【図2】本考案の実施例に係るアームの要部を示す概略
拡大図である。
【図3】本考案に係るスカラ型ロボットのアーム本体の
実施例を示す斜視図である。
【図4】(a)は実施例に係るスカラ型ロボットの蓋体
を表面側から見た斜視図であり、(b)は実施例に係る
スカラ型ロボットの蓋体を裏面側から見た斜視図であ
る。
【図5】実施例に係るアームを示した斜視図である。
【図6】実施例に係るアームを示した断面図である。
【図7】(a)、(b)は従来のスカラ型ロボットを示
す概略側面図及び概略平面図である。
【図8】従来のスカラ型ロボットのアームを示す概略拡
大斜視図である。
【符号の説明】
10 スカラ型ロボット 11a、11b、11c、30 アーム 12 主軸 13a、13b、13c モータ 15a、15b、15c ベルト 16a、16b、16c プーリ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアームが順次連結され、これら各
    アームを駆動するモータが配設されたスカラ型ロボット
    において、前記モータが1つの主軸に内装され、前記各
    モータと前記各アームとの連結がプーリ及びベルトを介
    して行なわれていることを特徴とするスカラ型ロボッ
    ト。
  2. 【請求項2】 複数のアームが順次連結され、これら各
    アームを駆動するモータが配設されたスカラ型ロボット
    において、前記各アームが板金加工による中空体により
    構成されていることを特徴とするスカラ型ロボット。
JP6165692U 1992-09-01 1992-09-01 スカラ型ロボット Withdrawn JPH0624878U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165692U JPH0624878U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 スカラ型ロボット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6165692U JPH0624878U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 スカラ型ロボット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624878U true JPH0624878U (ja) 1994-04-05

Family

ID=13177490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6165692U Withdrawn JPH0624878U (ja) 1992-09-01 1992-09-01 スカラ型ロボット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624878U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230090820A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 현대무벡스 주식회사 화물 자동 운반 장치
KR20230090819A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 현대무벡스 주식회사 화물 자동 운반 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20230090820A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 현대무벡스 주식회사 화물 자동 운반 장치
KR20230090819A (ko) * 2021-12-15 2023-06-22 현대무벡스 주식회사 화물 자동 운반 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110126661A1 (en) Industrial robot
KR0168697B1 (ko) 산업용 로봇
JPS63278674A (ja) 回転中心のオフセツト機構
JPH0624878U (ja) スカラ型ロボット
JP2001113488A (ja) 産業用ロボット
JP4270041B2 (ja) ロボットの手首装置とこれを備えたロボット
JP2018069354A (ja) リンク式多関節ロボット
CN215548756U (zh) 一种外夹机械手
JP3491018B2 (ja) フレキシブル治具
JP2637148B2 (ja) スカラ型ロボット
JP2773448B2 (ja) 産業用ロボットの手首機構
JP2770498B2 (ja) ハンドリング用多関節ロボット
CN111644874A (zh) 翻转装置
JPS62157788A (ja) 工業用ロボツト
JPH071042A (ja) プレスブレーキ用ロボット装置
JP2010142912A (ja) 配線ガイド機構
JPH06625U (ja) 2軸回転テーブル装置
JP3443623B2 (ja) ワーク反転装置
JPH07148680A (ja) 産業用ロボット
JPH05337851A (ja) アーム旋回式ロボット
JPS62277285A (ja) 水平関節型ロボツト
JP3032583B2 (ja) 産業用ロボットのアーム駆動装置
JP3104493U (ja) 可搬式小型ロボットアーム
JPH07299774A (ja) プレス間搬送ロボットにおけるワークハンドリング装置
JPH11265924A (ja) 薄型基板搬送多関節ロボット

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970306