JPH0624820Y2 - カメラ用シャッタの調整機構 - Google Patents
カメラ用シャッタの調整機構Info
- Publication number
- JPH0624820Y2 JPH0624820Y2 JP13839488U JP13839488U JPH0624820Y2 JP H0624820 Y2 JPH0624820 Y2 JP H0624820Y2 JP 13839488 U JP13839488 U JP 13839488U JP 13839488 U JP13839488 U JP 13839488U JP H0624820 Y2 JPH0624820 Y2 JP H0624820Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- blades
- shutter
- camera shutter
- adjustment mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Shutters For Cameras (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シャッタにおけるセクタ支持部の調整機構に
関する。
関する。
(従来の技術) 複数の羽根によりレンズ開口を形成するシャッタは、各
部品の累積誤差により、開口径の誤差が生じ易い。
部品の累積誤差により、開口径の誤差が生じ易い。
かかる誤差を調整するため、同一出願人は、すでに実願
昭62−36562号により、一つの提案を行った。ま
た、羽根の数が多くなると、僅かな変位でも、調整量が
大きくなり、微妙な調整となり、作業の熟練を要する。
昭62−36562号により、一つの提案を行った。ま
た、羽根の数が多くなると、僅かな変位でも、調整量が
大きくなり、微妙な調整となり、作業の熟練を要する。
この問題を解決する一つの方法として、実開昭62−1
88744号公報により、単一の羽根を調整する方法が
提案されたが、機構を構成する必須の部材の外に調整の
ための絞り調整板を必要としているため、部品数が増加
し、スペース上、厚み方向で不利となるばかりでなく、
調整板に係合する絞り羽根は、他の羽根と係合部の異な
る部品となり、余分な費用を要し、さらに製造上の煩わ
しさを伴う。
88744号公報により、単一の羽根を調整する方法が
提案されたが、機構を構成する必須の部材の外に調整の
ための絞り調整板を必要としているため、部品数が増加
し、スペース上、厚み方向で不利となるばかりでなく、
調整板に係合する絞り羽根は、他の羽根と係合部の異な
る部品となり、余分な費用を要し、さらに製造上の煩わ
しさを伴う。
(考案が解決しようとする課題) 本考案は、上記の様な欠点を改良し、機構構成上の必須
の要素のみを用いて、複数の羽根を有するシャッタの調
整を可能とすることにある。
の要素のみを用いて、複数の羽根を有するシャッタの調
整を可能とすることにある。
(課題を解決するための手段) 本考案よれば、レンズ開口を形成し各固定軸のまわりに
回動自在な複数の羽根と、シャッタ作動に際して駆動さ
れ前記羽根との係合部を有する駆動部材とを有し、前記
羽根の固定軸に調整可能な偏心部を設け、前記偏心部に
嵌合する前記羽根を直接調整自在にしてなるカメラ用シ
ャッタの調整機構により、目的を達成する。
回動自在な複数の羽根と、シャッタ作動に際して駆動さ
れ前記羽根との係合部を有する駆動部材とを有し、前記
羽根の固定軸に調整可能な偏心部を設け、前記偏心部に
嵌合する前記羽根を直接調整自在にしてなるカメラ用シ
ャッタの調整機構により、目的を達成する。
(実施例) 以下、本考案の詳細を、図示した一実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図は、3枚の羽根5,6,7を用いた実施例を示す
平面図であり、1はシャッタケースで羽根の回転支持軸
2,3,4を有する。4は、ケース1への支持部に対し
て偏心した上側部分で羽根7に嵌合し、羽根7の回転中
心を位置調整できる。5,6,7は、羽根でカム溝部5
a,6a,7aを有し、その回転支持軸2,3,4に嵌
合し、回転量に応じてシャッタ開口径が形成する。8
は、駆動リングで羽根のカム溝部5a,6a,7aに嵌
合するピン8a,8b,8cを有し、シャッタ開口1a
のまわりに回動自在に支持されている。
平面図であり、1はシャッタケースで羽根の回転支持軸
2,3,4を有する。4は、ケース1への支持部に対し
て偏心した上側部分で羽根7に嵌合し、羽根7の回転中
心を位置調整できる。5,6,7は、羽根でカム溝部5
a,6a,7aを有し、その回転支持軸2,3,4に嵌
合し、回転量に応じてシャッタ開口径が形成する。8
は、駆動リングで羽根のカム溝部5a,6a,7aに嵌
合するピン8a,8b,8cを有し、シャッタ開口1a
のまわりに回動自在に支持されている。
以下、作動について説明する。第1図において、図示し
ない駆動機構により駆動リング8が右旋方向へ駆動され
ると、ピン8a,8b,8c,により羽根5,6,7は
軸2,3,4のまわりにそれぞれ左旋方向へ駆動され、
内縁部で形成する開口径が大きくなる。駆動リング8が
所定の位置に停止したとき、所定の開口径が得られない
時には、軸4を旋回調整すると、例えば、第1図の羽根
7が一点鎖線で示すように開口径を大きくする。軸4を
反対方向に旋回すれば開口径を小さく調整する。
ない駆動機構により駆動リング8が右旋方向へ駆動され
ると、ピン8a,8b,8c,により羽根5,6,7は
軸2,3,4のまわりにそれぞれ左旋方向へ駆動され、
内縁部で形成する開口径が大きくなる。駆動リング8が
所定の位置に停止したとき、所定の開口径が得られない
時には、軸4を旋回調整すると、例えば、第1図の羽根
7が一点鎖線で示すように開口径を大きくする。軸4を
反対方向に旋回すれば開口径を小さく調整する。
上記説明は、絞り装置としての調整方法を説明したもの
であるが、プログラムシャッタとして露光量を制御する
シャッタの調整機構としても適用できる。
であるが、プログラムシャッタとして露光量を制御する
シャッタの調整機構としても適用できる。
即ち、第1の状態から駆動リング8が左旋回して、各羽
根5,6,7が開口部を完全に遮蔽した状態とする。そ
して、露出作動の開始に伴って、駆動リング8が右旋回
し、羽根5,6,7を作動して、シャッタ開口の開放が
行われ、所定の露光が行われた後に駆動リング8が反転
して閉動作が行われる。この時、露光量は、設計上、所
定の値になる様に構成されているが、実際の部品には寸
法上のバラツキ等があるため、微調整が必要である。例
えば所定の値に対して露光量がアンダーだった場合、軸
4を左旋せることによって、羽根7は図中一点鎖線の如
くその位相を変化させられるので、駆動リング8の回転
に対する露光量の変化は、オーバー側に調整され、露光
量を所定の値にすることができる。アンダー側に調整可
能であることは説明するまでもない。
根5,6,7が開口部を完全に遮蔽した状態とする。そ
して、露出作動の開始に伴って、駆動リング8が右旋回
し、羽根5,6,7を作動して、シャッタ開口の開放が
行われ、所定の露光が行われた後に駆動リング8が反転
して閉動作が行われる。この時、露光量は、設計上、所
定の値になる様に構成されているが、実際の部品には寸
法上のバラツキ等があるため、微調整が必要である。例
えば所定の値に対して露光量がアンダーだった場合、軸
4を左旋せることによって、羽根7は図中一点鎖線の如
くその位相を変化させられるので、駆動リング8の回転
に対する露光量の変化は、オーバー側に調整され、露光
量を所定の値にすることができる。アンダー側に調整可
能であることは説明するまでもない。
なお、上記実施例は、3枚の羽根を使用し、駆動リング
によって作動した場合の説明を行ったが、5枚、8枚等
に増加し、それらに対応して、偏心軸を適宜増加し、開
口径の形状が極度な歪とならないようにすることもでき
る。
によって作動した場合の説明を行ったが、5枚、8枚等
に増加し、それらに対応して、偏心軸を適宜増加し、開
口径の形状が極度な歪とならないようにすることもでき
る。
また、2枚の羽根を使用して、そのうちの一方の羽根の
支持軸を偏心軸として調整することもできる。
支持軸を偏心軸として調整することもできる。
さらに、各カム溝5a,6a,7a,に代わって、各羽
根にピンを植設し、駆動リング8にカム溝を対応させて
形成してもよい。
根にピンを植設し、駆動リング8にカム溝を対応させて
形成してもよい。
(効果) 上記説明から明らかな如く、シャッタ羽根機構として必
須の構成部材のみを用いて、羽根の固定軸を調整するこ
とにより、一枚の羽根を直接調整してシャッタ開口径の
調整が可能であり、所望の調整量を確保しつつ、かつ熟
練を要しないため作業効率が向上する。また特異な部品
を追加することなく、スペースを小さく構成し、安価な
シャッタの調整機構が得られる。
須の構成部材のみを用いて、羽根の固定軸を調整するこ
とにより、一枚の羽根を直接調整してシャッタ開口径の
調整が可能であり、所望の調整量を確保しつつ、かつ熟
練を要しないため作業効率が向上する。また特異な部品
を追加することなく、スペースを小さく構成し、安価な
シャッタの調整機構が得られる。
第1図は、本考案の一実施例を示す平面図、第2図は、
第1図の部品断面図、を示す。 1……シャッタケース 2,3,4……復帰ばね 5,6,7……羽根 8……駆動リング(駆動部材)
第1図の部品断面図、を示す。 1……シャッタケース 2,3,4……復帰ばね 5,6,7……羽根 8……駆動リング(駆動部材)
Claims (1)
- 【請求項1】レンズ開口を形成し各固定軸のまわりに回
動自在な複数の羽根と、シャッタ作動に際して駆動され
前記羽根との係合部を有する駆動部材とを有し、 前記羽根の固定軸に調整可能な偏心部を設け、前記偏心
部に嵌合する前記羽根を直接調整自在にしたカメラ用シ
ャッタの調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13839488U JPH0624820Y2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | カメラ用シャッタの調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13839488U JPH0624820Y2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | カメラ用シャッタの調整機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0258733U JPH0258733U (ja) | 1990-04-26 |
JPH0624820Y2 true JPH0624820Y2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=31400689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13839488U Expired - Fee Related JPH0624820Y2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | カメラ用シャッタの調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0624820Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002023218A (ja) * | 2000-07-12 | 2002-01-23 | Olympus Optical Co Ltd | 絞り機構とその調整方法 |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP13839488U patent/JPH0624820Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0258733U (ja) | 1990-04-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |