JPS6032660Y2 - 絞り調整用治具 - Google Patents

絞り調整用治具

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JPS6032660Y2
JPS6032660Y2 JP9774981U JP9774981U JPS6032660Y2 JP S6032660 Y2 JPS6032660 Y2 JP S6032660Y2 JP 9774981 U JP9774981 U JP 9774981U JP 9774981 U JP9774981 U JP 9774981U JP S6032660 Y2 JPS6032660 Y2 JP S6032660Y2
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JP
Japan
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aperture
diaphragm
adjustment jig
reference pin
adjustment
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JP9774981U
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JPS585021U (ja
Inventor
健三 田中
明夫 山本
和男 浜
Original Assignee
オリンパス光学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、絞り調整用治具、更に詳しくは、虹彩絞りの
最小絞り口径と、この虹彩絞りを絞り込み作動させる作
動部材の最大移動位置との間の位置決め調整を行なう絞
り調整用治具に関する。
レンズの絞りやレンズシャッターとして、複数枚の絞り
羽根を組み合わせた、いわゆる虹彩絞りが用いられてい
ることは既に周知である。
この虹彩絞りは、絞り作動部材によって複数枚の絞り羽
根が同時に回動されるようになっており、絞り作動部材
の移動量、つまり、絞り羽根の回動量に応じて、各絞り
羽根の内縁によって囲まれて中央位置に形成される絞り
開口の口径が変化するようになっている。
この虹彩絞りをレンズの絞りやシャッターとして用いる
場合には、絞り作動部材の所定の移動に対応して、絞り
羽根が所定量回動して、一定の絞り口径が得られなけれ
ばならないことは云うまでもない。
従って、虹彩絞りの組立後には、絞り作動部材の移動量
と上記虹彩絞りの絞り口径とを一義的に対応させて、多
数個の虹彩絞りの間でばらつきが生じないように調整を
する必要がある。
上記虹彩作動部材の移動量と虹彩絞りの絞り口径とを一
義的に対応させる調整方法としては、虹彩絞りの最小絞
り口径と同一の直径を有する基準ピンを外周面に各絞り
羽根の内側面を当て付けて、この状態で上記絞り作動部
材が同作動部材の最大移動位置を規制するストッパ一部
またはストッパ一部材に当接するように調整する方法が
一般に採られている。
この調整方法を実施するのに、従来は、中央位置に上記
基準ピンを固定する絞り調整用治具が用いられていた。
しか腰従来の絞り調整用治具は、上記基準ピンを固定し
ていたので、虹彩絞りの絞り開口が偏心したいた場合に
は、虹彩絞りを位置決めして載置した状態で作動部材を
移動させたときに、一部の絞り羽根だけが基準ピンに当
接した状態で作動部材をそれ以上回動させることができ
なくなり(第5図参照)、虹彩絞りが最小絞り口径まで
絞り込まれず、かつ、絞り作動部材が最大移動位置まで
至っていないという状態で上記調整ができなくなるとい
う不具合があった。
このような場合、従来は虹彩絞りを治具より引き上げ、
目測で調整を行なっていたが、この結果、製品のばらつ
きが大きいという不都合が生じていた。
本考案の目的は、上記従来の不具合を解消するために、
基準ピンを同ピンの軸方向と垂直な方向に可動自在とな
るように配設した絞り調整用治具を提供するにある。
本考案によれば、基準ピンが同ピンの起立する方向と垂
直な面内で可動自由となっているので、虹彩絞りの絞り
開口が多少偏心していたとしても、一部の絞り羽根が基
準ピンに当った際に同ピンがその一部の絞り羽根によっ
て押し動かされて、全ての絞り羽根に均等に当接する位
置まで移動する。
よって、虹彩絞りを最小絞り口径まで絞り込むことがで
き、絞り作動部材と虹彩絞りとの間の調整を行なうこと
ができるようになる。
このため、従来のように、目測による調整をする必要が
なくなり、製品のばらつきが少なくなって、品質の向上
を図ることができる。
また、調整作業がやりやすくなり、作業能率が向上する
以下、本考案を図示の一実施例に基づいて説明する。
第1図は、本考案に係る絞り調整用治具を示している。
この絞り調整用治具1は、上面となる一端面に虹彩絞り
2を載置するためのリング状段部が幾重にも設けられた
短円検体で形成されていて、その中央円柱部1aには、
上記虹彩絞り2の最小絞り口径と同一の直径を有する、
断面円形の基準ピン3が上方に向けて突出するように設
けられている。
この基準ピン3は、第2図に示すように、上記中央円柱
部1aの上面凹部1a1内に配設された支持板4上に固
植されており、上記凹部1a1を閉蓋するように中央円
柱部1aに固着された蓋部材5の中央透孔5aを貫通し
て上方に向けて延び出している。
上記透孔5aは、上記基準ピン3の直径より広い内径を
有していて、同透孔5a内で上記基準ピン3は水平方向
に移動できるようになっている。
蓋部材5は、ビス7(第1図参照)によって、上記中央
円柱部1aに固着されている。
上記支持板4は、上記凹部1at内に収納された複数個
の鋼球6上に載置されていて、これら鋼球6に点接触し
、上記蓋部材5の下面によってガイドされながら、きわ
めて低摩擦、低抵抗で水平方向に移動できるようになっ
ている。
また、第1図に示すように上記絞り調整用治具1の上方
突出縁でなる外周縁1bは、その内径が後に詳述する虹
彩絞り2の外径と同一径となるようになっていて、外周
縁1bによって取り囲まれた凹部に虹彩絞り2を嵌合し
て位置決めするようになっている。
なお、第1図中、符号1cは、後述する絞り作動片16
を回動させるための操作用切欠を、8,9は、上記虹彩
絞り2の回転方向の位置決めを行なうための位置決め用
ピンをそれぞれ示している。
一方、上記絞り調整用治具1によって絞りの調整を行な
われる虹彩絞り2は、複数枚の絞り羽根11 (第4図
参照、同図において絞り羽根11の枚数は6枚となって
いる。
)と、同羽根11を上下から挾み込んて回動自在に支持
する、環状の上下の羽根支持板12.13と、これら上
下の羽根支持板12.13をビス14によって一体的に
固着する、同じく環状の絞り支持枠15と、この絞り支
持枠15内に配設された絞り駆動環(図示されず)に連
結された絞り作動片16と、この絞り作動片16に上記
絞り羽根11を開かせる方向の回動習性を与える緊縮性
のコイルばね17とで、その主要部が構成されている。
上記絞り支持枠15は、上方に向けて若干突出した内縁
突出部15aと、回部15aの下部15aの下部寄りか
ら外方に向けて延び出した鍔部15bとで形成されてい
て、上記内縁突出部15aに上記絞り支持板12.13
等が固着されている。
そして、内縁突出部15aの一側部および鍔部15bの
一部に形成された扇形状の切欠15c内に、同切欠15
cより幅の狭い上記絞り作動片16が径方向に向けて延
び出している。
絞り作動片16を載置するために、上記切欠15cの両
側内面に設けられた段部は、その下面が上記鍔部15b
の上面より一段と低くなっていて、この面と鍔部15b
の上面との間の左右両側面は、絞り作動片16の回動位
置を規制する衝止面15d、15eとなっている。
よって、絞り作動片16は、上記切欠15c内で若干回
動し得るようになっており、時計方向に回動するに従っ
て絞り羽根11を絞り込み、反時計方向に回動するに従
って絞り羽根11を開放するようになっている。
上記絞り作動片16の先端部寄りには、径方向に対して
斜めに傾いた作動用のカム長孔16aが穿設されている
このカム長孔16a内にハ、製品の組立の際に、上記切
欠15cを通して下方から作動ピン(図示されず)が嵌
入され、同ピンの移動によって絞り作動片16が回動さ
れるようになっている。
また、絞り作動片16の左側方には、基部が作動片16
と一体になった調整片16bが延び出している。
絞り2の調整時には、この調整片16bをペンチ等の工
具によって左右方向に曲げて、調整片16bの衝止面1
5dへの衝合位置を調整して、作動片16の最大回動位
置と絞り2の最小絞り口径とを一義的に対応させるよう
になっている。
さらに、作動片16の右側先端部寄りには、上記コイル
ばね17の一端を係着するピン18が植立されている。
コイルばね17の他端は、絞り支持枠15の鍔部15b
に螺着されたビス19に係着されていて、絞り作動片1
6には反時計方向に回動する習性が与えられている。
この習性による作動片16の回動は、同片16の右側端
面が衝止面15eに衝合することによって、絞り羽根1
1の全開位置に規制されている。
また、上記絞り支持枠15の鍔部15bの左側縁部は、
一定幅の円弧状に切り欠かれており、この切欠の両側内
面が上記位置決め用ピン8,9に衝合して、虹彩絞り2
を所定位置に位置決めする被規制面15f、15gとな
っている。
なお、この位置決めされた状態で、虹彩絞り2の切欠1
5Cは、絞り調整用治具1の切欠1aに対応するように
なっていて、虹彩絞り2を絞り調整用治具1に取り付け
た状態で側方から絞り作動片16を回動操作できるよう
になっている。
以上のように、本考案の絞り調整用治具1は構成されて
いる。
次に、この絞り調整用治具1の作用について説明する。
まず、虹彩絞り2を絞り調整用治具1に載置して位置決
めすると、第3図に示すように、治具1の外周縁部1b
内に絞り2が嵌合されると共に、位置決め用ピン8,9
に被規制面15f、15gがそれぞれ当接して、虹彩絞
り2は絞り調整用治具1に対して調整可能状態に固定さ
れる。
この位置決め状態では、基準ピン3が虹彩絞り2の中央
透孔を貫通して絞り羽根11と係合し得る位置まで延び
出している。
次に、虹彩絞り2の絞り調整を行なうには、絞り作動片
16を第3図に示す状態から左方に向けて押し動かし、
絞り羽根11を図示しない支軸を中心として反時計方向
にそれぞれ回動させて、絞り羽根11の絞り込み動作を
行なわせる。
絞り調整が正しく行なわれている場合には、第4図に示
すように、調整片16bが衝止面15dに衝合した状態
で各絞り羽根11がその内側面をそれぞれ基準ピン3に
外接させることになる。
即ち、絞り作動片16が最大回動位置まで回動したとき
に、絞り羽根11が最小絞り口径まで絞り込まれること
になる。
もし、絞り調整が正しく行なわれていなかった場合には
、調整片16bが衝止面15dに衝合した状態で各絞り
羽根11が基準ピン3に外接していなかったり、作動片
16bが衝止面15dに衝合する手前の状態で各絞り羽
根11が基準ピン3に外接して、作動片16をそれ以上
回動し得なくなる。
このような場合には、ペンチ等の工具によって調整片1
6bを左右に曲げて、第4図に示した如く、調整片16
bが衝止面15dに衝合した状態で各絞り羽根11が基
準ピン3の外接するように調整すればよい。
ところで、従来の絞り調整用治具においては、基準ピン
3が中央位置に固定されていたので、絞り開口が中心よ
り偏心していた場合には、一部の絞り羽根が基準ピンに
当接して、最小絞り口径まで絞り込まれる以前の状態で
、絞り作動片をそれ以上回動させることができなくなり
、絞り調整が不能になるという不具合があった(第5図
参照)。
しかし、本考案の絞り調整用治具1においては、基準ピ
ン3が軸方向に垂直な方向に可動となっているので、第
5図に示すように、絞り開口が中心より偏心していたと
しても、一部の絞り羽根11が基準ピン3に当接すると
、同ピン3がその絞り羽根11によって押し動かされて
、全ての絞り羽根11に均等に当接する位置まで移動し
、絞り羽根11が最小絞り口径まで絞り込まれるように
なる(第4図参照)。
従って、調整片16bの曲りを調整して、絞り調整を行
なことができる。
なお、基準ピン3は、鋼球6の作用によって、きわめて
低摩擦、低抵抗で円滑に移動される。
以上述べたように、本考案によれば、基準ピンをその軸
方向を垂直な方向に可動自在となるように配設したので
、明細書冒頭に述べた従来の不具合を解消する、使用上
甚た便利な絞り調整用治具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例を示す絞り調整用治具の斜
視図、第2図は、上記第1図に示した絞り調整用治具に
おける基準ピンの配設状態を示す要部拡大断面図、第3
図ないし第5図は、上記第1図に示した絞り調整用治具
の作動態様をそれぞれ示す平面図である。 1・・・・・・絞り調整用治具、2・・・・・・虹彩絞
り、3・・・・・・基準ピン、6・・・・・・鋼球、1
1・・・・・・絞り羽根、16・・・・・・絞り作動片
(絞り作動部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 虹彩絞りの最小絞り口径と同一の直径を有する基準ピン
    に、上記虹彩絞りの絞り羽根を当て付けて、この絞り羽
    根を絞り込み作動させる絞り作動部材の最大移動位置に
    位置決め調整を行なう絞り調整用治具において、 上記基準ピンを同ピンの軸方向と垂直な方向に可動自在
    となるように配設したことを特徴とする絞り調整用治具
JP9774981U 1981-07-01 1981-07-01 絞り調整用治具 Expired JPS6032660Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9774981U JPS6032660Y2 (ja) 1981-07-01 1981-07-01 絞り調整用治具

Applications Claiming Priority (1)

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JP9774981U JPS6032660Y2 (ja) 1981-07-01 1981-07-01 絞り調整用治具

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Publication Number Publication Date
JPS585021U JPS585021U (ja) 1983-01-13
JPS6032660Y2 true JPS6032660Y2 (ja) 1985-09-30

Family

ID=29892533

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9774981U Expired JPS6032660Y2 (ja) 1981-07-01 1981-07-01 絞り調整用治具

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6389089U (ja) * 1986-12-01 1988-06-09

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JPS585021U (ja) 1983-01-13

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