JPH06248204A - 艶消し電着塗料 - Google Patents
艶消し電着塗料Info
- Publication number
- JPH06248204A JPH06248204A JP5062953A JP6295393A JPH06248204A JP H06248204 A JPH06248204 A JP H06248204A JP 5062953 A JP5062953 A JP 5062953A JP 6295393 A JP6295393 A JP 6295393A JP H06248204 A JPH06248204 A JP H06248204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- resin
- electrodeposition coating
- matte
- inorganic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】樹脂微粒子の表面を親水化する必要がなく、従
って、使用できる樹脂微粒子の材質の制約がない艶消し
電着塗料を提供すること。 【構成】樹脂粉体上に無機の微粒子を付着、固定してな
る粉体を少なくとも含む艶消し電着塗料。 【効果】樹脂粉体表面に無機粉体が存在しているので、
水に対する濡れ性が良好であり、従来のように樹脂微粒
子の表面を親水化する必要がなく、従って、電着塗料中
に容易に樹脂粉体を分散することができるものである。
又、使用できる樹脂材質の制約を極力排除でき、更に、
樹脂粉体を核としているので比重が低いので、分離、沈
降などがなくなり、均一に電着塗料と共に共析するの
で、安定に、均一な艶消し外観が得られる。
って、使用できる樹脂微粒子の材質の制約がない艶消し
電着塗料を提供すること。 【構成】樹脂粉体上に無機の微粒子を付着、固定してな
る粉体を少なくとも含む艶消し電着塗料。 【効果】樹脂粉体表面に無機粉体が存在しているので、
水に対する濡れ性が良好であり、従来のように樹脂微粒
子の表面を親水化する必要がなく、従って、電着塗料中
に容易に樹脂粉体を分散することができるものである。
又、使用できる樹脂材質の制約を極力排除でき、更に、
樹脂粉体を核としているので比重が低いので、分離、沈
降などがなくなり、均一に電着塗料と共に共析するの
で、安定に、均一な艶消し外観が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、安定性、電着特性に優
れ、美麗な塗膜外観を形成する電着塗料に関するもので
ある。
れ、美麗な塗膜外観を形成する電着塗料に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、電着塗装により艶消し調表面を得
る方法としては、樹脂変性法、微粒子共析法、後処理法
がある。樹脂変性法は、有機金属キレ−トを触媒として
形成した含水ミクロゲルを含む、アクリル系アニオン型
電着塗料を用いて電着し、焼付時に析出したゲルの凹凸
により艶消し外観を得る方法であり、分離、沈降、凝集
等がなく、安定であるという利点を有する。又、微粒子
共析法は、無機粉体などの微粒子を添加し、共析させて
微粒子の凹凸により艶消し外観を得る方法である。更
に、後処理法は、アクリル−メラミン系の艶有り電着塗
装後、未硬化のまま架橋触媒となる酸(有機スルホン酸
など)を含む水溶液中で陽極酸化を行い、塗膜中に酸を
含浸させ、焼付時の架橋反応を促進させ、平滑化を抑制
させ艶消し外観を得る方法である。
る方法としては、樹脂変性法、微粒子共析法、後処理法
がある。樹脂変性法は、有機金属キレ−トを触媒として
形成した含水ミクロゲルを含む、アクリル系アニオン型
電着塗料を用いて電着し、焼付時に析出したゲルの凹凸
により艶消し外観を得る方法であり、分離、沈降、凝集
等がなく、安定であるという利点を有する。又、微粒子
共析法は、無機粉体などの微粒子を添加し、共析させて
微粒子の凹凸により艶消し外観を得る方法である。更
に、後処理法は、アクリル−メラミン系の艶有り電着塗
装後、未硬化のまま架橋触媒となる酸(有機スルホン酸
など)を含む水溶液中で陽極酸化を行い、塗膜中に酸を
含浸させ、焼付時の架橋反応を促進させ、平滑化を抑制
させ艶消し外観を得る方法である。
【0003】樹脂変性法は、表面の反射率、及び表面の
粗さの制御が困難である等の問題がある。又、微粒子共
析法は、微粒子に用いられる無機粉体は比重が高く、従
って、均一に電着塗料に分散しても沈降しやすく、艶消
しのむらが発生しやすい等の問題がある。更に、後処理
法は、処理工程が長く、且つ、艶消しのばらつきが発生
しやすい等の問題がある。
粗さの制御が困難である等の問題がある。又、微粒子共
析法は、微粒子に用いられる無機粉体は比重が高く、従
って、均一に電着塗料に分散しても沈降しやすく、艶消
しのむらが発生しやすい等の問題がある。更に、後処理
法は、処理工程が長く、且つ、艶消しのばらつきが発生
しやすい等の問題がある。
【0004】これら三方法の中で、特に微粒子共析法
は、微粒子の大きさ、及び添加量を変えることにより、
より具体的には、耐熱性が高く、低比重の樹脂微粒子を
添加し、その微粒子の濃度及び粒子径を変えることによ
り比較的容易に表面の凹凸形状の制御が可能であること
から、優れた方法といえる。
は、微粒子の大きさ、及び添加量を変えることにより、
より具体的には、耐熱性が高く、低比重の樹脂微粒子を
添加し、その微粒子の濃度及び粒子径を変えることによ
り比較的容易に表面の凹凸形状の制御が可能であること
から、優れた方法といえる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、樹脂微粒子の表面を親水化する必要があり、使用で
きる樹脂微粒子の材質が制約される等の問題が残されて
いた。
合、樹脂微粒子の表面を親水化する必要があり、使用で
きる樹脂微粒子の材質が制約される等の問題が残されて
いた。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、樹脂微
粒子の表面を親水化する必要がなく、従って、使用でき
る樹脂微粒子の材質の制約がない艶消し電着塗料を提供
することをその目的とし、樹脂粉体上に無機の微粒子を
付着、固定してなる粉体を少なくとも含む艶消し電着塗
料をその要旨とするものである。
粒子の表面を親水化する必要がなく、従って、使用でき
る樹脂微粒子の材質の制約がない艶消し電着塗料を提供
することをその目的とし、樹脂粉体上に無機の微粒子を
付着、固定してなる粉体を少なくとも含む艶消し電着塗
料をその要旨とするものである。
【0007】本発明に使用可能な電着塗料としては、ア
ニオ型、カチオン型の何れも使用可能であって、アニオ
型としては、アルキッド−メラミン、ポリブタジエン、
アクリル系、アクリル−メラミン系などが挙げら、又、
カチオン型としては、エポキシ系、エポキシ−ウレタン
系、アクリル−ウレタン系の熱硬化型塗料などが挙げら
れる。
ニオ型、カチオン型の何れも使用可能であって、アニオ
型としては、アルキッド−メラミン、ポリブタジエン、
アクリル系、アクリル−メラミン系などが挙げら、又、
カチオン型としては、エポキシ系、エポキシ−ウレタン
系、アクリル−ウレタン系の熱硬化型塗料などが挙げら
れる。
【0008】核となる樹脂粉体としては、ポリエチレ
ン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレ−ト、A
S、ABS、EVA、POM、PVC、PMMA、ポリ
アミド、ポリカ−ボネ−ト、ポリエステル、PBTP、
ポリイミド、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ナイロン、フ
ェノ−ル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、セルロ−ス等が使用可能であり、その形状
は、繊維状、球状、リン片状、中空状、無定型状など種
々使用できる。これらの粉体の大きさは、1〜50μm
程度である。
ン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレ−ト、A
S、ABS、EVA、POM、PVC、PMMA、ポリ
アミド、ポリカ−ボネ−ト、ポリエステル、PBTP、
ポリイミド、フッ素樹脂、シリコン樹脂、ナイロン、フ
ェノ−ル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレ
フィン樹脂、セルロ−ス等が使用可能であり、その形状
は、繊維状、球状、リン片状、中空状、無定型状など種
々使用できる。これらの粉体の大きさは、1〜50μm
程度である。
【0009】次に、樹脂粉体上に付着、固定される無機
粉体としては、SiO2、Al2O3、TiO2、Zn
O2、ZrO2、SnO2、InO2、WO3、MgO、C
aO等の酸化物、BaSO4、SrSO4、CaSO4等
の硫酸塩、CaCO3、BaCO3、SrCO3、MgC
O3等の炭酸塩、カオリン、長石、カオリナイト、ケイ
石等の天然鉱物などが使用可能である。これらの無機粉
体の大きさは、用いる樹脂粉体の1/5程度以下であれ
ばよく、一種又は二種以上混合して用いてもよい。
粉体としては、SiO2、Al2O3、TiO2、Zn
O2、ZrO2、SnO2、InO2、WO3、MgO、C
aO等の酸化物、BaSO4、SrSO4、CaSO4等
の硫酸塩、CaCO3、BaCO3、SrCO3、MgC
O3等の炭酸塩、カオリン、長石、カオリナイト、ケイ
石等の天然鉱物などが使用可能である。これらの無機粉
体の大きさは、用いる樹脂粉体の1/5程度以下であれ
ばよく、一種又は二種以上混合して用いてもよい。
【0010】これら無機粉体を樹脂粉体上に付着、固定
する方法としては、乳鉢、自動乳鉢、ボ−ルミル、メカ
ノミル(岡田精工(株)製)、メカノフィ−ジョンシス
テム(ホソカワミクロン(株)製)、ハイブリダイゼ−
ションシステム((株)奈良機械製作所製)、ディスパ
コ−ト(日清製粉(株)製)、コ−トマイザ−(フロイ
ント産業(株)製)等により処理すればよく、又、コロ
イド状の分散した液状に樹脂粉体を分散し、表面に吸
着、付着させ、ろ過することにより取り出し、乾燥粉砕
して作成してもよい。
する方法としては、乳鉢、自動乳鉢、ボ−ルミル、メカ
ノミル(岡田精工(株)製)、メカノフィ−ジョンシス
テム(ホソカワミクロン(株)製)、ハイブリダイゼ−
ションシステム((株)奈良機械製作所製)、ディスパ
コ−ト(日清製粉(株)製)、コ−トマイザ−(フロイ
ント産業(株)製)等により処理すればよく、又、コロ
イド状の分散した液状に樹脂粉体を分散し、表面に吸
着、付着させ、ろ過することにより取り出し、乾燥粉砕
して作成してもよい。
【0011】
【作用】本発明の艶消し電着塗料は、樹脂粉体上に無機
の微粒子を付着、固定してなる粉体を少なくとも含むも
のであり、樹脂粉体表面に無機粉体が存在しているの
で、水に対する濡れ性が良好であり、従来のように樹脂
微粒子の表面を親水化する必要がなく、従って、電着塗
料中に容易に樹脂粉体を分散することができるものであ
る。又、使用できる樹脂材質の制約を極力排除でき、更
に、樹脂粉体を核としているので比重が低いので、分
離、沈降などがなくなり、均一に電着塗料と共に共析す
るので、安定に、均一な艶消し外観が得られるものであ
る。
の微粒子を付着、固定してなる粉体を少なくとも含むも
のであり、樹脂粉体表面に無機粉体が存在しているの
で、水に対する濡れ性が良好であり、従来のように樹脂
微粒子の表面を親水化する必要がなく、従って、電着塗
料中に容易に樹脂粉体を分散することができるものであ
る。又、使用できる樹脂材質の制約を極力排除でき、更
に、樹脂粉体を核としているので比重が低いので、分
離、沈降などがなくなり、均一に電着塗料と共に共析す
るので、安定に、均一な艶消し外観が得られるものであ
る。
【0012】
実施例1 樹脂粉体として平均粒子径5μmの球状ナイロン12粉
体(東レ(株)製、SP−500)100部を、又、無
機粉体として平均粒子径0.3μmの球状シリカ(宇部
日東化成(株)製)37部を用い、これらを混合した。
次に、ハイブリダイザ−((株)奈良機械製作所製)を
用い、8000rpm、5分間処理することにより、ナ
イロン12粉体表面にシリカの微粒子を付着、固定した
粉体を得た。電着塗料としては、熱硬化性アクリル系ア
ニオン型(関西ペイント(株)製、エレクロンAG10
0)を用い、電着塗料樹脂固形分に対して、シリカの微
粒子を付着、固定したナイロン12粉体を20%添加
し、強分散することにより、艶消しの電着塗料を得た。
被塗装物として、JIS1080(99.8%アルミニ
ウム)の板を用い、この板を、10%水酸化ナトリウム
中で50℃で1分間アルカリエッチングし、30%硝酸
にて中和処理した。その後15%硫酸水溶液中で、20
℃、電流密度1.5A/dm2、30分間陽極酸化し、
10μmのアルマイト皮膜を形成した。水洗後、艶消し
電着塗料にて、130Vの直流電圧を2分間印加し、水
洗後、180℃、20分間乾燥することにより、艶消し
の表面を有するアルミニウム板を得た。
体(東レ(株)製、SP−500)100部を、又、無
機粉体として平均粒子径0.3μmの球状シリカ(宇部
日東化成(株)製)37部を用い、これらを混合した。
次に、ハイブリダイザ−((株)奈良機械製作所製)を
用い、8000rpm、5分間処理することにより、ナ
イロン12粉体表面にシリカの微粒子を付着、固定した
粉体を得た。電着塗料としては、熱硬化性アクリル系ア
ニオン型(関西ペイント(株)製、エレクロンAG10
0)を用い、電着塗料樹脂固形分に対して、シリカの微
粒子を付着、固定したナイロン12粉体を20%添加
し、強分散することにより、艶消しの電着塗料を得た。
被塗装物として、JIS1080(99.8%アルミニ
ウム)の板を用い、この板を、10%水酸化ナトリウム
中で50℃で1分間アルカリエッチングし、30%硝酸
にて中和処理した。その後15%硫酸水溶液中で、20
℃、電流密度1.5A/dm2、30分間陽極酸化し、
10μmのアルマイト皮膜を形成した。水洗後、艶消し
電着塗料にて、130Vの直流電圧を2分間印加し、水
洗後、180℃、20分間乾燥することにより、艶消し
の表面を有するアルミニウム板を得た。
【0013】実施例2 樹脂粉体として平均粒子径5μmのシリコン樹脂粉体
(東レシリコン(株)製、トレフィルE−501)10
0部を、又、無機微粒子として平均粒子径0.5μmの
アルミナ(住友化学工業(株)製、AKP−20)56
部を用い、これらを混合し、ハイブリダイザ−((株)
奈良機械製作所製)で8000rpm、20分間処理す
ることにより、シリコン樹脂粉体上にアルミナを付着、
固定した粉体を得た。電着塗料としては、熱硬化性エポ
キシ系カチオン型(上村工業(株)製、ニュ−ペイン
ト)の黒色を用い、電着塗料樹脂固形分に対してアルミ
ナを付着、固定したシリコン樹脂粉体を40%添加し、
強分散することにより艶消しの電着塗料を得た。被塗装
物として、真鍮の板を浸漬脱脂、電解脱脂後、10%塩
酸にて活性化し、光沢ニッケルめっきを10μm施し
た。次に、被処理物をカソ−ドとし、100Vの直流電
圧を3分間印加し、水洗後180℃25分間乾燥するこ
とにより、黒の艶消しを有する真鍮板を得た。
(東レシリコン(株)製、トレフィルE−501)10
0部を、又、無機微粒子として平均粒子径0.5μmの
アルミナ(住友化学工業(株)製、AKP−20)56
部を用い、これらを混合し、ハイブリダイザ−((株)
奈良機械製作所製)で8000rpm、20分間処理す
ることにより、シリコン樹脂粉体上にアルミナを付着、
固定した粉体を得た。電着塗料としては、熱硬化性エポ
キシ系カチオン型(上村工業(株)製、ニュ−ペイン
ト)の黒色を用い、電着塗料樹脂固形分に対してアルミ
ナを付着、固定したシリコン樹脂粉体を40%添加し、
強分散することにより艶消しの電着塗料を得た。被塗装
物として、真鍮の板を浸漬脱脂、電解脱脂後、10%塩
酸にて活性化し、光沢ニッケルめっきを10μm施し
た。次に、被処理物をカソ−ドとし、100Vの直流電
圧を3分間印加し、水洗後180℃25分間乾燥するこ
とにより、黒の艶消しを有する真鍮板を得た。
【0014】実施例3 樹脂粉体として平均粒子径30μmのポリスチレン粉体
(住友化学(株)製、ファインパ−ル、PB3002)
100部を、又、無機微粒子として平均粒子径0.5μ
mの酸化チタン(チタン工業(株)製、AK15)60
部を用い、これらを混合し、自動乳鉢で2時間処理する
ことによりポリスチレン樹脂粉体上に酸化チタンを付
着、固定した粉体を得た。電着塗料として熱硬化性アク
リル系アニオン型(三菱レイヨン(株)製、ダイヤナ−
ルED)を用い、電着塗料樹脂固形分に対して酸化チタ
ンを付着、固定したポリスチレン粉体を30%添加し、
強分散することにより艶消しの電着塗料を得た。被塗装
物とした実施例1で用いたアルミニウム板を実施例1と
同様にアルマイト処理を行い、水洗後、両極を被処理物
として300Vの交流電圧を4分間印可し、水洗後、1
80℃30分間乾燥することにより、半光沢性の凹凸の
あるアルミニウム板を得た。
(住友化学(株)製、ファインパ−ル、PB3002)
100部を、又、無機微粒子として平均粒子径0.5μ
mの酸化チタン(チタン工業(株)製、AK15)60
部を用い、これらを混合し、自動乳鉢で2時間処理する
ことによりポリスチレン樹脂粉体上に酸化チタンを付
着、固定した粉体を得た。電着塗料として熱硬化性アク
リル系アニオン型(三菱レイヨン(株)製、ダイヤナ−
ルED)を用い、電着塗料樹脂固形分に対して酸化チタ
ンを付着、固定したポリスチレン粉体を30%添加し、
強分散することにより艶消しの電着塗料を得た。被塗装
物とした実施例1で用いたアルミニウム板を実施例1と
同様にアルマイト処理を行い、水洗後、両極を被処理物
として300Vの交流電圧を4分間印可し、水洗後、1
80℃30分間乾燥することにより、半光沢性の凹凸の
あるアルミニウム板を得た。
【0015】以上の実施例1乃至3で得られた艶消し電
着塗装物の各種試験結果を表1に示す。
着塗装物の各種試験結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】(試験方法) 光沢:日本電色工業(株)製のGLOSS METER
(VGS−SENSOR)を用い、入射角60度で表面
の光沢度を測定した。 表面硬度:上島(株)製の引っかき式塗膜硬度計を用
い、荷重1.0Kgで各種硬度の鉛筆を使用し、表面に
傷の付いた鉛筆硬度の1ランク下を表面硬度とした。鉛
筆はJIS S 6006に準じたものを使用した。 塗膜外観:目視により表面の均一性を評価した。 密着性:JIS K 5400に基づき評価した。
(VGS−SENSOR)を用い、入射角60度で表面
の光沢度を測定した。 表面硬度:上島(株)製の引っかき式塗膜硬度計を用
い、荷重1.0Kgで各種硬度の鉛筆を使用し、表面に
傷の付いた鉛筆硬度の1ランク下を表面硬度とした。鉛
筆はJIS S 6006に準じたものを使用した。 塗膜外観:目視により表面の均一性を評価した。 密着性:JIS K 5400に基づき評価した。
【0018】
【発明の効果】表1に示すように、本発明の電着塗料に
より得られた艶消し塗膜は、光沢、表面硬度、塗膜外
観、密着性の点において優れているものであって、産業
上極めて有用である。
より得られた艶消し塗膜は、光沢、表面硬度、塗膜外
観、密着性の点において優れているものであって、産業
上極めて有用である。
Claims (1)
- 【請求項1】 樹脂粉体上に無機の微粒子を付着、固定
してなる粉体を少なくとも含む艶消し電着塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5062953A JPH06248204A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 艶消し電着塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5062953A JPH06248204A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 艶消し電着塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06248204A true JPH06248204A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13215200
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5062953A Pending JPH06248204A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 艶消し電着塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06248204A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997005201A1 (fr) * | 1995-08-01 | 1997-02-13 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Composition adhesive et son procede de fabrication |
JPH11189721A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Toshiba Silicone Co Ltd | 低比重化ポリオルガノシロキサン組成物 |
US6951602B1 (en) | 1999-06-30 | 2005-10-04 | Basf Coatings Ag | Electrodeposition bath with water-soluble polyvinyl alcohol (co) polymers |
CN113801536A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-17 | 安徽华辉塑业科技股份有限公司 | 一种电器机架用防锈涂料及其制备方法 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5062953A patent/JPH06248204A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1997005201A1 (fr) * | 1995-08-01 | 1997-02-13 | The Yokohama Rubber Co., Ltd. | Composition adhesive et son procede de fabrication |
JPH11189721A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Toshiba Silicone Co Ltd | 低比重化ポリオルガノシロキサン組成物 |
US6951602B1 (en) | 1999-06-30 | 2005-10-04 | Basf Coatings Ag | Electrodeposition bath with water-soluble polyvinyl alcohol (co) polymers |
CN113801536A (zh) * | 2021-09-16 | 2021-12-17 | 安徽华辉塑业科技股份有限公司 | 一种电器机架用防锈涂料及其制备方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101157816B1 (ko) | 아연 표면을 갖는 금속 부재의 비크롬 방청 처리방법 및비크롬 방청처리된 아연 표면을 갖는 금속 부재 | |
JP2002030258A (ja) | 塗装物及び塗装方法 | |
HU213842B (en) | Process for surface treating of aluminium and aluminium alloys | |
PT91432B (pt) | Processo de tratamento de superficie e de preparacao de composicoes para o mesmo | |
EP2876188A2 (en) | Thermal resistant mirror-like coating | |
JPH03143966A (ja) | 電着型被膜形成組成物及び塗装法 | |
JPH06248204A (ja) | 艶消し電着塗料 | |
US6010774A (en) | Electrodeposition coated member | |
JP2764460B2 (ja) | 一体塗装方法 | |
JP2010031166A (ja) | 干渉光を発現する複合球状微粒子及びその製造方法 | |
JPH10237362A (ja) | 電着塗料および電着塗装方法 | |
JP3678227B2 (ja) | 金属基材用の光触媒塗料組成物及びこれを用いて得られた光触媒性金属材料並びに光触媒性金属材料の製造方法 | |
JP4553198B2 (ja) | 黄金色塗膜の形成方法および黄金色塗膜 | |
JPH06264010A (ja) | 電着塗料、電着塗装部材及び電着塗装部材の製造方法 | |
JP2592606B2 (ja) | 艶消調装飾体 | |
JP2006130771A (ja) | 塗装アルミ部材 | |
JP2013117040A (ja) | 複層アニオン電着塗膜形成方法 | |
JP7549968B2 (ja) | アルミニウム建材 | |
JP2005075941A (ja) | 白色調干渉色を呈する粉末粒子、着色メタリック顔料およびその製造法 | |
JPH05311098A (ja) | メタリツク塗料組成物及び複層塗膜形成方法 | |
JPS62290773A (ja) | スクリ−ン印刷用インキ組成物 | |
JPH0428540A (ja) | 上塗り塗膜 | |
JPH03223372A (ja) | 電着塗装部材およびその製造方法 | |
JP2002187227A (ja) | 塗膜硬度に優れた塗装材及びその製造方法 | |
JPS63146971A (ja) | つや消し電着塗装方法 |