JPH062479U - 紙幣自動入出金装置 - Google Patents
紙幣自動入出金装置Info
- Publication number
- JPH062479U JPH062479U JP3590092U JP3590092U JPH062479U JP H062479 U JPH062479 U JP H062479U JP 3590092 U JP3590092 U JP 3590092U JP 3590092 U JP3590092 U JP 3590092U JP H062479 U JPH062479 U JP H062479U
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- Japan
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- depositing
- opening
- temporary holding
- holding plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 入金紙幣を一時保留する一時保留板を手動で
開放可能にすることにより保守性を向上させる。 【構成】 入出金ユニット1の開放動作に連動するチェ
ンジレバー11,第2のスライダ13およびジョイント
リンク16を設ける。一時保留板31はドライブレバー
29により開閉し、ドライブレバー29はギヤ群19,
22,23a,23b,25,26により回動する。ギ
ヤ22とギヤ23aは引張スプリング17の移動によ
り、ジョイントリンク16が入出金ユニット1の開放に
よりスライドした場合にのみ噛み合う。
開放可能にすることにより保守性を向上させる。 【構成】 入出金ユニット1の開放動作に連動するチェ
ンジレバー11,第2のスライダ13およびジョイント
リンク16を設ける。一時保留板31はドライブレバー
29により開閉し、ドライブレバー29はギヤ群19,
22,23a,23b,25,26により回動する。ギ
ヤ22とギヤ23aは引張スプリング17の移動によ
り、ジョイントリンク16が入出金ユニット1の開放に
よりスライドした場合にのみ噛み合う。
Description
【0001】
本考案は、銀行等の金融機関に設置される紙幣自動入出金装置に関し、特に、 該装置内の金種カセット上に設けられる一時保留板の開放機構に関する。
【0002】
従来、紙幣自動入出金装置において、紙幣を収納する金種カセットの直上に紙 幣の一時保留部を設け、ここに入金された紙幣を一時保留し、入金取引が確認さ れた後金種カセット内に収納するようにしたものが開発されている。(特開平4 −58390号公報参照)
【0003】
しかしながら上記従来の装置においては、紙幣の一時保留部を構成する一時保 留板を手動で開閉することができず、保守性に問題があった。
【0004】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、一時保留部を構成 する一時保留板を入出金ユニットの開放動作に連動させて手動で開放可能とした 保守性に優れた装置を提供することである。
【0005】
上記課題を解決するために本考案は、紙幣を収納する金種カセットと、金種カ セットの直上にあって入金紙幣を一時保留する一時保留板とを有する下部フレー ムユニットと、下部フレームユニットの上方にあって紙幣の繰出し集積を行い下 部フレームユニットに対して開閉可能に支持された入出金ユニットとを備えた紙 幣自動入出金装置において、一時保留板を開放する開放機構と、開放機構の動作 ,非動作を切換える切換機構と、入出金ユニットに連動し、入出金ユニットの開 放動作により切換機構を前記開放機構の動作状態に切換える連動機構とを設けた ものである。
【0006】
上記構成を有する本考案によれば、入出金ユニットを開放すると連動機構によ り切換機構が切換えられる。このとき切換機構は、一時保留板を開放する開放機 構を動作状態にするように切換えられる。この状態で開放機構を操作することに より一時保留板は開放される。即ち、入出金ユニットを開放することにより、一 時保留板を手動で開放可能になる。
【0007】
以下本考案に係る実施例を図面にしたがって説明する。なお各図面に共通する 要素には同一の符号を付す。 図1,図2は本考案に係る実施例の入出金部を示す説明図であり、図1は入出 金部を側面から見た図で、図2は入出金部を正面から見た図である。
【0008】 両図において、入出金部は、紙幣の繰出しや集積を行う入出金ユニット1およ び紙幣の収納部を有する下部フレームユニット2から成る。下部フレームユニッ ト2には紙幣を金種別に収納する金種カセット3が具備されている。入出金ユニ ット1は回動支点4を中心に下部フレームユニット2に対して開閉可能になって いる。
【0009】 図2において、入出金ユニット1の下部にはリンク5の一端が回動支点6を中 心に回動可能に取付けられている。リンク5の他端部はカム7と回動自在に結合 されている。カム7は略扇形になっており支点8を中心に回動可能になっている 。またカム7には溝9が形成されており、この溝9にはスライダ10に形成され たローラ10aが係合している。スライダ10にはまた長孔10bが形成され、 この長孔10bに前記支点8が入り込んでいる。スライダ10には水平部10c が形成されており、この水平部10cがチェンジレバー11に設けられたスタッ ド11aに係合している。
【0010】 チェンジレバー11は、図1に示すブラケット12とブラケット12に設けた スタッド12aにより回動自在に支持される。チェンジレバー11にはもう1つ スタッド11bが形成されており、このスタッド11bには第2のスライダ13 が係合している。 図1において、第2のスライダ13には2つの長孔13a,13bが形成され ており、これらの長孔13a,13bにスタッド14,15がそれぞれ係合する ことにより、図における左右方向にスライド可能になっている。上記チェンジレ バー11は、カム7の回転変位をスライダ10から第2のスライダ13に伝達す る機能を有している。
【0011】 第2のスライダ13の左端部13cは、ジョイントリンク16に形成された角 孔16aに入り込んでおり、第2のスライダ13がスライドすることによりジョ イントリンク16もスライドするようになっている。ジョイントリンク16の上 部には係止部16bが設けられており、この係止部16bには引張コイルスプリ ング17の一端が掛けられている。
【0012】 ジョイントリンク16の上方には、ノブ18,ギヤ19およびギヤブラケット 20がシャフト21に支持されている。ノブ18とギヤ19はシャフト21に固 定されており、シャフト21は下部フレームユニット2の図示しない支持部材に 回転可能に支持されている。ギヤブラケット20はシャフト21に遊嵌しており 、シャフト21とともには回転しないようになっている。 ギヤブラケット20の上部には係止部20aが形成され、この係止部20aに 前述した引張コイルスプリング17の他端が係止されている。引張コイルスプリ ング17の取付け位置は、図1に示す状態ではシャフト21の右側になっている 。ギヤブラケット20にはまたギヤ19と噛み合うギヤ22が回転自在に設けら れている。
【0013】 ギヤ19の上方には、カウンタギヤ23がカウンタシャフト24に回転可能に 取付けられている。カウンタギヤ23は図1における紙面の鉛直方向に2個設け てあり、1つのギヤ23aはギヤ22と噛み合い可能な位置に配置され、他のギ ヤ23bはアイドルギヤ25と噛み合っている。ギヤ22は、ギヤブラケット2 0がシャフト21を中心に反時計回り方向に回動することによりギヤ23aと噛 み合うことができる。
【0014】 アイドルギヤ25はドライブギヤ26と噛み合っており、ドライブギヤ26は 回転支点27を中心に回転可能になっている。ドライブギヤ26にはローラ28 が設けられ、ローラ28は、ドライブレバー29に形成された長孔29aに嵌入 している。 ドライブレバー29は回動支点29aを中心に回動するようになっており、先 端部にはローラ30が設けられている。ローラ30は図示しない係合部材を介し て一時保留板31に係合されており、ドライブレバー29が回動することにより 一時保留板31が移動する。なお、アイドルギヤ25,ドライブギヤ26および ドライブレバー29は金種カセット3の裏側に配設されている。
【0015】 次に本実施例の動作を説明する。 図1は入出金ユニット1が閉じている状態を示しており、この状態ではギヤブ ラケット20は引張コイルスプリング17の張力によってギヤ22とカウンタギ ヤ23aとの噛み合いが外れる方向に回動し、図示しないストッパで係止されて いる。この状態ではノブ18を回してもギヤ22からカウンタギヤ23aへ回転 動作は伝達されない。また図1は一時保留板31が開放されている状態を示す。
【0016】 図3および図4は入出金ユニット開放時の動作を示す説明図である。なお図4 では入出金ユニットは省略してある。 図3において、入出金ユニット1を開放すると、リンク5を介してカム7が支 点8を中心に反時計回り方向に回転する。これにより溝9に係合しているローラ 10aが左方向に押されて、スライダ10が左方向にスライドする。スライダ1 0にはチェンジレバー11のスタッド11aが係合しており、スライダ10の移 動によってスタッド11aが押され、チェンジレバー11はスタッド12aを中 心に上面から見て時計回り方向に回転する。これにより、第2のスライダ13と 係合するスタッド11bが図4における左方向へ移動し、第2のスライダ13が 同方向にスライドする。
【0017】 図4において、第2のスライダが左方向にスライドすることにより、これと係 合するジョイントリンク16も同方向にスライドする。ジョイントリンク16の スライドにより、ジョイントリンク16とギヤブラケット20との間に掛け渡さ れている引張コイルスプリング17がシャフト21の左側に移動する。これによ りギヤブラケット20はシャフト21を中心に反時計回り方向に回動し、ギヤブ ラケット20に取付けられているギヤ22がカウンタギヤ23aに噛み合う。
【0018】 この状態において、ノブ18を反時計回り方向に回すと、順にギヤ19,ギヤ 22,カウンタギヤ23a,カウンタギヤ23b,アイドルギヤ25およびドラ イブギヤ26を介してドライブレバー29が支点29aを中心に反時計回り方向 に回動する。これによりドライブレバー29と係合する一時保留板31が左方向 に移動し、開放される。 なお本実施例の入出金部には金種スタッカ3のシャッタ32(図2,図3)が 設けられているが、一時保留板31を開放する際にはこのシャッタ32は既に開 けられている。
【0019】
以上詳細に説明したように本考案によれば、入出金ユニットの開放によって一 時保留板を手動で開放できるようにしたので、金種カセットの保守が容易になる 。 また一時保留板上に集積された紙幣が、誤操作によって入金紙幣と出金紙幣の 混在したものである場合、この紙幣のチェックをした後金種カセット内に入金紙 幣を収納するときに効果がある。
【図1】本考案に係る実施例の入出金部を示す説明図
【図2】実施例の入出金部を示す説明図
【図3】入出金ユニット開放時の動作を示す説明図
【図4】入出金ユニット開放時の動作を示す説明図
1 入出金ユニット 2 下部フレームユニット 3 金種カセット 5 リンク 7 カム 10 スライダ 11 チェンジレバー 13 第2のスライダ 16 ジョイントリンク 17 引張コイルスプリング 18 レバー 19,22 ギヤ 20 ギヤブラケット 23a,23b カウンタギヤ 29 ドライブレバー 31 一時保留板
Claims (1)
- 【請求項1】 紙幣を収納する金種カセットと、金種カ
セットの直上にあって入金紙幣を一時保留する一時保留
板とを有する下部フレームユニットと、下部フレームユ
ニットの上方にあって紙幣の繰出し集積を行い下部フレ
ームユニットに対して開閉可能に支持された入出金ユニ
ットとを備えた紙幣自動入出金装置において、 一時保留板を開放する開放機構と、 開放機構の動作,非動作を切換える切換機構と、 入出金ユニットに連動し、入出金ユニットの開放動作に
より切換機構を前記開放機構の動作状態に切換える連動
機構とを設けたことを特徴とする紙幣自動入出金装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035900U JP2593141Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 紙幣自動入出金装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992035900U JP2593141Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 紙幣自動入出金装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH062479U true JPH062479U (ja) | 1994-01-14 |
JP2593141Y2 JP2593141Y2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=12454907
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992035900U Expired - Fee Related JP2593141Y2 (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 紙幣自動入出金装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2593141Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53129030U (ja) * | 1977-03-22 | 1978-10-13 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP1992035900U patent/JP2593141Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53129030U (ja) * | 1977-03-22 | 1978-10-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2593141Y2 (ja) | 1999-04-05 |
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