JPH06247531A - 粒体輸送用ベルトコンベアの積み荷こぼれ防止方法 - Google Patents
粒体輸送用ベルトコンベアの積み荷こぼれ防止方法Info
- Publication number
- JPH06247531A JPH06247531A JP3716893A JP3716893A JPH06247531A JP H06247531 A JPH06247531 A JP H06247531A JP 3716893 A JP3716893 A JP 3716893A JP 3716893 A JP3716893 A JP 3716893A JP H06247531 A JPH06247531 A JP H06247531A
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- belt conveyer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】粒体輸送用ベルトコンベアの過剰積載による荷
こぼれ防止方法。 【構成】粒体輸送ベルトコンベア輸送系統の起点近傍に
貯留槽と定量切出装置を装備して定量切出装置のベルト
コンベア速度を制御することによって、下流ベルトコン
ベアへの積載容量をJIS B−8805の積載断面積
に対して積載余裕を考慮した積載断面積に制御すること
ができるので過剰な積載が原因となるベルトコンベアの
積み荷こぼれを防止できる。
こぼれ防止方法。 【構成】粒体輸送ベルトコンベア輸送系統の起点近傍に
貯留槽と定量切出装置を装備して定量切出装置のベルト
コンベア速度を制御することによって、下流ベルトコン
ベアへの積載容量をJIS B−8805の積載断面積
に対して積載余裕を考慮した積載断面積に制御すること
ができるので過剰な積載が原因となるベルトコンベアの
積み荷こぼれを防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粒体輸送用ベルトコンベ
アの積み荷こぼれ防止対策に係わり、特にベルトコンベ
ア上の積載容量を一定に制御して過剰積載による輸送物
の荷こぼれ防止方法に関する。
アの積み荷こぼれ防止対策に係わり、特にベルトコンベ
ア上の積載容量を一定に制御して過剰積載による輸送物
の荷こぼれ防止方法に関する。
【0002】
【従来の技術】粒体輸送用ベルトコンベアからの積み荷
こぼれの原因は輸送物の積み荷片寄り、過剰積載による
積み荷のこぼれ、シュート、スカートの構造欠陥など幾
多の原因が従来から指摘され「新ベルトコンベアの計画
と管理(白亜書房 昭和54年1月発行、頁546〜548.頁55
2」等の文献に各種の対策が提案されている。
こぼれの原因は輸送物の積み荷片寄り、過剰積載による
積み荷のこぼれ、シュート、スカートの構造欠陥など幾
多の原因が従来から指摘され「新ベルトコンベアの計画
と管理(白亜書房 昭和54年1月発行、頁546〜548.頁55
2」等の文献に各種の対策が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の粒体輸
送用ベルトコンベアの積み荷こぼれの防止対策は過剰積
載に対して抜本的な解決策とはなっていないため、本原
因による積み荷こぼれを完全に防止できない欠点があ
る。
送用ベルトコンベアの積み荷こぼれの防止対策は過剰積
載に対して抜本的な解決策とはなっていないため、本原
因による積み荷こぼれを完全に防止できない欠点があ
る。
【0004】本発明は従来の前記問題点を解決するため
になされたもので、過剰積載による輸送物の荷こぼれを
完全に防止出来る荷こぼれ防止方法を提案せんとするも
のである。
になされたもので、過剰積載による輸送物の荷こぼれを
完全に防止出来る荷こぼれ防止方法を提案せんとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するめための手段】本発明は粒体輸送用ベ
ルトコンベア群の起点近傍に貯留槽と定量供給装置を設
置して、この定量供給装置から下流のベルトコンベア群
への輸送容量を一定に制御する粒体輸送用ベルトコンベ
アの積み荷こぼれの防止方法である。
ルトコンベア群の起点近傍に貯留槽と定量供給装置を設
置して、この定量供給装置から下流のベルトコンベア群
への輸送容量を一定に制御する粒体輸送用ベルトコンベ
アの積み荷こぼれの防止方法である。
【0006】
【作用および実施例】本発明の実施例について図面を参
照しながら作用とともに説明する。図1は本発明の装置
構成例を示す概略図である。図中、1は粒体輸送物を搬
送する上流ベルトコンベア、2は上流ベルトコンベアの
不均一な輸送量を均一化するために設置される従来の貯
留槽である。3は定量供給装置、4は下流ベルトコンベ
ア、5は定量供給装置の速度制御装置であり、輸送物の
積載断面積(積載容量)が一定になるように図2に示す
ブロック図で算出、制御される。以下に速度の決定方法
を説明する。
照しながら作用とともに説明する。図1は本発明の装置
構成例を示す概略図である。図中、1は粒体輸送物を搬
送する上流ベルトコンベア、2は上流ベルトコンベアの
不均一な輸送量を均一化するために設置される従来の貯
留槽である。3は定量供給装置、4は下流ベルトコンベ
ア、5は定量供給装置の速度制御装置であり、輸送物の
積載断面積(積載容量)が一定になるように図2に示す
ブロック図で算出、制御される。以下に速度の決定方法
を説明する。
【0007】まず下流ベルトコンベア及び定量供給装置
のベルトコンベアに対して輸送側角(°)、トラフ角
(°)、ベルト幅(m)、ベルト速度(m/min)、嵩比重(m
3/t)、定格輸送量(t/h)及び積載余裕係数η(%)を
予め設定する。この設定値から下流ベルトコンベアに対
して(1)式によって定格輸送容量(m3/h)が算出され
る。 定格輸送容量Qm(m3/h)=定格輸送量(t/h)×嵩比重(m3/t)…………(1)
のベルトコンベアに対して輸送側角(°)、トラフ角
(°)、ベルト幅(m)、ベルト速度(m/min)、嵩比重(m
3/t)、定格輸送量(t/h)及び積載余裕係数η(%)を
予め設定する。この設定値から下流ベルトコンベアに対
して(1)式によって定格輸送容量(m3/h)が算出され
る。 定格輸送容量Qm(m3/h)=定格輸送量(t/h)×嵩比重(m3/t)…………(1)
【0008】次に(2)、(3)式からJIS B 8805に準拠し
てベルトコンベア上の積載断面積、ベルト速度を算出す
る。 定格輸送容量Qm(m3/h)=60・A・v=60・K(0.9B−0.05)2v……………(2) ベルト速度v(m/min)=Qm(m3/h)÷{60・A}=Qm(m3/h)÷60・{K(0.9B-0.05)2} …………(3)
てベルトコンベア上の積載断面積、ベルト速度を算出す
る。 定格輸送容量Qm(m3/h)=60・A・v=60・K(0.9B−0.05)2v……………(2) ベルト速度v(m/min)=Qm(m3/h)÷{60・A}=Qm(m3/h)÷60・{K(0.9B-0.05)2} …………(3)
【0009】ここに、Qm;定格輸送容量(m3/h)、
A;輸送物の積載断面積(A1+A2)(m2)、v=ベルト
速度(m/min)、K;定数(JIS B 8805の3本ローラーの場
合、例えば、側角10°、20°、30°の場合それぞK10=
0.0963、K20=0.1245、K30=0.1538) B;ベルト幅
(m)。
A;輸送物の積載断面積(A1+A2)(m2)、v=ベルト
速度(m/min)、K;定数(JIS B 8805の3本ローラーの場
合、例えば、側角10°、20°、30°の場合それぞK10=
0.0963、K20=0.1245、K30=0.1538) B;ベルト幅
(m)。
【0010】更に、上記(3)で算出されたベルト速度v
(m/min)に荷こぼれを防止するために、経験上求めた積
載余裕係数η(%)を考慮して、次の(4)式で定量供給装
置のベルト運転速度(m/min)を決定して、この速度で運
転するように制御する。本発明における積載余裕係数η
(%)は通常、50〜90%の範囲で選定する。 vf=v×η/100………(4) ここにvf=定量供給装置のベルト運転速度(m/min)、v
=ベルト速度(m/min)、η=積載余裕係数(%)。
(m/min)に荷こぼれを防止するために、経験上求めた積
載余裕係数η(%)を考慮して、次の(4)式で定量供給装
置のベルト運転速度(m/min)を決定して、この速度で運
転するように制御する。本発明における積載余裕係数η
(%)は通常、50〜90%の範囲で選定する。 vf=v×η/100………(4) ここにvf=定量供給装置のベルト運転速度(m/min)、v
=ベルト速度(m/min)、η=積載余裕係数(%)。
【0011】次に定量供給装置のベルトコンベアに対し
ても同様な計算を行い、定量供給装置のベルト運転速度
(m/min)を最終的に決定する。
ても同様な計算を行い、定量供給装置のベルト運転速度
(m/min)を最終的に決定する。
【0012】以下に実際の実施例を記述する。 輸送側角;10°、トラフ角;20°、ベルト速度;1
00(m/min)、輸送物;鉄鉱石、嵩比重;2.0(m3/t)、
定格輸送量;1226.4(t/h)、ベルト幅;1.2(m)、
積載余裕係数;70(%)の場合、(1)式から定格輸送容量
Qm(m3/h)=1226.4(t/h)÷2.0(m3/t)=613.
2(m3/h)。
00(m/min)、輸送物;鉄鉱石、嵩比重;2.0(m3/t)、
定格輸送量;1226.4(t/h)、ベルト幅;1.2(m)、
積載余裕係数;70(%)の場合、(1)式から定格輸送容量
Qm(m3/h)=1226.4(t/h)÷2.0(m3/t)=613.
2(m3/h)。
【0013】(3)式からベルト速度100(m/min)=6
13.2(m3/h)÷60・{0.0963(0.9×1.2−
0.05)2。更に、(4)式から定量供給装置のベルト運
転速度vf(m/min)=100(m/min)×70/100=7
0(m/min)が算出される。
13.2(m3/h)÷60・{0.0963(0.9×1.2−
0.05)2。更に、(4)式から定量供給装置のベルト運
転速度vf(m/min)=100(m/min)×70/100=7
0(m/min)が算出される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したごとく、本発明によれば定
量供給装置から下流の粒体輸送用ベルトコンベア上には
JIS B 8805の定格輸送容量に対して、常に積載余裕を持
った定量供給装置のベルトコンベアの運転速度が制御さ
れるので過剰な積載が原因である粒体輸送用ベルトコン
ベアの積み荷こぼれを防止することができる。
量供給装置から下流の粒体輸送用ベルトコンベア上には
JIS B 8805の定格輸送容量に対して、常に積載余裕を持
った定量供給装置のベルトコンベアの運転速度が制御さ
れるので過剰な積載が原因である粒体輸送用ベルトコン
ベアの積み荷こぼれを防止することができる。
【図1】は本発明の装置構成例を示す概略図である。
【図2】は本発明の演算ブロック図である。
1:上流ベルトコンベア、 2:貯留槽、 3:定量供
給装置、ベルトコンベア、 4:下流ベルトコンベア、
5:速度演算、制御装置。
給装置、ベルトコンベア、 4:下流ベルトコンベア、
5:速度演算、制御装置。
Claims (1)
- 【請求項1】粒体輸送用ベルトコンベア輸送系統の起点
近傍に、貯留槽と定量供給装置を装備して定量供給装置
のベルトコンベア速度を制御することによって、下流ベ
ルトコンベアへの積載容量を一定に制御することを特徴
とする粒体輸送用ベルトコンベアの積み荷こぼれ防止方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3716893A JPH06247531A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 粒体輸送用ベルトコンベアの積み荷こぼれ防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3716893A JPH06247531A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 粒体輸送用ベルトコンベアの積み荷こぼれ防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06247531A true JPH06247531A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12490074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3716893A Withdrawn JPH06247531A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 粒体輸送用ベルトコンベアの積み荷こぼれ防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06247531A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012217414A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Fujiwara Techno-Art Co Ltd | 回転円盤固体培養装置における麹基質盛込み装置及び回転円盤固体培養装置における麹基質盛込み方法 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP3716893A patent/JPH06247531A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012217414A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Fujiwara Techno-Art Co Ltd | 回転円盤固体培養装置における麹基質盛込み装置及び回転円盤固体培養装置における麹基質盛込み方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000509 |