JPH06247470A - 包装用緩衝体 - Google Patents

包装用緩衝体

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Publication number
JPH06247470A
JPH06247470A JP5028841A JP2884193A JPH06247470A JP H06247470 A JPH06247470 A JP H06247470A JP 5028841 A JP5028841 A JP 5028841A JP 2884193 A JP2884193 A JP 2884193A JP H06247470 A JPH06247470 A JP H06247470A
Authority
JP
Japan
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sided
packaging
corrugated
sheet
cushioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5028841A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirohisa Chiue
裕久 地上
Tomoo Yokomizo
倫雄 横溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Publication of JPH06247470A publication Critical patent/JPH06247470A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 火災の危険性を低下させ、安全面に優れると
ともに、廃品処理工数を低減でき、しかも燃焼時の黒煙
や有毒ガス等による公害を防止でき、環境面に優れた包
装用緩衝体を提供することを目的とする。 【構成】 板材31により画成した空間内に段ボールシ
ート32,33を逐次挿入装填するか、あるいは段ボー
ルシート41,42を糊付けにより積層一体化して優れ
た緩衝特性を有する包装用緩衝体3,4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、段ボールシートを素材
とした包装用緩衝体に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、精密機器や電子機器等を輸送す
るには、包装箱内に精密機器,電子機器等の被包装物を
収容した後、被包装物の周囲に包装用緩衝体を装填し
て、この包装用緩衝体により外部からの衝撃を吸収して
いる。
【0003】この包装用緩衝体としては、成形が容易で
しかも緩衝性において優れている発泡スチロールが従来
から多く使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の発泡ス
チロールを包装用緩衝体として使用した場合、発泡スチ
ロールは燃えやすく火災の危険があり、安全面において
問題があるとともに、包装解体時には容積が大きくかさ
ばり、また、廃棄物としての処理が面倒であり、しかも
包装廃棄物として地中に埋めても腐敗せず、廃棄物公害
を誘発するなど、環境面においても好ましいものではな
かった。
【0005】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、従来の発泡スチロールと比較して廃棄物と
して特別な処理も必要なく容易に廃棄することができ、
廃品処理の手数を大幅に低減できる安全面および環境面
において優れた包装用緩衝体を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る包装用緩衝体は、段ボールシート、ま
たは原紙等の板材により画成した空間内に片面あるいは
両面段ボールシートを挿入したことを特徴とする。
【0007】さらに、本発明に係る包装用緩衝体は、片
面あるいは両面段ボールシートを糊付けにより積層一体
化して所定厚みに形成されていることを特徴とする。
【0008】また、片面および両面段ボールシートを挿
入あるいは糊付けする際、段ボールシートのフルート方
向が縦横交互となるように組み合わせたことを特徴とす
る。
【0009】さらに、片面および両面段ボールシートを
構成するライナーと中芯部については、ライナーの厚み
と中芯部のコルゲート高さとを調整することにより、異
なった緩衝特性をもたせたことを特徴とする。
【0010】加えて、板材を画成した空間内に片面段ボ
ールシートを巻装状態で挿入配置してもよい。
【0011】
【作用】以上の構成から明らかなように、板材により画
成した空間内に段ボールシートを挿入設置して緩衝体を
形成するか、あるいは段ボールシートを糊付けにより所
定厚みの緩衝体を形成することにより、包装箱内の、被
包装物を保護する緩衝体を簡単に設置することができ
る。
【0012】さらに、段ボールシートのフルート方向を
縦横方向に交互に組み合わせたり、あるいはライナー厚
み,コルゲート高さを調整すれば、緩衝特性を任意に調
整することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る包装用緩衝体の実施例に
ついて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】図1は本発明に係る包装用緩衝体の構成を
示す断面図、図2は本発明に使用する段ボールシートの
構成を示す断面図、図3は本発明に係る包装用緩衝体の
別実施例の構成を示す要部断面図である。
【0015】まず、図1において、包装箱1内に収容さ
れる電子機器,精密機器等の被包装物2の周囲には包装
用緩衝体3,4が装填されており、この包装用緩衝体
3,4の優れた緩衝性により、輸送工程等で外部から衝
撃が加わっても、被包装物2を安全に保護している。
【0016】次いで、包装用緩衝体3,4の具体的な構
成について以下に説明する。
【0017】まず、一方側の包装用緩衝体3は、各種段
ボールシート,厚紙,プラスチックシート等の板材31
により四角形の4辺を構成し、この板材31により画成
される空間内に、片面あるいは両面段ボールシート3
2,33をそのフルート方向が縦横の組み合わせになる
ように交互に挿入することにより構成されている。
【0018】なお、この段ボールシート32,33の挿
入に当たっては、緩衝体3が被包装物2と当接する側面
と平行となるように段ボールシート32,33が逐次挿
入される。
【0019】次に、他方側の包装用緩衝体4は、個々の
段ボールシート41,42をフルート方向が縦横方向と
なるように逐次糊付けしていくことにより、所定厚みの
包装用緩衝体4が構成される。
【0020】この包装用緩衝体4においても、外力に対
して段ボールシート41,42が直交する方向に配置さ
せることが緩衝特性上好ましい。
【0021】このように、本発明に係る包装用緩衝体
3,4は、板材31により画成される空間内に段ボール
シート32,33を逐次挿入セットする方法、あるいは
段ボールシート41,42を逐次糊付け一体化して所定
厚みの包装用緩衝体4を形成する方法により、従来の発
泡スチロールの成形に比べ、包装箱1内の所定スペース
に簡単に包装用緩衝体3,4を装填することができる。
【0022】そして、この包装用緩衝体3,4は、段ボ
ールシートのフルート方向を縦横方向に設置することに
より優れた緩衝特性が得られるとともに、図2に示すよ
うに、例えば段ボールシート32を例にとり説明する
と、段ボールシート32を構成するライナー32aとコ
ルゲート加工された中芯部32bについて、ライナー3
2aの厚みt1 および中芯部32bのコルゲート高さt
2 を任意に調整することにより、包装用緩衝体3,4の
緩衝特性を任意にチューニングすることが可能となり、
包装箱1内に収容される被包装物2の特性や流通経路に
応じて、適切な緩衝特性を選択することができる。
【0023】次に、図3は本発明に係る包装用緩衝体3
の別実施例を示すものであり、この実施例においては、
板材31により画成される空間内に片面段ボール34が
巻装状態で収容されている。
【0024】この片面段ボール34の巻装状態の収容方
法によれば、図1に示す包装用緩衝体3のように、逐次
段ボールシート32,33をセットする方法に比べ、加
工が簡単に行なえるという利点がある。
【0025】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係る包装用
緩衝体は、以下に記載する格別の作用効果を有する。
【0026】(1)板材により画成される空間内に段ボ
ールシートを逐次挿入するか、あるいは段ボールシート
を逐次糊付けすることにより、優れた緩衝特性を備えた
包装用緩衝体を簡単に形成することができるとともに、
段ボールシートのフルート方向を縦横方向交互に設置し
たり、あるいは段ボールシートのライナー厚みやコルゲ
ート高さを任意にチューニングすることにより、被包装
物の特性や流通経路に応じて適切な緩衝特性を確保でき
るという効果を有する。
【0027】(2)廃品処理に手数がかかる発泡スチロ
ール等の化成品を使用しないため、火災の危険性が低下
し、安全面において優れるとともに、廃品処理にかかる
手間の減少,燃焼時の黒煙や有毒ガス等による公害の抑
制,作業者の確保,焼却炉の長期使用が可能なこと,廃
品の埋設場所の確保が不要になるなどの種々の実用的効
果を有する。
【0028】(3)緩衝材料の使用量が従来に比べて非
常に少ないため、包装解体時に廃品でかさばることがな
く、かつ物量経費を削減させることができるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る包装用緩衝体を包装箱内に設置し
た状態を示す全体断面図。
【図2】本発明に係る包装用緩衝体に使用する段ボール
シートの構成を示す断面図。
【図3】本発明に係る包装用緩衝体の別実施例の構成を
示す断面図。
【符号の説明】
1 包装箱 2 被包装物 3,4 包装用緩衝体 32,33,41,42 段ボールシート 34 片面段ボールシート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段ボールシート、または原紙等の板材
    (31)により画成した空間内に片面あるいは両面段ボ
    ールシート(32,33)を挿入したことを特徴とする
    包装用緩衝体。
  2. 【請求項2】 片面あるいは両面段ボールシート(4
    1,42)を糊付けにより積層一体化して所定厚みに形
    成されていることを特徴とする包装用緩衝体。
  3. 【請求項3】 空間内に積層される片面あるいは両面段
    ボールシート(32,33)および糊付けにより所定厚
    みの緩衝体を構成する片面あるいは両面段ボールシート
    (41,42)のフルート方向が縦横交互となるように
    配置されていることを特徴とする請求項1,2記載の包
    装用緩衝体。
  4. 【請求項4】 片面あるいは両面段ボールシート(3
    2)を構成するライナー(32a)の厚み(t1 )と中
    芯部(32b)のコルゲート寸法(t2 )とを調整する
    ことにより、異なった緩衝特性をもたせたことを特徴と
    する包装用緩衝体。
  5. 【請求項5】 段ボールシートまたは原紙等の板材(3
    1)により画成した空間内に片面段ボールシート(3
    4)を巻装状態で挿入配置したことを特徴とする包装用
    緩衝体。
JP5028841A 1993-02-18 1993-02-18 包装用緩衝体 Withdrawn JPH06247470A (ja)

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JP5028841A JPH06247470A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 包装用緩衝体

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JP5028841A JPH06247470A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 包装用緩衝体

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JPH06247470A true JPH06247470A (ja) 1994-09-06

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ID=12259598

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JP5028841A Withdrawn JPH06247470A (ja) 1993-02-18 1993-02-18 包装用緩衝体

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JP (1) JPH06247470A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008296961A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 緩衝材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008296961A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Kyocera Mita Corp 緩衝材

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