JPH06247354A - 車両の制振処理方法 - Google Patents

車両の制振処理方法

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Publication number
JPH06247354A
JPH06247354A JP50A JP6128693A JPH06247354A JP H06247354 A JPH06247354 A JP H06247354A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 6128693 A JP6128693 A JP 6128693A JP H06247354 A JPH06247354 A JP H06247354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
damping material
damping
floor
underside
Prior art date
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Pending
Application number
JP50A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nojima
雅寛 野島
Shigeru Kanda
繁 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Tokushu Toryo Co Ltd filed Critical Nihon Tokushu Toryo Co Ltd
Priority to JP50A priority Critical patent/JPH06247354A/ja
Publication of JPH06247354A publication Critical patent/JPH06247354A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の床裏面に制振材を適用して制振、耐チ
ッピング及び防錆等の各性能を発揮せしめることを目的
とする。 【構成】 シンジオタクチック1,2−ポリブタジエ
ン、炭酸カルシウム及び硫酸バリウム、イオウ、加硫促
進剤、ブロンアスファルト及び過酸化物を80℃で混練
後、圧延してなるシート状の熱硬化性樹脂拘束層とスチ
レン−ブタジエンラバー、粘着付与剤及びオイルよりな
る混合物にストレートアスファルトを混合、圧延して得
た粘弾性層を一体化してなる制振材を車両自体を反転せ
しめて車両床裏面に適用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の床裏面に制振材
を適用して制振、耐チッピング及び防錆等の各性能を発
揮せしめるに際し、車両自体を反転させ制振材を適用す
る車両の制振処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゴム、樹脂、アスファルト等
に充填材及び各種の添加剤を混練し、圧延してシート状
となした制振材を車両の車室内側床面鋼板部位に載置
し、車両製造工程の塗料焼付け工程等で加熱融着一体化
せしめ、振動発生源に直接又は間接的に貼着し、振動を
制御することにより防音の用に供していた。
【0003】また、車両の床裏面へは、飛び石による床
裏での傷の発生及びそれに起因する錆の発生を防止すべ
く、アスファルト系制振型塗布剤もしくはガードコート
として塩化ビニルのプラスチゾルを塗布していた。しか
しながら、このように車両床裏面に耐チッピング性を付
与せんとすれば、車両床裏に設けられている各種の孔を
マスキングし、シーラー塗布、ガードコート等を塗布
後、マスキングをはずすという煩雑な工程によってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、防
音性の付与及び耐チッピング性の付与を各々別個の工程
で対応するという従来の煩雑な工程を回避しつつ、1つ
の工程で、防音性及び耐チッピング性の両方の性能を満
足する方法を顕現せしめることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決せんと
して、本発明者らは鋭意研究の結果、従来全く着目され
ていなかった車両床裏面にシート状の制振材を適用して
なることにより、優れた防音効果及び耐チッピング性能
の両方を顕現し得ることを見出すに至ったものであり、
しかして本発明の要旨は、以下に存する。
【0006】塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両自
体を反転させ、車両床裏面に制振材を適用してなること
を特徴とする車両の制振処理方法。
【0007】塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両自
体を反転させ、被適用部位たる車両床裏面形状に対応す
る形状に予め成形した制振材を車両床裏面に適用してな
ることを特徴とする車両の制振処理方法。
【0008】塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両床
裏面に接着剤を塗布後、車両自体を反転させ、車両床裏
面に該制振材を適用してなることを特徴とする車両の制
振処理方法。
【0009】塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両自
体を反転させ、表面に接着剤を塗布した制振材を車両床
裏面に適用してなることを特徴とする車両の制振処理方
法。
【0010】塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両自
体を反転させ、少なくとも表面部分が磁着性の制振材を
車両床裏面に適用してなることを特徴とする車両の制振
処理方法。
【0011】塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両自
体を反転させ、予め加熱した熱可塑性材料を主な構成成
分としてなる制振材を車両床裏面に適用してなることを
特徴とする車両の制振処理方法。
【0012】塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両自
体を反転させ、粘弾性層及び拘束層からなる制振材を車
両床裏面に適用してなることを特徴とする車両の制振処
理方法。
【0013】本発明で使用する制振材は、単層もしくは
複層の制振材のいずれでも使用しうる。単層の制振材と
しては、アスファルト、ゴム、樹脂等の1種以上のバイ
ンダー成分と充填材、添加剤、顔料等を配合、混練し、
圧延して、シート状となしたもので良い。また、複層の
制振材としては、粘弾性層及び拘束層からなり、例え
ば、熱可塑性樹脂を主成分としてなる粘弾性層や熱硬化
性樹脂を主成分としてなる樹脂製もしくは金属箔製の拘
束層等を使用する。
【0014】制振材を車両床裏面へ適用するに際して
は、粘弾性層面を車両床裏鋼板と一体化するものであ
る。かかる一体化の工程が自動車製造ラインのどの部分
であるかによって制振材の特徴を変えるべきである。即
ち、予め制振材の鋼板接触面または車両床裏面に接着剤
を塗布したり、制振材に磁着性を付与せしめておく方法
及びビス、クリップ等で物理的に一体化せしめる方法も
採用できるが、塗装工程もしくは車両艤装工程で車両自
体を反転させ、車両床裏面に制振材を適用することを必
須とする。なお、塗装工程での焼付けを利用して加熱融
着せしめる方法や予め制振材を車両床裏面形状に成形せ
しめておくことは特に推奨される。また、これらの方法
を組合せることにより、一層強固に一体化することも好
ましい。
【0015】制振材に使用するアスファルト成分は、ス
トレートアスファルト、ブロンアスファルト、セミブロ
ンアスファルト又はこれらを混合したものを使用する。
ゴム成分としては、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタ
ジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、エチレンプロピ
レンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、アクリロ
ニトリルブタジエンゴム等の合成ゴム、天然ゴム、再生
ゴム等が例示でき、樹脂成分としては、熱硬化性樹脂、
熱可塑性樹脂のいずれを使用しても良く、熱可塑性樹脂
を使用する場合、ポリエステル、ポリプロピレン等の使
用を例示することができる。更には、アスファルト成
分、ゴム成分と樹脂成分を同時に用いてもよい。
【0016】また制振材に使用する充填材としては、炭
酸カルシウム、タルク、マイカ、クレー、故紙粉砕物等
の粉状充填材、鱗片状充填材、繊維状充填材、中空状充
填材の使用が好ましく、その他適宜添加剤を配合しても
良い。
【0017】
【実施例】本発明の理解に供するため、以下に実施例を
記載する。いうまでもなく、本発明は以下の実施例に限
定されるものではない。
【0018】
【実施例1】ストレート/ブロン混合アスファルト65
重量部を加熱溶融して撹拌しつつ、炭酸カルシウム30
重量部、タルク5重量部、マイカ10重量部、故紙粉砕
物10重量部を順次加え、混練し、圧延して、2mm厚
の単層のアスファルト系制振材となした。
【0019】
【実施例2】シンジオタクチック1,2−ポリブタジエ
ン100重量部、炭酸カルシウム200重量部及び硫酸
バリウム100重量部、イオウ15重量部、加硫促進剤
5重量部、ブロンアスファルト60重量部及び過酸化物
10重量部を80℃で混練後、圧延し、厚さ1.5mm
のシート状の熱硬化性樹脂拘束層を得た。スチレン−ブ
タジエンラバー60重量部、粘着付与剤及びオイル40
重量部よりなる混合物100重量部にストレートアスフ
ァルト40重量部を180℃で混合、圧延し粘弾性層を
得た。上記熱硬化性樹脂拘束層と粘弾性層を接着剤を介
して一体化した。
【0020】
【実施例3】末端水酸基含有液状ポリブタジエン100
重量部、ストレートアスファルト180重量部、有機ポ
リイソシアネート化合物7重量部を混練後、圧延し粘弾
性層を得た。該粘弾性層と50μのアルミ箔を接着剤に
より一体化した。
【0021】
【実施例4】ポリブタジエンゴム25重量部、ポリプロ
ピレン樹脂10重量部、プロセスオイル5重量部、炭酸
カルシウム60重量部を混練し、圧延して制振材となし
た。
【0022】
【実施例5】ストレート/ブロン混合アスファルト35
重量部及びブタジエンゴム30重量部を加熱溶融して撹
拌しつつ、炭酸カルシウム30重量部、ストロンチウム
−バリウムフェライト20重量部、タルク5重量部、マ
イカ10重量部、故紙粉砕物10重量部を順次加え、混
練し、圧延して、2mm厚の単層の磁着性制振材となし
た。
【0023】
【発明の効果】実施例1〜5になる制振材を車両自体を
反転させ、車両床裏面に適用すれば、一つの処理で、制
振性と耐チッピング性の両方の効果を満足することが明
らかとなった。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両
    自体を反転させ、車両床裏面に制振材を適用してなるこ
    とを特徴とする車両の制振処理方法。
  2. 【請求項2】 塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両
    自体を反転させ、被適用部位たる車両床裏面形状に対応
    する形状に予め成形した制振材を車両床裏面に適用して
    なることを特徴とする請求項1に記載の車両の制振処理
    方法。
  3. 【請求項3】 塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両
    床裏面に接着剤を塗布後、車両自体を反転させ、車両床
    裏面に該制振材を適用してなることを特徴とする請求項
    1に記載の車両の制振処理方法。
  4. 【請求項4】 塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両
    自体を反転させ、表面に接着剤を塗布した制振材を車両
    床裏面に適用してなることを特徴とする請求項1に記載
    の車両の制振処理方法。
  5. 【請求項5】 塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両
    自体を反転させ、少なくとも表面部分が磁着性の制振材
    を車両床裏面に適用してなることを特徴とする請求項1
    に記載の車両の制振処理方法。
  6. 【請求項6】 塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両
    自体を反転させ、予め加熱した熱可塑性材料を主な構成
    成分としてなる制振材を車両床裏面に適用してなること
    を特徴とする請求項1に記載の車両の制振処理方法。
  7. 【請求項7】 塗装工程もしくは車両艤装工程で、車両
    自体を反転させ、粘弾性層及び拘束層からなる制振材を
    車両床裏面に適用してなることを特徴とする請求項1に
    記載の車両の制振処理方法。
JP50A 1993-02-26 1993-02-26 車両の制振処理方法 Pending JPH06247354A (ja)

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JP (1) JPH06247354A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101349088B1 (ko) * 2012-03-13 2014-01-09 김명순 자동차용 언더코팅 조성물
US9303708B2 (en) 2012-02-27 2016-04-05 Nihon Tokushu Toryo Co., Ltd. Chipping-resistant vibration damper in form of sheet

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9303708B2 (en) 2012-02-27 2016-04-05 Nihon Tokushu Toryo Co., Ltd. Chipping-resistant vibration damper in form of sheet
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20011120