JPH06246785A - 射出装置のノズル - Google Patents

射出装置のノズル

Info

Publication number
JPH06246785A
JPH06246785A JP6331793A JP6331793A JPH06246785A JP H06246785 A JPH06246785 A JP H06246785A JP 6331793 A JP6331793 A JP 6331793A JP 6331793 A JP6331793 A JP 6331793A JP H06246785 A JPH06246785 A JP H06246785A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
injection device
temperature
main body
tip member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6331793A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Sakakawa
孝市 坂川
Shunichi Kudo
俊一 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Steel Works Ltd
Original Assignee
Japan Steel Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Steel Works Ltd filed Critical Japan Steel Works Ltd
Priority to JP6331793A priority Critical patent/JPH06246785A/ja
Publication of JPH06246785A publication Critical patent/JPH06246785A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 射出樹脂温度が安定した状態で成形品を成形
する。 【構成】 射出装置のシリンダ10の先端部には、ノズ
ル本体12が取り付けられており、ノズル本体には、ノ
ズル先端部材22が一体に固定されている。ノズル先端
部材には、ノズル本体の樹脂通路12aと連通するよう
に樹脂通路22aが形成されているノズル本体は、熱伝
導性材料によって形成されており、またノズル先端部材
は断熱性材料によって形成されている。ノズル本体及び
ノズル先端部材によってノズルが構成されている。ノズ
ル先端部材は、これの金型26対向側の面22bが、金
型の射出装置側の面26aの形状に対応した形状に形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、射出装置のノズルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出装置としては、特公平4−5
3689に示されるようなものがある。これに示される
射出装置は、射出装置を金型に向かって前進させた場合
に、シリンダ先端部のノズルが金型に押し付けられる
(ノズルタッチする)ようになっている。これにより、
シリンダに貯留されていた溶融樹脂がノズルを通って金
型内に射出できるようになっている。通常の場合、射出
装置のシリンダ及びノズルは、ヒータを用いて温度調節
されており、内部の溶融樹脂の温度を所定範囲に維持す
るようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の射出装置には、安定した成形が困難である
という問題点がある。すなわち、ノズルタッチした場合
に、金型によってノズルから熱が奪われてノズルの金型
側が急激に温度が低下するため温度調節装置が作動して
ヒータが通電されることにより、ノズルのシリンダ側が
過熱されやすく、樹脂の劣化による成形不良が発生しや
すいことになる。これを解決するものとして、ノズルの
金型側とシリンダ側とを別々に温度測定してそれぞれ温
度制御することが考えられるが、温度調節装置が複雑に
なり、射出装置が高価になってしまう。本発明はこのよ
うな課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、射出装置のノ
ズルを、熱伝導性材料製のノズル本体と、これと一体の
断熱材料製のノズル先端部材と、から構成し、ノズルタ
ッチ時にノズル先端部材が金型と接触するようにするこ
とにより上記課題を解決する。すなわち、本発明の射出
装置のノズルは、射出装置の先端部に取り付けられてお
り、射出装置内に貯留された所定量の溶融樹脂を金型
(26)内に送り出すものを対象にしており、ノズル
が、熱伝導性材料製のノズル本体(12)と、断熱材料
製のノズル先端部材(22)と、から構成されており、
ノズル本体(12)が射出装置に取り付けられており、
ノズル先端部材(22)は、ノズル本体(12)に固定
されるとともに、これの金型(26)対向側の面(22
b)が、金型(26)の射出装置側の面(26a)の形
状に対応した形状に形成されており、ノズル先端部材
(22)には、ノズル本体(12)の樹脂通路(12
a)と連通するように樹脂通路(22a)が形成されて
いる。なお、かっこ内の符号は実施例の対応する部材を
示す。
【0005】
【作用】射出装置がノズルタッチしても、ノズル先端部
材によって熱の移動が遮断されているので、ノズルの温
度が急激に低下することはなくなり、この状態でヒータ
が加熱状態とされないで済むので、溶融樹脂が過熱され
ることもなくなる。したがって溶融樹脂の温度があまり
変化しない状態で、安定した成形を行うことができる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の実施例を示す。射出装置の筒
状のシリンダ10には、これの前端部(図中左端部)に
ノズル本体12が固定されている。シリンダ10には、
樹脂通路10aが形成されており、また、ノズル本体1
2には樹脂通路12aが形成されている。シリンダ10
の樹脂通路10aは、ノズル本体12の樹脂通路12a
と連通されている。ノズル本体12は、熱伝導性材料に
よって形成されている。ノズル本体12には、これの外
周部にヒータ14、及び16がそれぞれ取り付けられて
いる。ノズル本体12の外周部には、温度センサ18も
取り付けられている。温度センサ18は、両ヒータ14
及び16の中間位置に配置されている。温度センサ18
からの温度信号を入力する温度調節装置20が設けられ
ている。温度調節装置20は、温度設定部を有してお
り、これに設定温度を設定可能である。温度調節装置2
0は、温度センサ18からの測定温度を設定温度と比較
して、両温度が等しくなるように、両ヒータ14及び1
6を制御することが可能である。シリンダ10には、こ
れの外周部にヒータ24が設けられている。ノズル本体
12の先端部には、ノズル先端部材22が固定されてい
る。ノズル先端部材22の先端側の面22bは、金型2
6の球面状凹面26aに対応した球面とされている。ノ
ズル先端部材22には、樹脂通路22aが形成されてい
る。この樹脂通路22aは、ノズル本体12の樹脂通路
12aと連通するように配置されている。ノズル先端部
材22は、断熱性のあるセラミックスによって形成され
ている。ノズル本体12及びノズル先端部材22によっ
てノズルが構成されている。すなわち、ノズル本体12
は、金型26には接触しないで、ノズル先端部材22が
金型26と接触するようになっている。これにより、図
1に示すようなノズルタッチ時に、ノズル本体12の熱
を金型26に伝達しないようになっている。シリンダ1
0には、図示してないがスクリューがはめ合わされてお
り、内部に溶融樹脂が貯留されるようになっている。図
示してないスクリュー移動装置によってスクリューを溶
融樹脂押圧方向に移動させることにより、シリンダ10
内の溶融樹脂を、樹脂通路10a、ノズル本体12の樹
脂通路12a、及びノズル先端部材22の樹脂通路22
aを通って金型26内に射出可能である。
【0007】次に、この実施例の作用を説明する。温度
調節装置20の温度設定部には、あらかじめ決定した設
定温度が設定されている。射出装置は、図示のノズルタ
ッチ位置よりも右方の待機位置に位置しており、したが
ってノズル先端部材22は、金型26から離れた位置に
位置している。温度センサ18によってノズル本体12
の温度が検出され、この測定温度の信号が温度調節装置
20に入力される。温度調節装置20は、測定温度を設
定温度と比較し、両温度が一致するように両ヒータ14
及び16を制御する。これにより樹脂通路12a内の溶
融樹脂は、これの温度が所定の温度範囲にあるように維
持されている。これと同様にしてシリンダ10の樹脂通
路10a内の溶融樹脂も、ヒータ24を制御することに
より、所定の温度範囲にあるように温度調節されてい
る。射出工程において、射出装置は、図示してない射出
装置移動装置によって駆動されることにより、図示のノ
ズルタッチ位置まで移動させられる。すなわち、ノズル
先端部材22の球面22bが金型26の球状凹面26a
に押し付けられる。続いて溶融樹脂の射出が行われる。
すなわち、図示してないスクリュー移動装置が駆動され
ることにより、図示してないスクリューが溶融樹脂押圧
方向に移動させられ、シリンダ10内の溶融樹脂が、樹
脂通路10a、ノズル本体12の樹脂通路12a、及び
ノズル先端部材22の樹脂通路22aを通って金型26
内に射出される。本発明においては、ノズルタッチの
際、ノズル先端部材22によってノズル本体12の熱が
金型26に伝わらないようになっているので、ノズルタ
ッチによってノズル本体12の温度が急激に低下するよ
うなことはない。これにより、樹脂通路12a内の溶融
樹脂が所定温度範囲内にある状態でヒータが作動するよ
うなことがなくなるので、溶融樹脂が所定温度範囲以上
に過熱されることがなくなる。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ノズルの金型側とシリンダ側とを別々に温度制御するよ
うな複雑な温度調節装置を用いないで、従来同様の温度
調節装置を用いた温度調節を行っても、射出中に溶融樹
脂を過熱させてしまうようなことがなく、従来よりも溶
融樹脂の温度が安定した状態で射出成形作業を行うこと
ができ、品質の安定した射出成形品を成形することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の射出装置のノズルを金型などとともに
示す図である。
【符号の説明】
10 シリンダ 12 ノズル本体 14、16 ヒータ 18 温度センサ 20 温度調節装置 22 ノズル先端部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出装置の先端部に取り付けられてお
    り、射出装置内に貯留された所定量の溶融樹脂を金型
    (26)内に送り出すノズルにおいて、 ノズルが、 熱伝導性材料製のノズル本体(12)と、 断熱材料製のノズル先端部材(22)と、から構成され
    ており、 ノズル本体(12)が射出装置に取り付けられており、 ノズル先端部材(22)は、ノズル本体(12)に固定
    されるとともに、これの金型(26)対向側の面(22
    b)が、金型(26)の射出装置側の面(26a)の形
    状に対応した形状に形成されており、ノズル先端部材
    (22)には、ノズル本体(12)の樹脂通路(12
    a)と連通するように樹脂通路(22a)が形成されて
    いる射出装置のノズル。
JP6331793A 1993-02-26 1993-02-26 射出装置のノズル Pending JPH06246785A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331793A JPH06246785A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 射出装置のノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6331793A JPH06246785A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 射出装置のノズル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06246785A true JPH06246785A (ja) 1994-09-06

Family

ID=13225781

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6331793A Pending JPH06246785A (ja) 1993-02-26 1993-02-26 射出装置のノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06246785A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101722626A (zh) * 2008-10-09 2010-06-09 世纪株式会社 热流道探头的尖锐喷嘴装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62134234A (ja) * 1985-12-06 1987-06-17 Miyagawa Kasei Kogyo Kk 射出成形用ノズル
JPS648012A (en) * 1987-06-30 1989-01-12 Meiki Seisakusho Kk Nozzle structure of injection molding machine

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62134234A (ja) * 1985-12-06 1987-06-17 Miyagawa Kasei Kogyo Kk 射出成形用ノズル
JPS648012A (en) * 1987-06-30 1989-01-12 Meiki Seisakusho Kk Nozzle structure of injection molding machine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101722626A (zh) * 2008-10-09 2010-06-09 世纪株式会社 热流道探头的尖锐喷嘴装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB1414385A (en) Moulding apparatus
US5147659A (en) Nozzle touch apparatus in an injection molding machine
JPH06246785A (ja) 射出装置のノズル
KR100285094B1 (ko) 런너레스 사출성형공정에 사용되는 고온 노즐용 온도제어장치 및 방법
JP4674241B2 (ja) 成形金型の加熱方法並びに樹脂成形品の製造方法
JPH0679764A (ja) 射出成形機の射出成形部用温度制御装置
JPH10100215A (ja) 射出成形機における廃熱利用装置
JP3389248B2 (ja) 射出成形機の加熱シリンダの温度制御方法
JPH0460419B2 (ja)
JPH07110511B2 (ja) 射出成形機の加熱シリンダ温度制御方法とその装置
JPH0518121Y2 (ja)
JP2003205539A (ja) 射出成形機の予熱制御装置
JPH08281754A (ja) 射出成形機用シリンダヒータの昇温方法
JP3921005B2 (ja) ガラス成形機
JPS60242029A (ja) スクリユシリンダの温度制御方法
JPH053815B2 (ja)
JPH04347614A (ja) 射出成形方法および射出成形装置
JP2657573B2 (ja) レンズ成型装置
JP2003159726A (ja) バルブ温度制御装置
JPH0647763A (ja) 成形装置
JPH056102Y2 (ja)
JPH08132501A (ja) 射出成形機の加熱筒温度の制御方法
JPH0970865A (ja) 熱硬化性樹脂成形機の温度制御装置
JPS6487319A (en) Method for controlling temperature of injection molder
JP5425420B2 (ja) 射出成形機におけるノズルの温度制御方法