JPH0518121Y2 - - Google Patents
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- JPH0518121Y2 JPH0518121Y2 JP1989036111U JP3611189U JPH0518121Y2 JP H0518121 Y2 JPH0518121 Y2 JP H0518121Y2 JP 1989036111 U JP1989036111 U JP 1989036111U JP 3611189 U JP3611189 U JP 3611189U JP H0518121 Y2 JPH0518121 Y2 JP H0518121Y2
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Landscapes
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、射出成形機の加熱筒温度制御装置に
関するものである。
関するものである。
[従来の技術]
一般に、射出成形機には、溶融した樹脂を金型
内に射出するための加熱筒が設けられており、該
加熱筒には、通常、電気ヒータが巻かれている。
そして、射出成形機は、前記電気ヒータへの電気
の供給状態を制御する加熱筒温度制御装置が設け
られており、該加熱筒温度制御装置によつて、加
熱筒の温度を制御するようになつている。
内に射出するための加熱筒が設けられており、該
加熱筒には、通常、電気ヒータが巻かれている。
そして、射出成形機は、前記電気ヒータへの電気
の供給状態を制御する加熱筒温度制御装置が設け
られており、該加熱筒温度制御装置によつて、加
熱筒の温度を制御するようになつている。
そして、この種の加熱筒温度制御装置は、成形
中に金型や成形条件等に異常が発生すると、射出
成形機の成形動作が停止して、その際、電気ヒー
タへの電気の供給がそのまま維持したり、電気ヒ
ータへの電気の供給を断つたりすることが選択可
能になつている。
中に金型や成形条件等に異常が発生すると、射出
成形機の成形動作が停止して、その際、電気ヒー
タへの電気の供給がそのまま維持したり、電気ヒ
ータへの電気の供給を断つたりすることが選択可
能になつている。
[考案が解決しようとする課題]
ところが、上記従来の射出成形機の加熱筒温度
制御装置においては、射出成形機の成形動作が停
止された後も電気ヒータに電気が供給され続ける
と、加熱筒が高温のまま維持され、該加熱筒内に
滞留した樹脂が高温の為に熱変性を起こし、該樹
脂が炭化したり変色したりすることがある。そし
て、一度、炭化や変色が生じると、成形を再開し
ても、加熱筒の内部に付着した炭化物等が成形品
に黒点や焼けとなつて生じ、該黒点等を排除する
のに時間がかかるとうい問題がある。また、成形
動作の停止とともに電気ヒータの電源を切ると、
加熱筒の温度が常温まで低下してしまい、該加熱
筒の温度を再び成形可能状態まで上昇するのに時
間がかかるという欠点がある。
制御装置においては、射出成形機の成形動作が停
止された後も電気ヒータに電気が供給され続ける
と、加熱筒が高温のまま維持され、該加熱筒内に
滞留した樹脂が高温の為に熱変性を起こし、該樹
脂が炭化したり変色したりすることがある。そし
て、一度、炭化や変色が生じると、成形を再開し
ても、加熱筒の内部に付着した炭化物等が成形品
に黒点や焼けとなつて生じ、該黒点等を排除する
のに時間がかかるとうい問題がある。また、成形
動作の停止とともに電気ヒータの電源を切ると、
加熱筒の温度が常温まで低下してしまい、該加熱
筒の温度を再び成形可能状態まで上昇するのに時
間がかかるという欠点がある。
本考案は、上記事情に鑑みてなされたものであ
り、加熱筒内の樹脂に熱変性を生じさせることな
く、しかも該加熱筒の温度を短時間で成形可能状
態まで上昇させることができるとともに、通常の
保温時に間違つてスクリユを作動させるおそれが
ない射出成形機の加熱筒温度制御装置を提供する
ことを目的としている。
り、加熱筒内の樹脂に熱変性を生じさせることな
く、しかも該加熱筒の温度を短時間で成形可能状
態まで上昇させることができるとともに、通常の
保温時に間違つてスクリユを作動させるおそれが
ない射出成形機の加熱筒温度制御装置を提供する
ことを目的としている。
[課題を解決するための手段]
本考案は、上記目的を達成するため、レジスタ
を備え温度センサで検知された加熱筒の温度が上
記レジスタに記憶された目標値に近付くようにヒ
ータを制御する温調器と、上記レジスタに接続さ
れた成形温度設定器及び保温温度設定器を備えた
コントローラと、選択状態においてシーケンサー
に作用して上記成形温度設定器の設定温度を上記
レジスタに書き込ませる成形温度選択スイツチ
と、選択状態においてシーケンサーに作用してレ
ジスタに書き込まれている成形温度設定器の設定
温度を保温温度設定器の設定温度に切り替えさ
せ、また、加熱筒のスクリユを駆動させないよう
にするシーケンサーのインターロツク回路を働か
せる保温温度選択スイツチと、選択状態において
異常信号がシーケンサーに入力されると、シーケ
ンサーに作用して温調器を制御させ、ヒータに対
する給電を止めさせるヒータOFFスイツチと、
選択状態において異常信号がシーケンサーに入力
されると、シーケンサーに作用してレジスタに書
き込まれている成形温度設定器の設定温度を保温
温度設定器の設定温度に切り替えさせるヒータ保
温スイツチとを具備した構成とした。
を備え温度センサで検知された加熱筒の温度が上
記レジスタに記憶された目標値に近付くようにヒ
ータを制御する温調器と、上記レジスタに接続さ
れた成形温度設定器及び保温温度設定器を備えた
コントローラと、選択状態においてシーケンサー
に作用して上記成形温度設定器の設定温度を上記
レジスタに書き込ませる成形温度選択スイツチ
と、選択状態においてシーケンサーに作用してレ
ジスタに書き込まれている成形温度設定器の設定
温度を保温温度設定器の設定温度に切り替えさ
せ、また、加熱筒のスクリユを駆動させないよう
にするシーケンサーのインターロツク回路を働か
せる保温温度選択スイツチと、選択状態において
異常信号がシーケンサーに入力されると、シーケ
ンサーに作用して温調器を制御させ、ヒータに対
する給電を止めさせるヒータOFFスイツチと、
選択状態において異常信号がシーケンサーに入力
されると、シーケンサーに作用してレジスタに書
き込まれている成形温度設定器の設定温度を保温
温度設定器の設定温度に切り替えさせるヒータ保
温スイツチとを具備した構成とした。
[作用]
成形温度選択スイツチを選択すると、加熱筒の
温度は成形温度設定器の設定温度に制御される。
温度は成形温度設定器の設定温度に制御される。
保温温度選択スイツチを選択すると、加熱筒の
温度は保温温度設定器の設定温度に制御され、ま
た、加熱筒のスクリユを作動させることができな
くなる。
温度は保温温度設定器の設定温度に制御され、ま
た、加熱筒のスクリユを作動させることができな
くなる。
また、ヒータOFFスイツチを選択しておくと、
異常時に自動的にヒータが切られる。
異常時に自動的にヒータが切られる。
更に、ヒータ保温スイツチを選択しておくと、
異常時に加熱筒が保温温度に制御される。
異常時に加熱筒が保温温度に制御される。
[実施例]
以下、第1図を参照して本考案の一実施例を説
明する。
明する。
この図において、1は加熱筒であり、この加熱
筒1の先端には、該加熱筒1内の樹脂を図示しな
い金型内に導くためのノズル2が設けられてい
る。そして、上記加熱筒1の外周には、先端から
3つの電気ヒータ3が巻かれ、ノズル2の外周に
は、1つの電気ヒータ3が巻かれている。さら
に、各電気ヒータ3の中央部には、該各電気ヒー
タ3を貫通してノズル2あるいは加熱筒1の周壁
部の温度を検知する熱電対温度センサ4が設けら
れている。
筒1の先端には、該加熱筒1内の樹脂を図示しな
い金型内に導くためのノズル2が設けられてい
る。そして、上記加熱筒1の外周には、先端から
3つの電気ヒータ3が巻かれ、ノズル2の外周に
は、1つの電気ヒータ3が巻かれている。さら
に、各電気ヒータ3の中央部には、該各電気ヒー
タ3を貫通してノズル2あるいは加熱筒1の周壁
部の温度を検知する熱電対温度センサ4が設けら
れている。
上記各電気ヒータ3は、それぞれヒータ用電線
5および該ヒータ用電線5の途中に設けられた電
磁開閉器6のa接点を介して200Vの動力用電源
7に接続されており、また上記各熱電対4は、そ
れぞれ熱電対用配線8を介して温調器9に接続さ
れている。
5および該ヒータ用電線5の途中に設けられた電
磁開閉器6のa接点を介して200Vの動力用電源
7に接続されており、また上記各熱電対4は、そ
れぞれ熱電対用配線8を介して温調器9に接続さ
れている。
電磁開閉器6は、そのコイルに接続されたコイ
ル用配線10が前記温調器9に接続されている。
ル用配線10が前記温調器9に接続されている。
温調器9は、上記各熱電対4に対応する位置の
温度の目標値を記憶するレジスタ11を備えてお
り、各熱電対4で検知された温度が各レジスタ1
1に記憶された目標値に近付くように、各コイル
用配線10を介して各電磁開閉器6のコイルへの
電気の供給・停止により、該各電磁開閉器6の接
点を開閉するようになつている。また、上記温調
器9は、その制御回路が制御回路用配線12およ
び該制御回路用配線12の途中に設けられた電磁
継電器13のa接点を介して24Vの制御回路用電
源14に接続されてる。さらに、温調器9の各レ
ジスタ11は、コントローラ15に設けられた成
形温度設定器16および保温温度設定器17にデ
ータの受渡が可能なように接続されている。
温度の目標値を記憶するレジスタ11を備えてお
り、各熱電対4で検知された温度が各レジスタ1
1に記憶された目標値に近付くように、各コイル
用配線10を介して各電磁開閉器6のコイルへの
電気の供給・停止により、該各電磁開閉器6の接
点を開閉するようになつている。また、上記温調
器9は、その制御回路が制御回路用配線12およ
び該制御回路用配線12の途中に設けられた電磁
継電器13のa接点を介して24Vの制御回路用電
源14に接続されてる。さらに、温調器9の各レ
ジスタ11は、コントローラ15に設けられた成
形温度設定器16および保温温度設定器17にデ
ータの受渡が可能なように接続されている。
成形温度設定器16は、上記各レジスタ11に
対応してそれぞれ独立に設けられており、上記各
熱電対4に対応する位置の温度を個々に設定する
ことが可能になつている。また、保温温度設定器
17は、上記各レジスタ11の総てに共通する1
つのものが設けられており、各熱電対4に対応す
る位置の温度を同一の温度に設定することが可能
になつている。
対応してそれぞれ独立に設けられており、上記各
熱電対4に対応する位置の温度を個々に設定する
ことが可能になつている。また、保温温度設定器
17は、上記各レジスタ11の総てに共通する1
つのものが設けられており、各熱電対4に対応す
る位置の温度を同一の温度に設定することが可能
になつている。
上記コントローラ15は、上記のような温度設
定の他に、成形に要する型締動作や射出動作等の
各種成形動作の速度や力などが設定可能な設定器
を有しており、これらの設定器や、保温温度設定
器17、成形温度設定器16等が射出成形機の操
作面に位置するように、該射出成形機に設けられ
ている。そして、このコントローラ15は、制御
配線18を介してシーケンサー19に接続されて
いる。
定の他に、成形に要する型締動作や射出動作等の
各種成形動作の速度や力などが設定可能な設定器
を有しており、これらの設定器や、保温温度設定
器17、成形温度設定器16等が射出成形機の操
作面に位置するように、該射出成形機に設けられ
ている。そして、このコントローラ15は、制御
配線18を介してシーケンサー19に接続されて
いる。
シーケンサー19は、コントローラ15の各種
設定器に設定された設定値にしたがつて射出成形
機を作動させるものであり、該シーケンサー19
には、前記電磁継電器13のコイルに電気を供給
するための電磁継電器コイル用配線20が設けら
れている。また、このシーケンサー19には、温
調器9から温度異常信号21が入力されるととも
に、射出時間異常や型締完了異常等の各種成形異
常信号22が入力されるようになつており、異常
発生時には、即座に射出成形機の成形動作を停止
させるようになつている。さらに、このシーケン
サー19には、成形温度選択スイツチ23、異常
時加熱筒温度選択スイツチ24および保温温度選
択スイツチ25を備えた温度設定器選択スイツチ
26が接続されている。
設定器に設定された設定値にしたがつて射出成形
機を作動させるものであり、該シーケンサー19
には、前記電磁継電器13のコイルに電気を供給
するための電磁継電器コイル用配線20が設けら
れている。また、このシーケンサー19には、温
調器9から温度異常信号21が入力されるととも
に、射出時間異常や型締完了異常等の各種成形異
常信号22が入力されるようになつており、異常
発生時には、即座に射出成形機の成形動作を停止
させるようになつている。さらに、このシーケン
サー19には、成形温度選択スイツチ23、異常
時加熱筒温度選択スイツチ24および保温温度選
択スイツチ25を備えた温度設定器選択スイツチ
26が接続されている。
上記成形温度選択スイツチ23は、このスイツ
チが選択されることによつて、シーケンサー19
から電磁継電器13のコイルに電気を供給して温
調器9をON状態にするとともに、該シーケンサ
ー19からの指令によりコントローラ15の各成
形温度設定器16の設定温度を各レジスタ11に
書き込むように、該シーケンサー19を作動させ
るようになつている。
チが選択されることによつて、シーケンサー19
から電磁継電器13のコイルに電気を供給して温
調器9をON状態にするとともに、該シーケンサ
ー19からの指令によりコントローラ15の各成
形温度設定器16の設定温度を各レジスタ11に
書き込むように、該シーケンサー19を作動させ
るようになつている。
異常時加熱筒温度選択スイツチ24は、ヒータ
ON釦27、ヒータOFFスイツチ釦28およびヒ
ータ保温釦スイツチ29を備えたものであり、上
記成形温度選択スイツチ23が選択された際に使
用可能になつている。ヒータON釦27は、たと
えば温度異常信号21がシーケンサー19に入力
された際に、温調器9の各レジスタ11に書き込
まれた設定温度がそのままになるようにシーケン
サー19の動作を規制するものである。ヒータ
OFF釦28は、たとえば温度異常信号21がシ
ーケンサー19に入力された際に、電磁継電器1
3のコイルへの電気を断つて、該温調器3の制御
回路用の電源をOFF状態にするようにシーケン
サー19に作用すものである。すなわち、ヒータ
OFF釦28が選択されていると、各電磁開閉器
6がOFF状態になり、各電気ヒータ3への電気
の供給が断たれた状態になる。ヒータ保温釦29
は、たとえば温度異常信号21がシーケンサー1
9に入力された際に、電磁継電器13のコイルに
電気を供給した状態のまま、温調器9のレジスタ
11に書き込まれている成形温度設定器16の設
定温度を保温温度設定器17の設定温度に自動的
に書き替えるようにシーケンサー19に作用する
ものである。
ON釦27、ヒータOFFスイツチ釦28およびヒ
ータ保温釦スイツチ29を備えたものであり、上
記成形温度選択スイツチ23が選択された際に使
用可能になつている。ヒータON釦27は、たと
えば温度異常信号21がシーケンサー19に入力
された際に、温調器9の各レジスタ11に書き込
まれた設定温度がそのままになるようにシーケン
サー19の動作を規制するものである。ヒータ
OFF釦28は、たとえば温度異常信号21がシ
ーケンサー19に入力された際に、電磁継電器1
3のコイルへの電気を断つて、該温調器3の制御
回路用の電源をOFF状態にするようにシーケン
サー19に作用すものである。すなわち、ヒータ
OFF釦28が選択されていると、各電磁開閉器
6がOFF状態になり、各電気ヒータ3への電気
の供給が断たれた状態になる。ヒータ保温釦29
は、たとえば温度異常信号21がシーケンサー1
9に入力された際に、電磁継電器13のコイルに
電気を供給した状態のまま、温調器9のレジスタ
11に書き込まれている成形温度設定器16の設
定温度を保温温度設定器17の設定温度に自動的
に書き替えるようにシーケンサー19に作用する
ものである。
保温温度切換スイツチ25は、このスイツチが
選択された際に、電磁継電器13のコイルに流れ
る電流をそのままにした状態で温調器9の各レジ
スタ11に書き込まれた各成形温度設定器16の
設定温度を保温温度設定器17の設定温度に切り
替えるように、シーケンサー19に作用するよう
になつている。
選択された際に、電磁継電器13のコイルに流れ
る電流をそのままにした状態で温調器9の各レジ
スタ11に書き込まれた各成形温度設定器16の
設定温度を保温温度設定器17の設定温度に切り
替えるように、シーケンサー19に作用するよう
になつている。
また、シーケンサー19内には、保温温度選択
スイツチ25が選択された際に、加熱筒1内に挿
入されたスクリユ(図示せず)が軸方向および回
転方向に駆動されないように、インターロツク回
路(図示せず)が設けられている。
スイツチ25が選択された際に、加熱筒1内に挿
入されたスクリユ(図示せず)が軸方向および回
転方向に駆動されないように、インターロツク回
路(図示せず)が設けられている。
そして、上記温度設定器選択スイツチ26は、
前記コントローラ15の成形温度設定器16や保
温温度設定器17とともに、射出成形機の操作面
に設けられている。
前記コントローラ15の成形温度設定器16や保
温温度設定器17とともに、射出成形機の操作面
に設けられている。
上記のように構成された射出成形機の加熱筒温
度制御装置においては、該射出成形機の電源を入
れた状態で成形温度選択スイツチ23を選択する
と、コントローラ15の成形温度設定器16に設
定された設定温度が温調器9の各レジスタ11に
書き込まれる。この際、各レジスタ11に書き込
まれた設定温度のデータがコントローラ15側に
フイードバツクされて各レジスタ11に書き込ま
れた設定温度が確認される。そして、各熱電対4
で検知されるノズル2や加熱筒1の各位置の温度
が各レジスタ11で書き込まれた設定温度に達す
るまで、各電磁開閉器6のコイルに電流が供給さ
れ、該電磁開閉器6が閉状態になつて各電気ヒー
タ3に電力が供給され、これにより加熱筒1やノ
ズル2が加熱される。このため、各熱電対4に対
応する加熱筒1やノズル2の各位置の温度は、各
レジスタ11に書き込まれた温度になるまで上昇
する。そして、各熱電対4で検知された温度がレ
ジスタ11に書き込まれた温度に達した後は、温
調器9により、各熱電対4で検知された温度とレ
ジスタ11の設定温度との偏差が読み取られ、そ
の偏差にもとづき、電磁開閉器6の開閉が繰り返
されて、電気ヒータ3への電力の供給、停止が行
なわれ、加熱筒1やノズル2の各位置の温度が上
記設定温度を維持するように制御される。
度制御装置においては、該射出成形機の電源を入
れた状態で成形温度選択スイツチ23を選択する
と、コントローラ15の成形温度設定器16に設
定された設定温度が温調器9の各レジスタ11に
書き込まれる。この際、各レジスタ11に書き込
まれた設定温度のデータがコントローラ15側に
フイードバツクされて各レジスタ11に書き込ま
れた設定温度が確認される。そして、各熱電対4
で検知されるノズル2や加熱筒1の各位置の温度
が各レジスタ11で書き込まれた設定温度に達す
るまで、各電磁開閉器6のコイルに電流が供給さ
れ、該電磁開閉器6が閉状態になつて各電気ヒー
タ3に電力が供給され、これにより加熱筒1やノ
ズル2が加熱される。このため、各熱電対4に対
応する加熱筒1やノズル2の各位置の温度は、各
レジスタ11に書き込まれた温度になるまで上昇
する。そして、各熱電対4で検知された温度がレ
ジスタ11に書き込まれた温度に達した後は、温
調器9により、各熱電対4で検知された温度とレ
ジスタ11の設定温度との偏差が読み取られ、そ
の偏差にもとづき、電磁開閉器6の開閉が繰り返
されて、電気ヒータ3への電力の供給、停止が行
なわれ、加熱筒1やノズル2の各位置の温度が上
記設定温度を維持するように制御される。
以上により、加熱筒1およびノズル2が成形可
能状態に加熱される。ここで、異常時加熱筒温度
選択スイツチ24のヒータON釦27を選択して
おくと、たとえば温度異常信号21がシーケンサ
ー19に入力されて、射出成形機の成形動作が停
止された場合、加熱筒1やノズル2の温度が成形
時の温度のまま維持される。また、ヒータOFF
釦28を選択しておくと、上記のように成形動作
が停止した場合、各電気ヒータ3に流れる電流が
断たれ、加熱筒1およびノズル2の温度が常温ま
で低下する。さらに、ヒータ保温釦29を選択し
ておくと、上記のように成形動作が停止した場
合、今まで各レジスタ11に入力されていた各成
形温度設定器16の設定温度が保温温度設定器1
7の設定温度に自動的に書き替えられ、加熱筒1
やノズル2の温度が保温温度設定器17に設定さ
れた温度になる。
能状態に加熱される。ここで、異常時加熱筒温度
選択スイツチ24のヒータON釦27を選択して
おくと、たとえば温度異常信号21がシーケンサ
ー19に入力されて、射出成形機の成形動作が停
止された場合、加熱筒1やノズル2の温度が成形
時の温度のまま維持される。また、ヒータOFF
釦28を選択しておくと、上記のように成形動作
が停止した場合、各電気ヒータ3に流れる電流が
断たれ、加熱筒1およびノズル2の温度が常温ま
で低下する。さらに、ヒータ保温釦29を選択し
ておくと、上記のように成形動作が停止した場
合、今まで各レジスタ11に入力されていた各成
形温度設定器16の設定温度が保温温度設定器1
7の設定温度に自動的に書き替えられ、加熱筒1
やノズル2の温度が保温温度設定器17に設定さ
れた温度になる。
また、成形の途中で、保温温度選択スイツチ2
5を選択すると、加熱筒1内のスクリユの動きが
シーケンサー19内のインターロツク回路によつ
て禁止させられ、その結果、射出成形機の成形動
作が停止するようになる。しかも、温調器9の各
レジスタ11に書き込まれた成形温度設定器16
の設定温度が保温温度設定器17の設定温度に書
き替えられ、加熱筒1およびノズル2の温度が該
保温温度設定器17に設定された温度になる。ま
た、成形動作が停止した状態で保温温度選択スイ
ツチ25を選択した場合にも、上記のように加熱
筒1およびノズル2の温度が保温温度設定器17
に設定された温度になるように制御される。そし
て、保温温度選択スイツチ25が選択された状態
においては、間違つて加熱筒1内のスクリユを駆
動しようとした場合でも、シーケンサー19内に
設けられたインターロツク回路が働くので、該ス
クリユに駆動力が生じることはない。
5を選択すると、加熱筒1内のスクリユの動きが
シーケンサー19内のインターロツク回路によつ
て禁止させられ、その結果、射出成形機の成形動
作が停止するようになる。しかも、温調器9の各
レジスタ11に書き込まれた成形温度設定器16
の設定温度が保温温度設定器17の設定温度に書
き替えられ、加熱筒1およびノズル2の温度が該
保温温度設定器17に設定された温度になる。ま
た、成形動作が停止した状態で保温温度選択スイ
ツチ25を選択した場合にも、上記のように加熱
筒1およびノズル2の温度が保温温度設定器17
に設定された温度になるように制御される。そし
て、保温温度選択スイツチ25が選択された状態
においては、間違つて加熱筒1内のスクリユを駆
動しようとした場合でも、シーケンサー19内に
設けられたインターロツク回路が働くので、該ス
クリユに駆動力が生じることはない。
上記のように構成された射出成形機の加熱筒温
度制御装置においては、成形中にたとえば温度異
常信号21が発生して該射出成形機の成形動作が
停止した場合、加熱筒1やノズル2の温度を成形
温度設定器16で設定される温度から保温温度設
定器17で設定される温度に切り替えることがで
きる。したがつて、保温温度設定器17に、樹脂
が熱変性を起こさない温度に設定することによつ
て、成形動作が停止した後、長く放置された場合
でも加熱筒1やノズル2内の樹脂の熱変性を防止
することができる。しかも、加熱筒1やノズル2
が保温状態に保持されているから、成形が再開可
能な温度まで該加熱筒1やノズル2の温度を短時
間で上昇させることができる。
度制御装置においては、成形中にたとえば温度異
常信号21が発生して該射出成形機の成形動作が
停止した場合、加熱筒1やノズル2の温度を成形
温度設定器16で設定される温度から保温温度設
定器17で設定される温度に切り替えることがで
きる。したがつて、保温温度設定器17に、樹脂
が熱変性を起こさない温度に設定することによつ
て、成形動作が停止した後、長く放置された場合
でも加熱筒1やノズル2内の樹脂の熱変性を防止
することができる。しかも、加熱筒1やノズル2
が保温状態に保持されているから、成形が再開可
能な温度まで該加熱筒1やノズル2の温度を短時
間で上昇させることができる。
また、成形の途中で、射出成形機の成形動作を
停止させておきたい場合には、保温温度選択スイ
ツチ25を選択することによつて、加熱筒1およ
びノズル2の温度を常温まで低下させることな
く、樹脂の熱変性が生じない温度に保温しておく
ことができる。
停止させておきたい場合には、保温温度選択スイ
ツチ25を選択することによつて、加熱筒1およ
びノズル2の温度を常温まで低下させることな
く、樹脂の熱変性が生じない温度に保温しておく
ことができる。
さらに、保温温度選択スイツチ25が選択され
た状態では、シーケンサー19内のインターロツ
ク回路によつて、加熱筒1内のスクリユの駆動を
防止することができる。したがつて、樹脂の粘度
の増大による過負荷状態でスクリユが駆動される
のを防止することができるので、該スクリユの寿
命を向上させることができる。
た状態では、シーケンサー19内のインターロツ
ク回路によつて、加熱筒1内のスクリユの駆動を
防止することができる。したがつて、樹脂の粘度
の増大による過負荷状態でスクリユが駆動される
のを防止することができるので、該スクリユの寿
命を向上させることができる。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案は、レジスタを備
え温度センサで検知された加熱筒の温度が上記レ
ジスタに記憶された目標値に近付くようにヒータ
を制御する温調器と、上記レジスタに接続された
成形温度設定器及び保温温度設定器を備えたコン
トローラと、選択状態においてシーケンサーに作
用して上記成形温度設定器の設定温度を上記レジ
スタに書き込まれる成形温度選択スイツチと、選
択状態においてシーケンサーに作用してレジスタ
に書き込まれている成形温度設定器の設定温度を
保温温度設定器の設定温度に切り替えさせ、ま
た、加熱筒のスクリユを駆動させないようにする
シーケンサーのインターロツク回路を働かせる保
温温度選択スイツチと、選択状態において異常信
号がシーケンサーに入力されると、シーケンサー
に作用して温調器を制御させ、ヒータに対する給
電を止めさせるヒータOFFスイツチと、選択状
態において異常信号がシーケンサーに入力される
と、シーケンサーに作用してレジスタに書き込ま
れている成形温度設定器の設定温度を保温温度設
定器の設定温度に切り替えさせるヒータ保温スイ
ツチとを具備した構成とされているので、成形温
度選択スイツチと保温温度選択スイツチの選択に
よつて、加熱筒を成形温度と保温温度に自在に制
御することができる上、ヒータOFFスイツチと
ヒータ保温スイツチを択一的に選択しておくこと
により、異常時に、使用樹脂の種類や運転条件等
に対応して、自動的にヒータを切つたり、加熱筒
を保温温度にしたりすることができる。
え温度センサで検知された加熱筒の温度が上記レ
ジスタに記憶された目標値に近付くようにヒータ
を制御する温調器と、上記レジスタに接続された
成形温度設定器及び保温温度設定器を備えたコン
トローラと、選択状態においてシーケンサーに作
用して上記成形温度設定器の設定温度を上記レジ
スタに書き込まれる成形温度選択スイツチと、選
択状態においてシーケンサーに作用してレジスタ
に書き込まれている成形温度設定器の設定温度を
保温温度設定器の設定温度に切り替えさせ、ま
た、加熱筒のスクリユを駆動させないようにする
シーケンサーのインターロツク回路を働かせる保
温温度選択スイツチと、選択状態において異常信
号がシーケンサーに入力されると、シーケンサー
に作用して温調器を制御させ、ヒータに対する給
電を止めさせるヒータOFFスイツチと、選択状
態において異常信号がシーケンサーに入力される
と、シーケンサーに作用してレジスタに書き込ま
れている成形温度設定器の設定温度を保温温度設
定器の設定温度に切り替えさせるヒータ保温スイ
ツチとを具備した構成とされているので、成形温
度選択スイツチと保温温度選択スイツチの選択に
よつて、加熱筒を成形温度と保温温度に自在に制
御することができる上、ヒータOFFスイツチと
ヒータ保温スイツチを択一的に選択しておくこと
により、異常時に、使用樹脂の種類や運転条件等
に対応して、自動的にヒータを切つたり、加熱筒
を保温温度にしたりすることができる。
また、保温温度選択スイツチを選択した場合、
シーケンサーのインターロツク回路が働くため、
間違つて加熱筒のスクリユを作動させることがな
い。
シーケンサーのインターロツク回路が働くため、
間違つて加熱筒のスクリユを作動させることがな
い。
第1図は本考案の一実施例として示した射出成
形機の加熱筒温度制御装置を示すブロツク図であ
るである。 1……加熱筒、3……電気ヒータ、9……温調
器、16……成形温度設定器、17……保温温度
設定器、26……温度設定器選択スイツチ。
形機の加熱筒温度制御装置を示すブロツク図であ
るである。 1……加熱筒、3……電気ヒータ、9……温調
器、16……成形温度設定器、17……保温温度
設定器、26……温度設定器選択スイツチ。
Claims (1)
- レジスタ11を備え温度センサ4で検知された
加熱筒1の温度が上記レジスタ11に記憶された
目標値に近付くようにヒータ3を制御する温調器
9と、上記レジスタ11に接続された成形温度設
定器16及び保温温度設定器17を備えたコント
ローラ15と、選択状態においてシーケンサー1
9に作用して上記成形温度設定器16の設定温度
を上記レジスタ11に書き込ませる成形温度選択
スイツチ23と、選択状態においてシーケンサー
19に作用してレジスタ11に書き込まれている
成形温度設定器16の設定温度を保温温度設定器
17の設定温度に切り替えさせ、また、加熱筒1
のスクリユを駆動させないようにするシーケンサ
ー19のインターロツク回路を働かせる保温温度
選択スイツチ25と、選択状態において異常信号
21,22がシーケンサー19に入力されると、
シーケンサー19に作用して温調器9を制御さ
せ、ヒータ3に対する給電を止めさせるヒータ
OFFスイツチ28と、選択状態において異常信
号21,22がシーケンサー19に入力される
と、シーケンサー19に作用してレジスタ11に
書き込まれている成形温度設定器16の設定温度
を保温温度設定器17の設定温度に切り替えさせ
るヒータ保温スイツチ29とを具備したことを特
徴とする射出成形機の加熱筒温度制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989036111U JPH0518121Y2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989036111U JPH0518121Y2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02126813U JPH02126813U (ja) | 1990-10-18 |
JPH0518121Y2 true JPH0518121Y2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=31542060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989036111U Expired - Lifetime JPH0518121Y2 (ja) | 1989-03-29 | 1989-03-29 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0518121Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3024696B2 (ja) * | 1994-09-01 | 2000-03-21 | ファナック株式会社 | 射出成形機の温度制御方法 |
JP2006305777A (ja) * | 2005-04-26 | 2006-11-09 | Toshiba Mach Co Ltd | 射出成形機の制御装置 |
JP5670287B2 (ja) * | 2011-09-22 | 2015-02-18 | 住友重機械工業株式会社 | 射出成形機 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60242029A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-12-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクリユシリンダの温度制御方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5421574Y2 (ja) * | 1973-08-14 | 1979-07-31 |
-
1989
- 1989-03-29 JP JP1989036111U patent/JPH0518121Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60242029A (ja) * | 1984-04-26 | 1985-12-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | スクリユシリンダの温度制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02126813U (ja) | 1990-10-18 |
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