JPH06246531A - 処理物の成形切断装置 - Google Patents

処理物の成形切断装置

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JPH06246531A
JPH06246531A JP5059608A JP5960893A JPH06246531A JP H06246531 A JPH06246531 A JP H06246531A JP 5059608 A JP5059608 A JP 5059608A JP 5960893 A JP5960893 A JP 5960893A JP H06246531 A JPH06246531 A JP H06246531A
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cutting
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構造で、切断される処理物に過大なも
のが混在されるのを防止する。切断時に処理物が周囲に
飛散して危険な状態となるのを防止する。 【構成】 プッシャー1が処理物を圧縮機2に供給し、
圧縮機2が処理物を加圧して成形し、成形された処理物
を切断機3の横上刃3C、縦上刃3Eと横下刃3D、縦
下刃3Fとで挟み切る。この装置は、処理物の落下飛散
防止手段6を備える。落下飛散防止手段6は、回転板6
Aと、この回転板6Aを所定の回転角で回転駆動する駆
動源6Bとを備える。圧縮機2でプレス成形された処理
物は、圧縮機2から切断機3に排出されるときに、回転
板6Aを圧縮機2の定盤2Aとほぼ同一平面に停止し、
切断機3が成形処理物4を切断するときには、垂直スト
ッパ部材が回転板6Aを上下方向に延長する姿勢に停止
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、産業廃棄物である処理
物をプレス成形して所定の形状に裁断する処理物の成形
切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】製造工場で排出される産業廃棄物は、所
定の形状の塊状に成形することによって簡単に廃棄でき
る。たとえば、製紙工場から廃棄される処理物は、板状
にプレスした後、所定の形状に切断して所定の形状の固
形状とすることができる。
【0003】処理物は図1と図2とに示す成形切断装置
を使用して、所定の形状の塊状とすることができる。こ
れ等の図に示す装置は、処理物をプレス成形して、所定
の形状に切断するために、圧縮機2と切断機3とを備え
る。また、圧縮機2に処理物を供給するために、プッシ
ャー1を備えている。すなわち、プッシャー1の前方に
圧縮機2を配設し、圧縮機2の前方に切断機3を配設し
ている。
【0004】プッシャー1は、処理物を押し出すため
に、投入ボックス1Aに押し箱1Bを配設している。押
し箱1Bが投入ボックス1A内を前進して、処理物は圧
縮機2に押し出される。
【0005】圧縮機2は、定盤2Aの上方に、油圧シリ
ンダー2Bで上下にされる圧縮盤2Cを備える。圧縮盤
2Cが処理物を定盤2Aにプレスして、処理物を成形す
る。
【0006】切断機3も油圧シリンダー3Bで上下に移
動される切断盤3Aを備える。切断機3は、定盤2Aと
の境界に横上刃3Cを備える。一方切断機3の横下刃3
Dは、定盤2Aに固定されている。この構造の成形切断
装置は、下記のようにして処理物をプレス成形して、所
定の形状に切断する。 図3に示すように、圧縮盤2Cと切断盤3Aとを上
昇させて状態で、プッシャー1が圧縮機2に処理物を供
給する。 図4に示すように、圧縮機2の圧縮盤2Cを油圧シ
リンダー2Bで強制的に降下させる。降下する圧縮盤2
Cは、処理物を定盤2Aにプレスして成形する。 その後、圧縮盤2Cを上昇させた後、プッシャー1
が再び処理物を圧縮機2に供給する。供給される処理物
によって、プレス成形された処理物は、先端部分が切断
機3に押し出される。 圧縮盤2Cを降下して、供給された処理物と、先に
プレス成形した処理物とをプレスする。 圧縮盤2Cがプレス成形した処理物を挟着する状態
に保持して、切断盤3Aを降下させる。このとき、図4
に示すように、プレス成形された処理物が切断機3に押
し出されているので、降下する切断盤3Aが成形処理物
4を切断する。切断盤3Aは、横上刃3Cと横下刃3D
とで成形処理物4を挟んで切断する。 切断盤3Aと圧縮盤2Cとを上昇させて、プッシャ
ー1が処理物を圧縮機2に供給する。 その後、〜の工程を繰り返し、成形切断装置は、処
理物をプレス成形して所定の形状に切断する。このよう
にして、処理物は所定の形状の塊状に加工される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この状態で
処理物をプレス成形して切断する成形切断装置は、実際
に運転するときに、下記の弊害が発生している。第1の
弊害は、処理物を一定の形状に切断することができず、
大きな塊状となったものが混在することである。この欠
点は、圧縮機2で圧縮した成形処理物4を、切断機3に
排出する工程で発生する。切断機3が所定の形状に成形
処理物4を切断するには、圧縮機2から切断機3に一定
量だけ送り出しする必要がある。しかしながら、実際の
運転では、図6に示すように、圧縮機2でプレス成形し
た成形処理物4を、次に圧縮機2に供給する処理物で押
し出すと、プレス成形された成形処理物4が圧縮機2の
定盤2Aから落下してしまうことがある。落下する成形
処理物4は、切断されないので大きな塊状となる。大き
な固形物は、搬送工程に詰まる弊害を発生する。また、
焼却して廃棄する場合には、焼却炉に搬入できなくなる
等の欠点がある。したがって、大きな塊状の成形処理物
は、選別して再度切断機にフィードバックする必要があ
る。
【0008】さらにまた、図1と図2とに示す成形切断
装置は、切断機3で成形処理物4を切断するときに、周
囲に飛散して危険な状態となる。このために、切断機3
の周囲を安全カバー5で囲う必要がある。とくに、固く
てこわれ易いものを含む処理物は、切断するときに周囲
に飛散して危険な状態となる。
【0009】本発明は、これ等の欠点を解決することを
目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、
簡単な構造で、切断された処理物に過大なものが混在さ
れるのを防止すると共に、切断時に処理物が周囲に飛散
して危険な状態となるのを防止できる成形切断装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の成形切断装置
は、前述の目的を達成するために下記の構成を備える。
成形切断装置は、処理物を加圧して成形する圧縮機2
と、この圧縮機2で加圧してプレス成形された処理物を
横上刃3Cと横下刃3Dとで挟んで切断する切断機3
と、圧縮機2に処理物を供給するプッシャー1とを備
え、プッシャー1が処理物を圧縮機2に供給し、圧縮機
2が処理物を加圧して成形し、成形処理物4を、切断機
3の横上刃3Cと横下刃3Dとで挟み切るように構成さ
れている。
【0011】さらに、本発明の成形切断装置は、下記に
記載する独得の構成を有することを特徴とする。とく
に、本発明の成形切断装置は、落下飛散防止手段6の回
転板6Aを、処理物を所定の形状に切断する用途と、飛
散を防止する用途の両方に併用できる構造とすることを
特徴とする。
【0012】(a) 成形切断装置は、処理物の落下飛
散防止手段6を備える。 (b) 落下飛散防止手段6は、切断機3から処理物を
排出する方向に離されて配設されている。 (c) 落下飛散防止手段6は、回転板6Aと、この回
転板6Aを所定の回転角で回転駆動する駆動源6Bとを
備える。 (d) 回転板6Aは、回転軸6Cが、切断機3の横下
刃3Dの上端縁と平行な方向となる姿勢で、ベアリング
6Dを介して回転自在に配設される。 (e) 駆動源6Bは、回転板6Aを、圧縮機2の定盤
2Aの上面とほぼ同一平面に停止させる水平ストッパ部
材と、回転板6Aを切断機3の前方で上下に延長する姿
勢に停止する垂直ストッパ部材とを備える。 (f) 圧縮機2でプレス成形された処理物が、圧縮機
2から切断機3に排出されるときに、水平ストッパ部材
が回転板6Aを圧縮機2の定盤2Aとほぼ同一平面に停
止し、回転板6Aによって圧縮機2から排出される成形
された処理物が落下するのが防止され、切断機3が成形
処理物4を切断するときには、垂直ストッパ部材が回転
板6Aを上下方向に延長する姿勢に停止し、切断時に処
理物が飛散するのを防止するように構成されている。
【0013】
【作用】本発明の成形切断装置は、落下飛散防止手段が
下記の動作をして、プレス成形した処理物を一定の形状
に切断し、また、切断時の飛散を防止する。
【0014】[プレス成形した処理物を切断する工程] 圧縮盤2Cで処理物をプレス成形した後、圧縮盤2
Cを上昇した状態で、図7に示すように、落下飛散防止
手段6の回転板6Aを回転して、これを定盤2Aと同一
平面に停止させる。回転板6Aは、水平ストッパ部材に
よってこの姿勢に停止される。 この状態で、プッシャー1が処理物を圧縮機2に供
給し、プレス成形した処理物を切断盤3Aに押し出す。 押し出された成形処理物4は、回転板6Aの上に載
せられる。この位置にある回転板6Aは、圧縮機2から
押し出された成形処理物4が、図6に示すように落下す
るのを防止する。 回転板6Aの上に、先にプレスした成形処理物4の
前部を載せた状態で、圧縮盤2Cを降下する。降下する
圧縮盤2Cは、供給された処理物をプレスすると共に、
先端が切断機3に突出する切断機3を挟着して保持す
る。 圧縮盤2Cが成形処理物4を挟着する状態で、回転
板6Aを図11に示すように回転して、切断盤3Aの邪
魔にならないようにする。 さらに、圧縮盤2Cが成形処理物4を挟着する状態
に保持して、切断盤3Aを降下させる。降下する切断盤
3Aは、圧縮機2から切断機3に突出する処理物4を切
断する。
【0015】このように、本発明の成形切断装置は、回
転板6Aでもって、圧縮機2から切断機3に押し出され
る処理物4の落下を防止するので、処理物4が切断され
ずに落下するのを防止できる。
【0016】[切断機が成形処理物を切断する状態] 圧縮盤2Cが成形処理物4を挟着する状態で、図8
に示すように、回転板6Aを垂直の姿勢に停止する。回
転板6Aは、駆動源6Bの垂直ストッパ部材によってこ
の姿勢に停止される。 圧縮盤2Cが成形処理物4を挟着し、回転板6Aを
垂直の姿勢として、切断盤3Aを降下させる。降下する
切断盤3Aは、成形処理物4を切断する。切断時に飛散
する処理物は、回転板6Aに衝突して、周囲に飛散する
のが防止され。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化するための成形切断装置を例示するものであっ
て、本発明の成形切断装置は、構成部品の構造や配置、
回転板を停止する位置、あるいは使用方法等を下記のも
のに特定するものでない。本発明の成形切断装置は、特
許請求の範囲の要旨を逸脱しない範囲において変更する
ことができる。
【0018】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番
号を、「特許請求の範囲の欄」、「作用の欄」、および
「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付
記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、
実施例の部材に特定するものでは決してない。
【0019】図9と図10に示す処理物の成形切断装置
は、処理物を押し出して圧縮機2に供給するプッシャー
1と、処理物をプレス成形する圧縮機2と、圧縮機2で
プレス成形した成形処理物4を所定の形状に切断する切
断機3と、落下飛散防止手段6とを備えている。本発明
の装置は、成形して切断する処理物を特定しない。処理
物には、押圧すると固化して成形できるもの、例えば、
製紙会社や食品工場にできる産業廃棄物、木材加工工場
にできる廃棄物の破片等が使用できる。
【0020】プッシャー1は、投入ボックス1Aと、投
入ボックス1A内を移動して処理物を加圧して押し出す
押し箱1Bと、押し箱1Bを投入ボックス1Aに沿って
移動させる駆動チェーン1Cと、この駆動チェーン1C
が掛けられたチェーンホイールを回転駆動するモーター
1Dとを備えている。
【0021】投入ボックス1Aは、押し箱1Bを後退さ
せた状態で、処理物を供給する。したがって投入ボック
ス1Aは、上面の全体を開口した角溝状をしている。投
入ボックス1Aの先端は開口されて、圧縮機2に連結さ
れている。
【0022】押し箱1Bは、投入ボックス1Aの内面に
沿って移動して、処理物を圧縮機2に押し出す。したが
って、押し箱1Bの外形は、投入ボックス1Aの内形に
ほぼ等しい形状に成形している。押し箱1Bは、投入ボ
ックス1Aに沿って固定されたレールを転動する車輪を
両側に備える。車輪がレールを移動して、押し箱1Bは
投入ボックス1A内を移動する。
【0023】駆動チェーン1Cは、無端のループ状に連
結したチェーンである。駆動チェーン1Cは、投入ボッ
クス1Aの外側両側に配設されている。駆動チェーン1
Cは、チェーンホイールに掛けられて、投入ボックス1
Aの中央部に水平に張設されている。チェーンホイール
がモーター1Dに駆動されると、駆動チェーン1Cが駆
動されて押し箱1Bが投入ボックス1Aに沿って移動さ
れる。駆動モーター1Dは、正逆に回転されて押し箱1
Bを投入ボックス1Aに沿って前進、後退させる。
【0024】圧縮機2は、定盤2Aと、圧縮盤2Cと、
油圧シリンダー2Bとを備える。定盤2Aは、プッシャ
ー1の投入ボックス1Aから処理物が供給されるよう
に、投入ボックス1Aの底面と同一平面に水平に配設さ
れている。圧縮盤2Cは、定盤2Aとで処理物をプレス
成形するために、定盤2Aの上に配設されており、下面
に水平に圧縮面を有する。圧縮盤2Cの上面は油圧シリ
ンダー2Bに連結されている。油圧シリンダー2Bは垂
直に固定されている。油圧シリンダー2Bが伸長する
と、圧縮盤2Cを強制的に押し下げて処理物をプレス成
形する。
【0025】切断機3は、圧縮機2から切断機3に突出
される部分を切断する。すなわち、切断機3は、成形処
理物4を横に延長する刃物で一定の長さに切断する。切
断機3は、定盤2Aに固定された横下刃3Dと、切断盤
3Aに固定された横上刃3Cとで成形処理物4を挟んで
切断する。縦下刃3Fは、圧縮機2の定盤2Aの前縁に
垂直に固定される。この縦下刃3Fは、成形処理物4を
切断する刃面を、成形処理物4の押し出し方向と直交と
して定盤2Aに固定される。縦上刃3Cは、切断盤3A
の後端に設けられている。切断盤3Aが降下すると、縦
上刃3Cが縦下刃3Fに接近して降下して、圧縮機2か
ら切断機3に突出する成形処理物4を切断する。
【0026】さらに、図9と図10に示す切断機3は、
横の切断した成形処理物4を、さらに縦に3つのブロッ
クに切断する。したがって、切断機3の切断盤3Aに
は、図12に示すように、2枚の縦上刃3Eを下面に突
出して設けている。縦上刃3Eは、横上刃3Cに対して
直角に垂直に固定している。縦上刃3Eが降下して、成
形処理物4を縦に切断するために、縦上刃3Eの下方に
位置して、縦下刃3Fを配設している。縦下刃3Fは装
置の基台に垂直に固定される。さらに、縦下刃3Fは、
縦上刃3Eとで成形処理物4を挟み切ることができる位
置に配設している。この構造の切断機3は、切断盤3A
を降下させると、圧縮機2から突出される成形処理物4
を、縦横に切断して3ブロックに切断できる。すなわ
ち、小さいブロック状に切断できる特長がある。切断盤
3Aは、圧縮機2と同じように、油圧シリンダー3Bで
上下に往復運動される。
【0027】落下飛散防止手段6は、回転板6Aと、こ
の回転板6Aを所定の回転角で回転駆動する駆動源6B
とを備える。回転板6Aは、回転軸6Cを、切断機3の
横下刃3Dの上端縁と平行な方向とする姿勢で、ベアリ
ング6Dを介して、回転自在に配設される。回転板6A
は、切断機3から処理物を排出する方向、図9において
切断機3の左側に離されて配設される。図9と図10に
示す落下飛散防止手段6は、回転板6Aの回転軸6Cを
圧縮機2の定盤2Aの上面と同一平面に配設している。
また、回転軸6Cを横下刃3Dの刃面と平行に配設して
いる。
【0028】回転板6Aは下記の、、の状態に使
用される。 図7に示すように、圧縮機2から切断機3に押し出
される成形処理物4を載せて、落下するのを防止する。 図8に示すように、切断機3が成形処理物4を切断
するときに、周囲に飛散するのを防止する。 図12に示すように、縦下刃3Fに挟まれた切断処
理物を掻き落とす。
【0029】この状態に使用する回転板6Aは、図13
の斜視図に示す形状をしている。この図に示す回転板6
Aは、図12に示すように、縦下刃3Fの間に挟まれた
切断処理物を掻き落とすことができるように、中間に2
条の平行スリット6Eを設けて3ブロックに分割してい
る。平行スリット6Eの幅Wは、縦下刃3Fの幅dより
も大きくしている。それは、図11に示すように、回転
板6Aを回転したときに、縦下刃3Fを平行スリット6
Eが通過するからである。さらに、回転板6Aの半径r
は、図9に示すように、圧縮機2の定盤2Aに接近でき
る長さに調整される。さらに、図13に示す回転板6A
は、図14に示すように、回転軸6Cの両側に約135
度の角度で固定されている。このように、回転軸6Cの
両側に多少傾斜して固定され回転板6Aは、図8に示す
ように、成形処理物4の飛散を防止するときに、スムー
ズに切断処理物を落下できる特長がある。
【0030】ただ、本発明の成形切断装置は、回転板6
Aの形状をこの形状に特定しない。回転軸の片側に回転
板を固定することもでき、また、回転軸の両側に2枚の
回転板のなす角が90〜180度となるように設計する
こともできる。
【0031】回転板6Aは駆動源6Bによって回転され
る。駆動源6Bは、回転板6Aを図7と図8に示す二つ
の位置で停止させる。図7に示す回転板6Aは、水平ス
トッパ部材で停止される。図8に示す位置の回転板6A
は、垂直ストッパ部材に停止される。水平ストッパ部材
は、回転板6Aを、定盤2Aの前方に水平の姿勢で停止
する。垂直ストッパ部材は、図8に示すように、上の回
転板6Aを垂直の姿勢に停止する。水平ストッパ部材と
垂直ストッパ部材とは、回転板6Aを特定の位置で停止
できる全ての手段を使用することができる。図13に示
す落下飛散防止手段6は、回転軸6Cに固定した円盤
と、円盤の回転位置を検出する位置検出センサー6Fと
で、水平ストッパ部材と垂直ストッパ部材とを構成して
いる。図示しないが、円盤には、回転板6Aを図7と図
8に示す位置で停止するために位置検出センサー6Fに
検出される凸起や切欠を設けている。位置検出センサー
6Fは、モーターの回転を制御する。駆動源6Bは、位
置検出センサー6Fで円盤の凸起や切欠を検出して、モ
ーターの回転を停止し、回転板6Aを所定の位置で停止
する。
【0032】この構造の成形切断装置は、下記の状態で
使用して、処理物を所定の形状に成形して切断する。 (1) プッシャー1の投入ボックス1Aに処理物を供給
する。このとき、押し箱1Bは後退位置に待機させる。 (2) プッシャー1の押し箱1Bを前進して、処理物を
圧縮機2に供給する。このとき、圧縮盤2Cと切断盤3
Aとを上昇させておく。 (3) 圧縮盤2Cに処理物を供給した後、圧縮盤2Cを
降下させる。降下する圧縮盤2Cは、定盤2Aとで処理
物をプレスして成形する。 (4) 圧縮盤2Cを上昇した状態で、図7に示すよう
に、落下飛散防止手段6の回転板6Aを定盤2Aと同一
平面に停止させる。回転板6Aは、水平ストッパ部材に
よってこの姿勢に停止される。 (5) この状態で、プッシャー1が処理物を圧縮機2に
供給し、プレス成形した処理物を切断盤3Aに押し出
す。 (6) 押し出された成形処理物4は、回転板6Aの上に
載せられる。この位置にある回転板6Aは、圧縮機2か
ら押し出された成形処理物4が落下するのを防止する。 (7) 回転板6Aの上に、先にプレスした成形処理物4
の前部を載せた状態で、圧縮盤2Cを降下させる。降下
する圧縮盤2Cは、供給された処理物をプレスすると共
に、先端が切断機3に突出する切断機3を挟着して保持
する。 (8) 圧縮盤2Cが成形処理物4を挟着する状態で、図
8に示すように、回転板6Aを垂直の姿勢に停止する。
回転板6Aは、駆動源6Bの垂直ストッパ部材によって
この姿勢に停止される。 (9) 圧縮盤2Cが成形処理物4を挟着し、回転板6A
を垂直の姿勢として、切断盤3Aを降下させる。降下す
る切断盤3Aは、成形処理物4を切断する。切断時に飛
散する処理物は、回転板6Aに衝突して、周囲に飛散す
るのが防止される。 (10) 切断盤3Aを上昇させる。2枚の縦下刃3Fの間
には、図12に示すように、切断処理物が挟まれる。2
枚の縦下刃3Fの外側の切断処理物は、縦下刃3Fに挟
まれないので落下する。 (11) 図11に示すように回転板6Aを回転すると、縦
下刃3Fの間に挟まれた切断処理物は掻き落とされる。 以上の工程を繰り返して、投入ボックス1Aに供給され
る処理物を所定の形状に切断する。
【0033】
【発明の効果】本発明の処理物の成形切断装置は、成形
処理物を圧縮機から切断機に押し出すときに、切断機が
落下して切断されずに大きな形状で落下するのを防止で
きる。この特長は、本発明の成形切断装置が、落下飛散
防止手段の回転板で、圧縮機から切断機に押し出される
成形処理物の落下を防止することで実現される。落下飛
散防止手段の回転板は、圧縮機から成形処理物を切断機
に押し出すときに、圧縮機の定盤とほぼ同一平面に位置
する。したがって、圧縮機から押し出される成形処理物
が落下するのを防止できる。回転板で落下しない状態で
切断機に押し出された成形処理物は、その後に圧縮盤に
挟着される。このため、圧縮盤が成形処理物を挟着する
状態で、回転板は定盤の前方から移動され、切断盤が成
形処理物を挟み切る邪魔になることはない。したがっ
て、本発明の処理物の成形切断装置は、処理物を一定の
形状に切断して、大きな塊が混在するのを防止でき、搬
送工程の詰まりやその後の処理を能率よくでき、また、
大きな塊を切断機にフィードバックする手間を省略して
極めて便利に能率よく使用できる優れた特長がある。
【0034】さらに、本発明の処理物の成形切断装置
は、プレスした成形処理物を切断するときに、固い処理
物が周囲に破損するのを防止できる特長もある。それ
は、本発明の成形切断装置が、落下飛散防止手段の回転
板を垂直の姿勢にして、切断される処理物の飛散を防止
できるからである。とくに、本発明の成形切断装置は、
成形処理物の落下を防止する部材と、切断時の飛散を防
止する手段とを別々に設ける必要はない。落下飛散防止
手段の回転板を回転して、成形処理物の落下と、成形処
理物の切断時の飛散とを防止するからである。したがっ
て、本発明の成形切断装置は、極めて簡単な構造で、処
理物を一定の形状に切断でき、また、飛散を防止できる
特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の処理物の成形切断装置の一例を示す側面
【図2】従来の処理物の成形切断装置の一例を示す正面
【図3】プッシャーが圧縮機に処理物を供給する状態を
示す概略断面図
【図4】圧縮機が処理物をプレスする状態を示す断面図
【図5】切断機がプレスした処理物を切断する状態を示
す断面図
【図6】圧縮機でプレス成形した処理物を切断機に送り
出す状態を示す断面図
【図7】本発明の装置においてプレス成形した処理物を
圧縮機から切断機に送り出す状態を示す断面図
【図8】プレス成形した処理物を切断する状態を示す断
面図
【図9】本発明の一実施例を示す処理物の成形切断装置
の側面図
【図10】図9に示す成形切断装置の正面図
【図11】縦下刃の間に挟まれた切断物を回転する落下
飛散防止手段が除去する状態を示す側面図
【図12】縦下刃に切断した処理物が挟まれる状態を示
す正面図
【図13】落下飛散防止手段の一例を示す斜視図
【図14】落下飛散防止手段の一例を示す断面図
【符号の説明】
1……プッシャー 1A…投入ボックス 1B…押し箱 1C…駆
動チェーン 1D…モーター 2……圧縮機 2A…定盤 2B…油圧シリンダー 2C…圧縮
盤 3…切断機 3A…切断盤 3B…油圧シリンダー 3C…横上
刃 3D…横下刃 3E…縦上刃 3F…縦下
刃 4……成形処理物 5……安全カバー 6……落下飛散防止手段 6A…回転板 6B…駆動源 6C…回
転軸 6D…ベアリング 6E…スリット 6F…位
置検出センサー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理物を加圧して成形する圧縮機(2)
    と、この圧縮機(2)で加圧してプレス成形された処理物
    を横上刃(3C)縦上刃(3E)と横下刃(3D)縦下刃(3F)とで挟
    んで切断する切断機(3)と、圧縮機(2)に処理物を供給す
    るプッシャー(1)とを備え、プッシャー(1)が処理物を圧
    縮機(2)に供給し、圧縮機(2)が処理物を加圧して成形
    し、成形された処理物を切断機(3)の横上刃(3C)縦上刃
    (3E)と横下刃(3D)縦下刃(3F)とで挟み切るように構成さ
    れた処理物の成形切断装置において、下記の全ての構成
    を有することを特徴とする処理物の成形切断装置。 (a) 成形切断装置は、処理物の落下飛散防止手段
    (6)を備える。 (b) 落下飛散防止手段(6)は、回転板(6A)と、この
    回転板(6A)を所定の回転角で回転駆動する駆動源(6B)と
    を備える。 (c) 落下飛散防止手段(6)の回転板(6A)は、切断機
    (3)から処理物を排出する方向に離されて配設されてい
    る。 (d) 回転板(6A)は、回転軸(6C)が、切断機(3)の横
    下刃(3D)の上端縁と平行な方向となる姿勢で、ベアリン
    グ(6D)を介して回転自在に配設される。 (e) 駆動源(6B)は、回転板(6A)を、圧縮機(2)の定
    盤(2A)の上面とほぼ同一平面に停止させる水平ストッパ
    部材と、回転板(6A)を切断機(3)の前方で上下に延長す
    る姿勢に停止する垂直ストッパ部材とを備える。 (f) 圧縮機(2)でプレス成形された処理物が、圧縮
    機(2)から切断機(3)に排出されるときに、水平ストッパ
    部材が回転板(6A)を圧縮機(2)の定盤(2A)とほぼ同一平
    面に停止し、回転板(6A)によって圧縮機(2)から排出さ
    れる成形された処理物が落下するのが防止され、切断機
    (3)が成形処理物(4)を切断するときには、垂直ストッパ
    部材が回転板(6A)を上下方向に延長する姿勢に停止し、
    切断時に処理物が飛散するのを防止するように構成され
    ている。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61187247U (ja) * 1985-05-15 1986-11-21
JPS6357167A (ja) * 1986-08-29 1988-03-11 Hitachi Ltd 面取り加工方法

Patent Citations (2)

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