JPH06245830A - 引出し用案内装置 - Google Patents
引出し用案内装置Info
- Publication number
- JPH06245830A JPH06245830A JP5063357A JP6335793A JPH06245830A JP H06245830 A JPH06245830 A JP H06245830A JP 5063357 A JP5063357 A JP 5063357A JP 6335793 A JP6335793 A JP 6335793A JP H06245830 A JPH06245830 A JP H06245830A
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- drawer
- guide device
- roller
- rail
- inclined surface
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数も少なく構造が簡単で組付けが容易
であると共にコスト低減を図ること。 【構成】 引出しと、引出しを収納する本体との間に取
付けられた負荷伝達部材(スライドレール2,ベースレ
ール3,スライドローラ21,及びベースローラ31)
からなる案内装置において、前記引出しの移動に伴う前
記負荷伝達部材の当接する移動面が傾斜面に形成されて
いること。
であると共にコスト低減を図ること。 【構成】 引出しと、引出しを収納する本体との間に取
付けられた負荷伝達部材(スライドレール2,ベースレ
ール3,スライドローラ21,及びベースローラ31)
からなる案内装置において、前記引出しの移動に伴う前
記負荷伝達部材の当接する移動面が傾斜面に形成されて
いること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は机、棚、システムキッチ
ン等の本体に収納される引出しの円滑な走行を確保する
引出し用案内装置に関する。
ン等の本体に収納される引出しの円滑な走行を確保する
引出し用案内装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来型引出し用案内装置は特開
昭61−25508号公報に開示されている。この従来
型引出し用案内装置は、本体の側部に配設された支持レ
ールと、引出しの側部に配設された引出しレールと、こ
れらのレール間に配設されたランナ支持部材に取付けら
れた負荷伝達ランナローラとを含み、支持レールは引出
しの少なくとも一方の側にその長さの少なくとも一部分
にわたる部分と、下方の水平フランジから突出する引出
し用の垂直案内部分を持っている。そしてこの従来型装
置はランナ支持部材のランナローラが支持レール上を移
動し、かつ下方の垂直案内部分が、下向きに突出する引
出しレールまたは引出しレールのスライドのような対応
する案内フランジまたは案内要素と横方向に当接するこ
とによって引出し用の横方向案内部を形成しており、支
持レールと引出しレール間、または支持レールと引出し
自身間の直接的な横方向の案内効果が得られるようにな
っている。
昭61−25508号公報に開示されている。この従来
型引出し用案内装置は、本体の側部に配設された支持レ
ールと、引出しの側部に配設された引出しレールと、こ
れらのレール間に配設されたランナ支持部材に取付けら
れた負荷伝達ランナローラとを含み、支持レールは引出
しの少なくとも一方の側にその長さの少なくとも一部分
にわたる部分と、下方の水平フランジから突出する引出
し用の垂直案内部分を持っている。そしてこの従来型装
置はランナ支持部材のランナローラが支持レール上を移
動し、かつ下方の垂直案内部分が、下向きに突出する引
出しレールまたは引出しレールのスライドのような対応
する案内フランジまたは案内要素と横方向に当接するこ
とによって引出し用の横方向案内部を形成しており、支
持レールと引出しレール間、または支持レールと引出し
自身間の直接的な横方向の案内効果が得られるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来型引
出し用案内装置は、支持レール、引出しレール、及び負
荷伝達ローラ以外に、ランナ支持部材と、要すれば他の
案内要素が必要となり、部品点数が多くなるばかりでな
く複雑な構造を有しており、組付けに手間が掛かると共
にひいてはコスト高になるという課題を有していた。
出し用案内装置は、支持レール、引出しレール、及び負
荷伝達ローラ以外に、ランナ支持部材と、要すれば他の
案内要素が必要となり、部品点数が多くなるばかりでな
く複雑な構造を有しており、組付けに手間が掛かると共
にひいてはコスト高になるという課題を有していた。
【0004】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は部品点数も少なく構造が簡単で組
付けが容易であると共にコスト低減が可能な引出し用案
内装置を提供するにある。
のであり、その目的は部品点数も少なく構造が簡単で組
付けが容易であると共にコスト低減が可能な引出し用案
内装置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した目的を
達成するため、引出しと、引出しを収納する本体との間
に取付けられた負荷伝達部材からなる引出し用案内装置
において、前記引出しの移動に伴う前記負荷伝達部材の
当接する移動面が傾斜面に形成されていることを特徴と
している。
達成するため、引出しと、引出しを収納する本体との間
に取付けられた負荷伝達部材からなる引出し用案内装置
において、前記引出しの移動に伴う前記負荷伝達部材の
当接する移動面が傾斜面に形成されていることを特徴と
している。
【0006】このとき前記傾斜面はV字形傾斜面、片傾
斜面、あるいは負荷伝ロ−ラの支軸と平行な傾斜面とす
ることかできる。
斜面、あるいは負荷伝ロ−ラの支軸と平行な傾斜面とす
ることかできる。
【0007】
【作用】本発明は、前記した構成になっているので、引
出しの荷重により負荷伝達ローラとレール間の相対移動
が傾斜面に沿って行われ、本体の公差及び引出し用案内
装置の組付け時の公差を自動的に吸収して最適位置に位
置決めされる。
出しの荷重により負荷伝達ローラとレール間の相対移動
が傾斜面に沿って行われ、本体の公差及び引出し用案内
装置の組付け時の公差を自動的に吸収して最適位置に位
置決めされる。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。なお、本発明の引出し用案内装置は引
出しの両側部位に取付けられるものであるが、以下の説
明においては引出しの一方の側についてのみ述べる。図
1乃至図3は本発明の第1実施例としての引出し用案内
装置1を示す。この案内装置1は図1に示すように引出
しの側壁に固着される負荷伝達部材としてのスライドレ
ール2と、引出しを収納する本体に固着される負荷伝達
部材としてのベースレール3と、これらレール2,3に
取付けられた負荷伝達部材としてのスライドローラ2
1,ベースローラ31とから大略構成されている。スラ
イドレール2はV字形の上壁2aと、この上壁2aに延
設された側壁2bとで形成される断面略逆L字形の長尺
体からなり、その後部には側壁2bから上方へ延設され
た起立片2cとコ字形のローラ支持部2dとが設けられ
ている。起立片2cにはガイドローラ22が枢支されて
おり、ローラ支持部2dにはスライドローラ21が枢支
されている。このときスライドローラ21は図3に示す
ようにローラ支持部2dの側壁間に軸方向摺動可能に支
持された支軸21aに回転可能に取付けられており、か
つローラ支持部2dの一方の側壁とローラ21との間に
挾持された皿ばね5によって支軸21aごと一方向へ付
勢されて取付けられている。図3において、符号6はス
ライドローラ21の軸方向移動を規制するEリングであ
る。このスライドレール2はその側壁2bを介して引出
しの側壁に固着される。
体的に説明する。なお、本発明の引出し用案内装置は引
出しの両側部位に取付けられるものであるが、以下の説
明においては引出しの一方の側についてのみ述べる。図
1乃至図3は本発明の第1実施例としての引出し用案内
装置1を示す。この案内装置1は図1に示すように引出
しの側壁に固着される負荷伝達部材としてのスライドレ
ール2と、引出しを収納する本体に固着される負荷伝達
部材としてのベースレール3と、これらレール2,3に
取付けられた負荷伝達部材としてのスライドローラ2
1,ベースローラ31とから大略構成されている。スラ
イドレール2はV字形の上壁2aと、この上壁2aに延
設された側壁2bとで形成される断面略逆L字形の長尺
体からなり、その後部には側壁2bから上方へ延設され
た起立片2cとコ字形のローラ支持部2dとが設けられ
ている。起立片2cにはガイドローラ22が枢支されて
おり、ローラ支持部2dにはスライドローラ21が枢支
されている。このときスライドローラ21は図3に示す
ようにローラ支持部2dの側壁間に軸方向摺動可能に支
持された支軸21aに回転可能に取付けられており、か
つローラ支持部2dの一方の側壁とローラ21との間に
挾持された皿ばね5によって支軸21aごと一方向へ付
勢されて取付けられている。図3において、符号6はス
ライドローラ21の軸方向移動を規制するEリングであ
る。このスライドレール2はその側壁2bを介して引出
しの側壁に固着される。
【0009】ベースレール3は水平な上壁3aと、側壁
3bと、V字形底壁3cとで形成される断面略コ字形の
長尺体からなり、その前部にはコ字形のローラ支持部3
dがその後部には上壁3aを切欠いた切欠き部3eが形
成されている。ローラ支持部3dにはベースローラ31
が枢支されており、切欠き部3eには板ばね4が取付け
られている。このときベースローラ31は図2に示すよ
うにローラ支持部3dの側壁間に軸方向摺動可能に支持
された支軸31aに回転可能に取付けられており、かつ
ローラ支持部3dの一方の側壁とローラ31との間に挾
持された皿ばね5によって支軸31aごと一方向へ付勢
されて取付けられている。このベースレール3はその側
壁3bを介して本体に固着される。そしてスライドレー
ル2はその上壁2aを上壁3aの下側に位置させ、かつ
その側壁2bを底壁3cの外側に位置させて、図1に示
す矢印方向へ挿入することによってベースレール3に組
付けられる。
3bと、V字形底壁3cとで形成される断面略コ字形の
長尺体からなり、その前部にはコ字形のローラ支持部3
dがその後部には上壁3aを切欠いた切欠き部3eが形
成されている。ローラ支持部3dにはベースローラ31
が枢支されており、切欠き部3eには板ばね4が取付け
られている。このときベースローラ31は図2に示すよ
うにローラ支持部3dの側壁間に軸方向摺動可能に支持
された支軸31aに回転可能に取付けられており、かつ
ローラ支持部3dの一方の側壁とローラ31との間に挾
持された皿ばね5によって支軸31aごと一方向へ付勢
されて取付けられている。このベースレール3はその側
壁3bを介して本体に固着される。そしてスライドレー
ル2はその上壁2aを上壁3aの下側に位置させ、かつ
その側壁2bを底壁3cの外側に位置させて、図1に示
す矢印方向へ挿入することによってベースレール3に組
付けられる。
【0010】この組付け状態を図2及び図3に示す。図
2は組付け状態の前部の要部を示し、図3はその後部の
要部を示す。図においてスライドレール2はその側壁2
bを介して引出し100の側壁に固着されており、ベー
スレール3はその側壁3bを介して本体101に固着さ
れている。そしてスライドレール2の前部はその上壁2
aの下面をベースローラ31に当接させ、その後部はス
ライドローラ21を底壁3cの上面に当接させることに
よって、スライドレール2がベースレール3に組付けら
れている。
2は組付け状態の前部の要部を示し、図3はその後部の
要部を示す。図においてスライドレール2はその側壁2
bを介して引出し100の側壁に固着されており、ベー
スレール3はその側壁3bを介して本体101に固着さ
れている。そしてスライドレール2の前部はその上壁2
aの下面をベースローラ31に当接させ、その後部はス
ライドローラ21を底壁3cの上面に当接させることに
よって、スライドレール2がベースレール3に組付けら
れている。
【0011】このような組付け状態においては、引出し
100の荷重がスライドレール2を介してベースレール
3に伝達される。すなわち、引出し100の前部の荷重
は上壁2aがベースローラ31に当接することによっ
て、その後部の荷重はスライドローラ21が底壁3cに
当接することによってスライドレール2を介してベース
レール3に引出し100の荷重が伝達される。このとき
上壁2aのベースローラ31の当接面及び底壁3cのス
ライドローラ21の当接面はそれぞれV字形傾斜面とな
っているので、ベースローラ31及びスライドローラ2
1は引出し100の荷重によりそれぞれの支軸31a及
び21aが皿ばね5のばね力に抗して軸方向に移動して
V字形傾斜面の谷部に位置するようになっている。これ
により引出し用案内装置1は本体の公差及び案内装置1
の組付け時の公差を自動的に吸収して最適位置に位置決
めされると共にスライドレール2の直進性が得られ引出
し100の安定走行を確保することができる。なお、ベ
ースレール3の後部に設けた板ばね4は引出し100の
収納の際、その収納の最終段でスライドレール2に設け
たガイドローラ22が当接して引出し100を収納方向
へ付勢する引込み機構を構成している。
100の荷重がスライドレール2を介してベースレール
3に伝達される。すなわち、引出し100の前部の荷重
は上壁2aがベースローラ31に当接することによっ
て、その後部の荷重はスライドローラ21が底壁3cに
当接することによってスライドレール2を介してベース
レール3に引出し100の荷重が伝達される。このとき
上壁2aのベースローラ31の当接面及び底壁3cのス
ライドローラ21の当接面はそれぞれV字形傾斜面とな
っているので、ベースローラ31及びスライドローラ2
1は引出し100の荷重によりそれぞれの支軸31a及
び21aが皿ばね5のばね力に抗して軸方向に移動して
V字形傾斜面の谷部に位置するようになっている。これ
により引出し用案内装置1は本体の公差及び案内装置1
の組付け時の公差を自動的に吸収して最適位置に位置決
めされると共にスライドレール2の直進性が得られ引出
し100の安定走行を確保することができる。なお、ベ
ースレール3の後部に設けた板ばね4は引出し100の
収納の際、その収納の最終段でスライドレール2に設け
たガイドローラ22が当接して引出し100を収納方向
へ付勢する引込み機構を構成している。
【0012】図4及び図5に本発明の第2実施例として
の引出し用案内装置10を示す。この引出し用案内装置
10は皿ばねの無い点が相違し、その他の構成は前述し
た引出し用案内装置1と同一構成になっている。このた
め同一構成要素は同一符号を付して重複する説明を省略
する。この案内装置10においてはベースローラ31及
びスライドローラ21は引出し100の荷重によりそれ
ぞれの支軸31a及び21aが軸方向に移動して上壁2
a及び底壁3cのV字形傾斜面の谷部に位置するように
なっているので、特に皿ばねの無い状態でも引出し10
0の円滑な走行が確保できる。
の引出し用案内装置10を示す。この引出し用案内装置
10は皿ばねの無い点が相違し、その他の構成は前述し
た引出し用案内装置1と同一構成になっている。このた
め同一構成要素は同一符号を付して重複する説明を省略
する。この案内装置10においてはベースローラ31及
びスライドローラ21は引出し100の荷重によりそれ
ぞれの支軸31a及び21aが軸方向に移動して上壁2
a及び底壁3cのV字形傾斜面の谷部に位置するように
なっているので、特に皿ばねの無い状態でも引出し10
0の円滑な走行が確保できる。
【0013】図6及び図7は第3実施例としての引出し
用案内装置20を示す。この案内装置20はV字形傾斜
面を他部材で形成した点が相違し、他の構成は前述した
引出し用案内装置1と同一構成となっている。このため
同一構成要素は同一符号を付して重複説明を省略する。
この案内装置20はベースローラ31及びスライドロー
ラ21が当接するV字形傾斜面がスライドレールの上壁
2a及びベースレールの底壁3c自体で形成されるので
は無く、各上壁2a及び底壁3cにそれぞれ固着される
V字形傾斜面を有する長尺材7及び8で形成されてい
る。この案内装置20は案内装置1と同様に作動する。
用案内装置20を示す。この案内装置20はV字形傾斜
面を他部材で形成した点が相違し、他の構成は前述した
引出し用案内装置1と同一構成となっている。このため
同一構成要素は同一符号を付して重複説明を省略する。
この案内装置20はベースローラ31及びスライドロー
ラ21が当接するV字形傾斜面がスライドレールの上壁
2a及びベースレールの底壁3c自体で形成されるので
は無く、各上壁2a及び底壁3cにそれぞれ固着される
V字形傾斜面を有する長尺材7及び8で形成されてい
る。この案内装置20は案内装置1と同様に作動する。
【0014】図8及び図9は第4実施例としての引出し
用案内装置30を示す。この案内装置30はベースロー
ラ31及びスライドローラ21が当接する傾斜面が片傾
斜面に形成されている以外は前述した引出し用案内装置
1と同一構成になっている。このため同一構成要素は同
一符号を付して重複する説明を省略する。この案内装置
30の片傾斜面は一方向に傾斜させて設けた上壁2a及
び底壁3cによって形成される。すなわち、スライドレ
ール2の上壁2aはその先端が下がる断面形状となって
おり、かつベースレール3の底壁3cはその先端が上が
る断面形状となっている。この案内装置30は引出し1
00の両側に設けられた案内装置30,30によってベ
ースローラ31及びスライドローラ21の最適位置を位
置決めされる。すなわち、引出し100の両側に設けら
れた案内装置30,30のベースローラ31及びスライ
ドローラ21は引出し100の荷重が負荷すると、上壁
2a及び底壁3cの傾斜面に沿って支軸31a及び21
aの移動を伴って移動し最適位置に位置決めされる。こ
れにより引出し100の安定走行が確保できる。
用案内装置30を示す。この案内装置30はベースロー
ラ31及びスライドローラ21が当接する傾斜面が片傾
斜面に形成されている以外は前述した引出し用案内装置
1と同一構成になっている。このため同一構成要素は同
一符号を付して重複する説明を省略する。この案内装置
30の片傾斜面は一方向に傾斜させて設けた上壁2a及
び底壁3cによって形成される。すなわち、スライドレ
ール2の上壁2aはその先端が下がる断面形状となって
おり、かつベースレール3の底壁3cはその先端が上が
る断面形状となっている。この案内装置30は引出し1
00の両側に設けられた案内装置30,30によってベ
ースローラ31及びスライドローラ21の最適位置を位
置決めされる。すなわち、引出し100の両側に設けら
れた案内装置30,30のベースローラ31及びスライ
ドローラ21は引出し100の荷重が負荷すると、上壁
2a及び底壁3cの傾斜面に沿って支軸31a及び21
aの移動を伴って移動し最適位置に位置決めされる。こ
れにより引出し100の安定走行が確保できる。
【0015】図10及び図11は第5実施例としての引
出し用案内装置40を示す。この案内装置40はベース
ローラ31及びスライドローラ21の各支軸31a及び
21aが軸方向の移動を拘束されると共に上壁2a及び
底壁3cの傾斜面に対して平行になるように取付けられ
ている点が相違し、他の構成は前述した引出し用案内装
置30と同一構成になっている。この案内装置40は引
出し100の両側に設けた案内装置40,40によって
ベースローラ31及びスライドローラ21の最適位置が
位置決めされる。すなわち、引出し100の両側に位置
するベースローラ31及びスライドローラ21は引出し
100の荷重が負荷すると上壁2aがベースローラ31
に対して相対移動し、かつスライドローラ21が底壁3
cの傾斜面に沿って相対移動して最適位置が位置決めさ
れる。
出し用案内装置40を示す。この案内装置40はベース
ローラ31及びスライドローラ21の各支軸31a及び
21aが軸方向の移動を拘束されると共に上壁2a及び
底壁3cの傾斜面に対して平行になるように取付けられ
ている点が相違し、他の構成は前述した引出し用案内装
置30と同一構成になっている。この案内装置40は引
出し100の両側に設けた案内装置40,40によって
ベースローラ31及びスライドローラ21の最適位置が
位置決めされる。すなわち、引出し100の両側に位置
するベースローラ31及びスライドローラ21は引出し
100の荷重が負荷すると上壁2aがベースローラ31
に対して相対移動し、かつスライドローラ21が底壁3
cの傾斜面に沿って相対移動して最適位置が位置決めさ
れる。
【0016】また、本発明は前記した実施例に限定され
るものではなく、次のような種々の変化例をも含むもの
である。引出し用案内装置1の上壁2a及び底壁3cに
形成されるV字形傾斜面はそのいずれか一方を引出し用
案内装置30の片傾斜面で構成しても良い。また、引出
し用案内装置1のベースローラ31及びスライドローラ
21のいずれか一方の構成が引出し用案内装置40の構
成にすることもできる。さらに、引出し用案内装置30
の片傾斜面は上壁2a及び底壁3cに固着される片傾斜
面を有する長尺体で形成することもできる。スライドレ
ール2及びベースレール3はそれぞれ引出し及び本体に
一体に形成することもできる。また、スライドローラ2
1及びベースローラ31は各支軸21a及び31aに回
転拘束されて取付けられた固定部材として構成しても良
く、この場合引出しの移動に対して固定部材はレール
2,3に対して転動するのではなく摺動する。
るものではなく、次のような種々の変化例をも含むもの
である。引出し用案内装置1の上壁2a及び底壁3cに
形成されるV字形傾斜面はそのいずれか一方を引出し用
案内装置30の片傾斜面で構成しても良い。また、引出
し用案内装置1のベースローラ31及びスライドローラ
21のいずれか一方の構成が引出し用案内装置40の構
成にすることもできる。さらに、引出し用案内装置30
の片傾斜面は上壁2a及び底壁3cに固着される片傾斜
面を有する長尺体で形成することもできる。スライドレ
ール2及びベースレール3はそれぞれ引出し及び本体に
一体に形成することもできる。また、スライドローラ2
1及びベースローラ31は各支軸21a及び31aに回
転拘束されて取付けられた固定部材として構成しても良
く、この場合引出しの移動に対して固定部材はレール
2,3に対して転動するのではなく摺動する。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上述べたように、引出しの荷
重により負荷伝達ローラとレール間の相対移動がレール
に形成された傾斜面に沿って行われ、本体の公差及び引
出し用案内装置の組付け時の公差を自動的に吸収して最
適位置に位置決めされるので、負荷伝達ローラ、スライ
ドレール、及びベースレール以外の構成部品が不要とな
って部品点数が少なく組付けも容易であると共に、各構
成部品の加工精度も要求されることなく加工も容易とな
り、ひいてはコスト低減を図ることができる。
重により負荷伝達ローラとレール間の相対移動がレール
に形成された傾斜面に沿って行われ、本体の公差及び引
出し用案内装置の組付け時の公差を自動的に吸収して最
適位置に位置決めされるので、負荷伝達ローラ、スライ
ドレール、及びベースレール以外の構成部品が不要とな
って部品点数が少なく組付けも容易であると共に、各構
成部品の加工精度も要求されることなく加工も容易とな
り、ひいてはコスト低減を図ることができる。
【図1】第1実施例としての引出し用案内装置の分解斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の引出し用案内装置(前部)の組付け状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図3】図1の引出し用案内装置(後部)の組付け状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】第2実施例としての引出し用案内装置(前部)
の組付け状態を示す断面図である。
の組付け状態を示す断面図である。
【図5】第2実施例としての引出し用案内装置(後部)
の組付け状態を示す断面図である。
の組付け状態を示す断面図である。
【図6】第3実施例としての引出し用案内装置(前部)
の組付け状態を示す断面図である。
の組付け状態を示す断面図である。
【図7】第3実施例としての引出し用案内装置(後部)
の組付け状態を示す断面図である。
の組付け状態を示す断面図である。
【図8】第4実施例としての引出し用案内装置(前部)
の組付け状態を示す断面図である。
の組付け状態を示す断面図である。
【図9】第4実施例としての引出し用案内装置(後部)
の組付け状態を示す断面図である。
の組付け状態を示す断面図である。
【図10】第5実施例としての引出し用案内装置(前
部)の組付け状態を示す断面図である。
部)の組付け状態を示す断面図である。
【図11】第5実施例としての引出し用案内装置(後
部)の組付け状態を示す断面図である。
部)の組付け状態を示す断面図である。
1,10,20,30,40 引出し用案内装置 2 スライドレール(負荷伝達部材) 3 ベースレール(負荷伝達部材) 2a 上壁(スライドレールの) 3c 底壁(べ−スレールの) 21 スライドローラ(負荷伝達部材) 31 ベースローラ(負荷伝達部材) 100 引出し 101 本体
Claims (4)
- 【請求項1】 引出しと、引出しを収納する本体との間
に取付けられた負荷伝達部材からなる引出し用案内装置
において、 前記引出しの移動に伴う前記負荷伝達部材の当接する移
動面が傾斜面に形成されていることを特徴とする引出し
用案内装置。 - 【請求項2】 前記傾斜面がV字形傾斜面である請求項
1記載の引出し用案内装置。 - 【請求項3】 前記傾斜面が片傾斜面である請求項1記
載の引出し用案内装置。 - 【請求項4】 前記傾斜面が前記負荷伝達ローラの支軸
と平行な傾斜面である請求項1記載の引出し用案内装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5063357A JPH06245830A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 引出し用案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP5063357A JPH06245830A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 引出し用案内装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06245830A true JPH06245830A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13226925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5063357A Pending JPH06245830A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 引出し用案内装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH06245830A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006187360A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-20 | Sophia Co Ltd | スロット遊技機 |
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US7967402B2 (en) | 2005-04-28 | 2011-06-28 | Thk Co., Ltd. | Slide rail unit with retaining function |
US20120319549A1 (en) * | 2011-06-20 | 2012-12-20 | Rsi Home Products Management, Inc. | Roller mount for drawer glide mechanism |
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KR20150062662A (ko) * | 2013-11-29 | 2015-06-08 | 엘지전자 주식회사 | 저장용기 및 이를 포함하는 냉장고 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5063357A patent/JPH06245830A/ja active Pending
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DE112006000842B4 (de) | 2005-04-28 | 2018-09-27 | Thk Co., Ltd. | Gleitschieneneinheit mit Haltefunktion |
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