JPH06245172A - 制御回路 - Google Patents

制御回路

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Publication number
JPH06245172A
JPH06245172A JP2443593A JP2443593A JPH06245172A JP H06245172 A JPH06245172 A JP H06245172A JP 2443593 A JP2443593 A JP 2443593A JP 2443593 A JP2443593 A JP 2443593A JP H06245172 A JPH06245172 A JP H06245172A
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JP
Japan
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signal
control
input
clock
shift register
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2443593A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Hara
耕一 原
Hiroshi Baba
浩志 馬場
Kimihiko Nagata
公彦 永田
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Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Kyushu Fujitsu Electronics Ltd, Fujitsu Ltd filed Critical Kyushu Fujitsu Electronics Ltd
Priority to JP2443593A priority Critical patent/JPH06245172A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低消費電力性を有し、信頼性が高く、且つ
小型化軽量化を実現しうる駆動装置の制御回路を提供す
る。 【構成】 複数個の単位駆動素子を有する駆動部1、駆
動部1の所定の領域A1〜Anを独立に制御するシフト
レジスタ手段102を含み、シフトレジスタ手段102
を介してカスケード接続されているドライバ手段、各ド
ライバ手段に信号を供給するデコーダ手段6及びシフト
レジスタ手段102にタイミング信号を供給するタイミ
ング発生手段5とから構成された制御回路に於いて、ド
ライバ手段31から3nのそれぞれは、タイミング発生
手段5と接続された制御手段101を含んでおり、制御
手段101は、ドライバ手段31から3n内の特定のド
ライバ手段が作動している間は他のドライバ手段はその
作動を中断する様に構成されている制御手段101を有
する制御回路。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置を含む所定の
信号に応答して駆動される駆動部の制御回路に関するも
のであり、更に詳しくは、該駆動部を駆動するドライバ
手段の消費電力を低減させ、クロストーク等のデメリッ
トを削減すると共に、出力インバータを小型化しえる制
御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、所定の信号に応答して駆動さ
れる駆動部の一例として一般的に使用されている液晶デ
ィスプレー、LEDディスプレー、プラズマディスプレ
ー、蛍光管ディスプレー等の表示手段には、それぞれの
画素体を所定のタイミングでON/OFFさせる必要が
ありその為、ICで構成されたドライバ回路が多数使用
されて来ている。
【0003】そして、係るディスプレー用のドライバ
は、主にC−MOSトランジスタで構成されているの
で、一般的には消費電力が大きく、又該ディスプレー装
置では、当該ドライバの数が多い為、必然的に該消費電
力が増大しているので、係る消費電力を如何に低減させ
るかが重要な問題となって来ている。一方、所定の信号
に応答して駆動される駆動部としては、上記の情報表示
装置の他に多種多様の駆動手段が存在しているが、本発
明では、説明の都合上、上記の様な表示手段に用いられ
るドライバ回路に付いて、液晶ディスプレーを例に採っ
て説明するが、本発明が係る例にのみに限定されるもの
ではない事は言うまでもない。
【0004】即ち、図11は、従来に於けるカラー液晶
ディスプレーの駆動回路構成の例を示すものであり、カ
ラー液晶ディスプレー用パネル1は、例えば640×R
GB×480画素がマトリックス状に配列されている。
該パネル1に於いては、該R,G,Bの3個の画素から
なる一つのカラー画素の一つ一つが、ゲートドライバ回
路21〜2mとソースドライバ回路31〜3nのそれぞ
れを選択する事により選択され表示が行われる。
【0005】又、該ゲートドライバ回路21〜2mとソ
ースドライバ回路31〜3nは何れもタイミング発生回
路5に接続され、又、該ソースドライバ回路31〜3n
はRGBアナログアンプ4と接続され、更に、該タイミ
ング発生回路5と該RGBアナログアンプ4とはRGB
デコーダ回路6と接続されている。該カラー液晶ディス
プレーのゲートドライバ回路21〜2mは、該ディスプ
レーに設けられた480本の行数に対して所定の行数を
それぞれ受け持って、該タイミング発生回路のクロック
パルスに従って当該行を一本づつ走査選択して行く。
【0006】一方、該ソースドライバ回路31〜3nの
それぞれは、640×RGB個の列数から所定の数の列
数を受け持って、該タイミング発生回路のクロックパル
スに従って当該列を一本づつ走査選択して行く。従っ
て、係るディスプレーに於いては、該ゲートドライバ回
路21〜2mの走査速度は比較的遅くて良いが、該ソー
スドライバ回路31〜3nの走査速度は、該ゲートドラ
イバ回路2の走査速度より大幅に速くする必要がある。
【0007】該従来に於ける該ディスプレーの該ソース
ドライバ回路3の構成例を図12に示す。即ち、上記ソ
ースドライバ回路31〜3nは、双方向シフトレジスタ
等から構成されるXビットシフトレジスタ301、Xビ
ットコントロールゲート302、Xビットサンプルホー
ルド回路303、Xビットラッチ回路304及びXビッ
トバッファ305とから構成されているもので有って、
該Xビットシフトレジスタ301は、スタートパルス入
力信号STI、クロックパルスCLK、シフト方向指示
信号L/R及びスタートパルス送出判定制御信号DS等
が入力され、スタートパルス出力信号STOが出力され
る様に構成されている。
【0008】又該Xビットシフトレジスタ301と該X
ビットコントロールゲート302との間、及び該Xビッ
トコントロールゲート302と該Xビットサンプルホー
ルド回路303との間にそれぞれイネーブル信号EN
1,EN2,EN3とRGB信号を入力する。係る回路
のより具体的な動作に付いて判りやすく説明するなら
ば、図13に示す様に、当該各ソースドライバ回路31
〜3nのそれぞれにXビットシフトレジスタ301と該
Xビットサンプルホールド回路303とが設けられてお
り、クロックCLKは該Xビットシフトレジスタ301
に入力され、RGB信号は該Xビットサンプルホールド
回路303にそれぞれ入力されている。
【0009】そして、該Xビットシフトレジスタ301
は、隣接する複数個の該ソースドライバ回路31〜3n
にそれぞれ設けられた当該Xビットシフトレジスタ30
1と直列に接続されており、従って該ソースドライバ回
路31〜3nは互いにカスケード接続されている。又該
サンプルホールド回路303は、該Xビットシフトレジ
スタ301がクロックパルスCLKに応答してシフトす
るに対応してシフトして、その時のデータをラッチする
ものである。
【0010】係る構成からなるディスプレーに於いて
は、上記データのシフトは各ソースドライバ回路が持っ
ているXビットシフトレジスタ301が一杯になると隣
接する次のXビットシフトレジスタ301に駆動指令を
出し当該シフトレジスタを作動させるものである。従っ
て、該ディスプレーの行、即ち1ライン分つまり640
×RGB=1920個のパルスが出力される迄、全部の
該ソースドライバ回路31〜3nのXビットシフトレジ
スタ301が作動し続ける事になり、又その間該サンプ
ルホールド回路303もデータを蓄え続ける。
【0011】処で、前記で説明した通り、該シフトレジ
スタ回路は、通常C−MOSで構成されているので、該
クロック信号CLKが入力される毎に該レジスタ一つ一
つに貫通電流が流れる恐れがあり、又該レジスタの数が
膨大であるが故に、トータルな貫通電流の量も大きくな
り、消費電力が増大すると言う問題が有った。即ち、上
記従来の表示ディスプレー装置に於いては、複数のソー
スドライバ31〜3nがカスケード接続され、従ってク
ロック信号とRGB信号は各ソースドライバ全てに共通
となっているので、一つのソースドライバに書込みをし
ようとしても他のソースドライバも同時に作動してしま
うので不必要な電源電流が流れてしまうと言う問題と、
該表示ディスプレー装置が更に大型化するとソースドラ
イバの数も必要に応じて増えてくるので上記の消費電流
も多くなり、特に携帯用の表示ディスプレー装置に於い
ては、電池の消耗が激しくなるので実用に耐えられない
と言う問題も起こってくる。
【0012】更には、表示ディスプレー装置が大型化す
るに従ってメインクロックやRGBの駆動能力も下がる
ので入力バッファのサイズも大きくしなければならなく
なり、チップサイズの大型化を図る必要に迫られコスト
アップの要因となる他、表示ディスプレー装置自体の小
型化軽量化が困難となると言う問題も発生している。係
る問題を解決する方法の一つとして、本願発明者等は、
先に、複数段にカスケード接続されたドライバ手段を有
する液晶表示手段等の制御回路に於いて、適宜の制御手
段を使用して、該複数個のドライバ手段内の特定のドラ
イバ手段が作動している間は他のドライバ手段はその作
動を中断する様に構成されている制御回路を提案した。
【0013】即ち、図14及び図15に示す様に、制御
手段に加えて、nビットシフトレジスタ、サンプル・ホ
ールド回路、ラッチ回路、出力バッファ回路等から構成
されたソースドライバが複数個カスケード接続され、該
各ソースドライバーが駆動部を構成している液晶パネル
の各画素群のそれぞれを駆動する様に構成されている制
御回路に於いて、ビデオ信号(RGB)とクロック信号
CLKとを一つのシフトレジスタに対応して設けられ
た、同一制御系で処理すると共に、クロックパワーダウ
ン入力信号PDI*も同一の制御系に入力させ、又当該
シフトレジスタから次段のシフトレジスタに対してクロ
ックパワーダウン出力信号PDO*とスタートパルス出
力信号SO*が出力される様に構成されており、係る構
成により、カスケード接続されたシフトレジスタは順次
に駆動され且つ駆動されるシフトレジスタ以外のシフト
レジスタはその作動が中断される様に構成されているも
のである。
【0014】上記の構成を更に詳しく図16の制御手段
とシフトレジスタ、サンプルホールド回路等を示すブロ
ックダイアグラムと、図17、図18のタイミングチャ
ートを参照しながら説明すると、上記の構成に於いては
該制御手段に対してクロック信号CLKとクロックパワ
ーダウン入力信号PDI*とを該制御手段306に入力
しかつビデオ信号(RGB)をサンプリング開始させる
スタートパルス入力信号SI*を該シフトレジスタ30
1に入力させるものであり、その結果、図17に示す様
に、カスケード接続されたシフトレジスタに於ける次段
のシフトレジスタに対するパワーダウン出力信号PDO
*は、該クロック信号CLKのn回とn+1回でネガテ
ィブパルスを発生し、一方、スタートパルス出力信号S
O*は該クロック信号CLKのn+1回とn+2回でポ
ジティブパルスを発生する。
【0015】ここでnは、該シフトレジスタに於けるカ
ウンタに予め設定されているカウントアップ値である。
又、次段のドライバ手段に於いては、データサンプリン
グ、即ちビデオ信号(RGB)の検出は、該パワーダウ
ン出力信号PDO*と該スタートパルス出力信号SO*
とで実行されるが、該パワーダウン出力信号PDO*が
該クロック信号CLKに対して幾分ディレイを持って動
作する事になる。
【0016】即ち、上記した具体例に於いては、図17
に示されているタイミングチャートから明らかな様に、
クロック信号CLKのn+1回目の立ち上がりで該クロ
ックパワーダウン信号PDO*と該スタートパルス出力
信号SO*が“H”レベルにアクションする。この時、
該クロックパワーダウン入力信号PDO*が該スタート
パルス出力信号SO*よりも少し遅れてアクションする
事が該パワーダウン回路を機能する為に必要な条件とな
っており、従って、上記の具体例では、その為の回路構
成を採用しているものである。
【0017】係る該クロックパワーダウン入力信号PD
O*が該スタートパルス出力信号SO*とのアクション
時間差は当該クロック信号CLKのパルス幅tw内でな
ければならず、又該クロック信号CLKのパルス幅tw
内で該アクション時間差を十分にとれて動作が出来るか
否かが高速動作のポイントとなる。その為、動作周波数
が高くなると該パルス幅twは非常に狭くなり、該アク
ション時間差を十分に採れなくなって当該パワーダウン
機能が作動しなくなる恐れが有った。
【0018】更に、係るアクション時間差は、内部素子
のディレーやディレー回路及びプロセス条件等でもコン
トロールしたりするが、プロセスのバラツキや使用環境
(温度差が激しい場所等)によっては、当該回路が作動
したりしなかったりするので、動作の信頼性が低下する
と言う問題も含んでいた。一方、該クロック信号CLK
と該ビデオ信号(RGB)の流れを図18に示すが、各
段のドライバ回路に於ける該クロック信号CLKに対す
る該ビデオ信号(RGB)のサンプリング動作は、初段
のシフトレジスタが駆動される場合には、各段に於ける
該クロック信号CLKと該ビデオ信号(RGB)が同時
にアクティブ状態となり、以後当該シフトレジスタが順
次駆動されるに従って、該ビデオ信号(RGB)のサン
プリング動作がパワーダウンする事になっている。
【0019】かかる構成に於いては、該パワーダウン出
力信号に所定のディレイを持たせている為、高速動作が
困難であり、又、該パワーダウン出力信号と該スタート
パルス信号とのタイミングが狂ってしまうと次段に対し
て所定の制御信号が遅れなくなるので正常な動作が出来
なくなる事から、信頼性が低下すると言う問題が有っ
た。
【0020】更に、係る構成に於いては、電源ON時に
於いて、クロック信号CLKとビデオ信号(RGB)と
が共にアクティブな状態となるので、消費電力は、更に
大きくなると言う問題も有った。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、係る
従来技術に於ける問題を解決し、消費電力を一層低減す
ると共に表示ディスプレー装置を含む駆動部からなる駆
動装置が大型化されても、低消費電力性を有し、更に
は、信頼性が高く、且つ小型化軽量化を実現しうる駆動
装置の制御回路を提供するものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、以下に記載されたような技術構成を採用
するものである。即ち、複数個の単位駆動素子を有する
駆動部、該駆動部に於ける所定数の単位駆動素子群を含
む複数に分割された所定の領域をそれぞれ独立に制御す
るシフトレジスタ手段を含む複数個のドライバ手段で有
って、該ドライバ手段は、互いにカスケード接続されて
おり、又、該各ドライバ手段に所定の信号を供給するデ
コーダ手段及び該シフトレジスタ手段に所定のタイミン
グ信号を供給するタイミング発生手段とから構成された
制御回路に於いて、該タイミング発生手段は、少なくと
もクロック信号、該クロック信号制御信号及びビデオ信
号制御信号を発生する様に構成され、且つ該ドライバ手
段のそれぞれは該タイミング発生手段と接続された制御
手段を含んでおり、該制御手段は、該クロック信号処理
回路と該ビデオ信号処理回路とを含んでおり、然かも、
該制御手段は、該複数個のドライバ手段内の特定のドラ
イバ手段が作動している間は他のドライバ手段はその作
動を中断する様に構成されている制御回路である。
【0023】
【作用】本発明に係る駆動部を含む駆動装置の制御回路
は、上記の様な構成を採用しているので、該制御回路に
設けられた複数個のドライバ手段は、所定のドライバ手
段が、所定の信号の入力を受けて作動している間は、他
のドライバ手段はその作動を中断する事が出来るので、
該駆動部を駆動する為に該制御回路で消費される電流の
量が大幅に低減される他、一時的に駆動されるドライバ
手段の数が極端に少なくなるので該制御回路に係る負荷
の量が少なくなるので入力インバータのサイズも小さく
出来るので、低消費電力型の小型軽量化可能な駆動装置
を製造する事が出来ると同時に、該制御手段に、クロッ
ク信号処理回路と該ビデオ信号処理回路とを独立して配
置構成させ、又入力処理信号としてクロックパワーダウ
ン入力信号PDI*の他にビデオパワーダウン入力信号
PDI*Aを使用して、該クロック信号処理回路に設け
た該クロック信号専用内部制御処理回路には、クロック
信号CLK及びクロックパワーダウン入力信号PDI*
とが入力され、又該ビデオ信号処理回路に設けられた該
ビデオ信号専用内部制御処理回路には、該ビデオ信号
(RGB)とビデオパワーダウン入力信号信号PDI*
A及びクロックパワーダウン信号PDI*とを入力する
事により、各段のシフトレジスタは、該シフトレジスタ
が属するドライバ回路がアクティブ状態にある期間にの
みビデオ信号(RGB)をサンプリングする様にし、そ
れ以外の期間においては、該ビデオ信号(RGB)をサ
ンプリングしない様に構成されているので、消費電力は
極端に低減される他、該パワーダウン出力信号にディレ
イ値を持たせなくて済むので、高速処理が可能となる。
【0024】
【実施例】以下に、本発明に係る制御回路の具体例を図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明に係
る制御回路の一具体例を示す図であると同時に、本発明
に係る制御回路の原理を説明する図でもある。
【0025】即ち、図1は、図10に示す表示手段を例
とした駆動装置のドライバ手段(ソースドライバ)の要
部を本発明に係る構成に従って拡大して示したものであ
る。つまり、図1は、複数個の単位駆動素子を有する駆
動部1、該駆動部1に於ける所定数の単位駆動素子群を
含む複数に分割された所定の領域A1〜Anをそれぞれ
独立に制御するシフトレジスタ手段102を含む複数個
のドライバ手段31から3nで有って、該シフトレジス
タ手段102を介して互いにカスケード接続されている
ドライバ手段31から3n、該各ドライバ手段に所定の
信号を供給するデコーダ手段6及び該シフトレジスタ手
段102に所定のタイミング信号を供給するタイミング
発生手段5とから構成された制御回路に於いて、該ドラ
イバ手段31から3nのそれぞれは該タイミング発生手
段5と接続された制御手段101を含んでおり、該制御
手段101は、該複数個のドライバ手段31から3n内
の特定のドライバ手段が作動している間は他のドライバ
手段はその作動を中断する様に構成されている制御手段
101を有する制御回路である。
【0026】尚、本発明に係る具体例に於ける該ドライ
バ手段31から3nのそれぞれに設けられている例えば
コントロールゲート、サンプルホールド回路、ラッチ回
路、出力バッファ回路等は、図14、図15に示されて
いる先行例に於けるドライバの構成と同一のものであ
り、その説明は省略する。即ち、本発明に係る制御回路
は、上記の構成からなる制御回路に於いて、該タイミン
グ発生手段5は、少なくともクロック信号CLK、該ク
ロック信号制御信号PDI*及びビデオ信号制御信号P
DI*Aを発生する様に構成され、且つ該ドライバ手段
31から3nのそれぞれは該タイミング発生手段5と接
続された制御手段101を含んでおり、該制御手段10
1は、該クロック信号処理回路110と該ビデオ信号処
理回路120とを含んでおり、然かも、該制御手段10
1は、該複数個のドライバ手段31から3n内の特定の
ドライバ手段が作動している間は他のドライバ手段はそ
の作動を中断する様に構成されている構成を有するもの
である。
【0027】更に、本発明に係る当該制御手段101に
於ける、該クロック信号処理回路110は、クロック信
号専用内部制御処理回路111及びクロック信号専用外
部制御処理回路112を含むものであり、又該ビデオ信
号処理回路120は、ビデオ信号専用内部制御処理回路
121及びビデオ信号専用外部制御処理回路122を含
むものである事を特徴とする請求項1記載の制御回路。
【0028】そして、本発明に係る該制御回路に於いて
は、該クロック信号専用内部制御処理回路11には、ク
ロック信号CLK及びクロックパワーダウン入力信号P
DI*とが入力されるものであり、又該ビデオ信号専用
内部制御処理回路121には、該ビデオ信号(RG
B)、ビデオパワーダウン入力信号PDI*A及びクロ
ックパワーダウン信号PDI*とが入力される様に構成
されているものである。
【0029】尚、本発明に於いてはビデオ入力信号(R
GB)をサンプリングするタイミング発生用のスタート
パルス入力信号SI*は、直接該シフトレジスタ102
に入力されるものである。一方、本発明に於ける該クロ
ック信号処理回路110の該クロック信号専用外部制御
処理回路112からは、該シフトレジスタの演算処理結
果に応答してクロックパワーダウン出力信号PDO*が
出力されるものであり、更には、本発明に於けるビデオ
信号処理回路120を構成する該ビデオ信号専用外部制
御処理回路122からは、ビデオパワーダウン出力信号
PDO*A及びスタートパルス出力信号SO*が出力さ
れる様に構成されているものである。
【0030】つまり、本発明に係る制御回路に於いて
は、該ドライバ手段31〜3nのそれぞれには、上記し
たクロック信号CLKが、外部クロック信号として入力
されると共に、所定の該ドライバ手段が該制御手段10
1に対する所定の演算開始制御信号に応答して、該シフ
トレジスタ手段102を作動させ、該シフトレジスタ手
段102内に設けられている適宜のカウンタを作動させ
て内部クロック信号OCLKを発生させると共に、該デ
コーダ6から供給される信号を演算処理して表示操作を
実行した後、演算終了信号例えば予め定められた所定の
数のパルスを計数した後に、カウントアップ信号を発生
し該演算終了信号を当該ドライバ手段3nに隣接する次
段のドライバ手段3n+1に伝達すると共に該演算終了
信号に応答して自己の演算処理機能を次の演算開始制御
信号が入力される迄不作動の状態にする様に構成されて
いるものである。
【0031】該カウントアップ信号は、例えば、各ドラ
イバ手段31〜3nのそれぞれに設けられたシフトレジ
スタ手段に於ける最終段のフリップフロップF/FのQ
出力若しくはQバー出力を使用する事が可能である。
尚、本発明に於ける該駆動部1は情報の表示を行う情報
表示手段A1〜Anを含んでおり、該情報表示手段は、
液晶パネル、LEDパネル、プラズマディスプレー、蛍
光表示パネル等から選択された一つから構成されている
もので有っても良い。
【0032】又、本発明に於いては、該制御手段101
は、該複数個のドライバ手段内の特定のドライバ手段が
作動している間は他のドライバ手段のシフトレジスタ手
段に所定のクロック信号が供給されない様に構成して当
該ドライバ手段の作動を中断する様に構成されている事
が望ましく、更に本発明に於ける該制御手段101の該
クロック信号処理回路110と該ビデオ信号処理回路1
20の少なくとも一方に、信号選択回路を設ける事によ
って、該シフトレジスタに於ける手段の流れを双方向性
型に構成する事も望ましい。
【0033】上記各制御信号に於いて*マークが付与さ
れているものは、その信号が時計回りにシフトするもの
で有っても良く又反時計回りにシフトするもので有って
も良い事を意味するものである。図2A及び図2Bは本
発明に係る制御回路を用いて該ドライバ手段3を駆動す
る場合のタイミングチャートを示すものであり、図2A
に示す様に、該クロックパワーダウン出力信号PDO*
はn−1回のクロック信号の立ち下がりn+1回のクロ
ック信号の立ち上がりでネガティブパルスを発生する様
に構成されており、又SO*は、n−1回のクロック信
号の立下りとn回のクロック信号の立下りでポジティブ
パルスを発生する様に構成されている。
【0034】その為、当該クロックパワーダウン出力信
号PDO*は、クロック信号CLKのn+1段の立ち上
がりで“H”レベルにアクションするが、サンプリング
タイミング発生用スタートパルス出力信号SO*はクロ
ック信号CLKのn+1段の一つ手前のn段目のパルス
の立ち下がりでアクションし、該クロックパワーダウン
出力信号PDO*が“L”レベルで、且つ該スタートパ
ルス出力信号SO*が“H”レベルの場合にn段目のパ
ルスの立ち上がりで、パワーダウン機能が作動する様に
構成されているので、前記した先行例の様なアクション
時間差を設ける必要がなく、従って高速動作が可能とな
る。
【0035】更に、本発明に於いては、上記したアクシ
ョン時間差を考慮しなくても良いので、回路動作の信頼
性の向上にも貢献することになる。即ち、本発明に於い
ては、カスケード接続された各ドライバ手段3に於いて
は、その次段のシフトレジスタに於けるビデオ信号(R
GB)のサンプリングは、当該クロック信号のn回目で
行われるので、従来技術及び上記先行技術に於ける様な
パワーダウン出力信号PDO*にディレイ値を持たせな
くて済む様になったのである。
【0036】更に、図2Bから理解される様に、各ドラ
イバ手段3のそれぞれに於ける次段以降の各シフトレジ
スタに於けるクロック信号CLKの入力とビデオ信号
(RGB)のサンプリング動作は、前段のシフトレジス
タの制御手段から動作開始信号が入力される迄停止され
た状態に保持されるので、消費電力を極端に低減させる
事が可能となる。
【0037】つまり、初段のドライバ手段31に於いて
は、該ドライバ手段31に於けるクロック信号CLKと
ビデオ信号(RGB)のサンプリング操作が実行されて
いるが、次段以降のドライバ手段32〜3nでは、当該
クロック信号CLKと該ビデオ信号(RGB)のサンプ
リング動作は中断されており、2段目のドライバ手段3
2が駆動される場合には、第1段目のドライバ手段31
と第3段以降のドライバ手段33〜3nに於いては、そ
れらの動作は何れも中断されており、その分消費電力が
確実に節約される事になる。
【0038】次に、本発明に係る該制御手段101の作
用を説明すると、該制御手段の基本的作用は、上記した
様に該制御手段101は、該複数個のドライバ手段31
から3n内の特定のドライバ手段が作動している間は他
のドライバ手段はその作動を中断する様に作動するもの
であって、具体的には、今、一つのドライバ手段31を
作動させる為に所定のクロック信号CLKとクロックパ
ワーダウン信号PDI*のネガティブパルスが該クロッ
ク信号処理回路110の該クロック信号専用内部制御処
理回路111に入力され、一方該クロックパワーダウン
信号PDI*のネガティブパルス、ビデオパワーダウン
入力信号PDI*Aのネガティブパルス及びビデオ信号
(RGB)が該ビデオ信号処理回路120のビデオ信号
専用内部制御処理回路121に入力され、更に、ビデオ
信号(RGB)サンプリングタイミング発生用スタート
パルス入力信号SI*のポジティブパルスが、該シフト
レジスタ102に入力されると、該シフトレジスタ10
2は、当該クロック信号CLKをカウントすると共に、
当該ビデオ信号(RGB)のサンプリングが開始され
る。
【0039】その結果、該シフトレジスタ102に該ク
ロック信号CLKが入力されると該シフトレジスタ10
2は作動を開始して所定のパルス数nが入力される間、
内部のシフトレジスタ手段102が内部クロック信号O
CLKを発生させ、必要なサンプリングを行って当該駆
動部の駆動領域A1に於ける被駆動素子を駆動する。そ
して、所定のパルス数nのクロック信号が入力されると
該シフトレジスタはカウントアップ信号を出力し、当該
シフトレジスタ手段102を構成するn段目のフリップ
フロップからの出力が、該制御手段101に於ける該ビ
デオ信号処理回路120のビデオ信号専用外部制御処理
回路122及び該クロック信号処理回路110に於ける
クロック信号専用外部制御処理回路112に入力され、
その結果該クロック信号専用外部制御処理回路112か
ら出力されるクロックパワーダウン出力信号PDO*が
次段の制御手段101に於けるクロックパワーダウン入
力信号入力端子に供給されると同時に、該ビデオ信号専
用外部制御処理回路122から出力されるビデオパワー
ダウン出力信号PDO*Aとサンプリングスタートタイ
ミング発生信号SO*が同様に次段の制御手段101に
於けるビデオパワーダウン入力信号PDI*A入力端子
と次段のシフトレジスタ102に於けるサンプリングス
タートパルス入力信号入力端子に入力される事になる。
【0040】即ち、本発明に於ける該制御手段101に
於いては、該シフトレジスタ102から当該カウントア
ップ信号が出力されるとその信号をトリガーとして、当
該外部クロック信号CLKにより、該シフトレジスタ1
02が再度継続して動作するのを禁止する。従って、そ
の時点で、該シフトレジスタ102の作動は中止される
が、それに代わって隣接している次段のドライバ手段3
2のシフトレジスタ102が作動を開始し、同様の操作
を経て、次のドライバ手段33のシフトレジスタ102
が作動を開始すると言う様に、次々に各ドライバ手段の
シフトレジスタ102を停止しながら隣接するドライバ
手段を順次作動させながら最終段のドライバ手段3n迄
作動させる。
【0041】そして又初めのドライバ手段31に戻り同
一の操作が繰返される。本発明に於ける該制御手段10
1に於いては、係る上記の機能を実現する為に所定の制
御信号クロックパワーダウン入力信号PDI*、クロッ
クパワーダウン出力信号PDO*、ビデオパワーダウン
入力信号PDI*A、ビデオパワーダウン出力信号PD
O*A及びスタートパルス入力信号SI*とスタートパ
ルス出力信号SO*とを使用し、該スタートパルス出力
信号SI*が入力された後に上記の操作が行われる様に
構成する事が好ましい。
【0042】上記の各該制御信号は、上記シフトレジス
タ手段102からのカウントアップ信号と適宜の論理を
取る事により、上記したクロック信号CLKの該シフト
レジスタ102への供給及び該RGB信号のサンプリン
グ操作禁止されるものであり、具体的には、第1番目の
ドライバ手段31の制御手段101に供給するものであ
り、次段以下のドライバ手段32〜3nの該制御手段に
は、前段のドライバ手段の該シフトレジスタ102から
のカウントアップ信号により出力されるクロックパワー
ダウン出力信号PDO*が該クロックパワーダウン入力
信号PDI*の機能を兼ねる事になる。
【0043】同様に、該第1段目のドライバ手段31か
ら出力されるビデオパワーダウン出力信号PDO*A及
びスタートパルス入力信号SI*は、次段以降の各ドラ
イバ手段32〜3nに於けるビデオパワーダウン出力信
号PDI*A及びスタートパルス出力信号SO*それぞ
れ兼ねるものである。即ち、本発明に於いては、各ドラ
イバ手段31〜3nに於ける該制御手段101を該クロ
ック信号処理回路と該ビデオ信号処理回路とに分割し、
当該各ドライバ手段31〜3nに於ける各カウンタの動
作を、クロック信号処理回路に設けたクロック信号専用
内部制御処理回路111及びクロック信号専用外部制御
処理回路112を外部クロック信号CLKとクロックパ
ワーダウン入力信号PDI*とにより制御して、各ドラ
イバ手段31〜3n毎に独立して駆動される様に構成し
ているので、該複数個のドライバ手段内の特定のドライ
バ手段が作動している間は他のドライバ手段はその作動
を中断する様に構成されているものである。
【0044】又、本発明に於いては、各ドライバ手段の
シフトレジスタが一旦停止され、次に上記の制御信号P
DIが入力されて該シフトレジスタが作動を開始する迄
停止されるものであるから、例えば、液晶ディスプレー
装置等においてはその間、所定の信号により、所定の被
駆動素子を光らせておかなければならないので、かかる
場合には、上記したサンプルホールド回路を併用する事
が好ましい。本発明に係る制御回路を用いたカラー液晶
パネルの構成例を図9及び図10に示す。
【0045】図中、図14及び図15と同一回路には同
一の参照符号を付してある。図9及び図10から判る様
に、該ドライバ手段31のシフトレジスタ102は隣接
するドライバ手段32のシフトレジスタ102とカスケ
ード接続され、又該各ドライバ手段31〜3nの制御手
段101も互いにカスケード接続されていると共に、各
ドライバ手段31〜3nの該制御手段101には、第1
番目のドライバ手段31の制御手段101を除き、その
前段のドライバ手段のシフトレジスタ102のカウント
アップ出力に応答して当該前段の制御手段101から出
力されるクロックパワーダウン出力信号PDO*が入力
されると同時に、ビデオパワーダウン出力信号PDO*
Aが入力されている又、各ドライバ手段31〜3nの該
シフトレジスタ102には、第1番目のドライバ手段3
1に於ける該シフトレジスタ102を除き、その前段の
ドライバ手段のシフトレジスタ102のカウントアップ
出力に応答して出力されるスタートパルス出力信号SO
*が入力されるものである。
【0046】更に各ドライバ手段31〜3nには、該制
御手段101を介して入力され、当該ドライバ手段に於
ける該シフトレジスタ102にビデオ信号(RGB)は
入力され、当該入力された該ビデオ信号(RGB)は、
前段のドライバ手段に於ける該シフトレジスタ102か
ら出力される該ビデオ信号(RGB)サンプリングスタ
ートパルス信号SO*に応答して、所定のビデオ信号
(RGB)のサンプリングを開始するものである。
【0047】尚、各ドライバ手段31〜3nには、該タ
イミング発生回路5から発生される外部クロック信号C
LKが共通に入力されるものである。一方、該第1番目
のドライバ手段31の制御手段101には、該タイミン
グ発生回路5から発生される制御信号としてクロックパ
ワーダウン入力信号PDI*とビデオパワーダウン入力
信号PDI*Aが入力される様になっており、又該第1
番目のドライバ手段31の該シフトレジスタ102に
は、該タイミング発生回路5から発生される制御信号と
してのサンプリングスタートパルス信号SI*が入力さ
れるものである。
【0048】そして、各ドライバ手段31〜3nに於け
る当該各制御手段101内に於ける回路構成並びに配線
は、前記した様に、図1に示される様な構成を採るもの
である。尚、図9及び図10中、該各シフトレジスタ1
02に入力されている各信号DS、L/R、後述する様
に、当該シフトレジスタ手段102に於けるデータのシ
フト方向を時計廻り或いは反時計廻りの何れかに切り換
えて双方向性を実現する場合に使用される制御信号群で
あり図14、図15に示されたものと同一のものであ
る。
【0049】尚、本発明に係る上記の具体例に於いて
は、当該制御手段101に入力される制御信号をクロッ
ク信号CLK専用制御信号即ち、クロックパワーダウン
入力信号PDI*とビデオ信号専用制御信号即ち、ビデ
オパワーダウン入力信号PDI*Aとに分離するもので
あるので、その結果制御信号用配線としては、クロック
パワーダウン入力信号PDI*、クロックパワーダウン
出力信号PDO*、ビデオパワーダウン出力信号PDI
*A及びビデオパワーダウン出力信号PDO*Aのそれ
ぞれに対応して設ける必要が生じるが、初段のドライバ
手段31に於いては該クロックパワーダウン入力信号P
DI*とビデオパワーダウン出力信号PDI*Aとは共
通に出来るので、外部からの信号配線数はそれほど増加
しないで済む事が可能である。
【0050】係る構成の駆動装置に於いては、先ず該カ
ラー液晶パネルの第1のラインを駆動するためゲートド
ライバ21をONとするともに、制御信号であるクロッ
クパワーダウン入力信号PDI*(“L”レベル)を一
発該タイミング発生回路5から出力させ、該第1番目の
ドライバ手段31の制御手段101のクロック信号処理
回路110のクロック信号専用内部制御処理回路111
に入力すると共にビデオ信号処理回路120のビデオ信
号専用内部制御処理回路121にも入力する。
【0051】一方、該クロック信号CLKは、該クロッ
ク信号処理回路110のクロック信号専用内部制御処理
回路111に入力され、一方該ビデオ信号(RGB)と
該ビデオパワーダウン入力信号PDI*A(“L”レベ
ル)が、該ビデオ信号処理回路120のビデオ信号専用
内部制御処理回路121に入力される。尚、該ビデオパ
ワーダウン入力信号PDI*A(“L”レベル)は、該
クロックパワーダウン入力信号PDI*(“L”レベ
ル)と同期したタイミングで該制御手段101に入力さ
れる事が望ましい。
【0052】それによって該ドライバ手段31のシフト
レジスタ102が作動を開始し、クロック信号CLKの
パルスのカウントを行い、予め定められたパルス数nを
カウントアップする間、該第1番目のドライバ手段31
は、アクティブ状態になり、その間に該シフトレジスタ
102に、該タイミング発生回路5から発生される該ス
タートパルス入力信号SI*(“H”レベル)を入力さ
せる事によって、当該ドライバ手段31は、該ビデオ信
号(RGB)のサンプリングを行い所定の表示動作を実
行する。
【0053】該第1番目のドライバ手段31が上記の動
作を実行している間、他のドライバ手段32〜3nは駆
動が停止され、又ビデオ信号(RGB)のサンプリング
動作の停止されている。その後、該第1番目のドライバ
手段31に於けるシフトレジスタ102に於いて所定の
数nのパルスをカウントしたら、該シフトレジスタ10
2のカウントアップ信号に応答して、本発明に係る該制
御手段101におけるクロック信号処理回路110に於
ける該クロック信号専用外部制御処理回路112からク
ロックパワーダウン出力信号PDO*が出力され、次段
のドライバ手段32の制御手段101に於けるクロック
信号専用内部制御処理回路111に入力されると共に、
該ビデオ信号処理回路120に於ける該ビデオ信号専用
外部制御処理回路122からサンプリングスタートパル
ス出力信号SO*及びビデオパワーダウン出力信号PD
O*Aが出力され、次段のドライバ手段32の制御手段
101に於けるビデオ信号専用内部制御処理回路121
と該シフトレジスタ102にそれぞれ入力される事にな
る。
【0054】以下上記した手順に沿って作動が継続さ
れ、各ドライバ手段31〜3n迄の該シフトレジスタが
順次に作動の起動、停止を繰り返しながら当該ラインの
最終段のドライバ手段3n迄到達する。該最終段のドラ
イバ手段のシフトレジスタがカウントアップ信号を出力
し、それに応答してスタートパルス入力信号SO*を出
力すると、該信号に応答して該タイミング発生回路5か
らゲートドライバ回路22を駆動させる信号と新たな制
御信号として、該クロックパワーダウン入力信号PDI
*、ビデオパワーダウン入力信号PDI*A及びスター
トパルス入力信号SI*を発生させ、上記の操作が繰返
される。
【0055】次に本発明に於いて使用される制御手段1
01の具体的な構成例を以下に図3〜図8に沿って説明
する。図3は、本発明に係る該制御手段に於いて使用さ
れる該クロック信号処理回路110に於ける該クロック
信号専用内部制御処理回路111の第1の具体例を示す
ものであり、2つのNANDゲート回路311と31
2、とMOSインバータ回路313とトランスミッショ
ンゲート314とで構成されている。
【0056】該NANDゲート回路311の出力は、該
トランスミッションゲート314の一方のゲートに接続
され、又該NANDゲート回路311の出力は、該MO
Sインバータ回路313を介して該トランスミッション
ゲート314の他方のゲートに接続されている。尚、該
トランスミッションゲート314の出力は、当該制御手
段に於ける該シフトレジスタ102の適宜のカウンタ3
15に接続されている。
【0057】該2入力NANDゲート回路311、31
2は、それぞれの出力が他方の2入力NANDゲート回
路の一方の入力に接続されたラッチ回路を構成してお
り、該2入力NANDゲート311の一方の入力端に
は、該制御信号であるクロックパワーダウン入力信号P
DI*が入力され、又該カウンタ315からのカウント
アップ信号例えば、該カウンタ315を構成しているn
段のフリップフロップF/Fから構成されたシフトレジ
スタ手段における最終段n段目に於けるQバー出力が、
該2入力NANDゲート回路312の一方の入力に入力
されている。
【0058】更に、本具体例に於いては、該クロック信
号CLKは、該トランスミッションゲート314に入力
されている。つまり、本具体例に於いては、該クロック
パワーダウン入力信号PDI*に“L”レベルの信号が
入力される事によって、該トランスミッションゲート3
14が導通して該クロック信号CLKが該カウンタ31
5に入力され、該クロック信号CLKがサンプリングさ
れ、該カウンタ315から出力されるカウントアップ信
号の反転信号(Qバー出力)によって、該サンプリング
操作が中断される。
【0059】次に、図4Aは、本発明に係る該制御手段
101に於いて使用される該ビデオ信号処理回路120
の該ビデオ信号専用内部制御処理回路121の一具体例
の構成を説明するブロックダイアグラムであり、2入力
NANDゲート回路41、42、43、フリップフロッ
プ(F/F)回路44、MOSインバータ回路45及び
3個のトランスミッションゲート46、47、48とで
構成されている。
【0060】該2入力NANDゲート回路41と42
は、それぞれの出力が他方の2入力NANDゲート回路
の一方の入力に接続されたラッチ回路を構成しており、
該2入力NANDゲート41の一方の入力端には、該制
御信号であるビデオパワーダウン入力信号PDI*Aが
入力され、又該フリップフロップ回路44のQバー出力
が該2入力NANDゲート回路42の一方の入力に入力
されている。
【0061】又該2入力NANDゲート回路43の一方
の入力には、該クロックパワーダウン入力信号PDI*
が入力され又他方の入力には、前記した該カウンタ31
5から出力されるカウントアップ信号の反転信号が入力
されている。一方、該2入力NANDゲート回路41の
出力は、該MOSインバータ回路45を介して該トラン
スミッションゲート46、47、48のそれぞれに於け
る一方のゲートに接続され、又該2入力NANDゲート
回路41の出力は、直接該トランスミッションゲート4
6、47、48のそれぞれに於ける他方のゲートに接続
されている。
【0062】又、本具体例に於いては、該2入力NAN
Dゲート回路43の出力が該フリップフロップ44に接
続されており、更に該フリップフロップ(F/F)44
のクリヤ端子には、該ビデオパワーダウン入力信号PD
I*Aが入力されている。つまり、本具体例に於いて
は、該ビデオパワーダウン入力信号PDI*Aに“L”
レベルの信号が入力される事によって、該トランスミッ
ションゲート46、47、48が導通して該ビデオ信号
(RGB)がサンプリングされ、該駆動部1に供給さ
れ、該クロック信号CLKのカウントによって、該カウ
ンタ315から出力されるカウントアップ信号の反転信
号(例えば上記の様なQバー出力)が該インバータ43
に入力されると該NANDゲート回路43の出力が
“L”レベルに変化し、従って該インバータ41の出力
が“L”レベルに変化するので該トランスミッションゲ
ート46、47、48は何れもOFFとなるので、該ビ
デオ信号(RGB)は何れも該トランスミッションゲー
ト46、47、48で遮断されコントロールゲート及び
シフトレジスタに供給されなくなる。
【0063】その為、該ドライバ手段のシフトレジスタ
はその時点で作動を中断し、次の制御信号PDI*、P
DI*Aが入力される迄待機する。何れの場合でも、当
該各ドライバ手段が作動を中断している間には、サンプ
リングしたデータを保持するホールド回路を作動させて
おく事が望ましい。係る本具体例に於ける各制御信号で
あるクロック信号CLK、クロックパワーダウン入力信
号PDI*、ビデオパワーダウン入力信号PDI*A及
びスタートパルス入力信号SI*のタイミング状況は、
図2Aのタイミングチャートに示されている通りであ
る。
【0064】上記した図4Aに示されるビデオ信号専用
内部制御処理回路の動作の一例を図4Bを参照しながら
説明する。該2入力NANDゲート回路43の一方の入
力端子に入力されるカウンタのカウントアップ信号であ
るQバー信号と該2入力NANDゲート回路43の他方
の入力端子に入力されるクロックパワーダウン入力信号
PDI*、及び該2入力NANDゲート回路41の一方
の入力端子と該フリップフロップ44のクリヤ端子に入
力されるビデオパワーダウン出力信号PDI*Aの波形
の例が図4Bに示されており、又、供給されるビデオ信
号(RGB)の波形例と、サンプリングされて該各ドラ
イバ手段3内で発生されるビデオ信号(ORGB)との
関係が、同様に図4Bに示されている。
【0065】尚、本具体例では、ビデオ入出力信号は、
R、G、Bともに全く同じであるとして同一波形で表示
されている。該図4Bから明らかな様に、ビデオパワー
ダウン入力信号PDI*Aが“L”レベルの場合に、ビ
デオ信号(RGB)の出力ORGBは入力ビデオ信号
(RGB)がそのままスルーされて出力され、該ビデオ
パワーダウン入力信号PDI*Aが“H”レベルの場合
には、該Qバー信号とクロックパワーダウン入力信号P
DI*との論理によって、ビデオ信号出力ORGBが出
力されるか、ハイインピーダンスとなって、ビデオ信号
(RGB)の出力が中断するかが決定される。
【0066】又、該Qバー信号とクロックパワーダウン
入力信号PDI*とが何れも“H”レベルである場合に
は、ビデオ信号出力ORGBはそれ以前の状態をホール
ドする様に作動する。次に、本発明に於ける該制御手段
101の該クロック信号処理回路110に於いて使用さ
れる該クロック信号専用外部制御処理回路112の一具
体例を説明する。
【0067】図5Aは、該クロック信号専用外部制御処
理回路112の一具体例の構成を説明するブロックダイ
アグラムであり、2個のフリップフロップ回路51、5
2、2入力NANDゲート回路53及びMOSインバー
タ回路54とから構成されているものであり、該両フリ
ップフロップ回路51、52のD入力端子には、前記カ
ウンタ315から出力されるカウントアップ信号の反転
信号(Qバー)が入力されると共に、一方の該フリップ
フロップ回路51のクロックCLK端子には、該クロッ
ク信号CLKが、又該フリップフロップ回路52のクロ
ックCLK端子には、該クロック信号CLKの反転信号
CLKバーがそれぞれ入力されている。
【0068】更に、該両フリップフロップ回路51、5
2のQ出力は、該2入力NANDゲート回路53の入力
にそれぞれ入力され、その出力が該MOSインバータ回
路54を介してカスケード接続された次段の制御手段に
於けるクロック専用パワーダウン入力信号端子に、PD
O*信号として供給される。尚、該両フリップフロップ
回路51、52のクリヤー端子には、適宜のF/Fクリ
ア信号が入力される。
【0069】該クロック信号専用外部制御処理回路11
2の作動の一例を図5Bに示す。即ち、図5Bには、該
両フリップフロップ回路51、52のD入力端子に入力
される該シフトレジスタ手段102から出力されるカウ
ントアップ信号の反転信号(Qバー)と、それぞれのフ
リップフロップ回路51、52のクロックCLK端子に
入力されるクロック信号CLKとしてCK信号とCKバ
ー信号、更には、該両フリップフロップ回路51、52
のクリヤー端子入力されるF/Fクリア信号との例を示
す波形図が示されており、又、該クロック信号専用外部
制御処理回路112の出力であるクロックパワーダウン
出力信号PDO*の出力信号波形の例が示されている。
【0070】図5Bから判る様に、本発明に係る該クロ
ック信号専用外部制御処理回路112においては、F/
Fクリア信号が“L”レベルとなると、該クロックパワ
ーダウン出力信号PDO*の出力が強制的に“L”レベ
ルとなり、又該F/Fクリア信号が“H”レベルとなる
と、クロックCLKと該シフトレジスタ手段のカウント
アップ信号の反転信号(Qバー)とによって該クロック
パワーダウン出力信号PDO*の出力が決定される様に
構成されている。
【0071】つまり、係る具体例に於いては、初期の状
態に於いて該フリップフロップ回路51、52が、クリ
アされた時にカスケード接続された次段の制御手段10
1或いは該シフトレジスタ102に当該クロック信号C
LKを正確に伝達させる事が可能となる。図6Aは、本
発明に於ける該ビデオ信号処理回路120に使用される
該ビデオ信号専用外部制御処理回路122の一具体例に
於ける構成を説明するブロックダイアグラムである。
【0072】係る具体例に於ける回路構成は、ほぼ図5
Aの構成と同じであり、2個のフリップフロップ回路6
1、62、2入力NANDゲート回路63及びMOSイ
ンバータ回路64とから構成されているものであるが、
該両フリップフロップ回路61、62のD入力端子に
は、前記カウンタ315から出力されるカウントアップ
信号(Q)が入力されると共に、一方の該フリップフロ
ップ回路61のクロックCLK端子には、該クロック信
号CKが、又該フリップフロップ回路62のクロックC
LK端子には、該クロック信号CLKの反転信号CKバ
ーがそれぞれ入力されている。
【0073】更に、該両フリップフロップ回路61、6
2のQバー出力が、該2入力NANDゲート回路63の
入力にそれぞれ入力され、その出力が該MOSインバー
タ回路64を介してカスケード接続された次段の制御手
段に於けるビデオパワーダウン入力信号端子に、PDO
*A信号として供給される。又、本具体例に於いては、
該フリップフロップ回路62のQ出力をカスケード接続
された次段の制御手段101に対するスタートパルス入
力信号SO*として使用するものである。
【0074】尚、該フリップフロップ回路61、62の
クリヤー端子入力には、前記と同様にF/Fクリア信号
が入力される。該ビデオ信号専用内部制御処理回路12
2の作動の一例を図6Bに示す。即ち、図6Bには、図
5Bと同様に該両フリップフロップ回路61、62のD
入力端子に入力される該シフトレジスタ手段102から
出力されるカウントアップ信号(Q)と、それぞれのフ
リップフロップ回路61、62のクロックCLK端子に
入力されるクロック信号CLKとしてCK信号とCKバ
ー信号、更には、該両フリップフロップ回路61、62
のクリヤー端子入力されるF/Fクリア信号との例を示
す波形図が示されており、又、該クロック信号専用外部
制御処理回路122の出力であるビデオパワーダウン出
力信号PDO*A及びスタートパルス出力信号SO*の
出力信号波形の例が示されている。
【0075】図6Bから判る様に、本発明に係る該ビデ
オ信号専用内部制御処理回路122においては、F/F
クリア信号が“L”レベルとなると、スタートパルス出
力信号SO*は強制的に“L”レベルとなり、又ビデオ
パワーダウン出力信号PDO*Aは強制的に“H”レベ
ルとなる。又該F/Fクリア信号が“H”レベルとなる
と、スタートパルス出力信号SO*は、カウントアップ
信号(Q)が“H”レベルとなっている場合で該CKバ
ー信号の立ち上がりに応答してポジティブパルスを形成
し、データ入力がセレクトされる。
【0076】又、ビデオパワーダウン出力信号PDO*
Aの出力は、カウントアップ信号(Q)が“H”レベル
の場合には、当該クロック信号CLKとしてCK信号と
CKバー信号のタイミングによって決定される様に構成
されている。つまり、係る具体例に於いては、カスケー
ド接続された次段の制御手段101に対するスタートパ
ルス入力信号SO*をポジティブパルスとして伝達出来
る様にしたものであり、又初期の状態に於いて該フリッ
プフロップ回路61、62が、クリアされた時にカスケ
ード接続された次段の制御手段101に該ビデオ信号
(RGB)が送られない様にしかつ必要な時にのみ当該
ビデオ信号(RGB)を伝達出来る様に構成されている
ものである。
【0077】図7Aは、本発明に於ける該クロック信号
専用内部制御処理回路111を、データのシフト方向を
時計廻りと反時計廻りの双方向にシフトしえる様双方向
性を持たせた回路の構成例を示すものである。従って、
該クロック信号専用内部制御処理回路111の構成は、
図3と基本的には同一であるが、ラッチ回路を構成する
2入力NANDゲート回路311と312の一方の入力
端にトランスミッションゲート71、72及び73、7
4をそれぞれ付加した構成を有するものである。
【0078】更に、該2入力NANDゲート回路311
の入力に付加される該トランスミッションゲート71、
72の各ゲートを制御する制御信号として新たに出力パ
ルス切り換え入力信号DS、DSバーを使用し、且つ該
トランスミッションゲート71には、データを時計廻り
にシフトさせる為の、前段のドライバ手段に於けるクロ
ックパワーダウン出力信号PDILを入力させると共
に、該トランスミッションゲート72には、データを反
時計廻りにシフトさせる為の、前段のドライバ手段に於
けるクロックパワーダウン出力信号PDIRを入力させ
るものである。
【0079】一方、該トランスミッションゲート73、
74の各ゲートを制御する制御信号として新たにシフト
方向制御信号L/R、L/Rバーを使用し、且つ該トラ
ンスミッションゲート73には、内部シフトレジスタn
f段の出力信号を入力すると同時に、該トランスミッシ
ョンゲート74には、内部シフトレジスタne段の出力
信号を入力するものである。
【0080】図6Bは、上記した双方向性を持つクロッ
ク信号専用内部制御処理回路111を作動させる為の各
制御信号波形の例と内部クロック信号OCLKの出力波
形の例を示すものである。即ち、本具体例に於いては、
出力パルス切り換え入力信号DS、DSバーで、クロッ
クパワーダウン出力信号PDILかクロックパワーダウ
ン出力信号PDIRかを選択し、又シフト方向制御信号
L/R、L/Rバーで、内部シフトレジスタnf段かn
e段かを選択するものである。
【0081】本具体例に於いて、上記により選択された
信号は、2入力NANDゲート回路からなるラッチを経
て当該トランスミッションゲートからなるスイッチ手段
314のON/OFFを決定して内部クロック信号OC
LKが得られるものである。又、図8Aは、本発明に係
る図4Aに示される該ビデオ信号専用内部制御処理回路
121を、データのシフト方向を時計廻りと反時計廻り
の双方向にシフトしえる様双方向性を持たせた回路の構
成例を示すものである。
【0082】従って、該ビデオ信号専用内部制御処理回
路121の構成の一部が当然ながら図8Aの回路構成に
も使用されており、当該回路部分に関しては、図4Aと
同一の参照符号を付してある。図8Aに於いて、ラッチ
回路を構成する2入力NANDゲート回路41と42の
一方の2入力NANDゲート回路41の一方の入力端に
ビデオパワーダウン入力信号PDI*Aが入力されると
共に、他方の2入力NANDゲート回路42の一方の入
力端には、新たに設けられたトランスミッションゲート
93、94の共通の出力ゲートと接続されている。
【0083】尚、該トランスミッションゲート93、9
4のそれぞれ対応する制御ゲートには、前記したシフト
方向制御信号L/RとL/Rバーが個別に入力され、又
その入力端には、新たに設けられているフリップフロッ
プ回路91、92の反転出力端子からのQバー出力信号
をそれぞれ受ける様に構成されている。更に、該フリッ
プフロップ回路91、92のクロック端子CKには、新
たに設けられている一対のトランスミッションゲート8
5、86及び一対のトランスミッションゲート87、8
8のそれぞれの共通の出力ゲートと接続されているMO
Sインバータ89及び90の出力と接続されている。
【0084】該トランスミッションゲート85、86及
び87、88のそれぞれの制御ゲートには、前記したと
同様の出力パルス切り換え入力信号DS、DSバーが、
それぞれ相対応して入力されている。又、該トランスミ
ッションゲート85の入力端は、クロックパワーダウン
入力信号PDI*を一方の入力端に受け、該シフトレジ
スタに於けるnf段目のフリップフロップ回路の反転出
力であるQバー出力信号を他方の入力端に受ける様に構
成された2入力NANDゲート回路82の出力と接続す
るMOSインバータ83の出力と接続されており、又該
トランスミッションゲート86の入力端は、該シフトレ
ジスタに於けるnf段目のフリップフロップ回路の反転
出力であるQバー出力信号を入力する様に構成されてい
る。
【0085】一方、該トランスミッションゲート87の
入力端は、該シフトレジスタに於けるne段目のフリッ
プフロップ回路の反転出力であるQバー出力信号を入力
する様に構成されていると共に、該トランスミッション
ゲート88の入力端は、クロックパワーダウン入力信号
PDI*を一方の入力端に受け、該シフトレジスタに於
けるne段目のフリップフロップ回路の反転出力である
Qバー出力信号を他方の入力端に受ける様に構成された
2入力NANDゲート回路81の出力と接続するMOS
インバータ84の出力と接続される様に構成されてい
る。
【0086】つまり、本具体例に於いては、ビデオパワ
ーダウン入力信号PDI*Aに“L”レベルの信号が入
る事によってビデオ信号(RGB)がサンプリングさ
れ、且つこの時にラッチ回路を構成する2入力NAND
ゲート回路41と42を安定させる為に該フリップフロ
ップ回路91と92のクリヤ端子に、該ビデオパワーダ
ウン入力信号PDI*Aが入力されているのである。
【0087】従って、上記具体例に於ける回路に於いて
は、該フリップフロップ回路91と92の出力は、クロ
ックパワーダウン入力信号PDI*とシフトレジスタの
n*段目のフリップフロップのQバー出力信号によって
変化する事になる。図8Bは、図8Aに示す双方向性を
有するビデオ信号専用内部制御処理回路121の動作例
を説明する波形図であり、各制御端子に入力される制御
信号の波形例とドライバ手段内でサンプリングされたビ
デオ信号ORGBの出力信号波形例を示したものであ
り、図8Bから理解される様に、例えば、該ビデオパワ
ーダウン入力信号PDI*Aの信号レベルが“L”レベ
ルとなる事によって、該フリップフロップ回路91、9
2がクリヤされ、2入力NANDゲート回路41と42
の出力が決定され、該トランスミッションゲート46〜
48で構成されたアナログスイッチがONとなりアナロ
グ信号入力であるビデオ信号(RGB)がそれぞれ出力
されOR,OG,OBがサンプリングされる。
【0088】一方、該ビデオパワーダウン入力信号PD
I*Aの信号レベルが“H”レベルとなると、出力パル
ス切り換え入力信号DS、DSバー及びシフト方向制御
信号L/RとL/Rバーのセレクト信号によって、クロ
ックパワーダウン入力信号PDI*とシフトレジスタの
nf段目のフリップフロップのQバー出力信号、及びク
ロックパワーダウン入力信号PDI*とシフトレジスタ
のne段目のフリップフロップのQバー出力信号との論
理出力の結果を当該フリップフロップ91、92のクロ
ック信号CKとしている。
【0089】尚、上記のタイミングチャートにおいては
ビデオパワーダウン入力信号PDI*Aが“L”レベル
となった以降に当該アナログ信号であるビデオ信号(R
GB)が出力される様に構成されている。
【0090】
【発明の効果】本発明は上記の様な構成を採用している
ので、制御回路の高速動作が可能となり、又該駆動手段
の大画面化が可能になった。又、本発明に於いては、全
体の消費電力を低減させる事が出来ると共に、クロック
信号のドライブ能力を向上しえるので、入力バッファの
サイズを小さくする事も可能となり、携帯用のディスプ
レイを実現する事が可能となった。
【0091】更に、本発明に係る制御回路により、デー
タの伝達が正確となり、回路全体の信頼性を大幅に向上
させる事が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る制御回路の基本的構成例
を示すブロックダイアグラムである。
【図2】図2Aは、図1に示す本発明に係る制御回路の
動作を説明するタイミングチャートであり、図2Bは、
本発明に係る制御回路の効果の一例を説明するタイミン
グチャートである。
【図3】図3は、本発明に係る制御回路に於ける制御手
段に使用されるクロック信号専用内部制御処理回路の構
成の一例を示すブロックダイアグラムである。
【図4】図4Aは、本発明に係る制御回路の制御手段に
使用されるビデオ信号専用内部制御処理回路の構成の一
例を示すブロックダイアグラムであり、図4Bは、図4
Aに示されるクロック信号専用内部制御処理回路の動作
を説明する為の波形図である。
【図5】図5Aは、本発明に係る制御回路の制御手段に
使用されるクロック信号専用外部制御処理回路の構成の
一例を示すブロックダイアグラムであり、図5Bは、図
5Aに示されるクロック信号専用外部制御処理回路の動
作を説明する為の波形図である。
【図6】図6Aは、本発明に係る制御回路の制御手段に
使用されるビデオ信号専用外部制御処理回路の構成の一
例を示すブロックダイアグラムであり、図6Bは、図5
Aに示されるビデオ信号専用外部制御処理回路の動作を
説明する為の波形図である。
【図7】図7Aは、本発明に係る制御回路の制御手段に
使用される双方向性を有するクロック信号専用内部制御
処理回路の構成の一例を示すブロックダイアグラムであ
り、図7Bは、図7Aに示されるクロック信号専用内部
制御処理回路の動作を説明する為の波形図である。
【図8】図8Aは、本発明に係る制御回路の制御手段に
使用されるビデオ信号専用内部制御処理回路の構成の一
例を示すブロックダイアグラムであり、図8Bは、図8
Aに示されるビデオ信号専用内部制御処理回路の動作を
説明する為の波形図である。
【図9】図9は、本発明に係る制御回路を用いた駆動装
置の一具体例の一部を示すブロックダイアグラムであ
る。
【図10】図10は、本発明に係る制御回路を用いた駆
動装置の一具体例の一部を示すブロックダイアグラムで
ある。
【図11】図11は、先行例に於ける駆動装置の例を示
すブロックダイアグラムである。
【図12】図12は、先行例の駆動装置で用いられるド
ライバ手段の構成例を示す図である。
【図13】図13は、先行例に於けるドライバ手段の動
作を説明する図である。
【図14】図14は、先行例に於ける制御回路を用いた
駆動装置の一具体例の一部を示すブロックダイアグラム
である。
【図15】図15は、先行例に於ける制御回路を用いた
駆動装置の一具体例の一部を示すブロックダイアグラム
である。
【図16】図16は、先行例に於ける制御回路に使用さ
れる制御手段の1例の構成を示す図である。
【図17】図17は、図16に示されている先行例の制
御手段の動作を説明するタイミングチャートである。
【図18】図18は、図16に示されている先行例の制
御手段を用いた場合における問題点を説明するタイミン
グチャートである。
【符号の説明】
1…駆動部、液晶パネル部 2…ゲートドライバー回路 3、31〜3n…ドライバー手段、ソースドライバー手
段 4…RGBアナログアンプ 5…タイミング発生回路 6…RGBデコーダ回路 41、42、43、53、63、81、82、311、
312…2入力NANDゲート回路 45、54、64、83、84、89、90、313…
MOSインバータ 46、47、48、71、72、73、74、85、8
6、87、88、93、94、314…トランスファゲ
ート 44、51、52、61、62、91、92…フリップ
フロップ回路 100…制御回路 101…制御手段 102…シフトレジスタ手段 103…演算処理手段 110…クロック信号処理回路 111…クロック信号専用内部制御処理回路 112…クロック信号専用外部制御処理回路 120…ビデオ信号処理回路 121…ビデオ信号専用内部制御処理回路 122…ビデオ信号専用外部制御処理回路 315…カウンタ 302…コントロールゲート 303…サンプルホールド回路 304…ラッチ回路 305…バッファ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 公彦 鹿児島県薩摩郡入来町副田5950番地 株式 会社九州富士通エレクトロニクス内

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の単位駆動素子を有する駆動部、
    該駆動部に於ける所定数の単位駆動素子群を含む複数に
    分割された所定の領域をそれぞれ独立に制御するシフト
    レジスタ手段を含む複数個のドライバ手段で有って、該
    ドライバ手段は、互いにカスケード接続されており、
    又、該各ドライバ手段に所定の信号を供給するデコーダ
    手段及び該シフトレジスタ手段に所定のタイミング信号
    を供給するタイミング発生手段とから構成された制御回
    路に於いて、該タイミング発生手段は、少なくともクロ
    ック信号、該クロック信号制御信号及びビデオ信号制御
    信号を発生する様に構成され、且つ該ドライバ手段のそ
    れぞれは該タイミング発生手段と接続された制御手段を
    含んでおり、該制御手段は、該クロック信号処理回路と
    該ビデオ信号処理回路とを含んでおり、然かも、該制御
    手段は、該複数個のドライバ手段内の特定のドライバ手
    段が作動している間は他のドライバ手段はその作動を中
    断する様に構成されている事を特徴とする制御回路。
  2. 【請求項2】 当該制御手段に於ける、該クロック信号
    処理回路は、クロック信号専用内部制御処理回路及びク
    ロック信号専用外部制御処理回路を含むものである事を
    特徴とする請求項1記載の制御回路。
  3. 【請求項3】 当該制御手段に於ける、該ビデオ信号処
    理回路は、ビデオ信号専用内部制御処理回路及びビデオ
    信号専用外部制御処理回路を含むものである事を特徴と
    する請求項1記載の制御回路。
  4. 【請求項4】 該クロック信号専用内部制御処理回路に
    は、クロック信号及びクロックパワーダウン入力信号と
    が入力されるものである事を特徴とする請求項2記載の
    制御回路。
  5. 【請求項5】 ビデオ信号専用内部制御処理回路には、
    該ビデオ信号、ビデオパワーダウン入力信号信号及びク
    ロックパワーダウン信号とが入力されるものである事を
    特徴とする請求項3記載の制御回路。
  6. 【請求項6】 該クロック信号専用外部制御処理回路か
    らは、クロックパワーダウン出力信号が出力されるもの
    である事を特徴とする請求項2記載の制御回路。
  7. 【請求項7】 該ビデオ信号専用外部制御処理回路から
    は、ビデオパワーダウン出力信号及びスタートパルス出
    力信号が出力されるものである事を特徴とする請求項3
    記載の制御回路。
  8. 【請求項8】 該シフトレジスタには、スタートパルス
    入力信号が入力されるものである事を特徴とする請求項
    1記載の制御回路。
  9. 【請求項9】 該ドライバ手段は、所定の該ドライバ手
    段が該制御手段に対する所定の演算開始制御信号に応答
    して、該シフトレジスタ手段を作動させ、該デコーダか
    ら供給される信号を演算処理して表示操作を実行した
    後、演算終了信号を発生し該演算終了信号を当該ドライ
    バ手段に隣接する次段のドライバ手段に伝達すると共に
    該演算終了信号に応答して自己の演算処理機能を次の演
    算開始制御信号が入力される迄不作動の状態にする様に
    構成されている事を特徴とする請求項1記載の制御回
    路。
  10. 【請求項10】 該制御手段が含まれる該ドライバ手段
    には、サンプルホールド回路とラッチ回路が含まれてい
    る事を特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の制御
    回路。
  11. 【請求項11】 該駆動部は情報の表示を行う情報表示
    手段を含んでいる事を特徴とする請求項1乃至10の何
    れかに記載の制御回路。
  12. 【請求項12】 該情報表示手段は、液晶パネル、LE
    Dパネル、プラズマディスプレー、蛍光表示パネル等か
    ら選択された一つから構成されているものである事を特
    徴とする請求項4記載の制御回路。
  13. 【請求項13】 該制御手段は、該複数個のドライバ手
    段内の特定のドライバ手段が作動している間は他のドラ
    イバ手段のシフトレジスタ手段に所定のクロック信号が
    供給されない様に構成して当該ドライバ手段の作動を中
    断する様に構成されている事を特徴とする請求項1乃至
    9の何れかに記載の制御回路。
  14. 【請求項14】 該各ドライバ手段に於ける該制御手段
    は、互いにカスケード接続されている事を特徴とする請
    求項1記載の制御回路。
  15. 【請求項15】 該各ドライバ手段に於ける該シフトレ
    ジスタは、互いにカスケード接続されている事を特徴と
    する請求項1記載の制御回路。
  16. 【請求項16】 該制御手段に於ける、該クロック信号
    処理回路と該ビデオ信号処理回路の少なくとも一方に、
    信号選択回路を設ける事によって、該シフトレジスタに
    於ける手段の流れを双方向性型に構成した事を特徴とす
    る請求項1記載の制御回路。
JP2443593A 1993-02-12 1993-02-12 制御回路 Withdrawn JPH06245172A (ja)

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