JPH06245093A - ワイドアスペクト対応テレビジョン受像機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】ワイドアスペクト対応テレビジョン受像機にお
いて、アスペクト比１６：９以外の映像ソースを、文字
情報が消えないサイズに自動調整して画面全体に映像を
映し出すとともに、映像歪を小さくする。 【構成】 入力された映像信号に挿入されている文字の
位置を検出しその検出結果を出力する文字位置検出手段
３０と、映像信号のアスペクト比のアスペクト比を検出
するアスペクト比検出手段と、文字位置検出手段３０と
アスペクト比検出手段の検出結果をもとに最適なアスペ
クト比の判断を行い、その判断結果に対応した制御信号
を出力するコントローラ４０と、その制御信号により指
定されたアスペクト比に切り替えるアスペクト比変換手
段２０と、アスペクト比が変換された信号を映し出すた
めのアスペクト比１６：９の画面を持つ表示装置１０に
より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はワイドアスペクト画面を
備え、ワイドアスペクトな映像ソースに対応したワイド
アスペクト対応テレビジョン受像機。

【０００２】

【従来の技術】従来からのテレビジョン受像機は、アス
ペクト比４：３の画面を備え、映像可能な映像ソースも
アスペクト比４：３のものに限られていた。しかし、こ
こ数年の、映像ソースのワイドアスペクト化に伴い、ア
スペクト比１６：９のワイド画面を備え、ワイドアスペ
クトな映像ソースに対応したワイドアスペクト対応テレ
ビジョン受像機が市販されるに至っている。

【０００３】そのような、ワイドアスペクト対応テレビ
ジョン受像機において、１６：９のワイド画面に映し出
す画像モードとしては、図４、図５に示す様なものがあ
る。これらは映像ソースに応じてアスペクト変換や偏向
走査系の処理によってつくり出している。

【０００４】これらの画像モードの中で、図４（ａ）〜
（ｅ）に示される１７：９モード，１６：９モード，１
４：９モード，４：３モード，フルモードは夫々映像ソ
フトのアスペクト比に合わせたモードであり、一致する
アスペクト比モードで観ることにより歪みのない映像で
観ることができる。

【０００５】以下、図４に示す各モードについて、説明
していく。

【０００６】図４（ａ）〜（ｅ）はアスペクト比が４：
３の映像ソフト（４：３モードに於いて真円となる）を
各々アスペクト比が１７：９，１６：９，１４：９，
４：３，フルモードの各モードで映した状態を示す。

【０００７】図４（ａ）のアスペクト比１７：９モード
はアスペクト比１７：９の映像ソフトを歪みなく且つ情
報の欠落なしに映すモードで、水平方向にいっぱいにす
るので垂直方向の斜線部分が余ることになる。通常この
余る部分にはマスクがかけられる。よって、アスペクト
比４：３の映像ソフトをこのモードに映すと、映像の歪
みはないが、図中の点線部分がはみ出した映像になる。

【０００８】図４（ｂ）の１６：９モードはアスペクト
比１６：９の映像ソフトを歪みなく且つ情報の欠落なし
に映すモードであるからアスペクト比１６：９の映像に
対しては水平・垂直共に画面全体に過不足無く映し出さ
れる。ここで、アスペクト比４：３の映像ソフトをこの
モードで映すと、図４（ａ）と同様に映像の歪みはない
が、図中点線部分がはみ出した映像になる。

【０００９】図４（ｃ）の１４：９モードはアスペクト
比１４：９の映像ソフトを歪みなく且つ情報の欠落なし
に映すモードであるから、アスペクト比１６：９の画面
に対しては垂直方向にいっぱいにするので、水平方向は
斜線部分が余ることになる。よって、アスペクト比４：
３の映像ソフトをこのモードに映すと、映像の歪みはな
いが、図中の点線部分がはみ出した映像になる。

【００１０】図４（ｄ）の４：３モードは、アスペクト
比４：３の映像ソフトを歪みなく且つ情報の欠落なしに
映すモードであるから、アスペクト比１６：９の映像に
対しては、垂直方向はいっぱいに、水平方向は図中斜線
部分が余るようになる。

【００１１】図４（ｅ）のフルモードは、アスペクト比
１６：９等の横長映像アスペクト比を４：３になるよう
に水平方向を圧縮した映像ソフトを映すモードであり、
水平方向に拡大するモードである。よって、アスペクト
比４：３の映像ソフトをこのモードに映すと、画面いっ
ぱいに映像が映し出されるが、水平方向にのみ拡大され
歪んだ映像となる。これに対し、図５（ａ）〜（ｃ）に
示されるＡ・Ｂ・Ｃの各モードは、現在の映像のソフト
の大部分を占める４：３モードの映像をアスペクト比１
６：９の画面上で４：３モードで観るとき、全画面に対
する映像部分の占める割合が非常に小さくなるという不
満に対して、この不満を解消するために可能な限り画面
全体を利用して映し出すことを目的として設けられたモ
ードである。これらのモードを用いる場合には、ユーザ
ーが自分の観る映像ソフトに合わせて、手動でモードを
切換えることが必要である。

【００１２】図５（ａ）のＡモードは図４（ｅ）のフル
モードを少し垂直方向に拡大しており、アスペクト比
４：３の映像ソフトを映したときに、映像に含まれる文
字が画面からはみ出さないように拡大率を設定してい
る。ここでは、拡大率は固定されている。フルモードよ
りも歪みは小さくなっているがやはり水平方向に拡大さ
れた映像となる。

【００１３】図５（ｂ）のＢモードは、図４（ｄ）の
４：３モードと図５（ｄ）のフルモードの中間的なモー
ドであり、図５（ｄ）のＡモードが垂直方向の拡大率に
より映像の歪みを改善するのに対し、水平方向の拡大率
により歪みを改善している。

【００１４】図５（ｃ）のＣモードは、図５（ａ），図
５（ｂ）の各モードに対し、垂直方向の映像情報の欠落
をなくし、且つ水平方向の画面の余り（図５（ｂ）の斜
線部）をもなくし、映像の歪みも改善しようとしたもの
で、画面中央部の映像歪みをなくし、画面両端部で映像
を拡大している。

【００１５】図６（ａ）、（ｂ）を用いて、Ｃモードの
説明を行う。アスペクト比４：３の図６（ａ）に示す縦
縞映像をＣモードで映したものが、図６（ｂ）である。
中央部の映像が歪まないように４：３のアスペクト比を
守り、両端方向に向かうにつれ水平方向に拡大していき
画面全体に映し出すようになっている。

【００１６】図３にモード切り替えに係わる従来技術の
ブロック構成を示す。ユーザーが、リモコン送信機等の
モード切換スイッチを操作することにより、テレビジョ
ン受像機内でこの情報を受けたコントローラがアスペク
ト変換手段を制御して、Ａ・Ｂ・Ｃのモードより所望の
アスペクト比モードが選択される。

【００１７】図３において、アスペクト比変換手段２０
は外部からの制御によって、アスペクト比を変更可能と
する制御手段である。コントローラ４０は、使用者が操
作するモード切替スイッチ５０から送られれてくる信号
に対応した制御信号をアスペクト比変換手段２０に出力
し、アスペクト比変換手段２０を制御している。１０は
アスペクト比１６：９の画面表示部を備えた表示装置で
あり、アスペクト比変換手段２０から信号を供給され
て、映像を映し出す。

【００１８】これにより、使用者は手動にてモード切替
スイッチ５０を操作してＡ・Ｂ・Ｃのモードのうち所望
の画像モードを設定することにより、映像ソースに適し
た映像モードで、映像を見る事が可能となる。

【００１９】

【発明が解決しようとする課題】従来は、例えばアスペ
クト比４：３の映像をアスペクト比１６：９の表示画面
全体に映像を映し出して観るとき、映像が横長に歪むア
スペクト比モード（Ｂ）や歪まないが上下部分の映像を
カットして映し出すモード（Ａ）を手動で選択しなけれ
ばならない。しかも上下部分がカットされる場合には字
幕などの文字情報が見えなくなることがあり、このとき
も手動操作でアスペクト比モードを変えるか又は、文字
が切れないように垂直サイズや映像のカットする部分を
その都度、手動で調整しなければならないという煩わし
さがあった。

【００２０】本発明は、上記の点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、上記した課題を解決
し、アスペクト比１６：９以外の映像ソースを使用した
場合、文字情報が消えないサイズに自動調整し、可能な
限り画面全体を使用して映像を映し出し、なお且つ歪を
小さくすることを可能にすることである。

【００２１】

【課題を解決するための手段】本発明は、映像ソースの
アスペクト比を検出するアスペクト比検出手段と、映像
信号に含まれる文字の位置を検出する文字位置検出手段
と、前記アスペクト比検出手段からのアスペクト比情報
と前記文字位置検出手段からの文字位置情報とにより文
字が画面からはみ出さない範囲で、可能な限り画面全体
に映像を映し出すように、なお且つ映像信号の歪みが小
さくなるように、水平・垂直方向の拡大・圧縮・移動を
行なうように表示アスペクト比を設定するアスペクト比
設定手段と、前記アスペクト比設定手段からのアスペク
ト比情報により指定されたアスペクト比となるような制
御信号をアスペクト比変換手段に出力する出力手段と、
前記制御信号により映像のアスペクト比を変換するアス
ペクト比変換手段と、前記アスペクト比変換手段からア
スペクト変換された信号を受けて画面に表示する表示装
置とを備えている。また、上記したアスペクト比設定手
段は、映像の歪を補正するための映像歪補正回路を、具
備していても良い。

【００２２】

【作用】アスペクト比検出手段において、映像ソースの
アスペクト比が検出されその検出結果がアスペクト比設
定手段に供給される。それと平行して、文字位置検出手
段において映像信号に含まれる文字が一画面上のどの位
置にあるかが検出され、この文字位置情報もアスペクト
比設定手段に供給される。アスペクト比設定手段では前
記アスペクト比検出情報と前記文字位置情報より文字が
画面からはみ出してしまわない範囲で、可能な限り画面
全体に映像が映し出されるように、なお且つ映像信号の
歪が小さくなるように水平、垂直方向の拡大・圧縮・移
動を行なうようにアスペクト比を設定する。出力手段は
前記アスペクト比設定手段にて設定されたアスペクト比
となるように、アスペクト比変換手段に対し、制御信号
を出力する。アスペクト比変換手段は、制御信号に基づ
き指定されたアスペクト変換された映像となるように、
次段のアスペクト比１６：９のワイド画面を持つ表示装
置に映像信号を出力する。

【００２３】

【実施例】本発明のワイドアスペクト対応テレビジョン
受像器に用いられる画面サイズ自動調整装置の一実施例
の基本構成を図１に示す。

【００２４】画面サイズ自動調整装置は、入力された映
像信号に挿入されている文字の位置を検出しその検出結
果を出力する文字位置検出手段３０と、図示しないが文
字位置検出手段３０と平行して挿入され、入力された映
像信号から映像ソースのアスペクト比を検出しその検出
結果をコントローラ４０へ出力するアスペクト比検出手
段と、文字位置検出手段３０とアスペクト比検出手段と
の検出結果をもとに最適なアスペクト比の判断を行い、
その判断結果に対応した制御信号を出力するコントロー
ラ４０と、その制御信号により指定されたアスペクト比
に切り替えるアスペクト比変換手段２０と、アスペクト
比が変換された信号を映し出すためのアスペクト比１
６：９の画面を持つ表示装置１０とにより、構成され
る。

【００２５】尚、上記の構成において、本発明に係わる
アスペクト比設定手段と出力手段は、コントローラ４０
に対応する。

【００２６】以下、上記の構成にてなる画面サイズ自動
調整装置の動作を、詳述する。

【００２７】入力された映像信号は、文字位置検出手段
３０とアスペクト比検出手段とアスペクト比変換手段２
０に供給される。まず、アスペクト比検出手段におい
て、映像ソースのアスペクト比が検出され、その検出結
果がコントローラ４０に供給される。

【００２８】文字位置検出手段３０の動作については別
途詳述するが、文字位置検出手段３０では映像信号に挿
入された文字が水平走査線の何本目にあるかが検出され
る。その検出結果がアスペクト比検出結果と同様、コン
トローラ４０に供給される。

【００２９】コントローラ４０では、アスペクト比検出
結果に基づき図４に示したモードのいずれかを特定し、
さらに文字位置検出結果に基づき特定されたモードにど
のような補正をすべきかを判断し、最適なアスペクト比
となるような制御信号を、アスペクト比変換手段２０に
出力する。ここで、最適なアスペクト比とは、文字が画
面からはみ出さない範囲で、可能な限り画面全体に映像
を映し出すことができるアスペクト比のことをいう。コ
ントローラ４０の実際の補正の態様については、別途詳
述する。

【００３０】アスペクト比変換手段２０では、入力され
た映像信号とコントローラ４０からの制御信号とにより
アスペクト比の変換を行う。変換方法としては、垂直ま
たは水平のサイズを変更する方法、垂直、水平のサイズ
を同時に変更する方法、水平の位置を左右に移動する方
法、垂直の位置を上下に移動させる方法等がある。これ
らの方法を組み合わせることにより最適なアスペクト比
となるようにコントローラ４０にて設定を行う。

【００３１】アスペクト比変換手段２０でアスペクト比
変換された信号は、アスペクト比１６：９の画面を持つ
表示装置１０に供給される。

【００３２】また、アスペクト比の変更に伴い映像に歪
を生ずることがあるので、この場合、アスペクト比変換
手段２０に映像歪補正回路を加えることにより、この歪
を補正する事が可能となる。

【００３３】図２は文字位置検出手段の一例を示すもの
で、Ｙ／Ｃ分離されて入力されたアナログ信号である映
像Ｙ信号をディジタル信号に変換するＡ／Ｄ変換器３１
と、そのディジタルＹ信号と予め設定されている文字輝
度レベル基準値発生回路３３からの文字輝度レベル基準
値とを比較し、そのディジタルＹ信号のレベルが基準値
以上であればトリガ出力を出力するための比較器３２
と、映像Ｙ信号から水平同期信号を分離する水平同期分
離回路３４と、映像Ｙ信号から垂直同期信号を分離する
垂直同期分離回路３５と、１垂直同期期間中の水平同期
パルス数をカウントするためのカウンタ３３とを備えて
いる。

【００３４】以下に、上記した構成にてなる文字位置検
出手段の動作について詳述する。

【００３５】最初に映像Ｙ信号は、Ａ／Ｄ変換器３１に
供給される。Ａ／Ｄ変換器３１では、入力された映像Ｙ
信号が、ディジタル信号に変換され、比較器３２に供給
される。比較器３２では、映像の輝度Ｙ信号に於いて文
字を示す部分の多くが白文字であることを利用し、白の
レベルによる判定を行っている。予め設定されている文
字輝度レベル基準値発生回路３３から出力される文字輝
度レベル基準値と入力されたＹ信号のレベル値とを比較
器３２で比較し、前記レベル値が基準値以上であればカ
ウンタ３４に対しトリガ信号を出力する。一方、映像Ｙ
信号は水平同期分離回路３５及び垂直同期分離回路３６
にも入力され、夫々水平同期信号及び垂直同期信号が取
り出され、カウンタ３４に入力される。ここで、ＮＴＳ
Ｃ方式では垂直同期信号の代わりに垂直ブランキング信
号を用いる。カウンタ３４は水平同期信号のパルス数を
計測するが、垂直同期信号でリセットするようになって
おり、１垂直周期期間に含まれる水平同期パルス数がカ
ウントされる。ここで、比較器３２のトリガ信号がカウ
ンタ３４に入力されると、そのときのカウント値が掃き
出されてコントローラ４０に入力されるようになってい
る。ＮＴＳＣ方式では１垂直周期期間（１フィールド）
に含まれる水平走査線は２６２．５本であるから、入力
されたカウント値により１フィールド内に含まれる文字
の垂直位置を知ることができる。

【００３６】以下、図４を用いながら、コントローラ４
０にて実行される補正の種々の態様について詳述してい
く。

【００３７】（１）図４（ｅ）に示すフルモードでは、
アスペクト比４：３の映像をアスペクト比１６：９の画
面いっぱいに映すため水平方向に４／３倍拡大された映
像になっている。この歪みを無くするためには垂直方向
に同様に４／３倍拡大すれば良く、このとき図４（ｂ）
に示す１６：９モードと同じになる。即ち、フルモード
と１６：９モードの間で文字がはみ出さないように垂直
方向に拡大すれば良い。図４（ｂ）の１６：９モードに
示す点線を含む画面を２６２．５本で走査するようにし
たとき、実際の画面に含まれる走査線は６７本目から１
９６本目まであるから、カウント値が１以上６７未満、
１９７以上２６３未満のときは拡大率を調整し、それ以
外では１６：９モードにする。今、図７（ａ）に示すよ
うに「Ａ」の文字がカウント値２００〜２２０で検出さ
れたとき、走査線は６７本目から２２０本目までが画面
内に入ればよいから２６２．５／（２２０−６６）倍に
拡大すれば良い。そうすると、図７（ｂ）になる。この
とき垂直方向の映像センターが上方向にずれてしまうの
で、上下端同量分をカットするように拡大しても良い。
以上のような判定をコントローラ４０で行い、アスペク
ト比変換手段２０を制御する。アスペクト比変換手段と
しては前述のように垂直偏向回路に於いて垂直サイズを
可変する方法でも良いし、デジタル技術によって２６
２．５本を画面内で走査し、走査線補間を行うようにす
ることもできる。

【００３８】（２）図４（ｂ）に示す１６：９モードに
於いて本発明が動作する場合について以下説明する。文
字位置の検出までは前述の（１）の場合と同様に行う。
ここで、図８（ａ）に示すように文字「Ａ」が検出され
た場合は、垂直方向を圧縮して「Ａ」が画面内に入るよ
うに制御するのではなく、図８（ｂ）に示すように１垂
直期間に於いて画面上に映る部分を上方に変えて、つま
り、映像全体を上方に移動させて「Ａ」が画面内に入る
ように制御する。この制御は既存のデジタル技術により
実現されている。本実施例による自動制御は、画面の下
端に字幕が出る映像に対して有効である。

【００３９】（３）前述の（１）に於いては、画面が水
平方向にのみ拡大されて映し出されているため映像歪を
解消する事が出来ない。一方、前述の（２）に於いては
映像を歪ませずにいることが可能であるが、映像信号の
中でカットされる部分が多いため情報不足となる。そこ
で、アスペクト比変換手段２０の制御に於いて水平方向
の拡大・圧縮比率を垂直方向の拡大・圧縮比率に連動さ
せて、４：３のアスペクト比を固定した状態で、変換を
行う。例えば、図９（ａ）では、画像モードをフルモー
ドとしたため画像が歪んでいるが、４：３のアスペクト
比を固定した状態で文字が欠けないように拡大すると、
図９（ｂ）のように、歪まない画像となる。このよう
に、アスペクト比を固定した状態で変換することにより
歪まずに各アスペクト比の映像に対応することが可能で
ある。

【００４０】

【発明の効果】以上、詳述したように、本発明において
は、映像ソフトのアスペクト比に依って、画面のアスペ
クト比モードが自動的に切換えられ、しかも、１６：９
以外のアスペクト比の映像ソフトをアスペクト比１６：
９の画面全体を使用して見ようとした場合でも、映像が
歪んでしまったり、文字が画面からはみ出してしまうこ
とがないように自動的にアスペクト比が調整される。従
って、使用者は一切の煩わしさから解放される。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すブロック図を示す。

【図２】本発明の文字位置検出手段の一実施例を示す。

【図３】従来技術を一実施例を示す。

【図４】アスペクト比１６：９の画面をもつテレビジョ
ン受像機で用いているアスペクト比モードの従来技術例
を示す。

【図５】アスペクト比１６：９の画面をもつテレビジョ
ン受像機で用いているアスペクト比モードの他の従来技
術例を示す。

【図６】図５に示したアスペクト比モードを説明するた
めの図である。

【図７】本発明によるアスペクト比の一つの調整例を示
す。

【図８】本発明によるアスペクト比の他の調整例を示
す。

【図９】本発明によるアスペクト比の更に他の調整例を
示す。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ワイドアスペクト画面を備え、ワイドア
   スペクトな映像ソースに対応したテレビジョン受像機で
   あって、映像ソースのアスペクト比を検出するアスペク
   ト比検出手段と、映像信号に含まれる文字の位置を検出
   する文字位置検出手段と、前記アスペクト比検出手段か
   らのアスペクト比情報と前記文字位置検出手段からの文
   字位置情報とにより文字が画面からはみ出さない範囲
   で、可能な限り画面全体に映像を映し出すように、なお
   且つ映像信号の歪みが小さくなるように、水平・垂直方
   向の拡大・圧縮・移動を行なうように表示アスペクト比
   を設定するアスペクト比設定手段と、前記アスペクト比
   設定手段からのアスペクト比情報により指定されたアス
   ペクト比となるような制御信号をアスペクト比変換手段
   に出力する出力手段と、前記制御信号により映像のアス
   ペクト比を変換するアスペクト比変換手段と、前記アス
   ペクト比変換手段からアスペクト変換された信号を受け
   て画面に表示する表示装置とを具備することを特徴とす
   るワイドアスペクト対応テレビジョン受像機。
2. 【請求項２】 前記アスペクト比設定手段が映像歪み補
   正回路を具備してなる請求項１に記載のワイドアスペク
   ト対応テレビジョン受像機。