JPH06244907A - 電話機 - Google Patents
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- JPH06244907A JPH06244907A JP2953693A JP2953693A JPH06244907A JP H06244907 A JPH06244907 A JP H06244907A JP 2953693 A JP2953693 A JP 2953693A JP 2953693 A JP2953693 A JP 2953693A JP H06244907 A JPH06244907 A JP H06244907A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 送受話機のマイクロホンで電気信号に変換さ
れた音声信号の入力レベルが低下したことを判断して、
自動的に保留モードに移行させる。 【構成】 送受話器4のマイクロホン4bからの送話の
音声信号レベルが低下した状態を送話レベル検出回路5
で検出し、その信号レベルが制御回路6の送話レベル判
定手段6aでその信号レベルが所定値よりも小さいと判
断されると、その判定データに基づく命令がデータ分析
処理部6bから出力され、この命令によって保留コント
ロール部6cが通話ミュート回路7を制御して、通話回
路3をミュートするようにし、一方、保留解除スイッチ
検出手段6dにより保留解除スイッチ8のON状態を検
出し、データ分析処理部6b、保留コントロール部6c
を経て通話ミュート回路7の動作を停止させ、通話回路
3のミュートを解除するようにした構成。
れた音声信号の入力レベルが低下したことを判断して、
自動的に保留モードに移行させる。 【構成】 送受話器4のマイクロホン4bからの送話の
音声信号レベルが低下した状態を送話レベル検出回路5
で検出し、その信号レベルが制御回路6の送話レベル判
定手段6aでその信号レベルが所定値よりも小さいと判
断されると、その判定データに基づく命令がデータ分析
処理部6bから出力され、この命令によって保留コント
ロール部6cが通話ミュート回路7を制御して、通話回
路3をミュートするようにし、一方、保留解除スイッチ
検出手段6dにより保留解除スイッチ8のON状態を検
出し、データ分析処理部6b、保留コントロール部6c
を経て通話ミュート回路7の動作を停止させ、通話回路
3のミュートを解除するようにした構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通話保留機能、即ち通
話中に電話回線がつながった状態を維持しつつ、送話を
ミュートする機能を備えた電話機に関するものである。
話中に電話回線がつながった状態を維持しつつ、送話を
ミュートする機能を備えた電話機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話機における通話保留機能は、通話中
に最も頻繁に使用される機能であり、商店やオフィス、
工場等に設置される業務用電話機は勿論のこと、近年で
は一般家庭用の電話機にもなくてはならない必須の機能
として殆どの機種に装備されている。
に最も頻繁に使用される機能であり、商店やオフィス、
工場等に設置される業務用電話機は勿論のこと、近年で
は一般家庭用の電話機にもなくてはならない必須の機能
として殆どの機種に装備されている。
【0003】従来、この種の通話保留機能付き電話機に
おいては、機械的スイッチ手段で構成される保留キー等
が設けられており、該保留用のキースイッチをプッシュ
操作することにより、保留モードの開始または解除が行
われるように構成されており、通常は、前記キースイッ
チのON、OFF状態を電話機に内蔵のマイクロコンピ
ュータで検出し、通話状態と保留状態間の移行を実現し
ていた。
おいては、機械的スイッチ手段で構成される保留キー等
が設けられており、該保留用のキースイッチをプッシュ
操作することにより、保留モードの開始または解除が行
われるように構成されており、通常は、前記キースイッ
チのON、OFF状態を電話機に内蔵のマイクロコンピ
ュータで検出し、通話状態と保留状態間の移行を実現し
ていた。
【0004】ところで、上記のような従来構成では保留
状態を解除する際、必ず送受話器を持ったまま、機械的
スイッチ手段を手で操作しなければならないため、常に
誤操作の虞が存在する。
状態を解除する際、必ず送受話器を持ったまま、機械的
スイッチ手段を手で操作しなければならないため、常に
誤操作の虞が存在する。
【0005】このような不都合を改善する先行技術とし
て例えば、特開昭64−77292号公報には、「もし
もし」という特定の音声入力信号をマイクロホン等から
受信したとき、その特定の音声を認識して、機械的スイ
ッチ手段を手で操作しなくても自動的に保留状態が解除
されるようにしたものが提案されている。
て例えば、特開昭64−77292号公報には、「もし
もし」という特定の音声入力信号をマイクロホン等から
受信したとき、その特定の音声を認識して、機械的スイ
ッチ手段を手で操作しなくても自動的に保留状態が解除
されるようにしたものが提案されている。
【0006】上記先行技術は特定の音声入力を識別する
ことにより保留状態の解除を自動的に行うようにしたこ
とにより、保留状態を解除する際に再度機械的スイッチ
手段を操作する必要がない点で、それ以前の従来技術と
比較して使い勝手が良いと言える。なお、上記先行技術
で保留モードを開始するときは前述の従来構成と同様に
機械的スイッチ手段を操作することによって行ってい
る。
ことにより保留状態の解除を自動的に行うようにしたこ
とにより、保留状態を解除する際に再度機械的スイッチ
手段を操作する必要がない点で、それ以前の従来技術と
比較して使い勝手が良いと言える。なお、上記先行技術
で保留モードを開始するときは前述の従来構成と同様に
機械的スイッチ手段を操作することによって行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の電話機において保留機能を利用する際には、保留状態
解除操作よりも寧ろ保留モード開始操作により重大な問
題点が存する。即ち、通常、通話中に保留する必要が生
じたときは、電話の相手を待たせなければならないた
め、上記先行技術を含む従来の電話機のようにスイッチ
操作しなければならないものでは、該操作が急いで行わ
れる場合が多い。
の電話機において保留機能を利用する際には、保留状態
解除操作よりも寧ろ保留モード開始操作により重大な問
題点が存する。即ち、通常、通話中に保留する必要が生
じたときは、電話の相手を待たせなければならないた
め、上記先行技術を含む従来の電話機のようにスイッチ
操作しなければならないものでは、該操作が急いで行わ
れる場合が多い。
【0008】ところが、一般的に、保留キーは電話番号
等の入力用テンキーやその他の機能キーと並設されてい
るため、前述のようにスイッチ操作を急いで行うと、誤
って他のキーを操作する虞が大きいだけでなく、不測に
保留キーを2度押ししたりして、保留モード以外の機能
モードに移行してしまったり、最悪の場合は電話が切れ
てしまうことにもなり兼ねない。
等の入力用テンキーやその他の機能キーと並設されてい
るため、前述のようにスイッチ操作を急いで行うと、誤
って他のキーを操作する虞が大きいだけでなく、不測に
保留キーを2度押ししたりして、保留モード以外の機能
モードに移行してしまったり、最悪の場合は電話が切れ
てしまうことにもなり兼ねない。
【0009】また、不慣れな者は操作ミスによって電話
の相手に迷惑がかかることを恐れる余り、あるいはキー
操作の煩わしさのために保留機能を利用しない場合も多
く見られる。このような場合、送受話機のマイクロホン
を手で塞ぐことによって、用件以外の不用な音声等が電
話の相手に聞こにくくすることが慣習的に行われている
が、このようにしても音声が小さくはなるものの、相手
方に聞こえ、却って不快感を与えてしまう等の不都合が
生じていた。
の相手に迷惑がかかることを恐れる余り、あるいはキー
操作の煩わしさのために保留機能を利用しない場合も多
く見られる。このような場合、送受話機のマイクロホン
を手で塞ぐことによって、用件以外の不用な音声等が電
話の相手に聞こにくくすることが慣習的に行われている
が、このようにしても音声が小さくはなるものの、相手
方に聞こえ、却って不快感を与えてしまう等の不都合が
生じていた。
【0010】さらに、上記先行技術を利用して「お待ち
下さい」等の特定の音声信号入力を認識して保留モード
に移行させるような構成も考えられるが、特定の音声信
号波形の認識を行うプロセッサは構成が複雑で高価につ
く上に誤動作の頻度も高い。また特定の言葉を言い間違
えると動作しないことにもなり、実用化は到底無理であ
ると考えられる。
下さい」等の特定の音声信号入力を認識して保留モード
に移行させるような構成も考えられるが、特定の音声信
号波形の認識を行うプロセッサは構成が複雑で高価につ
く上に誤動作の頻度も高い。また特定の言葉を言い間違
えると動作しないことにもなり、実用化は到底無理であ
ると考えられる。
【0011】本発明は、上記のような通話保留機能に関
する問題点を解決するためになされたもので、送受話機
のマイクロホンを手で塞いで電話の相手に聞こえないよ
うにする慣習に着目し、音声信号入力レベルが低下した
ことを判断して、自動的に保留モードに移行させること
が可能で、しかも保留状態の解除も誤操作なく容易に行
える電話機を提供することを目的とするものである。
する問題点を解決するためになされたもので、送受話機
のマイクロホンを手で塞いで電話の相手に聞こえないよ
うにする慣習に着目し、音声信号入力レベルが低下した
ことを判断して、自動的に保留モードに移行させること
が可能で、しかも保留状態の解除も誤操作なく容易に行
える電話機を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、まず、通話状態から通話保留機能を実行
して保留モードに移行させる構成は、通話状態において
送話の音声信号レベルを検出する送話レベル検出手段
と、この送話レベル検出手段の検出出力に基づき前記送
話の音声信号レベルが所定値以下である場合に前記通話
保留機能を実行して前記通話状態から保留モードに移行
させる手段とを設けたものとしている。
に本発明では、まず、通話状態から通話保留機能を実行
して保留モードに移行させる構成は、通話状態において
送話の音声信号レベルを検出する送話レベル検出手段
と、この送話レベル検出手段の検出出力に基づき前記送
話の音声信号レベルが所定値以下である場合に前記通話
保留機能を実行して前記通話状態から保留モードに移行
させる手段とを設けたものとしている。
【0013】これに対し、保留状態を解除するための構
成として、本発明では、第1の構成として、保留状態解
除用の機械的スイッチ手段と、この機械的スイッチ手段
をONしたときに保留状態を解除し前記通話状態に復帰
させる手段とを設けたものとしている。
成として、本発明では、第1の構成として、保留状態解
除用の機械的スイッチ手段と、この機械的スイッチ手段
をONしたときに保留状態を解除し前記通話状態に復帰
させる手段とを設けたものとしている。
【0014】また、第2の構成として、前記送話レベル
検出手段の検出出力に基づき前記送話の音声信号レベル
が前記所定値と同じかまたはそれよりも大きい第2の所
定値以上である場合に保留状態を解除し前記通話状態に
復帰させる手段を設けたものとしている。
検出手段の検出出力に基づき前記送話の音声信号レベル
が前記所定値と同じかまたはそれよりも大きい第2の所
定値以上である場合に保留状態を解除し前記通話状態に
復帰させる手段を設けたものとしている。
【0015】さらに、第3の構成として、送受話器の電
話機本体上の所定位置へのセット及びセット解除によっ
てON、OFFするフックスイッチと、このフックスイ
ッチの両端に接続されたスイッチ手段と、前記保留モー
ドにおいて前記フックスイッチがOFFになったとき前
記スイッチ手段をON状態にし且つ前記フックスイッチ
がONになったとき前記スイッチ手段をOFF状態にす
る手段と、前記保留モードにおいて前記フックスイッチ
の状態を監視し該フックスイッチがOFFからONにな
った場合に保留状態を解除し前記通話状態に復帰させる
手段とを設けたものとしている。
話機本体上の所定位置へのセット及びセット解除によっ
てON、OFFするフックスイッチと、このフックスイ
ッチの両端に接続されたスイッチ手段と、前記保留モー
ドにおいて前記フックスイッチがOFFになったとき前
記スイッチ手段をON状態にし且つ前記フックスイッチ
がONになったとき前記スイッチ手段をOFF状態にす
る手段と、前記保留モードにおいて前記フックスイッチ
の状態を監視し該フックスイッチがOFFからONにな
った場合に保留状態を解除し前記通話状態に復帰させる
手段とを設けたものとしている。
【0016】上記各構成において、通話時に送話の音声
信号レベルを所定値以下まで低下させる確実な手段とし
て、送話の音声信号を送話レベル検出回路に送る線路の
途中に、ON状態で前記送話の音声信号をアースレベル
に落とすミュートスイッチを設けたものとすることがで
きる。
信号レベルを所定値以下まで低下させる確実な手段とし
て、送話の音声信号を送話レベル検出回路に送る線路の
途中に、ON状態で前記送話の音声信号をアースレベル
に落とすミュートスイッチを設けたものとすることがで
きる。
【0017】
【作用】上記構成において、通話状態から保留モードに
移行させるときは、送受話器のマイクロホンを手で塞い
だり、該送受話器を口元から離したりするか、あるいは
ミュートスイッチを操作することにより、送話の音量を
低下させ、あるいは音声信号をアースレベルに落とす。
移行させるときは、送受話器のマイクロホンを手で塞い
だり、該送受話器を口元から離したりするか、あるいは
ミュートスイッチを操作することにより、送話の音量を
低下させ、あるいは音声信号をアースレベルに落とす。
【0018】このような動作または操作を行うと、送話
レベル検出手段で検出された送話の音声信号レベルが所
定値以下になるため、通話保留機能が実行されて通話状
態から自動的に保留モードに移行する。このようにスイ
ッチ操作を行わなくても自動的に保留モードに移行する
ので、操作ミスによる種々の問題が起きることもなく、
また、不慣れな者が使用しても不用な音声が相手に聞こ
えるといった不都合も生じなくなる。
レベル検出手段で検出された送話の音声信号レベルが所
定値以下になるため、通話保留機能が実行されて通話状
態から自動的に保留モードに移行する。このようにスイ
ッチ操作を行わなくても自動的に保留モードに移行する
ので、操作ミスによる種々の問題が起きることもなく、
また、不慣れな者が使用しても不用な音声が相手に聞こ
えるといった不都合も生じなくなる。
【0019】保留状態を解除するときは、第1の構成で
は、機械的スイッチ手段を操作してONにすることによ
り、保留状態が解除され、元の通話状態に復帰する。
は、機械的スイッチ手段を操作してONにすることによ
り、保留状態が解除され、元の通話状態に復帰する。
【0020】また、第2の構成では、送受話器を塞いだ
手を離すなどして送話の音量を通話時の状態まで復帰さ
せると、音声信号レベルが第2の所定値以上となって、
保留状態が解除され、元の通話状態に復帰する。
手を離すなどして送話の音量を通話時の状態まで復帰さ
せると、音声信号レベルが第2の所定値以上となって、
保留状態が解除され、元の通話状態に復帰する。
【0021】さらに、第3の構成では、送受話器を電話
機本体上の所定位置にセットしてフックスイッチをOF
Fにしても、スイッチ手段がON状態になっているの
で、電話回線がつながっており保留状態が維持される。
この状態から再び送受話器を上げてフックスイッチをO
Nにしたとき、スイッチ手段がOFFになると同時に、
保留状態が解除され、元の通話状態に復帰する。
機本体上の所定位置にセットしてフックスイッチをOF
Fにしても、スイッチ手段がON状態になっているの
で、電話回線がつながっており保留状態が維持される。
この状態から再び送受話器を上げてフックスイッチをO
Nにしたとき、スイッチ手段がOFFになると同時に、
保留状態が解除され、元の通話状態に復帰する。
【0022】このように本発明では、簡単なスイッチ操
作を行ったり、送受話器を口元に近づけたり、あるいは
該送受話器を電話機本体の所定位置に置いたり外したり
するだけで、保留状態を解除することができる。
作を行ったり、送受話器を口元に近づけたり、あるいは
該送受話器を電話機本体の所定位置に置いたり外したり
するだけで、保留状態を解除することができる。
【0023】
【実施例】以下、添付図面に基づいて本発明の実施例を
詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例に係る電話
機の構成を示すブロック図である。この図において、1
は電話回線、2はフックスイッチ、3はフックスイッチ
2を介して電話回線1に接続された通話回路、4は通話
回路3に接続された送受話器である。
詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例に係る電話
機の構成を示すブロック図である。この図において、1
は電話回線、2はフックスイッチ、3はフックスイッチ
2を介して電話回線1に接続された通話回路、4は通話
回路3に接続された送受話器である。
【0024】送受話器4は電話機本体(図示せず)の所
定位置、具体的にはフック部に掛け外し自在であって、
その内部には受話を行うための発音体であるスピーカー
4aと、送話を行うためのマイクロホン4bとが内蔵さ
れている。また、フックスイッチ2は前記電話機本体の
フック部に設けられており、該フック部に送受話器4を
掛けたときはOFF状態になり、外したときはON状態
になる。
定位置、具体的にはフック部に掛け外し自在であって、
その内部には受話を行うための発音体であるスピーカー
4aと、送話を行うためのマイクロホン4bとが内蔵さ
れている。また、フックスイッチ2は前記電話機本体の
フック部に設けられており、該フック部に送受話器4を
掛けたときはOFF状態になり、外したときはON状態
になる。
【0025】また、本実施例の電話機は以下の構成の動
作により実行される通話保留機能を備えている。即ち、
5は送話レベル検出回路であって、通話時に送受話器4
のマイクロホン4bで電気信号に変換された送話の音声
信号レベルvを検出するものである。6は送話レベル検
出回路5の検出出力に基づき通話保留機能の実行及び保
留状態の解除を行う制御回路である。
作により実行される通話保留機能を備えている。即ち、
5は送話レベル検出回路であって、通話時に送受話器4
のマイクロホン4bで電気信号に変換された送話の音声
信号レベルvを検出するものである。6は送話レベル検
出回路5の検出出力に基づき通話保留機能の実行及び保
留状態の解除を行う制御回路である。
【0026】7は通話保留するための通話ミュート回路
であって、その出力は通話回路3に送られ、通話状態を
ミュートする。8は保留状態を解除するための保留解除
スイッチであって、電話機本体の適所に設けられ、例え
ば手指でプッシュ操作するキーを備えた機械的スイッチ
により構成されている。
であって、その出力は通話回路3に送られ、通話状態を
ミュートする。8は保留状態を解除するための保留解除
スイッチであって、電話機本体の適所に設けられ、例え
ば手指でプッシュ操作するキーを備えた機械的スイッチ
により構成されている。
【0027】前記制御回路6は例えばマイクロコンピュ
ータによって構成されており、送話レベル判定手段6
a、データ分析処理部6b、保留コントロール部6c及
び保留解除スイッチ検出手段6dを備えている。
ータによって構成されており、送話レベル判定手段6
a、データ分析処理部6b、保留コントロール部6c及
び保留解除スイッチ検出手段6dを備えている。
【0028】送話レベル判定手段6aは送話レベル検出
回路5から送られた送話の音声信号レベルvと、予め設
定された所定値voのレベルとを比較し、その判定デー
タをデータ分析処理部6bに送る。また、保留解除スイ
ッチ検出手段6dは保留解除スイッチ8を監視し、その
ON、OFF状態を検出して、その検出データをデータ
分析処理部6bに送る。
回路5から送られた送話の音声信号レベルvと、予め設
定された所定値voのレベルとを比較し、その判定デー
タをデータ分析処理部6bに送る。また、保留解除スイ
ッチ検出手段6dは保留解除スイッチ8を監視し、その
ON、OFF状態を検出して、その検出データをデータ
分析処理部6bに送る。
【0029】データ分析処理部6bは送話レベル判定手
段6aの判定データを分析し、送話の音声信号レベルが
前記所定値vo以下という結果が得られた場合は通話保
留機能を実行させる命令を出力するとともに、保留解除
スイッチ検出手段6dの検出データを分析し、その結果
に基づき保留状態を解除させる命令を出力する。保留コ
ントロール部6cはデータ分析処理部6bの命令に基づ
き通話ミュート回路7の出力制御を行う。
段6aの判定データを分析し、送話の音声信号レベルが
前記所定値vo以下という結果が得られた場合は通話保
留機能を実行させる命令を出力するとともに、保留解除
スイッチ検出手段6dの検出データを分析し、その結果
に基づき保留状態を解除させる命令を出力する。保留コ
ントロール部6cはデータ分析処理部6bの命令に基づ
き通話ミュート回路7の出力制御を行う。
【0030】ところで、通話中に電話の相手を待たせる
ときのように通話保留を行いたい場合、通話保留機能を
備えていない電話機においては前述のように、送受話器
4のマイクロホン4bの部分を手で覆ったり、送受話器
自体を口元から離す等の行為が慣習的に行われている
が、このような行為を行うと、当然、マイクロホン4b
に伝わる送話の音量が大きく低下するため、これに従っ
て音声信号レベルvも大きく低下することになる。前記
送話の音声信号レベルの所定値voはこのような慣習的
行為によって低下する音声信号レベルを参考にして適切
な値に設定されている。
ときのように通話保留を行いたい場合、通話保留機能を
備えていない電話機においては前述のように、送受話器
4のマイクロホン4bの部分を手で覆ったり、送受話器
自体を口元から離す等の行為が慣習的に行われている
が、このような行為を行うと、当然、マイクロホン4b
に伝わる送話の音量が大きく低下するため、これに従っ
て音声信号レベルvも大きく低下することになる。前記
送話の音声信号レベルの所定値voはこのような慣習的
行為によって低下する音声信号レベルを参考にして適切
な値に設定されている。
【0031】次に、上記制御回路6による一連の動作制
御について、図1及びそのフローチャートを示す図2を
参照しながら説明する。例えば送受話器4のマイクロホ
ン4bを手で覆ったことによって送話の音声信号レベル
vが低下した状態が送話レベル検出回路5で検出される
と、その送話レベル検出信号を送話レベル判定手段6a
に取り込む(ステップ#1)。
御について、図1及びそのフローチャートを示す図2を
参照しながら説明する。例えば送受話器4のマイクロホ
ン4bを手で覆ったことによって送話の音声信号レベル
vが低下した状態が送話レベル検出回路5で検出される
と、その送話レベル検出信号を送話レベル判定手段6a
に取り込む(ステップ#1)。
【0032】この送話レベル判定手段6aでは送話の音
声信号レベルvと前記所定値voとを比較し、その結果
に基づいて保留モードに移行させるか、あるいはそのま
ま通話を続けるかの判定を行う。送話の音声信号レベル
vが所定値voよりも小さい場合、該送話レベル判定手
段6aにより通話状態から保留モードに移行すると判断
し、その信号をデータ分析処理部6bへ送る(ステップ
#2)。
声信号レベルvと前記所定値voとを比較し、その結果
に基づいて保留モードに移行させるか、あるいはそのま
ま通話を続けるかの判定を行う。送話の音声信号レベル
vが所定値voよりも小さい場合、該送話レベル判定手
段6aにより通話状態から保留モードに移行すると判断
し、その信号をデータ分析処理部6bへ送る(ステップ
#2)。
【0033】データ分析処理部6bでは送話レベル判定
手段6aの判定データに基づき、保留コントロール部6
cに保留モードへ移行させるための命令を送る(ステッ
プ#3)。保留コントロール部6cではその命令に基づ
き通話ミュート回路7に制御信号を出す(ステップ#
4)。これによって通話ミュート回路7が動作し、通話
回路3がミュートされて通話状態から保留モードに移行
する(ステップ#5)。
手段6aの判定データに基づき、保留コントロール部6
cに保留モードへ移行させるための命令を送る(ステッ
プ#3)。保留コントロール部6cではその命令に基づ
き通話ミュート回路7に制御信号を出す(ステップ#
4)。これによって通話ミュート回路7が動作し、通話
回路3がミュートされて通話状態から保留モードに移行
する(ステップ#5)。
【0034】なお、このようにして保留モードに移行し
た後は、通話保留機能が既に実行されており、通話回路
3の通話状態が通話ミュート回路7によってミュートさ
れているので、ユーザーはマイクロホン4bを手で覆う
などして発声音量を制限する必要はない。
た後は、通話保留機能が既に実行されており、通話回路
3の通話状態が通話ミュート回路7によってミュートさ
れているので、ユーザーはマイクロホン4bを手で覆う
などして発声音量を制限する必要はない。
【0035】次に、保留モードを解除し通話状態へ復帰
するために、保留解除スイッチ8を押すと(ステップ#
6)、保留解除スイッチ検出手段6dはスイッチが押さ
れたことを検出し、データ分析処理部6bへその情報を
送る(ステップ#7)。データ分析処理部6bでは保留
解除スイッチONの検出情報に基づき保留コントロール
部6cに対して、保留状態を解除するための命令を送る
(ステップ#8)。
するために、保留解除スイッチ8を押すと(ステップ#
6)、保留解除スイッチ検出手段6dはスイッチが押さ
れたことを検出し、データ分析処理部6bへその情報を
送る(ステップ#7)。データ分析処理部6bでは保留
解除スイッチONの検出情報に基づき保留コントロール
部6cに対して、保留状態を解除するための命令を送る
(ステップ#8)。
【0036】保留コントロール部6cでは送られてきた
命令に対応して通話ミュート回路7への出力信号を停止
し、これにより通話ミュート回路7の動作が停止し、通
話回路3のミュートが解除されて通話状態に復帰する
(ステップ#9)。
命令に対応して通話ミュート回路7への出力信号を停止
し、これにより通話ミュート回路7の動作が停止し、通
話回路3のミュートが解除されて通話状態に復帰する
(ステップ#9)。
【0037】図3は本発明の第2実施例に係る電話機の
構成を示すブロック図である。図3に示した本実施例の
電話機において、フックスイッチ2を介して電話回線1
に接続されて該電話回線1と送受話器4とをつなぐ通話
回路3、送受話器4のマイクロホン4bから出力される
送話の音声信号レベルvを検出する送話レベル検出回路
6、及び制御回路6の出力に基づき通話状態をミュート
する通話ミュート回路7は図1に示した前記第1実施例
の対応する部分と構成及び作用が共通しているので、詳
しい説明は省略する。
構成を示すブロック図である。図3に示した本実施例の
電話機において、フックスイッチ2を介して電話回線1
に接続されて該電話回線1と送受話器4とをつなぐ通話
回路3、送受話器4のマイクロホン4bから出力される
送話の音声信号レベルvを検出する送話レベル検出回路
6、及び制御回路6の出力に基づき通話状態をミュート
する通話ミュート回路7は図1に示した前記第1実施例
の対応する部分と構成及び作用が共通しているので、詳
しい説明は省略する。
【0038】また、本実施例の制御回路6は送話レベル
判定手段6a、データ分析処理部6b及び保留コントロ
ール部6cを具備しており、通話中に保留モードに移行
させるための一連の動作は前記第1実施例の場合と同様
であるが、保留状態を解除するための構成が相違してい
る。
判定手段6a、データ分析処理部6b及び保留コントロ
ール部6cを具備しており、通話中に保留モードに移行
させるための一連の動作は前記第1実施例の場合と同様
であるが、保留状態を解除するための構成が相違してい
る。
【0039】即ち、本実施例においては、前記第1実施
例の保留解除スイッチ8のような機械的スイッチを有し
ておらず、これに代えて、制御回路6の送話レベル判定
手段6aを、通話状態から保留モードに移行する場合
と、保留状態を解除する場合との両方の判断を行うよう
に構成している。
例の保留解除スイッチ8のような機械的スイッチを有し
ておらず、これに代えて、制御回路6の送話レベル判定
手段6aを、通話状態から保留モードに移行する場合
と、保留状態を解除する場合との両方の判断を行うよう
に構成している。
【0040】従って、保留状態を解除して通話状態へ復
帰する場合に、前記第1実施例のように機械スイッチを
操作するのではなく、制御回路6の送話レベル判定手段
6aにおいて、送話レベル検出回路5の検出出力に基づ
き送話の音声信号レベルvが第2の所定値v1以上であ
る場合に保留状態を解除すると判断し、その判定データ
をデータ分析処理部6bで処理し、該データ分析処理部
6bの命令に基づき、保留コントロール部6cによって
通話ミュート回路7の動作を停止することにより、通話
状態に復帰させるようにしている。
帰する場合に、前記第1実施例のように機械スイッチを
操作するのではなく、制御回路6の送話レベル判定手段
6aにおいて、送話レベル検出回路5の検出出力に基づ
き送話の音声信号レベルvが第2の所定値v1以上であ
る場合に保留状態を解除すると判断し、その判定データ
をデータ分析処理部6bで処理し、該データ分析処理部
6bの命令に基づき、保留コントロール部6cによって
通話ミュート回路7の動作を停止することにより、通話
状態に復帰させるようにしている。
【0041】前記保留状態を解除するための送話の音声
信号レベルの基準となる第2の所定値v1は、保留モー
ドに移行する基準となる所定値voと同じであってもよ
いが、ユーザーによって発声音量はかなりの差がある
上、同一のユーザーであっても状況によって音量に大小
が生じる。また、送受話器4のマイクロホン4bの集音
特性により、通常の通話状態の音量と、通話保留のため
にマイクロホン4bから離れたところで発声したときの
音量とでは相当な開きがある。従って、実際には第2の
所定値v1と所定値voとの間で幅をもたせるために、
第2の所定値v1を所定値voよりも可なり大きく設定
することが望ましい。
信号レベルの基準となる第2の所定値v1は、保留モー
ドに移行する基準となる所定値voと同じであってもよ
いが、ユーザーによって発声音量はかなりの差がある
上、同一のユーザーであっても状況によって音量に大小
が生じる。また、送受話器4のマイクロホン4bの集音
特性により、通常の通話状態の音量と、通話保留のため
にマイクロホン4bから離れたところで発声したときの
音量とでは相当な開きがある。従って、実際には第2の
所定値v1と所定値voとの間で幅をもたせるために、
第2の所定値v1を所定値voよりも可なり大きく設定
することが望ましい。
【0042】次に、上記制御回路6による一連の動作制
御について、図3及びそのフローチャートを示す図4を
参照しながら説明する。なお、通話状態から保留モード
への移行プロセスであるステップ#11〜ステップ#1
5は図2のフローチャートのステップ#1〜ステップ#
5と同様であるので、重複を避けるためにその説明を省
略する。
御について、図3及びそのフローチャートを示す図4を
参照しながら説明する。なお、通話状態から保留モード
への移行プロセスであるステップ#11〜ステップ#1
5は図2のフローチャートのステップ#1〜ステップ#
5と同様であるので、重複を避けるためにその説明を省
略する。
【0043】保留モードにおいて、ユーザーが再びマイ
クロホン4bを口元に近づけて通常音量の音声を発する
と、送話レベル検出回路5ではこの音声が変換された送
話の音声信号レベルvを検出し、その検出データが送話
レベル判定手段6aに取り込まれる(ステップ#1
6)。
クロホン4bを口元に近づけて通常音量の音声を発する
と、送話レベル検出回路5ではこの音声が変換された送
話の音声信号レベルvを検出し、その検出データが送話
レベル判定手段6aに取り込まれる(ステップ#1
6)。
【0044】この送話レベル判定手段6aでは前記第2
の所定値v1に基づいて保留モードを続行するか、ある
いは保留を解除するかの判定を行う。その結果、送話の
音声信号レベルvが第2の所定値v1よりも大きい場
合、該送話レベル判定手段6aにより保留状態を解除と
判断し、その判定データがデータ分析処理部6bに送ら
れる(ステップ#17)。
の所定値v1に基づいて保留モードを続行するか、ある
いは保留を解除するかの判定を行う。その結果、送話の
音声信号レベルvが第2の所定値v1よりも大きい場
合、該送話レベル判定手段6aにより保留状態を解除と
判断し、その判定データがデータ分析処理部6bに送ら
れる(ステップ#17)。
【0045】データ分析処理部6bでは送話レベル判定
手段6aの判定データに基づき、保留コントロール部6
cに保留を解除させるための命令を送る(ステップ#1
8)。保留コントロール部6cではその命令に基づき通
話ミュート回路7への制御信号出力を停止し、これによ
り通話ミュート回路7の動作が停止することで通話回路
のミュートが解除され、通話状態に復帰する。
手段6aの判定データに基づき、保留コントロール部6
cに保留を解除させるための命令を送る(ステップ#1
8)。保留コントロール部6cではその命令に基づき通
話ミュート回路7への制御信号出力を停止し、これによ
り通話ミュート回路7の動作が停止することで通話回路
のミュートが解除され、通話状態に復帰する。
【0046】図5は本発明の第3実施例に係る電話機の
構成を示すブロック図である。図5に示した本実施例の
電話機において、電話回線1と送受話器4とをつなぐ通
話回路3、送受話器4のマイクロホン4bから出力され
る送話の音声信号レベルvを検出する送話レベル検出回
路6、及び制御回路6の出力に基づき通話状態をミュー
トする通話ミュート回路7は図1に示した前記第1実施
例の対応する部分と構成及び作用が共通しているので、
詳しい説明は省略する。
構成を示すブロック図である。図5に示した本実施例の
電話機において、電話回線1と送受話器4とをつなぐ通
話回路3、送受話器4のマイクロホン4bから出力され
る送話の音声信号レベルvを検出する送話レベル検出回
路6、及び制御回路6の出力に基づき通話状態をミュー
トする通話ミュート回路7は図1に示した前記第1実施
例の対応する部分と構成及び作用が共通しているので、
詳しい説明は省略する。
【0047】本実施例では、保留状態を解除し通話状態
に復帰させるために、いずれの機種の電話機にも必ず設
置されているフックスイッチ2を利用しており、保留モ
ードになった後、該フックスイッチ2を掛けても保留状
態が保持され、フックスイッチ2を外すと、保留モード
が解除されて通話状態に復帰するようにしている。ま
た、これに対応して制御回路6は送話レベル判定手段6
a、データ分析処理部6b及び保留コントロール部6c
に加えてフックスイッチ検出手段6eを具備したものと
している。
に復帰させるために、いずれの機種の電話機にも必ず設
置されているフックスイッチ2を利用しており、保留モ
ードになった後、該フックスイッチ2を掛けても保留状
態が保持され、フックスイッチ2を外すと、保留モード
が解除されて通話状態に復帰するようにしている。ま
た、これに対応して制御回路6は送話レベル判定手段6
a、データ分析処理部6b及び保留コントロール部6c
に加えてフックスイッチ検出手段6eを具備したものと
している。
【0048】但し、送受話器4をフック部にセットした
とき、電話が切れないように、電話回線を捕捉する補助
的なフックスイッチ機能を構成する必要があり、本実施
例では電子回路を用いている。即ち、本実施例のフック
スイッチ2は前記各実施例のそれとは異なり、図5に示
すように2接点切換式スイッチで構成されており、電話
回線1と接点aとの間にスイッチング動作を行わせるP
NP型のトランジスタQ1を接続している。そして、制
御回路6の保留コントロール部6cは通話ミュート回路
7を制御するとともに、トランジスタQ1のON、OF
Fも制御するようになっている。
とき、電話が切れないように、電話回線を捕捉する補助
的なフックスイッチ機能を構成する必要があり、本実施
例では電子回路を用いている。即ち、本実施例のフック
スイッチ2は前記各実施例のそれとは異なり、図5に示
すように2接点切換式スイッチで構成されており、電話
回線1と接点aとの間にスイッチング動作を行わせるP
NP型のトランジスタQ1を接続している。そして、制
御回路6の保留コントロール部6cは通話ミュート回路
7を制御するとともに、トランジスタQ1のON、OF
Fも制御するようになっている。
【0049】さらに、前記制御回路6のフックスイッチ
検出手段7eはフックスイッチ2の接点bに接続してお
り、フックスイッチ2のON、OFF状態を検出して、
その情報をデータ分析処理部6bに与えるように構成さ
れている。
検出手段7eはフックスイッチ2の接点bに接続してお
り、フックスイッチ2のON、OFF状態を検出して、
その情報をデータ分析処理部6bに与えるように構成さ
れている。
【0050】次に、上記制御回路6による一連の動作制
御について、図5及びそのフローチャートを示す図6を
参照しながら説明する。なお、通話状態から保留モード
への移行プロセスであるステップ#21〜ステップ#2
5は図2のフローチャートのステップ#1〜ステップ#
5と同様であるので、重複を避けるためにその説明を省
略する。
御について、図5及びそのフローチャートを示す図6を
参照しながら説明する。なお、通話状態から保留モード
への移行プロセスであるステップ#21〜ステップ#2
5は図2のフローチャートのステップ#1〜ステップ#
5と同様であるので、重複を避けるためにその説明を省
略する。
【0051】本実施例では、通話状態から保留モードに
移行させる場合の一連の動作は前記第1実施例の場合と
同様に、例えば送受話器4を塞ぐと、送話の音声信号レ
ベルvが所定値vo以下になって通話回路3にミュート
がかけられるのであるが、この時点で保留コントロール
部6cはトランジスタQ1をON状態にする。
移行させる場合の一連の動作は前記第1実施例の場合と
同様に、例えば送受話器4を塞ぐと、送話の音声信号レ
ベルvが所定値vo以下になって通話回路3にミュート
がかけられるのであるが、この時点で保留コントロール
部6cはトランジスタQ1をON状態にする。
【0052】この状態でユーザーが送受話器4をフック
部にセットすると、フックスイッチ2は接点aから接点
bへ切換わる。このフックスイッチ2の切換えはフック
スイッチ検出手段6eによって検出され(ステップ#2
6)、その情報がデータ分析処理部6bへ送られる(ス
テップ#27)。
部にセットすると、フックスイッチ2は接点aから接点
bへ切換わる。このフックスイッチ2の切換えはフック
スイッチ検出手段6eによって検出され(ステップ#2
6)、その情報がデータ分析処理部6bへ送られる(ス
テップ#27)。
【0053】次に、送受話器4をフック部から取り上げ
ると、フックスイッチ2は接点bから接点aに切換わる
が、この切換えもフックスイッチ検出手段6eを介して
データ分析処理部6bに取り込まれる(ステップ#2
8、ステップ#29)。その場合、この切換えに応答し
て保留コントロール部6cは通話ミュート回路7を介し
て通話回路3のミュート状態を解除し、通話状態に復帰
させるとともに、トランジスタQ1をOFF状態に設定
する(ステップ#30)。
ると、フックスイッチ2は接点bから接点aに切換わる
が、この切換えもフックスイッチ検出手段6eを介して
データ分析処理部6bに取り込まれる(ステップ#2
8、ステップ#29)。その場合、この切換えに応答し
て保留コントロール部6cは通話ミュート回路7を介し
て通話回路3のミュート状態を解除し、通話状態に復帰
させるとともに、トランジスタQ1をOFF状態に設定
する(ステップ#30)。
【0054】前述の各実施例では通話保留を行うために
送受話器4のマイクロホン4bの部分を手で覆ったりす
ることにより、送話の音声信号レベルvを所定値vo以
下のレベルに低下させるようにしているが、このような
手法で送話の音声信号レベルvを抑制する操作は、ユー
ザーによってばらつきが大きく、確実性に多少の問題が
残る。
送受話器4のマイクロホン4bの部分を手で覆ったりす
ることにより、送話の音声信号レベルvを所定値vo以
下のレベルに低下させるようにしているが、このような
手法で送話の音声信号レベルvを抑制する操作は、ユー
ザーによってばらつきが大きく、確実性に多少の問題が
残る。
【0055】そこで、これをより確実にするために、一
例として図7に示すように、送受話器4のマイクロホン
4bから送話レベル検出回路5に至る線路と接地との間
にミュートスイッチ9を付加したものとし、電話回線1
を保留したいときに、該ミュートスイッチ9を操作する
ようにすれば、より確実に保留モードに移行させること
ができる。
例として図7に示すように、送受話器4のマイクロホン
4bから送話レベル検出回路5に至る線路と接地との間
にミュートスイッチ9を付加したものとし、電話回線1
を保留したいときに、該ミュートスイッチ9を操作する
ようにすれば、より確実に保留モードに移行させること
ができる。
【0056】このミュートスイッチ9はノンロックタイ
プのスイッチにより構成され、ON状態で送話の音声信
号をアースレベルに落とす機能を有している。従って、
送受話器4のマイクロホン4bの部分を覆う代わりに、
該ミュートスイッチ9を押し続けることで送話の音声信
号レベルvが所定値vo以下のレベルにすることができ
る。
プのスイッチにより構成され、ON状態で送話の音声信
号をアースレベルに落とす機能を有している。従って、
送受話器4のマイクロホン4bの部分を覆う代わりに、
該ミュートスイッチ9を押し続けることで送話の音声信
号レベルvが所定値vo以下のレベルにすることができ
る。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、通話状態において送話の音声信号レベルを検出し、
その音声信号レベルが所定値以下である場合に通話保留
機能を実行して保留モードに移行させるように構成して
いるので、通話中に送受話器のマイクロホンを手で塞ぐ
などして送話の音量を低下させるだけで、通話状態から
自動的に保留モードに移行させることができる。
は、通話状態において送話の音声信号レベルを検出し、
その音声信号レベルが所定値以下である場合に通話保留
機能を実行して保留モードに移行させるように構成して
いるので、通話中に送受話器のマイクロホンを手で塞ぐ
などして送話の音量を低下させるだけで、通話状態から
自動的に保留モードに移行させることができる。
【0058】従って、常にミスがつきまとうスイッチ操
作を全く必要としないので、キーの2度押しによって別
機能モードへ移行したり、電話が切れてしまうなどの操
作ミスによる不都合や、不用な音声が電話の相手に聞こ
えるといった通話保留機能を使用しない場合の問題等を
全て解決できる。
作を全く必要としないので、キーの2度押しによって別
機能モードへ移行したり、電話が切れてしまうなどの操
作ミスによる不都合や、不用な音声が電話の相手に聞こ
えるといった通話保留機能を使用しない場合の問題等を
全て解決できる。
【0059】保留状態を解除するにあたって、請求項1
によるものでは、簡単なスイッチ操作を行うだけで済
み、また、請求項2によるものでは、送受話器を塞いだ
手を離すなどして送話の音量を通話時の状態に戻すだけ
で済み、さらに請求項3によるものでは、送受話器を電
話機本体上の所定位置に掛け外しするだけで済み、元の
通話状態に復帰させることができる。
によるものでは、簡単なスイッチ操作を行うだけで済
み、また、請求項2によるものでは、送受話器を塞いだ
手を離すなどして送話の音量を通話時の状態に戻すだけ
で済み、さらに請求項3によるものでは、送受話器を電
話機本体上の所定位置に掛け外しするだけで済み、元の
通話状態に復帰させることができる。
【0060】従って、保留モードの開始時と終了時の2
度にわたってスイッチ操作する従来構成と比較して、操
作が簡単で確実性が向上する上、音声認識用のプロセッ
サのような複雑且つ高価な装置も必要とせず、例えば電
話機本体に内蔵のマイクロコンピュータの改良を図るだ
けで済むなど、従来に見られない優れた効果を発揮す
る。
度にわたってスイッチ操作する従来構成と比較して、操
作が簡単で確実性が向上する上、音声認識用のプロセッ
サのような複雑且つ高価な装置も必要とせず、例えば電
話機本体に内蔵のマイクロコンピュータの改良を図るだ
けで済むなど、従来に見られない優れた効果を発揮す
る。
【図1】 本発明の第1実施例に係る電話機の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図2】 その制御回路の動作を示すフローチャート。
【図3】 本発明の第2実施例に係る電話機の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図4】 その制御回路の動作を示すフローチャート。
【図5】 本発明の第3実施例に係る電話機の構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図6】 その制御回路の動作を示すフローチャート。
【図7】 送話の音声信号レベルをミュートするための
スイッチを設けた回路の一例を示すブロック図。
スイッチを設けた回路の一例を示すブロック図。
1 電話回線 2 フックスイッチ 3 通話回路 4 送受話器 4a スピーカー 4b マイクロホン 5 送話レベル検出回路 6 制御回路 6a 送話レベル判定手段 6b データ分析処理部 6c 保留コントロール部 6d 保留解除スイッチ検出手段 6e フックスイッチ検出手段 7 通話ミュート回路 8 保留解除スイッチ 9 ミュートスイッチ Q1 トランジスタ
Claims (4)
- 【請求項1】 通話保留機能を備えた電話機であって、 通話状態において送話の音声信号レベルを検出する送話
レベル検出手段と、 この送話レベル検出手段の検出出力に基づき前記送話の
音声信号レベルが所定値以下である場合に、前記通話保
留機能を実行して前記通話状態から保留モードに移行さ
せる手段と、 保留状態解除用の機械的スイッチ手段と、 この機械的スイッチ手段をONしたときに保留状態を解
除し、前記通話状態に復帰させる手段とを具備したこと
を特徴とする電話機。 - 【請求項2】 通話保留機能を備えた電話機であって、 通話状態において送話の音声信号レベルを検出する送話
レベル検出手段と、 この送話レベル検出手段の検出出力に基づき前記送話の
音声信号レベルが所定値以下である場合に、前記通話保
留機能を実行して前記通話状態から保留モードに移行さ
せる手段と、 前記送話レベル検出手段の検出出力に基づき前記送話の
音声信号レベルが前記所定値と同じかまたはそれよりも
大きい第2の所定値以上である場合に、保留状態を解除
し前記通話状態に復帰させる手段とを具備したことを特
徴とする電話機。 - 【請求項3】 通話保留機能を備えた電話機であって、 通話状態において送話の音声信号レベルを検出する送話
レベル検出手段と、 この送話レベル検出手段の検出出力に基づき前記送話の
音声信号レベルが所定値以下である場合に、前記通話保
留機能を実行して前記通話状態から保留モードに移行さ
せる手段と、 送受話器の電話機本体上の所定位置へのセット及びセッ
ト解除によってON、OFFするフックスイッチと、 このフックスイッチの両端に接続されたスイッチ手段
と、 前記保留モードにおいて、前記フックスイッチがOFF
になったとき前記スイッチ手段をON状態にし、且つ、
前記フックスイッチがONになったとき前記スイッチ手
段をOFF状態にする手段と、 前記保留モードにおいて、前記フックスイッチの状態を
監視し、該フックスイッチがOFFからONになった場
合に、保留状態を解除し前記通話状態に復帰させる手段
とを具備したことを特徴とする電話機。 - 【請求項4】 送話の音声信号を送話レベル検出回路に
送る線路の途中に、ON状態で前記送話の音声信号をア
ースレベルに落とすミュートスイッチが設けられている
請求項1〜3のいずれかの電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2953693A JPH06244907A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2953693A JPH06244907A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 電話機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06244907A true JPH06244907A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12278840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2953693A Pending JPH06244907A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06244907A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005530455A (ja) * | 2002-06-20 | 2005-10-06 | トムソン ライセンシング | ユーザが通信デバイス電話会議中に一時保留状態にある間での補助情報伝送 |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP2953693A patent/JPH06244907A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005530455A (ja) * | 2002-06-20 | 2005-10-06 | トムソン ライセンシング | ユーザが通信デバイス電話会議中に一時保留状態にある間での補助情報伝送 |
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