JP2000312255A - 通話装置 - Google Patents

通話装置

Info

Publication number
JP2000312255A
JP2000312255A JP11119297A JP11929799A JP2000312255A JP 2000312255 A JP2000312255 A JP 2000312255A JP 11119297 A JP11119297 A JP 11119297A JP 11929799 A JP11929799 A JP 11929799A JP 2000312255 A JP2000312255 A JP 2000312255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voice
fixed state
pattern
sensor output
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11119297A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3571254B2 (ja
Inventor
Kazutoshi Kubota
一利 久保田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP11929799A priority Critical patent/JP3571254B2/ja
Publication of JP2000312255A publication Critical patent/JP2000312255A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3571254B2 publication Critical patent/JP3571254B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】消費電力を小さくしながらハンドフリーによる
動作を可能にする通話装置を提供する。 【解決手段】加速度センサ4は、装置本体の位置変化に
伴う加速度を検出し、加速度検出部41で加速度パター
ンを検出する。この加速度パターンがメモリ14に予め
登録されている装置本体の固定状態時の加速度パターン
と比較される。その比較に基づき、両方のパターンの類
似度が一定値以上の時に装置本体が固定状態であると判
定して、スイッチ18をオン状態にして音声認識部15
を動作状態にする。これにより、マイク19から入力さ
れた音声が音声認識部15で音声認識され、その認識結
果とメモリ14に予め記憶されているキーワード音声と
が比較され、一致した場合にオフフック状態に設定され
る。また、上記類似度が一定値未満の場合には、装置本
体が非固定状態であると判定してスイッチ18をオフ設
定し、音声認識部15を非動作状態に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コードレス電
話、携帯電話、PHSなどの、特に携帯型の通話装置に
関し、さらには、ボタン操作がなくても通話を行うこと
ができるハンドフリー機能を備える通話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コードレス電話、携帯電話、PHSなど
の手で持って通話を行うことのできる通話装置において
は、その使用状況によってボタン操作が困難な場合があ
る。例えば、自動車の運転を行う場合には、操作が困難
である上、危険防止の観点からも通話装置を持つこと自
体好ましいことではない。また、両手で作業をしている
最中においても、ボタン操作を困難とする。このような
場合、ボタン操作がなくても通話を可能とするハンドフ
リー機能が便利となる。そこで、特開平10−3088
18号公報に示されるように、従来のハンドフリー機能
を備えた通話装置においては、装置本体に音声認識機能
を持たせ、発信待ち時に常時動作状態にしておいて、入
力された音声が予め設定したキーワード音声に一致した
場合に通話を開始させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の通話装置では、発信待ち時において消費電力の大
きな音声認識機能を常に動作させておく必要があった。
このため、音声認識機能を長時間動作させることによる
消費電力は携帯電話やPHS等の通話装置において無視
できない大きさとなっていた。また、常に音声認識機能
を動作させるために誤動作をすることも多く、さらに、
バッグの中やポケットの中に入っているような、通常で
は通話をするとは考えられないような状態においても音
声認識機能を動作させておくことになるために、その分
無駄な電力を消費するという問題があった。
【0004】この発明の目的は、消費電力を小さくしな
がらハンドフリーによる動作を可能にする通話装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明は次のように構成される。
【0006】(1)音声による通話部を備えた通話装置
において、入力音声の音声認識を行って所定の動作を可
能にする音声認識手段と、装置本体の位置変化に伴う物
理量を検出するセンサと、センサ出力に基づいて装置本
体が固定状態か非固定状態かを判定し、固定状態のとき
は音声認識手段を動作状態とし、非固定状態のときは音
声認識手段を非動作状態とする制御手段と、を備えてい
る(請求項1)。
【0007】通話装置としては、音声による通話部を備
えていればよく、携帯電話やPHSを含むことはもちろ
ん、それ以外の通話装置であってもこの発明を適用でき
る。
【0008】通話装置本体内には、装置本体の位置変化
に伴う物理量を検知するセンサが配置される。物理量に
は、典型的には単位時間当たりの速度変化を表す加速度
がある。また、検知時の瞬時値として振幅の大きさを物
理量として検出することもできる。このようなセンサ
は、例えば、金属ボールの移動を磁場の変化として検出
する構造のものを使用することができる。一般に、この
ようなセンサは加速度センサとして広く使用されてい
る。このセンサ出力に基づいて装置本体が固定状態か非
固定状態かを知ることができる。そして、固定状態の時
には音声認識手段を動作状態とし、非固定状態の時には
音声認識手段を非動作状態とする。すなわち、通話装置
が机の上や自動車の座席の上等に静止状態で置かれてい
る場合には装置本体の位置変化がないために固定状態と
して判定されるから、このような場合は音声認識手段に
よって入力音声の音声認識が可能になる。
【0009】したがって、通話を開始させるキーワード
などを音声として入力することにより、ハンドフリー通
話、つまり、キー操作を行わなくても発信も受信を行う
ことができる。反対に、通話装置を手で持っている時や
バッグ、ポケット等に入れている場合には装置本体が位
置変化を起こすから、これに伴う物理量を検出すること
によって非固定状態として判定することができる。この
非固定状態の時は、音声認識手段を機能させなくてもよ
いはずであるから、これを判定した時には音声認識手段
を自動的に非動作状態とする。これにより、音声認識手
段を必要な時にのみ動作状態にできるから、無駄な電力
消費を防ぐことができると共に、誤動作を低減させるこ
ともできる。なお、上記所定の動作としては、ハンドフ
リー通話はもちろん、ハンドフリーで行う全ての動作を
含む。
【0010】(2)音声認識手段は、予め定められたキ
ーワード音声を記憶するキーワード音声記憶手段を備
え、入力音声が記憶されているキーワード音声に対応し
ているかどうかを判定し、対応している場合に所定の動
作を可能にする(請求項2)。
【0011】入力音声の音声認識を行って所定の動作を
可能にする手法としては、この発明のように、入力音声
が予め定められたキーワード音声に対応しているかどう
かを判定して、対応している場合にハンドフリー通話等
の所定の動作を許可することができる。
【0012】(3)音声認識手段は、入力音声の音調が
予め定められた音調に対応しているかどうかを判定し、
対応している場合にハンドフリー通話を可能にする。
【0013】上記(2)では入力音声とキーワード音声
とを対比しているが、抑揚、発音、音声フォルマント周
波数の一致/不一致などの音調を検出し、これと予め記
憶されている音調とを対比して、それらが対応している
場合にハンドフリー動作を可能にするようにしてもよ
い。
【0014】(4)非固定状態のときのセンサ出力パタ
ーンを記憶する記憶手段を備え、制御手段は、センサ出
力パターンと記憶手段に記憶されているセンサ出力パタ
ーンとの類似度を判定して、類似度が一定値以上の時に
装置本体が非固定状態であると判定する(請求項3)。
【0015】非固定状態の判定は、この発明のようにセ
ンサ出力パターンと記憶手段に記憶されているパターン
との類似度に基づいて行うことができる。類似度が一定
値以上とは、2つのパターンが完全に一致していなくて
も、ある許容範囲内で一致していればよいことを意味す
る。パターン比較による類似度判定には、音声比較など
を行う時に使用するDPマッチング手法や、隠れマルコ
フ手法、その他相関値を求める手法による類似度判定が
可能である。
【0016】(5)固定状態のときのセンサ出力パター
ンを記憶する記憶手段を備え、制御手段は、センサ出力
パターンと記憶手段に記憶されているセンサ出力パター
ンとの類似度を判定して、類似度が一定値以上の時に装
置本体が固定状態であると判定する(請求項4)。
【0017】固定状態の判定も、上記非固定状態の時の
判定と同じように類似度判定によって固定状態であるか
どうかを判定することができる。
【0018】(6)センサ出力パターンは、センサ出力
の加速度パターンである(請求項5)。
【0019】比較対象となるセンサ出力パターンには、
この発明のように加速度パターンであってもよい。
【0020】(7)センサ出力パターンは、センサ出力
の振幅パターンである(請求項6)。
【0021】センサ出力パターンとしては、上記加速度
パターンに代えて、センサ出力の振幅パターンであって
もよい。
【0022】(8)センサ出力パターンは、センサ出力
の加速度パターンや振幅パターンを平均化処理した後の
パターンである。
【0023】上記(6)および(7)におけるパターン
比較においては、加速度データや振幅データのパターン
そのものを比較対象とすることもできるが、加速度デー
タや振幅データを荷重平均処理など、平均化処理をした
後のパターンを比較対象とすることもできる。
【0024】(9)音声認識手段は、キーワード音声記
憶手段に任意のキーワード音声を登録可能にした(請求
項7)。
【0025】キーワード音声記憶手段に任意のキーワー
ド音声を登録可能にすることによって、通話装置の使用
者または所有者の好みに応じたキーワード音声が登録可
能となるために、通話装置の所有者以外の者が音声入力
できなくなるというパスワード機能を持たせることがで
きる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の実施形態であ
る携帯電話機の概略の概観図である。この携帯電話機の
装置本体1は、概観上は従来の携帯電話機と変わる所が
なく、キー入力部2、表示部3およびスピーカとマイク
を含む通話部を備えている。なお、2aは、オフフック
キーであって、通常の発信時では、相手先の電話番号を
キー入力した後、このオフフックキー2aを操作するこ
とで発信を開始する。また、受信時では、このオフフッ
クキー2aを操作することで通話を開始する。
【0027】この携帯電話機では、装置本体1の内部に
加速度センサ4を設けている。この加速度センサ4は、
図2に示すように、自由運動状態にある金属ボール40
が、装置本体1の位置変化に伴って移動する状態を磁場
の変化としてとらえ、この信号を加速度検出部41に入
力して単位時間当たりの速度変化から加速度を検知す
る。なお、加速度センサ4には、上記の例に限らずどの
ようなものを用いてもよい。また、加速度検出部41に
変えてセンサ出力のピーク値を振幅の大きさとして検出
することもできる。
【0028】携帯型電話機の装置本体1には、上記加速
度センサ4に加えて、音声認識LSIからなる音声認識
部を備えている。以下、この通話装置の構成部について
図3を参照して説明する。
【0029】制御部10には、無線インターフェイス1
2を介して無線送受信部11が接続され、これにアンテ
ナ13が接続されている。また、不揮発性のメモリ1
4、キー入力部2、加速度検出部41、音声認識部15
およびD/A変換器16が接続されている。音声認識部
15の電源はスイッチ18を介して供給されており、こ
のスイッチがオフのときには音声認識部15が非動作状
態となり電力消費がゼロである。
【0030】無線送受信部11は、音声信号やダイヤル
信号を無線信号に変調して発信したり、受信信号を復調
して制御部10の扱えるデータに変換する。キー入力部
2からは、制御部10に対してダイヤル番号を入力した
り、メニューの選択データを入力する。キー入力部2に
含まれるオフフックキー2aは、ダイヤル番号を入力し
た後に発信を開始したり、着信時に通話を開始したりす
るためのキーである。表示部3には、入力内容を表示し
たり、携帯電話に設けられている各種機能のメニューを
表示する。D/A変換器16は、通話時に相手側からの
音声信号をアナログ信号に変換してスピーカ17に出力
する。マイク19に入力される音声信号はA/D変換器
20と音声認識部15を介して制御部10に入力され
る。この音声認識部15は、詳細について後述するよう
に、キーワード音声が入力された時にハンドフリー通話
を可能にするための信号を制御部10に対して出力す
る。
【0031】メモリ14は、登録されているダイヤル番
号を記憶する領域と、加速度検出部41によって検出さ
れた加速度パターンと比較するための非固定状態のとき
の加速度パターンが記憶されている加速度パターン領域
と、音声認識部15で認識されたキーワード音声と比較
するためのキーワード音声が記憶されている領域とを含
んでいる。
【0032】上記の構成において、加速度センサ4およ
び加速度検出部41は常時動作しており、この加速度検
出部41で検出された加速度パターンと、メモリ14に
記憶されている非固定状態のときの加速度パターンとの
類似度が制御部10によって監視されている。そして、
その類似度が一定値以上になったと判断されると、非固
定状態であると判定してスイッチ18をオフに設定す
る。それ以外の時にはスイッチ18をオンに設定する。
これに代えて、メモリ14に記憶する加速度パターンを
固定状態の時の加速度パターンとし、制御部10におい
て加速度検出部41で検出したパターンと上記固定状態
の時の加速度パターンとの類似度が一定値以上の時に装
置本体が固定状態であると判定してスイッチ18をオン
するように構成することもできる。なおこの場合には、
上記類似度が一定値未満の時にスイッチ18はオフに設
定されている。
【0033】上記音声認識部15は、スイッチ18がオ
ンの時には電源が供給されるから動作状態となり、スイ
ッチ18がオフの時には電源が供給されないから非動作
状態となる。通話開始前のときにおいては、マイク19
に入力された音声は、音声認識部15が動作状態の時に
は入力音声とメモリ14に記憶されているキーワード音
声との対比が行われ、一致している時には制御部10に
対してハンドフリー通話を可能にする信号が出力され
る。また、音声認識部15が非動作状態の時や通話時に
おいては、マイク19からの入力音声はA/D変換部2
0でデジタル化された後そのまま制御部10に入力され
る。
【0034】メモリ14に記憶される加速度パターンと
キーワード音声は、キー入力部2によって所定のモード
に設定することによって登録可能になっている。表示部
17には、所定の操作を行うと図4に示すようなメニュ
ーが表示される。この例では、1を選択すると加速度パ
ターン入力モードが設定され、2が選択されるとキーワ
ード音声入力モードが設定される。キー入力部2で2の
キーワード音声入力モードを選択すると、その後に、マ
イク19から入力された音声がキーワード音声としてメ
モリ14のキーワード音声領域に登録される。例えば、
「ツウワカイシ」と入力すると、「ツウワカイシ」の音
声データがメモリ14のキーワード音声領域に登録(記
憶)される。
【0035】また、図4の表示状態において1を選択す
ることによって加速度パターンが入力できる。この加速
度パターン入力モードを選択すると、それ以降数秒以内
に装置本体を静止状態に置くことを促すメッセージが表
示される。そこで、このメッセージが表示された後に、
数秒間、装置を机の上等に静止状態に置く。この動作に
よって、加速度センサ4と加速度検知部41で検出した
固定状態のときの加速度パターンがメモリ14の加速度
パターン領域に登録(記憶)される。
【0036】なお、上記の例では加速度パターンとして
非固定状態の時の加速度パターンをメモリ14に記憶す
るようにしているが、固定状態の時の加速度パターンを
記憶することも可能であり、この場合には、図4の表示
状態で1の加速度パターン入力モードを選択した後、装
置本体を手で振ることを促すメッセージが表示されるか
ら、このあと、数秒間装置本体を手で振る。これによ
り、メモリ14の加速度パターンの領域には非固定状態
の時の加速度パターンが登録(記憶)される。
【0037】さらに、変形例として、加速度検出部41
に代えて振幅検出部を設け、加速度センサ4によって検
出した値(振動のピーク値)を検出し、これから振幅パ
ターンを検出してもよい。図5はこの変形例の場合の構
成を示し、図6は、その場合の所定の操作時における表
示部3での表示メニューを示す。すなわち、通常の使用
時には、制御部10は、振幅検出部41’で検出した振
幅パターンと、予めメモリ14に記憶されている振幅パ
ターンとを比較して、両者の類似度を判定する。この結
果に基づいて、スイッチ18のオンオフを制御する。ま
た、振幅パターンの登録時には、図6に示すメニューに
おいて1の振幅パターン入力モードを選択し、装置本体
を静止状態に置いて下さいのメッセージが表示されてか
ら、装置本体を数秒間、机等の上に静止状態で置く。こ
の時、振幅検出部41’で装置本体の静止状態のときの
振幅パターンが求められ、これがメモリ14の振幅パタ
ーンの領域に登録(記憶)される。なお、装置本体を手
で振ったときの非固定状態のときの振幅パターンをメモ
リ14に登録(記憶)しても良い。その他の動作におい
ては加速度パターンを使用する図3および図4の実施例
と同じである。
【0038】図5は、上記加速度パターンおよび振幅パ
ターンの一例を示している。図7(A)、(B)は、そ
れぞれ非固定状態の時の加速度パターンと固定状態の時
の加速パターンを示す。また図5(C)、(D)は、そ
れぞれ非固定状態の時の振幅パターンと固定状態の時の
振幅パターンを示す。図の(B)(C)に示すように固
定状態において瞬間的なピーク値が現れる場合がある
が、一定時間の間のパターンとしては固定状態と非固定
状態との識別をパターン比較によって完全に行うことが
可能である。2つのパターンの比較を行って類似判定を
行う手法としては、双方の相関値を求めて対比を行う手
法、隠れマルコフ法を用いる手法、DPマッチング法を
用いる手法等があるが、類似度判定の高信頼性を必要と
せず、また、判定時間の高速化も必要としないこの発明
においては、その手法の選択はそれほど重要ではない。
【0039】なお、図7に示すパターンは、加速度検出
部41または振幅検出部41’で検出するが、このパタ
ーンは加速度センサ4の出力の値から求められる。ま
た、このパターンを適当なフィルタを通すことによって
ノイズ等に影響されないパターンに変形することができ
る。また、類似度判定においては、平均化処理を行った
後、または、積分処理を行って面積を求めて、両方のパ
ターン比較を行うことも可能である。
【0040】さらに、上記の実施形態では、装置本体が
固定状態と判定された時に、入力音声がメモリ14に記
憶されているキーワード音声に一致するかどうかを判定
して、ハンドフリー通話を可能にするかどうかを設定す
るようにしたが、キーワード音声ではなく、抑揚、発
音、音声フォルマントの周波数などを対比することによ
ってハンドフリー通話を可能にするかどうかの設定を行
うようにすることもできる。この場合には、音声認識部
15を、入力音声から音調データを抽出することが必要
になるが、適当なフィルタを設けることによって容易に
実現できる。
【0041】次に、図8を参照して、制御部10の動作
を説明する。
【0042】電源が投入されている状態で(ステップS
1)、着信信号があるかどうか(S2)、またオフフッ
クキー2aが操作されているかどうか(S3およびS
9)の判断を行い、着信有無に関わらずオフフックキー
2aが操作されると、S8、S14に進んで通常の発信
状態または着信状態に移行して、対応の動作を行う。
【0043】上記S3でオフフックが押されていなけれ
ば、S4で、装置本体が固定状態であるかどうかを判断
する。すなわち、メモリ14に記憶されている固定状態
の時の加速度パターンとその時に加速度検出部41で検
出される加速度パターンとの類似度を判定して装置本体
が固定状態であるかどうかの判定を行う。固定状態でな
ければ何もせずS2に戻る。固定状態であると、音声認
識部15を動作させるべく、スイッチ18をオン設定し
て音声認識動作を開始する(S5)。そして、この固定
状態でマイク19に音声が入力されると、その入力音声
が音声認識部15で音声認識され、メモリ14に記憶さ
れているキーワード音声と対比される(S6)。入力音
声がメモリ14に記憶されているキーワード音声と一致
しなけばS2に戻るが、一致した場合には、音声認識部
15からその信号を受け取り、S7に進んで、ハンドフ
リーの発信状態とする。このS7に進んだ段階で、オフ
フックキー2aを操作したと同じ効果を生む。したがっ
て、オフフックキー2aを押さなくても発信される。
【0044】なお、ハンドフリー発信状態に移るために
は、事前に通話先のダイヤル番号がキー入力部2から入
力されていることが必要であるが、このダイヤル番号を
音声で入力することも可能である。このようにする場合
には、図9に示す処理が必要である。すなわち、上記S
6でキーワード音声が一致してから、ハンドフリー通話
が可能になった時、マイク19からダイヤル番号の入力
を可能にし、これをS21、S22で、1つずつ取り込
んでいく。最後に、「オワリ」と入力したことを判断し
て、通常発信状態(S8、S14)と同様に発信を行
う。
【0045】以上のようにすれば、キー操作の全く不要
な完全なハンドフリー通話を行うことが可能になる。
【0046】図8の上記S2において、着信信号がある
場合には、S9以下に進む。S9においてオフフックキ
ー2aが押されていなけば、S10で固定状態であるか
どうかの判断を行い、固定状態の時に音声認識部15を
動作させるべくスイッチ18をオンに設定する。次い
で、S12で、マイク19から入力された入力音声とメ
モリ14に記憶されているキーワード音声との対比を行
い、一致した場合にS13のハンドフリー着信状態に移
る。このハンドフリー着信状態では、いかなる操作も不
要であって、自動的にオフフック状態となり、以後、相
手側とハンドフリーで通話を行うことができる。
【0047】上記の実施形態は、この発明を携帯電話機
に適用したものであるが、この発明は、さらに、PHS
やコードレス電話機、トランシーバ、一般携帯型無線機
などにも適用することができる。
【0048】なお、上記の通話装置では装置本体が固定
状態の時にのみハンドフリー通話を可能にするようにし
ているが、固定状態の時にのみ入力音声を装置本体に対
するコマンドとして使用出来るようにしてもよい。
【0049】
【発明の効果】この発明によれば、装置本体が固定状態
の時にのみ音声認識手段を動作可能に制御するために、
消費電力の大きい音声認識手段の動作時間を短くするこ
とができ、消費電力を低減できる。また、音声認識手段
は必要な時にのみ動作するために誤動作を防ぐこともで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態である携帯電話機の概観
図。
【図2】加速度センサの構成図。
【図3】上記携帯電話機の第1の実施例の構成図。
【図4】上記第1の実施例の表示メニューの一例を示す
図。
【図5】上記携帯電話機の第2の実施例の構成図。
【図6】上記第2の実施例の表示部の表示メニューを示
す図。
【図7】固定状態と非固定状態の時の加速度および振幅
のパターン例を示す図。
【図8】上記第1の実施例の制御部10の動作を示すフ
ローチャート。
【図9】第3の実施例の一部動作を示すフローチャー
ト。
【符号の説明】
15−音声認識部 4−加速度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K024 AA01 AA11 BB01 CC11 DD01 DD03 EE09 GG00 GG01 GG03 5K027 AA11 BB02 BB17 CC08 EE11 GG03 HH02 HH20 5K067 AA21 BB04 BB08 EE02 FF38 GG01 KK00 9A001 CC05 HH15 HH17 KK37 KK56

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声による通話部を備えた通話装置にお
    いて、入力音声の音声認識を行って所定の動作を可能に
    する音声認識手段と、装置本体の位置変化に伴う物理量
    を検出するセンサと、センサ出力に基づいて装置本体が
    固定状態か非固定状態かを判定し、固定状態のときは音
    声認識手段を動作状態とし、非固定状態のときは音声認
    識手段を非動作状態とする制御手段と、を備えてなる通
    話装置。
  2. 【請求項2】 音声認識手段は、予め定められたキーワ
    ード音声を記憶するキーワード音声記憶手段を備え、入
    力音声が記憶されているキーワード音声に対応している
    かどうかを判定し、対応している場合に所定の動作を可
    能にする、請求項1記載の通話装置。
  3. 【請求項3】 非固定状態のときのセンサ出力パターン
    を記憶する記憶手段を備え、制御手段は、センサ出力パ
    ターンと記憶手段に記憶されているセンサ出力パターン
    との類似度を判定して、類似度が一定値以上の時に装置
    本体が非固定状態であると判定する、請求項1記載の通
    話装置。
  4. 【請求項4】 固定状態のときのセンサ出力パターンを
    記憶する記憶手段を備え、制御手段は、センサ出力パタ
    ーンと記憶手段に記憶されているセンサ出力パターンと
    の類似度を判定して、類似度が一定値以上の時に装置本
    体が固定状態であると判定する、請求項1記載の通話装
    置。
  5. 【請求項5】 センサ出力パターンは、センサ出力の加
    速度パターンである、請求項3または4に記載の通話装
    置。
  6. 【請求項6】 センサ出力パターンは、センサ出力の振
    幅パターンである、請求項3または4に記載の通話装
    置。
  7. 【請求項7】 音声認識手段は、キーワード音声記憶手
    段に任意のキーワード音声を登録可能にした請求項1〜
    6のいずれかに記載の通話装置。
  8. 【請求項8】 制御部は、ハンドフリー通話が可能にな
    った後に入力された音声入力の音声認識結果を、ダイア
    ル番号として取り込むようにした、請求項2記載の通話
    装置。
JP11929799A 1999-04-27 1999-04-27 通話装置 Expired - Fee Related JP3571254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11929799A JP3571254B2 (ja) 1999-04-27 1999-04-27 通話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11929799A JP3571254B2 (ja) 1999-04-27 1999-04-27 通話装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000312255A true JP2000312255A (ja) 2000-11-07
JP3571254B2 JP3571254B2 (ja) 2004-09-29

Family

ID=14757937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11929799A Expired - Fee Related JP3571254B2 (ja) 1999-04-27 1999-04-27 通話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3571254B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002287794A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Kenwood Corp 音声認識装置
US6864790B2 (en) 2001-02-15 2005-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electronic apparatus and method of detecting shock given to the electronic apparatus
KR100735555B1 (ko) * 2005-09-15 2007-07-04 삼성전자주식회사 동작에 따른 기능을 수행하는 장치 및 방법
JP2008517490A (ja) * 2004-09-28 2008-05-22 トリンブル ナビゲーション リミテッド 可動アイテムを制御する方法及びシステム
JP2010081375A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Kyocera Corp ハンズフリー機能付き携帯電話機
JP2011205238A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Ntt Docomo Inc 通信端末及び情報検索方法
JP2012508530A (ja) * 2008-11-10 2012-04-05 グーグル・インコーポレーテッド 多感覚応用音声検出
US10162512B2 (en) 2013-06-20 2018-12-25 Samsung Electronics Co., Ltd Mobile terminal and method for detecting a gesture to control functions
JP2020009463A (ja) * 2013-02-07 2020-01-16 アップル インコーポレイテッドApple Inc. デジタルアシスタントのためのボイストリガ

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6864790B2 (en) 2001-02-15 2005-03-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Electronic apparatus and method of detecting shock given to the electronic apparatus
JP2002287794A (ja) * 2001-03-23 2002-10-04 Kenwood Corp 音声認識装置
JP2008517490A (ja) * 2004-09-28 2008-05-22 トリンブル ナビゲーション リミテッド 可動アイテムを制御する方法及びシステム
KR100735555B1 (ko) * 2005-09-15 2007-07-04 삼성전자주식회사 동작에 따른 기능을 수행하는 장치 및 방법
JP2010081375A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Kyocera Corp ハンズフリー機能付き携帯電話機
JP2012508530A (ja) * 2008-11-10 2012-04-05 グーグル・インコーポレーテッド 多感覚応用音声検出
JP2011205238A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Ntt Docomo Inc 通信端末及び情報検索方法
JP2020009463A (ja) * 2013-02-07 2020-01-16 アップル インコーポレイテッドApple Inc. デジタルアシスタントのためのボイストリガ
US10978090B2 (en) 2013-02-07 2021-04-13 Apple Inc. Voice trigger for a digital assistant
JP2021192269A (ja) * 2013-02-07 2021-12-16 アップル インコーポレイテッドApple Inc. デジタルアシスタントのためのボイストリガ
JP7177235B2 (ja) 2013-02-07 2022-11-22 アップル インコーポレイテッド デジタルアシスタントのためのボイストリガ
US11557310B2 (en) 2013-02-07 2023-01-17 Apple Inc. Voice trigger for a digital assistant
US11636869B2 (en) 2013-02-07 2023-04-25 Apple Inc. Voice trigger for a digital assistant
US11862186B2 (en) 2013-02-07 2024-01-02 Apple Inc. Voice trigger for a digital assistant
US12009007B2 (en) 2013-02-07 2024-06-11 Apple Inc. Voice trigger for a digital assistant
US10162512B2 (en) 2013-06-20 2018-12-25 Samsung Electronics Co., Ltd Mobile terminal and method for detecting a gesture to control functions

Also Published As

Publication number Publication date
JP3571254B2 (ja) 2004-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100616787B1 (ko) 전화 핸드셋용 음성 인식 사용자 인터페이스
US6233462B1 (en) Portable terminal device for automatically controlling transmitting voice level and calling sound level
JP2003501959A (ja) 音声制御による動作を制御するための装置および方法
JPWO2008084556A1 (ja) 携帯端末の音声認識制御方法及び無線通信システム
JP2006221270A (ja) 音声認識機能を備えた携帯端末装置のマルチタスクシステム及び方法
JP3571254B2 (ja) 通話装置
US20070281748A1 (en) Method & apparatus for unlocking a mobile phone keypad
US7020292B1 (en) Apparatuses and methods for recognizing an audio input and muting an audio device
JP2000341376A (ja) 携帯電話機
JP3327326B2 (ja) 携帯電話の誤動作防止方式及び誤動作防止回路
US7136677B2 (en) Portable terminal
JP3014943B2 (ja) 電子システム手帳型携帯電話装置
KR100694025B1 (ko) 폴더형 휴대폰의 통화 제어 장치 및 방법
KR19990011023A (ko) 기능모드의 음성 인식이 가능한 디지털 휴대용 전화기 및 그 인식방법
JP2009165192A (ja) 携帯端末の音声認識制御方法及び無線通信システム
JP3384282B2 (ja) 電話装置
JP3028915B2 (ja) 電子システム手帳型携帯電話装置
KR20080021882A (ko) 음성 인식을 통한 착신호 제어 방법 및 그를 수행하는 휴대단말기
JPH0548702A (ja) 音声着呼機能付音声ダイヤル装置
JP2003115917A (ja) ハンズフリーシステム
JP2009165193A (ja) 携帯端末の音声認識制御方法及び無線通信システム
JP2009213143A (ja) 携帯端末の音声認識制御方法及び無線通信システム
KR100255390B1 (ko) 전화기의 마이크로폰 감도 제어 장치
JP2001127869A (ja) 携帯電話装置の制御方法および携帯電話装置
JP3412188B2 (ja) 音声自動ダイアル電話機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040609

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040615

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040623

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070702

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080702

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090702

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100702

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110702

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120702

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees