JPH0624472Y2 - トンネル工事用走行台車 - Google Patents

トンネル工事用走行台車

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JPH0624472Y2
JPH0624472Y2 JP1986034286U JP3428686U JPH0624472Y2 JP H0624472 Y2 JPH0624472 Y2 JP H0624472Y2 JP 1986034286 U JP1986034286 U JP 1986034286U JP 3428686 U JP3428686 U JP 3428686U JP H0624472 Y2 JPH0624472 Y2 JP H0624472Y2
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JP
Japan
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tunnel
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scaffolding
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JP1986034286U
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JPS62148695U (ja
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守 小西
寛 金力
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Okumura Corp
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Okumura Corp
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  • Earth Drilling (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、トンネル掘削時において、発破孔の穿孔、該
孔内への装薬、発破、▲ずり▼搬出、支保工の架設、矢
板の架設等の作業を行う際に使用する走行台車に関する
ものである。
(従来技術) 従来から、トンネル掘削工事においては、発破用孔の穿
設を行うための台車や装薬、支保工の架設等を行うため
の作業足場用台車、▲ずり▼搬出用のトロ台車、▲ずり
▼積込用のショベル等がトンネル内の狭い空間に配置さ
れており、これらの台車を走行させるための2組の軌条
が敷設されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、小断面のトンネル内にこれら台車走行用
軌条、例えば、トロ台車とショベル用の軌条や穿孔機用
台車及び足場とを一体化した台車の軌条を別個に敷設す
ることは、作業環境を悪化させるばかりでなく、掘削の
進行に追随してこれらの軌条の敷設や枕木の設置を行う
ことは掘削作業に多大な時間と労力を要することにな
る。
又、穿孔機と作業足場とを兼備している台車の場合に
は、足場が台車の前端中央部に水平に設ける必要がある
ために、穿孔機は、この足場を中央にしてその上下に夫
々配設しなければならず、構造が複雑化すると共に台車
がコスト高になるものである。
さらに、このように足場や穿孔機を台車の前端部におい
て、トンネル断面の中央部に配設した場合には、▲ずり
▼出しのためのショベルが台車を通過して前方にまで移
動できない等の問題点があった。
本考案はこのような問題点を解消したトンネル掘削工事
用走行台車を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案のトンネル掘削工事
用走行台車は、実施例に対応する図面に示すように、ト
ンネルの両内側壁に沿って配設されるトンネル方向に長
い側部台枠(2)(3)の上端間をアーチ形状の継ぎ部材(4)
(4)で一体に連結して台車主体(1)を形成し、この台車主
体(1)の下端前後部に一端部が一方の側部台枠(2)の下端
に水平方向に回動自在に枢着され、他端部が他方の側部
台枠(3)の下端に着脱自在に連結された車軸(5)(5)を架
設して該車軸(5)(5)に設けた車輪(6)をトンネルの長さ
方向に敷設したレール(7)上に走行可能に配置すると共
に台車主体(1)の両側部台枠(2)(3)の前後下端に上下方
向に伸縮するアウトリガー(8)(8)を取付け、さらに、台
車主体(1)の前端に前方に向かって穿孔機(9)(9)を配設
すると共に前記両側部台枠(2)(3)の上面に角棒状の足場
支持部材(14)(14)を前後移動自在に配設し、この足場支
持部材(14)(14)に左右一対の足場台板(10)(10)の外側端
を水平状態から上方に向かってそれぞれ回動自在に枢着
してなることを特徴とするものである。
(作用) 発破用孔の穿孔時には足場台板(10)(10)を後退させてお
き、台車主体(1)を前進させて穿孔機(9)により切羽に穿
孔する。この孔内への装薬時及び支保工組立時には足場
台板(10)(10)を切羽側に前進させる。
又、▲ずり▼出し時には、アウトリガー(8)(8)を伸張さ
せて接地させ、台車主体(1)を持ち上げ状態に支持する
と共に車輪(6)を有する車軸(5)(5)を一方側の側部台枠
(2)又は(3)側に回動させて沿わせ、さらに、足場台板(1
0)(10)を上方に開放させて台車主体(1)の両側部台枠間
に空間部を形成する。
しかるのち、台車主体(1)のレール(7)を利用してトロ台
車を走行させると共に該トロ台車やショベルを台車主体
(1)の空間を通過させて切羽側に移動させ、▲ずり▼出
し作業を行うものである。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、(1)は台車
主体で、トンネル(a)の内壁に沿うトンネル(a)の長さ方
向に長い横長長方形状の両側部台枠(2)(3)の上端面間
を、トンネル(a)の上壁内面に沿うアーチ形状の継ぎ部
材(4)(4)(4)により一体に連結して形成されてあり、こ
れらの両側部台枠(2)(3)と継ぎ部材(4)とで囲まれた空
間をショベルやトロ台車が通過可能な大きさにしてあ
る。
(5)(5)は両側部台枠(2)(3)の前後部下端間に設けた車軸
で、その両端部上面に両側台枠(2)(3)の下端面を受止し
てあり、一端部を一方の側台枠(2)の下枠に固定軸(11)
によって平面方向に回動自在に枢着され、他端部を他方
の側台枠(3)の下枠に抜取り可能なピン(12)によって着
脱自在に固定されてある。なお、これら前後の車軸(5)
(5)の回動枢軸(11)は、前部の車軸(5)においては一方の
側台枠(2)に、後部の車軸(5)においては他方の側台枠
(3)に設けておいてもよい。
(6)(6)は車軸(5)(5)の下面両側部に取付けられた車輪
で、トンネル(a)の長さ方向に敷設されたレール(7)(7)
上を走行するものである。
(8)(8)は両側台枠(2)(3)の下面前後端部にその上端を一
体に固着した上下方向に伸縮可能なアウトリガーで、下
方に伸張させて接地した場合に、該接地面を反力として
台車主体(1)を上方に持ち上げるようにしてある。
(9)(9)は両側台枠(2)(3)の前端に前方に向けて配設した
穿孔機で、上面に穿孔具(9a)を前後動自在に装備した棒
状の支持部材(9b)をアーム(9c)の先端に上下回動自在に
枢着すると共にこのアーム(9c)の基端を台枠(2)(3)の前
端に上下回動自在に枢着し、さらに、アーム(9c)の下面
と台枠(2)(3)の前端面間にアーム(9c)の上下回動用シリ
ンダ(9d)を連結すると共にアーム(9c)の上面と支持部材
(9b)の基端部上面間に支持部材(9b)の上下回動用シリン
ダ(9e)を連結し、アーム(9c)の内側面と台枠(2)(3)の先
端内側面階にアーム(9c)を内方に向かって水平方向に回
動させるシリンダ(9f)を連結してなるものである。
(10)(10)は両側部台枠(2)(3)の前端部上面に配設した左
右一対の足場台板で、両側部台枠(2)(3)の上面に沿って
角筒状のガイド部材(13)(13)を固着し、これらのガイド
部材(13)(13)に角棒状の足場支持部材(14)(14)を前後摺
動自在に挿通し、ガイド部材(13)(13)の前端から突出し
た該足場支持部材(14)(14)の前部上面に足場台板(10)(1
0)の外側端部を水平状態から上方に向かって回動自在に
枢着しているものであり、足場台板(10)(10)が後方に移
動してその後端がガイド部材(13)の前端に当接した状態
においては、その前端部が穿孔機(9)(9)の取付部近傍或
いはやや後方に位置するものである。
(15)(15)は足場支持部材(14)(14)の前部側面に取付けた
ブラケット(14′)と足場台板(10)(10)の後部上面間に
夫々連結した足場台板(10)の上下回動用シリンダーであ
る。
(16)は穿孔機(9)等の作動用油圧機器である。
このように構成したので、トンネル切羽に発破用孔を穿
設する際には、台車主体(1)を切羽近傍までレール上を
走行させて停止させ、アウトリガー(8)(8)を作動させて
そのロッドを伸張させることによりロッド下端を接地さ
せて台車主体(1)を移動不能に固定し、しかるのち、穿
孔作業を行う。
この穿孔作業時には、足場台板(10)(10)は最後部まで後
退しており、従って、両側部台枠(2)(3)の先端に夫々装
着した穿孔機(9)(9)の穿孔具(9a)がシリンダー(9d)(9e)
(9f)の作動により上下左右方向に自由に移動できて所望
箇所に正確に穿孔が行える。
穿孔後、装薬する場合には、足場支持部材(14)(14)を押
し出して足場台板(10)(10)を穿孔機(9)(9)間の台車前方
空間部に突出させ、切羽に近づけて各孔への装薬を行
う。
次いで、発破の際には、アウトリガー(8)(8)を収縮させ
たのち、台車主体(1)を後退させる。
発破後、▲ずり▼の搬出時には、アウトリガー(8)(8)を
伸張させることにより台車主体(1)を上方に持ち上げて
車輪(6)をレール(7)から外し、側台枠(3)の下枠に固定
した車軸(5)(5)の連結ピン(12)を抜き取って該車軸(5)
(5)を一方の側台枠(2)に対する固定軸(11)を中心として
該固定軸(11)を設けた側台枠側に回動させ、側台枠の長
さ方向に沿わせた状態にすると共に足場台板(10)(10)を
シリンダー(15)(15)の作動により上方に回動させて開い
た状態にする。
このように車軸(5)(5)と足場台板(10)(10)とを両側部台
枠(2)(3)側に収納状態にすると、これらの両側部台枠
(2)(3)間にショベルやトロ台車が通過可能な空間が形成
され、ショベルによって▲ずり▼の積込み作業を行うと
共に台車主体(1)のレール(7)を利用してトロ台車を走行
させ、▲ずり▼の排出を行うものである。
又、支保工の組立てや矢板の架設等の作業時には、支保
工組立部位にまで台車主体(1)を移動させると共に足場
台板(10)(10)を水平状態にし、該足場台枠(10)(10)を足
場にして作業を行うものである。
(考案の効果) 以上のように本考案のトンネル掘削工事用走行台車によ
れば、台車主体(1)はトンネルの両内側壁に沿って配設
されるトンネル方向に長い側部台枠(2)(3)の上端間をア
ーチ形状の継ぎ部材(4)(4)で一体に連結してなるもので
あるから、両側部台枠(2)(3)と継ぎ部材(4)間にトロ台
車等の通過可能な空間部を設けておくことができ、又、
この台車主体(1)の両側部台枠(2)(3)の前後下端に上下
方向に伸縮するアウトリガー(8)(8)を取付けると共に車
軸(5)(5)はその一端部が一方の側部台枠(2)の下端に水
平方向に回動自在に枢着され、他端部が他方の側部台枠
(3)の下端に着脱自在に連結されているので、アウトリ
ガー(8)(8)を伸張させて接地させれば、その接地面を支
持面として台車主体(1)をレール(7)上から持ち上げるこ
とができると共に車軸(5)(5)を水平方向に回動させて側
部台枠の長さ方向に沿った状態に収納することができ、
従って、レール(7)を利用してトロ台車を走行させ、台
車主体(1)を通過させて▲ずり▼の搬出が行え、別なレ
ールを敷設する必要をなくして作業能率の向上を図るこ
とができるものである。
さらに、台車主体(1)の前端に前方に向かって穿孔機(9)
(9)を配設すると共に前記両側部台枠(2)(3)の上面に角
棒状の足場支持部材(14)(14)を前後移動自在に配設し、
この足場支持部材(14)(14)に左右一対の足場台板(10)(1
0)の外側端を水平状態から上方に向かってそれぞれ回動
自在に枢着しているので、両側部台枠(2)(3)上に沿って
足場支持部材(14)(14)を前方に移動させることにより、
足場台板(10)(10)を切羽側に前進させて穿孔機(9)によ
り穿孔された孔内への装薬や支保工の組立てを能率良く
行うことができると共に、穿孔機(9)による穿孔作業時
には足場台板(10)(10)を後退させることによって穿孔時
の障害となるのをなくし、穿孔機(9)により切羽の所望
部位に正確且つ容易に穿孔できるものである。また、足
場台板(10)(10)を上方に開放させることによって該足場
台板(10)(10)を除去することなくトロ台車を台車主体
(1)の両側部台枠(2)(3)間を通じて切羽側に移動させて
▲ずり▼出し作業が行え、特に、小断面のトンネル掘削
工事に有効である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は側面図、
第2図は平面図、第3図は第2図A−A線における簡略
縦断正面図、第4図は足場第板を開放した状態における
第2図B−B線の簡略縦断正面図である。 (1)……台車主体、(2)(3)……側部台枠、(4)……継ぎ部
材、(5)(5)……車軸、(6)……車輪、(7)……レール、
(8)……アウトリガー、(9)……穿孔機、(10)……足場台
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トンネルの両内側壁に沿って配設されるト
    ンネル方向に長い側部台枠(2)(3)の上端間をアーチ形状
    の継ぎ部材(4)(4)で一体に連結して台車主体(1)を形成
    し、この台車主体(1)の下端前後部に一端部が一方の側
    部台枠(2)の下端に水平方向に回動自在に枢着され、他
    端部が他方の側部台枠(3)の下端に着脱自在に連結され
    た車軸(5)(5)を架設して該車軸(5)(5)に設けた車輪(6)
    をトンネルの長さ方向に敷設したレール(7)上に走行可
    能に配置すると共に台車主体(1)の両側部台枠(2)(3)の
    前後下端に上下方向に伸縮するアウトリガー(8)(8)を取
    付け、さらに、台車主体(1)の前端に前方に向かって穿
    孔機(9)(9)を配設すると共に前記両側部台枠(2)(3)の上
    面に角棒状の足場支持部材(14)(14)を前後移動自在に配
    設し、この足場支持部材(14)(14)に左右一対の足場台板
    (10)(10)の外側端を水平状態から上方に向かってそれぞ
    れ回動自在に枢着したことを特徴とするトンネル工事用
    走行台車。
JP1986034286U 1986-03-10 1986-03-10 トンネル工事用走行台車 Expired - Lifetime JPH0624472Y2 (ja)

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JPS62148695U JPS62148695U (ja) 1987-09-19
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