JPH06244635A - マイクロ波発振器 - Google Patents

マイクロ波発振器

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JPH06244635A
JPH06244635A JP5000117A JP11793A JPH06244635A JP H06244635 A JPH06244635 A JP H06244635A JP 5000117 A JP5000117 A JP 5000117A JP 11793 A JP11793 A JP 11793A JP H06244635 A JPH06244635 A JP H06244635A
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JP
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output
input
signal
frequency
oscillator
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Application number
JP5000117A
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English (en)
Inventor
Michael J Bianchini
マイケル・ジェイ・ビアンチニ
Richard A Michalik
リチャード・エイ・マイカリック
John A Chiesa
ジョン・エイ・チーサ
Joanne Mistler
ジョアンヌ・ミストラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/02Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a frequency discriminator comprising a passive frequency-determining element
    • H03L7/04Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a frequency discriminator comprising a passive frequency-determining element wherein the frequency-determining element comprises distributed inductance and capacitance

Landscapes

  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のマイクロ波発振器に比較してFM雑音
特性が改善されたマイクロ波発振器を提供する。 【構成】 本発明のマイクロ波発振器は、出力ポート
と、制御ポートとを有する発振器12と、前記発振器の
出力ポートと制御ポートとの間に配備された帰還回路2
0を具備している。前記帰還回路は、入力端子と出力部
とを有し該入力端子には前記発振器の出力信号の一部が
入力される変調レーザ30と、入力部と出力端子とを有
し該入力部には前記変調レーザの出力信号があらかじめ
定められた時間だけ遅延されて入力される光検出器34
とを備えている。前記帰還回路は第1および第2の入力
端子と出力端子とを有し該第1の入力端子には前記光検
出器の出力信号が入力され該第2の入力端子には前記発
振器の出力信号の一部が前記第1の入力端子への信号に
対して90度の位相差を有するようになされて入力され
該出力端子は前記発振器の制御ポートに結合されている
検波器28をさらに具備している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般にはマイクロ波発振
器、より具体的には低雑音マイクロ波発振器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】最新の通信および航行電子装置には低雑
音応用のための、発振回路を含む低雑音回路が必要であ
ることはよく知られている。そのような低雑音応用とし
ては例えば、宇宙通信、対軍用電子装置、最新レーダ技
術などがある。マイクロ波発振器において、発振器の構
成要素の雑音特性に起因する周波数変調(FM)雑音が
問題となっている。多くの応用において、マイクロ波発
振器のFM雑音成特性を改善することが必要となってい
る。例えば、レーダミサイルでは、より低雑音が得られ
れば、最大検出距離をさらに長くすることができる。F
M雑音を低減するためのいろいろな技術がこれまでに発
表されている。例えば、マイクロ波発振器内で発生する
FM雑音を減少させる技術の1つが、1991年7月1
6日発行の「チューナブル雑音低減発振器」と題する米
国特許第5,032,800号に開示されている(この
特許は本出願の被譲渡人と同一の譲受人に対して譲渡さ
れている)。上記の特許におけるマイクロ波発振器は、
増幅器とそれに配された帰還回路とから成っている。帰
還回路は、第1のポートと第2のポートを有する共振器
を有し、さらに、入力ポートと、出力ポートと、制御ポ
ートとを有する電圧制御移相器とを有しており、ここ
で、電圧制御移相器の入力ポートは増幅器の出力ポート
に接続されており、また電圧制御移相器の出力ポートは
共振器の1つのポートに結合されている。発振器はさら
に、電圧制御移相器の出力信号と、制御信号を電圧制御
移相器の制御ポートへ供給して増幅器中で発生する低周
波のFM雑音を低減するための共振器の第1のポートか
らの信号とに応答する回路を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような技術は多く
の応用で有用なものとなっているが、マイクロ波発振器
の雑音特性は非常に重要なものであって、低雑音である
ことは、レーダの最大検出距離を伸ばすための鍵となっ
ている。例えば、トップラーレーダにおいては、ベース
バンド周波数において発生する雑音がアップコンバート
されて、通常のキャリアからのドップラ周波数変移(シ
フト)と同じ程度の雑音を生じ、レーダのサブクラッタ
可視度を低下させている。従って、非常に高精度で、か
つ容易に周波数を変更できる、非常に高純度な周波数を
安定に出力できるマイクロ波信号源が望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の点を鑑み、本発明
の第1の目的は、低FM雑音特性を有する可変周波数マ
イクロ波発振器を提供することである。
【0005】また、本発明の他の目的は、改良されたマ
イクロ波発振器を提供することにある。
【0006】本発明の上記の、またその他の目的は、出
力ポートと、制御ポートとを有する発振器と、この出力
ポートと制御ポートとの間に配備された帰還回路とを有
するマイクロ波発振器によって達成される。帰還回路
は、入力及び出力を有し、入力が発振器の出力からの信
号の一部に応答する変調レーザと、入力及び出力を有し
入力が所定量遅延された変調レーザの出力信号に応答す
る光検出器とを含んでいる。前記帰還回路はさらに、第
1および第2の入力と出力とを有する検出(検波)器を
有し、この第1の入力には前記光検出器の出力信号に応
答し、第2の入力には、検波器の第1の入力への入力信
号と比較して直角位相となるようにシフトされた発振器
の出力信号の一部に応答し、また検波器の出力は発振器
の制御ポートに結合されている。このように構成するこ
とによって、既存のマイクロ波発振器に比較して改善さ
れたFM雑音特性が達成できる。
【0007】本発明の他の特徴によれば、マイクロ波周
波信号源は、制御信号に応答してマイクロ波周波出力信
号を供給する発振器と、マイクロ波周波出力信号の一部
に応答して、所定時間だけ遅延された変調光信号を供給
するためのレーザとを有している。このマイクロ波周波
信号源はさらに時間遅延された変調光信号に応答してあ
る位相を有するマイクロ波帰還信号を供給する光検出器
を有している。またこのマイクロ波周波信号源はさらに
位相検波器を有しており、この位相検波器はマイクロ波
帰還信号と、マイクロ波帰還信号と90度の位相差を有
するマイクロ波周波出力信号の一部とに応答するように
されている。このように構成することによって、マイク
ロ波周波信号源は、その出力信号の位相雑音は低減さ
れ、従ってこのマイクロ波周波信号源の出力信号の低周
波変調雑音レベルは低減されることになる。マイクロ波
周波出力信号の一部を、所定時間遅れを有するマイクロ
波周波出力信号の一部によって位相検出するので、位相
検波器の出力は、発振器の雑音を低減させる働きをす
る。これらの回路構成要素の寄与による雑音の低減は、
マイクロ波周波信号源の出力信号の周波数雑音を付随的
に低減させる。
【0008】
【実施例】図1を参照すると、マイクロ波周波信号源1
0は、例えばCバンドの、マイクロ波電圧制御発振器
(VCO12)を有している。このVCO12はVCO
12の粗制御ポート42に印加される粗制御信号および
VCO12の精密精密ポート44に印可される精密制御
信号に応答して、所定の周波数の出力信号を発生する。
VCO12の出力は、第1および第2の出力を有するパ
ワーディバイダ(電力分割器)14の入力に接続されて
いる。パワーディバイダ14の第1の出力は、第1およ
び第2の出力を有するカップラ16の入力に接続されて
いる。カップラ16の第1の出力はマイクロ波周波信号
源10の出力となっている。パワーディバイダ14の第
2の出力は周波数弁別器18の第1の入力に接続されて
いる。カップラ16の第2の出力は周波数弁別器18の
第2の入力に接続されている。周波数弁別器18の出力
は、やはり出力を備えたビデオ増幅器22の入力に接続
されている。ビデオ増幅器22の出力は整形フィルタ2
4の入力に接続されており、この整形フィルタ24の出
力はVCO12の精密制御ポート44に接続されてい
る。パワーディバイダ14、カップラ16、周波数弁別
器18、ビデオ増幅器22、および整形フィルタ24に
よってVCO12への帰還(フィードバック)ループ2
0が構成されていることは明白であろう。
【0009】周波数弁別器18は電圧制御移相器26を
有しており、この電圧制御移相器26の入力はパワーデ
ィバイス14の第2の出力に接続されている。また電圧
制御移相器26はさらに出力ポートと制御ポートとを備
えている。電圧制御移相器26の出力は検波器28の第
1の入力に接続されている。この検波器28はさらに出
力と第2の入力とを有している。周波数弁別器18は、
さらに変調レーザ30を有しており、この変調レーザ3
0の入力はカップラ16の第2の出力に接続されてい
る。変調レーザ30の出力は、あらかじめ定められた時
間だけ遅延を発生させるための光ファイバーケーブル3
2の入力端に接続されている。光ファイバーケーブル3
2の出力端は光検波器34の入力部に接続されている。
光検波器34はやはり出力を備えており、この出力は増
幅器36の入力に接続されている。増幅器36の出力は
検波器28の第2の入力に接続されている。検波器28
の出力は周波数弁別器18の出力となっており、ビデオ
増幅器22の入力に接続されている。このように構成さ
れた帰還ループ20は、精密制御信号をVCO12の精
密制御ポート44に供給することによって、電圧制御発
振器12の出力信号に含まれている周波数変調(FM)
雑音を低減する。このようにして、VCO12の出力信
号の出力周波数のふらつき(ディザー)が低減される。
【0010】上記のような構成にすることによって、V
CO12の出力からの出力信号はパワーディバイダ14
の入力に与えられ、さらにパワーディバイダ14からの
第1部分信号がカップラ16の入力に与えられ、またパ
ワーディバイダ14からの第2部分信号が電圧制御移相
器26の入力に与えられる。カップラ16の入力に与え
られた入力信号の第1部分信号はマイクロ波周波信号源
10のRF出力信号として与えられ、第2部分信号は変
調レーザ30へ与えられる。変調レーザ30は変調入力
に応答して、その出力に変調光出力信号を発生すること
ができるようになされている。変調レーザ30の光出力
信号は入力信号の周波数に対応する変調速度で振幅変調
(AM)がなされる。従って、光出力信号のAM変調は
マイクロ波周波信号源10のRF出力信号の周波数を表
していることになる。光出力信号は光ファイバーケーブ
ル32の入力端に与えられて、この光ファイバーケーブ
ル32は2.5マイクロ秒の遅延が生じる光ファイバ遅
延線として作用する。光ファイバーケーブル32の出力
端に得られる信号は、光ファイバーケーブル32に入力
された光信号と2.5マイクロ秒だけ遅延していること
を除けば同じ特性の光信号となっている。この遅延され
た光信号は光検出器34に入力され、ここで、光検出器
34はマイクロ波周波信号源10のRF出力信号の周波
数に対応する周波数を有し、かつ2.5マイクロ秒だけ
それよりも遅延された出力信号(マイクロ波帰還信号)
を出力する。光検出器34の出力信号は増幅器36に入
力され、ここで、この信号は増幅されて検出器28の第
2の入力に入力される。
【0011】上に述べたように、パワーディバイダ14
の第2の出力から、VCO出力信号の第2部分信号が電
圧制御移相器26の入力に対して入力される。電圧制御
移相器26は、入力された信号に対して、電圧制御移相
器26の制御ポートに入力される制御信号によって決定
されるあらかじめ定められた量の位相変移を生じさせ
る。ここで、入力信号に対して生じさせる位相変移量
は、検波器28の第1の入力に入力される信号の位相が
検波器28の第2の入力に入力される信号の位相に対し
て90度だけ変移するようになされる。検波器28は検
波器28に入力された2つの信号の間の位相差に対応す
る電圧を出力信号として出力する。
【0012】もし、同じ周波数を有し、1つの信号が他
の信号に対して90度の位相差を有しているような2つ
の信号が検波器28(ここでは位相検波器である)に入
力されると、検波器28の出力は変化しないあらかじめ
決められた、今の場合は0に等しい基準電圧を出力する
ということは明白であろう。もし、入力信号の中の1つ
の周波数が少しだけ変化したとすると、2つの入力信号
の位相差は90度から、ある量だけずれを生じ、検波器
28の出力信号はあらかじめ定められた一定基準電圧と
は異なった電圧を発生することになる。この電圧の基準
電圧からの差異は検波器28へ入力された2つの入力信
号の間の位相差を表している。この実施例では、検波器
28の第1の入力に入力される信号はRF出力信号の瞬
時値、すなわち時間遅れがないRF出力信号を表してい
る。また、検波器28の第2の入力へ入力される信号は
遅延RF出力信号、すなわち遅延を、今の場合には2.
5マイクロ秒の遅延を、生じさせられたRF出力信号を
表している。このようにして、位相検波器28の出力信
号の電圧の振幅は、瞬時RF出力信号の位相と遅延RF
信号の位相との間の位相差を表すことになる。こうし
て、もし瞬時RF出力信号の周波数に変化が生じると、
検波器28の第1の入力の信号の位相が変化する。一
方、検波器28の第2の入力の信号は2.5マイクロ秒
だけ以前のRF出力信号を表しているから、この信号の
位相は一定のままに維持されたままになっている。結果
として検波器28の出力信号の電圧変化の振幅はより大
きくなる。(遅延時間が大きいときほど、時間出力信号
の電圧変化は大きくなることは明白であろう。)検波器
28からの出力信号はビデオ増幅器に入力されて、ここ
で増幅される。ビデオ増幅器22からの信号は整形フィ
ルタ24に入力され、ここで信号は瀘波されてVCO1
2の精密制御ポート44に入力される。ここで、DCオ
フセット電圧をビデオ増幅器22の第2の入力ポートに
加算して、電圧制御発振器12の精密制御ポート44の
バイアスとして要求される条件を満たすようにしてもよ
い。以上述べたように、あらかじめ定められた周波数変
化量に対して、検波器28の出力信号の電圧変化振幅の
変化が、より大きいときには、精密制御ポート44に加
えられる精密制御信号によって、そのような変化を生じ
させているVCO12の出力信号の出力周波数を調節す
る。
【0013】マイクロ秒周波信号源10はまた周波数決
定回路38を備えており、この周波数決定回路38はコ
ントローラ(図示せず)からの周波数選択信号に応答し
て、制御信号をVCO12の粗制御ポート42に供給す
る。すなわち、周波数決定回路38に入力される周波数
選択信号に対応する制御信号がVCO12の粗制御ポー
ト42へ加えられて、マイクロ波周波信号源10の出力
信号の出力周波数の決定がなされる。周波数決定回路3
8はさらに制御信号を電圧制御移相器26の制御ポート
に供給する。この制御信号によって、マイクロ波周波信
号源10の出力信号の選択出力周波数が変わったとき
に、検波器28の入力ポートに入力される2つの入力信
号の間の90度の位相差が確実に維持されるようになさ
れる。
【0014】帰還ループ20はまた、周波数ロックルー
プ(FLL)となっており、VCO12の粗制御ポート
42によって選択された周波数に、電圧制御発振器(V
CO12)の出力信号の周波数を、位相検波器28の出
力信号が零となる点(ゼロクロス)に対応する周波数に
ロックさせることは明かであろう。RF出力信号に望ま
しくない周波数変化が起こると周波数弁別器18の出力
信号が変化する。この出力信号の変化は、さらにVCO
12の精密制御ポートに入力される精密制御信号の変化
をもたらす。このようにして、マイクロ波周波信号源1
0の出力信号の望ましくない周波数変化の最小化がなさ
れる。
【0015】ここで、図2を参照する。マイクロ波発振
器100は出力を有する電圧制御発振器(VCO11
2)、および粗制御ポート152、精密制御ポート15
6を有している。VCO112の出力は、第1および第
2の出力を備えたパワーディバイダ114の入力に接続
されている。パワーディバイダ114の第1の出力は第
1および第2の出力を備えたカップラ116の入力に接
続されている。マイクロ波発振器100の出力は、カッ
プラ116の第1の出力から出力されるようになされて
いる。
【0016】パワーディバイダ114の第2の出力は出
力ポートと制御ポートを備えた電圧制御移相器126の
入力に接続されている。電圧制御移相器126の出力は
カップラ150の入力に接続されている。カップラ15
0の第1の出力は位相検波器128の第1の入力に接続
されている。なお、この位相検波器128はさらに出力
と第2の入力とを備えている。カップラ150の第2の
出力は位相検波器118の第1の入力に接続されてい
る。なお、この位相検波器118はさらに出力および第
2の入力を備えている。
【0017】カップラ116の第2の出力は変調レーザ
130の入力に接続されている。変調レーザ130の出
力部は光ファイバーケーブルから成る、ここでの列では
1マイクロ秒の遅延を有する、光ファイバー遅延線路1
32の入力端に接続されている。なお、さらに光ファイ
バー遅延線路132は、光検出器134の入力部に接続
されている出力端を有している。光検出器134の出力
は増幅器136の入力に接続されている。なお、この増
幅器136はカップラ140の入力に接続されている出
力を備えている。カップラ140の第1の出力は位相検
波器128の第2の入力に接続されている。カップラ1
40の第2の出力は、−90°移相器142の入力に接
続されている。なお、−90°移相器142は位相検波
器118の第2の入力に接続されている出力を備えてい
る。
【0018】位相検波器128の出力は増幅器120の
第2の入力に接続されている。なお、ここで増幅器12
0は出力と第2の入力とを備えている。位相検波器12
8の出力はさらに増幅器144の入力に接続されてい
る。増幅器144の出力は、出力が電圧制御移相器12
6の制御ポートに接続されている積分器146の入力に
接続されている。増幅器144の出力はさらに、出力ポ
ートと制御ポートを有する選択(切換)可能インバータ
148の入力に接続されている。切換可能インバータ1
48は入力される信号をその制御ポートに入力される制
御信号に従って、反転させるか、または反転しないでそ
のまま出力するかのどちらかの動作をする。制御信号を
切換可能インバータ148の制御ポートへ供給するため
に、位相検波器118の出力が増幅器120の第1の入
力に接続され、さらに増幅器120の出力が切換可能イ
ンバータ148の制御ポートに接続されている。
【0019】切換可能インバータ148の出力はループ
増幅器122の第1の入力に接続されている。なお、ル
ープ増幅器122はさらに出力と第2の入力とを備えて
いる。ループ増幅器122の出力は整形フィルタ124
の入力に接続されている。なお、この整形フィルタ12
4の出力は出力ポートと制御ポートを有するスイッチ1
58の入力に接続されている。スイッチ158の出力は
VCO112の精密制御ポート156に接続されてい
る。なお、電圧制御発振器112の精密制御ポート15
6のバイアスとして要求される条件を満たすために、D
Cオフセットバイアスをループ増幅器122の第2の入
力に加えるようにしてもよい。上記の回路は、いくつか
の構成要素から成る周波数弁別器101を備えている。
また、この周波数弁別器101は、VCO112への帰
還ループ160を構成している。周波数決定回路138
はコントローラ(図示せず)からの周波数選択信号に応
答して制御信号をVCO112の粗制御ポート152に
供給する。周波数決定回路138はさらに制御信号をス
イッチ158の制御ポートに供給する。
【0020】上記のような構成によって、VCO112
の出力から得られる出力信号はパワーディバイダ114
の入力に加えられる。さらに、パワーディバイダ114
によって分割された第1部分信号は、カップラ116の
入力に入力され、また第2部分信号は、電圧制御移相器
126の入力に入力される。カップラ116へ入力され
た入力信号の第1部分はマイクロ波周波信号源100の
RF出力信号として出力され、第2部分信号は変調レー
ザ130へ入力される。変調レーザ130は変調入力信
号に応答して、その信号部から変調光出力信号を発生す
ることができるようになされている。変調レーザ130
の光信号は入力信号の周波数に対応する変調速度で振幅
変調(AM)がなされる。光信号は光ファイバー遅延線
132の入力端に与えられて、ここで1マイクロ秒の遅
延が生じるようになされている。光ファイバー遅延線1
32の出力端に得られる信号は、光ファイバー遅延線1
32に入力された光信号と1マイクロ秒だけ遅延してい
ることを除けば同じ特性の光信号となっている。この遅
延された光信号は光検出器134に与えられ、ここで、
光検出器134はマイクロ波発振器100のRF出力信
号の周波数に対応する周波数を有し、かつ1マイクロ秒
だけそれよりも遅延された出力信号を出力する。変調レ
ーザ130、光ファイバーケーブル132、および光検
出器134は集成部品(アセンブリ)131として備え
られている。ここで、集成部品131は、オーテル・コ
ープ(Ortel Corp.,2015 West
Chestnut Street, Alhombr
a, CA91803)で製造されている製品番号50
02B−0100の「ファイバーオプティック・ディレ
イ」である。集成部品131の中の光検出器134の出
力信号は増幅器136に供給され、ここで上記信号は増
幅されて、さらにカップラ140の入力に入力される。
カップラ140へ入力された信号の第1部分信号は検波
器128の入力に供給され、また、第2の分割信号は−
90°移相器142の入力に供給される。−90°移相
器142は入力された信号に対して90°の位相変移を
生じた出力信号をその出力から出力する。−90°移相
器142の出力の信号は検波器118の第2の入力に供
給される。
【0021】上に述べたように、パワーディバイダ11
4の第2の出力から、VCO出力信号の第2部分信号が
電圧制御移相器126の入力に対して与えられる。電圧
制御移相器126は、入力された信号に対して、電圧制
御移相器126の制御ポートに入力される制御信号によ
って決定されるあらかじめ定められた量の位相変移を生
じさせる。電圧制御移相器126の出力信号はカップラ
150の入力に供給される。カップラ150に入力され
た信号の第1部分信号は検波器128の第1の入力に供
給され、また、第2部分信号は検波器118の第1の入
力に供給される。電圧制御移相器126によって信号に
対してもたらされる位相変移量は検波器128の第1の
入力への信号が第2の入力への信号と比較して、位相が
90度のずれを生じるように決められる。検波器128
(ここでは位相検波器である)はそれに入力される2つ
の信号の間の位相差を表す電圧を出力信号として出力す
る。この実施例では、検波器128の第1の入力に入力
される信号はRF出力信号の瞬時値、すなわち時間遅れ
がないRF出力信号を表している。また、検波器128
の第2の入力へ入力される信号は遅延RF出力信号、す
なわち遅延を有する。今の場合には1マイクロ秒の遅延
を有するRF出力信号を表している。このようにして、
位相検波器128の出力信号の電圧の振幅は、瞬時RF
出力信号の位相と遅延RF信号の位相との間の位相差を
表すことになる。検波器128からの出力信号は増幅器
144の入力、および増幅器120の第2の入力に供給
される。増幅器144は入力された信号を増幅し、その
出力信号を切換可能インバータ148の入力と積分器1
46の入力に供給する。積分器146は積分器146に
入力された信号を積分し、積分された信号をその出力か
ら制御信号として電圧制御移相器126に対して供給す
る。積分器148は自動的に電圧制御移相器126の駆
動を行い、検波器128の出力としておよそ0ボルトの
平均信号が得られるようになす。この結果として、検波
器128の2つの入力の間の位相差が90度に維持され
る。切換可能インバータ148に入力された信号はその
制御ポートに入力された制御信号に従って、反転させら
れるか、または反転されないでそのまま出力されるかの
どちらかの動作をする。切換可能インバータ148の出
力信号は増幅器122の入力に供給され、ここで、入力
された信号は、必要ならばDCバイアス信号に加算され
て増幅される。増幅器122の出力信号は整形フィルタ
124の入力に供給され、そこで信号は濾波され、次に
スイッチ158に供給される。スイッチ158は、その
制御信号によって開かあるいは閉かのどちらかに決定さ
れ、閉となっているときにはスイッチ158に入力され
た信号はVCO112の精密制御ポート156に供給さ
れる。
【0022】なお、当業者にとっては周波数弁別器10
1は、VCO112の出力信号の周波数の変化に従っ
て、適当なDC電圧信号をVCO112の精密制御ポー
ト156に供給することは明かなことであろう。周波数
弁別器101は正弦波弁別曲線の形の伝達関数特性を有
している。そのような弁別曲線のゼロクロス(零交点)
における傾きは光ファイバー遅延線路132によって与
えられる時間遅延量によって制御される。なお、VCO
112の出力信号の周波数が増加するとき、周波数弁別
器101は、第1のゼロクロスにおいて負方向のDC出
力信号を周波数が増加するときに与え、第2のゼロクロ
スにおいては正方向のDC出力信号を周波数が増加する
ときに与えることは明かであろう。このような特性は以
後同様に反復される。これは一意に決まらない不定さ・
あいまいさを引き起こす結果となる。負方向の傾きを有
するゼロクロスにおける周波数においては、VCO11
2からの出力信号の周波数が増加するとき、周波数弁別
器101が供給するDC出力信号は低下する。一方、正
方向の傾きを有するゼロクロスを有する周波数において
は、VCO112からの出力信号の周波数が増加すると
き、周波数弁別器101が供給するDC出力信号は増加
する。従って、切換可能インバータ148は、必要に応
じて反転信号かあるいは非反転信号のどちらかを負帰還
(安定)するようになされている。切換可能インバータ
148の制御ポートに入力される制御信号によって決定
される切換可能インバータ148の反転または非反転特
性は負帰還のあいまいさをなくすように決定される。切
換可能インバータ148への制御信号は増幅器120の
出力信号から供給される。上記のように、増幅器120
への2つの入力の中の1つは検波器128の出力から供
給され、増幅器120の2つの入力の中の他の1つの入
力は検波器118の出力から供給される。
【0023】周波数弁別器101が負方向のゼロクロス
で動作しているとき、検波器128から出力される信号
の電圧は検波器118から出力される信号の電圧よりも
大きく、また、周波数弁別器101が正方向のゼロクロ
スで動作しているときは、検波器128から出力される
信号の電圧は検波器118から出力される信号の電圧よ
りも小さいことは当業者にとっては明白であろう。従っ
て、もし検波器128の出力信号が増幅器120の入力
における基準信号として用いられる場合には、周波数弁
別器101が正方向のゼロクロスで動作しているとき増
幅器120の出力信号は正の信号となり、また、周波数
弁別器101が負方向のゼロクロスで動作しているとき
増幅器120の出力信号は負の信号となる。増幅器12
0の出力を切換可能インバータ148の制御信号として
用いることによって、切換可能インバータ148は反転
モードか、あるいは、必要なときには非反転モードのい
ずれかが選択される。これによって、帰還ループ160
が確実に負帰還(安定)となるようになされる。
【0024】図3を参照しながら、切換可能インバータ
148を制御する他の方法について説明する。スイッチ
174の入力に接続された出力を有する正弦波発振器1
74から、正弦波出力信号が供給される。スイッチ17
4の出力はDC阻止キャパシタ176を介して加算回路
網178の第1の入力に接続されている。また、和回路
網178の出力は電圧制御移相器126の制御ポートに
接続されている。スイッチ182は増幅器144の出力
と積分器146の入力との間に配置されている。また、
スイッチ180は積分器146の出力と加算回路網17
8の第2の入力との間に接続されている。また、この実
施例には第1および第2の入力を有し、第1の入力が増
幅器144の出力に接続され、また第2の入力が、正弦
波掃引発振器172の出力に接続されているビデオ直角
位相(クォドラチュア)検波器184が備えられてい
る。ビデオ直角位相検波器184の出力は、切換可能イ
ンバータ148の制御ポートに接続された出力を有する
フリップフロップ186を制御するための制御信号を出
力する。
【0025】正弦波掃引発振器172の出力信号は、ス
イッチ174を閉じ、またスイッチ158,180,1
82を開くことによって電圧制御移相器の制御ポートに
接続される。すると、電圧制御移相器126によって位
相検波器128の出力に正弦波電圧信号が発生すること
になる。位相検波器128の出力の正弦波電圧信号およ
び、正弦波掃引発振器172の出力からの正弦波掃引信
号はビデオ直角位相検波器148の入力信号としてビデ
オ直角位相検波器184に供給される。ビデオ直角位相
検波器184の出力信号はフリップフロップ186を制
御して制御信号を切換可能インバータ148に供給し
て、周波数弁別器101内における負帰還動作を確実な
ものとする。この動作が完了すると、スイッチ174が
開かれ、スイッチ180,182が閉じられる。位相検
波器128からのDC出力信号は積分器146によって
積分されて電圧制御移相器126の制御ポートに供給さ
れ、周波数弁別器101のDC出力信号が0ボルトにな
るまで電圧制御移相器126によってもたらされる挿入
位相変移量を変化させる。次にスイッチ158が閉じら
れて、帰還ループ160はトラッキングモードに変わ
り、低雑音を維持できるようになされる。
【0026】マイクロ波発振器100の動作周波数を設
定するときには、周波数決定回路138は制御信号をス
イッチ158に送り、スイッチ158を開放位置に設定
する。周波数決定回路138はさらに制御信号をVCO
112の粗制御ポート152に送り、マイクロ波発振器
100の出力信号の出力周波数の設定を行う。VCO1
12が粗制御ポート152への粗制御信号によって決定
される新しい周波数において安定するのに十分な時間が
経過すると、周波数決定回路138は制御信号をスイッ
チ158に送って、スイッチ158を閉じる。これによ
って、周波数弁別器101の出力信号がVCO112の
精密制御ポート156に接続されて帰還ループ160が
機能するようになる。
【0027】ここで、図1において、2.5マイクロ秒
の遅延を発生させる光ファイバーケーブル132によっ
てVCO12の出力周波数の周波数間隔が定まってい
る。従って、VCO12の制御ポート42へ供給される
制御信号を調整することによってVCO12の出力周波
数は400KHz(2.5マイクロ秒の逆数に対応す
る)ごとにとびとびの値を取る。400KHzのとびと
びの間の値に周波数を微調整させることは電圧制御移相
器26の制御信号を調整することによって達成できる。
このように、光ファイバーケーブル32の遅延時間によ
ってVCO12の出力信号の粗い周波数間隔が制御され
る。
【0028】以上のことを考慮におきながら、再び、図
2を参照しながら、Tを光ファイバー遅延線路132の
遅延時間とするとき、粗制御周波数間隔を1/Tから1
/2Tの間で変える技術について説明を続ける。周波数
弁別器101の帰還ループ160は負方向交点または正
方向交点のいずれかにロックさせることができるので周
波数弁別器101の周波数間隔は1/2Tに設定でき、
今の場合500KHzとなる。もし、周波数弁別器10
1の動作点が零交点でなければ、増幅器144に発生し
ている出力によって積分器146の出力に傾きが発生
し、これによって零交点動作が達成されるまで、電圧制
御移相器126が変移させられ、増幅器144の出力が
0ボルトの方向に移動させられる。このようにして、周
波数弁別器101は常に零交点で動作するように(自動
的に)制御され、これによって、最良のFM雑音特性が
周波数弁別器101にもたらされる。
【0029】さて、図4を参照する。図3はマイクロ波
発振器200を示しており、このマイクロ波発振器20
0は、粗制御ポート248、精密制御ポート250、お
よび出力を有するイットリウム・鉄・ガーネット(YI
G)同調発振器212(YTO212)を備えている。
YTO212の出力は第1および第2の出力を有するカ
ップラ214の入力に接続されている。カップラ214
の第1の出力はマイクロ波発振器200の出力を供給す
る。カップラ214の第2の出力は3分岐パワーディバ
イダ216の入力に接続されている。パワーディバイダ
216の第1の出力は電圧制御移相器220の入力に接
続されている。移相器220の出力は位相検波器224
の第1の入力に接続されている。なお、位相検波器22
4は第2の入力と、出力とを備えている。パワーディバ
イダ216の第2の出力は電圧制御移相器222の入力
に接続されている。電圧制御移相器222の出力は位相
検波器226の第1の入力に接続されている。なお、位
相検波器226は第2の入力と出力とを備えている。パ
ワーディバイダ216の第2の出力は、第1および第2
の出力を備えているパワーディバイダ218の入力に接
続されている。パワーディバイダ218の第1の出力は
変調レーザ228の入力に接続されている。変調レーザ
228の出力部は2.5マイクロ秒の遅延を発生させ
る、長遅延時間光ファイバーケーブル252の入力端に
接続されている。長遅延時間光ファイバーケーブル25
2の出力端は光検出器232の入力部に接続されてい
る。光検出器232の出力は位相検波器224の第2の
入力に接続されている。
【0030】パワーディバイダ218の第2の出力は変
調レーザ230の入力に接続されている。変調レーザ2
30の出力部は0.236マイクロ秒の遅延を発生させ
る、短遅延時間光ファイバーケーブル254の入力端に
接続されている。短遅延時間光ファイバーケーブル25
4の出力端は、光検出器234の入力部に接続されてお
り、この光検出器234の出力は位相検波器226の第
2の入力に接続されている。
【0031】位相検波器224の出力はループ増幅器2
36の入力に接続されており、さらにこのループ増幅器
236の出力は低域通過フィルタ240の入力に接続さ
れている。低域通過フィルタ240の出力は、和回路網
244の第1の入力に接続されている。なお、この和回
路網244は第2の入力と出力とを備えている。位相検
波器226の出力はループ増幅器238の入力に接続さ
れており、さらにこのループ増幅器238の出力は帯域
通過フィルタ242の入力に接続されている。帯域通過
フィルタ242の出力は和回路網244の第2の入力に
接続されている。和回路網244の出力はYTO212
の精密制御ポート250に接続されている。
【0032】マイクロ波発振器200についての詳細な
説明に進む前に、ここでは、この発明の動作を理解する
のに必要な構成要素についてのみしか示されていないと
いうことを明確にしておきたい。例えば、必要に応じて
備えられる信号増幅器、制御理論回路などの構成要素は
示されていない。
【0033】マイクロ波発振器200が2つの遅延路線
を含んでいることは明白であろう。長遅延時間光ファイ
バーケーブル252による長時間遅延線路はRF出力信
号の出力周波数(以後、キャリア周波数と称する)に近
い位相雑音を識別するのに用いられる。ループ増幅器2
36、低域通過フィルタ240とを有する制御ループが
YTO212のキャリア周波数に近い位相雑音を低減さ
せるのに用いられる。キャリア周波数よりもさらに高い
オフセット周波数においては、周波数弁別回路がビデオ
位相シフトを示すようになり、これによって制御ループ
の位相マージンがなくなってしまい、長遅延線路ループ
は1/T(Tは遅延線路長時間)の近傍において不安定
となる。そのような場合において、短遅延時間光ファイ
バーケーブル254による短遅延線路がループ増幅器2
38、帯域通過フィルタ242を含む第2の制御ループ
を支配して、YTO212のキャリア周波数からずっと
離れた位相雑音の低減を行う。
【0034】長遅延線路が、今の例では長遅延時間光フ
ァイバーケーブル252によって構成されているが、周
波数弁別器の信号対雑音比を改善するということは明白
であろう。すなわち、周波数の小さな変化は周波数弁別
器が出力するDC信号の大きな変化となって現れる。不
幸にして、周波数の小さな変化は周波数弁別器の出力に
おけるビデオ位相シフトの大きな変化をも生じさせ、安
定な帰還ループに要求される位相マージンを越えてしま
い、ループが不安定になってしまう。周波数弁別器の出
力信号電圧の変化が長遅延線路の場合と同様の大きさと
なるには短遅延線路の場合にはより大きな周波数変化速
度が必要であるが、この、より大きな周波数変化速度
は、帰還ループの位相マージンがなくなり帰還ループが
不安定とならない限りにおいて許されるものである。こ
のことを考慮の中に入れると、キャリア周波数の小さな
周波数変化と小さな周波数変化速度に対しては、長遅延
線路を有していることが望ましく、キャリア周波数の大
きな周波数変化と大きな周波数変化速度に対しては、短
遅延線路を有していることが望ましいということが明白
となる。長遅延線路と短遅延線路の両方を用いることに
よって、両方のタイプの遅延線路が有する長所を活用す
ることができる。
【0035】変調レーザ228、長遅延線路光ファイバ
ーケーブル252、光検出器232、移相器220、位
相検波器224、ループ増幅器236の各構成要素によ
って長遅延線路周波数弁別器が構成される。一方、変調
レーザ230、短遅延時間光ファイバーケーブル25
4、光検出器234、移相器222、位相検波器22
6、ループ増幅器238とで短遅延線路周波数弁別器が
構成される。キャリア周波数近傍の周波数変動に対して
は、長遅延線路周波数弁別器が支配的な動作をする。そ
のような周波数変動は検波器224,226の出力に低
周波出力を発生させるから、低域通過フィルタ240に
よって、そのような信号が和回路網244、精密制御ポ
ート250に伝達され、その一方、帯域通過フィルタ2
42はそのような信号が流れるのを阻止し、かくして長
遅延線路周波数弁別器の動作が選択されるようになされ
ている。キャリア周波数から離れた周波数の変動に対し
ては、短遅延線路周波数弁別器が支配的な動作をする。
そのような周波数変動は検波器224,226の出力
に、より高い周波数の出力を発生させるから、帯域通過
フィルタ242によって、そのような信号が和回路網2
44、精密制御ポート250に伝達され、その一方、低
域通過フィルタ240はそのような信号が流れるのを阻
止し、かくして短遅延線路周波数弁別器の動作が選択さ
れるようになされている。このような構成によって、短
遅延線路周波数弁別器と長遅延線路周波数弁別器が有す
る両方の長所を生かして、制御信号をYTO212の精
密制御ポート250に供給することができる。
【0036】また、帯域通過フィルタ242を用いる代
わりに2つの低域通過フィルタを用い、帯域通過フィル
タ242を第2の低域通過フィルタで置き換え、低域通
過フィルタ240よりも高いカットオフ周波数をもたせ
るようにさせることも可能である。低域通過フィルタ2
40が用いられているときのループの低周波利得は他の
低域通過フィルタが用いられたループの利得よりも大き
くなり、一方、高い周波数での利得は帯域通過フィルタ
242を置き換えた低域通過フィルタが構成するループ
の利得の方が、低域通過フィルタ240のループの利得
よりも大きくなる。従って、キャリア周波数から小さな
変位を示す周波数に対しては長遅延ループが支配的とな
り、キャリア周波数から大きな変位を示す周波数に対し
ては短遅延ループが支配的となる。帯域通過フィルタを
用いないことの利点は、両方のループがともにDCでの
利得を有しているので、ループ増幅器236,238が
DC飽和を起こしてループが電気的なロックからはずれ
てしまうのを防ぐことができることである。上記の回路
はパワーディバイダ218、変調レーザ230を用いず
に、長遅延時間光ファイバーケーブル252の入力端か
ら適当な距離のところにオプティカルカップラを設け
て、長遅延時間光ファイバーケーブル252の中の光信
号の一部を分岐して光検出器234に与えるように変形
できることは明白であろう。光信号の残りの部分は続け
て光検出器232まで伝搬する。このような構成によっ
て、マイクロ波発振器200のFM雑音は発振器212
の中心周波数に近い周波数においても、また、発振器2
12の中心周波数から離れた周波数においても、どちら
も低減される。
【0037】図5はマイクロ波周波信号源400を示し
ており、このマイクロ波周波信号源400は粗制御ポー
ト406、精密制御ポート408、および出力ポートと
を備えたイットリウム・鉄・ガーネット(YIG)同調
発振器410(以後、YIG発振器410と記す)を有
している。YIG発振器410はある出力周波数の、こ
こでの例ではCバンド内の、出力信号を出力ポートに出
力する。YIG発振器410の出力ポートは第1および
第2の出力を備えたカップラ412の入力に接続されて
いる。カップラ412の第1の出力は第1および第2の
出力を備えたカップラ414の入力に接続されている。
カップラ414の第1の出力は第1および第2の出力を
備えたカップラ416の入力に接続されている。カップ
ラ416の第1の出力はマイクロ波周波信号源400の
出力信号であるRF出力信号を供給する。
【0038】カップラ414の第2の出力は、出力がY
IG発振器410の粗制御ポート406に接続されたフ
ェーズロックループ(PLL)401の入力に接続され
ている。PLL401はミクサ418を備えており、こ
のミクサ418の入力がPLL401の入力となってい
る。また、ミクサ418は第2の入力と、出力とを備え
ている。SAW発振器420の出力が櫛形フィルタ42
1に入力されるように接続されており、また、この櫛形
フィルタ421の出力はミクサ418の第2の入力に接
続されている。ミクサ418はYIG発振器410の出
力信号の一部をカップラ414を介してミクサに結合さ
せ、SAW発振器420の出力信号と混合・ヘテロダイ
ンさせて、中間周波(IF)信号をミクサ418の出力
から供給することが可能である。ミクサ418からの出
力は増幅器422に入力され、ここでIF信号は増幅さ
れて増幅器の出力から出力される。増幅器422の出力
は低域フィルタ424に入力され、ここで増幅されたI
F信号は濾波される。低域フィルタ424の出力は、分
周器425を介して位相/周波数検波器426の第1の
入力に加えられる。なお、この位相/周波数検波器42
6は第2の入力および出力を備えている。また、基準発
振器428から位相/周波数検波器426の第2の入力
へ入力信号が供給される。位相/周波数検波器426の
出力は加算回路430に入力される。なお、この加算回
路430は第2の入力と出力とを備えている。加算回路
430の第2の入力には、D/A変換器434からの信
号が印可される。加算回路430の出力はループフィル
タ432に入力され、さらにループフィルタ432の出
力はPLLの出力となっており、この出力はYIG発振
器410の粗制御ポート406に入力される。
【0039】周波数選択信号がD/A434に入力され
ると、D/A434から加算回路430の第2の入力に
アナログ信号が印可され、また新しい分周率が分周器4
25に対して入力され、このようにして周波数の初期化
が行われると、位相/周波数検波器426は弁別器とし
て働き、出力信号を発生させて、それを加算回路430
へ印可する。すると、加算回路430の出力には粗制御
信号が現れ、これがループフィルタ432によって濾波
された後にYIG発振器410の粗制御ポート406に
供給されて、YIG発振器410の出力周波数を周波数
初期値から選択された周波数の近くのループが捕捉でき
る範囲内の周波数に変える。捕捉範囲内に到達すると、
位相/周波数検波器426は位相検波器としての動作を
行うようになり、PLL401がフェーズロック動作を
するのに必要な制御信号を生成する。
【0040】YIG発振器410の出力周波数を変化さ
せることが、マイクロ周波数信号源400の望みの出力
周波数に対応する新しい周波数選択信号を周波数決定回
路402から、D/A434および可変ディジタル分周
器425に加えることによって可能であることは当業者
には明かであろう。新しい周波数選択信号が与えられる
と、位相/周波数検波器426はロックからはずれ、再
び弁別器として機能し、出力電圧を発生させて、その出
力電圧によってYIG発振器410の出力周波数を前の
周波数から新しい選択された周波数の近傍のループが捕
捉できる範囲内の周波数に変化させる。ここで、位相/
周波数検波器426は再び位相検波器として機能するよ
うになり、新しい周波数においてフェーズロック動作を
行うのに要求される制御信号を生成する。
【0041】マイクロ波周波信号源400はさらに精密
制御信号をYIG発振器410に供給するための周波数
弁別器403を有している。周波数弁別器403は入力
と出力部とを有し、その入力がカップラ416の第2の
出力に接続されている変調レーザ440を備えている。
変調レーザ440の出力は光ファイバーケーブル442
の入力端に接続されている。さらに、光ファイバーケー
ブル442の出力端は光検出器444の入力部に接続さ
れている。また、この光検出器444の出力は増幅器4
46に入力される。増幅器446の出力は位相検波器4
48の第2の入力に印可される。なお、この位相検波器
448は第1の入力と出力とをさらに備えている。
【0042】カップラ412の第2の出力は移相器45
0の入力に接続されており、なおこの移相器450は出
力ポートと制御ポートとをさらに備えている。また、移
相器450の出力は位相検波器448の第1の入力に印
可される。入力が周波数決定回路402に接続されてい
る弁別器平衡回路404から制御信号が移相器450の
制御ポートへ印可される。位相検波器448の出力は増
幅器452に入力される。さらに増幅器452の出力は
整形フィルタ454に入力され、この出力は周波数弁別
器403の出力としてYIG発振器410の精密制御ポ
ートにスイッチ458を介して供給される。このような
構成において、精密制御信号がYIG発振器410の精
密制御ポート408に供給されることによって、YIG
発振器410の出力信号のFM雑音が低減され、従って
マイクロ波周波数信号源400の出力信号の出力周波数
のふらつきが低減されることになる。
【0043】さて、信号の流れについて説明すると、Y
IG発振器410の出力信号の一部がカップラ416を
介して変調レーザ440に結合され、変調レーザ440
は入力信号に応じた光出力を生成する。すでに、図1お
よび図2を参照しながら詳細に述べたように、変調レー
ザ440の光出力信号は、入力信号の周波数に等しい変
調速度で振幅変調されている。従って光信号のAM変調
量はマイクロ波周波信号源400の出力周波数を表して
いることになる。この光出力信号は1マイクロ秒の遅延
を発生させる光ファイバーケーブル遅延線路を構成して
いる光ファイバーケーブル442の入力端に供給され
る。光信号はさらに、光検出器444に供給されて、こ
こで、光検出器444によってYIG発信器410の出
力周波数に対応する周波数を有し、1マイクロ秒だけ遅
延している出力信号が生成される。光検出器444の出
力信号はさらに増幅器446によって増幅されて位相検
波器448の第2の入力に印可される。
【0044】YIG発振器410の出力信号の他の部分
は、カップラ412を介して移相器450の第1の入力
に結合され、ここでこの信号は移相器450の制御ポー
トに供給される制御信号で決定されるあらかじめ定めら
れた量だけ位相変移されて、位相検波器448の第1の
入力に供給される信号が位相検波器448の第2の入力
に供給される信号に対して90度の位相差を有するよう
になされる。位相検波器448はそこに入力される2つ
の入力信号の位相差を表す出力信号電圧を出力として供
給する。位相検波器448の出力信号は次に増幅器45
2によって増幅され、さらに整形フィルタ454によっ
て濾波されてから、スイッチ458が閉状態にあるとき
に精密制御信号としてYIG発振器410の精密制御ポ
ート408に供給される。このようにして、望ましくな
いマイクロ波周波信号源の出力信号中の周波数変化は位
相検波器448の出力信号の変化として現れることにな
る。この位相検波器448の出力信号の変化によって、
さらにYIG発振器410の精密制御ポート408に供
給される精密制御信号が変わる。この精密制御ポート4
08に加えられる精密制御信号によってマイクロ波周波
信号源400の出力信号中に存在するFM雑音が最小化
がなされる。
【0045】周波数初期化中、周波数決定回路402か
ら制御信号がスイッチ458に供給されてスイッチ45
8が開状態にされる。これによって、精密制御信号がY
IG発振器410の精密制御ポート408から切り離さ
れる。次に周波数選択信号がD/A434に入力され新
しい粗制御信号がYIG発振器410の粗制御ポート4
06に供給される。YIG発振器410のPLL401
がフェーズロックされると、周波数決定回路402は制
御信号をスイッチ458に送ってスイッチ458を閉状
態にする。次に、周波数弁別器403が上記のような動
作を行ってマイクロ波周波信号源400の出力信号中の
FM雑音の最小化を行う。一方、YIG発振器400の
出力周波数を変化させるときには、スイッチ458が開
かれて、新しい周波数選択信号がPLL401に供給さ
れる。YIG発振器のPLL401が再びフェーズロッ
クされると、スイッチ458は閉じられて、周波数弁別
器403は新しい周波数における動作を続行する。
【0046】マイクロ波周波信号源が広いバンド幅にわ
たって、その位相雑音が低減されることは今や明かであ
ろう。このように位相雑音が低減された信号源をレーダ
に用いると、そのレーダの最大検出距離を拡大すること
ができる。同軸ケーブルや導波管による、大きく、しか
も振動に敏感で、大きな減衰を示す従来の遅延線路とは
違って、光ファイバーケーブル、光検出器、および変調
レーザとによる遅延線路は小さく、しかも光伝送損失は
マイクロ波周波数には依存せず一定であるために広いマ
イクロ波周波数バンド幅にわたって等しい遅延時間を得
ることができる。このことは、弁別器からYIG発振器
へ供給される精密制御信号によって、より効果的にマイ
クロ波周波信号源中のFM雑音を低減させることを可能
とする。図6は周波数安定化信号源500を示してお
り、この周波数安定化信号源500はYIG発振器51
0とYIG発振器520とを有している。各YIG発振
器510,520はあらかじめ定められた周波数の出力
信号を粗制御ポートに供給される粗制御信号および精密
制御ポートに供給される精密制御信号に応じて生成す
る。
【0047】YIG発振器510の出力ポートは第1お
よび第2の出力を備えたカップラ512の入力に接続さ
れている。カップラ512の第1の出力はスイッチ53
0の第1の入力に接続されている。なお、このスイッチ
530は、第2の入力と、出力とをさらに備えている。
カップラ512の第2の出力はフェーズロックループ
(PLL)514の入力に接続されている。PLL51
4の出力はYIG発振器510へ粗制御信号として供給
される。一方、ルビジウム原子時計526から基準発振
器信号がPLL514に対して供給される。周波数決定
素子528から周波数選択信号がPLL514に対して
供給され、YIG発振器510の出力周波数が所望の出
力周波数に決定される。PLL514は図5のPLL4
01と同様の動作をする。
【0048】YIG発振器520の出力ポートは第1お
よび第2の出力を備えたカップラ522の入力に接続さ
れている。カップラ522の第1の出力はスイッチ53
0の第2の入力に接続されている。カップラ522の第
2の出力はフェーズロックループ(PLL)524の入
力に接続されている。PLL524の出力はYIG発振
器520へ粗制御信号として供給される。一方、ルビジ
ウム原子時計526から基準発振器信号がPLL524
に対して供給される。周波数決定装置528から周波数
選択信号がPLL524に対して供給され、YIG発振
器520の出力周波数が所望の出力周波数に決定され
る。PLL524もまた図4のPLL401について述
べたのと同様の動作をする。
【0049】スイッチ530の出力はカップラ534の
入力に接続される。なお、このカップラ534はさらに
第1および第2の出力を備えている。カップラ534の
第1の出力からは、周波数安定化信号源500の出力が
供給される。スイッチ530は周波数決定素子528か
らの制御信号に応じてYIG発振器510の出力を選択
するか、あるいはYIG発振器520の出力かのいずれ
かを選択して選択された出力を周波数安定化信号源50
0の出力として供給する。
【0050】カップラ534の第2の出力は、周波数弁
別器501の入力に接続されており、この周波数弁別器
501の出力からは精密制御信号がYIG発振器510
か、あるいはYIG発振器520かのいずれか選択され
た方に供給される。周波数弁別器501はパワーディバ
イダ536を有しており、このパワーディバイダ536
の入力が周波数弁別器501の入力となっている。パワ
ーディバイダ536はさらに第1,第2,第3の出力を
有していて、第1の出力は電圧制御移相器538の入力
に接続されている。電圧制御移相器538の出力は位相
検波器554の第1の入力に接続されている。なお、こ
の位相検波器554は第2の入力と出力とをさらに備え
ている。パワーディバイダ536の第2の出力は電圧制
御移相器550の入力に接続されている。電圧制御移相
器550の出力は位相検波器558の第1の入力に接続
されている。なお、この位相検波器558は第2の入力
および出力とをさらに備えている。
【0051】パワーディバイダ536の第3の出力は、
変調レーザ540の入力に接続されている。変調レーザ
540の出力は長遅延時間光ファイバーケーブル544
の入力端に接続されている。長遅延時間光ファイバーケ
ーブル544の出力端は光検出器548の入力部に接続
されている。光検出器548の出力は増幅器556へ入
力される。この増幅器556の出力は位相検波器558
の第2の入力に入力される。短遅延時間光ファイバーケ
ーブル546は長遅延時間光ファイバーケーブル544
のある部分の周囲に配置されたカップリングループ54
5を有する第1の端部を具備している。短遅延時間光フ
ァイバーケーブル546の第2の端部は光検出器542
の入力部に接続されている。この光検出器542の出力
は増幅器552に入力される。また、この増幅器552
の出力は位相検波器554の第2の入力に入力される。
【0052】制御信号が周波数決定装置528から周波
数弁別器平衡回路572へ供給されると、周波数弁別器
平衡回路572は制御信号を電圧制御移相器550に供
給して、適当な量の位相変移を、電圧制御移相器550
に入力される信号に対して生じさせて、位相検波器55
8の2つの入力信号が90度の位相差を有するようにな
す。制御信号は周波数決定素子528から周波数弁別器
平衡回路570に対しても供給され、すると周波数弁別
器平衡回路570は制御信号を電圧制御移相器538に
供給して、適当な量の位相変移を、電圧制御移相器53
8に入力される信号に対して生じさせて、位相検波器5
54の2つの入力信号が90度の位相差を有するように
なす。
【0053】位相検波器558の出力はループ増幅器5
60の入力に接続されている。ループ増幅器560の出
力は低減通過フィルタ562に入力される。低減通過フ
ィルタ562の出力は和回路網564の第1の入力に接
続されている。なお、和回路網564は第2の入力およ
び出力とをさらに具備している。位相検波器554の出
力はループ増幅器566の入力に接続されており、この
ループ増幅器566の出力はさらに帯域通過フィルタ5
68の入力に接続されている。帯域通過フィルタ568
の出力は和回路網564の第2の入力に接続されてい
る。和回路網564の出力はスイッチ532の入力に接
続されている。なお、このスイッチ532は第1および
第2の出力をさらに備えている。スイッチ532の第1
の出力はYIG発振器510の精密制御ポートに接続さ
れており、またスイッチ532の第2の出力はYIG発
振器520の精密制御ポートに接続されている。
【0054】周波数安定化信号源500が、図4を用い
て説明したのと同様の動作をする、2つの遅延線路を有
する周波数弁別器501を備えているということは明白
であろう。長遅延時間光ファイバーケーブル544より
成る長遅延線路によって、周波数安定化信号源500の
出力信号の出力周波数に近い位相雑音が識別され、ルー
プ増幅器560および低減通過フィルタ562からなる
制御ループによって、この出力周波数に近い位相雑音が
低減される。出力周波数より大きく離れた周波数に関し
ては、短遅延時間光ファイバーケーブル546より成る
短遅延線路が、出力周波数よりさらに離れた周波数の位
相雑音の低減を行う。
【0055】長遅延線路周波数弁別器は変調レーザ54
0、長遅延時間光ファイバーケーブル544、光検出器
548、増幅器556、移相器550、位相検波器55
8、およびループ増幅器560によって構成されてい
る。一方、短遅延線路周波数弁別器は変調レーザ54
0、カップリングループ545を有する長遅延時間光フ
ァイバーケーブル546、光検出器542、増幅器55
2、移相器538、位相検波器554、およびループ増
幅器566によって構成されている。キャリア周波数近
傍の周波数変動に対しては、長遅延線路周波数弁別器が
支配的な動作をする。そのような周波数変動は検波器5
54,558の出力に低周波出力を発生させるから、低
減通過フィルタ562は、そのような信号を伝達させ、
その一方、帯域通過フィルタ568はそのような信号が
流れるのを阻止し、かくして長遅延線路周波数弁別器の
動作が選択されるようになされている。キャリア周波数
から離れた周波数の変動に対しては、短遅延線路周波数
弁別器が支配的な動作をする。そのような周波数変動は
検波器554,558の出力に、より高い周波数の出力
を発生させるから、帯域通過フィルタ568が、そのよ
うな信号を伝達させ、その一方、低域通過フィルタ56
2はそのような信号が流れるのを阻止し、かくして短遅
延線路周波数弁別器の動作が選択されるようになされて
いる。このような構成によって、短遅延線路周波数弁別
器と長遅延線路周波数弁別器が有する両方の長所が得ら
れる。
【0056】YIG発振器のフェーズロックループがフ
ェーズロックをするのに必要な時間は周波数弁別器が平
衡に達するのに要する時間よりもずっと長いことは明か
であろう。周波数安定化信号源500から複数のいろい
ろな周波数を非常にすばやく供給することが必要な応用
における、このような問題は、この実施例では次のよう
に解決できる。今、YIG発振器510が第1の出力周
波数に同調していて、YIG発振器520が第2の出力
周波数に同調しているものとすると、スイッチ530
は、第1の出力周波数を有するYIG発振器510か、
あるいは第2の出力周波数を有するYIG発振器520
の、どちらかを選択する。もし、第3の周波数が必要と
なると、2つの中の1つのYIG発振器が周波数安定化
信号源500の出力信号の供給を続行している間に、新
しい出力周波数の出力信号を供給するのに必要な時間を
見越して、第3の周波数に対応する新しい周波数選択信
号が、現在用いられていない方のYIG発振器に対して
送られる。スイッチ532は、周波数決定素子528か
らの制御信号に応じて周波数弁別器501の出力信号を
YIG発振器510,520のうちの選択された方に接
続する。選択されていなかった方のYIG発振器が、新
しい出力周波数が必要となって新しい出力周波数でいっ
たん動作を始めると、周波数決定素子528は制御信号
をスイッチ530、およびスイッチ532に供給して、
YIG発振器510,520のうちのもう一方のYIG
発振器を選択し、新しい出力周波数の出力信号を周波数
安定化信号源500の出力として供給するようになす。
このような構成によって、周波数安定化信号源500は
出力周波数をすばやく変更することができる。
【0057】以上、本発明の実施例について説明した
が、これらの概念を用いて、他の実施態様が可能である
ことは当業者にとっては明かであろう。例えば、電波天
文学においてはキャリア周波数に非常に近い位相雑音を
非常に小さくすることが必要となっている。そのような
応用に対しては、100マイクロ秒以上の遅延を有する
光ファイバーケーブルを用い得る。さらに、周波数弁別
器は3つあるいはそれ以上の遅延ループを必要に応じて
備えるようにしてもよい。従って、本発明は、以上に開
示した実施例だけに限定されるものではなく、請求範囲
に示された精神と範囲とによってのみ限定されるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低雑音発振器を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の低雑音発振器の他の実施例を示すブロ
ック図である。
【図3】図3に示された低雑音発振器の一部を変更した
他の実施例を示すブロック図である。
【図4】本発明による低雑音発振器の他の実施例を示す
ブロック図である。
【図5】本発明による低雑音発振器のさらに他の実施例
を示すブロック図である。
【図6】本発明による周波数安定化信号源を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
12,112,174,212,510,520 ・・・・
発振器、 14,114,216,218,536 ・・・・ パワーデ
ィバイダ、 16,150,214,412,414,416,51
2,522,534・・・・ カップラ、 18,101,403,501 ・・・・ 周波数弁別器、 22,36,120,136,144,236,23
8,422,446,452,552,556,56
0,566 ・・・・ 増幅器、 26,220,222,450,538,550 ・・・・
電圧制御移相器、 28,128,224,226,448,554,55
8 ・・・・ 位相検波器、 30,130,228,230,440,540 ・・・・
変調レーザ、 32,132,252,254,442,544,54
6 ・・・・ 光ファイバーケーブル、 34,232,234,444,542,548 ・・・・
光検波器、 38,138,528 ・・・・ 周波数決定回路、 158,530,532 ・・・・ スイッチ、 240,424,562 ・・・・ 低域通過フィルタ、 242,568 ・・・・ 帯域通過フィルタ、 244,564 ・・・・ 加算回路。
フロントページの続き (72)発明者 リチャード・エイ・マイカリック アメリカ合衆国マサチューセッツ州01810, アンドーヴァー,ハースストーン・プレー ス 17 (72)発明者 ジョン・エイ・チーサ アメリカ合衆国マサチューセッツ州01826, ドラカット,ロカスト・ストリート 34 (72)発明者 ジョアンヌ・ミストラー アメリカ合衆国マサチューセッツ州01752, マールボーロー,ロイヤル・クレスト・ド ライヴ 37 ナンバー3

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1の入力と、第2の入力と、1
    つの出力とを有し、該第1の入力の信号と該第2の入力
    の信号との間の不一致を表す出力信号を供給するための
    出力手段と、 (b)入力と出力とを備え、該出力が前記出力手段の第
    2の入力に結合された光検出器と、 (c)入力と、出力とを備え、該出力が前記光検出器の
    入力に結合された光ファイバーケーブルと、 (d)入力と、出力とを備え、該出力が前記光ファイバ
    ーケーブルの入力に結合された変調レーザと、 を備えた周波数弁別器。
  2. 【請求項2】 入力と出力とを備え、該出力が前記出力
    手段の第1の入力に接続された移相器をさらに具備した
    請求項1に記載の周波数弁別器。
  3. 【請求項3】 前記光検出器と、前記光ファイバーケー
    ブルと、前記変調レーザとが1つの集成体として作られ
    ている請求項1に記載の周波数弁別器。
  4. 【請求項4】 (a)出力ポートと、制御ポートとを有
    する発振器と、 (b)前記発振器の出力ポートと制御ポートとの間に配
    置された帰還回路とを具備した信号源において、前記帰
    還回路が (1)入力と、出力とを備え、該入力が前記発振器の出
    力に結合された変調レーザと、 (2)第1の端部と、第2の端部とを備え、該第1の端
    部が前記変調レーザの出力に接続された光ファイバーケ
    ーブルと、 (3)入力と出力とを備え、該入力が前記光ファイバー
    ケーブルの第2の端部に接続された光検出器と、 を具備している信号源。
  5. 【請求項5】 前記光ファイバーケーブルがあらかじめ
    定められた時間だけの遅延を生じさせる長さを有する請
    求項4に記載の信号源。
  6. 【請求項6】 第1の入力と、第2の入力と、1つの出
    力とを具備し、該第1の入力が前記光検出器の出力に結
    合され、該第2の入力が前記発振器の出力に結合され、
    該出力が前記発振器の制御ポートに結合されている検波
    器をさらに具備した請求項4に記載の信号源。
  7. 【請求項7】 前記発振器の出力と前記検波器の入力と
    の間に配備された電圧制御移相器をさらに備えている請
    求項6に記載の信号源。
  8. 【請求項8】 (a)制御信号に応答してある出力周波
    数の出力信号を供給するための出力信号供給手段と、 (b)前記出力信号の一部に応答して前記出力信号の周
    波数の変動を低減するための制御信号を供給する制御信
    号供給手段と、 を具備したマイクロ波発振器。
  9. 【請求項9】 前記制御信号供給手段が (a)入力と、出力とを備え、該入力が前記出力信号に
    結合された変調レーザと、 (b)第1の端部と、第2の端部とを備え、該第1の端
    部が前記変調レーザの前記出力に結合された光ファイバ
    ーケーブルと、 (c)入力と出力とを備え、該入力が前記光ファイバー
    ケーブルの第2の端部に結合された光検出器と、 をさらに具備した請求項8に記載のマイクロ波発振器。
  10. 【請求項10】 前記光ファイバーケーブルがあらか
    じめ定められた時間だけの遅延を生じさせる長さを有す
    る請求項9に記載のマイクロ波発振器。
  11. 【請求項11】 第1の入力と、第2の入力と、1つの
    出力とを具備し、該第1の入力が前記光検出器の出力に
    結合され、該第2の入力が前記出力信号に結合された検
    波器をさらに具備した請求項9に記載のマイクロ波発振
    器。
  12. 【請求項12】 前記出力信号と前記検波器の入力との
    間に配備された電圧制御移相器をさらに備えている請求
    項11に記載の信号源。
  13. 【請求項13】 (a)制御信号に応答してマイクロ波
    周波出力信号を供給するためのマイクロ波周波出力信号
    供給手段と、 (b)前記マイクロ波周波出力信号の一部に応答して、
    あらかじめ定められた時間だけ遅延した変調光信号を供
    給するための変調光信号供給手段と、 (c)前記遅延した変調光信号に応答してマイクロ波帰
    還信号を供給するためのマイクロ波帰還信号供給手段
    と、 (d)前記マイクロ波帰還信号と前記マイクロ波周波出
    力信号の一部とに応答して制御信号を前記マイクロ波周
    波出力信号供給手段に供給するための制御信号供給手段
    と、 を具備したマイクロ波周波信号源。
  14. 【請求項14】 前記変調光信号供給手段が供給された
    信号をあらかじめ定められた時間だけ遅延させるための
    光ファイバーケーブルを備えている請求項13に記載の
    マイクロ波周波信号源。
  15. 【請求項15】 (a)前記マイクロ波周波出力信号の
    一部を前記変調光信号供給手段に結合させるための第1
    の結合手段と、 (b)前記マイクロ波周波出力信号の一部を前記制御信
    号供給手段に結合させるための第2の結合手段と、 をさらに具備した請求項14に記載のマイクロ波周波信
    号源。
  16. 【請求項16】 前記制御信号供給手段が (a)第1の入力と、第2の入力と、1つの出力とを具
    備し、該第2の入力が前記マイクロ波帰還信号に結合さ
    れた位相検波器と、 (b)入力と、出力とを具備し、該出力が前記位相検波
    器の第1の入力に接続され、該入力が前記第2の結合手
    段に接続された移相器と、 (c)入力と出力とを具備し、該入力が前記位相検波器
    の出力に接続された増幅器と、 (d)入力と、出力とを具備し、該入力が前記増幅器の
    出力に接続され、該出力が制御信号を供給するフィルタ
    と、 をさらに具備した請求項15に記載のマイクロ波周波信
    号源。
  17. 【請求項17】 (a)出力ポートと制御ポートとを具
    備した発振器と、 (b)前記発振器の前記出力ポートと制御ポートとの間
    に配備された帰還回路とを具備した信号源において、前
    記帰還回路が (1)入力と、出力とを具備し、該入力が前記発振器の
    出力に結合された第1の変調レーザと、 (2)入力と、出力とを具備し、該入力が前記発振器の
    出力に結合された第2の変調レーザと、 (3)入力と、出力を具備した第1の光検出器と、 (4)入力と、出力を具備した第2の光検出器と、 (5)第1の端部と、第2の端部を具備し、該第1の端
    部が前記第1の変調レーザの出力に接続され、該第2の
    端部が前記第1の光検出器の入力に接続された第1の光
    ファイバーケーブルと、 (6)第1の端部と、第2の端部を具備し、該第1の端
    部が前記第2の変調レーザの出力に接続され、該第2の
    端部が前記第2の光検出器の入力に接続された第2の光
    ファイバーケーブルと、 を具備している信号源。
  18. 【請求項18】前記第1の光ファイバーケーブルがあら
    かじめ定められた第1の時間だけの遅延を生じさせる長
    さを有し、前記第2の光ファイバーケーブルがあらかじ
    め定められた第2の時間だけの遅延を生じさせる長さを
    有する請求項17に記載の信号源。
  19. 【請求項19】 (a)第1の入力と、第2の入力と、
    1つの出力とを具備し、該第1の入力が前記第1の光検
    出器の出力に結合され、該第2の入力が前記発振器の出
    力に結合された第1の検出器と、 (b)第1の入力と、第2の入力と、1つの出力とを具
    備し、該第1の入力が前記第2の光検出器の出力に結合
    され、該第2の入力が前記発振器の出力に結合された第
    2の検出器と、 (c)第1の入力と、第2の入力と、1つの出力とを具
    備し、該第1の入力が前記第1の検出器の出力に結合さ
    れ、該第2の入力が前記第2の検波器の出力に結合さ
    れ、該出力が、前記発振器の制御ポートに結合された加
    算回路網とをさらに具備した請求項17に記載の信号
    源。
  20. 【請求項20】 (a)前記発振器の出力と前記第1の
    検出器との間に配備された、前記第1の検出器の第1の
    入力の信号と前記第1の検出器の第2の入力の信号との
    間に直角位相関係をもたらすための第1の電圧制御移相
    器と、 (b)前記発振器の出力と前記第2の検出器との間に配
    備された、前記第2の検出器の第2の入力の信号と前記
    第2の検出器の第2の入力の信号との間に直角位相関係
    をもたらすための第2の電圧制御移相器と、 をさらに具備した請求項19に記載の信号源。
JP5000117A 1992-01-02 1993-01-04 マイクロ波発振器 Pending JPH06244635A (ja)

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US815981 1986-01-03
US07/815,981 US5220292A (en) 1992-01-02 1992-01-02 Microwave oscillator with noise degeneration feedback circuit

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