JPH06244315A - 樹脂充填形電子回路装置 - Google Patents

樹脂充填形電子回路装置

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Publication number
JPH06244315A
JPH06244315A JP2778793A JP2778793A JPH06244315A JP H06244315 A JPH06244315 A JP H06244315A JP 2778793 A JP2778793 A JP 2778793A JP 2778793 A JP2778793 A JP 2778793A JP H06244315 A JPH06244315 A JP H06244315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electronic circuit
resin
reinforcing member
plastic
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP2778793A
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English (en)
Inventor
Koji Okuda
浩司 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 充填樹脂の動きを規制することにより電子回
路装置の耐振性を向上する。 【構成】 樹脂7の動き規制用の補強部材8を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ケースに電子回路を
収納して樹脂を充填,硬化させる構造の電子回路装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の樹脂充填形電子回路装置を
示す上面図、図6は図5の側面断面図である。図におい
て、1は上面開口のケース、2は電子部品3を装着した
電子回路基板、4はケース1にはまり込んだグロメッ
ト、5はグロメット4を貫通してケース1の外部へ口出
しされたリードワイヤ、6はコネクタ、7はケース1内
に充填,硬化された樹脂である。ケース1は軽量化,絶
縁性,防錆性,生産性の点からプラスチック成形品が使
われている。
【0003】電子回路基板2に電子部品3およびリード
ワイヤ5を装着し、半田付により接続,固着されてい
る。次にケース1の内部に電子回路基板2を収納し、グ
ロメット4をケース1にはめ込んで固定する。次にケー
ス1の内部に樹脂7を充填,硬化させて、電子回路を防
水している。
【0004】充填される樹脂7は通常柔軟性を有する樹
脂が使用される。なぜなら、樹脂7は線膨張係数が金属
に比べて大きく、温度変化によって大きな寸法変化を生
じ、電子部品3と電子回路基板2の間にはさまれた部分
の樹脂7の膨張収縮力によって、電子部品3の端子半田
付部に力が加わり、半田割れを生じる恐れが有るためで
ある。このため柔軟性を持たせることにより樹脂7の膨
張収縮力を緩和しているのである。特に、自動車用等の
用途では温度変化が大きいので、特に配慮して樹脂7を
選定している。ケース1は樹脂7の充填を容易にするた
めに、上面が広く開口した形状としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の樹脂充填形電子
回路装置は以上のように構成されているので、振動に弱
い欠点がある。即ち、ケース1の開口面が大きく、充填
樹脂7に柔軟性が有るため、振動が加わると、充填樹脂
7がそれ自身の重量によりケース1内で微小に動き、こ
の時電子部品3に力を加えてしまうため、電子部品3の
端子半田付部に割れを生じ易い。このため自動車用等振
動の大きい用途では、ゴムダンパー等の防振装置を介し
て取付ける必要がある等の問題点がある。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、簡単な構造で作業性を悪化させ
ることなく、耐振性の高い樹脂充填形電子回路装置を得
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る樹脂充填
形電子回路装置は、ケース開口部に嵌合する補強部材を
設けたものである。また、基板に樹脂の振動を規制する
ための部材を固着したものである。
【0008】
【作用】この発明においては、補強部材または振動を規
制する部材が樹脂の振動を低減し、これにより電子部品
に加わる力を低減し、端子半田付部の割れを防止する。
【0009】
【実施例】実施例1.以下、この発明の一実施例を図
1,図2について説明する。図1は上面図、図2は図1
の側面断面図であり、前記従来のものと同一または相当
部分には同一符号を付して説明を省略する。図におい
て、8はケース1の開口部に嵌合固定した補強部材であ
り、樹脂7の中に埋まっている。補強部材8は魚の骨状
形状とし、樹脂7の注入の妨げにならないように、開口
部を広く開けている。補強部材8は例えば硬質プラスチ
ック成形品等により作られている。
【0010】ケース1に電子回路基板2およびグロメッ
ト4を収納した後、補強部材8をケース1に嵌合し、そ
の後樹脂7を注入充填,硬化している。これにより、補
強部材8は樹脂7中に埋まり、樹脂7と接着している。
このように構成されているので、電子回路装置に振動が
加わった時、樹脂7が自重で振動するのを、補強部材8
が規制する。また、温度変化時の樹脂7の膨張収縮を規
制する働きもある。
【0011】実施例2.上記実施例1におけるケース1
と補強部材8の嵌合は、例えば図3に示すようになされ
ている。図3において、9はケース1に設けた突起で、
ケース成形時に一体に成形されている。補強部材8を挿
入すると、ケース1および補強部材8がわずかに撓んで
突起9を乗り越えて段差10と突起9により補強部材8
が固着される。なお、この嵌合は必ずしも必要ではな
く、また嵌合手段は他の周知のいかなる方法であっても
よい。
【0012】実施例3.上記実施例1では補強部材8を
魚の骨状形状としたが、樹脂7の注入さえ可能であれ
ば、例えば平板に穴を多数設けた形状のものであっても
よい。
【0013】実施例4.この発明の他の実施例を図4に
ついて説明する。図中前記実施例1と同一または相当部
分には同一符号を付して説明を省略する。図において、
11は電子回路基板2に取付けられる軸部11aとこの
軸部11aの軸頭部に設けた樹脂食い込み用の扁平平板
部11bとからなる樹脂振動規制部材(補強部材)であ
り、ネジ12により電子回路基板2に固定されている。
この振動規制部材11の扁平平板部11bは電子部品3
の頭部と略同等の高さに設けられている。
【0014】このように構成しておくと、電子回路装置
に振動が加わると、振動規制部材11の軸部11aにて
左右,前後方向への樹脂7の動きを規制し、扁平平板部
11bにて上下方向への樹脂7の動きを規制する。扁平
平板部11bは電子部品3と略同等の高さに設けてある
ので、電子部品3に影響を与える範囲内の樹脂7の動き
を規制することができる。
【0015】なお、この振動規制部材11は軸部11a
と上下方向への樹脂7の動きを規制する扁平平板部11
bが有ればよいので、例えば軸頭部を球形状とする等変
形可能である。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば樹脂の
動きを規制することにより電子回路装置の耐振性を向上
させることが可能で、これにより振動の大きい場所にも
取付け可能となり設置の自由度が増すと共に、ゴムダン
パー等防振装置が不要となるなどの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1による樹脂充填形電子回路
装置を示す上面図である。
【図2】図1の側面断面図である。
【図3】この発明の実施例2によるケースと補強部材の
嵌合部を示す部分側面断面図である。
【図4】この発明の実施例4による樹脂充填形電子回路
装置を示す側面断面図である。
【図5】従来の樹脂充填形電子回路装置を示す上面図で
ある。
【図6】図5の側面断面図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 電子回路基板 7 充填樹脂 8 補強部材 11 樹脂振動規制部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子回路基板に電子部品を装着し、これ
    をケースに収納した後、樹脂を充填,硬化させるものに
    おいて、振動により充填樹脂がたわむのを防止するため
    の補強部材を入れたことを特徴とする樹脂充填形電子回
    路装置。
  2. 【請求項2】 補強部材は、魚の骨状の形状をしてお
    り、樹脂中に埋め込まれることを特徴とする請求項1の
    樹脂充填形電子回路装置。
  3. 【請求項3】 補強部材は、電子回路基板に取付けられ
    た軸部と、この軸部の軸頭部に設けた扁平平板とからな
    る請求項1の樹脂充填形電子回路装置。
JP2778793A 1993-02-17 1993-02-17 樹脂充填形電子回路装置 Pending JPH06244315A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003152136A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
JP2014192529A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Hitachi Ltd 移動体通信用のマーカー

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003152136A (ja) * 2001-11-09 2003-05-23 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置
US6791174B2 (en) 2001-11-09 2004-09-14 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor device with gel resin vibration limiting member
JP2014192529A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Hitachi Ltd 移動体通信用のマーカー

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