JPH06243569A - マルチディスクチェンジャ - Google Patents

マルチディスクチェンジャ

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Publication number
JPH06243569A
JPH06243569A JP6990993A JP6990993A JPH06243569A JP H06243569 A JPH06243569 A JP H06243569A JP 6990993 A JP6990993 A JP 6990993A JP 6990993 A JP6990993 A JP 6990993A JP H06243569 A JPH06243569 A JP H06243569A
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JP
Japan
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disc
tray
recording
cassette
disk
Prior art date
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Application number
JP6990993A
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English (en)
Inventor
Shinichi Aoki
晋一 青木
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Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Sanyo Electric Co Ltd
Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マルチディスクチェンジャに関し、ディスク
カセットの交換を、所定のディスクカセットの取り出
し、そして新たなディスクの装填の2動作でおこなえる
マルチディスクチェンジャを提供することをことを目的
とする。 【構成】 本発明のディスクチェンジャは、光ディスク
カセット1の各々の挿入口2に対応して設けた複数のエ
ジェクトキー3と、該エジェクトキーに指定された光デ
ィスクカセット1をディスク収納部5外にエジェクトす
るエジェクト装置21とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マルチディスクチェン
ジャに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のマルチディスクチェンジャは、例
えば特開昭64−52251号公報に開示されているよ
うに、箱型ないし溝型のシャーシ内に、複数の光ディス
ク(コンパクトディスク)を上下多段に並べて収納する
記録媒体収納部と、ディスクの記録を再生する記録再生
装置と、複数のディスクのうちから選択された1枚のデ
ィスクを収納部から記録再生装置に装填するとともに、
記録再生装置内のディスクを収納部内の元の位置に復帰
させるディスクローダとを備えている。
【0003】各ディスクは、それぞれ薄板状のトレイに
乗せてマガジンと呼ばれる一側面が開放された箱状の容
器に上下多段に並べて収納され、マガジンごとシャーシ
の前面に開口させた挿抜口から収納部に出し入れされ
る。
【0004】このマガジン挿抜用の挿抜口は、マルチデ
ィスクチェンジャ、AM/FMラジオなどの操作に用い
るキーを設けたフロントパネルで開閉される。
【0005】上記ディスクローダは、装填されたマガジ
ンの中から任意の選択されたディスクをトレイごと取り
出して記録再生装置に装填し、再生終了後にトレイ及び
ディスクを記録再生装置から取り出し、マガジン内の元
の位置に戻すように構成されている。
【0006】記録再生装置は、マガジンから受け取った
ディスクの中央をスピンドルに対抗して設けられたクラ
ンパを上昇させてディスクをトレイから持ち上げ、スピ
ンドルとクランパとで挟持し、スピンドル及びクランパ
を回転させるながら光学ヘッドをディスクの径方向に移
動させてディスク上の所要の位置の記録を読み取るよう
に構成される。
【0007】この記録再生装置は記録媒体収納部の左
方、右方あるいは後方に配置されるので、上記ディスク
ローダは、ディスクを記録媒体収納部と記録再生装置と
にわたって水平移動するスライド装置を備えるととも
に、記録再生装置がディスクを受取る高さと記録媒体収
納部のマガジンの選択されたディスクの高さとを対応さ
せるためのエレベータ装置を備える。
【0008】上記スライド装置は、トレイの一隅部を中
心にしてトレイを回転させる方式のものと、トレイを記
録媒体収納部と記録再生装置とが並ぶ方向に直線移動さ
せる方式のものとがある。
【0009】これらの中では、トレイの移動空間が記録
媒体収納部及び記録再生装置の横側に張り出さない後者
の方が小型化を図る上で有利であり、今後、この後者の
方式が多用されるものと思われる。
【0010】トレイを記録媒体収納部と記録再生装置と
が並ぶ方向に直線移動させる方式のスライド装置は、ト
レイに上下方向から係脱される係合部を有し、記録媒体
収納部と記録再生装置とが並ぶ水平方向に往復移動可能
に設けられたスライド部材と、このスライド部材を往復
駆動する往復駆動装置とを備える。
【0011】往復駆動装置は、スライド部材に形成さ
れ、その移動方向に歯列が並ぶラックと、シャーシに回
転自在に支持され、上記ラックに噛み合う1枚のピニオ
ン歯車と、この歯車を正逆両方向に駆動するアクチュエ
ータとを備え、アクチュエータでピニオン歯車を正逆両
方向に駆動することによりスライド部材を往復駆動する
ようにしている。
【0012】エレベータ装置には、マガジンを昇降させ
る方式のものと、記録再生装置及びスライド装置を昇降
させる方式のものがあり、収納されるディスクの枚数が
少なく、マガジンの高さが記録再生装置の高さよりも低
い場合にはマガジンを昇降させる方式が多用され、収納
されるディスクの数が多くマガジンの高さが記録再生装
置の高さよりも高い場合には記録再生装置及びスライド
装置を昇降させる方式が多用されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】而して、上記構成にお
いて、マガジン内の一枚のディスクを交換したい場合、
マガジンのエジェクト、このマガジンからの所定のディ
スクの取り出し並びに交及びマガジンの装着という4動
作が必要になり、使い勝手が悪い。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、ディスク状の
記録媒体をケース内に収納したディスクカセットを上下
複数段に並べて収納する記録媒体収納部と、記録媒体へ
の記録の書き込み、記録媒体の記録の再生、またはこれ
らの両方を行う記録再生装置と、複数のディスクカセッ
トのうちから選択された1枚のディスクカセットを収納
部から記録再生装置に装填し、該ディスクカセットを再
生終了後に記録再生部から収納部内の元の位置に復帰さ
せる移載装置とを備えるマルチディスクチェンジャにお
いて、前記各々のディスクカセットを個別に指定できる
エジェクトキーと、該エジェクトキーに指定された前記
ディスクカセットを収納部外にエジェクトするエジェク
ト装置とを有するものである。
【0015】
【作用】本発明においては、各々のディスクカセットを
個別に指定できるエジェクトキーと、該エジェクトキー
に指定された前記ディスクカセットを収納部外にエジェ
クトするエジェクト装置とを設けているので、ディスク
カセットを交換する場合は、所定のディスクカセットの
取り出し、そして新たなディスクの装填の2動作でよ
い。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係るマルチディス
クチェンジャを図面に基づいて具体的に説明するが、こ
の実施例は、自動車に搭載されるAM/FMラジオ受信
装置及びCDプレイヤと組み合わせられたものであり、
図1の正面図に示すように、このマルチディスクチェン
ジャの前面には、3枚の光ディスクカセット1を装填す
るため、3つのスリット状の挿抜口2が形成され、各挿
抜口2の左横にそれぞれエジェクト操作に使用されるエ
ジェクトキー3が設けられる。
【0017】図2の正面図に示すように、このマルチデ
ィスクチェンジャの前面はフロントパネル4で開閉され
るようにしてあり、このフロントパネル4を前下方に揺
動させてマルチディスクチェンジャの前面を開くことに
より、3つの挿抜口2及び3つのエジェクトキー3が露
出し、光ディスクカセット1を挿入したり、排出した
り、交換したりできるようにしている。
【0018】なお、フロントパネル4の前面には、マル
チディスクチェンジャ及びFM/AMラジオ、CDプレ
イヤなどの各種の制御用キー、フロントパネル4を閉位
置に係止するロック装置のロック解除キーなどが設けら
れる。
【0019】図3の底面図に示すように、このマルチデ
ィスクチェンジャは、3枚の光ディスクカセット1を収
納するディスク収納部5と、これの後側に配置される記
録再生装置6と、3枚の光ディスクカセット1のうちか
ら選択された1枚の光ディスクカセット1を収納部5か
ら記録再生装置6に装填し、また、記録再生装置6に装
填されている光ディスクカセット1を収納部5内のもと
の位置に復帰させるディスクローダ7とを備えている。
【0020】図4の分解斜視図に示すように、上記光デ
ィスクカセット1は、直径64mmの光ディスク8を7
2mm×68mm程度の平面を有するアッパーシェル9
及びロアーシェル10からなるカセットケース11内に
回転自在に挿入したものであり、ロアーシェル10の中
央部に形成したスピンドル孔12に記録再生装置6のス
ピンドル13(図3に示す。)を突入させて光ディスク
8を回転させ、ロアーシェル10の一側部に開口された
窓14に記録再生装置6の光学ヘッド15(図3に示
す。)を望ませて、その記録面の記録を読み取れるよう
に構成される。
【0021】なお、上記窓はロアーシェル10に摺動可
能に支持されたシャッター16によって開閉されるよう
にしている。
【0022】図3の底面図に示すように、各光ディスク
カセット1は、挿抜口2からディスク収納部5に挿入さ
れた時に金属板製のトレイ17に差し込まれる。
【0023】図5の底面図に示すように、トレイ17の
後左側縁下部には内側にV字形に突入する板バネ製のク
リップ18が設けられ、ロアーシェル10の後左側縁部
にはこのクリップ18が嵌脱される凹部19が形成され
ている。
【0024】光ディスクカセット1がトレイ17に所定
の深さまで差し込まれると、クリップ18がロアーシェ
ル10の凹部19に嵌まり込み、これにより、トレイ1
7が光ディスクカセット1を位置決めして保持する。
【0025】また、光ディスクカセット1のシャッター
16は、光ディスクカセット1を収納部5に挿入する時
に、トレイ17の右側壁の一部分を内側に折り曲げて形
成した突起20によって押し開かれる。
【0026】このマルチディスクチェンジャは、いずれ
か1つのエジェクトキー3を押し込んだ時に、対応する
トレイ17のクリップ18をロアーシェル10の凹部1
9から離脱させ、そのトレイ17の光ディスクカセット
1を前方に押し出すエジェクト装置21を備えている。
【0027】このエジェクト装置21は、上記エジェク
トキー3と、各トレイ17の左側壁に前後方向に進退可
能に支持されたスライド板22と、スライド板22を前
方に付勢する戻しバネ23と、エジェクトバネ24、エ
ジェクトキー3に対応するトレイ17の高さまで移動す
るスライド板59とを備える。
【0028】エジェクトキー3が操作されると、スライ
ド板59がそのエジェクトキー3に対応するトレイ17
の高さまで移動し、そしてトレイ17の係合部31を前
方に押す。この時、スライド板22の端部22aがガイ
ド部材27に設けられた凸部27aに規制され、スライ
ド板22はクリップ18を光ディスクカセット1の凹部
19から解放する。
【0029】上記エジェクトバネ24は、トレイ17の
左後部に一端を支持され、その先端が自然状態でトレイ
17の中央部に進出するように形成され、トレイ17に
光ディスクカセット1を装填することにより、光ディス
クカセット1の後面でこのエジェクトバネ24の先端が
トレイ17の右後端部に押し込まれる。
【0030】そして、エジェクトキー3を操作し、クリ
ップ18を光ディスクカセット1の凹部19から離脱さ
せた時に、このエジェクトバネ24の弾性復元力により
光ディスクカセット1が前方に押し出され、その前部が
挿抜口2から露出するようにしている。
【0031】上記スライド板59は、係合部31のテー
パによりレバー33を回動させながら移動する。そし
て、スライド板59のディスク収納部5側での定位置で
は近接スイッチ80がオンとなるように設定されてお
り、スライド板59のエジェクト時の前方への移動はオ
ン状態を起点に例えば1秒間モーターを駆動し、その時
間が経過すると再び近接スイッチ80がオンになる位置
まで戻される。スライド板22はこの時、戻しバネ23
でもとの位置に戻る。
【0032】各トレイ17の左右両側にはそれぞれ前後
1対のピン25,26が突設され、これらピン25,2
6は、トレイ17の左右両側に設けられるガイド部材2
7,28に形成された案内溝29,30に前後方向に進
退可能に挿入される。
【0033】また、各トレイ17の左後部には、ガイド
部材27よりも左側に延出され、更に、その延出先端部
を下方に折り曲げた係合部31が設けられ、この係合部
31の下縁には、図6の側面図に示すように、逆V字形
の位置決め溝32が形成される。
【0034】図6に示すように、左側のガイド部材27
の左側には各トレイ17に対応して3本のレバー33が
シーソー揺動可能に支持され、このレバー33の後端か
ら位置決めピン34が左方に突出させてある。この位置
決めピン34はレバー33を介して押さえバネ35によ
って、レバー33の前端がガイド部材27の左側に突設
したストッパ36に受け止められるまで、時計回り方向
に付勢される。
【0035】各トレイ17がディスク収納部5内の所定
の位置に位置する時には、対応する位置決めピン34が
各トレイ17の位置決め溝32に嵌め込まれ、トレイ1
7がその位置に位置決めされる。
【0036】すなわち、係合部31は光ディスクカセッ
ト1を強く押し込んでもトレイ17が移動しないように
形成されており、スライド板59の係合片71によって
も後方には移動させることはできないように構成されて
いる。このため、スライド板59にはレバー33の凸部
33aに係合するピンが形成されており、スライド板5
9の移動で、まずレバー33を回動させて位置決めピン
と34と係合部31の係合を解き、その後に係合片71
によりトレイ17が移動する。
【0037】図5に示すように、収納部5内の所定の位
置に位置する各トレイ17に光ディスクカセット1が装
填されているか否かを検出するために、収納部5にカセ
ット検出装置37が設けられる。
【0038】このカセット検出装置37は、各トレイ1
7の右後部に前後進退可能に支持された検出板38と、
この検出板38を前方に付勢する戻しバネ39と、右側
のガイド部材28の右側に支持され、検出板38の進退
によりオンオフされるマイクロスイッチ40とを備え、
トレイ17に光ディスクカセット1を装填して検出板3
8の端部38dを光ディスクカセット1にて押し、検出
板38を戻しバネ39に抗して後退させることによりマ
イクロスイッチ40をオフ作動させて、光ディスクカセ
ット1の装填を検出するようにしている。
【0039】なお、この検出結果は、例えばトレイ17
に対応するエジェクトキー3に内蔵された例えば緑色の
装填表示ランプ41(図1に示す。)、あるいはフロン
トパネル4に設けられた装填表示ランプ、もしくはこれ
らの両方によって点灯表示するようにしている。当然、
光ディスクカセットが装填されていなければ、点灯表示
はなされない。
【0040】上記記録再生装置6は、図3及び図6に示
すように、収納部5と共通のシャーシ42に支持される
本体43と、これに左右一対のパンタグラフ機構44を
介して昇降可能に支持されるディスク受取枠45とを備
えている。
【0041】図3に示すように、上記本体43はサブシ
ャーシ46と、サブシャーシ46に固定されたスピンド
ルモータ47と、スピンドルモータ47の出力軸に固定
されたスピンドル48と、サブシャーシ46に左右方向
に移動可能に支持された光学ヘッド15と、光学ヘッド
15を駆動するヘッド駆動装置49と、ディスク受取枠
45を昇降駆動するディスク昇降駆動装置50とを備え
る。
【0042】ディスク受取枠45には、左右1対のガイ
ド部材51が設けられ、各ガイド部材51にはトレイ1
7の左右両側に突設された前後1対のピン25,26が
前方から挿抜されるガイド溝が形成されている。
【0043】記録再生装置6と収納部5との間で光ディ
スクカセット1を受け渡しする時には、ディスク昇降駆
動装置50を作動させてディスク受取枠45のガイド溝
の高さを収納部5の選択された光ディスクカセット1を
保持するトレイ17の案内溝29,30の高さに合わせ
る。
【0044】ディスク受取枠45の高さは、サブシャー
シ46とディスク受取枠45とにわたって設けられた検
出装置52によって検出され、この検出装置52は、図
7の断面図及び図8の展開図に示すように、一端がディ
スク受取枠45に固定され、他端がサブシャーシ46の
下面に摺動可能に保持される板バネ53と、この板バネ
53の両側縁部に摺接するようにサブシャーシ46に支
持させた1対の電極54とを備え、上記板バネ53に
は、ディスク受取枠45の所定の複数の高さに対応する
スリット55が形成される。
【0045】この検出装置52では、ディスク受取枠4
5を昇降させると、板バネ53の中間部及び他端がサブ
シャーシ46の下面に沿って前後に進退し、いずれか一
方の電極54の位置にスリット55が位置すると、両電
極54が絶縁され、オフ信号からなる検出信号が出力さ
れる。
【0046】したがって、検出信号が出力された時に、
ディスク昇降駆動装置50を始動した位置と、ディスク
昇降駆動装置50の駆動方向と、ディスク昇降駆動装置
50の始動後の検出信号の数とに基づいてディスク受取
枠45がいずれのトレイ17の高さに対応する高さに位
置するかが判定され、選択されたトレイ17の高さに対
応する高さでディスク昇降駆動装置50を停止させるこ
とにより、ディスク受取枠45のガイド溝の高さが収納
部5の選択された光ディスクカセット1を保持するトレ
イ17の案内溝29,30の高さに合わされる。
【0047】なお、ディスク受取枠45には、トレイ1
7のシャフト25に係合してトレイ17自体の位置決め
を行う位置決めバネが設けられる。
【0048】図9の側面図及び図10の平面図に示すよ
うに、上記ディスクローダ7は、エレベータ56、昇降
駆動装置57、昇降板58、スライド板59及び前後駆
動装置60を備える。この前後駆動装置60は遊星ギヤ
構造になっており、昇降板58が昇降してもピニオン歯
車69とモーターのギヤは常に連結されるようになって
いる。
【0049】上記エレベータ56はシャーシ42の右側
壁61の左側に1対のピン62を介して進退可能に支持
され、昇降駆動装置57によって往復駆動される。
【0050】このエレベータ56には前後1対のカム溝
63が形成され、昇降板58の右面に突設した1対のピ
ン64がこのカム溝63に挿通されるとともに、シャー
シ42の右側壁61に形成された上下に伸びる弧状溝6
5に挿通され、エレベータ56が前後方向に移動すると
昇降板58が昇降するようにしてある。
【0051】上記昇降板58には前後方向に伸びる上下
1対の案内溝66が形成され、スライド板59の右面か
ら突設させた1対のピン67をそれぞれこれらの案内溝
66に摺動可能に挿通することにより、昇降板58にス
ライド板59が前後方向に進退可能に支持される。
【0052】スライド板59の下縁にはその全長にわた
ってラック68が形成され、このラック68に噛み合う
2枚のピニオン歯車69と、両ピニオン歯車69を同方
向に連動させる3枚の歯車70が昇降枠58に回転自在
に支持される。
【0053】このように複数のピニオン歯車69とラッ
ク68とを噛み合わさせることにより、スライド板59
のストロークをその前後長さと複数のピニオン歯車69
の間隔とを合わせた長さに拡大することができ、換言す
れば、複数のピニオン歯車69の間隔分だけスライド板
59の長さを短くして、全体として小型化にすることが
できる。
【0054】上記スライド板59の後端部には前後方向
に適当な間隔を置いて左方向に突出する係合片71が突
設され、スライド板59をストロークの前端に位置させ
た時に、平面視において、これらスライド板59の間に
各トレイ17の係合部31の先端部が位置するようにし
ている。
【0055】すなわち、図9に示すように、スライド板
59の前端部に右方に突出する位置決めピン72を設
け、昇降板58の前端部に支持させた位置決め具73の
位置決め溝74にこの位置決めピン72を嵌め込むこと
により、スライド板59が所定の位置に位置決めされ
る。
【0056】なお、図11に示すように、この位置決め
具73の位置は、シャーシ42の右側壁61の前部に形
成された縦溝75に位置決め具73のピン76を昇降可
能に挿通させることにより一定に保持される。
【0057】図11の側面図に示すように、シャーシ4
2の右側壁61には、スライド板59がこの所定の位置
にあるか否かを検出するローディング検出装置77が設
けられる。
【0058】このローディング検出装置77は、シャー
シ42の右側壁61に前後方向に進退可能に支持させた
検出板78と、検出板78を後方に付勢する戻しバネ7
9と、上記検出板78の進退によりオンオフ切替えされ
る近接スイッチ80とを備えている。
【0059】上記検出板78が図9に示すように、スラ
イド板59の前端を受け止めて前方に進出する時に近接
スイッチ80がオフとなり、スライド板59及びトレイ
17が所定の待機位置に位置することか検出される。
【0060】トレイ17がディスク収納部5から記録再
生部6に移動すると、図5に示すように、ガイド部材2
8の穴28eから案内溝30に臨む移動片28fとスイ
ッチ28gにより検出する。すなわち、トレイ17がデ
ィスク収納部5にあるときは、ピン26によりバネに抗
して移動片28fは前方に移動するので、スイッチ28
gはオフであるが、トレイ17が後方に移動すると、バ
ネにより移動片28fが移動し、スイッチ28gがオン
となり、記録再生部6に移動されたトレイ17に対応す
るエジェクトキー3に内蔵された例えば赤色のローディ
ング表示ランプ81が点灯され、誤ってトレイ17の無
い挿抜口2に光ディスクカセット1が挿入しないように
注意が与えられる。
【0061】また、図11に示すように、シャーシ42
の右側壁61には、どのトレイ17がディスク収納部5
から記録再生部6に移動されているかを検出するため、
高さ検出装置82が設けられる。
【0062】この高さ検出装置82は、エレベータ56
の左側面に固定された検出板83と、検出板83の上下
に前後方向に適当な間隔を置いて設けられた駆動体84
・・・と、この駆動体84が対向する位置に来ることに
よりオンになる2つの近接スイッチ85とを備え、エレ
ベータ56が後退して昇降板58及びスライド板59が
上側のトレイ17に対応する高さになる時に上側の近接
スイッチ85がオンになり、エレベータ56が前進して
昇降板58及びスライド板59が中間のトレイ17に対
応する高さになる時に下側の近接スイッチ85がオンに
なり、さらに昇降板58及びスライド板59が下側のト
レイ17に対応する高さになる時に近接スイッチ85が
オンになるようにしている。そして、上側の近接スイッ
チ85がオンになったときに、カウンタ値が0に設定さ
れ、下側の近接スイッチ85がオンになったときのカウ
ント値により中間トレイ17の位置の高さか下側のトレ
イ17の高さかを検出する。
【0063】このマルチディスクチェンジャにおいて
は、前述した各々のキー及びスイッチに基づき、マイク
ロコンピュータからなる制御回路(図示せず)がモー
タ、表示ランプ等を制御し、所望の動作を得ることにな
る。而して、光ディスクカセット1を挿抜口2から挿入
して、トレイ17に保持させると、前述したようにこの
トレイ17に対応するエジェクトキー3の緑色の表示ラ
ンプ41が点灯する。この時、他のトレー17にも光デ
ィスクカセット1が装填されていれば、当然それに対応
するエジェクトキー3の緑色の表示ランプ41も点灯し
ている。この後、フロントパネル4を閉じ、その前面に
設けたマルチディスク操作キーを押すと、予め定められ
た順序に従って選択され、あるいは、フロントパネル4
の前面に設けられたセレクトキーによって選択されたト
レイ17の係合部31がディスクローダ7のスライド板
59の係合片71の間に位置する高さにスライド板59
が昇降され、同時に、記録再生部6のディスク受取枠4
5がそのトレイ17に対応する高さに昇降される。
【0064】スライド板59及びディスク受取枠45が
選択されたトレイ17に対応する高さに移動した後、ス
ライド板59を後退させ、トレイ17をディスク収納部
5の案内枠27,28からディスク受取枠45のガイド
部材51に載せ替える。
【0065】この時、このトレイ17に対応して設けた
スイッチ28gがオンとなり、このトレイ17に対応す
る緑色の表示ランプ41を消灯し、且つ赤色のローディ
ング表示ランプ81を点灯することになる。
【0066】この後、ディスク受取枠45が下降し、ス
ピンドル48を光ディスクカセット1のスピンドル孔1
2に突入させて光ディスク8の中心部に摩擦伝動可能な
程度に押圧させた後、スピンドルモータ47が始動さ
れ、光学ヘッド49による記録の読み取りが開始され
る。なお、スライド板59はディスク収納部5側に戻さ
れ、エジェクト操作に備える。
【0067】記録再生が終了した場合には、スライド板
59をディスク収納部5側から記録再生装置6側に移動
させた後、スライド板59の端部59aの一端がスイッ
チ59bと当接し、スイッチ59bがオンし、スライド
板59が記録再生装置6側の定位置に移動したことが検
出されると、ディスク収納部5、ディスク昇降駆動装置
50を逆作動させてディスク受取枠45を元の高さまで
上昇させ、ディスクローダ7のスライド板59を前進さ
せてトレイ17をディスク受取枠39からディスク収納
部5に移動させるとにより、トレイ17が元の案内枠2
7,28に支持される。
【0068】この時、スイッチ28gがオフとなり、こ
のトレイ17に対応する赤色のローディング表示ランプ
81を消灯する。尚、このトレイ17の光ディスクカセ
ット1はエジェクト状態にないので、マイクロスイッチ
40はオフのままであり、このトレイ17に対応する緑
色の表示ランプ41を点灯する。
【0069】選択された光ディスクカセット1の記録再
生中に、ディスク収納部5に残されている他の光ディス
クカセット1のエジェクトキー3を押すと、スライド板
59の前方への移動により、トレイ17に設けたクリッ
プ18がその光ディスクカセット1の凹部19から離脱
され、エジェクトバネ24が弾性復元して光ディスクカ
セット1が前方に押し出され、その前部が挿抜口2から
前方に突き出される。
【0070】この時、マイクロスイッチ40がオンにな
るので、記録再生中であっても、このエジェクトされた
トレー17に対応する緑色の表示ランプ41を消灯する
ことになる。
【0071】前部が挿抜口2から突き出た光ディスクカ
セット1は再び挿抜口2に押し込んでもよく、また、挿
抜口2から抜き取って別の光ディスクカセット1をその
挿抜口2に差し込んでもよい。差し込んだときは、当然
ながら、マイクロスイッチがオフになるのでこのトレー
17に対応する緑色の表示ランプ41を点灯する。
【0072】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のマルチ
ディスクェンジャは、本発明においては、各々のディス
クカセットを個別に指定できるエジェクトキーと、該エ
ジェクトキーに指定された前記ディスクカセットを収納
部外にエジェクトするエジェクト装置とを設けているの
で、ディスクカセットを交換する場合は、所定のディス
クカセットの取り出し、そして新たなディスクの装填の
2動作でよく、より一層使い勝手が良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフロントパネルを除去した正面図であ
る。
【図2】本発明の正面図である。
【図3】本発明の要部の底面図である。
【図4】光ディスクカセットの分解斜視図である。
【図5】本発明のトレイの底面図である。
【図6】本発明のディスク収納部の側面図である。
【図7】本発明のディスク受取枠用高さ検出装置の断面
図である。
【図8】本発明のディスク受取枠用高さ検出装置の展開
図である。
【図9】本発明のローディング装置の側面図である。
【図10】本発明のローディング装置の平面図である。
【図11】本発明の要部の側面図である。
【符号の説明】
1 光ディスクカセット 2 挿抜口 3 エジェクトキー 4 フロントパネル 5 ディスク収納部 6 記録再生装置 7 ディスクローダ 17 トレイ 21 エジェクト装置 37 カセット検出装置 41 緑色の表示ランプ 43 本体 45 ディスク受取枠 44 パンタグラフ機構 50 ディスク昇降駆動装置 52 検出装置 53 板バネ 54 電極 55 スリット 56 エレベータ 58 昇降板 59 スライド板 60 前後駆動装置 68 ラック 69 ピニオン歯車 70 歯車 81 赤色のローディング表示ランプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状の記録媒体をケース内に収納
    したディスクカセットを上下複数段に並べて収納する記
    録媒体収納部と、記録媒体への記録の書き込み、記録媒
    体の記録の再生、またはこれらの両方を行う記録再生装
    置と、複数のディスクカセットのうちから選択された1
    枚のディスクカセットを収納部から記録再生装置に装填
    し、該ディスクカセットを再生終了後に記録再生部から
    収納部内の元の位置に復帰させる移載装置とを備えるマ
    ルチディスクチェンジャにおいて、前記各々のディスク
    カセットを個別に指定できるエジェクトキーと、該エジ
    ェクトキーに指定された前記ディスクカセットを収納部
    外にエジェクトするエジェクト装置とを有することを特
    徴とするマルチディスクチェンジャ。
JP6990993A 1993-03-29 1993-03-29 マルチディスクチェンジャ Pending JPH06243569A (ja)

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