JPH0624355A - 車両のサイドフレームの補強材の結合構造 - Google Patents

車両のサイドフレームの補強材の結合構造

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JPH0624355A
JPH0624355A JP20425192A JP20425192A JPH0624355A JP H0624355 A JPH0624355 A JP H0624355A JP 20425192 A JP20425192 A JP 20425192A JP 20425192 A JP20425192 A JP 20425192A JP H0624355 A JPH0624355 A JP H0624355A
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JP
Japan
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inner channel
side frame
vehicle
cross member
reinforcing member
Prior art date
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Pending
Application number
JP20425192A
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English (en)
Inventor
Satoru Yamaguchi
悟 山口
Takayuki Tomikawa
孝幸 冨川
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工コストや重量を低減できる、車両のサイ
ドフレームの補強材の結合構造を提供すること。 【構成】 車体の前後方向へ伸びる溝型の一対のサイド
フレーム(20)を車体の2つの側部にそれぞれ配置
し、これらサイドフレーム(20)間に車体の横方向へ
伸びるクロスメンバ(22)を配置した車両においてサ
イドフレーム(20)を補強する補強材の結合構造であ
る。前記補強材は、前記各サイドフレーム(20)に嵌
合される2つのインナチャンネル材(24、26)から
なる。これらインナチャンネル材それぞれの端部(2
5、27)を突き合わせてクロスメンバ(22)の横方
向に位置させ、クロスメンバ(22)の端部に設けたガ
セット(30)にそれぞれ結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のサイドフレーム
の補強材の結合構造に関し、特に、トラックのような重
量物を載せる車両に設けられるサイドフレームをインナ
チャンネル材によって補強する場合のインナチャンネル
材の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体の前後方向へ伸びる溝型の一対のサ
イドフレームを車体の2つの側部にそれぞれ配置する車
両では、前記サイドフレームに溝型のインナチャンネル
材を嵌合して補強する。この場合、製造上その他の理由
から、インナチャンネル材を短い複数の、たとえば2つ
のインナチャンネル材として形成し、両者を結合して使
用することがある。
【0003】前記タイプの補強では、2つのインナチャ
ンネル材の結合部の剛性と強度とを確保する必要がある
ため、図6に示すように、一方のインナチャンネル材1
0の端部11を他方のインナチャンネル材12の端部1
3に嵌合する(同図a)か、または一方のインナチャン
ネル材10の端部11と他方のインナチャンネル材12
の端部13とを突き合わせ、両端部にわたるパッチ材1
4を当てる(同図b)。このような処理をして両インナ
チャンネル材10、12をサイドフレーム15に嵌合
し、リベット16で結合する。
【0004】図6に示したのは、インナチャンネル材1
0、12をサイドフレーム15に、それぞれの開口が同
じ向きとなるように嵌合した、いわゆる開断面結合であ
る。この他、インナチャンネル材をサイドフレームに、
それぞれの開口が逆向きとなるように嵌合する、いわゆ
る閉断面結合がある。この閉断面結合では、インナチャ
ンネル材とサイドフレームとは溶接で結合される。な
お、2つのインナチャンネル材の端部を嵌合する先行技
術には実開昭59-32574号公報に記載されたものが、また
パッチ材を当てる先行技術には実開昭58-188268 号公報
に記載されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】嵌合により2つのイン
ナチャンネル材を結合するものでは、一方のインナチャ
ンネル材の端部を絞る必要があるため加工コストが高く
なり、また嵌合部分が二重になっているため、単一のイ
ンナチャンネル材と比べて重量が増加する。これに対
し、パッチ材を当てるものでは、単一のインナチャンネ
ル材と比べて重量が増加する。
【0006】本発明の目的は、加工コストや重量を低減
できる、車両のサイドフレームの補強材の結合構造を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体の前後方
向へ伸びる溝型の一対のサイドフレームを車体の2つの
側部にそれぞれ配置し、これらサイドフレーム間に車体
の横方向へ伸びるクロスメンバを配置した車両の前記サ
イドフレームを補強する補強材の結合構造である。前記
補強材は、前記各サイドフレームに嵌合される複数のイ
ンナチャンネル材からなる。これらインナチャンネル材
のうち互いに隣り合わせに配置されるインナチャンネル
材相互の端部を突き合わせて前記クロスメンバの横方向
に位置させ、前記クロスメンバの端部に設けたガセット
にそれぞれ結合する。
【0008】前記突き合わせた端部のそれぞれは、鉛直
な端面の他、鉛直線に対して傾斜した端面を備えること
ができる。
【0009】
【作用および効果】互いに隣り合わせに配置されるイン
ナチャンネル材相互の端部をクロスメンバのガセットに
それぞれ結合した結果、互いに隣り合わせに配置される
インナチャンネル材相互は、ガセットを介して結合され
ることとなる。
【0010】互いに隣り合わせに配置されるインナチャ
ンネル材相互の端部を突き合わせるものであるため、嵌
合の場合の絞り加工を省略できる。
【0011】クロスメンバのガセットによってインナチ
ャンネル材相互を結合しているため、インナチャンネル
材の結合部に設けていた別部品のパッチ材が不要とな
り、それだけ軽量化を図りうる。
【0012】突き合わせた端部のそれぞれが鉛直面に対
して傾斜した端面を有する場合、両方の端部を通る鉛直
面内における端面間の間隙はわずかであるため、単一の
インナチャンネル材と比べて鉛直面内における断面積お
よび断面係数の低下はわずかである。したがって、上下
方向および横方向の曲げに対する強度や剛性の低下はわ
ずかとなり、単一のインナチャンネル材とほぼ同じ働き
をするようになる。
【0013】
【実施例】結合構造は、図1に示すように、車体の前後
方向へ伸びる溝型の一対のサイドフレーム20を車体の
2つの側部にそれぞれ配置し、これらサイドフレーム間
に車体の横方向へ伸びるクロスメンバ22を配置した車
両において、前記サイドフレーム20を補強する補強材
を結合する構造である。
【0014】一対のサイドフレーム20の車体への配置
やクロスメンバ22の車体への配置自体は公知であり、
また一対のサイドフレーム20をそれぞれ補強する補強
材の結合構造は同じであるため、以下の説明は、車体を
省略し、一方の側部のサイドフレーム20について行
う。
【0015】前記補強材は、各サイドフレーム20に嵌
合される複数、図1の実施例では2つのインナチャンネ
ル材24、26からなる。2つのインナチャンネル材2
4、26は、それぞれの端部25、27を突き合わせた
状態でサイドフレーム20に、突き合わせた端部25、
27がクロスメンバ22の横方向に位置するように嵌合
される。この場合、端部25、27がクロスメンバ22
の中心軸線を含む鉛直面を境にして前後に位置し、それ
ぞれの端面が前記鉛直面に可及的に接近するように配置
する。図1の実施例では、開断面結合であり、2つのイ
ンナチャンネル材24、26はサイドフレーム20に嵌
合されたとき、サイドフレーム20と同じ横幅となるよ
うに形成されている。
【0016】ガセット30は、クロスメンバ22の端部
に溶接されたもので、図1の実施例では、インナチャン
ネル材24、26に嵌合する大きさの溝型に形成されて
いる。ガセット30を2つのインナチャンネル材24、
26に嵌合し、前記鉛直面の前方において、サイドフレ
ーム20とインナチャンネル材24とガセット30とに
リベット32を打ち込み、これらを結合する。さらに、
前記鉛直面の後方において、サイドフレーム20とイン
ナチャンネル材26とガセット30とにリベット32を
打ち込み、これらを結合する。その結果、前方のインナ
チャンネル材24と後方のインナチャンネル材26と
は、ガセット30を介して結合される。
【0017】図2に示す実施例では、2つのインナチャ
ンネル材24、26は閉断面結合を形成するようにサイ
ドフレーム20に嵌合されており、突き合わせた端部2
5、27はクロスメンバ22の横方向に位置する。2つ
のインナチャンネル材24、26は、サイドフレーム2
0内へ進入するが、サイドフレーム20の底までには達
しない横幅とすることができる。
【0018】ガセット34は、溝型であるがその溝にサ
イドフレーム20を嵌合させる大きさであり、溝がサイ
ドフレーム20と2つのインナチャンネル材24、26
とに対面するようにクロスメンバ22に溶接されてい
る。ガセット34にサイドフレーム20を嵌合させ、ク
ロスメンバ22の中心軸線を含む鉛直面の前方におい
て、ガセット34とサイドフレーム20とに、さらにガ
セット34と前方のインナチャンネル材24とに溶接3
6を行う。また、前記鉛直面の後方において、ガセット
34とサイドフレーム20とに、さらにガセット34と
後方のインナチャンネル材26とに溶接36を行う。そ
の結果、前方のインナチャンネル材24と後方のインナ
チャンネル材26とは、ガセット34を介して結合され
る。
【0019】図3に示す実施例では、前方のインナチャ
ンネル材44は突き合わせ端部に、斜め上向きに傾斜し
た端面45を有し、後方のインナチャンネル材46は突
き合わせ端部に、斜め下向きに傾斜した端面47を有す
る。2つの端面45、47の中央がクロスメンバ22の
横方向に位置するように2つのインナチャンネル材4
4、46をサイドフレーム20に嵌合する。この実施例
では、ガセット30を使用し、サイドフレーム20と前
方のインナチャンネル材44とガセット30とをリベッ
ト32によって結合する。さらに、サイドフレーム20
と後方のインナチャンネル材46とガセット30とをリ
ベット32によって結合する。
【0020】図4に示す実施例では、前方のインナチャ
ンネル材54は、ほぼV字状に切り欠いて形成された傾
斜した端面55を有し、後方のインナチャンネル材56
は、凸状に傾斜された端面57を有する。この実施例で
は、クロスメンバの中心軸線から上下のほぼ等距離に、
2つの端面55、57間の間隙がくるように2つのイン
ナチャンネル材54、56を位置させる。この実施例
も、ガッセト30を使用して結合する。
【0021】図5の実施例では、サイドフレーム20と
2つのインナチャンネル材44、46とは閉断面結合を
している。したがって、ガセット34を使用して結合す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のサイドフレームの補強材の
結合構造の実施例を示すもので、aは斜視図、bは面B
で切断した断面図である。
【図2】本発明に係る車両のサイドフレームの補強材の
結合構造の別の実施例を示すもので、aは斜視図、bは
面Bで切断した断面図である。
【図3】本発明に係る車両のサイドフレームの補強材の
結合構造のさらに別の実施例を示すもので、aは斜視
図、bは面Bで切断した断面図である
【図4】本発明に係る車両のサイドフレームの補強材の
結合構造のさらに別の実施例を示すもので、aは斜視
図、bは面Bで切断した断面図であるが、クロスメンバ
は省略してある。
【図5】本発明に係る車両のサイドフレームの補強材の
結合構造のさらに別の実施例を示すもので、aは斜視
図、bは面Bで切断した断面図であるが、クロスメンバ
は省略してある。
【図6】従来のサイドフレームの補強材の結合構造を示
すもので、a、bはそれぞれ異なる態様を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
20 サイドフレーム 24、26、44、46、54、56 インナチャンネ
ル材 22 クロスメンバ 30、34 ガセット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後方向へ伸びる溝型の一対のサ
    イドフレームを車体の2つの側部にそれぞれ配置し、こ
    れらサイドフレーム間に車体の横方向へ伸びるクロスメ
    ンバを配置した車両の前記サイドフレームを補強する補
    強材の結合構造であって、前記補強材は前記各サイドフ
    レームに嵌合される複数のインナチャンネル材からな
    り、これらインナチャンネル材のうち互いに隣り合わせ
    に配置されるインナチャンネル材相互の端部を突き合わ
    せて前記クロスメンバの横方向に位置させ、前記クロス
    メンバの端部に設けたガセットにそれぞれ結合した、車
    両のサイドフレームの補強材の結合構造。
  2. 【請求項2】 前記突き合わせた端部のそれぞれは、鉛
    直面に対して傾斜した端面を有する、請求項1に記載の
    車両のサイドフレームの補強材の結合構造。
JP20425192A 1992-07-09 1992-07-09 車両のサイドフレームの補強材の結合構造 Pending JPH0624355A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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