JPH06243499A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH06243499A
JPH06243499A JP5028086A JP2808693A JPH06243499A JP H06243499 A JPH06243499 A JP H06243499A JP 5028086 A JP5028086 A JP 5028086A JP 2808693 A JP2808693 A JP 2808693A JP H06243499 A JPH06243499 A JP H06243499A
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JP
Japan
Prior art keywords
substrate
pickup
optical
semiconductor laser
air flow
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5028086A
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English (en)
Inventor
Isao Kawakubo
功 川窪
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】半導体レーザの簡便な放熱手段を備えた小型軽
量な光ピックアップを提供することを目的とする。 【構成】本発明の光ピックアップは、半導体基板21
と、この半導体基板21上に設けられた半導体レーザ3
0と、を備えている。半導体基板21の裏面には、半導
体レーザから伝わる熱を放熱する複数の溝21aが形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光学的情報記録媒体
(以下、光ディスク)に信号を記録し、または記録され
た信号を再生するための光ピックアップに係り、特に小
型軽量な光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気ディスク装置に代表されるコ
ンピュータの補助記憶装置においては小形化、高密度
化、情報アクセスの高速化等の要求が拡大している。こ
のような要求に対応すべく、記録情報の高密度・大容量
化を目指して光ディスクを利用した光情報記録技術の研
究・開発が盛んに行われており、この光情報記録技術に
おいてのキーコンポーネントとなる光ピックアップは様
々なものが考案・開発され実用化されている。
【0003】上述した光ピックアップは、通常、対物レ
ンズ、プリズム、半導体レーザ、光検出器等の個別部品
を用いて組み立てられている。しかしながら、この方法
によれば、組立時の操作性、位置決め精度などの点から
各部品の大きさの下限が決まり、また、相互の位置調整
をするための機構も必要となるため、光ピックアップの
大きさをあまり小さくすることはできない。そこで、こ
のような問題点を解決するために、光導波路とグレーテ
ィング(回折格子)を用いた光集積ピックアップが提案
されており、例えば、電子通信学会誌論文誌1986・
5Vol・J69−CNo.5 P609−P615に
記載されているものが知られている。
【0004】図7を参照して、前記光導波路を利用した
光集積ピックアップについて説明する。半導体基板11
上にバッフア層10を介して形成された光導波路1の端
面には半導体レーザ2が固定されている。この半導体レ
ーザ2から出射された光は、光導波路1内に結合し、集
光ビームスプリッタ5を介して集光グレーティングカプ
ラ3によって光ディスク4上に回析限界まで集光され
る。そして、光ディスクからの反射光は、集光グレーテ
ィングカプラ3によって、再び光導波路1に結合され
る。この戻り光は、集光ビームスプリッタ5により分
波、集光されて、半導体基板11上に形成された4分割
の光検出素子6a,6bおよび6c,6dに向かって光
導波路1内を伝搬して行く。そして、各検出素子の出力
は、所定の演算処理を行うことにより、情報読取信号、
フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号とな
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図7に示した構成によ
れば、光ピックアップの小型化という点では優れている
が、半導体レーザの放熱に関して以下の問題が生じる。
一般に、半導体レーザの発振波長及びパワーは、温度に
よって敏感に変動することが知られており、半導体レー
ザの温度変動は装置特性上好ましくない。個別部品を用
いて組み立てられた通常の光ピックアップでは、半導体
レーザは金属パッケージ内に封入され、このパッケージ
を介して放熱が行われている。
【0006】しかしながら、図7に示した光集積ピック
アップによれば、半導体レーザは、半導体基板の端面に
固定されるのみで、放熱のための機構は全く用意されて
いない。上記論文の後半に述べられている実験によれ
ば、便宜的にパッケージ封入型の半導体レーザが使用さ
れているが、重量、スペース等の関係から、光集積ピッ
クアップにおいて、実際にこのような構成を取ることは
難しい。
【0007】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、半導体レーザの簡便な放熱手段を
備えた小型軽量な光ピックアップを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、光学的記録媒体を用いて情報を記録およ
び/または再生する光ピックアップにおいて、少なくと
も基板と、この基板に設けられた半導体レーザと、を備
え、前記基板に溝を形成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】半導体レーザが設けられた基板に溝を形成し、
光ディスクが回転した際に発生する空気流と基板との接
触面積を増やす。これによって、半導体レーザから基板
に伝わった熱は効果的に冷却される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に沿って具
体的に説明する。図1は、本発明の第1実施例を示す図
であり、(a)は正面図、(b)は側面図、そして
(c)は平面図である。
【0011】半導体基板21の表面には、バッフア層2
2が形成されると共に、光検出素子26a〜26dが形
成される。このバッフア層22の表面には、スパッタリ
ングによって光導波層23が形成され、この光導波層2
3の表面にグレーティング層を形成した後、電子ビーム
描画法および反応性イオンエッチングにより、集光グレ
ーティングカプラ24および集光ビームスプリッタ25
が作製される。また、半導体基板の端面には、エッチン
グによって段差28が形成され、この段差28上に光導
波層23に隣接して半導体レーザ30が接着される。こ
の半導体レーザ30は、極めて熱伝導の良い状態で半導
体基板21に接着されており、この基板全体は半導体レ
ーザのための放熱板として機能する。
【0012】すなわち、半導体基板21の裏面には、光
ディスクのトラック方向に沿うように、複数の溝21a
が形成される。これらの溝21aは、例えば、図2
(a)〜(d)に示すようなプロセスによって容易に形
成することができる。まず、半導体基板21の裏面に感
光材料31を塗布し(図2(a))、マスクを用いて露
光しパターニングする(図2(b))。次に、この感光
材料をマスクとして基板をエッチングし(図2
(c))、最後に感光材料31を剥離する(図2
(d))。
【0013】このように、光集積ピックアップの半導体
基板21の裏面に複数の溝21aが形成された場合の効
果について説明する。図3(a)は、光ディスク4と光
集積ピックアップとの位置関係を示す図である。なお、
実際の信号再生においては、サーボ動作(光ディスクの
面ぶれ、偏心等に対応して、集束光がトラックを追従す
るようにピックアップを動かす動作)を行うため、基板
全体を支持、駆動する機構が必要となるが、図において
は、このような支持、駆動機構は省略されている。
【0014】図で示すように、信号再生の際、光集積ピ
ックアップは光ディスク4と極めて接近するため、光デ
ィスク4の回転に伴う空気流が矢印で示すように光集積
ピックアップの表面側及び裏面側を流れて行く。このと
き、半導体基板21の裏面に形成された溝により、気流
と半導体基板の接触面積が増え、半導体レーザ30から
伝わった熱は効果的に冷却される。
【0015】ここで、半導体基板の表面温度をTW 、気
流の温度をTf 、基板の表面積をAとすると、放熱され
る熱量Qは、ニュートンの冷却の法則に従い、 Q=α・A・(Tf −TW )となる。 この式においてαは、基板の熱伝導率である。
【0016】仮に、溝の幅tg =100μm 、深さtd
=100μm とすると、表面積Aは溝がない場合の約
1.8倍となる。放熱量Qは表面積Aに比例するので、
溝がある場合の放熱量Qも溝がない場合に対して約1.
8倍となる。例えば、TW =200°C、Tf =20°
C、A=1cm×1cm×1.8、α=100とすると、Q
=3.24(W)となり、大きな放熱効果が期待でき
る。また、図3(b)で示すように、溝21aは、気流
の流れの方向に沿って形成されているので、凹凸によっ
て発生する乱流は極めて少なく、効率的に冷却が行われ
る。さらに、溝21aは翼の役目を果たし、集積光ピッ
クアップの位置安定化にも役立つ。
【0017】上記実施例では、半導体基板21の裏面を
直接加工して複数の溝を形成したが本発明では、これに
限られず、基板の裏面に熱伝導性の良い溝が形成される
ならば、どのような方法であっても良い。
【0018】例えば、図4に示すように、半導体基板2
1の裏面に金属材料(例えばAl)35を成膜しそれを
溝状に加工しても良い。これらの溝35aは、図2で示
した方法と同様な方法で形成することができる。このよ
うに溝を形成しても、前述した実施例と同様な効果が得
られる。あるいは、図5に示すように、複数の溝36a
が形成された金属材料36をあらかじめ作成しておき、
これを半導体基板21の裏面に接合しても良い。このよ
うに構成しても前記実施例と同様な効果が得られる。図
4および図5に示した変形例では、半導体基板21に接
合する材料は金属としたが、熱伝導が良く加工しやすい
材料であれば何でもよい。
【0019】以上、本発明の光ピックアップを説明した
が、本発明は上記実施例に限定されることはない。上記
実施例では、半導体基板上に光導波層が形成された形式
の光ピックアップについて説明したが、半導体レーザが
基板上に接着され、光ディスクの近傍に配置される構成
の光ピックアップであれば、どのような形式のものであ
っても構わない。
【0020】例えば、図6は、半導体レーザ50が接着
された基板41上に反射ミラー42を設けると共に、ホ
ログラム板43および対物レンズ44を配置した光ピッ
クアップを示す。半導体レーザから射出されたレーザ光
は、反射ミラー42によって光ディスク4に向けて反射
され、ホログラム板43および対物レンズ44を透過し
て光ディスク4に集光される。そして、光ディスク4か
らの反射光の一部は、ホログラム板43によって回折さ
れ、基板41上に形成された受光素子46a〜46dで
検出される。このように構成された光ピックアップで
も、基板41の裏面に複数の溝41aを形成することに
より、前記実施例と同様な効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による光ピ
ックアップによれば、半導体レーザが設けられた基板の
裏面に複数の溝を形成することによって、半導体レーザ
の発熱に対する大きな放熱効果が得られる。また、これ
らの溝は、気流の流れの方向に沿って形成されているの
で凹凸によって発生する乱流は少なく、効率的に冷却が
行われるばかりでなく、ピックアップの位置安定化にも
役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図であり、(a)は
正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。
【図2】基板の裏面に溝を形成する際の作成工程を順を
追って説明する図である。
【図3】(a)は、光ディスクと光ピックアップとの位
置関係を示す図であり、(b)は、光ピックアップの基
板を裏から見た図である。
【図4】図1に示す光ピックアップの基板部分の変形例
を示す正面図である。
【図5】図1に示す光ピックアップの基板部分の別の変
形例を示す正面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す図であり、(a)は
斜視図、(b)は側面図である。
【図7】従来の集積化された光ピックアップを示す斜視
図である。
【符号の説明】 4…光ディスク、21…半導体基板、21a…溝、23
…光導波層、30…半導体レーザ、41…基板、41a
…溝、50…半導体レーザ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的記録媒体を用いて情報を記録およ
    び/または再生する光ピックアップにおいて、 少なくとも基板と、この基板に設けられた半導体レーザ
    と、を備え、前記基板に溝を形成したことを特徴とする
    光ピックアップ。
JP5028086A 1993-02-17 1993-02-17 光ピックアップ Withdrawn JPH06243499A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5028086A JPH06243499A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 光ピックアップ

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JP5028086A JPH06243499A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 光ピックアップ

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JPH06243499A true JPH06243499A (ja) 1994-09-02

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JP5028086A Withdrawn JPH06243499A (ja) 1993-02-17 1993-02-17 光ピックアップ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002042361A (ja) * 2000-05-18 2002-02-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd ディスク装置
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Effective date: 20000509