JP4381540B2 - 光記録媒体の再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光の回折限界よりも小さな開口部から発生する近接場光を使用して記録マークを再生する光記録媒体の再生方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光ディスク等の光記録媒体の記録速度の向上に伴って、光記録媒体の高感度化の研究が盛んである。例えば、特開平4−62090号公報には、いわゆるプラズモンを利用した記録層の高感度化の方法が開示されている。プラズモンとは金属、半金属あるい半導体における自由電子の振動であり、光を照射することによって励起することが可能なものである。このプラズモンは、周囲に強い電場を発生させるため、そのエネルギーを利用した各種の応用が期待されている。
【0003】
そこで、上記公報に記載の構成では、記録層内に記録材料と金属とからなる微小球を分散させ、微小球における金属にプラズモンを励起して、そこから発生した強い電場によって記録材料に記録を行い、記録効率を向上させている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の構成では、記録時にプラズモンを利用して記録効率を向上させているものの、再生時にプラズモンを利用することについては検討されていない。したがって、記録密度が高まるに連れて読み出し信号が減少するという問題点を克服することができない。このため、上記従来の構成では、記録感度は向上し得るものの、より小さな記録マークを記録再生することは困難であり、さらなる光記録媒体の高密度化は不可能である。
【0005】
本発明の光記録媒体の再生方法は、再生時にもプラズモンを利用し、記録密度が高まるに連れて読み出し信号が減少するという問題点を克服することにより、光記録媒体のさらなる高密度化が可能な再生方法の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の光記録媒体の再生方法は、光学的変化を生じさせることにより情報を記録可能な記録層と、光照射または加熱されて屈折率が変化するとともに、この変化が可逆的に生じる機能層とを有し、前記機能層を介して発生する近接場光が記録層へ到達可能となっている光記録媒体を使用し、前記記録層と前記機能層との少なくとも一方に光照射することによりその被照射層にプラズモンを励起させるとともに、前記機能層に対して光照射または加熱することにより機能層に局所的な屈折率変化領域を生じさせ、前記プラズモンによって発生した近接場と前記屈折率変化領域との相互作用により発生した伝搬光を検出することを特徴としている。
【0007】
上記の構成によれば、記録層と機能層との少なくとも一方に光照射してその被照射層にプラズモンを励起させるとともに、機能層に対して光照射または加熱を行い機能層に局所的な屈折率変化領域を生じさせると、プラズモンによって発生した近接場と屈折率変化領域との相互作用により、記録層の記録情報、即ち再生情報を含んだ伝搬光が生じる。前記屈折率変化領域の大きさの範囲は例えば数nmから数百nmである。そして、再生情報を含んだ前記伝搬光を検出することにより、記録層に記録された情報を再生することができる。
【0008】
この場合、プラズモンによって励起された強い近接場を介して記録層の情報を読み出すことになるため、再生信号量を増大することができる。この結果、前記屈折率変化領域の大きさを例えば数十nm以下とし、より小さい記録マークの記録再生が可能となり、光記録媒体の記録密度をさらに高めることが可能となる。
【0009】
上記の光記録媒体の再生方法において、前記伝搬光は、前記屈折率変化領域と前記機能層におけるその他の領域との少なくとも一方を透過したものである構成としてもよい。
【0010】
上記の光記録媒体の再生方法は、前記機能層に屈折率変化領域を生じさせるのに第1の光ビームを使用し、前記プラズモンを励起するのに第2の光ビームを使用する構成としてもよい。
【0011】
上記の構成によれば、屈折率変化領域を生じさせるための光ビーム用の光源と、プラズモンを励起するための光ビーム用の光源とを別個に設けているため、プラズモンを発生させるための光ビームの光量や波長と、再生を行うための光ビームの光量や波長とを独立に調整することが可能である。また、機能層や記録層の材料に合わせて、どちらの層にプラズモン励起用の光ビームを照射するかを選択することができる。
【0012】
これにより、効率がよく良好な再生を行なうことができる。また、光ビームの照射にて機能層に屈折率変化領域を生じさせる構成であるから、本発明の再生方法を実施するための構成を小型化することができる。
【0013】
上記の光記録媒体の再生方法は、前記機能層が高速で相転移を起こして光学的な変化を生じる構成としてもよい。
【0014】
上記の構成によれば、高速にて機能層の屈折率変化領域を発生させかつ消滅させることができ、高速での再生が可能となる。
【0015】
前記機能層の材料としては、前記機能を有する金属、合金または有機化合物を使用することができる。
【0016】
前記金属、合金としては、アンチモン、インジウム・アンチモン合金、銀・インジウム・アンチモンテルル合金等を使用することができる。このようなよく知られている相変化型記録媒体の材料にて機能層を形成する場合、光記録媒体の製造が容易となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態を図1ないし図3に基づいて以下に説明する。
本実施の形態の再生方法に使用する光記録媒体としての光ディスクは、図2に示す構造を有している。
【0018】
この光ディスク1の構造は、論文誌「 Applied Physics Latters, Vol.73, No.15, 12 October 1998, pp.2078-2080」にも開示されている。この光ディスク1は、再生層(機能層)13に数十nmの開口部を発生させて、近接場光により回折限界を超えた記録再生を可能にするものである。上記開口部の大きさは、入射される光ビームの光量によって変化し、数nm〜数百nmの範囲である。
【0019】
光ディスク1は、基板11上に、誘電体層12、再生層13、誘電体層14、記録層15および誘電体層16がこの順序に積層されたものとなっている。
【0020】
基板11の材料は例えばポリカーボネートであり、誘電体層12、14、16の材料は例えばSiNであり、再生層13の材料は例えばSbであり、記録層15の材料は例えば合金としてのGe2 Sb2 Te5 である。再生層13は、回折限界よりも小さな開口部を発生し、これによって数十nm以下の記録マークの再生を可能とする。
【0021】
記録層15はアズデポ状態が結晶相であり、そこに、本実施の形態において、アモルファス相のマークm、m、…が記録されている。誘電体層14の厚さは数十nmであり、この厚さは、再生層13を介して発生する近接場光が記録層15へ到達できる距離以下である。したがって、近接場光によって記録層15に記録されたマークmを高い分解能で読み出すことができるようになっている。
【0022】
上記光ディスク1を再生する再生装置は、図3に示す構成となっている。この再生装置は、記録再生回路2、光学ヘッド3、対物レンズ4、光源5および対物レンズ6を備えている。
【0023】
記録再生回路2は、記録信号を光学ヘッド3に供給するとともに、光学ヘッド3から得られた再生信号を再生するものである。光学ヘッド3は、例えば半導体レーザを備え、光ディスク1に対する記録時および再生時に光ビームb1を対物レンズ4を介して光ディスク1に照射するものであり、記録時には記録信号をこれに対応した光ビームb1に変換し、再生時には光ディスク1からの戻り光を再生信号に変換する。光源5は、例えば半導体レーザからなり、プラズモンを励起するための光ビームb2を対物レンズ6を介して光ディスク1に照射するものである。
【0024】
光ディスク1は、上記のように、合金からなる記録層15や半金属からなる再生層13を備えており、再生時にはこれらの層のうちの少なくとも一方に上記光ビームb2を斜め方向から入射させることにより、プラズモンを励起させる。この場合、光学ヘッド3からは光ビームb1が対物レンズ3を介して光ディスク1の再生層13に照射される。
【0025】
上記の構成において、光ディスク1の再生方法を以下に説明する。
光ディスク1を再生する際には、図1(a)に示すように、本実施の形態において光ディスク1の記録層15にプラズモン励起用の光ビームb2を照射する。光ディスク1への光ビームb2の入射角度は、光ビームb2が照射される材料や光ビームb2の波長により決定される。本実施の形態の光ディスク1の場合、光ビームb2の波長が600〜700nmのとき、上記入射角度は40〜50度である。
【0026】
光ビームb2が照射された記録層15にはプラズモンが励起され、記録層15の周囲に強い電場eが発生する。この電場eは、記録層15の表面付近に局在するいわゆる近接場であり、記録マークmの情報を含んでいる。
【0027】
上記近接部(電場e)が生じている状態で、図1(b)に示すように、記録再生用の光ビームb1を光ディスク1の再生層13に照射する。光ビームb1の再生層13における照射部位は、記録層15での光ビームb2の照射部位との対応部位である。すると、再生層13は、光ビームb1の中心付近に相当する部分が高温となり、その部分において再生層13の材料であるSbの結晶状態からアモルファス状態への相転移が起こる。この相転移部分は他の部分に対して屈折率が変化したものとなる。以下、この部分を開口部(屈折率変化領域)13aとする。なお、上記相転移は可逆的なものであり、光ビームb1の照射を解除したときに、アモルファス状態の部分は結晶状態に戻る。
【0028】
上記開口部13aの大きさは数十nm以下であり、この開口部13aを介して記録マークmの情報を含んだ近接場(電場e)が伝搬光(近接場光)に変換され、即ち、近接場(電場e)と開口部13aとの相互作用により開口部13aにて伝搬光が生じ、この伝搬光が光学ヘッド3に反射する。この反射光は光学ヘッド3にて再生信号に変換され、記録再生回路2にて再生される。
【0029】
この場合、上記伝搬光は、本来弱いものであるが、プラズモンが励起されることにより発生した近接場(電場e)にて増強されるので、記録層15に記録されたマークmを高い分解能によって読み出すことができ、しかも読み出す際の信号量を増大することができる。
【0030】
上記のように、本実施の形態における光ディスク1の再生方法では、記録層15においてプラズモンを励起させ、このプラズモンによって発生した近接場に記録マークmの情報が含まれ、この近接場を開口部13aによって伝搬光に変換し、この伝搬光を光学ヘッド3に入射させることにより再生を行なっている。
【0031】
ここで、上記伝搬光は、上記開口部13aが小さいとき、主として再生層13の開口部13a以外の部分を通り反射光となる一方、開口部13aが大きいとき、主として開口部13aを通り反射光となる。このときの分解能と信号強度は開口部13aの大きさに関係し、数十nm以下の記録マークを読み出すことができる。
【0032】
なお、先述の論文誌「 Applied Physics Latters」においては、開口部13aの大きさが数十nm以下であり、記録再生用の光ビームb1のみによって信号を再生していたため、再生信号量が減少し、記録マークの読み出しが困難であった。しかし、本発明の再生方法によれば、プラズモンによって励起された強い近接場(電場e)を介して記録マークmを読み出すため、再生信号量を数十倍から数百倍に増大することが可能である。
【0033】
また、再生層13の材料としては、高速で層転移を起こし、光学的な変化を生じる金属、合金、または有機化合物を使用するのが好ましい。例えば、アンチモン、インジウム・アンチモン合金、銀・インジウム・アンチモン・テルル合金等である。
【0034】
また、プラズモンによって発生する熱による記録層15または再生層13の加熱温度は、記録層15または再生層13の相転移温度よりも低くなければならない。したがって、プラズモン励起用の光ビームb2を記録層15に入射させるか再生層13に入射させるかは、プラズモンによる上記加熱温度と記録層15の相転移温度の差と、プラズモンによる上記加熱温度と再生層13の相転移温度の差との大小によって決定する。即ち、この点からみて熱的な余裕が記録層15の方にあれば記録層15に、再生層13の方にあれば再生層13に光ビームb2を入射させる。上記熱的な余裕の有無は再生層13および記録層15の材料や光源5の種類によって異なるため、それら応じて適切な方を選択すればよい。
【0035】
〔実施の形態2〕
本発明の実施の他の形態を図4に基づいて以下に説明する。
前記実施の形態1の再生方法においては、光ディスク1に対して光ビームb1と光ビームb2とを互いに反対側から入射させていたが、本実施の形態の再生方法においては、図4に示すように、両光ビームb1、b2を光ディスク1に対して同一側(基板11側)から入射させるようになっている。したがって、本実施の形態においては、図3に示した構成において、プラズモン励起用の光源5および対物レンズ6は、記録再生用の光学ヘッド3および対物レンズ4と同一の側に設けられる。
【0036】
光ディスク1の再生の際には、前記の場合と同様の入射角度でプラズモン励起用の光ビームb2を光ディスク1の再生層13に基板11側から照射する。また、記録再生用の光ビームb1を再生層13に基板11側から照射する。すると、光ビームb2の照射により、半金属(Sb)からなる再生層13にプラズモンが励起され、再生層13の周囲に、プラズモンによって増強された前記近接場が発生する。この近接場は記録層15に記録されている記録マークmの情報を含んだものとなる。
【0037】
また、光ビームb1の照射により、再生層13に前記開口部13aが生じる。この開口部13aの発生により、開口部13a付近の上記近接場が変化し、この近接場が伝搬光に変換される。この伝搬光は、光学ヘッド3に反射され、前述のようにして再生を行なうことができる。
【0038】
即ち、本実施の形態における光ディスク1の再生方法では、再生層13において励起させたプラズモンにより開口部13aにおける近接場を増強し、この近接場を、近接場と記録層15との相互作用によって、記録マークmの情報を含んだ伝搬光に変換し、この伝搬光を光学ヘッド3に入射させることにより再生を行なっている。
【0039】
なお、以上の実施の形態においては、再生層13における開口部13aの形成を光ビームb1の照射により行なっているが、この光ビームb1に代えて、適当な加熱手段により再生層13を加熱するようにしてもよい。また、記録層15は光照射または加熱にて部分的に光学的変化を生じさせることにより情報を記録可能なものとすることができる。
【0040】
【発明の効果】
以上のように、本発明の光記録媒体の再生方法は、光学的変化を生じさせることにより情報を記録可能な記録層と、光照射または加熱されて屈折率が変化するとともに、この変化が可逆的に生じる機能層とを有し、前記機能層を介して発生する近接場光が記録層へ到達可能となっている光記録媒体を使用し、前記記録層と前記機能層との少なくとも一方に光照射することによりその被照射層にプラズモンを励起させるとともに、前記機能層に対して光照射または加熱することにより機能層に局所的な屈折率変化領域を生じさせ、前記プラズモンによって発生した近接場と前記屈折率変化領域との相互作用により発生した伝搬光を検出する構成である。
【0041】
これにより、プラズモンによって励起された強い近接場を介して記録層の情報を読み出すので、再生信号量を増大することができる。この結果、より小さい記録マークの記録再生が可能となり、光記録媒体の記録密度をさらに高めることが可能となるという効果を奏する。
【0042】
上記の光記録媒体の再生方法は、前記伝搬光が、前記屈折率変化領域と前記機能層におけるその他の領域との少なくとも一方を透過したものとする構成であり、再生光となる伝搬光をいずれかから適宜選択することができる。
【0043】
上記の光記録媒体の再生方法は、前記機能層に屈折率変化領域を生じさせるのに第1の光ビームを使用し、前記プラズモンを励起するのに第2の光ビームを使用する構成である。
【0044】
これにより、プラズモンを発生させるための光ビームの光量や波長と、再生を行うための光ビームの光量や波長とを独立に調整することが可能である。また、機能層や記録層の材料に合わせて、どちらの層にプラズモン励起用の光ビームを照射するかを選択することができる。これにより、効率がよく良好な再生を行なうことができる。
【0045】
また、光ビームの照射にて機能層に屈折率変化領域を生じさせる構成であるから、本発明の再生方法を実施するための構成を小型化することができるという効果を奏する。
【0046】
上記の光記録媒体の再生方法は、前記機能層が高速で相転移を起こして光学的な変化を生じる構成である。
【0047】
これにより、高速にて機能層の屈折率変化領域を発生させかつ消滅させることができ、高速での再生が可能となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施の一形態における光記録媒体の再生方法において、光ディスクに対し、プラズモン励起用の光ビームを照射した状態を示す説明図であり、図1(b)は、上記光ビームに加え、さらに再生用の光ビームを照射した状態を示す説明図である。
【図2】図1に示した光ディスクの概略の断面図である。
【図3】本発明の実施の一形態における光記録媒体の再生方法を実施するための構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の他の形態の光記録媒体の再生方法において、図2に示した光ディスクに対し、プラズモン励起用の光ビームと再生用の光ビームとを照射した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク(光記録媒体)
2 記録再生回路
3 光学ヘッド
4 対物レンズ
5 光源
6 対物レンズ
12 誘電体層
13 再生層(機能層)
13a 開口部(屈折率変化領域)
14 誘電体層
15 記録層
16 誘電体層
b1 光ビーム
b2 光ビーム

Claims (4)

  1. 光学的変化を生じさせることにより情報を記録可能な記録層と、光照射または加熱されて屈折率が変化するとともに、この変化が可逆的に生じる機能層とを有し、前記機能層を介して発生する近接場光が記録層へ到達可能となっている光記録媒体を使用し、
    前記記録層と前記機能層との少なくとも一方に光照射することによりその被照射層にプラズモンを励起させるとともに、前記機能層に対して光照射または加熱することにより機能層に局所的な屈折率変化領域を生じさせ、前記プラズモンによって発生した近接場と前記屈折率変化領域との相互作用により発生した伝搬光を検出することを特徴とする光記録媒体の再生方法。
  2. 前記伝搬光は、前記屈折率変化領域と前記機能層におけるその他の領域との少なくとも一方を透過したものであることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体の再生方法。
  3. 前記機能層に屈折率変化領域を生じさせるのに第1の光ビームを使用し、前記プラズモンを励起するのに第2の光ビームを使用することを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体の再生方法。
  4. 前記機能層は高速で相転移を起こして光学的な変化を生じるものであることを特徴とする請求項1に記載の光記録媒体の再生方法。
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