JP3412603B2 - 光電子装置 - Google Patents

光電子装置

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JP3412603B2
JP3412603B2 JP2000129150A JP2000129150A JP3412603B2 JP 3412603 B2 JP3412603 B2 JP 3412603B2 JP 2000129150 A JP2000129150 A JP 2000129150A JP 2000129150 A JP2000129150 A JP 2000129150A JP 3412603 B2 JP3412603 B2 JP 3412603B2
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  • Optical Head (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光情報処理、光計
測および光通信等の分野において使用される半導体レー
ザ装置や光ピックアップ装置等の光電子素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のテレビ等から映像や音声を記録再
生するための磁気ヘッドによるビデオテープ方式に対し
て光学ヘッドを使用し、情報を含む媒体上に収束した光
ビームを照射し、媒体から反射された光を検出して媒体
の情報内容を映像や音として再生する光ディスク方式の
普及が最近著しくなってきた。媒体としてはオーディオ
分野ではコンパクトディスク、ビデオ分野ではレーザデ
ィスクがよく知られており、光ディスクから情報を読み
出すために光学ヘッドとして半導体レーザ装置を用いた
光ピックアップ装置が用いられる。これらの半導体レー
ザ応用による光記録再生技術は大型のコンピュータネッ
トワーク、またはパーソナルコンピュータにおけるデー
タ記憶にも適用できるものとしていわゆるマルチメディ
アと呼ばれる高度情報社会の中枢を担う技術として発展
しつつある。
【0003】図3はその光ピックアップ装置の一例の構
成を示すものであり、図において1は光ディスク、2は
対物レンズ、3は対物レンズ2を動かすアクチュエー
タ、4は反射鏡、5はビームスプリッタ、6は3ビーム
発生グレーティング、7は半導体レーザ、8は受光素
子、9はレーザ出射光、10は光ディスク1により変調
され反射されて戻ってきた信号光である。上述のように
従来の光ピックアップ装置では半導体レーザ7、3ビー
ム発生グレーティング6、ビームスプリッタ5、受光素
子8、反射鏡4および対物レンズ2がそれぞれ別個の部
品から構成されており、部品点数が多く、かつコストが
高くなるという課題があった。この課題を改善するため
に発明者らは、図4に示すように上述した別個の部品類
を集積化し、一体化して長期信頼性および量産性に優れ
た半導体レーザ装置および光ピックアップ装置を提案し
た(特願平4−284154号)。図4において11は
図3における半導体レーザ7、3ビーム発生グレーティ
ング6、ビームスプリッタ5、受光素子8を一体に集積
化し、ホログラム素子12を備えた半導体レーザ装置で
ある。つぎにこのホログラム素子12を備えた半導体レ
ーザ装置11の詳細な構造を図5に、ホログラム素子1
2の上面図を図6に示す。
【0004】図5において13は半導体レーザチップ、
14はヒートシンク用シリコン基板、15は枠体、16
は外部リード、17は半導体レーザチップ13より発生
したレーザ出射光、18は保護板、19はレーザ出射光
17が光ディスク1(図示せず)によって反射された信
号光20を検出する光検出回路、21はガラスやプラス
チック材よりなる基板22の上面に設けられたビームス
プリット用ホログラムパターン、23は同じく基板22
の他の面に設けられた3ビーム発生用グレーティングパ
ターン、24は信号光20がビームスプリット用ホログ
ラムパターン21によって回折された回折光である。
【0005】上記の構成を備えた光ピックアップ装置
は、レーザ出射光17および信号光20をホログラム素
子12によって制御することによって優れた性能を発揮
できるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のホ
ログラム素子12では、図5に示すようにビームスプリ
ット用ホログラムパターン21および3ビーム発生用グ
レーティングパターン23が基板22の平坦な表面に設
けられているために、工程中にこれらのパターンが異物
に触れて損傷する危険性が多く、またこれらのパターン
を保護することも困難であるという課題があった。また
図6に示すように、ビームスプリット用ホログラムパタ
ーン21の方向性を表すために設けられている十字マー
ク25は基板22が透明であること、また基板22の表
面が鏡面であることにより、外部光の状態によって識別
が難しく、ホログラム素子12を逆方向に使用してしま
う危険性があるという課題も避けられなかった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、基板の表面に設けられた上記パターンを外部から
の障害から容易に保護することができ、また組立工程中
に方向間違いのミスをなくすことができるホログラム素
子を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、発光素子と、前記発光素子を搭載する搭載
部と、前記搭載部の上に載置された光学素子とを有し、
前記光学素子は両面に凹部が設けられかつ前記凹部のそ
れぞれに異なる回折格子が形成されたものである。ま
た、前記凹部のうち一方はその平面形状が前記回折格子
のパターンの方向を識別しうる形状として切り欠き部を
備えるものである。
【0009】したがって本発明によれば、基板の両面に
凹部が設けられ、その中に回折格子を形成しているため
に基板の周辺にある土手部分が内部の回折格子を外部の
異物による接触から保護することができる。さらに凹部
はその平面形状に切り欠き部を設けているためにこのホ
ログラム素子を用いて光ピックアップ装置を組み立てる
場合、その切り欠き部をホログラム素子の組立方向を検
知する手段として使用することができるので組立ミスが
発生することがない。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明のホログラム素子の一
実施の形態について図1、図2とともに図5、図6と同
一部分には同一番号を付して詳しい説明を省略し、相違
する点について説明する。
【0011】図1は本発明の一実施の形態におけるホロ
グラム素子を用いた半導体レーザ装置の構造を示すもの
であり、図に示すようにガラスまたはプラスチック材よ
りなる基板22の両面にそれぞれ第1の凹部26および
第2の凹部27を設け、第1の凹部26の上面にビーム
スプリット用ホログラムパターン(回折格子)21を形
成し、第2の凹部27の上面に3ビーム発生用グレーテ
ィングパターン(回折格子)23を形成する。このよう
な構成とすることにより、ビームスプリット用ホログラ
ムパターン(回折格子)21は基板22の面に設けた第
1の凹部26の土手部分28によって保護されることに
なり、また3ビーム発生用グレーティングパターン(回
折格子)23は基板22の他の面に設けた第2の凹部2
7の土手部分29によって保護されているために半導体
レーザ装置や光ピックアップ装置の組立時に外部から異
物によって傷つけられるようなことがなくなる。
【0012】また図2に示すように基板22の上面に設
けられた第1の凹部26はその一部に切り欠き部30を
備えているために、ホログラム素子12を半導体レーザ
装置11に接合するとき、方向性を有するビームスプリ
ット用ホログラムパターン21が形成されたホログラム
素子12を正確に位置合わせすることができる。さらに
基板22の凹部26の底面を鏡面に、かつ土手部分28
の表面を粗面として仕上げることにより切り欠き部分3
0を位置合わせの指標としてより一層確実に認識するこ
とが可能となる。
【0013】なお、本実施の形態においては基板22の
両面に凹部を設けた例について説明したが、本発明の目
的が達せられる場合、基板22の片面に凹部を設けても
よい。また第1の凹部26および第2の凹部27の平面
形状は本実施の形態の場合、切り欠き部30を設けるた
めに特殊な5角形状としたが、半導体レーザ装置の組立
時にビームスプリット用ホログラムパターン21の方向
性を容易に認識し得るものであれば上記の5角形状に限
定するものではなく、凸多角形または凹多角形等の他の
形状を採用することも可能である。
【0014】このように上記実施の形態によれば、基板
22の両面に第1の凹部26および第2の凹部27を設
け、その内部にビームスプリット用ホログラムパターン
21と3ビーム発生用グレーティングパターン23をそ
れぞれ形成しているために、ホログラム素子12の取扱
い時または半導体レーザ装置の組立時に基板22の土手
部分28および29によってビームスプリット用ホログ
ラムパターン21と3ビーム発生用グレーティングパタ
ーン23が保護され、したがって外部からの不用意な力
によって傷つけられることがない。
【0015】
【発明の効果】本発明は、基板の両面にそれぞれ異なる
回折格子が形成されたホログラム素子において、その回
折格子が基板の片面、または両面に設けられた凹部に形
成されたものであるためにこれらの回折格子を工程作業
中に誤って傷つけてしまうという恐れがなくなり、極め
て高い信頼性と生産性に優れた光電子装置を得ることが
できる。また基板の両面に設けられた凹部がその形状の
少なくとも一部に切り欠き部を備えているために組立作
業中に容易にホログラム素子の方向性を認識することが
でき、本発明に係わるホログラム素子を用いて半導体レ
ーザ装置を組み立てる場合、より確実な組立作業が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるホログラム素子
を備えた半導体レーザ装置の断面図
【図2】同ホログラム素子の上面図
【図3】従来の光ピックアップ装置の概略構成図
【図4】半導体レーザ装置が一体化された光ピックアッ
プ装置の概略構成図
【図5】従来のホログラム素子を備えた半導体レーザ装
置の断面図
【図6】同ホログラム素子の上面図
【符号の説明】
12 ホログラム素子 21 ビームスプリット用ホログラムパターン(回折格
子) 22 基板 23 3ビーム発生用グレーティングパターン(回折格
子) 26 第1の凹部 27 第2の凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉川 昭男 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−193333(JP,A) 特開 平4−316001(JP,A) 特開 平1−307926(JP,A) 特開 平1−313988(JP,A) 特開 昭64−55745(JP,A) 特開 昭59−21077(JP,A) 実開 平1−156572(JP,U) 実開 昭64−30857(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 5/00 - 5/50 G11B 7/135 G02B 5/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光素子と、前記発光素子を搭載する搭
    載部と、前記搭載部の上に載置された光学素子とを有
    し、前記光学素子は両面に凹部が設けられかつ前記凹部
    のそれぞれに異なる回折格子が形成され、前記凹部のう
    ち一方はその平面形状が前記回折格子のパターンの方向
    を識別しうる形状であることを特徴とする光電子装置。
  2. 【請求項2】 前記回折格子のうち一方は3ビーム発生
    用回折格子であり、他方はビームスプリット用回折格子
    であることを特徴とする請求項1記載の光電子装置。
  3. 【請求項3】 前記平面形状はその一部に切り欠き部を
    備えた形状であることを特徴とする請求項1または2記
    載の光電子装置。
  4. 【請求項4】 前記凹部の底面は鏡面であり、前記光学
    素子の土手部分の表面は粗面であることを特徴とする請
    求項3記載の光電子装置。
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