JP2002123952A - 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置

Info

Publication number
JP2002123952A
JP2002123952A JP2001178342A JP2001178342A JP2002123952A JP 2002123952 A JP2002123952 A JP 2002123952A JP 2001178342 A JP2001178342 A JP 2001178342A JP 2001178342 A JP2001178342 A JP 2001178342A JP 2002123952 A JP2002123952 A JP 2002123952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
hologram
pickup device
optical pickup
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001178342A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Ouchida
茂 大内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001178342A priority Critical patent/JP2002123952A/ja
Priority to EP01306722A priority patent/EP1184848B1/en
Priority to US09/922,746 priority patent/US6937554B2/en
Priority to DE60110703T priority patent/DE60110703T2/de
Publication of JP2002123952A publication Critical patent/JP2002123952A/ja
Priority to US10/995,318 priority patent/US7307938B2/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光利用効率が高く、高速記録/再生を可能と
する。 【解決手段】 650nm半導体レーザ1と780nm
半導体レーザ3から出射したそれぞれの波長の光は、合
成ミラー2で反射し、第1ホログラム4及び第2ホログ
ラム5を順に透過してコリメートレンズ6で平行光にな
って対物レンズ7により光記録媒体8に照射する。光記
録媒体8で反射した光は、もと来た光路を戻り、650
nmの光が第2ホログラム5で回折され、また780n
mの光が第1ホログラムで回折されてそれぞれの光が受
光素子9で受光される。このように波長ごとに異なるホ
ログラムを使うことにより、高精度の信号検出を行うこ
とができるように各要素を調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ピックアップ装
置及び光ディスクドライブ装置、特にディスクに情報を
記録可能な光ピックアップ装置と該光ピックアップ装置
を搭載した光ディスクドライブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】すでに開示された技術として、“Develo
pment of 7.3mm Height DVD OpticalPickup Using TWIN
-LD”;7th Microoptics Conference July 14-16 1999
がある。この技術においては、DVD系メディアを再生
するためのλ1=650nmのLDとCD系メディアを
再生するためのλ2=780nmのLDとをモノリシッ
クに作製し、PDチップと共に1つのパッケージに納
め、2波長を同一光路でディスクに照射する照明光学系
と、2波長を同一のPDで受光する検出光学系とを備え
て2波長対応光ピックアップを実現した。発光点が違う
2つのLDの光を同一PDで受光するために発光点間隔
ΔLとLDとPDの間隔Lとの関係をΔL=((λ2−
λ1)/λ1)×Lとした。具体的にはΔL=0.24
mm、L=1.2mmである。
【0003】しかしながら、ビーム整形の必要な光学系
ではコリメートレンズの焦点距離が短くなるので2つの
LDの発光点間隔ΔLは0.24mmより狭い、約0.1
mmにしなければならない。これはコリメートレンズの
焦点距離が短くなるために、発光点間隔が広いとコリメ
ートレンズ後の2つの波長の光束の出射角dが傾き、対
物レンズに斜めに入射してしまうからである。
【0004】ところがLDの発光点間隔ΔLを約0.1
mmにするとL=0.5mmとなり、LDとPDの間隔
が近くなりすぎてLDからの熱によりPDが高速に動作
しにくくなるという不具合が生じる。
【0005】また、特開平09−120568号公報で
は、650nmLDと780nmLDとPDチップとを
1つのパッケージ内に実装し、1つのホログラムで調整
して2波長ピックアップ方式の記録再生装置用モジュー
ルを実現している。これは上述の2波長モノリシックL
Dタイプのものに比べて発光点位置精度は劣るが、必要
なLDを選んで実装できるので、モノリシックLDより
歩留まりが良い。
【0006】しかしながら、上記特開平09−1205
68号公報のものは、1つのホログラムで2波長に対し
てオフセットが小さくなるように調整することが難しく
歩留まりが悪いのでコストアップになる上、LD,PD
の実装精度が非常に厳しいものになるという問題があ
る。
【0007】また、“赤色/赤外レーザと光検出器を一
体集積化したDVD用CD互換光ピックアップ”が第4
7回応用物理学関係連合講演会(2000.3)にて開
示されている。発光点間隔を近づけるためにはモノリシ
ックな2LDを使うことが有効だが上述したようにモノ
リシックなLDでは高出力化が難しい。そこで上記技術
においては2つの個別LDチップを並べて実装してい
る。LDチップの間隔は1.1mmとし、CD用ホログ
ラムには650nmの光が通過しないようにしている。
またCD用とDVD用とで別々のホログラムを使って独
立に調整するようにしている。発光点が1.1mm離れ
ているので、そのままでは対物レンズに斜めに光が入射
してしまうため、二つの光束の光軸を合せるためにOpti
cal axis compensating prismにより光を合成してい
る。
【0008】しかしながら上記のOptical axis compens
ating prismは高価でサイズも大きく、記録可能な光ピ
ックアップではコリメートレンズの焦点距離が短いため
LDとCLの間にこのプリズムを配置することはできな
いという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、複数の
異なる波長の光源を有する光ピックアップ装置におい
て、650nmLDと780nmLDをモノリシックに
1チップ内に形成した構成よりも、650nmLDと7
80nmLDを個別のチップ(ハイブリット化)にして
実装した構成ものは、それぞれの波長について所望の出
力のLDを使うことができ、光ディスクドライブ装置の
仕様に合わせたLDの最適化が可能であるため、高速
化、低コスト化が図ることができるという利点を有して
いる。
【0010】反面、上記のごとくの個別のチップによる
構成のものは、LDチップを個々に実装するので、実装
時に誤差が生じ、2つの発光点間隔の精度が悪くなると
いう問題がある。
【0011】本発明は上述のごとき実情に鑑みてなされ
たもので、発光点位置精度が劣っていても検出光学系で
補正し、2波長を同一の受光素子で信号検出できるよう
にすることにより、小型、低コスト化を図ると同時に、
記録可能な光ディスクドライブに適するように高い光利
用効率を有し、高速の記録/再生可能な光ピックアップ
装置及び該装置を搭載した光ディスクドライブ装置を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の波長の光を出射可能な半導体レーザと、該半導体レー
ザからの光束を光記録媒体へと導く光学手段と、該光学
手段によって導かれた光束が光記録媒体上の記録面で反
射し、該反射した戻り光束を受光する受光素子とを有
し、前記光記録媒体に対する情報の書き込みと消去、及
び該光記録媒体に書き込まれた情報の再生を行う機能を
有する光ピックアップ装置において、前記戻り光束を回
折させるフォーカス調整用ホログラム領域を有するホロ
グラム素子を、前記半導体レーザが出射する光の波長に
対応して複数有し、前記ホログラム素子のフォーカス調
整用ホログラム領域は、前記戻り光における所定の波長
の光を前記受光素子に向けて回折するように設定されて
いることを特徴としたものである。
【0013】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記複数のホログラム素子が回折した前記所定の波
長の光を同一の受光素子で受光するように構成したこと
を特徴としたものである。
【0014】請求項3の発明は、請求項1または2の発
明において、前記複数のホログラム素子のうちの1つ
は、前記複数の波長のそれぞれに対応した複数のトラッ
ク調整用ホログラム領域が設定され、該トラック調整用
ホログラム領域においては、前記複数の波長の光のうち
の短い波長の光に対応したトラック調整用ホログラムの
領域の面積が、長い波長に対応したトラック調整用ホロ
グラム領域の面積より大きいことを特徴としたものであ
る。
【0015】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれか1の発明において、前記複数のホログラム素子が
一体化されて構成されていることを特徴としたものであ
る。
【0016】請求項5の発明は、請求項4の発明におい
て、前記複数のホログラム素子は、光が通過する対向面
が互いに接触しないように空隙を介して一体化されてい
ることを特徴としたものである。
【0017】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれか1の発明において、前記複数のホログラム素子
は、入射光の偏光方向に応じて回折効率が異なる偏光ホ
ログラムを用いて構成されていることを特徴としたもの
である。
【0018】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、前記フォーカス調整用ホログラム領域は、回折させ
る所定の波長に対して最も回折効率が高くなるような溝
深さを有することを特徴としたものである。
【0019】請求項8の発明は、請求項6または7の発
明において、前記偏光ホログラムは、無機物質を斜め蒸
着した膜を用いて形成されていることを特徴としたもの
である。
【0020】請求項9の発明は、請求項6または7の発
明において、前記偏光ホログラムは、有機延伸膜を用い
て形成されていることを特徴としたものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項6ないし9の
いずれか1の発明において、該光ピックアップ装置は、
前記複数の波長の光に対して略1/4波長板として機能
する素子を有し、該1/4波長板として機能する素子を
前記複数のホログラム素子に対して一体に構成したこと
を特徴としたものである。
【0022】請求項11の発明は、請求項10の発明に
おいて、前記略1/4波長板として機能する素子は、前
記複数の波長の光に対する位相差がいずれも90±19
°の範囲にあることを特徴としたものである。
【0023】請求項12の発明は、請求項1ないし11
のいずれか1の発明において、所定の波長に応じて用意
した複数の半導体レーザから出射したレーザ光を合成ミ
ラーを用いて所定の方向へ出射させるように構成したこ
とを特徴としたものである。
【0024】請求項13の発明は、請求項1ないし11
のいずれか1の発明において、半導体レーザの出射方向
の直交方向において、レーザ光の発光部が該半導体レー
ザの中心から両端のいずれかの方向に偏って設けられた
半導体レーザを用い、所定の波長に応じて用意した複数
の該半導体レーザを並列に並べて、各々の前記発光部の
間隔が、前記中心に発光部を有する半導体レーザを用い
た場合に比して狭くなるように構成したことを特徴とし
たものである。
【0025】請求項14の発明は、請求項1ないし13
のいずれか1に記載の光ピックアップ装置を搭載したこ
とを特徴としたものである
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本発明による光ピックア
ップ装置の実施例を添付された図面を参照して具体的に
説明する。なお、各図面において、同様の機能を有する
部分には同じ符号を付け、その繰り返しの説明は省略す
る。
【0027】(請求項1,12,13の発明の説明)図
1は、本発明の光ピックアップ装置の一実施例の概略構
成及び光路を示す図で、図中、1は650nm半導体レ
ーザ、2は合成ミラー、3は780nm半導体レーザ、
4は第1ホログラム、5は第2ホログラム、6はコリメ
ートレンズ、7は対物レンズ、8は光記録媒体、9は受
光素子である。光源である650nm半導体レーザ1か
ら出射した650nmの光ビームは合成ミラー2で反射
し、第1ホログラム4及び第2ホログラム5を順に透過
してコリメートレンズ6で平行光になって対物レンズ7
により光記録媒体8に照射する。光記録媒体8の表面で
反射した光は、もと来た光路を戻り、第2ホログラム5
で回折して受光素子9で受光される。なお、各ホログラ
ム4,5は、ガラス基板の上にホログラム素子を形成し
た構成を有する。
【0028】一方、780nm半導体レーザ3から出射
した750nmの光ビームは合成ミラー2で反射し、第
1ホログラム4及び第2ホログラム5を順に透過してコ
リメートレンズ6で平行光になって対物レンズ7により
光記録媒体8に照射する。光記録媒体8の表面で反射し
た光は、もと来た光路を戻り、第1ホログラム4で回折
して受光素子9で受光される。
【0029】上述のように波長ごとに異なるホログラム
を使って信号検出するようにすれば、1つのホログラム
で2つの波長に対して調整するよりはるかに精度良く調
整することができる。また、650nm半導体レーザ1
のチップと780nm半導体レーザ2のチップと受光素
子9のチップの実装精度を緩くすることができ、組付け
公差が緩和されて歩留まりが良くなる。
【0030】図2は、本発明の光ピックアップ装置の他
の実施例の概略構成及び光路を示す図で、各半導体レー
ザ1,3から第1ホログラム4に至る光路において、図
1のように合成ミラー2を用いることなく、各半導体レ
ーザ1,3を並列に配して出射光を第1ホログラム4に
入射させるように構成したものである。本発明では、半
導体レーザ1,3の配設位置は限定されるものではな
く、図2の構成例は、後述する図13,図16,図1
8,図22の構成にも適用できる。
【0031】図3は、図1に示す第1ホログラム4と第
2ホログラム5におけるフォーカス検出のためのホログ
ラムの具体的な構成及び作用を説明するための図で、図
3(A)は第1ホログラムの受光面の概略構成及び受光
する光のスポットを示す図で、図3(B)は第2ホログ
ラムの受光面の概略構成及び受光する光のスポットを示
す図である。図3において、10は780nm光用ホロ
グラム部、11は650nm光用ホログラム部、L1
650nm光、L2は780nm光である。
【0032】図4は、受光素子9の受光面と各波長の回
折光の受光位置との関係を説明するための図で、図中、
11は第2ホログラムで回折した650nm光のスポッ
ト位置、L12は第1ホログラムで回折した650nm光
のスポット位置、L21は第1ホログラムで回折した78
0nm光のスポット位置、L22は第2ホログラムで回折
した780nm光のスポット位置である。
【0033】ここではフォーカス検出方式としてナイフ
エッジ法(以降、KE法とする)を取り上げて説明す
る。第1ホログラム4は780nm光を回折させるホロ
グラムである。第1ホログラム4においてナイフエッジ
のように設けられた780nm光用ホログラム部10
は、780nm光ビームの一部を回折させて受光素子9
上に導く。このときの780nm光のスポット位置はL
21である。受光素子9上の780nm光スポットは第1
ホログラム4を光軸中心に回転させることにより2分割
受光素子の中央に合わせることができるのでオフセット
の無い良好な信号が得られる。
【0034】第1ホログラム4の780nm光用ホログ
ラム部10には650nm光も入射する。650nm半
導体レーザ1を発光させた時、780nm光用ホログラ
ム部10でも回折光が生じるが、650nm光は780
nm光に比べて回折角が小さいので受光素子9には入射
せず、受光素子9の受光面から外れたレンズ光軸に近い
ところに集光する(図4におけるスポット位置L12)た
め信号検出には何ら影響を及ぼさない。
【0035】一方、第2ホログラム5は650nm光を
回折させるホログラムである。第2ホログラム5におい
てナイフエッジのように設けられた650nm光用ホロ
グラム部11は、650nm光ビームの一部を回折させ
て受光素子9上に導く。このときの650nm光のスポ
ット位置はL11である。受光素子9上の650nm光
スポットは第2ホログラム5を光軸中心に回転させるこ
とにより2分割された受光素子9の中央に合わせること
ができるのでオフセットの無い良好な信号が得られる。
【0036】第2ホログラム5の650nm光用ホログ
ラム部11には780nm光も入射する。780nm半
導体レーザ3を発光させた時、650nm光用ホログラ
ム部11でも回折光が生じるが、780nm光は650
nm光に比べて回折角が大きいので2分割受光素子9に
は入射せず、受光素子9の受光面から外れたレンズ光軸
から遠いところに集光する(図4におけるスポット位置
22)ため信号検出には何ら影響を及ぼさない。
【0037】上述のように異なる波長に対してナイフエ
ッジのエリアを変えて構成した2つのホログラム4,5
を使用することにより、波長ごとに独立にフォーカス調
整をすることができる。各ホログラム4,5に所望しな
い光が入ってきても波長が違うため受光素子9には入ら
ずフレアになることもない。ここで示した受光素子9に
入射しない光を別途受光素子(図示せず)を設けて光検
出するようにすれば光利用効率を向上させることがで
き、より高速な信号検出ができるようになる。
【0038】尚、図1に示す構成では、650nm半導
体レーザ1と780nm半導体レーザ3から出射した6
50nm光と780nm光は、合成ミラー2により光軸
間隔が約100μmになるように光路が合成される。第
1ホログラム4と第2ホログラム5ではそれらのビーム
が互いに100μmしか離れていないので実質的にはほ
とんど重なったビームになっている。
【0039】また、図2に示す構成においても、記録可
能な光ピックアップでは650nm半導体レーザ1と7
80nm半導体レーザ3の発光点間隔を約100μmに
なるようにする必要がある。これは記録可能な光ピック
アップでは光利用効率を高くするため再生型のピックア
ップよりも焦点距離の短いコリメートレンズが用いられ
るからである。発光点間隔が離れているとコリメートレ
ンズ6を出射した後の光が光軸と平行にならず、対物レ
ンズ7に垂直に入射せずに斜めに入射することになり、
収差が発生して光記録媒体面8上に小さくしぼられた集
光スポットを形成できなくなる。発光点間隔を100μ
mにするためには、発光点位置がレーザチップの中心に
無いチップを使えばよい。
【0040】図5は、LDチップとその発光点の例につ
いて説明するための図で、図2の構成に適用されるもの
である。図5(A)に示すように、通常のLDチップ2
0は発光点21がその中心にあるが、これではLDチッ
プ20を並べると発光点間隔が300μm程度になって
しまう。これはLDチップ20の外形寸法が300μm
程度あるためである。これでは発光点21の間隔が大き
いので、最近では図5(B)に示すごとくの発光点21
がチップの端にあるLDチップ20’が開発されてきて
いる。このようなLDチップ20’を用いれば、そのチ
ップを単に並べただけでも発光点間隔を100μm程度
にまで短縮することができる。このように発光点がLD
チップの端にあるチップを並列に実装することにより、
発光点間隔を狭くして、対物レンズにより垂直に近い角
度で入射させることができるようになる。
【0041】従来例で示した赤色/赤外レーザと光検出
器を一体集積化したDVD用CD互換光ピックアップ
(第47回応用物理学関係連合講演会 2000.3
松下通信、松下電器、松下電子 塚田他)では、LDチ
ップの間隔を1.1mm離しCD用ホログラムには65
0nm光が通らないようにしている。これは本発明との
大きな違いであって、そのため2つの波長の異なるビー
ムがほとんど重なっていないので、発光点間隔を狭くす
るためにCD用ホログラム透過後にOptical axiscompen
sating prismを入れなければならない。このようなOpti
cal axis compensating prismを配置するスペースは、
コリメートレンズの焦点距離が短い(f=10mm程
度)記録可能なドライブ装置の光ピックアップでは存在
しない。
【0042】(請求項2の発明の説明)請求項1の発明
では波長ごとに別々のホログラム4,5を使ってフォー
カス検出する構成を示したが、別々のホログラムを使う
ということは各波長ごとにホログラムを最適設計できる
という利点がある。従って異なる波長の光を同一の受光
素子9上に集光するように設計することができる。すな
わち図4に示すように、異なる波長の光スポット検出を
1つのフォーカス検出用の受光素子9で兼用することが
でき、受光素子の数を増やすことなく回路系を簡素化す
ることができる。
【0043】(請求項3の発明の説明)請求項3の発明
の実施例の具体的構成を説明する前に光ピックアップ装
置におけるトラック検出方法について説明する。図6な
いし図8は、本発明に適用するプッシュプル法によるト
ラック検出方法について説明するための図である。各ホ
ログラム4,5の面上では2つの波長のスポットL1
2は図6のようにわずかにずれて重っている。ずれて
いるのは発光点が約100μm離れているためである。
このようなスポットをトラック検出するためには、65
0nm光のパターンを2分割するための分割線Tr1と7
80nm光のパターンを2分割するための分割線Tr2
2つの分割線を波長に応じて使い分けないと両方の波長
の光を2等分することはできない。
【0044】そこで、図7に示すように650nm光の
パターンを2分割するための分割線Tr1を中心として左
右対称に短冊型に領域分割した650nm光ホログラム
部13を配置する。このホログラム部13からの回折光
を2つの受光素子RA,RBで受光し、その差信号を検出
すればトラック信号を検出できる。650nm光ホログ
ラム部13は650nm光のパターンを2分割するため
の分割線Tr1を境に格子の向きやピッチを違えておけば
それぞれ別の方向に回折し、異なる受光素子へと導かれ
る。
【0045】さらに図8に示すように780nm光のパ
ターンを2分割するための分割線T r2を中心として左右
対称に短冊型に領域分割した780nm光ホログラム部
12を配置する。ここでも同様に、780nm光ホログ
ラム部12は780nm光のパターンを2分割するため
に分割線Tr2を境に格子の向きやピッチを違えておけば
それぞれ別の方向に回折し、異なる受光素子へと導かれ
る。このホログラム部12からの回折光を2つの受光素
子RA,RBで受光し、その差信号を検出すれば780n
m光に対してもラック信号を検出できる。このように6
50nm光のパターンを2等分割するための分割線Tr1
と780nm光のパターンを2等分割するために分割線
の2つの分割線Tr2を境にして短冊形状したホログラム
を交互に配置すれば2つの波長に対してプッシュプル法
で信号検出できる。
【0046】図9は本発明に適用するDPD法によるト
ラック検出方法について説明するための図である。上述
のプッシュプル法では各波長の光を分割線を境に2つに
分けたが、DPD法で検知する場合は図7に示すように
ホログラム部を4つに分ければよい。それに合わせて受
光素子も4つ設ければ(受光素子RA,RB,RC,RD
DPD法でトラック検出できる。DPD法はDVDメデ
ィアを読み取る時に使うので、つまり650nm光を使
う場合に用いられる方法なので図9では650nm光の
パターンを4分割するための分割線Tr3を示した。
【0047】図10は、本発明の光ピックアップ装置に
おけるホログラムの構成例及び作用を説明するための図
で、第1ホログラムの受光面のホログラムの配設の様子
を示すものである。また、図11は、受光素子9の受光
面と各波長の回折光の受光位置との関係を説明するため
の図である。
【0048】トラック検出(プッシュプル、DPD)は
上述したごとくにビーム全体の強度分布を検知するの
で、先のKE法のように波長ごとにナイフエッジのエリ
アを変えて検出することはできない。そこで図10に示
すように短冊型にしたトラック検出用650nm光ホロ
グラム部13とトラック検出用780nm光ホログラム
部12とを交互に配置させることにより、ビーム全体を
多分割してトラック検出できるようにする。トラック検
出用ホログラム部は650nm光用ホログラム部13と
780nm光用ホログラム部12とにより構成されてい
るので、請求項1のフォーカス検出用スポットと同様に
同一の受光素子9で2波長の光スポットを受光すること
ができる。なお、図11において650nm光スポット
11と780nm光スポットL21は、実際には重なった
位置に入射する。
【0049】短冊型に構成したトラック検出用650n
m光ホログラム部13とトラック検出用780nm光ホ
ログラム部12を交互に配置させると、両波長に対して
最適設計できる反面、例えば650nm半導体レーザ1
が発光している時にトラック検出用780nm光ホログ
ラム部12に入った光は受光素子9には導かれないため
ロスとなる。
【0050】図12は、上述のトラック検出用ホログラ
ム部をさらに詳しく説明するための図である。図12に
示すように、トラック検出用ホログラム部において1つ
の650nm光ホログラム部13の幅をtとし、1つの
780nm光ホログラム部12の幅をTとするとき、t
=Tであれば各波長光におけるロスは50%となる。し
かしながら、受光素子9の感度は650nm光より78
0nm光の方が高いこと、CD再生パワーの方がDVD
再生パワーより大きいこと、及び2波長無限系対物レン
ズではビーム有効径が650nm光より780nm光の
方が小さいこと、などを考慮すると、上記のホログラム
部の幅がt=Tであると受光素子9からの信号強度は7
80nm光の時の方が650nm光よりも大きくなる。
従って信号強度を波長に関わらず同等にするためにはt
>Tとすることが望ましい。t>Tとすることにより、
電気信号としてみた場合に信号出力を大きくすることが
でき、良好な信号特性が得られる。
【0051】(請求項4の発明の説明)図13は、本発
明の光ピックアップ装置におけるホログラムユニットの
組付け例について説明するためのものである。本実施例
は、ピックアップの小型化、信頼性向上のため2つのホ
ログラム4,5を一体化して構成したものである。組み
付けに際してはまず、第1ホログラム4をLDPDユニ
ット14のキャップ上にのせて780nm半導体レーザ
3を発光させ、フォーカス及びトラック信号のオフセッ
トが0になるように、x、y、θ方向に調整する。調整
した第1ホログラム4は、接着剤15等によりLDPD
ユニット14のキャップに固定する。ここまでは一般的
なホログラムユニットの組付け方法と全く同じである。
【0052】図14は、第1ホログラム4のホログラム
パターンの概略構成及び780nm光のスポットを示す
図である。第1ホログラム4は、図14に示すような分
割パターンを持っているので、780nm光に対してフ
ォーカス及びトラックを調整できた時点で650nm光
に対してもトラック調整ができた状態になっている。こ
れはフォーカススポットに比べてトラックスポットの位
置調整精度が緩いため、1枚のホログラムの調整であっ
てもLDやPDの実装精度、及びホログラムパターンを
作るマスクの精度で十分にオフセットの小さい位置に調
整できるからである。
【0053】次に、650nm半導体レーザ1を発光さ
せて第1ホログラム4の上に図15に示すごとくの第2
ホログラム5をのせて、フォーカスオフセットが0にな
るようにx、y、θ方向に調整する。図16に上述の組
み付け手順によって得られた本発明の光ピックアップ装
置の概略構成を示す。調整した第2ホログラム5は接着
剤15等により第1ホログラム4と一体になるように固
定する。上述したように第1ホログラム4の調整時にト
ラック調整はできているので第2ホログラム5の組付け
時にはフォーカス調整のみを行う。
【0054】上述したように2枚のホログラム(第1ホ
ログラム4及び第2ホログラム5)を順番に接着してい
き一体化することにより、第1及び第2ホログラム4,
5が別々に別れている場合よりも小型で経時変化に対し
て安定である上に、ホログラムユニットだけを完成させ
ておけばピックアップの組立時にはホログラムの調整は
全く不要となり、ピックアップの組立は大幅に簡素化さ
れて量産性が向上する。
【0055】(請求項5の発明の説明)請求項4の発明
では、2枚のホログラム4,5を表面が互いに密着する
ようにして一体化して構成した例を説明した。本実施例
では、組立時の歩留まりを向上させる組付け構成を提案
する。図16に示すごとくに第1ホログラム4を接着し
た後で第2ホログラム5を第1ホログラム4上に乗せる
と2つのホログラム4,5のガラス面同志が密着する形
になる。ガラス面精度が良いと密着性が強いため、第2
ホログラム5の位置合わせを行う時に第2ホログラム5
を動かそうとすると、第1ホログラム4に対しても応力
が加わり、折角接着固定した第1ホログラム4が動いて
しまい、歩留まりが低下する可能性がある。
【0056】図17及び図18は、本発明の光ピックア
ップ装置におけるホログラムユニットの組付け構成の他
の例について説明するための図で、図17にホログラム
ユニットの概略構成を示し、図18に図17のホログラ
ムユニットを用いた光ピックアップ装置の概略構成及び
光路を示す。上記のごとくのガラス面同士の接着による
不安定要素を取り除くことができる構成を示すものであ
る。本実施例では、第1ホログラム4と第2ホログラム
5との間に介在素子16を設けて2つのホログラム4,
5のガラス面同志が密着しないようにする。この介在素
子16を設けることにより、2つのホログラム4,5は
密着することなく空気層22を介して一体化される。第
2ホログラム5の位置合わせを行う時には、介在素子1
6の上に第2ホログラム5をのせて動かすので、ホログ
ラム同志が密着しないため、先に固定した第1ホログラ
ム4まで一緒に動くようなことはなく、歩留まりが向上
する。
【0057】(請求項6の発明の説明)次に、第1ホロ
グラム4や第2ホログラム5に偏光ホログラムを用いる
構成について説明する。ホログラムの役割は、光源から
の光を透過させ、光記録媒体8で反射した光を回折させ
るものである。すなわち、光源からの光は100%透過
させて、光記録媒体8からの光は100%回折すること
が望ましい。このような性能を実現するためには、偏光
ホログラムを用いることが有用である。
【0058】第1ホログラム4や第2ホログラム5に偏
光ホログラムを用いると、光源からの650nm光、及
び780nm光は約95%透過して、反射光の約40%
を回折(+1次光)させることができる。通常のホログ
ラムでは95%透過させるようにすると、回折効率は良
くても5%程度にしかならず、偏光ホログラムを用いる
場合に比べて光利用効率は低い。偏光ホログラムを使う
ことにより透過率を高くできるため記録速度を速くする
ことができ、回折効率も高くできるため再生速度も速く
することができる。従って、偏光ホログラムを使うこと
によりドライブ装置の記録速度、再生速度が向上する。
【0059】(請求項7の発明の説明)請求項1の発明
では波長ごとに別々のホログラム4,5を使ってフォー
カス検出する構成を示したが、別々のホログラムを使っ
て、フォーカス検出用のホログラム部10,11も重な
らないので、ホログラムは各波長毎に最も回折効率が高
くなるように最適な溝深さにすることができる。図17
は偏光ホログラムの回折効率と格子深さを示す図であ
る。屈折率は、波長によって違うので最適な格子深さも
異なる。λ=650nmに対しては、最も回折効率が高
くなるのは格子深さが約2.9μmの場合で、λ=78
0μmに対しては、最も回折効率が高くなるのは格子深
さが約3.5μmの場合である。すなわち本発明では、
第1ホログラム4の780nm光用ホログラム部10の
最適深さは約2.9μmで、第2ホログラム5の650
nm光用ホログラム部11の最適深さは約3.5μmと
いうことになる。2つのホログラム部は別々の基板上に
あるのでそれぞれ最適な深さに加工することは簡単であ
る。
【0060】(請求項8の発明の説明)偏光ホログラム
を形成する複屈折材料について説明する。このような複
屈折材料には、現在、LiNbO3やCaCO3の様な結
晶材料がよく用いられているが、コストが高く、より低
コスト化が望まれている。そこで、低コストな複屈折膜
として、誘電体材料を真空蒸着で成膜する際に、蒸発源
に対して基板を傾けて配置させる、いわゆる斜め蒸着膜
といわれるものがある。図20は、上記の斜め蒸着につ
いて概念的に説明するための概略図である(“位相差
膜”,豊田中研,多賀氏,表面技術Vol.46,No
7,1995)。図20において17は基板、18は蒸
発源である。
【0061】蒸発源18としてTa25、SiO2など
の誘電体材料を用い、基板17を斜めにして蒸着する
と、複屈折Δn(=np−ns)が0.08程度の膜を
作ることができる。これは、LiNbO3結晶が有する
複屈折Δnと同等で、かつ真空蒸着法という簡便な方法
で大面積に成膜できるので低コスト化を図ることができ
る。加えて、得られる複屈折膜が蒸着膜なので厚さが1
0μm以上と非常に薄く(LiNbo3結晶の厚さはお
よそ500〜1000μmくらい)、発散光路中に置い
ても収差の発生量は非常に小さく抑えられる。尚、斜め
蒸着膜は位相差膜なので1/4波長板として使うことも
できる。
【0062】(請求項9の発明の説明)複屈折膜を容易
に得る別の手法として、有機の高配向膜を用いる手法が
ある。1例として、ガラスなどの透明基板上にSiOな
どを斜め蒸着したり、あるいはポリエチレンテレフタレ
ート(PET)などの有機膜を布でこすってラビング処
理した配向膜上にポリジアセチレンモノマーを真空蒸着
して配向させ、このあと紫外線を照射してポリマー化し
て異方性膜を作る方法がある(J.Appl.Phy
s.vol.72.No3.P938 1992)。こ
れらの方法により、有機材料の複屈折膜を安価に生産す
ることができる。
【0063】また複屈折膜を得る別の手法として、スピ
ンコートなどにより作製したポリイミドやポリカーボネ
ートのフィルムを延伸により分子鎖を一軸方向に配向さ
せ、面内複屈折を発生させる手法もある。延伸の時の温
度や加える力により複屈折Δnを制御することができ、
安価で量産可能な方法である。図21は、上述したごと
くの有機延伸膜について説明するための図である(ポリ
イミド光波長板の開発とその特性,NTT,澤田等,信
学技報,1994−08)。有機膜を所定の温度条件下
で延伸方向Oに延伸すると、面方向に異なる屈折率n
e,noが生じ、複屈折Δnが生じる。
【0064】こうして得られた複屈折膜にエッチング等
により凹凸を形成し、ホログラム加工を施し、その表面
を等方性の屈折率の物質で埋めて平坦化することにより
低コストで高効率な偏光ホログラムを形成することがで
きる。また請求項8の発明と同様、偏光ホログラムだけ
ではなく1/4波長板にも有機膜を使うことができる。
【0065】(請求項10の発明の説明)請求項6ない
し9の発明の説明に示した偏光ホログラムを用いた光ピ
ックアップ装置において、光利用効率を高くするために
は1/4波長板が不可欠である。ここでは2つの波長を
用いているので理想的には2つの波長どちらに対しても
1/4波長(90°)の位相差を発現せしめる波長板が
望ましいが、そのような波長板は今のところ存在してい
ない。従っていずれの波長に対しても略90°に近い位
相差が生じるようにし、90°からずれた分は信号光量
の低下という形で許容することにより対処することにな
る。このような2波長に対して略90°程度の位相差を
生じる素子をここでは2波長共通1/4波長板と呼ぶこ
ととする。
【0066】図22は、本発明の光ピックアップ装置の
他の構成例を説明するための図である。本実施例では、
上述の2波長共通1/4波長板19が、それぞれ偏光ホ
ログラムを用いた第1及び第2ホログラム4,5と光記
録媒体8との間の光路上に配置される。このときに2波
長共通1/4波長板19を第1及び第2ホログラム4,
5と一体化して配設することにより装置の小型化を図る
ことができる。2波長共通1/4波長板19も1/4波
長板の一種なので、請求項7及び8の説明に記載したよ
うに、無機の斜め蒸着膜や有機の延伸膜を材料としても
良い。従来は1/4波長板には水晶板が用いられていた
が、水晶では厚さが1mmくらいになるため、発散光路
中に配置すると収差が発生してしまう。無機の斜め蒸着
膜や有機の延伸膜は厚さが薄い(数十μm以内)ので発
散光路中に配置しても収差の発生量は小さく抑えられ
る。
【0067】(請求項11の発明の説明)請求項10の
発明の説明で、位相差が90°からずれた分は信号光量
の低下となって現れると述べた。図23及び図24は、
660nmと780nmの各波長光における位相差と信
号強度との関係の一例をそれぞれ示す図である。信号光
量の低下は受光素子9へ戻ってくる光量が低下すること
なので、従って再生速度が低下することになる。仮に信
号光量の低下を10%許容すると660nm光に対して
位相差は109°、780nm光に対しては位相差71
°となる。従って90°から±19°の位相ずれが許容
されることになる。
【0068】(請求項14の発明の説明)請求項1ない
し13の発明に示した光ピックアップ装置は、2つのL
D光源が1つのパッケージに入っており、しかも高出力
LDを実装できるので、DVDもCDも記録再生できる
小型な光ディスクドライブ装置を実現することができ
る。近年ノートパソコンにも書き換え型の光ディスクが
搭載されるようになり、光ピックアップ装置において
は、薄型化や省電力化が強く望まれている。請求項12
ないし21に示した光ピックアップ装置は、2つのLD
光源が1つのパッケージに入っているので小型であるこ
とに加えて、偏光ホログラムを使って光利用効率を高め
ているので、LDの発光効率が高く、少ない駆動電流で
記録再生を行うことができる。携帯型の外付けドライブ
やノートパソコン内蔵のドライブ装置など、持ち運んだ
り、電池などの限られた電力でより長時間使用したいよ
うな場合に適した光ディスクドライブ装置を実現するこ
とができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、LDチップを個々に実装した時に、発光点位
置精度が劣っていても各波長ごとに設計したホログラム
を2つ使って補正するので1つのホログラムで補正する
よりも精度良く組付け調整できる。しかもピックアップ
の仕様に合わせて所望のLDチップを個々に選んで使う
ことができるのでドライブ装置に合わせてLDの最適化
が図れ、歩留まりが悪いモノリシックLDチップを使う
より低コスト化を実現できる。以下に各請求項に対応し
た効果を説明する。
【0070】請求項1,12,13の発明によれば、例
えばCD系の波長780nmLDチップとDVD系の波
長650nmLDチップの波長の異なるチップを個別に
実装する構成において、2つのホログラムを個別に調整
して波長ごとにフォーカスおよびトラック調整できるよ
うにすることにより、オフセットが小さく信頼性の高い
信号検出を行うことができるようになる。
【0071】請求項2記載の光ピックアップ装置では、
例えばCD系の波長780nmの光とDVD系の波長6
50nmの光にそれぞれ最適化した短冊形ホログラムを
使って、波長ごとにトラッキング信号が最適になるよう
にすると共にPDを共有化してPD数を減らすことがで
き、これにより回路系を簡素化して小型化及び低コスト
化することができる。
【0072】請求項3の発明によれば、ホログラムの短
冊形の領域分割において、受光素子の感度が低く再生光
量の小さい短波長側の光用(例えば650nm)のホロ
グラムの面積を長波長側の光用(例えば780nm)の
ホログラムの面積より大きくすることにより短波長側の
光をより多く受光素子に導くので、より高速な信号検出
ができるようになり、そのためドライブ装置としてより
高速に信号再生ができるようになる。
【0073】請求項4の発明によれば、2つのホログラ
ムを一体化することにより装置の小型化が図れ、同時に
経時変化や熱などに対して安定になる。またホログラム
ユニットとして構成しておけば、ピックアップに組付け
る際に簡単な調整のみを行えばよいので、ピックアップ
の歩留まりが向上する。
【0074】請求項5の発明によれば、2つのホログラ
ムの表面が接触しないようにLDPDユニットと一体化
することにより装置の小型化を実現するとともに、経時
変化や熱などに対して安定になるようにした上で、第2
のホログラムの組付調整時に第1ホログラムが動いたり
傷ついたりしなくなるので、ホログラムユニットの生産
歩留まりを向上させることができる。
【0075】請求項6の発明によれば、2つのホログラ
ムをその回折効率が入射光の偏光方向に依存する偏光ホ
ログラムとすることにより、ディスクへの照射光量と受
光素子での受光量が上がって高速記録再生できるように
なる。また光記録媒体からの反射光における半導体レー
ザに戻る光量が減るのでノイズを低減することができ
る。
【0076】請求項7の発明によれば、2つのホログラ
ムはそれぞれの波長に対して最も回折効率が高くなるよ
うに加工できるので、どちらの波長に対しても高感度な
信号検出ができるようになり、高速再生が可能になる。
【0077】請求項8の発明によれば、偏光ホログラム
の材料として無機物質を斜め蒸着により形成した膜を用
いることにより低コスト化と薄型化を実現できる。また
膜が薄いので発散光路中にも配置できるためホログラム
とLDPD素子を一体化した構成にも適している。
【0078】請求項9の発明によれば、偏光ホログラム
の材料として有機物質を配向させて形成した有機延伸膜
を用いることにより低コスト化を実現できる。有機延伸
膜は大面積の成膜に適しており量産性に富んでいる。
【0079】請求項10の発明によれば、複数波長に対
して略1/4波長板機能を有する素子を有することによ
り、複数波長に対して光利用効率を高くすることがで
き、DVD,CDともに高速記録/再生することができ
る。
【0080】請求項11の発明によれば、複数波長に対
して略1/4波長板の位相差の変動を理想状態の90°
に対して±19°以内に抑えることにより光利用効率の
低下を10%以内に抑えることができる。
【0081】請求項14の発明によれば、請求項12な
いし21のいずれかに記載の光ピックアップ装置を搭載
することにより、省エネ効果を有し小型で携帯型のドラ
イブ装置を実現でき、持ち運びが容易になり、かつ長時
間再生が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ピックアップ装置の一実施例の概
略構成及び光路を示す図である。
【図2】 本発明の光ピックアップ装置の他の実施例の
概略構成及び光路を示す図である。
【図3】 図1に示す第1ホログラムと第2ホログラム
におけるフォーカス検出するためのホログラムの具体的
な構成及び作用を説明するための図である。
【図4】 受光素子の受光面と各波長の回折光の受光位
置との関係を説明するための図である。
【図5】 LDチップとその発光点の例について説明す
るための図で、図2の構成に適用されるものである。
【図6】 本発明に適用するプッシュプル法によるトラ
ック検出方法について説明するための図である。
【図7】 本発明に適用するプッシュプル法によるトラ
ック検出方法について説明するための図である。
【図8】 本発明に適用するプッシュプル法によるトラ
ック検出方法について説明するための図である。
【図9】 本発明に適用するDPD法によるトラック検
出方法について説明するための図である。
【図10】 本発明の光ピックアップ装置におけるホロ
グラムの他の構成例及び作用を説明するための図であ
る。
【図11】 図4に示すホログラムを用いたときの受光
素子の受光面と各波長の回折光の受光位置との関係を説
明するための図である。
【図12】 本発明の光ピックアップ装置におけるトラ
ック検出用ホログラム部をさらに詳しく説明するための
図である。
【図13】 本発明の光ピックアップ装置におけるホロ
グラムユニットの組付け例について説明するための図で
ある。
【図14】 第1ホログラムのホログラムパターンを示
す概略構成図である。
【図15】 第2ホログラムのホログラムパターンを示
す概略構成図である。
【図16】 本発明の光ピックアップ装置の他の実施例
の概略構成及び光路を示す図である。
【図17】 本発明の光ピックアップ装置におけるホロ
グラムユニットの他の構成を示す概略構成図である。
【図18】 図11のホログラムユニットを用いた光ピ
ックアップ装置の概略構成及び光路を示す図である。
【図19】 偏光ホログラムの回折効率と格子深さを示
す図である。
【図20】 本発明に適用する斜め蒸着について説明す
るための図である。
【図21】 本発明に適用する有機延伸膜について説明
するための図である。
【図22】 本発明の光ピックアップ装置の他の構成例
を説明するための図である。
【図23】 660nmの波長光における位相差と信号
強度との関係の一例を示す図である。
【図24】 780nmの波長光における位相差と信号
強度との関係の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…650nm半導体レーザ、2…合成ミラー、3…7
80nm半導体レーザ、4…第1ホログラム、5…第2
ホログラム、6…コリメートレンズ、7…対物レンズ、
8…光記録媒体面、9…受光素子、10…780nm光
用ホログラム部、11…650nm光用ホログラム部、
12…トラック検出用780nm光ホログラム部、13
…トラック検出用650nm光ホログラム部、14…L
DPDユニット、15…接着剤、16…介在素子、17
…基板、18…蒸発源、19…2波長共通1/4波長
板、20,20’…LDチップ、21…発光点、22…
空気層、L1…650nm光、L2…780nm光、L11
…第2ホログラムで回折した650nm光のスポット位
置、L12…第1ホログラムで回折した650nm光のス
ポット位置、L21…第1ホログラムで回折した780n
m光のスポット位置、L 22…第2ホログラムで回折した
780nm光のスポット位置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 7/135 G11B 7/135 Z 5F088 H01L 31/0232 H01S 5/022 H01S 5/022 5/40 5/40 H01L 31/02 D Fターム(参考) 2H049 BA02 BA06 BA25 BA42 BB03 BB41 BC03 BC04 BC05 BC21 CA05 CA08 CA09 CA20 CA28 CA30 2K008 AA06 DD03 DD11 EE01 FF11 5D118 AA01 AA14 AA26 BA01 BB01 BB07 CD02 CD03 CG07 CG26 DA20 5D119 AA01 AA10 AA24 AA40 AA41 AA43 BA01 BB01 BB04 EA02 EA03 EC45 EC47 FA05 FA08 JA24 JA25 JA32 JA57 5F073 AB25 BA06 FA23 5F088 BA16 BB10 EA09 EA11 JA11 LA01 LA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の波長の光を出射可能な半導体レー
    ザと、該半導体レーザからの光束を光記録媒体へと導く
    光学手段と、該光学手段によって導かれた光束が光記録
    媒体上の記録面で反射し、該反射した戻り光束を受光す
    る受光素子とを有し、前記光記録媒体に対する情報の書
    き込みと消去、及び該光記録媒体に書き込まれた情報の
    再生を行う機能を有する光ピックアップ装置において、
    前記戻り光束を回折させるフォーカス調整用ホログラム
    領域を有するホログラム素子を、前記半導体レーザが出
    射する光の波長に対応して複数有し、前記ホログラム素
    子のフォーカス調整用ホログラム領域は、前記戻り光に
    おける所定の波長の光を前記受光素子に向けて回折する
    ように設定されていることを特徴とする光ピックアップ
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ピックアップ装置に
    おいて、前記複数のホログラム素子が回折した前記所定
    の波長の光を同一の受光素子で受光するように構成した
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の光ピックアッ
    プ装置において、前記複数のホログラム素子のうちの1
    つは、前記複数の波長のそれぞれに対応した複数のトラ
    ック調整用ホログラム領域が設定され、該トラック調整
    用ホログラム領域においては、前記複数の波長の光のう
    ちの短い波長の光に対応したトラック調整用ホログラム
    の領域の面積が、長い波長に対応したトラック調整用ホ
    ログラム領域の面積より大きいことを特徴とする光ピッ
    クアップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1に記載の
    光ピックアップ装置において、前記複数のホログラム素
    子が一体化されて構成されていることを特徴とする光ピ
    ックアップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光ピックアップ装置に
    おいて、前記複数のホログラム素子は、光が通過する対
    向面が互いに接触しないように空隙を介して一体化され
    ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1に記載の
    光ピックアップ装置において、前記複数のホログラム素
    子は、入射光の偏光方向に応じて回折効率が異なる偏光
    ホログラムを用いて構成されていることを特徴とする光
    ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の光ピックアップ装置にお
    いて、前記フォーカス調整用ホログラム領域は、回折さ
    せる所定の波長に対して最も回折効率が高くなるような
    溝深さを有することを特徴とする光ピックアップ装置。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の光ピックアッ
    プ装置において、前記偏光ホログラムは、無機物質を斜
    め蒸着した膜を用いて形成されていることを特徴とする
    光ピックアップ装置。
  9. 【請求項9】 請求項6または7に記載の光ピックアッ
    プ装置において、前記偏光ホログラムは、有機延伸膜を
    用いて形成されていることを特徴とする光ピックアップ
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項6ないし9のいずれか1に記載
    の光ピックアップ装置において、該光ピックアップ装置
    は、前記複数の波長の光に対して略1/4波長板として
    機能する素子を有し、該1/4波長板として機能する素
    子を前記複数のホログラム素子に対して一体に構成した
    ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光ピックアップ装
    置において、前記略1/4波長板として機能する素子
    は、前記複数の波長の光に対する位相差がいずれも90
    ±19°の範囲にあることを特徴とする光ピックアップ
    装置。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1に記
    載の光ピックアップ装置において、所定の波長に応じて
    用意した複数の半導体レーザから出射したレーザ光を合
    成ミラーを用いて所定の方向へ出射させるように構成し
    たことを特徴とする光ピックアップ装置。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし11のいずれか1に記
    載の光ピックアップ装置において、半導体レーザの出射
    方向の直交方向において、レーザ光の発光部が該半導体
    レーザの中心から両端のいずれかの方向に偏って設けら
    れた半導体レーザを用い、所定の波長に応じて用意した
    複数の該半導体レーザを並列に並べて、各々の前記発光
    部の間隔が、前記中心に発光部を有する半導体レーザを
    用いた場合に比して狭くなるように構成したことを特徴
    とする光ピックアップ装置。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれか1に記
    載の光ピックアップ装置を搭載したことを特徴とする光
    ディスクドライブ装置。
JP2001178342A 2000-08-09 2001-06-13 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置 Pending JP2002123952A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001178342A JP2002123952A (ja) 2000-08-09 2001-06-13 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置
EP01306722A EP1184848B1 (en) 2000-08-09 2001-08-07 Optical pickup apparatus having an improved holographic unit, and optical disk drive including the same
US09/922,746 US6937554B2 (en) 2000-08-09 2001-08-07 Optical pickup apparatus having an improved holographic unit, and optical disk drive including the same
DE60110703T DE60110703T2 (de) 2000-08-09 2001-08-07 Optisches Abtastgerät mit einer verbesserten holographischen Einheit und optisches Plattengerät dies enthaltend
US10/995,318 US7307938B2 (en) 2000-08-09 2004-11-24 Optical pickup apparatus having an improved holographic unit, and optical disk drive including the same

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000240759 2000-08-09
JP2000-240759 2000-08-09
JP2001178342A JP2002123952A (ja) 2000-08-09 2001-06-13 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002123952A true JP2002123952A (ja) 2002-04-26

Family

ID=26597602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001178342A Pending JP2002123952A (ja) 2000-08-09 2001-06-13 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002123952A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004068480A1 (ja) * 2003-01-30 2004-08-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ヘッドとこれを備えた装置及びシステム
WO2006054383A1 (ja) * 2004-11-16 2006-05-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ピックアップ装置
JP2006236549A (ja) * 2005-01-31 2006-09-07 Asahi Glass Co Ltd 光ヘッド装置、広帯域位相板および偏光回折素子
JP2006267768A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置および投光モジュール
WO2006132206A1 (ja) * 2005-06-10 2006-12-14 Sharp Kabushiki Kaisha 光ピックアップ
US7613097B2 (en) 2005-01-26 2009-11-03 Panasonic Corporation Optical pickup apparatus with bilaterally divided light beams
WO2011142477A1 (ja) * 2010-05-14 2011-11-17 シャープ株式会社 光ピックアップ装置

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004068480A1 (ja) * 2003-01-30 2004-08-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ヘッドとこれを備えた装置及びシステム
WO2006054383A1 (ja) * 2004-11-16 2006-05-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 光ピックアップ装置
JPWO2006054383A1 (ja) * 2004-11-16 2008-05-29 松下電器産業株式会社 光ピックアップ装置
US7830773B2 (en) 2004-11-16 2010-11-09 Panasonic Corporation Optical pickup for recording and reproducing information with a plurality of types of optical information recording mediums
US7613097B2 (en) 2005-01-26 2009-11-03 Panasonic Corporation Optical pickup apparatus with bilaterally divided light beams
JP2006236549A (ja) * 2005-01-31 2006-09-07 Asahi Glass Co Ltd 光ヘッド装置、広帯域位相板および偏光回折素子
JP4534907B2 (ja) * 2005-01-31 2010-09-01 旭硝子株式会社 光ヘッド装置
JP2006267768A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Fuji Photo Film Co Ltd 撮影装置および投光モジュール
WO2006132206A1 (ja) * 2005-06-10 2006-12-14 Sharp Kabushiki Kaisha 光ピックアップ
WO2011142477A1 (ja) * 2010-05-14 2011-11-17 シャープ株式会社 光ピックアップ装置
JP2011258301A (ja) * 2010-05-14 2011-12-22 Sharp Corp 光ピックアップ装置
US8867325B2 (en) 2010-05-14 2014-10-21 Sharp Kabushiki Kaisha Optical pickup apparatus having diffractive element for focusing and tracking plurality of light types

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6868055B2 (en) Optical pickup
US6618344B1 (en) Optical pickup apparatus having improved holographic optical element and photodetector
US7443780B2 (en) Optical pickup device and optical disk device having a diffraction element so that a first light beam and a second light beam comport with each other
US6822771B2 (en) Optical pickup unit and optical disk drive for accurate and stable information recording and reproduction
US7307938B2 (en) Optical pickup apparatus having an improved holographic unit, and optical disk drive including the same
US6845077B2 (en) Optical pick-up device with convergent light diffraction for recording/reading information on optical recording medium
JP2000048386A (ja) 収差補正を有する波長感光ビ―ムコンバイナ
JP2002123952A (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置
JP4218096B2 (ja) 光学ヘッド
JP2001281432A (ja) 2波長用回折格子および光ヘッド装置
JP2002279683A (ja) 光ピックアップ装置
JP4537616B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスクドライブ装置
JP4649748B2 (ja) 2波長用位相板および光ヘッド装置
JP3950620B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2002123971A (ja) 光ピックアップ装置
JP2001014715A (ja) 光ピックアップ装置
JP3694943B2 (ja) 光学装置及び光学ピックアップ
JP2003109243A (ja) 光ピックアップ装置および光ディスクドライブ装置
KR19990057188A (ko) 디지탈비디오디스크겸용 씨디플레이어의 광픽업 장치
JP4090110B2 (ja) 光ヘッド装置および光情報装置
JP2001076368A (ja) 光学ヘッドおよび1/4波長板
JP2000021008A (ja) 光ピックアップ装置
US20050116137A1 (en) Optical pick-up device for recording/reading information on optical recording medium
JP2006202423A (ja) 多波長互換光ピックアップ装置及び光情報記録再生装置
JP4797650B2 (ja) 光ピックアップ装置