JP2001076368A - 光学ヘッドおよび1/4波長板 - Google Patents

光学ヘッドおよび1/4波長板

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JP2001076368A
JP2001076368A JP2000205676A JP2000205676A JP2001076368A JP 2001076368 A JP2001076368 A JP 2001076368A JP 2000205676 A JP2000205676 A JP 2000205676A JP 2000205676 A JP2000205676 A JP 2000205676A JP 2001076368 A JP2001076368 A JP 2001076368A
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quarter
wave plate
optical head
laser beam
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JP2000205676A
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Hiroshi Matsumoto
浩 松本
Taiji Shinoda
泰二 篠田
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
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  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Optical Head (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクからの戻り光による影響を受ける
ことなく正確かつ高速に書き込みを行うことができる小
型軽量かつ安価な構成の光学ヘッドおよびそれを実現す
るための新規な1/4波長板を提供する。 【解決手段】 レーザ光源LD2からの出射光Lと、光
ディスク11で反射されビームスプリッタ6を透過して
LD2に戻ってくる戻り光L'との干渉を防止する1/
4波長板8を、LD2の出射部近傍に配置するととも
に、その1/4波長板8に、LD2からの出射光Lを透
過回折させて情報記録用の0次回折光L0とトラッキン
グ制御用の±1次回折光L+1、L-1とを生成する回折格
子のパターン8Bを形成した。戻り光L'は、光ディス
ク11の記録層11aで反射しているため、出射時の円
偏光とは逆転した円偏光となって1/4波長板8に
入射し、1/4波長板8を通過することによって直線偏
光となる。この直線偏光の方向はLD2の出射光で
ある直線偏光のそれと直交関係にあるので、戻り光
L'がLD2に入射しても、LD2の出射光Lと戻り光
L'とが干渉することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク等の記
録媒体に情報を記録再生する光学ヘッドおよびその主要
な構成要素の一つである1/4波長板に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】音楽や画像などの情報を記録するCDや
コンピュータ装置などの記録媒体として使用されるCD
−ROMに記録されている情報を読み出したり、書き込
んだりする光ディスク装置では、光学ヘッドを使用し
て、光ディスクに情報を書き込んだり、光ディスクから
情報を読み出したりする。図3(a)はこのような光デ
ィスク装置に搭載される光学ヘッドの一例を示す概略構
成図である。この光学ヘッド21は、レーザ光Lを発生
するレーザダイオード(以下、LDと記す)2と、この
LD2から出射されるレーザ光Lを透過回折させて1本
のメインビーム(情報読取用のレーザ光(0次回折
光))L0(図4参照)と2本のサイドビーム(トラッ
キングサーボ用のレーザ光(±1次回折光))L+1、L
-1(図4参照)とを生成する回析格子(グレーティン
グ)板3と、この回析格子板3からのメインビームL0
とサイドビームL+1、L-1とを各々並行ビームにするコ
リメートレンズ4と、このコリメートレンズ4から出射
される3つの並行なビームL0、L+1、L-1を集光し
て、図3(b)に示すように光ディスク31上の情報記
録エリアにスポット照射するとともに、光ディスク31
から反射されて戻ってくる戻り光L’を集光してコリメ
ートレンズ4へ戻す対物レンズ5と、対物レンズ5およ
びコリメートレンズ4を透過して戻ってくる戻り光L’
を略直角方向に反射させるビームスプリッタ6と、この
ビームスプリッタ6で反射された戻り光L’を受光する
フォトダイオード(以下、PDと記す)7とを備えてい
る。
【0003】上記のように構成された光学ヘッド21
は、LD2によってレーザ光Lを発生させ、これを回析
格子板3によって3つのレーザ光、すなわち1つのメイ
ンビームL0と2つのサイドビームL+1、L-1とに分け
た後、ビームスプリッタ6を通してコリメートレンズ4
に入射させ、平行光となった3つのビームL0、L+1、
L-1を、対物レンズ5により集光して光ディスク31の
情報記録エリアにそれぞれ合焦させてスポット照射す
る。この動作と並行して、光ディスク31で反射されて
戻ってくる3つのビーム(ビームL0、L+1、L-1の反
射光)を対物レンズ5で集光し、これらをコリメートレ
ンズ4よって各々平行なビームにした後、ビームスプリ
ッタ6で反射させて、PD7の受光面に入射させる。そ
の結果、光ディスク31からの戻り光(反射光)L’に
応じた出力信号(電気信号)がPD7より出力される。
PD7の出力信号は図示しない制御回路で信号処理され
る。すなわち、光ディスク31の情報記録エリアにはト
ラックTに沿ってデジタル信号を記録したピットPが形
成されており、ピットPの有無やピットPの大きさ(長
さ)によって光ディスク31からの戻り光L’が変化す
るので、それをPD7で受光して電気信号に変換し、制
御回路で信号処理することにより、光ディスク31に記
録されている情報が再生される。
【0004】その際、メインビーム(0次回折光)L0
は光ディスク31に記録されている本来の情報(音楽情
報、画像情報など)の読み取りに用いられる。一方、サ
イドビーム(±1次回折光)L+1、L-1は光ディスク3
1のトラッキングエラーを検出するために、メインビー
ムL0が照射されるトラックTの両側のトラックTにそ
れぞれ照射される。回析格子板3によって生成されるビ
ームは0次回折光と±1次回折光の3本だけでなく、図
4に示すように±1次回折光の外側にさらに±2次、±
3次の回折光が存在するが、通常光学ヘッドでは0次と
±1次の回折光が使用され、0次の回折光は信号の読み
取りに、±1次の回折光はトラッキング制御に使用され
る。光ディスク31に記録されたデータを正しく読み取
るためには、このトラッキング制御が正確になされてい
ることが重要である。たとえば、CDではトラック間隔
1.6μm、高記録密度のDVDでは約0.8μmとい
うきわめて狭いトラックが設定されており、±1次回折
光でトラックを正しく追跡しながら、目標のトラック上
に0次回折光を正確に照射しなければならない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図3に示した光学ヘッ
ド21の構成は、CD−R、CD−RW、DVD−R、
DVD−RWといった書き込み可能な光ディスクにデー
タを記録再生する光ディスク装置の場合もほぼ同様であ
る。ただし、書き込み時には、読み取り時よりも強いパ
ワーのレーザ光を光ディスクの記録面に照射しなければ
ならない。書き込み速度は従来1倍速(CD−Rの場合
1枚76分)あるいは2倍速程度であったが、近年4倍
速、8倍速といった具合に高速化しつつあり、それに伴
って、書き込み時の単位データ当たりのレーザ照射時間
が短くなってきたため、レーザ光のパワーを増大させる
ことで対応せざるを得ない。しかし、レーザ光のパワー
が増大すると、書き込み時に光ディスクで反射されて戻
ってくる光の強度も増大するため、ビームスプリッタ6
を透過してLD2に入射する戻り光L’の量が増大する
ことになる。戻り光L’がLD2に入射すると、LD2
内で出射光Lと戻り光L’とが干渉し、LD2からの出
射光Lにノイズが重畳されることになる。このようなノ
イズを含む光で書き込みを実施すると、誤ったデータが
書き込みまれる率が高くなる。そこで、このような不具
合を解消する手法として、LDの駆動源に重畳モジュー
ルを用いてLDの波長帯域を複数の波長成分が混在する
所定の帯域幅に拡大するというものがある。つまりLD
の性質として、複数の波長成分が混在する所定の帯域幅
を持たせることにより戻り光と出力光との干渉が少なく
なる傾向があることが知られており、この性質を利用す
るべく、図5(a)に示すような本来単一波長成分の光
を出力する特性を持ったLDを、重畳モジュールでラン
ダムに駆動することにより、図5(b)に示すように出
力光の波長帯域を広げるものである。しかし、LDの出
力光の波長帯域を広げると、パワーの分散により中心波
長λ0のレーザ光の出力パワーが減少するため、書き込
み速度を高速化する上で要求される中心波長λ0のレー
ザ光のパワーが得られ難くなる。そこで、この問題を解
消するために、図6に示すように、対物レンズ5とコリ
メートレンズ4との間に1/4波長板8を挿入する手法
が採用されている。
【0006】図7はその原理説明図である。LD2から
出射されコリメートレンズ4を通して1/4波長板8に
到来するレーザ光Lはいわゆる直線偏光であり、これ
が1/4波長板8を通過することによって円偏光とな
る。この円偏光が光ディスク31で反射されると回転
方向が逆転した円偏光となる。この反射した円偏光
は1/4波長板8を通過すると直線偏光となる。この
直線偏光の方向は直線偏光のそれと直交関係にある
ため、直線偏光がビームスプリッタ6を通過してLD
2に戻ってきても、その戻り光L’とLD2から出射さ
れるレーザ光Lは偏光方向が互いに直交しているため干
渉しない。したがって、高出力のLD2を用いた場合で
も、光ディスク31で反射されて戻ってくる戻り光L’
と出射光Lとの干渉を防止して、LD2を安定に発振動
作させることができるので、出射光Lにノイズが重畳さ
れることによって生じるデータの書き込み誤りを少なく
できる。しかしながら、1/4波長板8は単なるガラス
からなるものではなく、異方性結晶(たとえば水晶)か
らなるものであり、光学ヘッドを構成している部品の中
でもかなり高価な類に入る。そのため、1/4波長板8
を用いたことで光学ヘッドの製造コストが大幅に増大す
るという問題があった。また、LDから光ディスクに至
る光路中に配置される部品が一つ増えることになるた
め、光学ヘッドが大型化してしまうという欠点があっ
た。そこで本発明が解決しようとする課題は、光ディス
クからの戻り光による影響を受けることなく正確かつ高
速に書き込みを行うことができる小型軽量かつ安価な構
成の光学ヘッドおよびそれを実現するための新規な1/
4波長板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る光学ヘッドは、レーザ光源からの出射
光を透過回折させて情報記録用(あるいは情報記録再生
用)の0次回折光(メインビーム)とトラッキング制御
用の±1次回折光(サイドビーム)とを生成する回折格
子と、この回折格子からの光を平行光にするコリメート
レンズと、このコリメートレンズからの光を集光して、
光ディスクにスポット照射するとともに、当該光ディス
クで反射されて戻ってくる戻り光を集光して前記コリメ
ートレンズへ戻す対物レンズと、前記コリメートレンズ
を透過してくる戻り光を反射させて受光素子へ導くべく
前記コリメートレンズと前記レーザ光源との間に設けら
れたビームスプリッタと、前記出射光と前記ビームスプ
リッタを透過した前記戻り光との干渉を防止するために
前記レーザ光源から前記光ディスクに至る光路中に配置
された1/4波長板とを備えた光学ヘッドにおいて、前
記1/4波長板を前記ビームスプリッタと前記レーザ光
源との間に配置するとともに、前記1/4波長板に前記
回折格子の機能を持たせたことを特徴としている。ま
た、本発明に係る1/4波長板は、その表面に透過光を
回折させる回折格子のパターンが形成されていることを
特徴としている。また、透過性の基体の一方の面に1/
4波長板としての機能を有する樹脂層を備えた1/4波
長板であって前記基体の他方の面に前記パターンを形成
したことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示した実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図1(a)は本発明に
係る光学ヘッドの実施の形態の一例を示す概略構成図、
図1(b)は本発明に係る1/4波長板の実施の形態の
一例を示す構成および動作説明図である。図1(a)に
示す光学ヘッド1は、図6に示したように従来戻り光対
策のために対物レンズ5とコリメートレンズ4との間に
挿入されていた1/4波長板8を、レーザ光Lを発振す
るレーザ光源(LD)2の出射部近傍位置に配置すると
ともに、その位置に元々配置されていた回折格子板3の
機能を1/4波長板8に持たせたせるべく、図1(b)
に示すように1/4波長板8の表面に透過光を回折させ
るパターン(グレーティング・パターン)8Bを形成し
たものである。1/4波長板8の基体8Aは、光軸に対
して所定の結晶軸方位となるように切り出し研磨された
異方性結晶(たとえば水晶)板からなる。透過光を回折
させるパターン8Bは、基体8Aの表面をエッチング
し、もしくはSiO2等を蒸着することにより形成され
た縞状のパターンからなる。光学ヘッド1のその他の構
成要素は図6に示したものとほぼ同様である。この実施
の形態の光学ヘッド1による書き込み動作は以下のとお
りである。LD2より出射されたレーザ光Lは、まず1
/4波長板8の基体8Aを通過することによって直線偏
光から円偏光に変換される。この円偏光の回転方
向は図1(b)中の矢印A方向である。また、1/4波
長板8から出射する際、基体8Aの表面に形成された縞
状のパターン8Bによって3つのレーザ光、すなわち1
つのメインビームL0と2つのサイドビームL+1、L-1
とに分けられる。1/4波長板8を通過したビームL
0、L+1、L-1は、ビームスプリッタ6を通してコリメ
ートレンズ4に入射し、平行光となって対物レンズ5に
入射する。対物レンズ5は、コリメートレンズ4からの
ビームL0、L+1、L-1を集光し、書き込み可能な光デ
ィスク(CD−R、CD−RWなど)11の記録層11
a上にそれぞれ合焦させてスポット照射する。光ディス
ク11の記録層11a上に照射されたビームL0、L+
1、L-1のうち、メインビームL0によって情報が書き込
まれる。
【0009】また、これと並行して、光ディスク11で
反射されて戻ってくる3つのビーム(ビームL0、L+
1、L-1の反射光)を対物レンズ5で集光し、コリメー
トレンズ4よって各々平行なビームにした後、ビームス
プリッタ6で略直角方向に反射させる。ビームスプリッ
タ6からの反射光は、絞りレンズ9で所定の径に整形さ
れた後、集光レンズ7で集光されて、受光素子であるP
D7の受光面に照射される。その結果、光ディスク11
からの戻り光(反射光)に応じた出力信号(電気信号)
がPD7より出力される。PD7の出力信号Sは制御回
路12で信号処理される。制御回路12は、書き込みの
場合、PD7の出力信号Sに基づいて、メインビームL
0およびサイドビームL+1、L-1の戻り光をモニタし、
目標のトラック上にメインビームL0のビームを書き込
みに必要な所定のパワーで正確に照射するべく、LD2
のパワー変調制御およびトラッキング制御を行う。上記
書き込み動作を行っている間、光ディスク11で反射さ
れた光の一部はビームスプリッタ6を透過してLD2側
にも戻ってくる。この戻り光L’は、光ディスク11の
記録層11aで反射しているため、出射時の円偏光と
は逆転した円偏光となって1/4波長板8に入射し、
1/4波長板8を通過することによって直線偏光とな
る。この戻り光L’である直線偏光の方向はLD2の
出射光である直線偏光のそれと直交関係にあるので、
戻り光L’がLD2に入射しても、LD2の出射光Lと
戻り光L’とが干渉することはない。したがって、この
実施の形態によれば、光学ヘッド1のLD2の発振パワ
ーを上げても、戻り光L’の影響を受けることなくLD
2を安定に発振動作させることができるので、正確かつ
高速に書き込みを行うことができる。
【0010】また、図6のように従来1/4波長板8と
別個に設けられていた回折格子板3を、1/4波長板8
と機能的に一体化させたことにより、LD2から光ディ
スク11に至る光路中に配置される部品が一つ減ること
になるため、光学ヘッド1を小型軽量化することができ
る。また、図6のように従来対物レンズ5とコリメート
レンズ4との間に配置されていた1/4波長板8を、L
D2の出射部近傍に配置したことにより、1/4波長板
8の面積を小さくすることができる。つまり、LD2の
出射部近傍におけるビーム径は、対物レンズ5とコリメ
ートレンズ4との間のビーム径よりも遙かに小さいの
で、LD2の出射部近傍に1/4波長板8を配置したこ
とにより、従来よりも遙かに面積の小さいものを使用す
ることができる。したがって、光学ヘッド1を小型軽量
化できるとともに、1/4波長板8に使用する異方性結
晶(たとえば水晶)板の使用量が少なくてすむので製造
コストを削減できる。なお、1/4波長板8は、図2
(a)に示すようにLD2の出射部に近接あるいは接触
させて設けても、図2(b)に示すようにLD2から離
して設けてもよい。また、1/4波長板の形状は必ずし
も図1(b)に示したような形状(矩形状)である必要
はなく、円板状であってもよい。尚、以上、回折格子機
能を有する1/4波長板8として異方性結晶を用いて本
発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものでは
なく、例えば、図1(c)に示すように硝子板または石
英板からなる透過性の基体8Aの一方の面に1/4波長
板と同一機能を有する樹脂フィルム8Cを例えばUV系
の接着剤にて付着して構成した複合型1/4波長板8を
用いても良く、この場合、基体8Aの他方の面にグレー
ティングパターン8Bを形成するよう構成すれば回折格
子機能を有する1/4波長板を実現することができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下のような優れた効果が得られる。請求項1、2記載の
発明によれば、レーザ光源からの出射光と、光ディスク
で反射されビームスプリッタを透過してレーザ光源に戻
っくる戻り光との干渉を防止する1/4波長板を、ビー
ムスプリッタとレーザ光源との間、すなわち出射部近傍
に配置するとともに、当該1/4波長板に、レーザ光源
からの出射光を透過回折させて0次回折光と±1次回折
光とを生成する回折格子の機能を持たせたことにより、
光学ヘッドを構成する部品数を削減しかつ1/4波長板
を小型化できるので、光ディスクからの戻り光による影
響を受けることなく正確かつ高速に書き込みを行うこと
ができる小型軽量かつ安価な構成の光学ヘッドを実現で
きる。請求項3及び請求項4記載の発明によれば、1/
4波長板の表面に透過光を回折させるパターンが形成さ
れていることにより、回折格子の機能を兼ね備えた1/
4波長板を提供できるので、光ディスクからの戻り光に
よる影響を受けることなく正確かつ高速に書き込みを行
うことができる小型軽量かつ安価な構成の光学ヘッドの
実現に大きく貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係る光学ヘッドの実施の形態
の一例を示す概略構成図、(b)は本発明に係る1/4
波長板の実施の形態の一例を示す構成および動作説明
図、(c)は本発明に係る1/4波長板の他の実施の形
態の一例を示す図である。
【図2】(a)、(b)はレーザ光源に対する1/4波
長板の位置関係を例示した図である。
【図3】(a)は従来の光学ヘッドの一例を示す概略構
成図、(b)は光ディスクのトラックおよびピットに対
するスポット照射形態を例示した説明図である。
【図4】回折格子板と回折光に関する説明図である。
【図5】(a)はレーザ光源の本来の発振波長帯域特性
を示した説明図、(b)は(a)の特性を持ったレーザ
光源を重畳モジュールでランダムに駆動したときの波長
帯域特性を示した説明図である。
【図6】対物レンズとコリメートレンズとの間に1/4
波長板を挿入した従来の光学ヘッドの一例を示す概略構
成図である。
【図7】図6の光学ヘッドにおいて、レーザ光源からの
出射光と光ディスクからの戻り光との干渉が1/4波長
板によって防止される原理を示した説明図である。
【符号の説明】
1:光学ヘッド 2:LD(レーザ光源) 3:回折格子板 4:コリメートレンズ 5:対物レンズ 6:ビームスプリッタ 7:PD(受光素子) 8:1/4波長板 8A:基体 8B:透過光を回折させるパターン 8C:樹脂フィルム 11:光ディスク 11a:記録層 L0:メインビーム(0次回折光) L+1:サイドビーム(+1次回折光) L-1:サイドビーム(−1次回折光)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光源からの出射光を透過回折させ
    て情報記録用の0次回折光とトラッキング制御用の±1
    次回折光とを生成する回折格子と、この回折格子からの
    光を平行光にするコリメートレンズと、このコリメート
    レンズからの光を集光して、光ディスクにスポット照射
    するとともに、当該光ディスクで反射されて戻ってくる
    戻り光を集光して前記コリメートレンズへ戻す対物レン
    ズと、前記コリメートレンズを透過してくる戻り光を反
    射させて受光素子へ導くべく前記コリメートレンズと前
    記レーザ光源との間に設けられたビームスプリッタと、
    前記出射光と前記ビームスプリッタを透過した前記戻り
    光との干渉を防止するために前記レーザ光源から前記光
    ディスクに至る光路中に配置された1/4波長板とを備
    えた光学ヘッドにおいて、前記1/4波長板を前記ビー
    ムスプリッタと前記レーザ光源との間に配置するととも
    に、前記1/4波長板に前記回折格子の機能を持たせた
    ことを特徴とする光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記1/4波長板の表面に透過光を回折
    させる回折格子のパターンを形成したことを特徴とする
    請求項1記載の光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 その表面に透過光を回折させる回折格子
    のパターンが形成されていることを特徴とする1/4波
    長板。
  4. 【請求項4】 透過性の基体の一方の面に1/4波長板
    としての機能を有する樹脂層を備えた1/4波長板であ
    って前記基体の他方の面に前記パターンを形成したこと
    を特徴とする請求項3記載の1/4波長板。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007234194A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Asahi Glass Co Ltd 光ヘッド装置
CN100350474C (zh) * 2004-05-10 2007-11-21 索尼株式会社 光拾取器
CN100390880C (zh) * 2002-12-10 2008-05-28 三星电子株式会社 光拾取设备

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