JPH0624340Y2

JPH0624340Y2 - シール貼付用包装箱

Info

Publication number: JPH0624340Y2
Application number: JP1999388U
Authority: JP
Inventors: 善美大橋
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1988-02-19
Filing date: 1988-02-19
Publication date: 1994-06-29
Anticipated expiration: 2003-02-19
Also published as: JPH01132512U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は、家庭電化製品をはじめ事務用品，食料品等の
包装箱として使用される、別途印刷したシールを貼付し
て内容を表示するシール貼付用包装箱に関するものであ
る。

（従来の技術）従来のシール貼付用包装箱について第10図により説明す
る。

同図において、従来のシール貼付用包装箱１は、表面に
品名，品番等が印刷されたダンボール箱が使用されてい
る。ダンボール箱の表面が粗くバーコードの印刷ができ
ないため、別途印刷したバーコードシール２の貼付場所
を示す貼付枠３を印刷していた。

（考案が解決しようとする課題）しかしながら、上記の構成では、バーコードシール２を
貼付する際に、多品種少量生産の場合にはバーコードシ
ール２を間違うことがあり、常にバーコードシール２と
内容が合っているかどうか気遣う必要があるという問題
があった。また、記種名が複雑な番号の場合には、包装
の現場で確認することは難しいという問題もあった。

本考案は上記の問題を解決するもので、確認の容易なシ
ール貼付用包装箱を提供することを目的とするものであ
る。

（課題を解決するための手段）上記の課題を解決するため、本考案は、バーコードシー
ルと包装箱の貼付枠に合印を付けるものである。

（作用）上記の構成によれば、合印の合致状況から、一見して正
しくバーコードシールか貼られているか否かが判別でき
る。バーコードシールと包装内容が異なる場合には、合
印が合致しないので、容易に判別できる。

（実施例）本考案の実施例３例について、第１図ないし第９図によ
り説明する。

まず、第１の実施例は、第１図の斜視図に示すように、
シール貼付用包装箱１の側面に印刷された貼付枠３の右
上枠外に、２個の合印3aを表示し、これに貼付するバー
コードシール４にも、上記の合印3aに相対応する右肩に
合印4aが印刷されている。第２図は上記のバーコードシ
ール４を貼付枠３に貼った状態を示す正面図で、両者合
印4aおよび3aが合致している。第３図は包装内容と異な
るバーコードシール５を貼った状態を示す正面図で、バ
ーコードシール５の合印5aと貼付枠３の合印3aが合致し
ないので、一目で判別できる。

次に、第２の実施例を第４図ないし第６図により説明す
る。第４図に示すように、第２の実施例では、貼付枠３
の右肩枠内に２個の合印3bが表示され、バーコードシー
ル６は外周に太い黒枠を印刷した後、右肩の２箇所に切
欠き6aを入れて合印としている。第５図は、上記にバー
コードシール６を貼付枠３に貼った状態を示す正面図
で、貼付枠３の合印3bと、切欠き6aが一致し、連続した
黒枠となっている。第６図に示すように、包装内容と一
致しないバーコード７を貼付枠３に貼ると、切欠き7aの
位置が貼付枠３の合印3bと合致しないので、不連続の黒
枠となる。

次に、第３の実施例を第７図ないし第９図により説明す
る。第７図に示すように、第３の実施例では、貼付枠３
の上側両隅に三角形の合印3cが表示され、バーコードシ
ール８は外周に太い黒枠を印刷した後、上側両角を三角
形の切欠き8aを入れ合印としたものである。上記のバー
コードシール８を貼付枠３に貼ると、第８図に示すよう
に、貼付枠３の合印3cと切欠き8aが一致し、連続した黒
枠となる。包装内容と異なるバーコードシール９は、別
の角に切欠き9aが形成されているので、これを貼ると第
９図のように、例えば、下側両角が欠けた黒枠となるの
で、一目で判別ができる。

以上３つの実施例を説明したが、合印はいろいろな組合
せが可能で、例えば、上部以外に左右または下部でもよ
くきわめて多数の組合せができる。また、合印の色は黒
以外にも自由に設定でき、他と区分することも可能であ
る。

また、別途印刷するシールにはバーコードの他、製品内
容の補充事項、例えば、電源電圧，相手先品番，色等の
表示も可能である。

また、実施例ではダンボール箱で説明したが、考案はこ
れに限定されるものではない。

また、シールは紙，ポリエステルフィルム，鉄板，アル
ミ板等何でも使用することができる。

（考案の効果）以上説明したように、本考案によれば、包装内容と貼付
されたバーコードシールの間違いが一見して判別できる
ため、製品の内容を誤りなく確認することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図，第４図および第７図は本考案による第１，第２
および第３の実施例を示すシール貼付用包装箱の斜視図
とこれに貼るバーコードシール、第２図，第５図および
第８図は共に正しいバーコードシールが貼られた状態を
示す正面図、第３図，第６図および第９図は共に誤った
バーコードシールが貼られた状態を示す正面図、第10図
は従来のシール貼付用包装箱の斜視図とバーコードシー
ルである。１……シール貼付用包装箱、2,4,5,6,7,8,9……バーコ
ードシール、３……貼付枠、3a,3b,3c,4a,5a……合印、
6a,7a,8a,9a……切欠き。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】包装内容を表示する別印刷のシールを貼り
付けるシール貼付用包装箱において、包装箱とシールの
双方に合印を付け、包装箱の貼付位置にシールを貼り付
けたときの一方又は双方の合印の形状によって包装箱に
対応する正しいシールが貼り付けられたか、あるいは誤
ったシールが貼り付けられたかを表示することを特徴と
するシール貼付用包装箱。