JPH0624248U - ギア機構 - Google Patents

ギア機構

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Publication number
JPH0624248U
JPH0624248U JP6114492U JP6114492U JPH0624248U JP H0624248 U JPH0624248 U JP H0624248U JP 6114492 U JP6114492 U JP 6114492U JP 6114492 U JP6114492 U JP 6114492U JP H0624248 U JPH0624248 U JP H0624248U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
gears
swing
diameter
disc
Prior art date
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Pending
Application number
JP6114492U
Other languages
English (en)
Inventor
久 工藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP6114492U priority Critical patent/JPH0624248U/ja
Publication of JPH0624248U publication Critical patent/JPH0624248U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中心距離を変化させながら歯合状態に達する
一対のギア11、17において、歯合時の中心距離を容
易な方法により高精度に一定に保持する。 【構成】 一対のギア11、17の下部に同軸的に円板
部13、17を対向するように配し、この円板部13、
17の直径を各ギア11、17のピッチ円の直径に略等
しくし、円板部同士を当接することにより、ギアの位置
規制を為し、ギア間の中心距離を一定に保持することを
特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、VTR(ビデオテープレコーダ)等の磁気記録再生装置のリール駆 動機構、特に首振りギア部に用いて有効なギア機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
VTR等のテープレコーダのリール駆動方法として、賞用されているものに、 キャプスタンモータ等の回転出力をベルトで伝達し、首振り式のギアを回転させ 、テープ巻取側あるいは供給側リール台を回転駆動する首振りアイドラ方式があ る。
【0003】 図3はこの方式の構造の典型例を示したもので、シャーシに植設された支軸2 に巻取リール台のギア1が枢支され、同様に支軸4に供給リール台のギア3が枢 支されている。また、シャーシに植設された支軸6に枢支されたギア5は、キャ プスタンモータ等の動力源からベルトで動力伝達が為されて回転する。
【0004】 支軸6には首振りレバー9も枢支され、このレバー9の先には首振りギア8が 支軸7により枢支されている。ここで、ギア5と首振りギア8は適切な中心距離 をもって噛み合っている。また、ギア5の回転によって首振りギア5に回転負荷 が与えられる。
【0005】 図3において、ギア5が矢印A方向に回転すると、首振りレバー9は同じA方 向に回動し、首振りギア8が巻取リール台のギア1と歯合する。一方、首振りギ ア8は矢印B方向に回転し、ギア1は矢印C方向に回転し、巻取リールにテープ を巻き取ることができる。また、ギア5がAとは逆方向と回転すれば、供給リー ル台のギア3を反時計方向に回転させ、逆方向の巻き取りが可能になる。
【0006】 ところで、図3において、首振りレバー9の回動量に規制がない場合、首振り ギア8はギア1とバックラッシュなく歯合するが、首振りギア8には、食い込み 力が働くため、ギア歯面に必要以上に力が加わることになり、早送り、巻戻し等 の高速回転時においては、特にギア騒音、ギアの摩耗等が問題になりやすい。
【0007】 そこで、上記の問題点を解決するために、図3に示しているように、首振りレ バー9の回動量を規制するための規制ピン10をシャーシに植設して首振りレバ ー9の先端部9aを位置規制して、首振りギア8の必要以上の食い込みを防止し ようとする方法が実開昭61−68332号公報(G11B15/26)として 提案されている。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来技術のように、首振りレバー9の回動角をピンで規制するという方法 の場合、規制ピン10の位置精度、首振りレバー9の外形寸法精度及び支軸7の 位置精度を確保する必要となり、僅かなバックラッシュ量を正確に決めるのは、 非常に困難を伴う。また、部品点数が増加する上に高精度を要求されるためにコ スト的にも不利となる。さらに、規制ピン10の位置はギア5より当然外方にで るため、スペース的にも不利となる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は、少なくとも中心が変位可能な第1ギアと、該第1ギアに歯合可能な 第2ギアと、第1ギアのピッチ円の半径と略同一半径で、第1ギアに同軸的に一 体もしくは別体に配設された第1円板部と、第2ギアのピッチ円の半径と略同一 半径で、第2ギアに同軸的に一体もしくは別体に配設された第2円板部と、両ギ アの歯合時に両円板状部が当接して第1ギアの第2ギアに対する位置規制を為す ことを特徴とする。
【0010】
【作用】
本考案は上述のように構成したので、2個のギアはピッチ円の直径同士が接す る形で回転し、バックラッシュは零になる。また、一方のギアに食い込み力が働 いても、円板部同士が当接しているため、ギアの食い込みは生じず、歯面に無理 な力が加わることはない。
【0011】
【実施例】
以下、図面に従い本考案の一実施例を説明する。図1は本考案をVTRの首振 りギア部に実施したリール台駆動装置の平面図であり、図2はギア列を直列的に 配置した断面図である。
【0012】 図において、シャーシ26上に植設された支軸12には、巻取リ−ル台28に 一体形成されたギア11が枢支され、同様にシャーシ26に植設された支軸15 には、供給リール台に一体形成されたギア14が枢支されている。これらのギア 11、14の下方には、各ギアのピッチ円の直径と同一直径の円板部13、16 が一体形成されている。
【0013】 また、シャーシ26に植設された支軸21には、首振りレバー22が固着され たボス23が回動自在に取りつけられ、このボス23の周囲にギア部20及びギ アプ−リ24が一体になった駆動ギア30が回動自在に取り付けられ、さらにこ のギアプ−リ24と図示省略の駆動モータのモータプ−リ間にベルト25が巻装 されており、駆動モータの駆動によりギアプ−リ24は回転し、駆動ギア30が 回転する。
【0014】 首振りレバー22の先には、支軸18が植設され、この支軸18により首振り ギア17が枢支されている。また、この首振りギア17の下方にはピッチ円の直 径と同一直径の円板部19が一体形成されている。
【0015】 首振りギア17と首振りレバー22の間には、首振り用の負荷を与える為の摩 擦部材27が介在し、また、駆動ギア30のギア部20はごく普通の平歯車であ り、このギア部20と首振りギア17の中心距離は適切に確保されている。
【0016】 次に、本実施例装置の動作について説明する。駆動モータの駆動に伴い、ギア プ−リ24が図1の矢印D方向に回転すれば、首振りレバー22は同様にD方向 に回動し、首振りギア17がギア11と歯合する。この時、首振りギア17は、 矢印E方向に回転し、ギア11はF方向に回転しテープが巻取リールに巻き取ら れる。
【0017】 両円板部13、19の周面が常に対向するようにその高さ方向の位置は同一に 設定され、首振りギア17には上述の如く、首振りギア17のピッチ円の直径と 同一直径の円板部19が一体に形成されており、一方ギア11にも、このギア1 1のピッチ円直径と同一直径の円板部13が一体成形されているため、首振りギ ア17とギア11の歯合状態において、ギア同士がバックラッシュなく歯合した 時点で、円板部13、19の外周同士が当接する。この当接により、首振りギア 17とギア11はこれ以上接近することができず、常に適切な中心距離を保った 状態で回転が伝達されることになる。
【0018】 また、この時、図2に示した円板部19の直径d1と、円板部13の直径d2 の比を首振りギア17の歯数とギア11の歯数との比に等しくしておけば、円板 部13、19同士に、滑り即ちすべり摩擦が発生せず、ころがり摩擦となるので 、回転力のロスは発生せず、効率の良い歯車伝達が可能になる。
【0019】 尚、寸法精度について、ギアと同軸で円板部の直径を確保すれば良く、この種 の部品加工からみても、容易に確保できる。
【0020】 また、バックラッシュを少し与えてやりたい場合は、円板部13、19のいず れかの直径をピッチ円直径より僅かに大きくしてやれば、所望のバックラッシュ 量を簡単に得ることができる。この時も、円板部19の直径d1と、円板部13 の直径d2の比を首振りギア17の歯数とギア11の歯数との比に等しくしてお けば、円板部同士に滑りが発生せず、ころがり摩擦となるので、回転力のロスは 発生せず、効率の良い歯車伝達が可能になる。
【0021】 また、ギアが転位歯車の場合であっても、円板部の直径比を歯数比と同一に設 定することにより、ギア同士の中心距離を適切な値に確保できることは言うまで もない。また、前述の実施例では、テープを巻取リールに巻き取る場合を説明し たが、駆動プ−リ30をD方向とは逆方向に回転させることにより、首振りギア 17はギア14に歯合し、この時、円板部16と円板部19が当接して首振りギ ア17の位置規制が可能になる。更に前記実施例では、各円板部とギアは一体に 形成されたが、対応するギアと同軸であれば、別体であっても同様の効果を得ら れることは言うまでもない。
【0022】
【考案の効果】
上述の如く本考案によれば、移動しながら歯合状態に至る一対のギアの中心距 離を、各ギアと同軸的に円板状部材を配して、両者を当接させるだけで、常に一 定に維持でき、ギアの騒音、摩耗等を容易に防止することができ、実用的価値が 高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の平面図である。
【図2】本考案の一実施例の側断面図である。
【図3】従来例の平面図である。
【符号の説明】
11、14 ギア 13、16 円板部 17 首振りギア 19 円板部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中心が変位可能な第1ギア
    と、 該第1ギアに歯合可能な第2ギアと、 前記第1ギアのピッチ円の半径と略同一半径で、前記第
    1ギアに同軸的に一体もしくは別体に配設された第1円
    板部と、 前記第2ギアのピッチ円の半径と略同一半径で、前記第
    2ギアに同軸的に一体もしくは別体に配設された第2円
    板部と、 前記両ギアの歯合時に前記両円板状部が当接して前記第
    1ギアの前記第2ギアに対する位置規制を為すギア機
    構。
JP6114492U 1992-08-31 1992-08-31 ギア機構 Pending JPH0624248U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6114492U JPH0624248U (ja) 1992-08-31 1992-08-31 ギア機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6114492U JPH0624248U (ja) 1992-08-31 1992-08-31 ギア機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0624248U true JPH0624248U (ja) 1994-03-29

Family

ID=13162618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6114492U Pending JPH0624248U (ja) 1992-08-31 1992-08-31 ギア機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624248U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006341548A (ja) * 2005-06-10 2006-12-21 Heiwa Tokei Mfg Co Ltd インクリボン送り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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