JP2563427Y2 - カセット式テープレコーダのテープ駆動装置 - Google Patents

カセット式テープレコーダのテープ駆動装置

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JP2563427Y2
JP2563427Y2 JP1992054519U JP5451992U JP2563427Y2 JP 2563427 Y2 JP2563427 Y2 JP 2563427Y2 JP 1992054519 U JP1992054519 U JP 1992054519U JP 5451992 U JP5451992 U JP 5451992U JP 2563427 Y2 JP2563427 Y2 JP 2563427Y2
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国男 城戸
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Tanashin Denki Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/18Driving; Starting; Stopping; Arrangements for control or regulation thereof
    • G11B15/44Speed-changing arrangements; Reversing arrangements; Drive transfer means therefor

Landscapes

  • Gear Transmission (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、テープ駆動用モータを
傾けて配置したカセット式テープレコーダのテープ駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カセット式テープレコーダ、特に携帯用
の小形のカセット式テープレコーダにおいては、縦、
横、高さ寸法を如何に小さくし、且つ軽量にするかが、
商品価値を高める上で極めて重要な課題となっている。
しかし、カセット式テープレコーダは規格化されたテー
プカセットを記録媒体として使用するため、リール受け
やキャプスタン等の位置関係を変える訳にはいかない。
従って、比較的自由に位置選択が行える部品について、
部品同志を出来るだけ接近させて全体の小形化を図って
いる。
【0003】例えば実開平1-181148号公報に示すよう
に、テープ駆動用モータを、下部にギヤ部を有するリー
ル受けの側方に配置しようとする場合、モータの外周面
をギヤ部に出来る限り接近させてテープレコーダ全体の
横寸法を小さくし、しかもモータの上面がギヤ部の上面
とほぼ同一高さになるようにしてテープレコーダ全体の
高さ寸法も小さくする努力をしているのである。もし仮
に、モータをギヤ部の下側に重ねて配置すれば、横寸法
を更に小さくすることはできるかも知れないが、モータ
の位置を下げた分だけ全体の高さ寸法が大きくなってし
まうので、総合的にはあまりメリットがない。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】特に上面中心部に軸受
用の凸部を有し、下方に突出する回転軸に小径のベルト
プーリを取着したテープ駆動用モータを、下部にギヤ部
を有するリール受けの側方に配置しようとする場合にお
いて、テープレコーダ全体の高さ寸法を大きくすること
なしに、テープレコーダ全体の横寸法を小さくすること
が可能なカセット式テープレコーダのテープ駆動装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、上面中心部に
軸受用の凸部を有し、下方に突出する回転軸に小径のベ
ルトプーリを取着したテープ駆動用モータを、下部にギ
ヤ部を有するリール受けの側方に配置したカセット式テ
ープレコーダのテープ駆動装置において、前記モータ
を、その回転軸の上部が回転軸の下部よりも前記リール
受けの軸心線に接近する向きに傾斜させて、モータ上面
の低位部を前記ギヤ部の下方に位置させ、モータ上面の
高位部を前記ギヤ部の上面とほぼ同一高さとしたことを
特徴とするものである。
【0006】
【作用】モータの外周面を、リール受けのギヤ部に接近
させた場合と較べて、モータをリール受けのギヤ部下方
に重ねた分だけテープレコーダ全体の幅寸法を小さくで
きる。
【0007】尚、モータの最下位は少なくともギヤ部の
厚さ分だけ下がることになるが、モータの最も高い部位
である軸受用凸部の上端をリール受けギヤ部の上面と同
一高さにした場合における、モータ下方の小径ベルトプ
ーリの下面の高さと、モータを傾けてモータの最上部位
をリール受けのギヤ部上面と同一高さにした場合におけ
る、モータの最下部位またはベルトプーリの最下部位の
高さとを比較すると、両者をほぼ同一高さに設定するこ
とができる。従って、全体の高さ寸法を大きくすること
なく、幅寸法を小さく出来るのである。
【0008】
【実施例】図1は、カセット式オートリバース・テープ
レコーダにおけるテープ駆動装置の概略構成を示す平面
図で、各一対のキャプスタン1及びリール受け2が左右対
称に配置されている。各キャプスタン1の下部には、フ
ライホイール3、小径のキャプスタンギヤ4及びベルトプ
ーリ5が固定されている。
【0009】また、各リール受け2の下部には、小ギヤ6
が固定され、且つすべり機構(図示せず)を介して小ギヤ
6と連結された大ギヤ7が、同軸的に取付けてある。尚、
ここに示すギヤ類は全て同一モジュールとする。また、
図1では、簡略のためギヤ類は全て、単なる円(ピッチ
円)で表した。前記各キャプスタンギヤ4には、それぞれ
大径中間ギヤ8の外歯部9が常時噛合しており、この外歯
部9は、前記小ギヤ6に選択的に噛合可能となっている。
【0010】前記大径中間ギヤ8は内歯部10を有し、こ
の大径中間ギヤ8が小ギヤ6から離間した所定の位置にあ
るとき、該内歯部10及び前記大ギヤ部7に、それぞれ小
径中間ギヤ11の第1,第2ギヤ部12,13が同時に噛合可
能となっている。尚、第1ギヤ部12は第2ギヤ部13より
大径である。一方のリール受け2の側方にはテープ駆動
モータ14が配置されている。このモータ14は、回転軸15
を下方に突出させており、回転軸15には小径のベルトプ
ーリ16が固定されている。
【0011】また、前記モータ14の隣接位置には同軸一
体の大小ベルトプーリ17,18が配置され、ベルトプーリ1
6,17間にはベルト19が掛け渡されている。更に、一方の
キャプスタン1の近傍位置にはアイドラプーリ20が配置
され、双方のキャプスタン1のベルトプーリ5、アイドラ
プーリ20及びベルトプーリ18間にはベルト21が掛け渡さ
れている。そこで、モータ14の回転力は常時、双方のキ
ャプスタン1に伝達されて双方のキャプスタン1は、図1
に示すように互いに逆方向に回転し、更に各キャプスタ
ン1の回転力はそれぞれに噛合する大径中間ギヤ8に常時
伝達される。
【0012】以上の構成において、たとえば図1におけ
る右方の大径中間ギヤ8を若干移動して、その外歯部9を
小ギヤ6に噛合させると、右方のキャプスタン1の回転力
が大径中間ギヤ11及び小ギヤ6を介して右方リール受け2
に伝達され、右方のリール受け2は高速回転するように
なる。また、大径中間ギヤ8の外歯部9を小ギヤ6から離
反させ、小径中間ギヤ11の大小ギヤ部12,13を、それぞ
れ大径中間ギヤ8の内歯部9及び大ギヤ部7に同時に噛合
させると、キャプスタン1の回転力が大径中間ギヤ8の外
歯部9、内歯部10、小径中間ギヤ11の大小ギヤ部12,13及
び大ギヤ7を介してリール受け2に伝達され、リール受け
2は再生・録音モードに適した低速度で回転するように
なる。
【0013】さて、前記テープ駆動モータ14は、図2及
び図3に示すように上面中心部に軸受用の凸部22を有し
ている。そしてこのモータ14は、図2に示すように回転
軸15の上部が下部よりも前記リール受け2の軸心線に接
近する向きに傾斜して配置されている。この傾斜角度a
は、例えば5゜前後とする。また、図2及び図3に示す
ようにモータ14は、その上面の低位部を大ギヤ7の下方
に位置させ、且つ図2に示すように、モータ14の上面の
高位部、及び軸受用凸部22の高位部を、いずれも大ギヤ
7の上面とほぼ同一高さとして配置されている。
【0014】図2および図3中の仮想線は、モータ14
を、仮に傾斜させないとした場合のモータ位置を示すも
のである。仮想線で示すモータ位置と、実線で示すモー
タ位置との比較から、次のことが明らかになる。図3に
仮想線で示すように、モータの外周面をリール受け2の
ギヤ部7に接近させて配置した場合に較べて、モータ14
を傾斜させ、モータ上面の低位部をギヤ部7の下方に位
置させた場合には、少なくとも平面図上でモータとギヤ
部とが重なる分、即ち寸法bだけ、モータをリール受け
の軸心線に接近させることが出来、少なくともその分
は、テープレコーダ全体の横寸法を小さく出来る。
【0015】また、モータ14の最下位置は少なくともギ
ヤ部7の厚さ分だけ下がることになるが、モータ14の高
位部及び上面中心部の凸部22の上端を、仮想線で示す小
径ベルトプーリ16の下端よりは、下げずに済む。同様
に、小径ベルトプーリ16の低位部も、仮想線で示す小径
ベルトプーリ16の下端より下げるとしても、その下げる
量は極く僅かで済むので、テープレコーダ全体の高さ寸
法は特に大きくせずに済む。従って、上記実施例のよう
に構成することにより、テープレコーダ全体の高さ寸法
を大きくすることなしに、テープレコーダ全体の横寸法
を小さく出来るのである。
【0016】
【効果】以上、実施例に基づいて説明したように、本考
案によれば、上面中心部に軸受用の凸部を有し、下方に
突出する回転軸に小径のベルトプーリを取着したテープ
駆動用モータを、下部にギヤ部を有するリール受けの側
方に配置したカセット式テープレコーダのテープ駆動装
置において、前記モータを、その回転軸の上部が回転軸
の下部よりも前記リール受けの軸心線に接近する向きに
傾斜させて、モータ上面の低位部を前記ギヤ部の下方に
位置させ、モータ上面の高位部を前記ギヤ部の上面とほ
ぼ同一高さとしたことにより、テープレコーダ全体の高
さ寸法を大きくすることなしに、テープレコーダ全体の
横寸法を小さくすること可能にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例に係るテープ駆動装置の概
略平面図
【図2】 同実施例のリール受けとモータとの関係を示
す側面図
【図3】 同実施例のリール受けとモータとの関係を示
す平面図
【符号の説明】
2…リール受け、7…ギヤ部、14…テープ駆動用モータ、
15…回転軸、16…ベルトプーリ、22…軸受用凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面中心部に軸受用の凸部を有し、下方に
    突出する回転軸に小径のベルトプーリを取着したテープ
    駆動用モータを、下部にギヤ部を有するリール受けの側
    方に配置したカセット式テープレコーダのテープ駆動装
    置において、 前記モータを、その回転軸の上部が回転軸の下部よりも
    前記リール受けの軸心線に接近する向きに傾斜させて、
    モータ上面の低位部を前記ギヤ部の下方に位置させ、モ
    ータ上面の高位部を前記ギヤ部の上面とほぼ同一高さと
    したことを特徴とするカセット式テープレコーダのテー
    プ駆動装置。
JP1992054519U 1992-07-10 1992-07-10 カセット式テープレコーダのテープ駆動装置 Expired - Fee Related JP2563427Y2 (ja)

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KR1019930011967A KR940006101A (ko) 1992-07-10 1993-06-29 카세트식 테이프 레코더의 테이프 구동장치
CN93108069A CN1032831C (zh) 1992-07-10 1993-07-03 盒式录音机的磁带驱动装置

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