JPH06242257A - 人体検知装置 - Google Patents

人体検知装置

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Publication number
JPH06242257A
JPH06242257A JP2653293A JP2653293A JPH06242257A JP H06242257 A JPH06242257 A JP H06242257A JP 2653293 A JP2653293 A JP 2653293A JP 2653293 A JP2653293 A JP 2653293A JP H06242257 A JPH06242257 A JP H06242257A
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JP
Japan
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sensor
human body
detection
distance measuring
state
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Pending
Application number
JP2653293A
Other languages
English (en)
Inventor
Hide Nakanishi
秀 中西
Kazuhiko Shiratori
和彦 白鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2653293A priority Critical patent/JPH06242257A/ja
Publication of JPH06242257A publication Critical patent/JPH06242257A/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサの寿命を延ばすことを可能にすると共
に、近くに熱源による誤動作を防止する人体検知装置を
提供する。 【構成】 あらかじめ定められた第1検知エリアを移動
する人体の存在を検出する焦電型センサ4と、第1検知
エリア内であって、第1検知エリアより狭い第2検知エ
リアで静止する人体の存在を検出する測距センサ5と、
焦電型センサ4の検出出力により測距センサ5を作動状
態にし、測距センサ5の出力が検出状態から非検出状態
に変わったとき、測距センサ5を作動停止状態にするこ
とにより、焦電型センサ4及び測距センサ5の検出出力
に基づいて人体の存在を検出する制御回路3とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、人体の存在を検出す
る人体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体検知装置には、人体からの放射熱を
利用して、人体の存在を検出するものがある。この装置
では、人体からの放射熱を、センサとして使用されてい
るサーモパイルが受ける。そして、この装置は、サーモ
パイルからの検出出力により、人体の存在を検出する。
このような人体検知装置が特開昭64ー66588号公
報に記載されている。
【0003】また、人体検知装置には、人体の存在を検
出するセンサに発光素子と受光素子とを用いているもの
がある。そして、この装置は、発光素子からの光をスリ
ット(帯)状にし、このスリット状のビーム光を射出す
る。このビーム光の反射光を複数の受光素子で受光し、
各受光素子からの電流の変化に基づいて、人体の存在を
検出する。このような人体検知装置が特開平2ー126
719号公報に記載されている。
【0004】これらの人体検知装置を用いることによ
り、移動する人体や静止している人体の存在が検出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サーモパイ
ルを用いる人体検知装置では、この装置の近くに暖房装
置などの熱源があると、この熱で人体の検出状態とな
り、誤動作が発生する。
【0006】また、スリット状のビーム光を用いる人体
検知装置では、この光を射出する投光手段やスリット状
の反射光を集光する集光手段の光学系が複雑になり、生
産コストの上昇を招く。さらに、この装置では、センサ
の発光素子が常に光を射出しているので、発光素子の寿
命が短くなる。
【0007】この発明の目的は、このような欠点を除
き、センサの寿命を延ばすことを可能にすると共に、近
くの熱源による誤動作を防止する人体検知装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、その目的を
達成するため、あらかじめ定められた第1検知エリアを
移動する人体の存在を検出する受動型センサと、第1検
知エリア内であって、第1検知エリアより狭い第2検知
エリアで静止する人体の存在を検出する能動型センサ
と、受動型センサの検出出力により能動型センサを作動
状態にし、能動型センサの出力が検出状態から非検出状
態に変わったとき、能動型センサを作動停止状態にする
ことにより、受動型センサ及び能動型センサの検出出力
に基づいて人体の存在を検出する制御手段とを有する。
【0009】また、この発明は、あらかじめ定められた
第1検知エリアを移動する人体の存在を検出する受動型
センサと、第1検知エリア内であって、第1検知エリア
より狭い第2検知エリアで静止する人体の存在を検出す
る能動型センサと、受動型センサの検出出力により能動
型センサを作動状態にし、能動型センサの出力が検出状
態のときに、一時的に検出状態が非検出状態に変わって
も、この非検出状態の間を人体の存在検出とすることに
より、受動型センサ及び能動型センサの検出出力に基づ
いて人体の存在を検出する制御手段とを有する。
【0010】この発明では、受動型センサは、人体から
の赤外線に基づいて人体の存在を検出する焦電型センサ
である。
【0011】さらに、この発明では、能動型センサは、
測定した距離の変化に基づいて人体の存在を検出する測
距センサである。
【0012】
【作用】この発明により、人が第1検知エリアに入り、
この第1検知エリアを移動すると、受動型センサがこの
移動する人体を検出する。この検出結果を受けて、制御
手段は、能動型センサの作動を開始させる。この後、人
が第2検知エリアに入って静止すると、能動型センサが
この静止する人体の存在を検出する。また、人が第1検
知エリアから出ると、能動型センサが人体の存在を検出
しないので、制御手段は、能動型センサの作動を停止さ
せる。
【0013】また、能動型センサが作動を開始して、人
体を検出している状態すなわち検出状態のときに、一時
的に能動型センサの検出状態が非検出状態になっても、
直ちに能動型センサを作動停止状態にしない。
【0014】また、受動型センサとして焦電型センサを
用いることにより、人体が移動しているとき、人体が発
生する赤外線に基づいて、この移動する人体の存在を検
出する。
【0015】さらに、能動型センサとして測距センサを
用いることにより、人体が静止しているとき、測定した
距離の変化に基づいて、静止する人体の存在を検出す
る。
【0016】
【実施例】次に、この発明の実施例を、図面を用いて説
明する。
【0017】[実施例1]図1は、この発明の実施例1
を示すブロック図である。実施例1の人体検知装置は、
電源回路1と、駆動回路2と、制御手段としての制御回
路3と、受動型センサとしての焦電型センサ4と、能動
型センサとしての測距センサ5と、タイマ6とを備えて
いる。
【0018】この人体検知装置の電源回路1は、商用電
源11の交流電圧から直流電圧を生成して、この直流電
圧を各回路に供給する。また、電源回路1は、商用電源
11からの交流電圧を駆動回路2に供給する。
【0019】駆動回路2は、制御回路3からの制御出力
により、電源回路1からの交流電圧を負荷12に供給す
る。すなわち、駆動回路2は、負荷12に対して、電源
回路1からの交流電圧をオン、オフするスイッチのよう
に作動する。
【0020】焦電型センサ4は、焦電素子(図示を省
略)を備えている。焦電素子は、定常状態で分極すると
共に、空気中の電荷の付着により、電気的中性を保って
いる。この状態のときに、焦電素子が人体の発生する遠
赤外線を吸収すると、焦電素子の温度が上昇して、分極
状態が変化する。この変化により、焦電素子が付着電荷
を開放するので、電流が一時的に発生する。焦電型セン
サ4は、焦電素子が発生する電流により、人体の存在を
検出する。しかし、焦電素子が電荷を開放すると、付着
している電荷が分極と一致するので、電流が発生しな
い。この結果、焦電型センサ4は、移動する人体の存在
だけを検出する。
【0021】また、焦電型センサ4は、人体が発生する
遠赤外線により、人体の存在を検出するので、広範囲に
渡って人体の存在を検出できる。すなわち、図2に示す
ように、焦電型センサ4の検知エリア21が広くなる。
しかし、焦電型センサ4は、人体からの遠赤外線を効率
よく集光するために、多分割されたレンズ(図示を省
略)又はミラー(図示を省略)を用いているので、検知
エリア21内で人体の存在を検出する部分が粗くなる。
しかも、一定以上の大きさの人体の存在や、一定以上の
速さで移動する人体の存在を検出する。
【0022】測距センサ5は、赤外線発光LED(Ligh
t Emitting Diode)と、PSD(Position Sensitive D
evice)とを備えている。なお、赤外線発光LEDとP
SDとは、図1中に示されていない。測距センサ5は、
赤外線発光LEDからの赤外線の反射光をPSDで受光
すると、この反射光の位置ずれから、このセンサと反射
位置との距離を測定する。すなわち、測距センサ5は、
人が存在しないときの距離と、人が存在するときの距離
とを比較し、これらの距離情報の変化に基づいて人体の
存在を検出する。したがって、測距センサ5は、赤外光
の反射を利用しているので、測距センサ5による距離検
出は、狭い範囲でしか行われない。すなわち、図2に示
すように、測距センサ5の検知エリア22は、焦電型セ
ンサ4に比べて狭くなる。
【0023】測距センサ5のこのような作動は、制御回
路3からの制御出力により制御される。すなわち、測距
センサ5は、制御回路3から「H(ハイ)」の制御出力
を受け取ると、赤外線発光LEDから赤外線を発光し
て、人体の存在を検出することが可能な作動状態にな
り、制御出力が「L(ロー)」のときに、作動停止状態
になる。
【0024】タイマ6は、所定時間すなわち短時間を測
定する時間測定装置であり、制御回路3の制御で、リセ
ットされてスタートされる。
【0025】制御回路3は、焦電型センサ4及び測距セ
ンサ5の制御をする。制御回路3は、焦電型センサ4か
らの焦電型センサ出力と、測距センサ5からの測距セン
サ出力とから、人体の存在を検出して制御出力を生成
し、この制御出力を駆動回路2に送る。また、制御回路
3は、焦電型センサ4を常に作動させ、焦電型センサ4
が人体の存在を検出すると、測距センサ5を作動させる
制御をする。このとき、制御回路3は、焦電型センサ4
及び測距センサ5の出力に基づいて、タイマ6をスター
トさせる。
【0026】次に、この実施例1を用いてトイレの照明
をオン、オフさせる場合を例として、実施例1の動作を
説明する。ここでは、図3に示すように、人体検知装置
は、トイレの天井30に取り付けられていると共に、ト
イレの便器31の上方に取り付けられている。また、照
明器具32が負荷12として用いられている。
【0027】人体検知装置がトイレの天井30に取り付
けられたとき、人体検知装置の焦電型センサ4の検知エ
リア21は、トイレ内全体に及ぶ。また、測距センサ5
の検知エリア22は、便器31の周辺である。そして、
制御回路3の制御により、焦電型センサ4だけが常に作
動している。
【0028】このような状態の場合、人101がトイレ
を利用しようとするときには、図4,5に示す処理がさ
れる。すなわち、人101が、図6に示すように、時間
T1のときにトイレのドア30Aを開けて中に入ると、
焦電型センサ4が人101の存在を検出して(ステップ
S1)、「H」の出力を制御回路3に送る。なお、ステ
ップS1で焦電型センサ4が人体の存在を検出しないと
き、処理は元に戻る。
【0029】制御回路3は、この焦電型センサ出力によ
り、「H」の出力を駆動回路2及び測距センサ5に送
る。この制御出力により、測距センサ5が作動を開始
し、駆動回路2は、照明器具32の点灯を開始させる
(ステップS2)。
【0030】人101が時間T2で測距センサ5の検知
エリア22に入ると、測距センサ5が「H」の出力を発
生して制御回路3に送る(ステップS3)。この後、時
間T3で、人101が便器31の前で止まるか、便器3
1に腰を掛けると、焦電型センサ4が静止した人101
を検出しないので、焦電型センサ4の出力が「L」にな
る。しかし、「H」の測距センサ出力が既に制御回路3
に加えられているので、制御回路3は、「H」の出力を
駆動回路2に送り続ける。この制御出力により、駆動回
路2は、照明器具32の点灯を続させる。
【0031】人101がトイレから出るために時間T4
で動くと、焦電型センサ4が「H」の出力を制御回路3
に送る。このとき、制御回路3は、焦電型センサ4及び
測距センサ5の検出状態に基づいて、ケースA,B,C
の中のどれかを選択する(ステップS4)。
【0032】ここで、ケースAとは、次の状態である。
焦電型センサ4が最初の人体の検出状態になっても、続
いて測距センサ5が検出状態にならないことである。ケ
ースBとは、焦電型センサ4が検出状態になったとき、
続いて測距センサ5が検出状態になり、この後、測距セ
ンサ5が非検出状態になると、続いて焦電型センサ4が
検出状態になることである。このケースBが人101の
通常の行動として設定されている。また、ケースCと
は、焦電型センサ4が最初の検出状態になると、続いて
測距センサ5が検出状態になるが、このとき、測距セン
サ5が検出状態から一時的に非検出状態に変化すること
である。
【0033】ステップS1とステップS3で、焦電型セ
ンサ4と測距センサ5とは、人体の存在を検出してい
る。人101が時間T5で測距センサ5の検知エリア2
2外に出ると、測距センサ5が「L」の出力を制御回路
3に送り(ステップS3)、ステップS4でケースBが
選択される。この後、制御回路3は、時間T6で出力を
「L」にする。この制御出力により、駆動回路2は、照
明器具32を消灯させる(ステップS5)。
【0034】これにより、人101がトイレ内に居ると
きには、照明器具32が自動的に点灯し、トイレ内を明
るく保つことができる。また、人101がトイレから出
るときには、照明器具32が自動的に消灯する。
【0035】ところで、図7(a)に示すように、人1
01が測距センサ5に検出されないで、トイレから出る
ときや、図7(b)に示すように、人101が焦電型セ
ンサ4の検知エリア22内で静止するときがある。この
とき、図8に示すように、焦電型センサ4が時間T3で
出力を「L」にした後でも、測距センサ5の出力が
「L」の状態である。このときには、ステップS4で、
ケースAが選択される。この後、制御回路3は、タイマ
6のリセット及びスタートをする(ステップS6)。
【0036】そして、測距センサ5が人体の存在を検出
しないで(ステップS7)、焦電型センサ4も同じく検
出しないとき(ステップS8)、タイマ6がタイムアッ
プになると(ステップS9)、制御回路3は、測距セン
サ5の作動を停止させて、照明器具32を消灯させる
(ステップS5)。
【0037】なお、ステップS7で、測距センサ5が人
体の存在を検出すると、処理は、ステップS3に戻り、
ステップS8で、焦電型センサ4が人体の存在を検出す
ると、処理は、ステップS6に戻る。
【0038】これにより、図8に示すような出力が発生
しても、図7(a),(b)に示すように、人101が
トイレ内に居る可能性があるので、照明器具32が直ち
に消されることがない。
【0039】また、図9に示すように、便器31に座っ
た人101が体を動かして、測距センサ5の検知エリア
22から外れることがある。このとき、図10に示すよ
うに、時間T8から時間T9の間に、測距センサ5の出
力が「L」になる。このときには、ステップS4で、ケ
ースCが選択される。この後、測距センサ5が検出状態
(ステップS10)、または、焦電型センサ4が検出状
態になるまでステップS10とこれに続くステップS1
1を繰り返す。
【0040】なお、ステップS10及びステップS11
で、測距センサ5及び焦電型センサ4が人体の存在を検
出すると、処理は、ステップS3に戻る。
【0041】これにより、図10に示すような出力が発
生しても、図9に示すように、人101がトイレ内に居
る可能性があるので、照明器具32が直ちに消されるこ
とがない。
【0042】このように、実施例1は、焦電型センサ4
と測距センサ5とを用い、焦電型センサ4が検出状態に
なり、続いて測距センサ5が検出状態になり、この後、
測距センサ5が非検出状態になり、続いて焦電型センサ
4も非検出状態となると、人101がトイレから出たと
判断し、直ちに照明器具32が消灯されるので、電気を
節約し経済的になる。
【0043】また、トイレ内に人101が居るとき、照
明器具32が自動的に点灯され、トイレ内が明るく保た
れる。このとき、焦電型センサ4が人101を検出した
後に、測距センサ5が作動するので、測距センサ5の赤
外線発光LEDの寿命を延ばすことができると共に、電
力の消費を抑えることができる。
【0044】さらに、焦電型センサ4と測距センサ5と
を使い分けているので、トイレ内に人101が居るかど
うかが確実に検出できる。
【0045】なお、この実施例では、能動型センサとし
て測距センサ5を用いたが特にこれに限定されることな
く、例えばPSDの代わりにフォトダイオードやフォト
トランジスタを用いた能動型センサでもよい。このとき
には、反射光の有無を調べて人体の存在を検出する。
【0046】また、赤外線反射型の能動型センサではな
く、超音波を用いた能動型センサでもよい。このときに
は、反射波の有無を調べて人体の存在を検出したり、反
射時間から距離を調べてもよい。
【0047】さらに、実施例の動作では、負荷12とし
てトイレの照明器具を用いたが、特にトイレや照明器具
に限定されない。例えば、換気扇、空調機、各種の警報
装置などを負荷12として用いてもよい。
【0048】[実施例2]図11は、この発明の実施例
2を示すブロック図である。実施例2の人体検知装置
は、実施例1にタイマ7を付加したものである。
【0049】タイマ7は、所定時間すなわち短時間を測
定する時間測定装置であり、制御回路3の制御で、リセ
ットされてスタートされる。
【0050】この実施例2は、次のように動作する。こ
こでも、図3に示すように、トイレの照明をオン、オフ
させる場合を例とする。
【0051】人101がトイレを利用するときには、図
12,13に示す処理がされる。すなわち、人101
が、図6に示すように、時間T1のときにトイレの中に
入ると、実施例1と同じようにステップS21,22,
23の処理が行われる。
【0052】人101がトイレから出るために時間T4
で動くと、焦電型センサ4が「H」の出力を制御回路3
に送る。このとき、制御回路3は、焦電型センサ4及び
測距センサ5の検出状態に基づいて、ケースA,B,C
の中のどれかを選択する(ステップS24)。
【0053】ここで、ケースA,Cは、実施例1と同じ
状態である。
【0054】ケースBとは、焦電型センサ4が検出状態
になったとき、続いて測距センサ5が検出状態になり、
この後、測距センサ5が非検出状態になると、続いて焦
電型センサ4が検出状態になることである。このケース
Bが人101の通常の行動として設定されている。しか
し、ケースBでも、次のようなことが発生する可能性が
ある。例えば図14に示すように、焦電型センサ4の出
力が、時間T11で「H」になり、時間T12で再び
「L」になることがある。そして、時間T11と時間T
12との間に、すなわち短時間の間に、測距センサ5の
出力が「L」になる。この後で、測距センサ5が時間T
13で再び「H」になる。このような変化もケースBに
含まれる。
【0055】ステップS21とステップS23で、焦電
型センサ4と測距センサ5とは、人体の存在を検出す
る。したがって、ステップS24でケースBが選択され
る。制御回路3は、タイマ7のリセット及びスタートを
する(ステップS25)。このとき、測距センサ5は、
「L」を出力している。
【0056】この後、測距センサ5が「H」を出力しな
いで(ステップS26)、焦電型センサ4が「L」の出
力を発生し(ステップS27)、タイマ7がタイムアッ
プになると(ステップS28)、制御回路3は、測距セ
ンサ5の作動を停止させて、照明器具32を消灯させる
(ステップS29)。このとき、タイマ7の時間を越え
る連続した焦電型センサ4の「H」出力の後で「L」を
出力すると、ステップS29に進む。また、タイマ7の
時間を越えずに焦電型センサ4が「L」を出力したとき
(時間T11,T12のとき)は、ステップS23に戻
る。
【0057】なお、ステップS24でケースAが選択さ
れると、実施例1と同じようにステップS30〜ステッ
プS33の処理が行われ、ステップS24でケースCが
選択されると、実施例1と同じようにステップS34,
35の処理が行われる。
【0058】このように、実施例2は、焦電型センサ4
と測距センサ5とを用い、さらに、タイマ6,7を用い
て、焦電型センサ4が検出状態になり、続いて測距セン
サ5が一時的に非検出状態になっても、人101がトイ
レ内に居ると判断し、測距センサ5が作動状態に保たれ
るので、人101の検出が確実に行われる。
【0059】また、焦電型センサ4及び測距センサ5が
所定時間以上、非検出状態になると、人101がトイレ
内に居ないと判断し、照明器具32を消灯するので、電
気の節約ができる。
【0060】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によ
り、受動型センサが検出状態に変わった後で、能動型セ
ンサが検出状態になり、この能動型センサが再び非検出
状態に変わると、制御手段がこの能動型センサを作動停
止状態にするので、能動型センサの作動状態の時間を短
くし、能動型センサの寿命を延ばすことが可能になる。
【0061】また、能動型センサが検出状態のときに、
この検出状態が一時的に非検出状態変わっても、制御手
段が能動型センサを作動状態に保つので、人体の存在検
出が確実にできる。
【0062】また、この発明は、受動型センサが人体の
存在を検出した後で、能動型センサが作動するので、能
動型センサの寿命を延ばすことを可能にする。
【0063】さらに、この発明は、人体からの放射熱を
焦電型センサで利用しているが、微分型であるために、
または、静止する人体の検知には利用していないので、
近くの熱源による誤動作を防ぎ、人体の存在の検出精度
を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】焦電型センサ及び測距センサの検知エリアを示
す図である。
【図3】人体検知装置をトイレに取り付けたときの状態
を示す図である。
【図4】実施例1の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図5】実施例1の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【図6】実施例1の処理の流れを示すタイムチャートで
ある。
【図7】トイレが使用される様子を示す図である。
【図8】図7の使用状態を示すタイムチャートである。
【図9】トイレが使用される様子を示す図である。
【図10】図9の使用状態を示すタイムチャートであ
る。
【図11】この発明の実施例2を示すブロック図であ
る。
【図12】実施例2の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図13】実施例2の処理の流れを示すフローチャート
である。
【図14】トイレの使用状態を示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
3 制御回路 4 焦電型センサ 5 測距センサ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ定められた第1検知エリアを
    移動する人体の存在を検出する受動型センサと、 前記第1検知エリア内であって、前記第1検知エリアよ
    り狭い第2検知エリアで静止する人体の存在を検出する
    能動型センサと、 前記受動型センサの検出出力により前記能動型センサを
    作動状態にし、前記能動型センサの出力が検出状態から
    非検出状態に変わったとき、前記能動型センサを作動停
    止状態にすることにより、前記受動型センサ及び前記能
    動型センサの検出出力に基づいて人体の存在を検出する
    制御手段とを有することを特徴とする人体検知装置。
  2. 【請求項2】 あらかじめ定められた第1検知エリアを
    移動する人体の存在を検出する受動型センサと、 前記第1検知エリア内であって、前記第1検知エリアよ
    り狭い第2検知エリアで静止する人体の存在を検出する
    能動型センサと、 前記受動型センサの検出出力により前記能動型センサを
    作動状態にし、前記能動型センサの出力が検出状態のと
    きに、一時的に前記検出状態が非検出状態に変わって
    も、この非検出状態の間を人体の存在検出とすることに
    より、前記受動型センサ及び前記能動型センサの検出出
    力に基づいて人体の存在を検出する制御手段とを有する
    ことを特徴とする人体検知装置。
  3. 【請求項3】 前記受動型センサは、人体からの赤外線
    に基づいて人体の存在を検出する焦電型センサであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の人体検知装置。
  4. 【請求項4】 前記能動型センサは、測定した距離の変
    化に基づいて人体の存在を検出する測距センサであるこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3記載の人体検知装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105927946A (zh) * 2016-05-03 2016-09-07 肖梦春 一种人体存在侦测系统及侦测人体存在状况的方法
CN109724642A (zh) * 2017-10-27 2019-05-07 发那科株式会社 具备多个传感器的物体监视装置

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CN109724642A (zh) * 2017-10-27 2019-05-07 发那科株式会社 具备多个传感器的物体监视装置
CN109724642B (zh) * 2017-10-27 2021-07-13 发那科株式会社 具备多个传感器的物体监视装置

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